【行ってみた】人も犬も楽しめる「わんわんカーニバル2022」
先日、東京都渋谷区にある代々木公園で行われたドッグイベントわんわんカーニバルに行ってきました。
今回は、初めて犬向けのイベントに参加した筆者の目線から、ドッグイベントの面白さと、愛犬のために気を付けたいことをお伝えします。
わんわんカーニバルとは?
わんわんカーニバルは、代々木公園で年に1回開催される、ワンちゃん大好きな方が愛犬と一緒に1日中楽しめる入場無料の都心最大級のドッグイベントです。(HPより抜粋)
実際に行ってみると、約70店舗の犬関連グッズ、約10店舗の人用ごはんが出店されていました。当日は晴天でおでかけ日和、そしてコロナウィルス感染拡大により2年ぶりの開催ということも相まってか、多くの犬や人で溢れていました。
わんわんカーニバル
https://wanwancarnival.com/
わんわんカーニバルの見どころ
①味見で満腹
SNSでチェックしていたお店やペットショップで見かける高級ごはんのブースが出店していました。そこでは、多くのお店で愛犬向けに味見のサービスや、サンプル配布を行っていました。
愛犬からしたらパラダイスですね。普段食べ付きの悪い子であれば、いろいろ食べ比べさせて好きなものを見つけてあげることもできるかもしれません。
②かわいいグッズや便利グッズを一気見
気になっていた犬グッズや知らなかった便利グッズなどを見ることができます。自分好みのものや、愛犬に似合いそうなものを探すのはとてもワクワクしますね。
また、今回多く見られたのがペットカートです。特徴や価格帯も様々ですが、このようなイベントによく参加する場合は、一台あると便利だなと感じました。
実際に、来場されている多くの犬たちがペットカートに乗っていました。ゴールデンレトリバーもカートに乗っており、落ち着いて乗っている姿はかわいく、また、大型犬も乗れるカートがあることに驚きました。
③珍しい犬種に遭遇
普段街ではなかなかお目にかかれない、超大型犬や珍しい犬種たちをたくさん見ることができました。今回遭遇した中で一番大きい子はグレートデンで、間近で見ると迫力満点!犬種の知識も深まるかもしれません。
また、人が大好きで撫でてアピールをしてくれる子にも遭遇し、思いがけず癒しの時間を過ごすこともできました。ドッグイベントは犬好きの人にも、パラダイスです。
④犬向けサービスも多め
犬関連商品の出店に加え、犬のトイレや犬の水飲み場なども設置されていました。
また、イベントの一環として、写真撮影サービスや、ペット関連の専門学生によるお悩み相談などもありました。こういった機会に気軽に試せるのは良いかもしれませんね。
⑤人のごはんも負けてない
お祭り感を出すのに一役買っている人用ごはんの出店。お昼時は犬グッズに負けないくらい、長蛇の列ができていました。
代々木公園は非常に広く、イベントエリアを離れれば、日陰で落ち着いて食べられそうな場所も多くありました。愛犬の休憩も兼ねて、少し静かな場所で食べるのがオススメです。
イベント参加時の注意点
楽しいイベントですが、愛犬のために気を付けたいこともあります。これはどんなイベントにも共通して言えることですので、ぜひ今後の参考にしてください。
熱中症に要注意
20度くらいから熱中症の発症率が上がるというデータがあります。イベントに参加した日は4月初旬にも関わらず、最高気温は26度で、人でも汗をかき、疲労を感じる暑さでした。
地面から近く、皮毛もしっかり生えている犬なら、熱中症や肉球の火傷にもなり得る気温です。参加している犬たちの多くがハアハアとパンティングをしており、その様子からも暑いということがわかりました。
熱中症は命の危険もあるため、以下の点に気をつけてしっかり対策しましょう。
- 20度を超える日はイベント参加を短めにする
- 新鮮な水を頻繁にたっぷりあげる
- 体を冷やすための保冷剤を用意する(使用時はタオルなどを巻く)
- できるだけ日陰を歩く
- 日陰でこまめな休憩をとる
人混みは抱っこやカートで
混雑時、人は自分の足元が見えにくいですよね。特に小型犬は人の視界に入りにくく、蹴られたり、踏まれたりという可能性が高くなります。
実際に、飼い主さんは全く気付いていませんでしたが、蹴られてしまったチワワがいてとてもかいわいそうになりました。
