愛犬の成長は飼い主次第!目指したい指示の出し方と褒め方

愛犬にはどのように指示を出していますか?また、指示に対応してくれたらどのように褒めてあげていますか?

犬は基本的に人のコトバを理解できないことがわかっていても、ついコトバで色々なことを言ってしまったりと、愛犬の成長を止めてしまうような指示を出しているかもしれません。

今回は、やってしまいがちな指示の出し方と愛犬の成長を伸ばす指示の出し方を紹介します。

やってしまいがちな対応

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頭ではわかっていても愛犬を前にすると、つい愛犬には伝わりづらい指示や褒め方をしているかもしれません。指示の出し方に問題はないか改めてチェックしてみましょう。

良くない指示の出し方

  • コトバの指示の連呼
  • いきなりコトバのみでの指示
  • 刺激の多い中での指示
  • コトバの指示を変える(例:オスワリ!スワッテ!スワレ!オスワリデショ~)

これらはいずれも愛犬には伝わりにくく、失敗を誘発してしまいます。失敗(指示が伝わらない)を繰り返す場合は、上記の対応をしていないかを客観的に確認し、愛犬にどうしたら伝わりやすいかを再度考える必要があります。

良くない褒め方

  • カラダを強く撫でる
  • 大きな声で褒める
  • 普段あげているフードをご褒美にあげる
  • 小さいサイズのおやつをあげる

これらの褒め方は愛犬には「褒め」として伝わらず報酬になっていない可能性があります。よく、「大袈裟に大きな声で思い切り褒めましょう」という方法を見聞きしますが、愛犬からすると、突然人が大きな声で勢いよく自分に向かってきたら、うれしいといったプラスの感情よりも驚き怖いといったマイナスな感情が強くなることも考えられます。

人間のコトバが基本的にはわからない犬には、褒めコトバや撫でることよりも、しっかり大きさのある大好きなおやつをひとつもらえた方が報酬となり、行動が定着しやすいです。食欲があまりない場合は、優しく愛犬が喜ぶ撫で方をしたり、おもちゃが好きであればおもちゃ遊びをしてあげると報酬になるでしょう。

自分で考えることも大切

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まずは、指示を出して対応できるまでトレーニングすることが必要ですが、指示に対応できるようになった後には、愛犬が自分で考えて対応できるようにすることも大切です。毎回指示を出してばかりでは考える力は養われず、「言われたからやる」だけの対応になってしまいます。毎回指示を出す飼い主さんも大変ですね。

自分で考えられるようになると、人の前に来たらオスワリやフセをする、呼ばれなくてもアイコンタクトを取る、人の横について一緒に歩く、マットの上に行ったらフセをするなど、愛犬が考えてその行動を取れるようになり、人が求める行動も定着しやすくなります。

考える前に手とコトバの指示でトレーニング

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まずは、手の指示(動き)で刺激が強い中でもしっかりと愛犬がその行動をできるようになるまでトレーニングをします。犬はコトバよりも動きの方が理解がしやすいとされているため、まずは手や体の動きで覚えてもらいましょう。

その後、コトバで対応を覚えてもらいます。ただし、いきなりコトバだけを言っても伝わらないため、先に覚えた手の指示とコトバを組み合わせてトレーニングをします。

コトバの指示の教え方

指示のコトバを言ったあとに、手の指示を出すという順で練習をします。

<例:オスワリ>
「オスワリ」と言ったあとにオスワリの手の指示を出し、愛犬がオスワリできたら報酬をあげます。

一連の流れを何度も繰り返します。
「オスワリ」のコトバのみでオスワリができたら報酬をあげます。

この流れで練習すると、どんな対応もコトバの指示のみでその行動が取れるようになっていきます。

考えて行動を取るトレーニング

オスワリを例に説明をします。ゴールは、人の前にきたら自らオスワリをしてキープできる状態です。

考える力を養うトレーニングの方法

①オスワリが手やコトバの指示でできるようになったら、人の前に来て一度だけオスワリの指示を出して、できたら報酬をあげます。

②人の前に来たら指示は出さずに待ちます。待っている間はコトバをかけたり手の指示も出しません。圧をかけない程度にアイコンタクトを取っておきます。

③愛犬自らオスワリをしてくれたらおやつをあげます。

④一度できたら、再度指示は出さずにオスワリができたらおやつをあげるという流れを繰り返します。そうすると「人の前に来たら自らオスワリをする」という行動が定着します。

上記のやり方でうまくいかない場合のトレーニング方法

①再度オスワリの指示を出してオスワリをしたらおやつをあげます。

②人の前に愛犬が来たら、オスワリの指示を出しますが、すぐには出さずに指示を出すまでの時間を1秒、2秒、3秒…10秒と少しずつ伸ばします。指示を出してできた際も、指示を出さずに愛犬自らオスワリができた際もおやつをあげます。

この要領で、愛犬が自らできる対応を増やせるように練習してみてください。

もちろん、スムーズにできないこともたくさんあり、指示で対応するトレーニングの段階で躓くこともあると思います。その際は、信頼できるドッグトレーナーに、愛犬に合ったトレーニング方法を教えてもらうのもおすすめです。

まとめ

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愛犬に伝えたい気持ちが強くなりすぎて、指示の連呼や指示以外のコトバを発したりと、結局愛犬には伝わらない指示になっていることがあるかもしれません。

また、愛犬が求めている対応をしてくれた際の褒め方もとても大切で、ただテンション高く強く撫でただりするだけでは愛犬には褒めとして伝わっていないこともあります。自身の対応によって愛犬がどのような対応をするかを観察し、うまくいかない場合には自身の対応を変えてみましょう。

指示での対応ができるようになったら愛犬が考える力を養い、さらにレベルアップを目指してみるのはどうでしょうか。愛犬の成長を伸ばすのも止めるのも飼い主さんの対応次第かもしれません。

スポーツとしてのノーズワークとは?4つの科目と犬に良い理由を解説

皆さんは愛犬と一緒に「ノーズワーク」を楽しんでいますか?

