飼う前に知っておきたい!モルモットの抜け毛事情とは
ペットを飼ったときに、思っていたより抜け毛が気になったということはありませんか?本当は抜け毛が多い品種なのに、「なんとなく」や「毛が抜けないイメージがあった」などの思い違いにより、ギャップが生じてしまう可能性もあります。
犬には換毛期があり、抜け毛が気になる犬種がいることは知っていても、モルモットの抜け毛事情については詳しく知らない方も多いかもしれません。
飼ってから想像と現実のギャップに苦労しないよう、モルモットの抜け毛について飼育を始める前にしっかり知っておきましょう。今回は、モルモットの抜け毛事情について詳しく解説していきます。
モルモットにも換毛期はある
モルモットは犬や猫と同じように、春と秋の年に2回の換毛期があります。
ただし、ペットとして飼われているモルモットの場合は、室温がほぼ一定に保たれていることが多く、野生のモルモットと比べると換毛期がない場合や、不定期に換毛する場合もあるようです。
モルモットの抜け毛は多い
では、部屋の温度を常に一定に保っておけば抜け毛は気にならないの?と考える方もいるかもしれません。しかし、換毛期以外の時期でもモルモットは抜け毛が多い動物です。
まずはこの動画をご覧ください。
モルモットを抱っこしただけで、こんなにも多くの毛が洋服についてしまっています。犬や猫に比べると体も小さく、抜け毛は少ない印象があるかもしれませんが、どちらかというとモルモットは抜け毛の多い動物と言えるでしょう。実際にモルモットの抜け毛に苦労している飼い主も少なくありません。
抜け毛が多いと毛球症になる危険も!
ここまで飼い主の視点からモルモットの抜け毛についてご紹介してきましたが、モルモットにとっても抜け毛が多いのは良いことではありません。
モルモットは、毛繕いをする際に、被毛を飲み込んでしまうことがありますが、猫のように被毛を吐き出すことはできません。少しならうんちと一緒に排泄されるため問題ありませんが、特に換毛期などは被毛を飲み込む量が増え、「毛球症(もうきゅうしょう)」という病気になってしまうこともあります。
毛球症は、消化管に被毛の塊が形成されることで起こり、急に食欲がなくなったり、元気がなくなったりします。重篤な場合は外科的な手術で毛球を取り出さなければいけないこともあります。
お手入れをしっかりしよう!
モルモットの健康のためにも、そして飼い主のためにも、モルモットの抜け毛対策にはブラッシングが重要です。
換毛期は2〜3日に1回、それ以外は1週間に1回程度のブラッシングが必要です。ただし、長毛種の場合は、換毛期関係なく、毎日ブラッシングをした方が良いでしょう。
ブラッシングのやり方
モルモットのブラッシングは以下の手順で行います。
時間をかけてしまうとモルモットが嫌がる可能性が高くなりますので、5分程度で素早く終わらせるようにしましょう。また、モルモットの皮膚は繊細なため、優しく撫でるように行ってあげてください。
- 安定した場所か膝の上で行う。
- お尻から頭にかけて毛並みに逆らうようにブラッシングする。
- 頭からお尻に沿ってブラッシングする。こうすることで、効率よく抜け毛を取り除ける。
- 終わったらご褒美の野菜を与える。
モルモットは臆病な性格なため、ブラッシングを怖がって怯えたり、その場から逃げ出したりすることもあります。その際は無理矢理行わず、日を置いて少しずつ慣れてもらいましょう。特に、お腹とお尻あたりは触られるのを嫌がる子も多いため、まずは頭や背中だけをブラッシングしてもいいかもしれません。
服を着せるのはNG
いくらモルモットの抜け毛が気になっても、抜け毛対策に服を着せるのはやめましょう。抜け毛が体に留まるのもよくありませんし、服を着ることに慣れていない子は大きなストレスがかかってしまいます。
抜け毛の量は品種によっても違う!
単に「モルモット」と言っても、実はたくさんの品種があり、毛の長さも品種によってまちまちです。
イングリッシュやクレステッドといった短毛種は、抜け毛やお手入れの観点から見ると比較的飼いやすい種類です。毛のないスキニーギニアピッグという品種もいます。
一方で、ペルビアンやテッセル、コロネットは長毛種で毛量が多いため、抜け毛が気になる場合はオススメしません。
しかし、毛の長さや量によって違いはあるものの、無毛種を除いてほとんどのモルモットは抜け毛が多い動物だという認識をしておくことが大切です。
まとめ
モルモットは体の大きさの割に抜け毛が多い動物です。飼ってから「こんなに毛が抜けるとは思わなかった」とならないように、どのような動物なのかしっかり理解した上で飼うようにしましょう。
また、モルモットのお手入れは毛の長さによって頻度が異なります。定期的なブラッシングは大変かもしれませんが、モルモットと過ごす、かけがえのないスキンシップの時間でもあります。
もし、モルモットを飼うことを決めたら、欠かさずにお手入れをしてあげてくださいね。
人気犬種ランキングTop5を発表!特徴や飼い方を解説
2022年の人気犬種ランキングのトップ5を、その犬種の特徴をわかりやすくスコアにした表と共に発表します。
飼いたい犬種を選ぶ時や、ご自身の愛犬との暮らし方の参考にしていただければ幸いです。
ただし、犬の性格や飼われている環境、年齢や健康状態などで違いが出てくることも大いにありますので、全ての犬がこの評価に当てはまるわけではありません。あくまでも傾向としてご覧下さい。
- ランキング参考:2022年犬種別犬籍登録頭数 |ジャパンケネルクラブ
- スコア参考:Dog Breeds – American Kennel Club
