うさぎをお風呂に入れるべきでない5つの理由とは

うさぎを飼っていると、お風呂に入れた方がいいのか悩むことはありませんか?うさぎはきれい好きな動物ではありますが、お風呂に入れる必要はなく、むしろお風呂に入れてしまうとうさぎを危険に晒してしまう可能性があります。

この記事ではうさぎをシャワーすべきでない理由と、どうしてもお風呂に入れなければいけない場合の注意点について解説していきます。

うぎさをお風呂に入れない方がいい5つの理由

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冒頭でもお伝えしている通り、うさぎをお風呂に入れる必要はありません。無闇にうさぎをお風呂に入れてしまうと命に関わることもありますので、なぜお風呂に入れてはいけないのかを理解することが大切です。

1. お風呂に入ること自体がストレスになる

うさぎにとって、慣れないお風呂場に連れて行かれ、水に濡れるだけで大きなストレスとなります。また、ドライヤーもうさぎにとっては音が大きく、恐怖の対象です。

うさぎはデリケートでストレスにとても弱く、強いストレスを受けると場合によっては死んでしまうこともあります。よっぽどのことがない限りはお風呂に入れない方が良いでしょう。

2. そもそも汗をかかない

うさぎには汗腺がなく、ほとんど汗をかきません。そのため、人間のように汗を洗い流す必要がないのです。

また、汗をかかないウサギは体温調節が苦手で、普段は大きな耳に流れる血管に風を当てて体温調節を行っていますが、お風呂に入ったり出たりすることで体温が大きく変化し、体力を消耗してストレスにも繋がります。

3. 乾かすのが大変

うさぎの被毛は細くて柔らかく、びっしりと生えているため、乾かすのも大変です。

うさぎは湿性皮膚炎(皮膚が長時間濡れた状態が続くことで起こる皮膚病)にかかりやすく、十分に乾いていない状態で放置すると炎症を起こしてしまいます。また、寒い時期では体が冷えて体調を崩してしまう恐れもあります。

4. 暴れると危険

お風呂に入れた際、パニックを起こして暴れてしまうと、骨折してしまう可能性があります。他の哺乳類と比べてもうさぎの骨は脆く、ちょっとしたことでも折れてしまうため注意が必要です。

また、暴れた際に耳の中に水が入ると、炎症を起こしてしまうかもしれません。うさぎにとって耳は大変重要な器官であるため、水が入ってしまう可能性がある行為はできる限り控えたほうが良いでしょう。

5. 毛づくろいがお風呂代わり

うさぎの毛づくろいには、愛情表現やストレスの意味もありますが、毛づくろいをすることによって体を清潔に保つ役割があります。うさぎの唾液には殺菌効果のある成分が含まれており、毛づくろいがお風呂の代わりになっているため、お風呂に入れる必要はありません。

きれい好きなうさぎは、一日の多くの時間を毛づくろいに費やしていますが、あまりにも心配になるくらい毛づくろいをしている場合はストレスが原因のこともありますので注意しましょう。

ブラッシングは必要

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お風呂は必要ありませんが、うさぎにとってブラッシングはとても重要です。普段は1週間に一度、換毛期には1〜2日に一度ブラッシングしてあげましょう。長毛種の場合はさらに頻繁なブラッシングが必要です。

うさぎは猫のように飲み込んだ毛を吐き出せず、毛を飲み込みすぎると毛球症になってしまうことがあります。毛球症は外科的な手術が必要になることもありますので、抜け毛はしっかり除去してあげることが大切です。

うさぎのお手入れに関しては以下の記事を参考にしてください。

うさぎに必要なグルーミングとは?爪切りとブラッシングのやり方
https://cheriee.jp/pets/rabbit/29028/

お風呂に入れたい時は獣医師に相談

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お風呂が必要なほど汚れていたりニオイがきつかったりする場合は、病気の疑いもあります。まずは、動物病院へ連れて行き獣医師に相談してみましょう。なお、発情期には一時的にニオイが強くなることもありますが、しばらくすると気にならなくなります。

もし、獣医師から許可が出たら、以下のことに注意してお風呂に入れましょう。

  • 全体を濡らすのではなく、汚れた部分だけ洗う
  • 40℃程度のお湯で洗う
  • 頭からお湯をかけない
  • 耳の中に水が入らないようにする
  • 濡れた箇所を完全に乾かす
  • 冬は寒さ対策をする

なお、シニアの子にとっては体への負担が大きく、お風呂に入れるのはおすすめできません。ボディタオルなどで汚れている部分を拭くだけにしましょう。

まとめ

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うさぎは大変デリケートな生き物で、お風呂に入る行為自体やドライヤーの音にストレスを感じてしまいます。また、体温調節が苦手であるため、体に負担がかかってしまいます。汗をかかず毛づくろいがお風呂代わりであるうさぎにとって、基本的にはお風呂は必要ありません。

どうしても汚れやニオイが気になる場合は、病気が原因であることも考えられますので、まずは獣医師に相談し指示を仰ぎましょう。

その上でお風呂に入れる場合は、濡らす場所を最低限にし、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。ただし、シニアの子には体への負担が大きいため、汚れている部分を拭くだけにしたほうが安心です。

飼い主さんが行う猫のお手入れは何がある?高齢猫はサポートが必要!

猫を飼っている飼い主さんにとって、お手入れも大切な世話のひとつです。猫は自分でグルーミングや爪とぎをしますが、行き届かないところもあります。また、歯の手入れは自分で行うことはありません。

ケガや病気などトラブルを避けるためにも、猫とのコミュニケーションを深めるためにも、飼い主さんによるお手入れは必須です。特に高齢猫はグルーミングや爪とぎをしなくなるので、こまめなチェックも欠かせません。

この記事では、飼い主さんが行うべき基本的な猫のお手入れについて解説します。

猫に必要なお手入れ

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猫にとって、必要なお手入れの基本は「爪切り」「ブラッシング」「歯みがき」です。

爪切り

爪とぎをしたあとの爪は鋭いため、定期的な爪切りが必要です。伸びたままになっていると、カーテンやじゅうたんなどに引っ掛かって猫がケガをする恐れがあります。飼い主さんも引っ掻かれてケガをしたり、感染症にかかったりするリスクがあり危険です。

ブラッシング

猫は自分で毛をなめて手入れをします。しかし、換毛期などは抜け毛が大量にお腹に溜まり「毛球症(もうきゅうしょう)」を引き起こす恐れも。最悪の場合は、腸閉塞などを起こすリスクもあります。

定期的なブラッシングを行って、抜け毛を取り去ってあげましょう。特に長毛種の猫は、毛が絡まりやすいのでこまめなブラッシングやコーミングが必要です。

歯みがき

猫は歯周病にかかりやすいため、歯みがきが必要です。猫用の歯ブラシとチキン味などのペーストを用意して磨きます。ほとんどの猫が歯みがきを嫌がるので、焦らずに少しずつ進めていくことがコツです。

シャンプーや耳そうじ、肛門絞りは?

