【クイズ】この動物の鳴き声、海外ではなんて表現されてる?

日本では犬の鳴き声は「ワンワン」、猫の鳴き声は「ニャーニャー」というのが一般的です。しかし、海外では日本語とは少し異なった表現をしており、共感できるものもあれば、疑問に感じるものもあるかもしれません。

そこで今回は、海外での動物の鳴き声をクイズ形式でご紹介していきます。日本との違いや、似ている点なども考えながら解いてみてください。

それではさっそく、動物の鳴き声クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 その鳴き声を、タイ語では「フォンフォン」、英語では「バウワウ」と表現される動物は何?
正解です!
不正解です!
正解は「犬」です。
タイ語では「hoang hoang(フォン フォン)」、英語では「bow wow(バウ ワウ)」と表記し、どちらも犬の鳴き声を表しています。犬の鳴き声だとわかった上で改めてみると、どちらもなんとなくそんな気がしますよね。

ちなみに、中国では「wang wang(汪汪、ワン ワン)」といい、日本と同じような音で表します。
Q.2 その鳴き声を、ドイツ語では「クヴィーク」、英語では「スクイーク」と表現される動物は何?
正解です!
不正解です!
正解は「ネズミ」です。
文字列だけでは少し難しいかもしれませんが、どちらもネズミの鳴き声を表しています。

英語の「squeak」には「きしむ、キーキーと音を立てる」などの意味があり、声に出して発音してみると、少しネズミっぽく聞こえるかもしれません。
Q.3 その鳴き声を、英語では「トゥイー トゥイー」と表現される動物は何?
正解です!
不正解です!
正解は「鳥」です。
英語では鳥の鳴き声を表す動詞として「tweet」という言葉があり、実はこれはSNSのツイッターと同じ語源です。気楽に文章を呟く様子を鳥のささやきに喩えているということですね。そう考えると、ツイッターのつぶやきも少し可愛らしく見えてくるかもしれません。
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癒しや安らぎが得られる!アニマルセラピーの種類と効果とは?

皆さんは、アニマルセラピーという言葉を聞いたことがありますか? 人間は動物との触れ合いによって心が癒されるというのはご存知かと思います。近年、外出自粛の影響でペットを飼う人が増えるなか、アニマルセラピーという言葉を耳にする機会が多くなった方もいるでしょう。しかし、どんなものなのかをご存知な方は少ないのではないでしょうか。 今回は、アニマルセラピーの種類と効果についてご紹介していきます。

アニマルセラピーとは

アニマルセラピー,心理学,動物介在,コミュニケーション 「アニマルセラピー」とは動物を用いた心理療法(セラピー)の一種で、世界各地で行われている科学に裏付けされた心理療法です。医療や介護、教育の現場などで活用されており、人と動物の触れ合いを通して症状の緩和・改善を目的に活用されています。 アニマルセラピーは大きく分けて以下の3種類があります。

動物介在活動(Animal Assisted Activity)

ボランティアなどを通して生活の質(QOL)や情緒的な安定を目的として行われる活動。 日本においてアニマルセラピーといえばこちらの意味が一般的で、医療従事者は介入しません。

動物介在療法(Animal Assisted Therapy)

病気や症状の治療を目標として医療従事者が主導し、動物を介在させて行う医療行為。 日本以外の国では、アニマルセラピーといえば一般的にこちらのことを指します。患者の状態に合わせて治療目的を設定して、心や身体、社会的機能の向上を目指します。

動物介在教育(Animal Assisted Education)

動物の育成などを通して、命の大切さや社会性、協調性、思いやりの心などを子供たちに学ばせる活動。 例としては、情操教育の一部としてペットを飼ったり、小学校で動物を飼うなどが該当します。

アニマルセラピーの歴史

アニマルセラピー,心理学,動物介在,コミュニケーション アニマルセラピーの起源は古く、古代ローマ時代に傷ついた兵士のリハビリに乗馬を用いたことだとされています。 現代的なアニマルセラピーの始まりは18世紀末で、イギリスのある施設において、動物を飼育することで精神障害者の治療効果が上がったという報告も存在します。 精神分析で有名な心理学者のフロイトは、患者の緊張を抑えるために、飼っていたチャウチャウを患者の傍で座らせていたことは有名でしょう。このようにアニマルセラピーは海外を中心に発展してきた心理療法であり、海外では動物介在活動だけでなく、動物介在療法も積極的に利用されてきました。

