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ねこ飼い方

【誤飲注意】もしも猫が変なものを食べてしまったら?

新井 美咲

好奇心旺盛な猫。そんなところが可愛いですよね。でも、そんな好奇心旺盛な性格が災いとなってしまい、時には危険に直面することがあります。

代表的な事故の一つが、異物を誤飲してしまうことです。みなさんは、ペットの猫がトイレットペーパーを食べてしまった、を食べてしまった、ガラスの破片を食べてしまったなどの事故は経験していないでしょうか?

今回は、猫が異物を食べてしまった際の症状対処法予防策をご紹介します。

変なものを食べて引き起こる症状


猫は食べ物を消化するのに通常10-24時間かかると言われています。
しかし、猫が口にしたものによっては、さらに長い時間の消化時間を要するか、もしくは消化できない場合があります。

また、食べ物を消化するために、食べたものは胃から腸へと流れていきます。その際に、食べたものが大きすぎると、消化管をスムーズに流れず消化管を傷つけてしまうことがあります。

それによって、痛みを伴った体調不良を引き起こす原因となります。

体調不良の症状


以下の体調不良の症状が見られる場合は、猫が異物を食べた可能性があります。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹部の痛みを示している
  • 食欲不振
  • 便秘気味だ
  • 無気力
  • 行動の変化
  • 唸り声

このような反応が見えたら、飼い主さんはご自分で解決しようとせず、すぐに獣医さんに相談しましょう。

糸が一番危険!


飼い主の皆さんは、お裁縫はしますか?お裁縫の後始末には細心の注意を払いましょう!特に針が付いている状態の糸は大変危険です。

猫が糸を飲み込むと、命に関わる症状が現れる場合があります。もし、糸を食べてしまったら、そのが下から胃へと降下し、体の中で糸が絡みついて取れなくなってしまう可能性があるのです。

最悪の場合は、体の中に入った針が体中を傷つけてしまう可能性があります。また、針が胃や腸などに貫通してしまう恐れもあります。

飼い主の皆さん、お裁縫などをするときは、ペットのいない部屋でやるようにしましょう。また、お裁縫が終わったら、針の本数が減っていないか確かめるどんな小さな糸でも放置しない。など、飼い主さんが気をつけましょう。

動物病院での診断方法


もし猫が異物を食べてしまった場合、すぐに動物病院に行くことをお勧めします。

動物病院に行くと、まずは、X線を使用して診断します。そのX線レントゲンをとり、体中を調べます。なんの異物が体に混入しているのか、どのような形なのかを調べます。思いもしなかったものが写ることがあるんです。でも、それは、私たち飼い主の不注意が招いた結果でもあります。きちんと、反省しましょう。

このような、異物の詳細体の中を調べることは、治療する際に重要な情報となります。

治療方法


治療にはいくつかの方法があります。

もし、猫が激しい嘔吐を繰り返していたり、痛みを示している場合、まずは痛みのコントロールをします。鎮痛剤などを使って痛みを取り除いてあげます。

ほとんどの場合は、獣医さんが嘔吐を誘発し、猫が自分で異物を嘔吐できるようにします。もしくは、口にチューブを挿入して、胃から異物を引き出す場合もあります。

また、大きいものを飲み込んでいたり、状況が切迫しているような最悪の場合は、手術で異物を取り除くこともあります。

自己判断をしない

ここで注意です!

飼い主の皆さん、決してご自分の判断で、猫に異物の嘔吐を誘発しようとしないでください。間違った判断での応急処置は、最悪のケースに繋がる可能性があります。

事故を防ぐには


猫が異物を食べてしまう事故を防ぐには、飼い主さんが普段から気をつけることが重要です。

  • こまめに掃除をする
  • 危険物は猫の手の届かない場所に置く
  • 猫が出入りできない部屋を作る
  • 危ないと思う作業は猫のいないところでやる

特に、キッチンなどのガラス食器が多く収納されている場所や包丁が置かれているところへの、猫の出入りにも気を使いましょう。私は、猫が出入りできない部屋を作り、裁縫等の危険な作業は、そこで行うことをおすすめします。どれだけ気を使ったとしても、落としてしまうことや失くしてしまうことがあるからです。

また、意外にも思われるかもしれませんが、猫用のおもちゃにも注意してください。猫が飲み込むことができない程度のサイズのおもちゃにする、細かな装飾が施されていないものを選ぶようにしましょう。

猫も子供と同じだから…


猫も人間の赤ちゃん同様、異物だと分からずに、なんでも口にしてしまいます。それは親の責任ですよね?猫の場合も同じです。私たち、飼い主が最善の努力をしなければなりません。

ですから、私たち飼い主普段の生活に注意を払うようにしましょう。そうすれば、事故の確率は減りますし、猫の健康も保たれるに違いありません。愛猫と平穏な日々を過ごすためにも。

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