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基本的に猫は定期的なシャンプーの必要はありません。ただし、排泄物で汚れた場合などは、猫用シャンプーで洗ってあげましょう。皮膚病など、動物病院で必要と言われた場合は、指示に従ってください。

耳掃除も、綿棒などで行う必要がありません。耳の内側の垢が気になる場合は、ペット用のウエットティッシュで拭きとります。「頻繁に耳をかく」「耳を気にして頭を振っている」など、耳に異常がある場合は動物病院を受診しましょう。洗浄液などを自己判断で使うのは危険です。

犬のように肛門絞りは基本的に必要ありません。お尻をカーペットに擦り付けている場合は、肛門嚢に何らかの異常が起きている恐れがあります。この場合も、自己判断せず動物病院を受診してください。

猫のお手入れをするコツ

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突然ブラッシングをしたり、歯を磨いたりすると、ほとんどの場合は嫌がられます。爪切りも苦手な猫が多いはずです。子猫のほうが早く慣れる傾向にありますが、成猫でもゆっくり進めていけば大丈夫です。

1. グッズに慣れさせるところから始める

ブラシや爪切り、歯ブラシなどお手入れ道具の存在に慣れさせます。いつも猫が過ごす場所にさりげなく置いておきましょう。歯ブラシにペースト状のおやつをつけて、なめさせるのもいいでしょう。

2. おやつで誘導して体に触る

道具を見ても嫌がらないようなら、おやつを使ってお手入れに慣れさせます。猫がリラックスしている時間がおすすめです。1日で一気にやるのではなく、おやつを使いながら少しずつ進めるようにしてください。

爪切りのポイント

  1. 足を触ったらおやつをあげることからスタートします。
  2. 慣れてきたら、少し力を入れて足を押さえましょう。
  3. 次に爪を少し押し出します。
  4. 押し出しても嫌がらなくなったら、爪切りで足に触れておやつを与えましょう。
  5. 猫が嫌がらなくなって、初めて爪を切ります。最初は1本だけでもかまいません。

切っている間、ペースト状のおやつをなめさせるのがおすすめです。バスタオルなど、大きな布で包むと大人しくなる場合があります

ブラッシングのポイント

  1. 撫でられるのに慣れていない猫は、突然触ると怖がります。おやつを与えながら頭のてっぺんだけをブラッシングをします。
  2. 次は首の後ろなど、徐々に範囲を広げていきましょう。

お腹周辺は、乳首に傷をつけないように注意しましょう。

歯みがきのポイント

  1. まずは、口の周囲や歯に触るのに慣れさせます
  2. 歯ブラシを歯にあてたらおやつをあげるなど、少しずつ進めていきましょう。

歯ブラシにペースト状のおやつをつけておくと、受け入れられやすくなります。

3. 無理強いしない

猫のお手入れで大切なのは無理強いしないことです。押さえつけたり、怒ったりしないようにしましょう。大声で励ますのも、猫はかえって嫌がります。一度嫌な思いをすると、二度とお手入れを受け入れなくなる猫もいるほどです。

お手入れ中に、「しっぽをバタバタ振る」「耳が寝る」「おやつを食べなくなる」は嫌がっているサイン。すぐに中止してください。

4. どうしてもできないときは動物病院に

暴れまわって上手くいかない場合は、動物病院に相談してコツを教えてもらいましょう。動物病院にいくとなぜか大人しくなって、すんなりお手入れができるケースもあるようです。

お手入れをするメリット

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猫の体をお手入れすると、体調管理や健康チェックができるという大きなメリットがあります。毛のつやがないなどはすぐに確認できますが、お手入れをすることによって皮膚の異常や腫瘍、口内炎などにも、いち早く気づけるでしょう。

体を触られることに慣れていると、動物病院での診察も楽になります猫とのコミュニケーションにもなるので、お手入れは定期的に行ってあげましょう。

シニア猫の体はこまめにチェック

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猫は年を取ってくると、爪とぎやグルーミングをあまりしなくなってしまいます。飼い主さんがこまめにチェックして、お手入れをサポートしてあげましょう。

爪とぎをしないと、古い爪が残ったまま太くなり、内側に丸く伸びていってしまいます。ひどい場合は肉球に刺さって、痛みで歩けなくなる恐れもあります。内側に太く伸びた爪は切るのが難しいので、動物病院を受診しましょう。

毛のグルーミングの頻度も減ります。抜け毛もとどまったままになり、ボサボサになって「毛割れ」を起こす場合も。松ぼっくりのような状態になっていたら、お手入れ不足の証です。猫用のお手入れタオルで汚れをふき取り、ブラシをかけてあげましょう。

まとめ

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猫に必要なお手入れの基本は、ブラッシング・爪切り・歯みがきです。シャンプーや耳掃除、肛門のケアは猫の状況によって必要になりますが、まずは動物病院を受診して指示に従いましょう。

お手入れは少しずつ慣れされることがコツです。無理やり行ったり怒ったりするのは、猫との信頼関係も失われてしまう恐れもあるため、やめましょう。

お手入れは、「猫の健康状態のチェックができる」「コミュニケーションになる」などメリットも多いため、定期的に行いましょう。高齢になると、毛づくろいや爪とぎの頻度が減ります。飼い主さんがサポートしてあげてください。

猫のブラッシングはメリットばかり!コツや注意点、ブラシの種類を解説

猫へのブラッシングは抜け毛を取り除く、毛玉予防のほか、健康状態のチェックができたり被毛を美しくツヤツヤにする効果もあります。

ブラッシングタイムは、飼い主さんとのコミュニケーションにも欠かせません。しかし、「猫がいやがる」「なかなかうまくできない」と悩む飼い主さんさんもいるのではないでしょうか。