日本におけるアニマルセラピー

日本へは1970年代にドイツから乗馬療法が紹介されたのが始まりです。 日本におけるアニマルセラピーの歴史は浅く、長期の闘病や家族と離れて暮らさなければならない人の心に寄り添うことを目的とした動物介在活動を主としています。 動物介在療法の普及が遅れている理由としては、ペット同伴が可能な場所が少ないことや、飼い主のマナー意識がまだまだ低く、社会の理解を得られ辛いことなどが考えられます。

アニマルセラピーで得られる2つの効果

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1. 心理的効果

心理学や医学の世界では、幸福感の増大・孤独感の減少・ストレス軽減など、動物との関わりは人間に対して一定の癒し効果があることは昔から知られおり、それは「無条件の愛」を参加者に与えてくれるからと言われています。 動物は参加者が何者であるかに関係なく接してくれます。参加者は動物の前ではありのままの自分になることができ、その状態を受け入れてもらえることに喜びを感じます。 荒んだ心を穏やかにしたり、心を閉ざした人の心を開いたりと、動物は人間の心を癒して生きる希望を与えてくれるほか、身体の治療を目的とした癒しももたらしてくれます。

2. 社会的効果

動物を介してコミュニケーションを取ることができます。参加者同士や、家族・医療従事者との会話が増え人間関係が円滑になります。 特に、病院や介護施設を長く利用している方や、生き辛さを感じている参加者にとって、治療や世話を受ける側からブラッシングや散歩をしてあげる側になれる時間・経験は、前向きな気持ちになる動機づけになります。

アニマルセラピーを受けられる場所・施設

アニマルセラピー,心理学,動物介在,コミュニケーション 海外と比べるとまだあまり普及しているとは言えませんが、アニマルセラピーへの注目が高まるとともに、少しずつ取り入れる病院や老人ホームが増えてきました。

病院

長期入院をしている患者や、リハビリを必要とする患者に「動物の世話をする」という目的を与えることで、生きる希望を持たせたり、作業を通してリハビリを促したりします。 また、ターミナルケアの現場で活用されることもあります。

老人ホーム・グループホーム

高齢化が進む日本ではアニマルセラピーの認知症予防・改善効果に注目し、老人ホームやグループホームへの導入が広まっています。孤独な気持ちになりがちなホーム生活で、定期的なセラピードックとの接触は気持ちが前向きになり、やる気や意欲を高めてくれます

まとめ

アニマルセラピー,心理学,動物介在,コミュニケーション ペットを飼っている方は、アニマルセラピーの効果について共感できるところも多々あるでしょう。動物には不思議な力があり、大切な存在が私たちを癒してくれるというのはとても幸せなことです。 日本におけるアニマルセラピーは海外と比べると普及が遅れていますが、高齢者の健康増進効果を期待され、アニマルセラピーの導入が広まっていく流れが出来上がりつつあります。今後さらに人と動物の距離が近くなり、お互いに癒せる関係になれるといいですね。

寒い地域に住む動物の体は大きい?動物に関わる4つの法則を解説!

ペットを飼っている皆さんは、大きい動物は寒さに強く、小さい動物は寒さに弱いと、なんとなく思ったことはありませんか? 動物に関わる法則はたくさんありますが、今回は身近なペットにも関わる興味深い4つの法則について解説してきます。少し難しい話題かもしれませんが、ペットや周りの動物のことを思い浮かべながら読んでみてください。

ベルクマンの法則

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「恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する」
ドイツの生物学者クリスティアン・ベルクマンが発表した法則です。 北極に生息しているホッキョクグマは大きく、熱帯に生息するマレーグマは小さいなど、クマを例に挙げて説明されることが多いです。

なぜ?