第5位「口ひげが特徴的な犬」
第5位は、口ひげや眉毛が印象的な「ミニチュア・シュナウザー」です。
項目 | スコア |
---|---|
子供に優しい | ★★★★★ |
他の犬と仲良く出来る | ★★★ |
抜け毛の量 | ★★★ |
お手入れの頻度 | ★★★★ |
番犬度 | ★★★★ |
トレーニングが好き | ★★★★★ |
運動量 | ★★★ |
吠える頻度 | ★★★★★ |
「ミニチュア・シュナウザー」の特徴
明るい性格の反面、勇敢な番犬気質で吠えやすい性質があるため、吠えをコントロール出来るようなしつけが重要です。
毎日のブラッシングと共に、汚れやすい口ひげをこまめに拭いて清潔に保ちましょう。
遊び好きな性格なので、お散歩だけでなく、おもちゃ遊びやゲームなどでストレスを発散させて下さい。
第4位「フワフワの毛並みが愛らしい犬」
第4位は、ぬいぐるみのようにフワフワな毛が可愛らしい「ポメラニアン」です。
項目 | スコア |
---|---|
子供に優しい | ★★★ |
他の犬と仲良く出来る | ★★★ |
抜け毛の量 | ★★ |
お手入れの頻度 | ★★★ |
番犬度 | ★★★★ |
トレーニングが好き | ★★★ |
運動量 | ★★★ |
吠える頻度 | ★★★★ |
「ポメラニアン」の特徴
飼い主に忠実で明るい性格ですが、警戒したり興奮したりすると吠えやすい傾向があります。
涙やけができやすい犬種なので、目の周りのこまめなケアが必要です。
運動量はそれほど多く必要ではありませんが、好奇心が旺盛なので一緒にお出かけを楽しめるでしょう。
第3位「短い脚で一生懸命遊ぶ犬」
第3位は、短い脚がユーモラスで可愛い「ダックスフンド」です。
項目 | スコア |
---|---|
子供に優しい | ★★★ |
他の犬と仲良く出来る | ★★★★ |
抜け毛の量 | ★★ |
お手入れの頻度 | ★★ |
番犬度 | ★★★★ |
トレーニングが好き | ★★★★ |
運動量 | ★★★ |
吠える頻度 | ★★★★★ |
「ダックスフンド」の特徴
飼い主に対しては甘えん坊ですが、音などの刺激に警戒して吠えやすいため、しっかりとしつけをしましょう。
被毛のタイプは「ロングヘアード」、「スムースヘアード」、「ワイアーヘアード」の3種類があるので、それぞれに合ったケアが必要です。
椎間板ヘルニアになりやすい犬種のため、「滑りにくい床材にする」、「段差に注意する」など、足腰に負担がかからないよう対策をしましょう。
第2位「小さな体でうるんだ瞳の犬」
第2位は、世界最小の体にウルウルの目がキュートな「チワワ」です。
項目 | スコア |
---|---|
子供に優しい | ★ |
他の犬と仲良く出来る | ★★★ |
抜け毛の量 | ★★ |
お手入れの頻度 | ★ |
番犬度 | ★★★★ |
トレーニングが好き | ★★★ |
運動量 | ★★★★ |
吠える頻度 | ★★★★★ |
「チワワ」の特徴
小さな体ですが、勇敢で負けん気の強い面があり、甘やかしているとワガママになりがちな傾向があります。
膝蓋⾻脱⾅などの関節トラブルを起こしやすい犬種ですので、床材や段差に注意をしましょう。
運動量は多く必要ではありませんが、気分転換や社会化トレーニングを兼ねて、軽い散歩をおすすめします。
第1位「キュートな容姿で賢さもある犬」
第1位は、フワフワの巻き毛で、ぬいぐるみのような愛らしさを持つ「プードル」です。
項目 | スコア |
---|---|
子供に優しい | ★★★★★ |
他の犬と仲良く出来る | ★★★ |
抜け毛の量 | ★ |
お手入れの頻度 | ★★★★ |
番犬度 | ★★★ |
トレーニングが好き | ★★★★★ |
運動量 | ★★★★ |
吠える頻度 | ★★★★ |
「プードル」の特徴
見た目の可愛らしさはもちろんですが、体臭や抜け毛の少なさなど、飼いやすい面も人気ナンバーワンの理由です。
抜け毛は少ないため手がかかりませんが、毛が絡むためブラッシングは必要で、被毛はかなり伸びるため定期的なトリミングも必要です。
活発で遊び好き、利口な犬種なので、一緒に遊んだり、スポーツをしたりするアクティブな人に向いています。
まとめ
今回は、2022年の人気犬種ランキングと犬種別の特徴をご紹介しました。
実は「プードル」、「チワワ」、「ダックスフンド」は10年以上、順位も変わらずトップ3を独占し続けており、根強い人気を感じさせられます。
犬種別の特徴もわかりやすくスコアで表していますので、犬種選びや飼い方の参考にして下さいね。
- ランキング6~10位はこちら
- 人気犬種ランキング第6位~10位を発表!特徴や飼い方を解説
人気犬種ランキング第6位~10位を発表!特徴や飼い方を解説
2022年に人気だった犬種のランキングの第6位~10位までを、飼い方の指標をわかりやすくスコアにした表と共に発表します。
これから犬を飼うことを検討されている方は犬種選びに、すでに犬を飼っている方は飼い方の参考にしてみて下さい。
ただし、犬の性格や飼われている環境、年齢や健康状態などで違いが出てくることも大いにありますので、全ての犬がこの評価に当てはまるわけではありません。あくまでも傾向としてご覧下さい。
- ランキング参考:2022年犬種別犬籍登録頭数 |ジャパンケネルクラブ
- スコア参考:Dog Breeds – American Kennel Club
第10位「鼻ぺちゃで大きな目が可愛い犬」
第10位は気品あふれる毛並みにクリクリの瞳が特徴的な「シー・ズー」です。
項目 | スコア |