犬たちにとって、混雑したイベントは恐怖と痛みを伴う場になりかねませんので、どうか人や犬が多い場では、抱っこやカートを利用し、愛犬の安全を確保してください。
ゴミは指定の場所に捨てる
ゴミを指定の場所に捨てるのは当然のことですが、犬たちが集まるイベントとなればより一層注意しましょう。理由は拾い食いをする子が誤飲をするリスクを減らすためです。人のごはんのゴミでも、犬からすれば恐らく良い匂いがし、気になるものです。
ゴミが発生したら、犬が食べられないように決められた場所に捨て、愛犬だけでなく、参加しているすべての子の安全を守りましょう。
味見はほどほどに
味見や試食は少量ではありますが、食べすぎると下痢になったり、普段食べていない食材を食べて、アレルギー反応が起こる可能性もあります。無料で食べられるのはうれしいですが、何をどれくらい食べたかを把握し、味見はほどほどにしましょう。
犬同士の距離感にも要注意
犬が苦手な子からすれば、犬が多いイベントはストレスになる可能性があります。意図せずとも混雑していると、犬同士の距離感が近くなってしまうこともあり、咬傷事故が起こる可能性はゼロではありません。
愛犬が犬が得意でない場合は、カートに乗せる、抱っこをする、壁側を歩くなど直接的に他の犬と接触しなくて済むように対応をしてあげましょう。
<犬同士を挨拶させたい場合は飼い主の許可をとってから>
愛犬を他の犬と挨拶をさせたい場合は、相手の子が犬が苦手な可能性もあります。距離を取った状態で飼い主さんに挨拶して大丈夫か了承を得てから近づけましょう。ただし、飼い主さんが快諾しても犬自身は嫌がることもあります。相手の子が逃げたり嫌がる様子があれば、深追いしないことをオススメします。
まとめ
犬が好きな人にとってはきっと楽しい犬のイベント。たまに行くと刺激的で、年に一回くらいはこういったイベントに行きたいなと筆者は思いました。
ただし、飼い主さんだけが楽しむのではなく、愛犬の得意・不得意や気候、体調などもしっかり考慮し、愛犬にとっても良い経験となるよう配慮してあげましょう。
無理に愛犬を連れて行かずとも、飼い主さんだけで参加をしても楽しめるということも、頭の片隅に入れておいてくださいね。
飛行機の機内にペット同伴で乗れるサービスが開始!内容を徹底調査!
ペットを連れて遠出や帰省をしたいけど、飛行機の貨物室に乗せるのは心配という方もいるでしょう。そんな方のために、この度、北九州を拠点とするスターフライヤーが、飛行機の客室にペットと同乗できるサービスを開始しました。
この記事では、サービスの詳細や、事前に準備したいこと、注意したいポイントなどについてご紹介します。
「FLY WITH PET!」とは、どんなサービス?
北九州市に本社を置く航空会社「スターフライヤー」が、ペットと飛行機に乗る際、貨物室に預けるのではなく、機内にペット同伴で乗れるサービスを開始しました。
機内の最後列の窓側にペットを乗せ、その隣に飼い主が座れるため、いつでもペットの様子を確認することができますし、ペットへのストレスも最小限に減らせます。
価格は?
1区間あたり50,000円で、飼い主の航空券は別途購入が必要です。
少々高いと感じるかもしれませんが、余計にかかる人件費や掃除の手間などを考えると、妥当な金額でしょう。ペットとずっと一緒にいられるなら安いと考える人も少なくないはずです。
現在は羽田と北九州の間のみで運行
利用できる路線は、羽田(東京)⇔北九州線で、一日一往復運行しています(2022年4月現在)。
羽田空港→北九州空港
便名 | 出発 | 到着 |
---|---|---|
SFJ 77 | 11:15 | 12:55 |
SFJ 89 | 20:30 | 22:10 |
北九州空港→羽田空港
便名 | 出発 | 到着 |
---|---|---|
SFJ 78 | 10:00 | 11:35 |
SFJ 90 | 19:35 | 21:15 |
フライトの時刻等は時期によって異なりますので、必ずご自身で確認してくださいね。
まだ路線も本数も少ないですが、これが好評であれば路線も増えるかもしれませんし、他の航空会社も導入するようになり、選択肢が広がるかもしれません。
FLY WITH PET!