恒温動物は体温を一定に保つために、体内で生産した熱を体表から放出しています。そして、熱の生産量は体重にほぼ比例し、熱の放出量は体表の面積にほぼ比例します。 例えば、体長が2倍になると、熱の生産量は8倍になりますが、熱の放出量は4倍にしかなりません。つまり、体が大きくなるにつれて熱を放出する割合が減るため、寒い地域の動物は体を大きくして体温を維持しているということです。

犬や猫にも当てはまる?

大型の犬や猫を思い浮かべてみてください。その犬や猫の多くは、寒い地域が原産であるはずです。一方で、体が小さいことで知られるチワワやシンガプーラはそれぞれ、メキシコとシンガポールという暑い地域原産の犬や猫です。 体の大きい犬や猫が暑さに弱いのは、体内の熱を放出しづらいという理由がありました。そのため、夏や冬は特に温度管理に注意してあげましょう。
注意 犬や猫の多くは人の手が加わって人工的に生まれたものであり、必ずしもこの法則に当てはまるわけではありません。特に、短頭犬種は体が小さくても別の理由で暑さに弱いことで知られています。 体が大きいから寒さに強い、体が小さいから寒さに弱いと安直に考えるのではなく、その犬種や猫種にあった生活環境を整えてあげてください

アレンの法則

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「恒温動物において、同じ種の個体、あるいは近縁のものでは、寒冷な地域に生息するものほど、耳、吻、首、足、尾などの突出部が短くなる」
1877年にジョエル・アサフ・アレンが発表した法則です。キツネ類などでよく見られ、砂漠地帯に生息するフェネックは耳が非常に大きく、ホッキョクギツネは耳が丸くて小さいことからもよくわかります。

なぜ?

こちらもベルクマンの法則と同様に体温維持に関係があります。 耳などの尖った部分は体表面積を大きくし、体内の熱の放熱量が増加します。そのため、寒い地域に生息する動物は放熱量を減らすために突出部が少なく、温かい地域に生息する動物は放熱量を増やすために突出部が大きくなると考えられます。

どんな動物に見られる?

ウサギの耳やサルの尻尾もアレンの法則の代表的な例として有名です。 犬や猫ではまだはっきりとわかっていないことが多く、また、人工的な手が加わっていることから一概には言えませんが、先ほどのベルクマンの法則のところでも紹介したチワワやシンガプーラはピンッと立った大きな耳が特徴であることから、アレンの法則が成り立つ場合もあるかもしれません。 なお、ベルクマンの法則とアレンの法則はほぼ同じ理由によるため、両方の特徴が同時に出現する動物も珍しくありません。

グロージャーの法則

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「哺乳類・鳥類については、寒く乾燥した地域に住んでいる生き物の方が、温かく湿度の高い地域に住んでいる生き物よりもメラニン色素が少なく明るい色をしている傾向がある」
寒く乾燥した地域に住む動物は色が明るく、赤道に近い高湿度の熱帯地域では暗い色が多いという法則で、ドイツの動物学者グロージャーが、居住している地域と鳥類における羽色の関係を指摘したのが最初です。

なぜ?

これは日光を浴びる量が関係していると考えられています。暖かい地域では年間を通して日光をたくさん浴びますが、浴びすぎると体に悪影響を及ぼします。それを防ぐために、メラニンなどの色素が作られると、体表の色が濃くなるということです。

ヒトや鳥によく見られる

グロージャーの法則をもっとも身近に感じられるのが、ヒトの皮膚の色でしょう。暖かい地域出身の人は皮膚の色が濃く、寒い地域出身の人の皮膚の色は薄いです。 また、鳥にもよく見られ、日本に生息しているシジュウカラは、南に住むものほど黒い羽根の色をしており、北の方に住むシジュウカラと同種とは思えないほどの色の違いがあります。

フォスターの法則

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「島嶼(とうしょ)部においては、大型動物は小さくなり、小型動物は大きくなる」
J・ブリストル・フォスターにより提唱された法則で、「島嶼(とうしょ)化」とも呼ばれます。

なぜ?