この記事では、猫のブラッシングのコツや注意点、ブラシの種類などを解説します。

猫のブラッシングの5つのメリット

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猫はきれい好きで自分でもよくお手入れをしていますが、飼い主さんのブラッシングも加わるとさらに効果的。猫にとっても飼い主さんにとってもメリットがあります。

1. 抜け毛を取り除く

ブラッシングをすることで猫の抜け毛を取り除けます。すっきりするだけでなく、猫が飲み込む抜け毛の量も減らせるのも大きなメリット。

猫は毛づくろいの際、口に入った毛を吐き出さずに飲み込んでいます。飲み込んだ抜け毛は便と一緒に排出されますが、毛玉として吐くことも多いでしょう。

吐くことがあまりに続くと猫にとっては負担です。シニアの猫や体調不良の猫などは力が弱っているため、うまく吐き出せません。胃の中で毛がたまったままになると「毛球症(もうきゅうしょう)」などトラブルになる恐れもあります。

換毛期は特に抜け毛が大変な量になるので、飲み込みすぎて腸閉塞になるリスクも。ブラッシングをすれば、抜け毛によるさまざまなトラブルを防げます。

2. 毛玉やからまり予防

毛玉ができる、毛がからまるなどのトラブル予防にもなります。長毛種の猫は、こまめなブラッシングにくわえ、コーミング(クシでとかすこと)が効果的です。

3. 被毛が美しくなる

ブラッシングで汚れを取ることで、被毛が美しくなります。特に獣毛ブラシで仕上げると、ツヤツヤになるでしょう。

4. 猫の健康状態を確認できる

ブラッシングは猫に触れるので、健康状態の確認ができるのもメリットです。

皮膚のできものやケガ、フケの量、ノミにもすぐに気づけます。毛がボサボサになっていれば、「猫が自分でお手入れをしていない、関節に痛みがあるのかも」などの確認ができ、病気の早期発見にも繋がります。

5. 飼い主さんとのコミュニケーション

ブラッシングは、猫と飼い主さんとのコミュニケーションにもなります。仲の良い猫同士がなめ合っているように、飼い主さんと猫との絆も深まります。触れ合うことで、お互いにストレス解消も期待できるでしょう。

猫用ブラシの種類と使い分け

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猫のブラッシングに使うブラシを解説します。短毛種や長毛種など、ご自分の猫に合ったブラシをそろえてください。人間用のブラシは、猫の皮膚には刺激が強すぎるので使わないようにしましょう。

ピンブラシ(長毛・短毛)

金属製のピンの先が球形になっています。全体的に整えたいときや、からまった毛をほぐしたいときに向いています。マッサージ効果もあります。

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ラバーブラシ(長毛・短毛)

ラバーのほかにも、シリコンタイプもあります。抜け毛をごっそり取り除けるので、スッキリするでしょう。弾力があり、マッサージ効果もあります。ただし、やりすぎると抜け毛以外の毛まで取れてしまう恐れがあるので注意が必要です。

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ミトンタイプブラシ(長毛・短毛)

ミトンなので、撫でるような感覚でブラッシングができます。力の入れ具合も調節しやすいでしょう。ブラシそのものが嫌いな猫におすすめです。

コーム(くし)(長毛・短毛)

長毛種の毛を整えて、もつれを取り除くために使用します。短毛種には仕上げ使うといいでしょう。抜け毛を取り除くのにはあまり向いていません。

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スリッカーブラシ(長毛)

先が針のようにくの字に曲がった、金属製のピンが細かく並んだブラシです。特に長毛種の毛玉を取るのに向いています。皮膚を傷つけやすいため、短毛種にはあまり向いていません。

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獣毛ブラシ(長毛・短毛)

豚の毛などでできたブラシです。仕上げに使用すると、被毛につやが出ます。抜け毛をとったり、もつれをほぐしたりする効果はありません。柔らかいので、子猫のブラッシングにも向いています。

ブラッシングのコツと注意点

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猫がいやがっているのにブラッシングを続けるとブラッシングが苦手になるだけでなく、飼い主さんとの関係も悪くなってしまいます。そうならないためにも、猫が喜ぶブラッシングを行ってあげましょう。

ブラッシングはリラックスタイムに

猫がリラックスしているタイミングでブラッシングをします。膝の上に乗ってきたときなどはチャンスです。その他、ご飯を食べてゴロゴロとくつろいでいるときなども向いています。

猫に合わせたブラッシングを

短毛種も長毛種も、基本的には毎日行います抜け毛の多い時期は、朝晩行ってもいいでしょう。

シニアの猫は、だんだん自分で毛づくろいをしなくなるのでこまめにブラッシングをしてください。肥満気味の猫は、背中に舌が十分届いていない場合があります。ていねいにブラシをかけてあげましょう。

ラバーブラシは、毛が抜けすぎてしまうので毎日のブラッシングには使わないようにしましょう。

ブラッシングの順序

次のような順序で行うのがおすすめです。基本的には猫の嫌がらない場所からスタートしましょう。途中でいやがったらストップします。首輪は外しておきましょう。

  1. 頭のてっぺん
  2. 首の後ろ
  3. 背中
  4. お尻周辺
  5. 背中からお腹(乳首を傷つけないように注意)
  6. 首の前
  7. しっぽ
  8. 顔周辺

1回3分程度でOK

1回につき3分程度から始めます。ブラッシングに慣れていない猫は、1分以下でもかまいません。決して無理強いをせず少しずつ慣らしていきましょう。一気に全部仕上げようと気負わないことがコツです。

慣れていない猫は好きなおやつを用意

「一回ブラシをしたら、おやつ」など、ごほうびをあげながらブラッシングに慣れさせるといいでしょう。「ブラッシングをすると、美味しいものが食べられるし、気持ちいい」と認識するようになります。

猫がいやがったらすぐSTOP!