一般的にノーズワークと聞くと、マットや知育玩具に隠されたおやつを探す遊びを想像する方も多いかもしれませんが、実はより本格的なドッグスポーツとしてのノーズワークも存在します。

今回は、そんなドッグスポーツとしてのノーズワークやその効果、それを応用した遊びなどをご紹介いたします。

ノーズワークとは

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ノーズワークはもともと、保護施設で暮らす犬たちにアクティビティを与えることで生活の質を向上させ、精神的な満足感をもたらすことを目的に、2006年にアメリカのドッグトレーナーたちによって考案されました。ノーズワークを通じて、すべての犬が本来持っている自然な本能を発揮でき、これが犬に充実感と満足感をもたらします。

また、ノーズワークはドッグスポーツの一種でもありますが、運動能力の差にかかわらず、小型犬やシニア犬、障害を持つ犬でも楽しめる競技です。

現在では、ヨーロッパやオーストラリアなどでもスポーツとして導入され、国によって名称やルールに違いがあるものの、ハンドラーと犬がエリア内に隠された特定のにおい(ハイド)を探すという共通の目的のもと、世界中で楽しまれています。

日本ではこちらの協会が、ノーズワークのレッスンや競技会を行っています。

ノーズワークスポーツクラブ(JNWSC)
https://noseworksportsclub.jp/

ノーズワークの4つの科目

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発祥地であるアメリカやスウェーデン、日本などでは、ノーズワークを行う環境によって4つの科目が定められています。ここからは、競技の映像を観ながら、科目ごとのノーズワークをご紹介いたします。

1.コンテナ・サーチ

コンテナ・サーチでは、においの隠された容器を見つけます。これは、空港の入国検査場で働く検疫探知犬の活動と似ている競技です。実際の競技では箱だけでなく、プラスチックケース、トートバッグ、リュックサック、バケツなどさまざまな物にターゲットが隠されています。コンテナ・サーチは多くの場合、最初に取り組むノーズワークです。

2.インテリア・サーチ

インテリア・サーチは、屋内に隠されたにおいを見つける競技です。通常、初めの段階では一つの部屋で行われますが、上達するにつれてリビングルームから寝室、トイレやお風呂場、ガレージまで、あらゆる屋内にターゲットを隠して探します。

3.エクステリア・サーチ

エクステリア・サーチは、屋外に隠されたにおいを見つける競技です。家の庭から公園、雑木林など、あらゆる屋外が対象です。

4.ヴィークル・サーチ

ヴィークル・サーチでは、車両の外側に隠されているにおいを見つけます。ここで言う車両は、乗用車だけでなく、トラックやトラクターなどの大型車、ヘリコプターや飛行機も対象です。この競技は、麻薬や爆薬を見つける探知犬の作業からヒントを得ています。

ノーズワークの良い効果は証明されている

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アメリカのシャルロット・デュラントン博士とアレクサンドラ・ホロウィッツ博士が2019年に発表した論文によると、ノーズワークに参加した犬は、ヒールワークに参加した犬に比べて、楽観性が高まると結論付けています(ヒールワークとは、飼い主の足元につきながら犬が動く動作を指します)。

ノーズワークにおいて、犬はある程度自由に動けるため、自分の行動を選択する幅が広がります。これにより、犬は問題解決に主体的に取り組み、その成功体験が前向きな気持ちを生み出しています。

さらに、嗅覚は犬にとって最も重要な感覚であり、これを活用する機会を作ることで、本来の犬らしい行動をとることができます。

この研究では、犬が自ら問題を解決し、嗅覚を活かす機会を作ることが重要であるとしています。

※参考文献

Finding Hidden Food in Nosework Increases Dogs’ Optimism | Companion Animal Psychology
https://www.companionanimalpsychology.com/2019/02/finding-hidden-food-in-nosework.html

毎日の遊びに取り入れてみよう

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犬の運動というと、散歩だけすればいいと思っている方もいますが、遊びもとても重要です。特にノーズワークのように本能を刺激するような遊びは、毎日の散歩と同じくらい積極的に取り入れたいものです。

例えば、Kong(コング)は非常に有名な犬のおもちゃで、持っている方も多いでしょう。一般的に、中におやつを詰めて犬にそのまま渡しますが、それを部屋のどこかに隠して犬に探させれば、食べるだけでなくノーズワークも一緒に楽しめます。

Kong
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また、ボールが好きな犬であれば、散歩の途中に草むらなどにお気に入りのボールを隠して犬に探させてみてください。これだけでもエクステリア・サーチのような遊びができます。

室内であれば、複数の箱や紙コップなどを用意し、その中におやつを隠して犬に探させてみましょう。これもコンテナ・サーチを応用した遊びの一例です。

※簡単にできるノーズワークについては、こちらの記事もご覧ください。

犬の本能をくすぐる遊び「ノーズワークゲーム」で脳トレをしよう!
https://cheriee.jp/dogs/22455/

遊び方に悩んだら

隠す場所やアイディアが浮かばない時は、SNSを見てみましょう。世界中の人たちがさまざまな方法でノーズワークに挑戦しているので、とても参考になります。

探すにおいは芳香蒸留水がおすすめ

さらに上級を目指すなら、特定のにおいを探すように教えてみましょう。ただし、探させるにおいには少々注意が必要です。

実際の競技において、探すにおいにはアロマ精油や芳香蒸留水が使われますが、アロマ製油は種類によって大量に吸引すると犬が中毒を起こす可能性があります。レッスンなどでインストラクターの指導がある場合以外は、芳香蒸留水の使用をおすすめします。

まとめ

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今回は、スポーツとしてのノーズワークをご紹介しました。犬によっては、ノーズワークマットなどでは簡単に見つけてしまったり、知育玩具の構造を理解してしまったりして、物足りなさを感じている子もいるかもしれません。

そういった子は少しレベルを上げて、今回紹介したようなドッグスポーツとしてのノーズワークにチャレンジしてみてください。もしかすると、才能が開花して、その子の新たな一面が見られるかもしれません。

今日からトレーニングを始めよう!犬育てで後悔する5つの慣れ

犬と生活していてお悩みが増えたのはいつ頃でしょうか。子犬のうちは「かわいい」が先行していることや、力なども弱く、悩みはあるものの深い悩みには繋がらないことも多いかもしれません。

しかし、月齢、年齢を追うごとに悩みは深刻になり、どうにかしなければと焦る飼い主さんに多く出会ってきました。

飼い主さんが後悔することの多くは、様々なことへの慣れである社会化がメインですが、具体的にどんなことに慣れておけばよかったと感じるのでしょうか。詳しくご紹介していきます。

自然に解決する悩みはない

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子犬の飼い主さんとお話をしていて、「これは成犬になれば自然に治りますか?」と聞かれることがありますが、基本的に年齢に関わらず、トレーニングなどをせずに人が困っている行動が無くなることはないと思っていいでしょう。

逆に吠え、咬み、興奮、散歩時の引っ張り、お手入れの拒否など、人が困ったと感じる行動は、経験を重ねれば重ねるほどその行動が定着し、行動を減らすのに多くの時間を要します

そのため、深い悩みにしないためには、1日も早くトレーニングを通じて愛犬に人が取って欲しい行動を覚えてもらったり、様々なものに慣れてもらう必要があります。

1. 来客慣れ

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来客時に激しく吠えて困るというお悩みは、多くの方が経験しているのではないでしょうか。来客時の吠えを予防するためには、様々なことに慣れ、来客時の行動を教えていくことが大切です。

来客の慣れ方

ご自宅のインターホンの音、鍵が開く音、ドアが開く音、人が入ってくること、人が家の中で話したり動いたりすることに慣らしてあげましょう。最後はそれら一連の流れで慣れることも必要です。