---|---|
子供に優しい | ★★★★★ |
他の犬と仲良く出来る | ★★★★★ |
抜け毛の量 | ★ |
お手入れの頻度 | ★★★★ |
番犬度 | ★★★ |
トレーニングが好き | ★★★★ |
運動量 | ★★★ |
吠える頻度 | ★★★ |
「シー・ズー」の特徴
家族に対して愛情深い面があるため、愛犬とスキンシップを取りたい方に向いています。
抜け毛は比較的少ない犬種ですが、毛が絡まりやすく毛玉になりやすいため、毎日のブラッシングと定期的なトリミングが必要です。運動量は多くは必要ありませんが、脚の筋力の維持やストレス発散のため、適度な散歩や運動をさせましょう。
第9位「お散歩を嫌がる姿が人気の犬」
第9位は「柴」です。SNSではお散歩を嫌がる「拒否柴」の写真や動画が人気です。
項目 | スコア |
---|---|
子供に優しい | ★★★ |
他の犬と仲良く出来る | ★★★ |
抜け毛の量 | ★★★ |
お手入れの頻度 | ★★ |
番犬度 | ★★★★★ |
トレーニングが好き | ★★ |
運動量 | ★★★ |
吠える頻度 | ★★★ |
「柴」の特徴
人とべったり一緒にいるというよりは、ある程度のパーソナルスペースや一人でいる時間を必要とする傾向があります。
換毛期は抜け毛がかなり多く出ますが、お手入れを嫌がる子が多い犬種でもあるので、小さな頃から慣らしていく必要があります。
第8位「『動く宝石』とも呼ばれる犬」
第8位は世界的に人気が高い「ヨークシャー・テリア」です。
項目 | スコア |
---|---|
子供に優しい | ★★★★★ |
他の犬と仲良く出来る | ★★★ |
抜け毛の量 | ★ |
お手入れの頻度 | ★★★★★ |
番犬度 | ★★★★★ |
トレーニングが好き | ★★★★ |
運動量 | ★★★★ |
吠える頻度 | ★★★★ |
「ヨークシャー・テリア」の特徴
活発で強いテリトリー意識を示す傾向があるため、吠えグセがつきやすい点に注意が必要です。
美しい被毛を保つために、毎日のブラッシングや定期的なトリミングは欠かせません。小さな体ですが活発なため、お散歩や家の中の遊びでストレスを発散させてあげましょう。
第7位「ヨーロッパ貴族の抱き犬」
第7位は古くからヨーロッパの貴婦人たちの抱き犬として愛されてきた「マルチーズ」です。
項目 | スコア |
---|---|
子供に優しい | ★★★ |
他の犬と仲良く出来る | ★★★ |
抜け毛の量 | ★ |
お手入れの頻度 | ★★★★ |
番犬度 | ★★★★ |
トレーニングが好き | ★★★ |
運動量 | ★★★ |
吠える頻度 | ★★★ |
「マルチーズ」の特徴
飼い主に甘えたい性格の子が多いため、愛犬とスキンシップを取りたい方に向いていますが、一人で過ごせるようにしつけることも重要です。
美しい純白の被毛を保つため、毎日のブラッシングや定期的なシャンプー、トリミングが必要になります。
第6位「ブサカワで人気の犬」
第6位は甘えん坊で愛嬌のある顔が魅力の「フレンチ・ブルドッグ」です。
項目 | スコア |
---|---|
子供に優しい | ★★★★★ |
他の犬と仲良く出来る | ★★★★ |
抜け毛の量 | ★★★ |
お手入れの頻度 | ★ |
番犬度 | ★★★ |
トレーニングが好き | ★★★★ |
運動量 | ★★★ |
吠える頻度 | ★ |
「フレンチ・ブルドッグ」の特徴
興奮しやすかったり、留守番が苦手だったりする子が多いので、その子に合ったトレーニングが必要です。
全身のお手入れには手間はかかりませんが、鼻の上のしわに汚れが溜まりやすいので常に清潔にしてあげて下さい。
甘えん坊で遊び好きなため、散歩やおもちゃ遊びで十分スキンシップを取ってあげましょう。
まとめ
根強い人気の犬種たちが昨年のデータでもランクインしています。この5種類の犬たちは、ここ10年間、順位の上下はあるものの、常にランキング10位以内に入り続けている人気の犬種です。
もちろん見た目の好みもありますが、人気犬種になる理由もそれぞれの犬種にあると思います。犬とどういった生活がしたいかをイメージして、犬種選びに活かしていただければ幸いです。
- ランキングTop5はこちら
- 人気犬種ランキングTop5を発表!特徴や飼い方を解説
【クイズ】愛犬は大丈夫?早めに対処したい犬の涙やけとは
今回は、犬の涙やけについて、クイズ形式でご紹介します。
それではさっそく、犬の涙やけクイズにチャレンジしてみましょう!
涙自体は無色透明ですが、涙が何らかの理由で過剰に分泌され目の下が常に濡れた状態になると、酸化や細菌の繁殖により、特に薄い色の被毛だと目立った赤褐色になります。
目の病気やアレルギー、まつげが眼球に当たり刺激されることで、涙の分泌量が増え、涙やけになることもあります。
細菌が繁殖している場合もあり、放置すると匂いが気になったり皮膚炎などのトラブルを引き起こしてしまうこともあります。涙やけに気づいたら早めにケアしてあげましょう。
運動不足やストレスも涙やけの原因のひとつと考えられているため、普段の生活習慣を見直す必要があります。また、鼻涙管が詰まりやすい犬や食物アレルギーがある犬の場合は、涙やけ対策のドッグフードを与えることで改善することもあります。
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
放置しても大丈夫?気になる犬の涙やけの原因と対策法
【初心者必見】何をどれくらいやる?犬のお手入れの種類と頻度を解説
お手入れの頻度