ブラッシング中に猫がしっぽをブンブン振り始める、耳を後ろに寝かせる場合「やめて」のサイン。すぐに中止しましょう。押さえつけて続けると、ブラッシングが嫌いになってしまいます。「コラ!」などと叱るのもNGです。

毛玉が取れないときは

固まった毛玉がどうしてもほぐれない場合は、無理をせずトリマーさんにお願いしましょう。

乾燥しているときは静電気予防を

部屋が乾燥しているときは、ブラッシングの際に静電気が生じる恐れがあります。静電気が生じると、猫も飼い主さんも不愉快です。

静電気防止のためにも、乾燥しているときは加湿器などで部屋の湿度を上げておきましょう。猫の被毛には、霧吹きで軽く水を吹きかけておくのもおすすめです。無理にオイルなどを使う必要はありません。

トラブルを見つけたら動物病院へ

「皮膚にできものがある」「傷がある」などに気付いたら、動物病院を受診しましょう。特にこれまではブラッシングが好きだったのに、急にいやがるようになったらなんらかの不調があるかもしれません。念のため、動物病院の受診をおすすめします。

まとめ

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猫のブラッシングは、抜け毛や毛玉を取り除くだけでなく健康状態のチェックにも役立ちます。ブラシを上手に使い分けて、ツヤツヤの被毛をキープしてあげましょう。ただし無理強いは禁物。リラックスタイムを狙って、短い時間からスタートするのがコツです。

飼い主さんとのコミュニケーションとしても効果的なブラッシングで、猫との絆をたくさん深めてくださいね。

飼い主を困らせる犬の抜け毛!被毛の構造や犬種の特徴を知ろう

犬を飼っていて大変なことの一つに、被毛のお手入れの問題があります。ペットを飼っている人を対象にしたアンケートでは、ペットとの生活で困っていることの1位が「掃除が大変」、2位が「抜け毛」と大きな割合を占めている問題です。(2023年 株式会社TYL「ペットの健康と動物病院に関する実態調査」より)

多くの飼い主を困らせているペットの被毛の問題ですが、犬の場合は純血種であれば、ある程度どのくらい毛が抜けるか、犬を飼う前に想定出来ます。

そこで今回は、人気犬種の抜け毛の量やお手入れの頻度など、犬の毛についてお話していきます。

シングルコートとダブルコートについて

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犬の抜け毛について知るため下の図を参考に、まずその構造を学んでいきましょう。

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毛の種類①オーバーコート

体の表面に出ている太い毛。主に紫外線、雨や水、細菌などから皮膚を保護する役割があります。人間の髪の毛が抜けて生えるのと同じ様に、1年を通して徐々に生え替わります。

毛の種類②アンダーコート

オーバーコートの下に密集して生えている細く柔らかい毛。主に防寒、保温、保湿、防水といった役割があります。春と秋の換毛期に集中して抜け替わり、体温調整に役立てています。

毛の生え方①シングルコート

オーバーコートのみを持つ毛の生え方です。換毛期がないため抜け毛は少ないというメリットはありますが、こまめなブラッシングや、トリミングを必要とする犬種がいます。

毛の生え方②ダブルコート

オーバーコートとアンダーコートの両方を持つ毛の生え方です。換毛期には大量に毛(アンダーコート)が抜けるため、ブラッシングや掃除が大変ですが、トリミングは必要ない犬種が多くいます。

抜け毛の量の違い

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アメリカン・ケネル・クラブでは、犬種ごとの抜け毛の量を5段階のスコアに分けています。そのデータを元に、犬種ごとにどの程度毛が抜けるのか見ていきましょう。
以下、対象となる犬種は日本の人気犬種トップ20です。

スコア1(抜け毛が少ない)

  • トイ・プードル
  • マルチーズ
  • ヨークシャー・テリア
  • シー・ズー
  • ビション・フリーゼ

スコア2(抜け毛は少なめ)

  • チワワ
  • ダックスフンド
  • ポメラニアン

スコア3(標準的な抜け毛の量)

  • ミニチュア・シュナウザー
  • フレンチ・ブルドッグ
  • 柴犬
  • パピヨン
  • ジャック・ラッセル・テリア
  • ボーダー・コリー
  • ペキニーズ

スコア4(抜け毛は多め)

  • ゴールデン・レトリーバー
  • パグ
  • ラブラドール・レトリーバー
  • ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
  • イタリアン・グレーハウンド

スコア5(抜け毛がかなり多い)

  • 日本で人気の犬種には該当がありませんでした。

毛の手入れをする頻度の違い

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どのくらいの頻度で毛の手入れが必要か、さきほどと同様にアメリカン・ケネル・クラブのスコアを見ていきましょう。こちらも5段階に分かれています。

スコア1(月に数回程度)

  • チワワ
  • フレンチ・ブルドッグ
  • イタリアン・グレーハウンド

スコア2(1週間に1.2回程度)

  • ダックスフンド
  • 柴犬
  • ゴールデン・レトリーバー
  • パグ
  • ラブラドール・レトリーバー
  • ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
  • パピヨン
  • ジャック・ラッセル・テリア

スコア3(2.3日に1回)

  • ポメラニアン
  • ボーダー・コリー
  • ペキニーズ

スコア4(出来れば毎日)

  • トイ・プードル
  • ミニチュア・シュナウザー
  • マルチーズ
  • シー・ズー

スコア5(毎日必ず)

  • ヨークシャー・テリア
  • ビション・フリーゼ

被毛の種類とトリミングの要・不要

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犬を飼う上でトリミングが必要な犬種かどうかは、飼い方に大きな差が生まれます。どの犬種がトリミングを必要とするのか、先述した被毛の種類と共にチェックしていきましょう。

トリミングが必要な犬種

シングルコート

  • トイ・プードル
  • マルチーズ
  • ヨークシャー・テリア

ダブルコート

  • ミニチュア・シュナウザー
  • シー・ズー
  • ビション・フリーゼ

トリミングが不要な犬種

シングルコート

  • パピヨン
  • イタリアン・グレーハウンド

ダブルコート

  • チワワ
  • ダックスフンド
  • ポメラニアン
  • フレンチ・ブルドッグ
  • 柴犬
  • ゴールデン・レトリーバー
  • パグ
  • ラブラドール・レトリーバー
  • ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
  • ジャック・ラッセル・テリア
  • ボーダー・コリー
  • ペキニーズ

「抜け毛が少ない犬」と「手入れが楽な犬」は違う

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ここまで人気犬種の被毛の特徴を説明してきましたが、抜け毛が少なく、かつ手入れが楽な犬は、あまりいないことにお気付きでしょうか。

例えば、人気犬種のトイ・プードルの場合、抜け毛はほとんどありませんが、毛玉になりやすいため毎日のブラッシングや、毛が伸び続けるため月に一回程度のトリミングが必要になります。