まずは、愛犬がどの段階で反応するかを把握し、反応せずにいられるように慣れをしっかりと行っていきましょう

また、吠える以外の行動を覚えてもらうのもおすすめです。インターホンが鳴ったら、ハウスやクレートに入って落ち着けるようになると、愛犬にも飼い主さんにも負担がなくなりおすすめです。

2. 歯磨き・ブラッシング

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飼い主さんを悩ませ、愛犬にもストレスがかかるのがお手入れではないでしょうか。特に歯磨きやブラッシングは基本的に毎日必要なものですが(ブラッシングは犬種による)、嫌がる子も多く、無理矢理行うと咬みに繋がったり飼い主さんと愛犬の関係性が悪化しかねません。

歯磨き・ブラッシングの慣れ方

歯磨きもブラッシングも段階を追って、少しずつ、愛犬が嫌がらないレベルで慣れていくことが大切です。愛犬が嫌がる素振りを見せるまでやってしまうとお手入れに対して嫌なイメージがどんどん付いてしまいます

もどかしいくらい少しずつ、おやつを使いながら愛犬が平気でいられる時間や強さ、触る場所を増やしていきます。お手入れを落ち着いてできるようになると、お手入れも飼い主さんとのスキンシップの時間に変わっていきます。

3. 散歩(お外慣れ)

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散歩で歩かない、引っ張る、人に吠える、犬に吠えるは、散歩に関するよくあるお悩みです。

日本では未だに3回の混合ワクチン接種を待ってから外を歩かせるという考えが主流ですが、それを待っていると社会化期(3~12週)は過ぎてしまいます。社会化を過ぎてから初めて見る自分よりはるかに大きい人間、音もしてスピードのある車やバイク、自転車や犬など様々なものを怖がり、歩けなくなってしまうのは無理もありません。

散歩の慣れ方

まずは外に慣れることが大切です。子犬をお迎えした場合、1日でも早く外を犬の足で歩かせることをおすすめします。感染症のリスクが上がる草むらや水回り、土を歩いたり、他の犬と交流はしなくて大丈夫ですので、アスファルトをまずは歩くところからスタートしてみるのがおすすめです。

また、人や犬など決まった対象物に吠えや引っ張りがある場合は、外でも人に意識を向ける練習からしましょう。おやつを使い、愛犬が飼い主さんを見てくれたらおやつをあげる、おやつを使いながら人の横を歩く練習から行うのがおすすめです。

※感染症のリスクはゼロではありませんので、どのタイミングで外を歩かせるかは獣医師と相談の上、飼い主さんがご判断ください。

4. 飼い主と離れる

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コロナでの外出自粛や在宅ワークへの移行などもあり、飼い主さんと離れる経験をあまりしておらず、家の中にいても離れられない、飼い主さんが動くと落ち着けないといったお悩みも耳にします。

飼い主との慣れ方

まずは5〜10秒くらい飼い主さんの姿を愛犬から見えないようにし、すぐに戻るところからスタートします。時間を伸ばす際は、知育玩具などを使い、愛犬が何かに夢中になっている間にひとりの空間にし、そのことに愛犬が気付かないうちにまた戻ってくるようにします。そして、愛犬の元に飼い主さんが必ず戻ってくるという安心感も与えてあげるようにします。

長時間の留守番になる場合は、留守番中に寝られるよう留守番前にお散歩やおもちゃ遊びなどで体力を十分に使い、良い疲れを感じられるよう事前準備も必要です。

あると便利な知育玩具

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5. 犬慣れ

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愛犬が他の犬と遊ぶ姿を見たいというのは飼い主さんの多くが望むことだと思います。一方で、犬を見ると吠える、逃げる、固まるといったお悩みが多いのも事実です。

他の犬と遊べるようにさせたいという話を聞くこともありますが、愛犬にとってそれが最善の選択かを考える必要があります。

犬にも相性があったり、既に犬に対してネガティブなイメージがある犬にとって、犬のイメージを良くし、さらに一緒に遊べるようになるというのは難しい場合も多々あります。

犬の慣れ方

犬と触れ合う機会を子犬のうちから設け、かつ犬へ良いイメージがもてるような触れ合い方をさせることが大切です。

ただし、犬と遊べることだけを目指すのではなく、犬と遊ぶこともできるし、犬がいても落ち着くこともできる状態を目指すことをおすすめします。犬と安全に触れ合うには犬の保育園や幼稚園がいいでしょう。犬に慣れるには、周りの犬の対応がとても重要です。ドッグランでの犬慣れはネガティブなイメージが付くリスクがあります。

もし、現時点で犬に吠えてしまう場合は、決して無理に近付けたりせずに、まずは吠えずに通過したり、その場に落ち着いていられることを目標にトレーニングしていきましょう。

トレーニングにおやつは必要か

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トレーニング時にはおやつをしっかりあげることをおすすめします。せっかく愛犬がトレーニングを上手にできていても、「おやつをもらうためにやってるだけ」と冷たい飼い主さんの反応を見ることがあります。

しかし、おやつがあってできるのも十分すごいことではないでしょうか。ほとんどの人が無償では仕事をしないのと同じように、その行動を取ることで良いことがあるからモチベーションになり、再びその行動をとるようになります。

トレーニングのレベルが上がったらおやつをあげる頻度を減らしたり、おやつをあげることに抵抗がある場合には、一日にあげるフードの一部をトレーニング時に使うといいでしょう。しかし、そのフードが愛犬のモチベーションになっているかどうかを見る必要はあります。

おやつ選びのポイント

  • 愛犬が大好きなもの
  • ニオイがしっかりあるもの
  • 肉の比率が高いもの
  • ちぎれるけど、おやつの一部が崩れやすくないもの(ポロポロ落ちるものはトレーニングがやりにくくなります)

まとめ

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慣れやトレーニングには愛犬が大好きなおやつをしっかり使い、一日でも若い「今」から始めましょう。後悔しなくて済むか否かは飼い主さん次第です。愛犬頼みでは何も変わりません。

年齢、愛犬の具体的な行動によって、慣れ方やトレーニングの方法も変わってきますので、正しい方法で確実にトレーニングを進めるために、信頼できるプロのドッグトレーナーに愛犬を見てもらうのをおすすめします。

【初心者必見】これだけは愛犬に教えておきたい3つのコマンド

犬と人間が暮らしていく上で、犬のしつけは非常に重要です。その中でも「オスワリ」「フセ」「マテ」は、最低限教えておきたいコマンドです。

この記事では、犬を飼うことに慣れていない初心者の方に向けて、これらの重要な3つのコマンドの教え方や、トレーニングの強化方法について解説していきます。

トレーニングが上手くいくコツ

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実際にトレーニングに入る前に、以下の3点を確認しておきましょう。

1.集中できる環境づくり

犬に何か新しいことを教える時には、集中力が必要です。最初は、普段過ごす場所である自宅のリビングなどが適しています。この場合、気を散らさないようにオモチャなどを片付け、窓を閉め、テレビを消して音の刺激も無くしましょう。