https://www.starflyer.jp/checkin/pet/flywithpet/
同伴できる動物の種類
長さ50cm×横幅40cm×高さ40cm程度のケージに入る小型の犬と猫のみが対象で、1便につき1匹持ち込めます。
また、以下のように、他のお客さんに配慮できるペットに限ると明記されています。
- 飼い慣らされている
- 充分にトレーニングされている
- お手入れが行き届き、におい対策等をしている
- 必要なワクチンを接種している
貨物室を利用する場合、多くの航空会社は暑さに弱い短頭犬種を通年もしくは夏場は預け入れを禁止しています。しかし、現時点では犬種による制限は設けていないため、短頭犬種を飼育している飼い主さんにとっても朗報でしょう(2022年4月現在)。
事前に準備するもの
1. ケージ
ケージの大きさや素材には規定があります。
- 長さ50cm×横幅40cm×高さ40cm以内であり、ペットが無理なく立ち上がる、横たわる等の動きができるよう十分な余裕が確保できるもの
- シートベルトで固定できるための取手がついているもの
- シールロック(開封防止のためにつける結束バンド)を装着できるもの
- 窓と入り口部分がメッシュ素材であるもの(格子状のケージは不可)
用意したケージが規定に合わない場合はケージを借りることができますが、普段から使い慣れているものの方が安心できますので、規定に合っているか事前にしっかり確認しておきましょう。
2. ワクチン接種証明書
3種以上の混合ワクチンと、犬の場合は狂犬病予防ワクチンの接種証明書(コピー可)が必要です。
また、ペットの年齢制限はありませんが、ワクチン接種を完了していなければいけないため、生後すぐのペットは同乗できません。
3. ペット用おむつ
空港および機内にいる時は、におい対策としてペット用のおむつ(マナーウェア)を着用していなければいけません。
空港で予備は用意されていますが、普段から使っているものの方が、ペットも飼い主さんも安心できるでしょう。
4. 同意書兼申込書
ペットを客室に持ち込む際の14個の遵守事項の確認と、署名が必要です。
ひとつでもチェックをつけられなければ、ペットを機内に同伴させることはできませんので、航空券を予約する前に必ず確認しましょう。
特に、緊急時には、ペットは酸素サービスは利用できず、脱出の際はペットを機内に置いていかなければいけないことにも同意が必要です。可能性は低いですが、絶対にないとは言い切れませんので、最悪の事態も頭に入れておく必要があります。
ペットを機内に持ち込む際の遵守事項
https://www.starflyer.jp/checkin/pet/flywithpet/pdf/conditions.pdf
当日の流れ
カウンター
空港に着いたらまずはカウンターへ向かいましょう。
同意書兼申込書、ワクチンの接種証明書の確認およびケージのサイズや形、おむつ着用の確認も行います。
保安検査場
保安検査場ではペットをケージから出し、ケージのX線検査を行います。この際、ペットは飼い主さんが抱っこをした状態でゲート型の探知機を通ります。
検査終了後、ペットをケージに入れた上で、追加の脱走防止措置を実施します。これ以降、目的地の空港に着くまでは、ペットをケージから出すことはできません。
搭乗と到着
他のお客さんとの接触をなるべく減らせるよう、一番最初に搭乗し、目的地に到着したら一番最後に降機します。
注意したいポイント
このサービスを利用する際に注意したいことがいくつかあります。「知らなかった」とならないようにしっかり把握しておきましょう。
当日の受付は不可
旅行商品は10日前まで、航空券のみの場合は4日前まで予約が可能です。当日にペットを連れて行ってもその場で受け付けてもらうことはできませんので注意しましょう。
また、1便につき1件のみ予約可能ですので、ペットと飛行機に乗ることが決まったら余裕をもって予約するようにしましょう。
機内でペットにエサは与えられない
ケージをあけて外に出すのはもちろんできませんが、ケージの隙間からエサを与えることはできません。
ただし、ケージの外から給水器等で水を与えることは可能です。
緊急時の対応
すでにお伝えしていますが、緊急事態が発生し、飛行機から脱出しなければいけないときはペットを機内に置いていかなければなりません。
いつ、何が起こるかわかりませんので、ペットと飛行機に乗る以上は万が一のことも覚悟しておく必要があります。