逆にフレンチ・ブルドッグの場合は、短毛種なので毎日のブラッシングやトリミングは必要ありませんが、ダブルコートの犬種のため換毛期の抜け毛はかなり多く出ます。

もし、これから犬を飼おうと思っている方は、「トリミングの費用」、「手入れの頻度」、「換毛期の大量の抜け毛」など様々な面を考えて、検討してください。

まとめ

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今回は、犬の毛の構造や犬種ごとの特徴を解説しました。
初めて犬を飼う方はシングルコートの犬の抜け毛でも、最初は気になることが多いようです。さらにダブルコートの犬種の場合は初めての方だけでなく、シングルコートの犬を飼ったことがある方でも、換毛期の抜け毛の多さに驚かれることがあります。

どちらにせよ「犬は毛が抜けるし、手入れが必要」と心構えをしてから、飼うことをおすすめします。

また、被毛の特徴は犬を選ぶポイントの一つですが、その他にも「体の大きさ」、「必要とする運動量」、「警戒心が強いかどうか」なども、ご自身やご家族のライフスタイルと合うかどうかチェックしましょう。

犬との幸せな生活のために、事前に飼い方を学ぶことはとても重要です。じっくりと時間をかけて行いましょう。

猫にも歯みがきが必要?歯周病を予防して元気に長生き!

猫にも歯みがきなどデンタルケアが必要です。実は、猫は歯周病にかかりやすい動物なので予防が欠かせません。しかし、いきなり猫の歯をみがくのは大変ですよね。

今回は猫の歯周病と、猫に歯みがきをする方法を解説します。今まで気にしたことがなかった方も、ぜひ今から始めてみてください。

猫は歯周病にかかりやすい

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歯周病は、歯周の組織や歯肉(歯ぐき)に炎症が生じる病気です。猫は虫歯にはなりませんが、歯周病にかかりやすいといわれています。「2歳以上の猫のうち8割近くが歯周病になっている」という報告もあるほどです。

歯周病の原因は歯垢と歯石

歯周病は、歯垢(プラーク)や歯石などに付着した細菌の増殖によって生じます。歯の汚れだけでなく、猫白血病ウイルスや糖尿病などの病気などで免疫が低下しているとかかりやすくなります。

悪化すると全身に影響

歯周病はひどくなると、痛みによって食欲の低下や体重が減少することもあります。

最悪の場合は「血流にのった細菌が心臓や肝臓、腎臓などに運ばれ、病気が発症する可能性がある」との報告もあります。歯周病は猫の全身に影響を及ぼすといっていいでしょう。

歯周病の症状に注意

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猫の歯周病の症状には、歯と直接関係なさそうなものもあります。日頃からよく観察しておき、少しでも普段と違うと感じることがあったら動物病院を受診しましょう。

口臭を感じたら要注意

食べたフードの匂いとは異なる「イヤなニオイ」に気付いたら歯周病のサインです。たとえ歯がきれいに見えていても、嫌な臭いがする場合は歯周病が隠れている可能性が高くなります。

口臭のたとえとしてわかりやすいのが、アンモニアやゆで卵が腐敗した臭いです。

よだれが出ている

歯周病で歯肉の腫れや痛みがあると、よだれが出るようになります。いつも口の周囲が濡れている、敷物やベッドが濡れている場合は要注意です。この時点で痛みを感じている可能性が高いでしょう。

歯ぐきに赤みや出血がある

口の中を見たときに、歯ぐきが赤くなっていたり、歯と歯ぐきの境目から出血が認められたりします。

鼻水やくしゃみが出る

歯周病の炎症が鼻の方にまで広がっていくと、鼻水やくしゃみが出たりします。風邪と勘違いしやすいので注意が必要です。あくびを途中でやめるなども、歯周病の症状になります。

ご飯を食べない、元気がなくなる

歯肉の痛みや不快感から、ご飯を食べなくなってしまいます。ここまで進行すると、口臭も強くなっているはずです。元気が消失し、体重も減ってしまうでしょう。歯が抜けてしまう猫もいます。

猫に歯みがきをする方法

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歯周病を予防するためには、猫に歯みがきをすることが必要です。しかし、いきなり猫の口に歯ブラシを入れてもほぼうまくいきません。焦らずにステップを踏んで進めましょう。

1. 歯みがきグッズを用意

猫用の小さな歯ブラシや専用の歯みがきペーストが販売されています。チキンフレーバーなど、猫が好みそうな味のペーストがいいでしょう。

どれを買えばいいかわからない場合は、かかりつけの動物病院に相談してください。ごほうびにするオヤツも用意しておきます。

2. 道具を置いておく

猫は警戒心が強い動物です。いきなり歯みがき道具を見ると驚くことも。歯ブラシや歯みがきペーストを猫がいつも過ごす場所に置いて、道具の存在そのものに慣れさせましょう

3. リラックスタイムに口や歯を触る

頭を撫でるついでに、口の周辺を触ってみましょう。慣れてきたら歯にもタッチします。すべての歯に触るのではなく、触りやすい前歯や犬歯などからスタートします。指にウエットフードや液状タイプのオヤツを付けておくと、猫も受け入れやすいでしょう。

このとき「絶対触るぞ」「絶対慣れさせる」など気合が入り過ぎると、猫に伝わって警戒されるので注意してください。

4. 歯ブラシをちょっと当ててみる

歯に触れるようになったら、歯ブラシでちょっと歯をタッチしてみます。そのあと必ずごほうびのオヤツを与えてください。

これを何日もかけてくり返し、歯ブラシへの抵抗をなくします。歯ブラシにはペーストを付けるか、ウエットフードのスープをつけてもOKです。

5. 少しずつみがく

慣れてきたら少しずつ歯をみがきます。すべての歯を一度にみがくのは難しいので、少しずつがコツ。最終的に奥歯までみがけるのが理想です。

猫の歯みがきの注意点

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猫に歯みがきをするときは、次のことに注意してください。

1. 無理強いしない

嫌がる猫に無理に歯みがきをするのはやめましょう。しっぽをバタバタさせたり、耳を寝かせたりしたら解放します。一度嫌な思いをすると、おそらく二度とできなくなるでしょう。押さえつける、叱るももちろんNGです。

2. おやつは毎回用意する

歯みがき好きにするには、おやつの力が必要です。「歯みがきをするといいことがある」と教えてあげましょう。愛猫の大好きなおやつを、歯みがきのときだけに与えるなどもおすすめです。