2.練習時間の長さ

犬の集中力には年齢や個体差がありますが、持続する時間は5~15分程度です。練習を繰り返すことで、その子の集中力の持続時間が徐々にわかってきますが、最初は約5分程度を目安にトレーニングを始めてみましょう。

3.コマンド(指示語)を統一する

家族内で統一されていないコマンドが使われていると、犬が混乱し、学習の効率が悪くなります。例えば、「オスワリ」と言う人や「スワレ」と言う人がいる場合です。家族全員で話し合い、統一されたコマンドを使用するようにしましょう。

“Sit”(オスワリ)、”Down”(フセ)、”Wait”(マテ)など、英語のコマンドを使った方が統一できるというケースもあるので、検討してみてください。

教えておきたいコマンド①オスワリ

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犬のしつけにおいて最初に教えたいのは、この「オスワリ」です。特に子犬期などはじっとしていることが難しいかもしれませんが、お尻をつけて座る「オスワリ」を練習することは、自制心を養う第一歩となります。

さらに、「オスワリ」ができるようになると、「フセ」や「マテ」のトレーニングにもつながります。そのため、まずは「オスワリ」のコマンドから教えていきます。

「オスワリ」の教え方

  1. 手におやつを持って犬の前に立つ
  2. おやつを持った手を犬の鼻先に近づけてから手を少し上げると、おやつを追って犬の鼻が上がり、自然に腰を下ろす
  3. 座った体勢になったら、褒めながらおやつをあげる
  4. おやつの誘導を使って座れるようになったら、「オスワリ」などの言葉を使ってから座らせる

※動画での解説はこちらをご覧ください。

教えておきたいコマンド②フセ

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「オスワリ」をある程度習得したら、「フセ」のトレーニングに進みましょう。「フセ」の体勢は「オスワリ」よりも動き出しにくいため、より一層自制心を養い、突発的な行動を制御する効果があります。

さらに、「フセ」をしっかりマスターできると、このコマンドは飼い主からの「リラックスしていてもいいよ」という合図にもなります。これにより、ドッグカフェや動物病院の待合室などで犬が落ち着いて過ごせるようになります。

「フセ」の教え方

  1. 犬に「オスワリ」をさせる
  2. おやつを持った手を犬の鼻先に近づけてから手を地面にさげると、おやつを追って犬の鼻が下がり、伏せた状態になる
  3. 伏せた体勢になったら、褒めながらおやつをあげる
  4. おやつの誘導を使って伏せるようになったら、「フセ」などの言葉を使ってから伏せさせる

※動画での解説はこちらをご覧ください。

教えておきたいコマンド③マテ

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「オスワリ」や「フセ」をある程度習得したら、「マテ」を教えましょう。「オスワリ」や「フセ」をさせた上で、「マテ」をさせることにより、行動の制御がさらに強化される効果があります。

また、人間と共に生活する際には、「人に飛びつかないこと」「車を追いかけないこと」といった我慢が必要です。犬の忍耐力をつける下地になるのが、この「マテ」のトレーニングです。

「マテ」の教え方

  1. 犬に「オスワリ」か「フセ」をさせ、指示した体勢になったら、褒めながらおやつをあげる
  2. 何も言わず1~2秒体勢が変わらなかったら、おやつをあげる
  3. 体勢を変えない時間を、3秒、4秒と延ばしていく
  4. 10秒くらい体勢を変えずにいられるように、少しずつ練習する
  5. 4ができるようになったら、「オスワリ」か「フセ」をさせた後に「マテ」の言葉をかける
  6. 「マテ」の言葉をかけて10秒ほど待てるようになったら、「ヨシ」の言葉で体勢を解除させ、おやつをあげる

さらに上達させるには

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3つのコマンドを習得したら、さらにトレーニングを強化させていきましょう。強化するには、以下の2つの方法を試してみてください。

1.おやつをあげる回数を減らす

ご褒美に使っているおやつを少しずつ減らしていきます。例えば、10回の練習中に10回おやつを与えている場合、10回中8回に、10回中6回にと段階的に減らし、最終的にはおやつがなくてもできるようにトレーニングします。なお、褒め言葉は減らす必要はありませんので、毎回褒めてあげてください。

2.刺激が多い場所で練習する

自宅のリビングなど慣れた場所から始めて、少しずつ刺激が多い場所で練習していきます。例えば、家の玄関、家の前の道路、散歩ルートの途中など、徐々に家から離れた場所で練習し、最終的には初めて来た場所でもできるように練習しましょう。

それに加え、刺激が多い状況でもできるように、状況を変化させ段階的に難易度を上げていきます。例えば、同じ場所でも人や車が少ない静かな状況より、人や車が行き交う賑やかな状況での難易度はかなり上がります。また、他の犬や猫、鳥などの動物がいる場合も難易度が高くなります。

少しずつ場所や状況を変えて、トレーニングの強化を目指していきましょう。

まとめ

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犬と共に暮らす上で、最低限教えておきたい3つのコマンドをご紹介しました。この3つは犬の自制心や忍耐力を育むために重要なトレーニングです。

また、トレーニングを通じて飼い主と信頼関係を築く良い機会でもあり、褒められることで犬の自信が高まり、より落ち着いた行動が期待できます。

これらのコマンドは、犬にとっても飼い主にとっても非常に重要ですので、しっかりと練習していきましょう。

なぜ「拒否柴」は散歩を嫌がるの?その原因と対処法とは

皆さんは近年、SNSなどで話題の「拒否柴」をご存じでしょうか。柴犬を飼っている方の中には、毎日「拒否柴」されているなんて方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、頑固ながらも可愛らしい「拒否柴」について解説していきます。その原因や対処法について学んでいきましょう。

拒否柴とは

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柴犬が散歩の途中で突然動かなくなり、飼い主がどんなにリードを引っ張っても、頑なに動こうとしない様子を「拒否柴」と言います。飼い主に引きずられても寝転んで抵抗したり、引っ張られて顔のお肉がムギュっと集まってしまっても、断固として動かない様子を見せたりと、拒否の仕方もさまざまです。

次の項目からは拒否柴の原因と対処法をご紹介します。よく拒否柴をされるという方は、どれに当てはまるのかを考えながらご覧ください。

原因①柴犬特有のマイペースさ

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「拒否柴」の原因として最も多いのは、柴犬特有のマイペースさだと考えられます。どの犬種も性格や性質の傾向はありますが、すべての個体に当てはまるわけではありません。特に柴犬は個体差が大きい犬種の一つと言われています。それを念頭に置きつつ、あえて柴犬の性格を表すならば、自立心が強く、飼い主の指示を待つより自己判断する傾向があります。