頻度 | お手入れ内容 |
---|---|
毎日 | ブラッシング、歯磨き、肉球ケア |
月に1〜2度 | シャンプー、肛門腺絞り、爪切り、トリミング、足裏の毛のカット |
毎日のお手入れ

1. ブラッシング
基本的に、ブラッシングは毎日してあげます。 ブラッシングには、汚れを取り除いたり毛並みを整えたりするだけでなく、血行促進やノミ・ダニの予防の効果もあります。 また、毛の生え変わりがスムーズに行われることで、皮膚病対策にもなります。 さらに、飼い主さんと愛犬がコミュニケーションをとる重要な機会でもあります。 どうしても忙しいようであれば、長毛犬種で週に3~4回、短毛犬種で週に1~2回を目安にブラッシングをしてあげても良いでしょう。2. 歯磨き
犬は口先を触られるのを嫌うため、慣れるまではなかなか歯磨きをさせてくれないかもしれません。 しかし、人間と同様、犬にとっても歯の健康はとても大切。歯磨きをしないでいると、歯周病になってしまいます。 なんと成犬の約80%は、歯周病の疑いがあると言われているほどです。 そのため、できれば子犬の頃から、徐々に歯磨きに慣れさせていくことが重要です。 犬の場合、歯石化するスピードが人間よりも早いため、毎食後に行うのが理想です。「そんなにするのは厳しい」という方でも、少なくとも週に2〜3回はしてあげたいところです。3. 肉球ケア
子犬の頃はプニプニだった肉球も、お手入れをしなければだんだんと硬くなり、カサカサに乾燥してきます。 乾燥してしまうと、痛みや不快感が出たり、フローリングなどで足が滑りやすくなってしまいます。 ブラッシングの際や、散歩から帰ってきた際などに、肉球クリームを塗って保湿してあげましょう。月に1〜2度のお手入れ