生物の流入が起こらない島の環境では、大型動物の場合、少ないエサで体を維持できるよう小さな個体が生き残ったと考えられます。一方で、小型動物の場合は、捕食者が少ないことから逃げるための小さな体は必要なく、一部の動物は巨大化したと考えられます。

どんな動物で見られる?

フォスターの法則の代表例としてよく挙げられるのが、コモド島に生息するコモドオオトカゲです。トカゲと聞くと手のひらサイズの小さな動物を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、コモドオオトカゲは全長200〜300cm、体重約70kgもあります。 また、ロシアのウランゲル島という島で発見されたマンモスは、他の地域のマンモスが6トンほどなのに対し、2トン程度しかなかったと考えられています。

まとめ

犬,猫,ペット,法則,生物 今回は、動物に関係する生物学的な法則について解説しました。もちろん、例外はたくさんありますので、すべての動物に当てはまるわけではありません。 しかし、このような法則を知っておくことで、また違った視点で犬や猫、他のペットや動物を見ることができるかもしれません。ぜひ、一度考えてみてはいかがでしょうか?

病気の可能性もある?インコが片足立ちをする4つの理由

インコを飼っていると、インコが片足立ちをする姿を見ることがあるかもしれません。 フラミンゴはよく片足立ちをする鳥として有名ですが、インコはなぜ片足で立つのでしょうか? 今回の記事では、インコが片足立ちをする理由と、それぞれに対する適切な対処法を、大きく4つに分けてご紹介します。

インコが片足立ちをする様子

インコが片足立ちをする姿を見たことがないという方は、まずは動画でその様子を確認しましょう。 フラミンゴなど、長い足の鳥に比べるとわかりにくいですが、よく観察しているとしっかりと足をあげていることが分かるでしょう。
引用:YouTube “Why Does Budgie Stand On One Leg?” by Blueberry and Precio https://youtu.be/vNv4VWCW1Bc?t=13

インコが片足立ちをする理由①体温維持

インコ,片足立ち,理由,怪我,病気 インコの体温は40~41℃と高く、これを維持するために鳥の身体は羽毛で覆われています。 寒くなると、羽毛からむき出しになった足から冷えてしまうため、片足で立ってもう片方の足を羽毛にしまう様子が見られます。人間が寒い日にポケットに手を突っ込むようなイメージです。 片足を羽毛にしまい、さらに丸くうずくまって体を羽毛で守っているような様子が見られたら、インコが寒さを感じているサインだと考えましょう。
<適切な対応> 少し寒い程度なら問題ありませんが、ずっと寒そうにしているようなら、部屋の温度を上げた方が良いでしょう。寒くなりすぎると低体温症になってしまうので、注意が必要です。 そうはいっても、インコは特別寒さに弱いわけではないので、あまり神経質にならず、15℃程度の人間が少し寒いと感じる程度の温度までなら大丈夫です。

インコが片足立ちをする理由②リラックスしている

インコ,片足立ち,理由,怪我,病気 リラックスをしているときや寝る前、遊んでいるとき、おしゃべりを楽しんでいるときなどに片足立ちをするインコもいます。 リラックスしているときは活動量が落ちて体温が下がりやすいため、①と同様に、体温が下がらないように片足をしまいます。 寝ている間に体温が下がらないよう、片足立ちのまま眠ってしまうインコもいるようです。
<適切な対応> リラックスしている状態なので、そのままそっとしておいてあげましょう。

インコが片足立ちをする理由③怪我をしている

インコ,片足立ち,理由,怪我,病気 インコの足は細く、ちょっとしたことで捻挫や骨折をしてしまいやすい部位です。 足の怪我が痛むと、立っているのが辛いので片足立ちになることがあります。 次のような様子が見られたら、足を怪我している可能性があります。
  • 足から血が出ている
  • 歩き方がおかしい
  • 片足を常に上げている
  • 片足立ちになるが、羽毛に足をしまわない
<適切な対応> 足に違和感を感じたら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。飼育を始める前に、インコを診てくれるかかりつけ医をあらかじめ探しておくことが重要です。 また、足から出血しているようであれば、応急処置として清潔なガーゼで止血を行います。怪我をしないように、インコが安全に過ごせる飼育環境を見直しましょう。