飼い主に従順な一面もありますが、同時にこだわりも強く、飼い主の進む方向に行きたくない場合や、帰宅するのを察して拒否したりします。

また、柴犬は元々、日本の山岳地帯を駆け回っていた猟犬でもあります。そのため、十分な運動量を必要とするので、単に運動が足りずに帰宅を拒否している可能性もあります。

対処法

まずは、運動やストレスの発散が適切に行われているかを見直しましょう。柴犬は一般的に想像されている以上に多くの運動を必要とする犬種です。散歩の目安としては、30分以上の散歩を1日に2回程度行い、それに加え、思いっきり走れる場所があれば走らせてあげたり、飼い主が一緒に走ってあげたりしましょう。また、モッテコイ遊びができる子であれば、積極的に遊びの中に取り入れてください。

また、犬は「嗅覚の動物」と言われているため、散歩中に匂いを嗅ぐことで散策欲求を満たしてあげる必要があります。マーキングなどで他者に迷惑がかからないように配慮しながら、十分に匂いを嗅がせてあげましょう。

その上で、散歩中は飼い主がリードすることを心がけてください。行く場所や歩くペースは飼い主に合わせるようにし、犬が立ち止まりがちになった場合には「オイデ」というコマンドを使い、犬が近づいたらおやつを与えましょう。このためにも、普段から「オイデ」のコマンドを練習しておくことが重要です。

原因②特定の場所に対するトラウマや恐怖心

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特定の場所で散歩を拒否する場合、その場所に何らかのトラウマや恐怖心がある可能性が考えられます。例えば、「以前通った時に大きな音がした」「知らない犬に吠えられて怖かった」「工事現場や子供の登下校で大きな音がする」といった、飼い主が忘れてしまっているような些細な出来事を犬が覚えていたり、未知の物音に対して不安を感じて動きたくない場合もあります。

対処法

まずはしばらくの間、その場所を避けて散歩しましょう。ただし、場合によってはその場所を通らなければならないこともあります。また、愛犬が苦手なものを克服することで自信をつけることができますので、愛犬の様子をよく観察しながら、おやつや好きなものを使って、徐々に苦手な状況や場所に慣れさせていきましょう。

原因③帰ってからの足拭きがイヤ

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柴犬の中には、足を触られたり、体を水に濡らされることを極度に嫌う子がいます。家の近くで拒否の様子を見せる場合、帰宅後に足を拭かれることを嫌がっている可能性があります。

対処法①

子犬のうちから足を触られたり、水で濡れることに慣れさせるのがベストですが、成犬になってからでも克服することは可能です。以下の手順で徐々に慣れさせていきましょう。

  1. 足を少しでも触れたら、おやつをあげる
  2. 足の裏全体を触れたら、おやつをあげる
  3. 足全体を優しく包んだり触れたりできるようになったら、おやつをあげる
  4. おやつをあげながら、少しだけ足を拭いてみる

犬によっては手で触るのは大丈夫でも、雑巾を嫌がる子もいます。そのような場合は、濡らした手袋を使うと受け入れてくれることがありますので、試してみてください。

重要なポイントは、力を入れてゴシゴシ拭かないことです。痛みを感じると嫌がってしまい、また一からやり直しになることもあります。常に優しく拭くことを心がけてください。

対処法②

もしも、犬がどうしても足を触らせてくれない場合や、足を触る練習をしている最中に足をきれいにしたい場合は、濡らしたバスタオルなどの上を歩かせて汚れを取るという方法もあります。

原因④病気の可能性も

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散歩を拒否するだけでなく、犬に何かしらの不調がある場合は、病気の可能性を疑いましょう。特に若い頃は元気にお散歩していたのに、最近急に散歩を拒むようになった場合などは、体のどこかに痛みがあるのかもしれません。

対処法

かかりつけの動物病院を受診しましょう。少しでも病気かもしれないと思ったら、無理は禁物です。可能であれば抱っこして帰宅しましょう。

原因⑤飼い主の心を見破っている?

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「拒否柴」になってしまう原因として意外に多いのは、飼い主が拒否する姿を可愛いと思っていたり、「拒否柴」をしているのを楽しんでいる場合です。「困っちゃう」と言いながらも、実は可愛いと思っている方も多いのではないでしょうか。犬側もそんな飼い主の気持ちを察して、楽しんでやっている可能性があります。

対処法

犬と飼い主がお互いに楽しんでいる限り、無理に直す必要はありません。ただし、放っておくと行動がエスカレートする可能性があることは念頭に置いておいてください。

「拒否柴」の中には、飼い主が無関心を装ってスマホをいじりだすと拒否をやめたり、逆に犬の気分を盛り上げて声をかけながらダッシュすることで歩き出したりする子もいます。
スイッチの入り方は犬それぞれ異なるので、その子に合った方法を見つけてあげてください。

まとめ

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今回は可愛いけれど困った癖の「拒否柴」について、解説しました。

柴犬は問題行動などでトレーナーがよく依頼を受ける犬種です。「柴犬の独特の気質」と「人懐こい洋犬のように接したい飼い主」の間で、接し方に不一致が起こると問題行動になる傾向が見られます。

また、多くのしつけ本は飼育頭数の多い洋犬向けに書かれているため、柴犬には当てはまらないこともあります。

このような他の犬種にはない難しさも、柴犬の魅力の一つです。柴犬を飼っている方は、そんな特徴も楽しんでみてください。

他の犬と遊べるのが理想?犬が苦手な犬はどうする?

愛犬は犬が好きですか?それとも苦手でしょうか?愛犬が犬を苦手としている場合、他の犬と遊べるようになって欲しいと考えたり、慣れてもらうためにドッグランに行ったことがある方も少なくないかもしれません。

今回は、犬と遊べることが理想的なのか、犬が苦手な場合はどうするのが愛犬にとって良いことなのかを解説していきます。

他の犬と遊べるのが良いのか

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結論としては、犬と遊べるのが必ずしも良いとは限りません。犬が好きで他の犬と遊ぶことが愛犬にとってポジティブな経験になっている場合は良いでしょう。しかし、ただ犬と遊んでばかりいると弊害が出てくることもあります。

例えば、散歩中に犬を見ると犬と遊びたくて興奮し、吠えや引っ張りが増えてしまう場合、結局は飼い主さんの悩みに繋がります愛犬も遊びたいのに遊べない、リードを執拗に引っ張られるなどしてストレスがかかるでしょう。

他の犬と遊べる子は、気のすむまで遊ばせるのではなく、飼い主さんの指示が入るようにトレーニングをすることや、興奮しすぎないように遊ぶことが大切です。

犬が苦手な子を犬好きにするのが正解か

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他の犬が苦手だという犬の飼い主さんから「犬好きになってほしい」、「他の犬と遊んでほしい」という話をよく聞きます。しかし、それは愛犬の気持ちに寄り添えていると言えるでしょうか。犬はみんな犬が好き、犬と遊べて当然という考えが根強くありますが、決してそんなことはありません

社会化不足や過去の経験などから犬が苦手な子もいます。犬が苦手な子は犬を好きになるのではなく、それ以上嫌いにならずに犬が周りにいても吠えたり怖がったりしないようにできるといいでしょう