1. 耳掃除
耳の中の環境が良くないと、耳ダニや細菌が繁殖してしまい、外耳炎などを引き起こしてしまいます。 特に、垂れ耳の犬の場合は、耳の中が蒸れてしまいがちです。 耳の中を毎日ケアをするのはやりすぎ。健康な状態であれば、2週間に1回程度で十分です。 耳掃除は綿棒でゴシゴシとこするのではなく、湿らせたコットンなどで表面を優しくふき取るようにします。耳の中はかなりデリケートなので、自信がなければ病院やサロンなどでやってもらうのも手です。 耳垢の量が多かったり、においがする場合は外耳炎に罹っている可能性があるので、早めに動物病院を受診しましょう。2. シャンプー
人間は毎日シャンプーをする方も多いと思いますが、犬の場合は月に1〜2回程度が目安です。 あまり多すぎても、必要以上に皮脂を洗い流してしまうのでかえって良くありません。 シャンプーをする際のお湯は、35~37℃のぬるめの温度に設定します。 また、人間用ではなく犬専用のシャンプーを使いますが、被毛の特徴に合わせたシャンプーや、皮膚の弱い犬には低刺激のシャンプーを選んであげると良いでしょう。3. 肛門腺絞り
肛門腺とは、肛門の左右に一つずつある分泌腺のことで、袋状の形をしています。 肛門腺の中には、においの強い分泌液が溜まっていきます。 分泌液は、排便の際に一緒に出ていくことも多いため、肛門腺絞りは全ての犬に必要というわけではありません。 犬がお尻を引きずりながら歩くような行動が見られたら、分泌液がうまく排出されず溜まってしまっている可能性が高いので、肛門腺絞りをしてあげましょう。特に、小型犬や肥満犬、シニア犬などで、排出がうまくできない場合が多いようです。 目安は月に1回程度ですが、うまくできない飼い主さんも多く、においもかなりきついので、動物病院やサロンでお願いしても良いでしょう。4. 爪切り
犬の爪は、散歩をする際に自然と研がれるので、爪切りの目安は月に1回ほどで大丈夫です。 ただし、シニア犬など、ずっと家にいる犬は爪がすり減りにくいので、月に2回ほどやってあげる必要があります。 伸びすぎてしまうと、爪が巻き込んで肉球を傷つけたり、フローリングなどで滑りやすくなります。 また、犬の爪には血管が通っていますが、爪切りを長期間しないで放置していると、爪と一緒に血管も伸びてきてしまい、理想の長さに切ろうとすると血管まで切って出血してしまうことがあるので注意が必要です。5. トリミング
犬種によっては、トリミングが必要な場合があります。 目安は月に1回程度です。 トリミングをしないと、目に毛が入ってしまったり、口元の毛に汚れがついて雑菌が繁殖してしまったりなど、色々と厄介なので注意してください。6. 足裏の毛のカット
トリミングが必要ない犬でも、足裏の毛が伸びてくると滑りやすくなって足腰に負担がかかるので、月に1〜2回を目安にカットしてあげましょう、 足裏の毛のカットは自宅でも簡単にできますが、うまくできなければサロンにお願いしても良いでしょう。 トリミングが必要な犬種は、トリミングの際に足裏の毛もカットしてもらえます。まとめ