まとめ
ペットを貨物室に預けることに不安があるという飼い主さんにとっては、とてもありがたいサービスでしょう。現時点では羽田と北九州間の便でのみ利用が可能ですが、好評であれば他の区間や他の航空会社も運行を始めてくれるかもしれません。
一方で、このようなサービスを利用する際は、飼い主さんも気をつけなければいけません。愛犬への負担も大きくなりますので、しっかりとケアをしましょう。同時にしつけや、抜け毛や匂いなどの対策もしっかり行い、他の人に迷惑をかけないように心がけましょう。あまりに苦情が多いと、サービスが終了して、飛行機でのお出かけも難しくなってしまうかもしれません。
愛犬や愛猫と一緒に飛行機に乗れることを感謝しつつ、もし実際に乗る機会があったら事前にしっかり準備して当日を迎えましょう。そして、特別な旅行や帰省を楽しんでくださいね。
【行ってみた】「猫返し神社」とも呼ばれる立川の阿豆佐味天神社とは
猫を外で飼っている飼い主さんの中には「猫が帰ってこなくなったらどうしよう!」という心配をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
もしそのような状況になってしまったら、藁にもすがる思いで神社へお参りしに行くこともあるかもしれません。
東京都立川市には通称「猫返し神社」と呼ばれる阿豆佐味天神社があり、ここでお参りをするといなくなった猫が帰ってくると言われています。
この記事では、阿豆佐味天神社が猫返し神社と呼ばれるようになった理由や境内の様子についてご紹介します。猫を飼われている方は、もしもの時のためにチェックしてみてください!
阿豆佐味天神社(あずさみてんじんじゃ)とは?
東京都立川市にある阿豆佐味天神社は、地域の守り神として1629年に創建されました。医薬・健康・知恵の神「少彦名命(すくなひこなのみこと)」と、文学・芸術の神「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」の2柱を祀っています。
阿豆佐味天神社の境内には9つの社があり、そのうちのひとつである養蚕の守り神を祀っている蚕影神社(こかげじんじゃ)が猫と関係があります。
この地域では養蚕が盛んに行われており、蚕の天敵であるネズミを駆除する猫が大切にされていました。
この蚕影神社が「猫返し神社」と呼ばれています。
猫返し神社と呼ばれる理由
30年ほど前のある日、ジャズピアニストの山下洋輔さんが飼っていた一匹の猫が行方不明になってしまいました。
猫を探し回っている際、たまたま通りがかった神社で「猫を返してください」とお願いしたところ、翌日に猫が帰ってきました。そのときの神社が蚕影神社だったのです。
そのエピソードを雑誌で紹介したところ、「猫返し神社」の噂が広まり、多くの愛猫家が訪れるようになりました。
最近では、猫の帰りを祈るだけでなく、猫の健康を祈願するなど、猫好きが集まるスポットにもなっています。
なお、阿豆佐味天神社の境内では、山下さんが奉納したピアノ曲『越天楽』が流れています。まさに、猫が結んだすてきな縁ですね。
阿豆佐味天神社に行ってきた!
猫返し神社のことを知った筆者は、早速阿豆佐味天神社に行ってきました。
猫のイラストの絵馬
蚕影神社のそばには、猫のイラストが描かれた絵馬がたくさんかけられていました。
絵馬には、猫が帰ってくることを願うだけでなく、帰ってきたことのお礼や、猫の健康を祈願するなど、多くの猫の飼い主さんのお願いが記されていました。
絵馬を納めた人の居住地は東京に留まらず、北海道や愛媛県など、日本中の多くの人が愛猫の帰りを待ちわびたり、健康を願ったりしています。
「ただいま猫」の石像
境内には、「ただいま猫」と呼ばれる猫の石像が置かれています。この猫は山下さんの愛猫ミオがモデルで、撫でるとご利益があると言われています。
目の部分にはガラス玉が埋め込まれており、かわいさが引き立って見えますね。
お守りも猫
絵馬だけでなく、お守りも猫仕様になっています。
猫を飼っている方は、愛猫の無事や健康を願うためにぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
参拝するときの注意点
ペットを連れての参拝はNG
せっかくなら愛猫を連れて行きたいと考える飼い主さんも多いかもしれませんが、ペットを連れての参拝はNGです。
