
【ペットフレンドリー】進化するアメリカの職場、ペットと共に働ける環境とは?
お仕事をされている皆さんは、ペットが家で何をしているか気になりませんか?危ないことをしていないか、事故はないか、等など。
あなたが飼っているペットと一緒に出勤できたらいいのに、と思ったことはありませんか?アメリカには、ペットフレンドリーと呼ばれる考え方が一般的なのはご存知でしょうか?
今回はそんなアメリカ、ニューヨークのペットトレンドを紹介します。
アメリカ大都市で浸透する、”ペットと一緒に通勤”という考え
最近では、特にニューヨーク市の職場にペットを連れてくるのが一般的です。
大手企業、Google、Mashable、Amazonなどでは”Pet Friendly(ペットフレンドリー)”と呼ばれる方針があります。
ペットフレンドリーのメリット
ここでご紹介するように、ペットフレンドリーには、たくさんのメリットがあります。
仕事の疲れやストレスを軽減させる
愛犬、愛猫と一緒に仕事ができるって幸せですよね。ちょっと一息つきたい時や休憩時間に、ペットに癒されちゃうわけです。
仕事もはかどっちゃいますよね。
ペット好きな仲間が職場で見つかる
それから、職場での会話も増えること間違いなしです。
アメリカの研究ではとても面白い研究結果が出ています。
ある研究では、犬と一緒にグループワークをしたチームのほうが、犬がいない通常のチームよりも、チームの雰囲気がより協調的でコミュニケーションが多かった。と発表されています。
ペットの話題から会話が増える
また、飼い主さん同士、犬や猫の飼い方、しつけ方、ペットと一緒に遊べるオススメのスポットなどの情報交換ができるかもしれませんね。
ペットにとっても、他の犬や猫と一緒に遊ぶことができるので、社会化の観点からのとても良いことなのです。忙しい飼い主さんにとっては、まさに良いことづくめです。
仕事探しの項目に“ペット同伴出勤OK”?
アメリカの就活や求人情報誌に、日本では見かけない項目があります。それは“Pet Free(ペットフリー)”という項目です。
これは、”職場がペットフレンドリーである”ということです。
ペットフリーという項目は、大都市部の求人情報誌で多く見られます。やはり、大都会に住む飼い主さんの多くは、マンションやアパートの一人暮らしが多いみたいです。
マンションやアパートだと、ペットを室内で管理しなくてはならないので、家の中で何をしているか、余計に気になりますよね。ペットシッターや散歩代行を利用するにも、お金がかかりますし、不安もあります。
こうしたペットフリーの条件のおかげか、近年では、“ペットフリーにしたら求人応募者が増えた”という会社も多いらしいです。就職の際に、こんなありがたい条件があったら、一人暮らしの飼い主さんにとっては、安心ですよね。
ひとり暮らしの方でも、ペットを飼いやすくするための環境が整えられているのです。
ペットフレンドリーの課題
こうして、職場のペットフレンドリーがトレンド化する中、様々な問題点も出てくるようになりました。
たとえば、ペットアレルギーのある人やペット恐怖症のある人、ペットが嫌な人にとっては、社内で安全に健康的に仕事をすることができません。ペットフリーが設けられているにも関わらず、ペットフリーの問題に対する解決方法が設定されていない会社も多くあるのが実情です。
企業がペット所有者の仕事や生活のニーズを満たす場合、私たちペット所有者は何をしなくはならないでしょうか?
衛生面の配慮
私たちができる一般な配慮としては、衛生面の管理です。
飼い主である私たちが積極的に掃除を行ったり、会社の室内に空気清浄機を設けることが必要になってくるでしょう。また、トイレ等の排泄のしつけをきちんと行っておくことも求められてきます。
徹底的な衛生管理が、ペットを職場に連れ込む際に求められます。
ペットフレンドリーなルールの確立
ペットフレンドリーな社内環境を作るために、以下のようなガイドラインやルールなどを確立することが重要です。
- ペットのワクチン接種の証明書の提出
- ペットによって引き起こされた損害または傷害の責任を誰が負うか
- 一般の顧客や訪問者の苦情の対処
- 持ち込めるペットの種類を設定する
- もしペットが社内で病気になった場合の対処
- 会社で獣医を雇う必要はあるのか
ペットフレンドリーは、一見、飼い主さんにはありがたい方針ですよね。しかし、企業にはまだたくさんの課題があります。
日本にもペットフレンドリー?
こうしたアメリカの職場のあり方が、日本で見られる日もそう遠くはないかもしれません。ペットにとっても、飼い主さんにとっても、安心安全な生活を過ごしたいですよね。
世界では、ペットと飼い主さんが共存できる環境が、職場にまで広がっています。
今後の発展が楽しみです。