【獣医師監修】ミヌエットの好発疾患と病気予防のポイント
ミヌエットの基本情報

歴史
短足でないマンチカンは捨てられてしまうことが多かったのですが、1996年に短足愛好家のブリーダーが短足猫の固定を試みたのが始まりです。最初にペルシャとマンチカンを交配させ、その後、ヒマラヤンなどの長毛種を掛け合わせて、現在のような姿になりました。 当初は、短足という特徴からフランスの英雄にちなみ「ナポレオン」と呼ばれていましたが、2015年に「ミヌエット」と改称されました。身体的特徴
がっしりとした身体と、マンチカン由来の短い足が特徴ですが、マンチカンと同様に足の長いミヌエットも存在します。 ペルシャのようなふわふわとしたダブルコートの被毛を持ち、ホワイト、ブラック、シルバー、ブルー、クリームなどさまざまな毛色が認められています。性格
ペルシャ由来の甘えん坊な性格と、マンチカン由来の好奇心が強く活発な性格を兼ね備えています。 社交的で警戒心が少ないため、飼い主以外の人にもすぐに懐きます。しかし、あまりしつこくすると嫌がるので注意しましょう。ミヌエットの好発疾患

多発性嚢胞腎
【症状】 元気消失、食欲不振、多飲多尿、嘔吐、流涎、下痢、脱水、口内炎、発作、貧血など。 【原因】 遺伝的に腎臓に多数の嚢胞が形成され、腎不全を呈する。 【備考】 若齢でも腎不全の症状が見られる場合、検診などで腎臓に嚢胞が見られる場合は経過を注意深く観察する。
肥大型心筋症
【症状】 運動不耐性(疲れやすくなる)、胸水貯留や腹水貯留、肺水腫に伴う呼吸困難、呼吸速迫、元気消失、食欲低下、嘔吐など。 【原因】 心筋(心臓の筋肉)が厚くなり、心臓が膨らみにくくなる。これによって血液が渋滞し、循環不全を呈する。 【備考】 血栓塞栓症を併発することが多く、四肢の麻痺などを引き起こす。肥大型心筋症と診断された後は血栓の形成予防も同時に行っていく。
流涙症
【症状】 涙液量増加による涙焼け。 【原因】 先天的な鼻涙管の閉塞、結膜炎などの炎症による涙道閉鎖などによって、涙腺で産生された涙が鼻に抜けていかないことによる。 【備考】 涙焼けで被毛が黒っぽくなるだけでなく、皮膚炎も起こることがある。
角膜炎
【症状】 疼痛、角膜浮腫(角膜が白っぽくなる)など。結膜炎を併発している場合には結膜充血や結膜浮腫なども見られる。 【原因】 機械的刺激やヘルペスウイルスの感染。 【備考】 ミヌエットは活発な性格の子が多く、家具などに眼をぶつけることで角膜に傷が付くことも多い。
甲状腺機能亢進症
【症状】 多食、体重減少、多飲多尿、活動の亢進、攻撃性の亢進、嘔吐、下痢など。 【原因】 甲状腺の過形成により、甲状腺から分泌されるホルモンが過剰になることによる。 【備考】 高齢の猫では最も一般的な内分泌疾患と言われている。
ミヌエットの健康管理