3. 継続が必要「毎日1本でもみがく」

歯みがきの効果を出すためにも、毎日行うようにしましょう。たとえ1本でもかまいません。歯垢が歯石に変化するまでには、だいたい1週間かかるといわれています。

毎日はどうしても難しい場合は、週に2、3日はみがけるようにしましょう。

4. 他のデンタルグッズも併用する

なかなか歯みがきができない場合は、ペット用歯みがきスプレーや歯みがき用のオヤツなど他のデンタルグッズも使ってみましょう。

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動物病院でチェックを

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歯周病のチェックは、受診が必要です。必ず獣医師に診察してもらいましょう。治療が必要な場合は、獣医師の指示にしたがってください。

口臭やよだれ、食欲不振などがある場合は、早めの受診をおすすめします。歯のケアや歯みがきのアドバイスももらうと安心です。

まとめ

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歯周病を防ぐためにも、猫には歯みがきが必要です。ただし、無理強いはしないようにしてください。

口を触るところから少しずつ慣れさせて最終的に歯ブラシでみがけるようにします。動物病院を受診し、歯の状態を診察してもらうことも大切です。

適切な歯のケアで、猫を歯周病から守ってあげましょう。

ぜひやっておきたい「ハズバンダリートレーニング」って何?

「ハズバンダリートレーニング」という言葉を聞いたことはありますか。「受診動作訓練」と訳され、病院での診察時に動物たちがストレスなく、そして診察する側の人も安全に行えることを目的として行うトレーニングです。

今回はこのハズバンダリートレーニングについて解説していきます。ご自宅でもできるトレーニングも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ハズバンダリートレーニングとは

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「受診動作訓練」という訳からもわかるように、病院で受診時に役立つトレーニングです。

もともとは動物園や水族館で行われていたと言われています。例えば、イルカの採血をする際に、イルカたちがトレーナーの指示に従って仰向けになり、そのままの体勢をキープし、かつ採血する場所を触られたり、多少の刺激があっても落ち着いていられるようにするのがハズバンダリートレーニングです。

目的

ハズバンダリートレーニングを行う目的は大きく2つです。

  1. 動物たちのストレス軽減のため
    野生では絶対に行うことのない、検温や触診、採血、爪切りなどの行為は、通常多くの動物たちにとって、非常にストレスがかかります。
    この動作や対応に慣れることで、動物たちのストレスや負担を減らすことが大きな目的です。

  2. 動物と人の安全のため
    診察に慣れていない動物たちは自分の身を守るために、人に対して攻撃行動に出る可能性もあります。また、動物たちが受診から逃れるために暴れ、動物自身もケガをする恐れもあります。
    そういったことを防ぎ、安全に行うためというのがもう一つの大きな目的です。

ハズバンダリートレーニングが役立つ日常のお手入れ

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受診動作というと病院に限定されたものと思われるかもしれませんが、ご自宅で行う日々のお手入れや、人と生活する上でも役立ちます。
では、ハズバンダリートレーニングが日常の中でどんな時に役立つかを犬を例に見ていきます。

  • 歯磨き
  • 目やにとり
  • 耳掃除
  • 爪切り
  • 肛門しぼり
  • ボディチェック
  • 目薬
  • お腹を見せる
  • 抱っこ
  • ブラッシング   等

どれもご自宅で行ったり病院やトリミングで行うものだと思います。「獣医師やトリマーにお任せしているから大丈夫」は要注意です。
ストレスがかかりやすい病院やトリミングサロンで愛犬の負担を少しでも減らせるよう、まずはご自宅でハズバンダリートレーニングを少しずつでもやることをおすすめします。

やっておきたいハズバンダリートレーニング5選


ご自宅でできるハズバンダリートレーニングを紹介します。
トレーニングは愛犬が好きなおやつを使って行います。できた行動に対しておやつをあげることが成長の近道です。
やったことがないものもぜひ積極的に挑戦してみてください!新しいことに挑戦すると、愛犬にとっても良い刺激になります。

①あごのせ

人が出した手のひらに、愛犬があごをのせ、その状態をキープできることを目指します。

  1. 人の手のひらを、愛犬があごを乗せやすい位置に出します。
  2. おやつを犬の鼻先に提示し、手のひらにそのままあごが乗るよう誘導し、一瞬でも乗せてくれたらおやつをあげます。
  3. 2を何度も繰り返し、あごを乗せられる時間を伸ばしていきます。
  4. おやつでの誘導がなくても乗せられるとさらに良いです。
    ※おやつで誘導しなくても、あごを乗せている時におやつをあげて褒めてあげることも大切です。

②鼻でタッチ

人が出した手に鼻でタッチできることを目指します。

  1. おやつを親指と手のひらで挟むように持ちます。
  2. 愛犬が恐がらないくらいの距離感で顔の近くにそっと手を出します。愛犬の鼻や顔が手のひらに触れたらおやつをあげます。
  3. 2と同様の手順で、鼻が手に触れている時間を少しずつ伸ばします。2よりも長い時間触れられたら、おやつをあげます。
  4. 3を繰り返し何度も行います。タッチする時間を伸ばすことで、顔周りを人が触れることに慣れていきます。

③顔周りを触られる

目やにを取る際やトリミング時、目薬をさす際などに、顔周りを触られても気にせず嫌がらないでいられる状態を目指します。

  • いきなり目の近くではなく、顔の横など、恐がりにくい場所から少しずつ優しく触れます。この時、同時におやつをあげます。触れているとおやつがもらえ、良いイメージがつくように行います。
  • おやつの代わりに所有欲がない子であれば、知育玩具などに夢中になっている際に、愛犬が嫌がらないレベルで触るのもおすすめです。

④お腹を見せる

「ごろん」といったトリックでも知られるお腹を見せるトレーニングです。お腹を見せて、その状態をキープできることを目指します。

  1. フセをしてもらいます。
  2. おやつを犬の鼻先に提示して、そのままおやつを鼻先から犬の首に沿わせて、犬の体が斜め上を向くようにします。少しでも体が傾いたらおやつをあげます。
  3. 2を繰り返し、お腹がしっかり見える角度まで練習します。
  4. お腹が見える状態でおやつをかがせ続け、この体勢をキープできる時間を伸ばします。
  5. おやつは持たず、おやつを持っている時と同じように手で誘導し、お腹が見える体勢をキープできるように練習します。
  6. 色々な場所で挑戦し、緊張しやすい病院でもできるレベルを目指しましょう。

