views
プレスリリース

PETA、味の素の資金提供による東北大学の致命的な動物実験の廃止を要請

シェリー編集部
シェリー編集部

仙台市―PETAは、東北大学大学院医学系研究科長・医学部長の八重樫伸生教授宛に恐ろしい動物実験を行うための味の素株式会社からの資金提供を拒否するよう求める緊急書簡を送りました。発表された論文によると、味の素株式会社は、マウスの脳にチューブを挿入し、48時間ケージに水を入れて「睡眠不足」にさせ、一般的なアミノ酸であるL-ヒスチジンをラットに強制摂取させ、解剖するという実験を行うために同大学に資金を提供したとのことです。

PETAと米国PETAの共同書簡では、この実験が日本の「動物の愛護及び管理に関する法律」第41条、「できる限り動物を供する方法に代わり得るものを利用すること」に違反すると指摘しています。L-ヒスチジンは一般的なサプリメントであり、L-ヒスチジンに関する臨床研究は既に数多く発表されているため、この実験は、ヒトのボランティアを対象として安全に実施することも、他の動物を用いない方法で行うことも可能であったはずです。日本の規制では、この実験の目的であった食品の健康効果についての主張を立証するための動物実験を要求していません。

PETA上級副会長のJason Bakerは次のように述べています。「東北大学の実験では、繊細なマウスやラットが強制的に餌を与えられ、睡眠不足にさせられ、ケージに水を入れられ、殺され解剖されたのですが、これらは決して承認されるべきではありませんでした。PETAは、大学は産業界が資金提供するジャンクな実験を拒否し、動物を使わない効果的な研究に切り替えるべきであり、味の素はこの残酷な実験を恥じるべきです」

味の素は、物議を醸すグルタミン酸ナトリウム(MSG)の世界最大のメーカーであり、食品ブランドの「ほんだし」、「コンソメ」「クノール」などを製造していますが、1950年代から無数の動物実験を行い、資金援助をしてきました。同社の実験者は、犬の胃を切り開き、チューブを挿入し、飢餓状態にし、MSGを与え、胃液を採取し、薬を注射しましたが、これらは製品や材料のマーケティングで健康効果を確立するためとされています。これらの実験は、人間の健康とは関係がなく、法律で義務づけられているものでもありません。

PETA Asia の日本での活動については TikTok, または Twitter, Instagram, Facebookでご覧ください。

PETAがTik Tokで公開した味の素に抗議するショートムービーは、210万回以上の再生回数を記録し、大変注目を浴びています。

  • PETA
  • 動物実験

プレスリリースに関する記事

ご意見をお聞かせください

最後まで読んでくれてありがとうございます!記事の内容はいかがでしたか?
私たちシェリー編集部では、お客さまに心地よい体験をしてもらうために日々様々な改善を行なっています。
もしよろしければ下記のフォームから、ご意見をお聞かせいただけませんでしょうか?

コメントを入力する
※個人情報の入力は不要です。 ※編集部からの返信が必要な場合は専用ページからお問い合わせください。