1. こまめなブラッシング
長毛のミヌエットは、毛玉形成および毛球症の予防のために定期的にブラッシングをしてあげましょう。 皮膚に毛玉ができてしまうと、そこが引っ張られ、痛みや炎症が引き起こされます。毛玉を梳かす際にはスリッカーを用いますが、スリッカーの硬い毛先が直接皮膚に当たると傷がつき、そこから感染などが起こることがありますので注意しましょう。 また、定期的にムダな毛や抜け毛を取り除いてあげることによって、グルーミング(毛づくろい)の際に口から入る毛が少なくなります。抜け毛の処理の際には柔らかいブラシを使いましょう。 手袋タイプのブラシもあるので、スキンシップのついでに抜け毛処理をしてあげてもいいかもしれません。2. 運動できる環境
毎日の適度な運動がなければ、愛猫は簡単に肥満体型になってしまうでしょう。 もともと活発な性格の猫種でもあり、運動ができない環境は猫にとってストレスです。 時間を作って一緒に遊ぶ、一人でも体を動かせるようにキャットタワーなどを設置するなどの工夫が必要です。その際、ミヌエットは手足が短いため、高さのあるキャットタワーは逆に体に負担をかける場合があるので注意しましょう。3. 尿の状態をチェック
尿には腎泌尿器系の疾患や内分泌疾患などの徴候が現れることが多いため、愛猫の健康状態を知る手段として、毎日の尿の状態を確認することが重要です。 尿量、色、できれば排尿回数なども把握しておくといいでしょう。 もしかしたらトイレの種類(猫砂、新聞紙など)によっては尿の状態が確認しにくいかもしれませんが、トイレの種類を変えると、その子の性格によっては排尿をしなくなることもあります。 愛猫が快適に排泄できるトイレの状態で、尿を確認しましょう。4. 眼の状態もしっかり確認
ミヌエットは、眼疾患も比較的多い猫種です。毎日顔を見る時に、眼に異常がないかも確認しておきましょう。 眼に関する観察のチェックポイントは以下のようなものがあります。- 涙が多くないか
- 充血がないか
- 左右で眼の開き方に差がないか
- 目ヤニが多くないか
まとめ

うさぎに必要なグルーミングとは?爪切りとブラッシングのやり方
【うさぎのグルーミング①爪切り】

うさぎに爪切りが必要な理由
野生のうさぎは、外を走り回っているうちに爪が少しずつすり減り、ちょうど良い長さに保たれています。しかし、屋内飼いのうさぎはなかなか自然に爪が削れないため、長く伸びてしまいます。 うさぎの爪が長いままだと、ケージや床の隙間、タオルやカーペットに爪を引っ掛けて怪我をする危険性があります。また、毛づくろいのときに皮膚を傷つけてしまう可能性もあります。 そのため、1〜2ヶ月を目安に切りましょう。うさぎの爪切りのやり方

<ポイント> 怯えてしまう場合は、爪を切っているところが見えないように顔を隠してみるのも効果的。
どのくらい切って大丈夫?

もし出血してしまったら
万が一、爪を深く切ってしまっても、落ち着いて対応してあげてください。 うさぎは爪から出血すると痛みや違和感によって、歩き方がおかしい、興奮しやすいなどの状態になります。飼い主さんは慌てず、まずはうさぎを落ち着かせてあげましょう。【止血方法】 血が出ている爪を確認し、清潔なガーゼでやや強めに患部を抑えて、数分間圧迫止血をします。 血が止まり、うさぎの元気を確認できたら、ひとまず危険な状態ではありません。数日間様子を見てあげてください。当日や数日後に以下の症状が見られる場合は、動物病院を受診してください。 放っておくと、傷口から感染症にかかる恐れがありますので、早めに対応しましょう。
- 大量に出血している
- 圧迫止血をしても血が止まらない
- 再び出血する
- 元気がない
- 歩き方が不自然
【うさぎのグルーミング②ブラッシング】

うさぎにブラッシングが必要な理由
室内飼いのうさぎは、屋内でのんびりと過ごすことが多いため、毛が抜けず体の表面に溜まりやすいです。 毛が伸びすぎてしまうと、毛づくろい時に抜け毛をたくさん飲み込んでしまい、胃や腸で毛が固まってしまう「毛球症」になってしまうことがあります。毛球症になると、食欲不振、元気消失、便の量の減少がみられます。 また、毛が絡まったり新しい毛が生えなくなったりしてしまい、皮膚病の危険もあります。特に長毛種は注意が必要です。 スキンシップにもなるため、なるべく毎日ブラッシングをしてあげると良いでしょう。うさぎの換毛期
うさぎは春と秋の年に2回、夏毛と冬毛に入れ替わるための換毛期があります。大量の毛が抜ける時期なので、特に換毛期はしっかりとブラッシングをしてあげましょう。うさぎのブラッシングのやり方