他の犬への対応で目指したい形

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犬が好きな子も苦手な子も、目指したい形は犬が周りいにいても気にせず落ち着いていられる状態です。

犬が好きな子は遊べる時は遊び、遊ばない時はそのまスルーできればOK。犬が苦手な子は吠えたり逃げたりせず、そのまま犬とは関わらず通り過ぎればOKです。

この形に近付けるためのトレーニング方法を紹介します。

トレーニング①呼び戻し

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呼び戻しは「おいで」などで教えることも多いトレーニングで、人が呼んだら人の元に来れるようにします。

トレーニングのポイント

どのトレーニングもおやつかフードを使います。愛犬が大好きまたは好きなおやつを多めに用意しておきましょう。また、トレーニングでレベルを上げるタイミングの目安は、練習しているステップが95%以上成功できるようなってからです。

「呼び戻し」トレーニングの方法

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①おやつを手に持つ

②刺激の少ない室内で、愛犬が飼い主さんを見ていない時に一度だけ愛犬の名前を呼ぶ

③人に意識が向いても向かなくてもおやつを愛犬のお鼻に持っていき、おやつに気付いてもらう

④気付いてもらえたら愛犬がそのままおやつを嗅いだ状態でおやつを人の足元に移動させる

⑤その場でそのまま愛犬に持っていたおやつをあげる
※この際おすわりやアイコンタクトなどを改めて行う必要はない

⑥ ①~⑤の手順を何度も繰り返し、足元から愛犬が離れないくらいになるまで時間を空けずに行う

⑦ 少しずつ①~⑤の手順の中で③④のおやつで足元まで誘導する手順を減らし、愛犬自ら飼い主さんの足元に来たらおやつをあげる

⑧ ⑦も95%以上完ぺきにできるようになったら、少しずつ周りの刺激をあげる。玄関や自宅を出てすぐの外、庭があれば庭などでも刺激がない状態でできるレベルまで練習を重ねる。室内でリードを付けて練習するのもいいでしょう。

⑨家から離れた外でもできるレベルを目指す。まずは家から少し離れた人や犬、車の通りが少なく外で刺激が少ない場所で練習を重ねる

⑩外で刺激が多いところでも練習を重ねる

他の犬がそばにいるなど刺激が強い時はトレーニングの手順を始めの方に戻し、愛犬ができるレベルで行い可能な限り成功できるようにしましょう。

トレーニング②ハンドターゲット

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ハンドターゲットとは、愛犬が鼻で人の手の甲にタッチできるようになるトレーニングです。

「ハンドターゲット」トレーニングの方法

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①おやつを親指で持ち、手の甲(掌も可)を静かに犬の顔の側に出し、犬が手の甲(掌)を鼻で触ったら持っているおやつをそのままあげる

② ①を何度も繰り返し、徐々に手を出す位置を顔の側ではなく犬から離れた場所に出しても鼻で触れたら、持っているおやつをあげる

③ ②を繰り返し、2回、3回連続で手を出しても鼻で触れたら、持っているおやつをあげる
 連続で手を出す際は、左右など場所を色々変えても触れるようにする

④ これまでと同様に手におやつを持ち、犬を左右どちらか横に来てもらい、犬の顔の高さと同じ位置で進行方向にまっすぐ手を出し、犬が手に鼻で触れたら持っているおやつをあげる

⑤ ④を繰り返し、人が手を出したら鼻で触る流れを何度もやることで、人と一緒に歩く感覚を覚えてもらう

⑥ ⑤ができるようになったら、手を出すタイミングを少しずつ減らす
 3、4歩に一回や5、6歩に一回など徐々に手を出すタイミングを減らしていく

トレーニング③社会化と犬慣れ

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社会化は生後5か月頃までの子が対象になります。

安全な場所で他の犬が周りにいる状態で安心感を抱きながら過ごす経験を重ねることも非常に大切です。社会化は他の犬とたくさん遊べることよりも、他の犬がいても落ち着いた状態で過ごすことが大切です。
他の犬がどんな状態でも左右されずに自分(愛犬)は落ち着いていられるようになることを目指しましょう

社会化は生後5か月頃までが最も適している時期と言われていますが、それ以降も愛犬にとって様々な良い経験を重ねることはとても大切です。成犬だからと諦めるのではなく、一日でも早く、多くの良質な経験をさせてあげましょう

ドッグランは要注意

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犬に慣らすためにドッグランを利用する飼い主さんが多いですが、要注意です。ドッグランはどんな犬がいるかわかりません。本当は犬が苦手なのにドッグランに連れてこられている子もいるでしょう。

ドッグランでの咬傷事故や死亡事故も少なくありません。愛犬が他の犬に傷つけられる可能性もあります。実際にドッグランで他の犬に追いかけられてしまい、それ以来犬が苦手になって犬を見ると吠える、散歩時に歩かなくなったというお悩みもよくあります。

犬に慣れてもらいたい場合には、犬の保育園が安全で無理なく犬慣れができる最適な場所でしょう。

まとめ

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愛犬が犬を苦手になったのは飼い主さんの選択や飼い方の結果であることが多いです。犬が嫌いというマイナスなイメージから気にしないレベルにするには時間がかかりますが、愛犬の苦手、そしてストレスを減らすために一緒にトレーニングをしてみてはいかがでしょうか。

トレーニングがうまくいかない時はドッグトレーナーに頼むのをおすすめします。失敗が続くと愛犬も正解がわからず混乱し、飼い主さんのお悩みも深くなってしまうかもしれません。

もちろん、何を良しとするかは飼い主さん次第です。愛犬には何が適しているかを考え、愛犬との日々が豊かになる選択をしていただきたいと思います。

災害時にも役立つ!愛犬とやっておきたい「クレートトレーニング」

クレートとは、硬い素材でできた犬や猫などが入れる屋根付きの持ち運び可能なケースのことです。

愛犬がクレートの中でストレスをあまり感じずに過ごせるようになると、おでかけや災害時などに役立ちます。一方で、ご自宅でクレートを使っている方は少ない印象です。

今回は、クレートのメリットと、愛犬がクレートを安心して使えるようになるためのクレートトレーニングの方法をご紹介します。

クレートの4つのメリット

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クレートを使うことのメリットは多く、安心して愛犬が使えるようになって欲しいもののひとつです。ここではクレートのメリットを具体的に見ていきます。

①どこにいても落ちつける

クレートが愛犬にとって安心して落ち着ける場所になると、旅行や帰省など自宅以外の場所に行った際にもクレートがあると落ち着きやすくなります。
はじめての場所や慣れていない場所で緊張しやすい子は、安心できる場所があることで精神的な負担も減ります

②避難時に使える

地震や台風などでいつ避難所生活になるかわかりません。愛犬と一緒に避難所へ行けた場合であってもフリーで過ごせることはあまりなく、クレートやケージに入ることが避難の条件になることも多いようです。

