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いぬおでかけ

愛犬と花火を見たい?その場合に備えておきたいこと

シェリー編集部

梅雨の時期に入り、もうすぐ暑い夏がやって来ます。夏は、楽しいイベントが盛りだくさんですよね。特に花火大会は夏の一大イベントといっても過言ではありません。

ただ、愛犬と花火を見る際には、注意が必要です。花火大会に一緒に連れて行くのは、やめたほうが良いでしょう。お家で一緒に見る場合にも注意が必要です。

今回は、「愛犬との夏の花火に向けて、備えておくべきこと」をご紹介します。

花火大会会場には、愛犬を連れて行かないこと


わたしたち人間にとって花火大会は、とても楽しい夏の一大イベントですよね。しかし、だからと言って犬にとっても楽しいイベントとは限りません。

花火大会会場は恐怖でいっぱい

人がとても多く大変混み合っており、犬にとって安全に過ごせる空間ではありません。

犬の聴力は、人間の4〜10倍あると言われています。花火の音は、私たち人間にとっても相当大きな音ですよね。犬にとっては、人間の耳で聞くよりもはるかに大きく聞こえており、時には恐怖を感じさせてしまいます

花火大会での事故

恐怖を感じた犬は、パニック状態になり、暴れてしまって突然走り出してしまうことがあります。毎年、花火大会の会場にいた犬が逃げ出し、事故に合うケースも発生しています。花火大会に連れて行ったがために、逃げだしてしまい、迷い犬となってしまう事故が多発するのもこの季節です。

また、花火に怯えた犬は、吠えて威嚇をすることもあります。犬の行動を制御できなくなってしまい、周りの人に迷惑をかけてしまう可能性もあります。

花火大会当日は、飼い犬は飼い主さんのお家に待機させてあげるのが良いでしょう。

愛犬との花火大会については、こちらに詳しく記載されております。

花火大会に犬を連れて行くのは危険!?その理由とは

大きな音に慣れさせる

動画を事前に見せる


室内に待機させてあげるだけでは、完全な対策にはなりません。事前に花火を覚えてもらい、大きな音に少しずつ慣れておく方がより効果的でしょう。そうすることで、犬の精神的不安定さを軽減させてあげることができると言われています。

大きな音である花火に慣れる手段としては、動画を見せることがベストです。愛犬に、花火の音を動画によって聞かせてあげることによって、花火とはどういうものなのかを知ることができます。そのため、再生時の音量は大きめで。

最初は、怯えたり、吠えて威嚇する様子を見せるかもしれません。そのような時は、優しく撫でるなどして気持ちを落ち着かせてあげましょう。動画を見て怯えてしまう場合は、動画を見せながらおやつをあげるのも良いでしょう。

長い時間をかけてゆっくりと


一回だけでなく何回も行うと効果的です。また、1日に何回も花火の動画を見せては、犬も疲れてしまいますし、ストレスが溜まってしまいます。長期間かけて定期的に見せてあげましょう。おおよそ1ヶ月以上の期間が目安です。

全国的に花火大会は7月と8月が多く開催されています。動画を見せることに特別な道具は必要ありませんので、今から少しずつ行うことをおすすめします。

近くに住んでいる場合は注意


花火大会会場の近くに住む方は、愛犬をより気遣う必要性があります。

先ほどもご紹介しましたが、犬は大きな音に弱く、恐怖で怯えたり、威嚇行動を示すことがあります。そのような行動を防ぐために、音に慣れさせてあげることも大事ですが、パニックになって逃げ出してしまわないよう、安全な場所で待機させてあげることも大切です。

花火が上がっている最中はなるべく窓を開けず、窓から遠ざけてあげるようにしましょう。網戸等もぶち破ってしまう可能性があるので、注意しましょう。

また、花火の音が入り込みにくい場所に移動させてあげるのも効果的です。例えば、広いクローゼットをお持ちの飼い主さんは、クローゼットに一時的に移動させてあげると音から身を防ぐことができます。また、浴室やトイレも効果的です。

そして、数分ごとに様子を見に行くなど、愛犬の様子に注意するようにしましょう。

本当に困ったら、薬という手段もある


中には、「毎年色々な方法を試しているけど、どうしても犬の威嚇行動や警戒行動が治まらない」「犬の威嚇行動がひどすぎる」という方もいらっしゃるかもしれません。

今まで紹介した方法が、すべての犬に効果的という訳ではありません。中にはとても敏感な犬もいますし、花火の爆音の感じ方は犬それぞれです。

最悪の場合に限るのですが、“投薬”という手段があります。

薬で一時的に気持ちを落ち着かせてあげる方法です。獣医さんに検査してもらって、処方してもらうことができます。しかし、今回のケースは病気で薬を処方してもらう訳ではなく、一時的な不安解消のためのお薬になります。

飼い主さんも薬の使用はできるだけ避けたい方が多いと思います。十分に検討した上で処方してもらうようにしましょう。

社会化も必要


もし、まだ幼い幼犬(生後2ヶ月から生後半年程度)を飼っている場合は、逆にこの音を聞かせる体験をさせてあげましょう

この期間は社会化期と言って、人間社会に適応する能力が最も身につきやすい時期です。それでも、怖がる可能性はありますので、音を聞かせる場合も、いきなり外に連れて行くのではなく、動画等で慣らしてあげた後に、部屋の中で聞かせてあげ、それにも慣れたら外でというように、徐々にレベルを上げていくようにしてください。音を聞かせながら、おやつを与えると、慣れてくれる可能性が高いです。

この時に、花火の音を経験することができ、それが何も怖いものではないということを理解させられれば、上記のように成犬になってから、花火の音で怖がる可能性がグンと下がります

犬を飼って最初にしたいことは社会化教育

夏を、愛犬と一緒に楽しく過ごそう!


飼い主さんも犬も、夏の日々を楽しく過ごすために、準備を万全にしておきましょう。

「犬も花火を楽しみたいはず!」と決めつけず、愛犬の気持ちを考えて、気遣える飼い主さんでありたいですね。

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