ブラシの種類
うさぎ用のブラシは主に4種類あります。それぞれの特徴をご紹介します。目的によって使い分けてみてくださいね。- 獣毛ブラシ→毛流れを整える
- スリッカー→奥のふわふわした毛が取れやすい
- ラバーブラシ→表面の抜け毛が取れやすい
- コーム→顔まわりやお尻まわりなど、細かい部分に。毛玉ほぐしにも
まとめ

【犬図鑑】ウェルシュ・コーギーの歴史や性格、飼い方のポイント
ウェルシュ・コーギーの歴史

ウェルシュ・コーギー・カーディガン
カーディガンは紀元前1200年頃に生まれたと伝えられており、中央アジアのケルト民族により、ヨーロッパに導入されてイギリスにやってきました。 その後、イギリスのカーディガン地方で牧畜犬として活躍していましたが、有用な犬であることから世間に知られることを拒み、長い間知られていませんでした。 1925年頃にその存在が徐々に表面化し、1933年にのちのイギリス国王となるジョージ6世が飼育したことをきっかけに、世間に知られるようになりました。ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
カーディガンと比べると新しい犬種ではありますが、1107年にフランドル(ベルギーからフランス北部にまたがる地域)の織工がウェールズに移住した際に一緒にやってきたとされています。 ウェールズのペンブロークシャーで牧畜犬として飼われ、スピッツなどと交配して改良されていきました。 その後、ヘンリー2世の時代にブリーダーによりさらに改良が進み、現在のペンブロークに近い形になりました。以来、イギリス王室で愛され続けています。最初は同じ種と考えられていた
原産国も同じ、見た目もそっくりのこの2種のウェルシュ・コーギーは、同じ犬種だと考えられており、交配も行われていました。 しかし、体の特徴が異なり、同じ犬種として評価することが困難になったため、多くの国で別の品種として扱われるようになりました。ウェルシュ・コーギーの身体的特徴

ウェルシュ・コーギー・カーディガン
ガーディガンの体高は約30cmで、体重は11kg~17kg程度です。 毛色はさまざまで、白のみでなければ、基本的にどんな色でも認められています。ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
ペンブロークの体高は約25〜30cmで、体重は11kg~14kg程度と、カーディガンと比べると少し小柄です。 ペンブロークの毛色は、レッド、セーブル、フォーン、ブラック・アンド・タンで、白地はあってもなくても認められます。ウェルシュ・コーギーの断尾

ウェルシュ・コーギーの性格

ウェルシュ・コーギーの好発疾患

- 変性性脊髄症:後肢の麻痺に始まり、泌尿・排便機能の低下、呼吸障害などを引き起こし死に至る。
- 椎間板ヘルニア:首や背中に激しい痛みがあり、進行すると下半身が完全に麻痺してしまう。
- 股関節形成不全:歩きが足らない、腰を振るように歩く、座り方がおかしいなどの症状が見られる。
- 尿管結石:腎臓から尿道の間に石ができ、激しい痛みを伴う。腎臓に石ができた場合は痛みを伴わず、腎不全になることも。
ウェルシュ・コーギーを飼うときに気をつけたいポイント

肥満に注意する
食欲旺盛で、食べ物に対する執着が強いため、太りやすい傾向があります。 肥満にならないよう、食事管理は徹底して行いましょう。お散歩は毎日欠かさない
30分程度の散歩を毎日朝夕の2回しましょう。ウェルシュ・コーギーは遊ぶのが大好きなため、運動不足はストレスにも繋がります。 ボールを使ったスポーツもおすすめですが、腰に負担がかかるジャンプなどはさせないようにしましょう。小さい頃からしつけをする
牧畜犬として働いていたときは、他の犬や動物を吠えて追い回したり、足を咬んで動物の動きをコントールしたりしていました。 その名残りで、吠え癖や噛み癖がある子もいます。トラブルや事故を防ぐためにも、小さいうちからしっかりしつけをしましょう。お手入れはこまめに
ウェルシュ・コーギーはダブルコートなので、こまめにブラッシングをし、換毛期は特に念入りにお手入れしましょう。 また、足が短いため、お腹が汚れてしまいがちです。お散歩のあとは、固く絞ったタオルなどで拭いて清潔にしてあげましょう。腰に負担のかからない環境をつくる
胴長短足というウェルシュ・コーギーの特徴から、腰に負担がかかりやすいです。 段差は極力なくす、滑りやすいフローリングにはカーペットを敷くなどして、負担のかかりにくい住環境を整えてあげてください。まとめ