すべての人が動物好きではないことを理解し、他の参拝者に迷惑をかけないように配慮しましょう。
カメラマン同行の撮影会は禁止
撮影用の小道具の持ち込みや20分以上の撮影会は商行為とみなし、禁止されています。出張カメラマンだけでなく、親戚や友人のカメラマンも同様です。
神社は神聖な場所ですので、静かにお参りをしましょう。
遠方在住の人にはありがたいサービスも
猫がいなくなってしまってお参りしたいけど、遠くに住んでいて立川まで行けないという方も多いでしょう。そういう方のために、絵馬を送ってくれるサービスがあります。
神社宛に現金書留で1000円(絵馬代+返送料)を送ると、自宅に絵馬を送ってもらえます。その後、絵馬に願いごとを書いて神社に返送すると、神社の絵馬掛けに納めてもらえます。
まとめ
猫がいなくなってしまい手を尽くしたら、もはや神頼みしかないかもしれません。そんな最後の望みとして、阿豆佐味天神社の境内にある蚕影神社を参拝してみてはいかがでしょうか。
もし猫が帰ってきてくれたら、猫がいなくならない環境を整えてあげてくださいね。室内飼いなら脱走しないような対策を講じ、外飼いなら猫用のGPSをつけるか、室内で飼うことも検討しましょう。
阿豆佐味天神社では、猫のイラストが描かれた絵馬やお守りも購入できます。猫の飼い主さんだけに限らず、猫好きの聖地としてぜひ訪れてみてください。
阿豆佐味天神社
住所:東京都立川市砂川町4-1-1
電話番号:042-536-3215
絵馬・御守・御朱印の授与時間:午前10時~12時、午後1時~3時30分アクセス:
タクシーの場合
立川駅北口から乗車し、13分程度
バスの場合
立川バス①番線「三ツ藤」・「箱根ヶ崎駅」行きに乗り、「砂川四番」の停留所で下車 乗車時間は15分程度
徒歩の場合
多摩都市モノレールの砂川七番駅から1.5km、20分程度
ドッグカフェと犬同伴OKは違う?飲食店での愛犬マナーをご紹介
お出かけ先で愛犬と一緒に飲食を楽しみたい!という飼い主さんは多いのではないでしょうか?
愛犬のお留守番が減ったり、犬を通してコミュニケーションが広がったりなど、楽しい時間を愛犬と共有できます。ただし、事前に準備やマナーについて知っておく必要もあります。
本記事では、ドッグカフェと犬同伴OKのお店の違い、行く前の準備や店内でのマナーについてまとめました。これから愛犬とドッグカフェなどに行く予定のある方は、ぜひご一読ください。
ドッグカフェの種類
ドッグカフェとは、犬と共に飲食を楽しむことができるカフェやレストランのことです。
利用客が犬を連れてくることが前提のため、犬用のメニューが用意してあるなど犬連れにとって嬉しい工夫がなされているお店が多いです。
ドッグカフェにはいくつか種類があり、それぞれ特徴があります。
愛犬や飼い主さんの状況に合わせて選んでみてくださいね。
1. ドッグラン併設
ドッグランに併設されているカフェです。
ドッグランでエネルギーを発散させることができるため、アクティブな子や落ち着きがない子にぴったりのカフェでしょう。
2. ペットショップ併設
ペットショップに併設されているカフェです。大型のショッピングモールなどにあることが多いです。
買い物のついでに気軽に訪れることができ、もし足りないものがあってもすぐに購入できる利便性があります。
3. 独立したカフェ
ドッグカフェとして独立したカフェもあります。
設備やサービスが揃っている場所や、個人経営で雰囲気のある場所など、お店によって特徴があります。
飼い主さんにとってもお気に入りのカフェが見つけやすいかもしれません。
ドッグカフェと犬同伴OKは違う
ドッグカフェとは先述の通り、基本的に犬連れのお客様を対象としており、そのための設備やサービスが充実しています。
一方、「犬同伴OK」のお店は、あくまで犬を連れていない一般の客を対象としているお店であり、テラス席など犬と一緒に飲食ができるエリアも一部あるという形です。
必ずしも犬が好きな人ばかりが来るとは限らないため、マナーに関しては特に注意するべきでしょう。
同伴できる時間帯や頭数など、お店ごとにルールが決められている場合もありますので、初めて訪れる際はホームページや電話等で設備やサービス内容を確認しておくと安心です。
行く前に必要な準備
ドッグカフェでも犬同伴OKのお店でも、事前の準備や飲食時のマナーは共通です。
事前にどのような準備をして行けば良いでしょうか?