注意

おやつは仰向けの状態であげるのは控えましょう。喉につまってしまう可能性があり危険です。

⑤手先を触られる

爪切りの時などに、指の先端や爪を触られても、その状態をキープして落ち着いていられる状態を目指します。

  1. お手ができる場合はお手をしてもらい、そのまま人の手のひらに愛犬の手を置く時間を伸ばします。手のひらに手が乗っている時におやつをあげます。
  2. 1を何度も繰り返します。
  3. 手のひらに犬の手が乗っている時に、手が乗っている手のひらの指で優しく犬の手先を触りおやつをあげます。
  4. 3を繰り返し、少しずつ触る時間を伸ばし、触る箇所を爪へと移行します。
  5. 犬の手が乗っていない、もう一方の手で犬の手や爪などを触り、おやつをあげます。
  6. 5を繰り返し、少しずつ触る時間を伸ばします。
  7. 実際の爪切りなどを爪にあてて、おやつをあげます。
  8. 7を繰り返し、少しずつあてる時間を伸ばします。
  9. 安全で行える範囲で、爪の先端を少し実際に切って、おやつをあげます。

注意

爪切りは、切る人側が慣れていない場合、血管を切ってしまったりと、愛犬に嫌なイメージを与えてしまう可能性もあります。安全と嫌なイメージを付けにくくするためにも、8または9までしっかりと練習をしたら、実際に切るのはトリミングや病院に任せることをおすすめします。

「お手」の練習方法

  1. おやつを手で握り、犬の前脚よりも10センチ程上の位置に出します。
  2. 犬が前脚でおやつを握った手に触れたら、おやつをあげます。
  3. 2を繰り返し、握っていた手を広げ、その状態でも前脚で触れてくれたらおやつをあげます。
  4. 3を繰り返したら完成です!

まとめ

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ハズバンダリートレーニングという言葉は難しそうに聞こえるかもしれませんが、内容を見ると、とても身近なところで役立つものが多かったのではないでしょうか。

若いうちは診察の機会が少ないかもしれませんが 、シニアになるにつれて受診の機会が増えることも考えられます。病院やトリミングという場所や獣医師、トリマーに慣れることも大切ですが、愛犬のストレス軽減のために、ぜひ今日からご自宅でハズバンダリートレーニングを試してみてください。

これからの時期に要注意!犬のサマーカットのメリットとデメリット

日に日に日差しが強くなり、すっかり初夏を迎えました。愛犬は換毛期を迎え、抜け毛が増えているでしょうか。

日本の高温多湿な気候は、犬にとっても蒸し暑く、過ごしにくいことに間違いありません。そんなとき、暑さが少しでも和らぐようにとサマーカットを検討する飼い主さんもいるでしょう。しかし、一見涼しそうに見えるサマーカットですが、デメリットも理解した上で行わないと後悔してしまうこともあるかもしれません。

この記事では、犬のサマーカットのメリットとデメリットについて解説していきます。

サマーカットとは?

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サマーカットとは、犬の毛を本来の長さより短く切ることで、その長さや時期については特に決まりはありません。

日本の夏は特に暑く、全身が毛に覆われている犬は、熱中症の危険が常にあると考えていいでしょう。そのため、愛犬が少しでも夏を快適に過ごせるよう、サマーカットを行う飼い主さんが増えています。

では、サマーカットには、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

サマーカットを行う4つのメリット

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犬のサマーカットは、適切な長さにカットすることで、たくさんのメリットが得られます。

1. 被毛に熱がこもりにくくなる

サマーカットをする一番の理由としては、暑さ対策でしょう。
被毛を短くカットすることで、風通しが良くなり熱がこもりにくくなります。

2. 見た目がかわいい

被毛を短くカットし、普段とは違った愛犬の姿はとてもかわいらしいですよね。
夏らしく、涼しそうな見た目に、おでかけが楽しくなること間違いなしです。

3. お手入れが楽になる

毛が短くなると、毛玉ができにくくお手入れが楽になります。
また、抜け毛も少なくなるため、毛球症の予防にもなり、掃除も楽になるでしょう。

4. 皮膚病の予防になる

皮膚の状態が見えるくらい被毛が短いと、皮膚の異常を見つけやすくなります。
特に皮膚の弱い子は、皮膚病の予防や早期発見に効果的です。

サマーカットを行う5つのデメリット

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一方で、決して軽視できないデメリットもたくさんあります。これらのデメリットをしっかり把握し、本当にサマーカットをすべきかどうか、改めて考えてみましょう。

1. 熱中症の危険が高まる

被毛があることで皮膚と外気との間に空気ができ、断熱材としての役割をします。
しかし、その被毛が薄くなることで直射日光の影響を強く受け、かえって熱中症の危険が高くなることがあります。

2. 紫外線を受けやすくなる

皮膚が見えるくらい被毛をカットしてしまうと、紫外線を受けやすくなり、日焼けしやすくなります。
日焼けによって皮膚が黒くなったり、皮膚炎が起こったりすることもあります。

3. 蚊やダニ・ノミに刺されやすくなる

被毛は、外敵から皮膚を守る役割もありますが、被毛が短かったり、皮膚が剥き出しになっていると危険です。
もちろん、サマーカットにしなくてもフィラリアやダニ・ノミ対策は必須ですが、サマーカットにすると外敵にさらされるリスクが高まります。

4. 短くした部分の毛が元に戻りにくくなる

犬によって症状はさまざまですが、一度サマーカットにしてしまうと、被毛が伸びてこなかったり、伸び方がバラバラになったりしてしまうことがあります。

これを「毛刈り後脱毛症」といいます。原因はわかっておらず、大抵の場合は数年以内に元に戻ることが多いですが、冬でも被毛が短いままで寒さから守れなかったり、伸び具合がバラバラで見た目もイマイチになってしまう場合もあります。

また、カットした部分の毛質が変わり、いままでフワフワだった被毛がゴワゴワになってしまう子もいるようです。

サマーカットは適切な長さで

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愛犬の被毛をサマーカットにする前に、シングルコートとダブルコートの違いを考慮する必要があります。

シングルコート

シングルコートの犬の場合は、アンダーコートが生えておらず、被毛を短くしすぎてしまうと皮膚を守るものがなくなってしまうため、サマーカットには向きません。極端に短くカットしすぎないように気をつけましょう。

ダブルコート

ダブルコートであれば、アンダーコートが生えているため、紫外線や虫刺されなどから皮膚を守りやすく、シングルコートに比べるとカットの影響は少ないと考えられます。

まずはトリマーさんに相談しよう!