インコが片足立ちをする理由④病気にかかっている

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バンブルフット

バンブルフットとは、足の裏が腫れたり、タコができた状態のことを言います。 止まり木が不衛生なことが原因の細菌感染だけでなく、肥満によって足の負担が大きくなったことでも起こります。 止まり木にフンがついたままの不衛生な状態や、インコの免疫力が低下しても起こります。インコが片足立ちをしており、足の裏が赤くなっている場合は、バンブルフットになっているのかもしれません。
【適切な対応】 食べ過ぎで肥満にならないように注意しましょう。また、止まり木についたフンなどはきれいに拭き取り、清潔な環境を保ちましょう。

痛風

痛風は、肝機能の低下によって体の節々に痛みが出る疾患です。 インコの場合、指の関節に白い発疹が見られたり、腫れたりします。 治療は、痛風治療薬、ビタミン、ミネラルの投与により、痛みを和らげて症状の進行を抑えます。
<適切な対応> インコの関節が白く腫れていたり、出血等の外傷がないのに片足を上げていたら、重症化する前に早期発見・早期治療に繋げることが肝心です。 また、予防には腎臓の機能を健康に保つことが有効です。具体的には、新鮮な水を十分に与え、野菜などでビタミンをたっぷり補給させ、たんぱく質は取りすぎないように注意しましょう。

疥癬症(かいせんしょう)

トリヒゼンダニというダニが原因で、足の他にもくちばしや目の周りの皮膚の皮が剥け、かゆみが出ます。症状が進行すると、爪や足が変形することもあります。 片足立ちの他にも、他の部位の湿疹や食欲不振などの症状が現れたら、早めに動物病院に連れて行きましょう。
【適切な対応】 早めに気づいて、動物病院で診察を受けましょう。 日頃からインコの様子をよく観察することで、インコの異変に気づいてあげましょう。

まとめ

インコ,片足立ち,理由,怪我,病気 インコが片足立ちをする理由として、「体温維持」「リラックス」「怪我」「病気」の4つをご紹介しました。 あまり心配しなくて良い場合も多いですが、常に片足立ちをしていたり、具合が悪そうにしている様子が診られたら、怪我や病気の可能性があります。異変に気付いたら、早めに動物病院を受診しましょう。

インコやオウムの鉛中毒とは?誤飲時の症状や予防策について知ろう

鉛中毒は、インコやオウム、文鳥など、どのような鳥にも起こりうる病気です。 鉛以外にも、亜鉛や銅も重度の金属中毒となる恐れがあり、命に関わるため予防が大切です。 鉛は日常的に使われているものに含まれており、室内飼いの鳥でも気づかないうちに口にしてしまう危険性があります。 今回は、鳥の鉛中毒について、その症状や中毒金属が含まれる日用品、予防策をご紹介します。

鉛中毒とは?

鳥,インコ,オウム,鉛中毒 鉛中毒とは、鉛を摂取することで発症する中毒症状です。 経過が早く、悪化すると最悪死に至るほか、完治後も後遺症が残ることもあります。 野生では、狩猟に使われる鉛の銃弾を野鳥が口にしてしまい、中毒になることがあります。 2000年前後の日本では、狩猟された鹿が放置されることで、ワシが肉と一緒に鹿の体内に残っていた銃弾を飲み込み、鉛中毒になって死んでしまうケースが多発していました。 野生の鳥だけではなく、室内で飼っている鳥も、放鳥中に日用品に含まれる鉛を口にしてしまい中毒になることが多いです。 鉛以外にも、亜鉛と銅も同じように重度の中毒症状を示すため、合わせて金属中毒と呼ばれることもあります。

なぜ鉛を飲み込んでしまうのか?

