【初心者必見】これだけは愛犬に教えておきたい3つのコマンド

犬と人間が暮らしていく上で、犬のしつけは非常に重要です。その中でも「オスワリ」「フセ」「マテ」は、最低限教えておきたいコマンドです。

この記事では、犬を飼うことに慣れていない初心者の方に向けて、これらの重要な3つのコマンドの教え方や、トレーニングの強化方法について解説していきます。

トレーニングが上手くいくコツ

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実際にトレーニングに入る前に、以下の3点を確認しておきましょう。

1.集中できる環境づくり

犬に何か新しいことを教える時には、集中力が必要です。最初は、普段過ごす場所である自宅のリビングなどが適しています。この場合、気を散らさないようにオモチャなどを片付け、窓を閉め、テレビを消して音の刺激も無くしましょう。

2.練習時間の長さ

犬の集中力には年齢や個体差がありますが、持続する時間は5~15分程度です。練習を繰り返すことで、その子の集中力の持続時間が徐々にわかってきますが、最初は約5分程度を目安にトレーニングを始めてみましょう。

3.コマンド(指示語)を統一する

家族内で統一されていないコマンドが使われていると、犬が混乱し、学習の効率が悪くなります。例えば、「オスワリ」と言う人や「スワレ」と言う人がいる場合です。家族全員で話し合い、統一されたコマンドを使用するようにしましょう。

“Sit”(オスワリ)、”Down”(フセ)、”Wait”(マテ)など、英語のコマンドを使った方が統一できるというケースもあるので、検討してみてください。

教えておきたいコマンド①オスワリ

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犬のしつけにおいて最初に教えたいのは、この「オスワリ」です。特に子犬期などはじっとしていることが難しいかもしれませんが、お尻をつけて座る「オスワリ」を練習することは、自制心を養う第一歩となります。

さらに、「オスワリ」ができるようになると、「フセ」や「マテ」のトレーニングにもつながります。そのため、まずは「オスワリ」のコマンドから教えていきます。

「オスワリ」の教え方

  1. 手におやつを持って犬の前に立つ
  2. おやつを持った手を犬の鼻先に近づけてから手を少し上げると、おやつを追って犬の鼻が上がり、自然に腰を下ろす
  3. 座った体勢になったら、褒めながらおやつをあげる
  4. おやつの誘導を使って座れるようになったら、「オスワリ」などの言葉を使ってから座らせる

※動画での解説はこちらをご覧ください。

教えておきたいコマンド②フセ

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「オスワリ」をある程度習得したら、「フセ」のトレーニングに進みましょう。「フセ」の体勢は「オスワリ」よりも動き出しにくいため、より一層自制心を養い、突発的な行動を制御する効果があります。

さらに、「フセ」をしっかりマスターできると、このコマンドは飼い主からの「リラックスしていてもいいよ」という合図にもなります。これにより、ドッグカフェや動物病院の待合室などで犬が落ち着いて過ごせるようになります。

「フセ」の教え方

  1. 犬に「オスワリ」をさせる
  2. おやつを持った手を犬の鼻先に近づけてから手を地面にさげると、おやつを追って犬の鼻が下がり、伏せた状態になる
  3. 伏せた体勢になったら、褒めながらおやつをあげる
  4. おやつの誘導を使って伏せるようになったら、「フセ」などの言葉を使ってから伏せさせる

※動画での解説はこちらをご覧ください。

教えておきたいコマンド③マテ

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「オスワリ」や「フセ」をある程度習得したら、「マテ」を教えましょう。「オスワリ」や「フセ」をさせた上で、「マテ」をさせることにより、行動の制御がさらに強化される効果があります。

また、人間と共に生活する際には、「人に飛びつかないこと」「車を追いかけないこと」といった我慢が必要です。犬の忍耐力をつける下地になるのが、この「マテ」のトレーニングです。

「マテ」の教え方

  1. 犬に「オスワリ」か「フセ」をさせ、指示した体勢になったら、褒めながらおやつをあげる
  2. 何も言わず1~2秒体勢が変わらなかったら、おやつをあげる
  3. 体勢を変えない時間を、3秒、4秒と延ばしていく
  4. 10秒くらい体勢を変えずにいられるように、少しずつ練習する
  5. 4ができるようになったら、「オスワリ」か「フセ」をさせた後に「マテ」の言葉をかける
  6. 「マテ」の言葉をかけて10秒ほど待てるようになったら、「ヨシ」の言葉で体勢を解除させ、おやつをあげる

さらに上達させるには

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3つのコマンドを習得したら、さらにトレーニングを強化させていきましょう。強化するには、以下の2つの方法を試してみてください。

1.おやつをあげる回数を減らす

ご褒美に使っているおやつを少しずつ減らしていきます。例えば、10回の練習中に10回おやつを与えている場合、10回中8回に、10回中6回にと段階的に減らし、最終的にはおやつがなくてもできるようにトレーニングします。なお、褒め言葉は減らす必要はありませんので、毎回褒めてあげてください。

2.刺激が多い場所で練習する

自宅のリビングなど慣れた場所から始めて、少しずつ刺激が多い場所で練習していきます。例えば、家の玄関、家の前の道路、散歩ルートの途中など、徐々に家から離れた場所で練習し、最終的には初めて来た場所でもできるように練習しましょう。

それに加え、刺激が多い状況でもできるように、状況を変化させ段階的に難易度を上げていきます。例えば、同じ場所でも人や車が少ない静かな状況より、人や車が行き交う賑やかな状況での難易度はかなり上がります。また、他の犬や猫、鳥などの動物がいる場合も難易度が高くなります。

少しずつ場所や状況を変えて、トレーニングの強化を目指していきましょう。

まとめ

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犬と共に暮らす上で、最低限教えておきたい3つのコマンドをご紹介しました。この3つは犬の自制心や忍耐力を育むために重要なトレーニングです。

また、トレーニングを通じて飼い主と信頼関係を築く良い機会でもあり、褒められることで犬の自信が高まり、より落ち着いた行動が期待できます。

これらのコマンドは、犬にとっても飼い主にとっても非常に重要ですので、しっかりと練習していきましょう。

愛犬の散歩中の引っ張り、飼い主が余計に悪化させているかも?

