[DIY]用意しておきたい!手作り犬用応急処置セット
みなさんは、災害に備えてイヌ用の応急処置セットは用意していますか?現在は、大型日用品店やペットショップなどで手軽に買えます。
でもこのセット、自分で手作りできてしまうってご存知ですか?これからご紹介する備品を備えていれば、災害時や緊急時に備えることができます。
また、自分で応急処置セットを用意すれば飼い主さんの犬のニーズに合わせることができるメリットもあります。
今回ご紹介する内容を参考にして、犬用応急処置セットを手作りしてみてはいかがですか?備えあれば憂いなし。いざという時に備えましょう。
入れ物
まずは、簡単に持ち運びのできる入れ物を用意しましょう。
例えば、リュックサックが好ましいかと思います。また、耐久性や防水性のあるものを選びましょう。人間も使う非常用袋でも良いかもしれないですね。人間用と犬用と併せて準備したいところです。
典型的な非常用袋ですね。
あまりお金をかけたくない場合は、使っていないリュックサックやエコバッグでも良いかもしれません。大きなビニール袋をかぶせるだけで、小雨くらいなら凌ぐこともできます。
入れたいもの:情報
この辺は人間でも同じでしょう。かかりつけの獣医さんがいれば、そこに連絡ができるようにしておきましょう。
- イヌ救急医療マニュアル
- 緊急連絡先情報
- その他の重要な電話番号
イヌ救急医療マニュアル
緊急事態に直面した時って、ついつい慌ててしまいがちです。でも、そんな焦りや不安を感じている間でも、何もわからないペットたちは、私たち飼い主がサポートしなければなりません。
慌てないために、ペット用の救急マニュアルを用意しておきましょう。病気の種類や怪我の状態に関する情報、また、応急処置の仕方が載っているものが好ましいです。
本やインターネットなどで調べた情報を集めて、自分でマニュアルを作成しても良いかと思います。
緊急連絡先情報/ 電話番号
一刻を争う時に、いちいち電話番号や病院を調べている時間はありません。事前に連絡先を書いたメモを用意しておきましょう。
いつもお世話になっている動物病院や診療所の電話番号はもちろんのこと、その他必要だと思われる連絡先は、書き出しておくようにしましょう。
入れたいもの:備品
- ガーゼ / 医療用粘着テープ
- 殺菌消毒液
- 体温計
- リード
- イヌ用靴下 / 靴
ガーゼ / 医療用粘着テープ / 殺菌消毒液 / 体温計
ガーゼは、傷や擦り傷をカバーするため、または出血を止めるために使用する、救急箱の定番。
また、ガーゼを使用する際に必要となる医療用粘着テープの用意も忘れずにしましょう。殺菌消毒液も必要不可欠です。殺菌消毒液で怪我した部分を消毒し、処置を施してあげましょう。体温計も忘れずに!犬が発熱している時に温度を測ることで、病気が把握できる場合もあります。
私たち飼い主も同じものを使うことができるものもあるので、用意しておいて損はないでしょう。
リード
犬が負傷したり怖がっていたりすると、他の人間を威嚇することがあります。極度に怖がっている場合は、飼い主さえも、噛んでしまう可能性もあります。
また、日本では法律により、リードの着用が義務付けられています。そのため、リードが必要不可欠になってきます。避難所へ行っても、残念なことに、今の日本ではペットは中に入れてもらうことができません。そういう場合は、外に繋いでおくしかないのです。リードがないと話になりませんので、必ず用意しましょう。
また、怪我や病気をしているのに、体を動かしたら、怪我や病気も治りませんよね。そんな時、リードで繫いでおけば、犬も動くことはできませんから、安静にしていることができます。
そして、言わずもがな、カラー(首輪)も忘れずに!
イヌ用靴下/ 靴
イヌ用靴下または靴って意外と大活躍するんです。
もし災害などが起こった時に、足を保護する目的で使用します。靴下は体温を維持できるような素材を選ぶと良いでしょう。また、靴は耐水性のものが好ましいです。
ですが、これが曲者です。いざという時になって初めて履かせても、嫌がって脱いでしまうことの方が多いでしょう。靴も用意するのであれば、普段から履き慣らせておかなければなりません。備えというのは大変ですね…。
入れたいもの:薬
これらは、必ずかかりつけの獣医さんに相談して用意してもらいましょう。犬などのペットは、体の大きさによって、薬を与える量が微妙に違ってきます。間違った量を与えると、取り返しのつかないことになりますので、それらも含めて獣医さんに相談して、用意することが重要です。
- イヌ用抗ヒスタミン剤
- イヌ用痛み止め薬
- イヌ用目薬
- ボディークリーム
また、どの薬にも当てはまることですが、人間用のものを安易に使用しないでください。場合によっては、死に至らしめることもあります。
イヌ用抗ヒスタミン剤
犬は虫刺されや植物にアレルギー反応を示すことがあります。
人間同様、犬もかゆみ、腫れ、蕁麻疹を和らげる必要があります。
イヌ用痛み止め薬
人間用の痛み止め薬は絶対に使用しないでください。出血性潰瘍、腎臓障害、または死亡を引き起こす可能性があります。
イヌ用目薬
異物を目にしてしまった場合、早急に目のすすぎ、もしくは消毒が必要です。
入れたいもの:食事
- 非常食
- 折りたたみ式ボウル
食べ物
万が一、災害が起こって避難場所に待機する場合、イヌ用の食事の配給は、後回しにされてしまう場合があります。私たち人間も食料不足になるので、人間用の食べ物を与えるわけにもいきません。飼い主さん自身が、飼い犬の食事を事前に用意しておきましょう。
普段、ドッグフードを与えている場合は、少し多めに買っておくと良いでしょう。手作り食を与えている場合は、ドッグフードを用意しておくと良いでしょう。手作り食を与えていると、ドッグフードを食べなくなってしまうことがあるので、緊急時にドッグフードを食べられるように、普段から慣らしておくことも大事です。
折りたたみ式のボウル
折りたたみ式のボウルは必需品です。避難先などで食事や飲みものを与える際、衛生のことを考えたら、地べたには置きたくないですよね。
そんな時、折りたたみ式のボウルがあれば、清潔を保ったまま、食事を与えることができます。また、持ち運びも簡単で、手軽に洗えるのも利点です。
入れたいもの:道具類
これらは人間と同じですね。人間用に用意しておきましょう。
- コットンボール/ 化粧用コットン
- カイロ/ 冷却シート
- 使い捨て手袋
- はさみ
- ピンセット
- 清潔なタオルや布
- 懐中電灯
- 食塩水
- 爪切り
こういうものを用意しておくことで、人間用、犬用にも代用できるでしょう。
食塩水
食塩水は、傷、または耳を洗浄する時に使用します。また、適度に塩分を補給する時に大活躍です。
備えよ、常に
数ヶ月おきにこの応急処置セットをチェックし、薬や食品などの有効期限を確認しましょう。必要に応じて交換することを心がけてください。
また、この応急処置セットは、ペットや子供の手の届かないところかつ、すぐに取り出せる場所に保管しましょう。
全てを用意しようとすると、それなりにお値段もしますし、大変ではありますが、緊急時に慌てず済むよう、日頃から備えておくことが重要です。