鳥は消化を促進するために、適度な大きさの小石や砂を飲み込み、砂嚢という胃の後方部分に溜め、食物をすりつぶす習性があります。 そのため、鳥には小石くらいの大きさの硬い物質を飲み込みやすい特徴があります。 また、鳥は光るものに興味を示すことも原因とされています。

鉛中毒の症状

鳥,インコ,オウム,鉛中毒 鉛中毒は、好奇心旺盛なオカメインコやセキセイインコなどのインコ類に発生しやすい傾向がありますが、どのような鳥でも起こる病気です。 鉛中毒になってしまった場合、以下のような症状が見られます。
  • 突然の嘔吐
  • 突然の元気消失
  • 止まり木からの落下
  • 食欲低下
  • 多飲
  • 緑色の排泄物
  • 下痢
  • 黄疸
  • 呼吸困難
  • 痙攣
  • 頭部下垂(前屈みの姿勢)
  • 旋回
飲み込んだ量や金属の種類によって症状は異なりますが、目に見えてわかる症状が多いです。 鉛中毒は、発見・治療が数日でも遅れれば命に関わる病気です。経過が早いため、何か異変を感じたらすぐに病院に連れていくことをおすすめします。
鉛中毒の治療では、キレート剤と呼ばれる解毒剤を注射します。鉛中毒が疑われる場合は、病院に解毒剤が置いてあるかどうか、事前に確認すると安心です。

日常にある鉛・亜鉛・銅が含まれるもの

鳥,インコ,オウム,鉛中毒 鳥の中毒を発症する鉛・亜鉛・銅は、さまざまな日用品に含まれています。

【鉛を含んでいる可能性のあるもの】

  • カーテンウェイト
  • はんだ付けに使われるはんだ
  • 釣り道具のおもり
  • メッキされたアクセサリー(ストラップ、ペンダント、ブレスレットなど)
  • 塗料
  • 電球の基部
  • 金網
  • ステンドグラスのつなぎに使う鉛
  • ワイン瓶の金属箔
特に、裾に鉛の粒が縫い込んであるタイプのカーテンウェイトは気がつきにくく、また、鳥が口にしやすい高さにあるため注意が必要です。

【亜鉛を含んでいる可能性のあるもの】

  • 亜鉛メッキのケージや鈴
  • 塗料
  • 日焼け止めクリームや化粧品
  • 5円玉、10円玉、500円玉

【銅を含んでいる可能性のあるもの】

  • 銅線ケーブル
  • 銅鍋
  • 仏像
  • 1円玉以外の硬貨
このように、鳥が中毒になる金属(鉛、亜鉛、銅)は日常的に使われているため、全てを排除するわけにはいけません。では、どのように予防策をとれば良いのでしょうか?

鉛中毒の予防策

鳥,インコ,オウム,鉛中毒 鉛中毒は経過が早く命に関わるため、予防が非常に大切です。 次のような対策を取って、鳥を金属中毒から守ってあげましょう。

1. 放鳥中の注意

鳥が鉛を口にしてしまうのは、放鳥中が多いです。 放鳥する部屋の金属製品をチェックし、鳥が直接触れられないようにしましょう。 特に、鳥のお気に入りの場所には、金属製品を置かないことをおすすめします。 加えて、放鳥中は金属を口にしないように、常に見てあげるようにしましょう。 中毒になる金属だけでなく、人間の食べ物などの誤飲の防止にもなります。

2. ケージ内の注意とケージの状態確認

ケージ内にも、鉛などが含まれる金属製のものは置かないようにしましょう。 ケージをかじる鳥の場合は特に、ケージの塗料の成分も確認しておくと安心です。 また、ケージが老朽化すると、塗装やメッキが剥がれてサビが出てきますので、買い替えを検討してみてください。 ステンレス製のケージは、少し値段は張りますが、手入れがしやすくサビにくいため長持ちし、安全性が高いと言われています。
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まとめ

鳥,インコ,オウム,鉛中毒 鳥にとっては珍しくない鉛中毒。非常に危険な病気のため、予防と早期治療が大切です。 放鳥中は日常にある鉛などの金属に近づけず、目を離さないようにするほか、ケージの状態も確認しましょう。 そもそも室内には鳥にとって危険なものが多く、放鳥中は気をつけてあげましょう。鉛中毒について知ることでより意識を高め、鳥に安全な環境を作ってあげることができるのではないでしょうか。