散歩中に引っ張られて困っているという方、結構たくさんいらっしゃいます
小型犬の場合は、その分引っ張る力も弱いため、力のない人でも制御しやすいですが、大型犬の場合はそうはいきません。

今回は、犬が引っ張ってしまうメカニズムについてきちんと理解し、その後、引っ張りをなくす方法について見ていきます。

どうして引っ張るの?

シベリアンハスキーの目
あなたは、気持ちよくお外を散歩しています。
そんな時、後ろから引っ張ってくる人がいたら、あなたは引っ張られまい(あるいは、倒れまい)として、逆方向である前方向に体重をかけるのではないでしょうか?(散歩中に引っ張ってくる人なんかいないというツッコミはなしで…)
そして、「何で私のこと引っ張るんだよ!」と段々イライラしてくる。

犬の引っ張りのメカニズム、それは上記と同じことです。
以下の構図が出来上がり、悪循環に陥っているのです。

犬が気持ちよく散歩をしている

犬の方がスピードが早いので、前に出ていった

犬がどんどん前に行くので、飼い主も行かれまいとリードを引っ張り続けた

犬も引っ張られるので、バランスを保とうと引っ張り返し続けた

次第に犬が興奮状態になって、もっと強く引っ張り返した

犬は4足歩行の動物で、とても歩きやすい、走りやすい身体をしています。
そのため、犬は人間よりも早く歩けるため、自然に前へ出ていってしまいます

どうすれば良いの?

引っ張らず大人しく待つ犬
とは言え、急に引っ張られてはたまったものではありません。
特に大型犬の場合、不意に引っ張られてしまっては、場合によっては飼い主の大怪我にもつながってしまいますし、とても危険です。

これを抑制するため、以下の3つの基礎トレーニングを行うのが有効です。

  • 引っ張っていることを犬に伝えるチェックを行う
  • アイコンタクトをしたり、おすわりをさせる
  • ヒールウォーク(または、リーダーウォーク)を覚えさせる

ヒールウォークやリーダーウォークは難しいかもしれませんが、おすわりはどの家庭でも教えているのではないでしょうか?
犬は家の中でできることでも、それを外ではできなくなったりする生き物です。

ですが、練習をしていくことで、家の中以外でもできるようになっていきます。
徐々に散歩中や、外でもできるようにしていくことで、引っ張っている時にアイコンタクトを取って止めさせるなど、引っ張り自体が生じないようにコントロールできるようになります。

ハーネス vs 首輪

首輪をした子犬
ハーネスと首輪、どちらの方が引っ張りが起きやすいでしょうか?

答えは、ハーネスです。
ハーネスは、犬ぞりなど、犬に物を引っ張らせるために作られた装着具です。
そのため、ハーネスの方が、犬にとって引っ張りやすいものなのです。

もし、ハーネスを使っていて、引っ張りに困っている場合、首輪型のリードに変えてみることも考えてみてはどうでしょうか?
上記のようなトレーニングは、時間もかかりますし、飼い主も一緒に練習する必要があります。

決して、ハーネスが悪いわけではありません。ハーネスを使っていても、きちんと他のトレーニングができていれば、何の問題もありません。
ただ、ハーネスから首輪に変えるだけなら、誰にでもできます

ジェントルリーダーを併用する

どんな時も大人しく待つ犬
ジェントルリーダーと呼ばれる器具を用いて、犬を大人しくさせることも考えられます。
特に、大型犬で引っ張りが強い場合、ジェントルリーダーを装着することで、力の弱い方でもコントロールできるようになるので、有効な方法の1つです。

確かに、上手く使えるようになると、ジェントルリーダーを装着すると、おとなしくなるのですが、この間に「おすわり」や「呼び戻し」をきちんとトレーニングしてください
ジェントルリーダーはあくまで補助的な器具ですので、引っ張りをしなくなるまでの一時的な処置と考えてください。

また、間違った使い方をすると、犬の負担がかかりますので、怪我をさせないよう、使い方には十分に気を付けてください。

リードは常に緩めた状態で

リードを付けて楽しい散歩
ここ日本では、ノーリードで散歩することは原則的に違法とされています。
地方自治体によっても異なりますが、10万円以下の罰金が課されることがあります。

リードは必要なものですが、リードさばきが上手になるまでには、かなりの練習が必要になります。
これが上手になれば、引っ張りというものは無くなっていきますが、普通の飼い主の方にそこまでを求めるのは酷ではないでしょうか。

外でアイコンタクトやおすわりが出来るようになるだけでも、かなりマシにはなっていきます。
リードを常に緩めた状態で散歩ができるように、アイコンタクト等の基礎トレーニングをしてみてはいかがでしょうか。