1. 基本的なしつけ
人や犬が多く慣れない環境下で、愛犬は興奮したりそわそわしたりしてしまうかもしれません。どのような時にでも、マテ、オスワリなどのコマンドに従うように練習しておきましょう。
2. ノミ・ダニ対策やワクチン接種
他の犬が多く集まるため、ノミ・ダニの予防や駆除は済ませておきましょう。
また、ワクチン接種は犬にとって必須です。お店によっては、ワクチンの接種証明の提示を求められることもあります。動物病院でもらったら、コピーなどを常に携帯しましょう。
3. ブラッシング
換毛期中の犬や長毛種などは、プルプルっとした際に毛がたくさん抜けてしまうことがあります。
事前に家でブラッシングをして、抜け毛をなるべく取っておきましょう。
洋服を着せるのもおすすめです。動きやすくくつろげる素材のものが良いかもしれません。
ドッグカフェに持っていくものリスト
犬を連れて飲食店に行く際に持っておくと良いものをご紹介します。
下記以外にも、愛犬が落ち着けるものや常備薬など、必要なものを持っていってくださいね。
- マットやブランケット
- おやつ(ガムなど長持ちするものもあると◯)
- おもちゃ
- 携帯用水飲み
- トイレシーツ、タオル、消臭スプレー
- マナーベルト、おむつ
- ワクチン接種証明書のコピー
ドッグカフェ店内でのマナー
ドッグカフェでは、愛犬や飼い主さん、周りの人や犬が安心して過ごすために、守らなければいけないマナーがあります。
1. 店前にトイレを済ませておく
お店の中で排泄をしてしまわないように、お店に入る前に愛犬のトイレを済ませておきましょう。
もしトイレのタイミングが合わなかった場合は、マナーベルトやおむつを着用しておくと安心です。
2. 店内では犬は足元に
愛犬を椅子に乗せたり、膝に乗せたりすることは基本的にNGです。許可されているお店でない限り、愛犬は足元にいてもらいましょう。
テーブルに乗り出してしまわないように、オスワリやフセの姿勢で待っててもらうのがおすすめです。
マットやブランケットを敷いてあげると、リラックスできるかもしれません。
3. リードは短めにつないでおく
他の犬や人、ご飯などに反応して、愛犬が動き回ってしまう可能性があります。
怪我や事故の恐れもあるため、あちこちに行けないようにリードは短めにつないでおきましょう。
4. 人間用の食器を使わない
愛犬にご飯や水をあげるための食器は、衛生の観点から人間のものを使ってはいけません。
お店によっては犬用の食器の貸し出がない場合もあるため、持参すると良いでしょう。
ドッグカフェに連れていく際のポイント
事前準備をしっかりしてマナーを守っていても、予期せぬトラブルが発生することがあります。
そういった状況にもなるべく対応するために、ドッグカフェに行く際のポイントをご紹介します。
座席の位置
店内での座席の位置は意外と重要です。
出入口付近や通路側だと人通りが多く、愛犬がなかなか落ち着かないかもしれません。
別の席の方が安心して過ごせるようであれば、店員さんに声をかけて移動しましょう。
また、愛犬が他の犬との交流が苦手な場合は、通路側に犬を待機させないなどの工夫も必要かもしれません。
吠えてしまう場合には
しつけをしていても、相性が良くない犬が近くにいたり店内の環境に慣れなかったりすると、どうしても吠えてしまうことがあるかもしれません。
カフェで犬が吠えてしまう原因のひとつに、「自分より先にいた犬には吠えないけれど、後から来た犬には吠える」ということがあるようです。
犬が新しくお店に来たら愛犬より先に気づいて、おもちゃやおやつで気を逸らしてみてください。
まとめ
ドッグカフェや犬同伴OKの飲食店では、事前準備をマナーをしっかり確認してから行くと、愛犬も飼い主さんも快適に過ごせるでしょう。それぞれのお店ごとに設備やサービスが異なりますので、事前に確認しましょう。
不安がある場合は、近場で短い時間の滞在から練習してみてはいかがでしょうか?
愛犬と一緒に飲食ができればお出かけの幅が広がり、愛犬との思い出も増えますね。
犬をお墓参りに連れて行っていいの?注意すべき6つのポイントとは
お盆やお彼岸の大切な行事、お墓参り。
犬も大切な家族の一員ですから、お墓参りに一緒に連れて行きたいと思う飼い主さんも多いのではないでしょうか?