この時にクレートが使えると愛犬も落ち着きやすくなり、同時に飼い主さんも安心できるでしょう。逆に愛犬がクレートに慣れず吠え続けていたら、愛犬も飼い主さんも不安やストレスが増えるだけでなく、周りの人にも迷惑をかけてしまいます。

③車や電車移動でも使える

移動する際にもクレートは使えます。特に車移動で万一事故が起きた際、シートベルトでクレートが固定されていれば、愛犬が飛び出たり直接物がぶつかることも防げます

電車やバスなどの公共交通機関で使用する際は周りの方への配慮やルールに従うことは必須ですが、周りに多くの人がいたり音がしても、落ち着いて目的地まで行けるでしょう。

④来客時にも使える

家の中でも来客時や掃除中など一定の時間落ち着いて欲しい時もあるでしょう。そのような時にもクレートが使えると、飼い主さんにとって都合が良いことが多いはずです。

クレートの2つのデメリット

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メリットの方が多いクレートですが、デメリットも紹介します。

①愛犬がクレートで落ち着けるようになるための練習が必要

「クレートは犬が入る場所」と知っているのは人だけで、犬からすると、はじめは入るのも怖い謎の物体です。怖いイメージから安心して落ち着いて眠れるようになるまでは、個体差はありますが多くのトレーニング時間を要します

さらに、クレートを動かしたり、周りがどんな状況でも落ち着いていられるようにするにはもっと時間がかかると思っていいでしょう。
しかし、多くの時間をかけてでも慣れた方が後々飼い主さんも愛犬もメリットが多いです。

②持ち運びが大変

クレートは硬い素材でできており、重さも多少はあります。電車移動でクレートを使えるのは小型犬くらいが現実的でしょう。

車移動であれば犬のサイズに関わらず使用できるのでおすすめです。

愛犬に合ったクレートの選び方

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クレートを選ぶ際の3つのポイントを紹介します。

①愛犬がフセをしても前脚・後脚がクレートに触れずに伸ばせる
②愛犬が四つ脚で立っても頭がクレートの屋根部分に当たらない
③愛犬がクレート内で水平方向に一回転できる

まずはこの三点を基準に選んでいただき、加えて愛犬が入った状態でクレートを持ち上げた際に、クレートが歪まないかもチェックしたいポイントです。

クレートトレーニングのやり方

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クレートに慣れるクレートトレーニングは二段階あります。

一つ目はクレートそのものに入る練習、二つ目はクレートの中で落ち着いていられるようにする練習です。

クレートに入る練習

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①愛犬が見ている所でクレート内におやつを置き、そのおやつを目掛けて愛犬が自らクレートに全身入れるように繰り返します。なかなか全身が入らない場合には、クレートの手前におやつを置いて、徐々に全身入れるように目指します。

愛犬が見ていない時にクレート内におやつを入れておきます。愛犬がそのおやつに自分で気付き、クレートに入っておやつを食べる経験を何度も繰り返します。

この二つの手順を繰り返し、クレートはおやつが食べられる場所と学習してもらいます。
  

クレートで落ち着く練習

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①愛犬がクレートに入ったらフセをしてもらい、おやつをあげます。扉を2、3秒閉めてすぐに扉を開けます。

②少しずつ扉を閉める時間を延ばし、まずは5~15分間入っていられるようにします。その際、クレート内で知育玩具で遊べるようにし、知育玩具遊びが終わる前に扉を開けておきます

※知育玩具を使用する際は、噛み壊しによる誤飲をしないよう注意しましょう。

十分な発散をして眠そうなタイミングでクレートに入ってもらい、扉を閉めて少しの時間でもクレートで眠れるようにします。周りの環境も静かで落ち着いた状態にし、愛犬が興奮しないようにします。

愛犬が寝たら、起きる前にクレートの扉を静かに開けておき、愛犬が目を覚ましたらすぐに出られるようにしておきます

愛犬が好きれあればバスタオルや冬はブランケットなどをクレートに敷くのもおすすめです。ただし、愛犬がタオル類を噛む癖がある場合には、誤飲防止のため敷くのはやめましょう

④ ③のクレートに入っている時間を徐々に伸ばすことに加え、周りの状況に関わらずクレートに入れば眠れるようにしていきます。

ポイント
各手順を何度も繰り返すことが大切です。数回できたからといってすぐに次の手順に進むと、クレートに対する警戒心が強くなり失敗の原因になります。

クレート練習の注意点

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クレート練習をする上で、特に注意したい点をご紹介します。

①クレートの扉をすぐに閉めない

クレート練習を始めて、すんなりクレートに入れた場合もすぐに扉を閉めるのはNGです。クレートに閉じ込められたという印象を与えると、その後クレートを警戒しやすくなります。

扉を閉めるのは、練習を重ねてからにしましょう。

②練習は愛犬のエネルギー消費をしっかりしてから

クレートに入って落ち着いてもらうには、事前のエネルギー消費も大切です。エネルギーが有り余っている時にクレートに入って落ち着いてもらうのは難しいことが多く、クレートから出たいという気持ちが強くなり、失敗しやすいです。

運動やおもちゃ遊びの後にやると、クレート内でも落ち着きやすくなり成功経験を積みやすくなります。

③落ち着ける環境作りも大切

クレートで落ち着く段階の練習になった際は、周りの環境も成功するか否かに影響が出てきます。人が近くを何度も通ったり、来客、大きな音がするなど騒がしいと落ち着きにくくなります。

愛犬が落ち着きやすい環境を作りましょう。

④愛犬が吠える前に扉を開ける

クレート練習が扉を閉める段階まで来た際の注意点です。クレートの扉を閉める際も、愛犬が吠える前に扉を開けて出られるようにしましょう。吠える状態まで扉を閉め続けると、愛犬にとってクレートのイメージがどんどん悪くなります。

愛犬が落ち着いていても扉を開けて出られるようにし、閉じこめられている感を与えないようにするのがおすすめです。

まとめ

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愛犬がクレートを使えるとおでかけ時や災害時などにもメリットは多いですが、クレートは購入したら愛犬がすぐに落ち着けるわけではなく練習が必要です。

クレート練習は根気も必要ですが、しっかり練習をすれば愛犬の成長も感じられるはずです。うまくいかない場合は、失敗を繰り返して愛犬も飼い主さんもクレートが嫌になる前にプロのトレーナーを頼るのもいいでしょう。

お出かけや有事に備えて、クレート練習をしてみてはいかがでしょうか。

愛犬をお迎えしたら早めに慣れておきたいこと5選

犬の飼い主さんからよく聞くお悩みには、吠え、噛み、トイレの失敗、ブラッシングや爪切りなどのお手入れが苦手、ドライヤーができないなどがあります。これらの原因の多くは、人との生活に愛犬が慣れていないことが大きく影響しています。