サマーカットにしたいと思う人の多くは、愛犬が快適に過ごせるようにと考えているでしょう。しかし、SNSなどの影響もあり、外見重視でサマーカットを希望する人も少なからずいるかもしれません。

確かに、愛犬にはかわいくいてもらいたい気持ちもわかりますが、愛犬の健康を第一に考えて、地肌が見えるほどのカットは控えましょう

もしサマーカットを希望する場合は、デメリットもしっかり理解した上で、トリマーさんと相談して、愛犬に大きな影響を与えない程度にカットするようにしましょう。また、熱がこもりやすい脇の下やお腹など、部分的にカットするのも効果的です。

まとめ

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犬のサマーカットは、適切な長さにカットする程度であれば、高温多湿な日本において熱中症対策になったり、健康を維持する上でメリットがあります。

しかし、地肌が見えるほど短くしすぎてしまうと、かえって熱中症になりやすくなったり、冬になっても被毛が元に戻らなくなったりしてしまうこともあります。

単に見た目がかわいいから、涼しそうだからという理由だけでなく、メリットとデメリットをしっかりと把握した上で、どうすれば愛犬が快適に過ごせるかを考えてみてくださいね。

犬も高齢になると白髪が生える!原因と対策の必要性とは?

愛犬の毛の色が薄くなったと感じることはありませんか?
毎日一緒に暮らしていると分かりにくいですが、昔の写真と比べると変化に気が付くかもしれません。
犬も人間と同じように白髪が生えますが、そのほとんどが加齢によるもので問題はありません。しかし、大きなストレスや皮膚の状態が原因の場合もあるため注意が必要です。

今回は、犬の白髪について、その原因や対策をご紹介します。

犬に白髪が生える仕組み

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犬も人間と同じように、白髪が発生します。
髪の毛の色は、色素細胞であるメラノサイトで作られるメラニン色素によって決まります。
メラノサイトの働きが何らかの原因で低下することで、メラニン色素が正常に生成されず、白髪に繋がります。

ただし、人間のように真っ白になるわけではなく、全体的に毛の色が薄くなります。

犬の白髪の主な原因3つ

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犬の白髪の最も多い原因は加齢です。
しかし、若くても白髪が多かったり、急激に白髪が増えた場合は、過剰なストレスや栄養不足が原因の可能性もあります。以下では、犬の白髪の主な原因を3つご紹介します。

1.加齢

犬の白髪のほとんどが加齢によるものです。
シニア犬と呼ばれる7歳頃から白髪が増え始めますが、それよりも若くから生え始めることもあります。
加齢による白髪は顔まわりから始まることが多く、徐々に色が薄くなっていきます。

また、全ての犬に白髪が生えますが、特に白髪が生えやすい犬種は、レトリバー種や柴犬、トイプードルです。

2.ストレス

大きなストレスもまた、白髪を発生させる原因の一つになります。
日常の環境の変化、不安や恐怖などによるストレスが皮膚に影響し、被毛の色素や艶が変化します。
考えられる大きなストレス要因としては、家族構成の変化、引越し、騒音、慢性的な運動不足や睡眠不足などです。

そのほかにも、シニア犬は体力の衰えにより今までできていたことができなくなり、体調の変化により日常的に違和感を感じているかもしれません。シニア犬に合ったストレスフリーな環境の整備が大切です。

3.栄養不足

被毛の色を決めるメラニン色素の生成には栄養が必須です。被毛への栄養不足が原因で、白髪が増えることがあります。

栄養不足による白髪の場合は、なんらかの理由で血行不良が起こり、栄養が被毛まで行き届いていないか、そもそも摂取する栄養が少ないことが考えられます。

シニア犬は特に、食欲や消化吸収力が低下します。被毛の健康にはアミノ酸とミネラルが特に大切です。食事の見直しをしてみるのもありでしょう。

犬の白髪に対策は必要?

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加齢による白髪は自然なこと

白髪はそれ自体が悪いものではないため、加齢による白髪に特別な対策は必要ありません。

犬種差や個体差はありますが、どのみち高齢になると被毛が全体的に薄くなります。愛犬の自然な変化として、見守ってあげるのが良いでしょう。
逆に、白髪を抜いたり染めたりしてしまうと皮膚に負担がかかるため、絶対にしないようにしましょう。

体調不良が原因の場合は

犬の白髪は上記の原因の他にも、皮膚の汚れや皮膚疾患、タバコの副流煙、ホルモン、遺伝、体質などが関わっています。

若くても白髪が多い、急に白髪が増えた場合でも気にしすぎることはありません。
しかし、思い当たることがある場合や体調に違和感がある場合は、体のバランスが崩れていたり、病気が隠れている可能性があります。
動物病院に相談の上、ストレスや栄養など愛犬を取り巻く環境を改めてあげると良いでしょう。

日常でできるケア

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白髪に対して特別な対策をする必要はありませんが、日常の環境やお世話の見直しが白髪のケアにもなります。

①皮膚の健康を保つ

皮膚を健康に保つために、シャンプーやブラッシングを欠かさないようにしましょう。汚れの詰まりや毛玉による血流の滞りは、白髪にも影響します。
シニア犬になると体に負担になるため、シャンプーを控えることもあるかもしれません。愛犬の様子を見ながら、シャンプーシートで体を拭いたり、部分的にだけでもやってあげると良いでしょう。

②血行を良くする

毎日適度な運動をすることは、ストレス解消や血行を良くすることにつながります。
白髪が多い場所は筋肉が凝り固まって血行が悪くなっていることがあるため、マッサージをしてあげるのも良いでしょう。

まとめ

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加齢によって、犬に白髪が増えるのは自然なことです。過度に気にしすぎず、年齢とともに変化する愛犬を見守ってあげましょう。
加齢以外にも、過度なストレスや栄養不足など、さまざまな原因により白髪が増えることがあります。気になる場合は動物病院に相談し、愛犬の環境や食事、日常のケアの見直しを行うと良いですね。