犬を墓地に連れ込む際に注意すべき点をおさえて、マナーの良いお墓参りをしましょう。
なお、基本的に、お彼岸は3月18-24日、お盆は8月13日-8月16日です。
犬の連れ込みの可否は事前に確認しよう
犬の連れ込みの可否は、墓地によって異なります。
特にお寺が管理している場合は、宗派によって犬の立ち入りを厳しく禁止しているところもあります。
注意書きがされている場合もありますが、されていないことも多いようです。トラブルにならないよう、事前に必ず電話やネットで確認をするようにしましょう。
犬の連れて行く上で注意したい6つのポイント
犬の連れ込み可能なことがわかり、実際に連れて行くことになった際には、以下の点に注意しましょう。
1. トイレは事前に済まさせておく
墓地は公共の場です。敷地内で犬が用を足しているのを見て、不快に思う人もいるでしょう。
特に、他の家のお墓に粗相をしてしまっては大変な迷惑です。
くれぐれもトイレは事前に済ませ、もしもそわそわし始めたら、速やかに墓地の敷地から遠ざかるようにしましょう。
万が一、敷地内でトイレをしてしまった際には、おしっこは水で流し、うんちはきちんと持ち帰ります。
トイレトレーニングができていない場合は、オムツをするなど、最低限のマナーを守りましょう。
2. お供え物を食べないように注意
お墓にはお菓子や果物、お花がお供えされていることがよくありますが、犬がお供え物を誤って口にしないように注意しましょう。
もちろん、犬を飼うマナーとしてもよくないですし、犬にとって害となる食べ物がお供えしてある可能性も十分に考えられます。
3. なるべく犬を自由にさせない
犬が墓地の敷地内で自由に行動してしまうと、さまざまなトラブルの原因となりかねません。
可能であれば抱っこしたりキャリーケースに入れるなどしましょう。
大型犬の場合は、リードを短く持ち、敷地内ではなるべく犬が自由に行動できないようにしましょう。
4. こまめに水分補給をさせる
脱水を防ぐため、犬用の飲み水を持参し、こまめに水分補給をさせましょう。
喉が渇いても水がもらえないと、お墓の水を飲んでしまう恐れがあるので注意してください。
5. 車の中で熱中症にならないように注意
墓地の敷地内には連れていかず、車の中で待機させるという場合にも、注意することがあります。
特に、お盆の時期はかなり暑くなりますから、車内の暑さ対策をしっかりしましょう。
窓を少し開けて風通しをよくするのが無難ですが、他の人が窓から手を入れてかまれてしまうなど、トラブルが起きかねません。
また、本格的に暑くなる季節は、窓を開けるだけでは車内の暑さ対策としては不十分です。必ず車内に誰かが残り、クーラーをつけておきましょう。
6. 写真撮影はほどほどに
お墓参りに行ったら、ご先祖様と犬と一緒に写真撮影をしたくなるかもしれません。
基本的に写真を撮るのは問題ありませんが、あまり長いこと写真を撮ると犬にも大きな負担がかかり、疲れてしまいます。
なるべく短時間で済ませるようにしましょう。
不安な場合は連れていかないのがベスト
ここまで犬をお墓参りに連れて行く上で気をつけるべき点をご紹介しましたが、少しでも不安がある場合は、連れていかないのが飼い主さんにとっても犬にとってもベストな選択かもしれません。
こんな犬は特に注意
特に、普段から知らない人に向かってよく吠える犬や、わがままな性格の犬は、周りの人に迷惑をかけてしまう可能性が高いです。なるべくお留守番させるようにしましょう。
連れて行くなら空いている時間に
犬を連れて行くなら、混雑時をなるべく避けるようにするとよいでしょう。
特に、車で行く場合は、渋滞に巻き込まれるなどして犬が体調を崩してしまうことも懸念されるので、十分注意してください。
お彼岸やお盆の日にちを少し外すというのも一つの手です。少しずらすだけでも、混雑具合がだいぶ違います。
まとめ
犬をお墓参りに連れて行く際には、他の人の迷惑とならないよう、十分に注意をしましょう。
また、宗派によっては犬の立ち入りを厳しく禁止しているところもありますから、事前に確認を取ることが必要です。
犬をお墓参りに連れて行くことはトラブルやストレスの元ですから、飼い主さんのためにも犬のためにも、なるべく連れていかないのがベストかもしれません。
ただ、それでも連れて行きたい場合は、くれぐれもルールを守ってお墓参りをするようにしましょう。