人からすると当たり前のことも、犬からすると知らない、聞いたことがない、経験したことがないものだらけです。

今回は、できるだけお互いのストレスを減らして豊かな日々を過ごすためにも、愛犬を迎えたら優先的にやっておきたい慣れを5つ紹介します。

犬からしたら異文化だらけの生活

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犬をお迎えしたら、まずは首輪やハーネス、リード、ハウス、トイレなどを用意する方が多いと思います。これらは人からしたら犬を迎えたら購入する当たり前のものですが、犬からするとどうでしょうか。

人にとっては当たり前のモノや音、生活のルールも、犬からしたらその多くが理解できないことだらけの異文化です。もし、人がいきなり野生の猿の群れで生活することになったら、言葉もルールも何もかもがわからず混乱するはずです。犬たちもそれに少し近い状態から人との生活がスタートしているかもしれません。

愛犬との日々がスタートしてトレーニングがうまくいかない時も、叱ったり愛犬をダメ犬扱いするのではなく、愛犬の目線になってじっくりと正しい方法でトレーニングや慣れを進めていきましょう

慣れ①人

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人も犬も安全で快適に楽しく暮らすためには、多くの「慣れ」が必要です。慣れには、物慣れ、音慣れ、人慣れ、場所慣れ、お手入れ慣れなど様々なものがありますが、ここからは優先的に行っていきたい慣れを紹介します。

単に「人」といっても、老若男女、背の高い人、低い人、走っている人、歩いている人、傘をさしている人、ヘルメットをかぶった工事現場の人、サングラスをかけている人、帽子を被っている人など様々です。

愛犬が人に慣れるためにも、いろいろな人たちと良い関わりを持って、良いイメージをもってもらいましょうおやつを怖がらない範囲でもらうのもいいですし、愛犬が嫌がらずに喜ぶようなスキンシップを取ってもらうのもいいです。おもちゃ遊びもおすすめです。

慣れ②お手入れ

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爪切り、肛門腺しぼり、お風呂、足ふき、ブラッシング、歯磨きなどお手入れもたくさんの種類があり、その多くが犬たちにとっては慣れないものばかりです。

「トリミングサロンや動物病院にお願いするから大丈夫」と考えるのではなく、自宅で慣れておくことで、実際にトリミングする際に受けるストレスを軽減できます。

慣れの方法は内容によって細かい部分は異なりますが、いずれにしても、いきなりやるのではなく、使う道具やお手入れする箇所を触られること、道具の音などに徐々に慣れてもらうことが重要です。

慣れ③インターホンの音

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頻繁に聞くことになるインターホンの音は、お悩みに多い来客吠えにも関係するため早めに慣れを進めましょう。

同居人がいる場合には一人がインターホンを鳴らし、もう一人が音が鳴る前から鳴り終わるまでおやつをあげたり遊んであげましょう。同居人がいない場合は、YouTubeで「インターホン 音」で検索し、ご自宅のインターホンと同じ音のものを流して慣れを行うこともできます。

また、音に慣れたらインターホンの音が鳴った後に飼い主さんが応対する、玄関の鍵が開く、玄関の扉が開く、人が入ってくるという来客時の一連の流れにも慣れると、来客吠えになりにくくなります

慣れ④雷・花火の音

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突然大きな音が鳴る雷や花火の音も、早めに慣れておきたいもののひとつです。慣れていないとパニックで逃げ出して迷子になってしまったり、トラウマになって雷や花火の音を聞くたびに大きなストレスが愛犬にかかることもあります。

しかし、夏に多いこの二つの音を実際に鳴るまで待っていては慣れは進みません。YouTubeで「雷 音」「花火 音」などと検索し、小さい音から慣れていきましょう。

慣れの方法

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ドライヤーを例に慣れの方法を紹介します。

1. ドライヤーそのものに慣れる

床に置いたドライヤーの近くにおやつを複数置き、そのおやつを食べてもらいましょう。
近付いてにおいをかぐ、脚で触れる、跨ぐなどドライヤーがあっても気にしない、怖がらない状態になったらOK。

2. ドライヤーを動かす

人がドライヤーを持って、ゆっくりと上下左右に少し動かしながらおやつをあげましょう。この段階ではドライヤーの電源はOFFのままです。

ドライヤーが愛犬よりも高い位置で動くと怖かったり興奮することもありますが、そうならないレベルを見つけて行います。少しずつドライヤーの動きを実際に使用する際の動きに近づけていき、愛犬がドライヤーを怖がったりせず気にしないようになるまで練習を繰り返します

3. ドライヤーの音慣れ

愛犬から少し離れた場所でドライヤーの音を2、3秒鳴らします。この際、ドライヤーの音が鳴る前から鳴り終わるまで愛犬にはおやつをあげ続けます。繰り返し行い、継続的に愛犬の側でドライヤーの音が鳴っていても気にしない、怖がらない状態になったらOK。

4. ドライヤーの風に慣れる

愛犬に風が当たる少し離れた場所でドライヤーの電源をONにし、はじめは2、3秒風を当てます。この間愛犬にはおやつをあげ続けます。繰り返し行い、継続的に愛犬の側でドライヤーの風が当たっても気にしない、怖がらない状態になったらOK。

5. カラダを触られることに慣れる

カラダを乾かす際、愛犬があらゆる場所を触られても大丈夫なように慣れる必要があります。

初めはおやつをあげながらカラダを触り、慣れてきたら触った後におやつをあげます。繰り返し行い、数秒間連続でカラダを触っても避けるなど嫌がる様子がなければOK。

この練習はドライヤーに関わらず、やっておきたい項目です!

6. 落ち着いてドライヤーができる

ドライヤーそのもの、音、風に慣れたら、ふせやおすわりなどその場に留まった状態でもドライヤーができるのが理想的です。こちらはふせやおすわりをキープする練習も別途必要になりますが、ドライヤーを使っても数秒でも留まれていたらおやつをあげて、少しずつキープできるといいでしょう。

「慣れ」の注意点

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慣れを行う上で注意点があります。

①無理に行わない

愛犬が怖がったり嫌がる様子があれば、もっと優しいレベルで慣れを行います。怖がっているのに無理矢理継続するとトラウマになる可能性もあります

②報酬はしっかりあげる

おやつやフードをあげないと、慣れが進みにくくなります。おやつやフードをあげることが気になる場合には、通常のごはんの半分程を慣れのトレーニング用に使うのもいいでしょう。

③繰り返し行う

数回やっただけで慣れるのは難しいです。同じレベルでの慣れを何度も繰り返し、少しずつレベルを上げて徐々に慣れてもらいましょう

まとめ

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人と生活する上で、犬には人の生活に慣れてもらう必要がありますが、慣れないと飼い主さんの悩みになったり、犬にも多くのストレスがかかってしまいます。

慣れに時間がかかるのは当然ですので、焦りすぎずに愛犬の様子をしっかり見ながら慣れを進めていきましょう。

今回紹介したのはほんの一部です。首輪、リード、抱っこ、クレート、外、車の音、犬の吠え声、他の犬、クレートなど、様々なものにおやつや遊びを使って良いイメージを付けながら慣れを行うことをおすすめします。