お祭りでの亀すくいとは?一般にはあまり知られていない実態と問題点
みなさんはお祭りで「亀すくい」を見かけたことはありますか?私も幼少期に「亀すくい」をしたいと親に頼んだことがあります。
この様に、子どもや学生がつい気軽にやりたがってしまう「亀すくい」ですが、一方で無責任な放流も増えており、亀に関するさまざまな環境問題を抱えることにもつながっています。
お祭りですくえる?亀の問題
お祭りでの亀すくいなどで問題となっているのが、ミシシッピアカミミガメの放流と増殖です。
ミシシッピアカミミガメは、幼体の頃はミドリガメとも呼ばれ、5cm程度の可愛らしい姿形をしています。そんなミシシッピアカミミガメは人目を引きやすく、お祭りのテンションも相まって、気軽な気持ちで亀すくいをしてしまう人も多いようです。
しかし、お祭りも終わると冷静になり、家では飼えないという無責任な理由から近くの川に放流してしまうということも少なくありません。
その亀が川で増殖し続け、ミシシッピアカミミガメなどが日本の在来種を脅かす危険な存在になっています。
なぜ、危険なのか
なぜミシシッピアカミミガメが危険かと言うと、ミシシッピアカミミガメは繁殖力が強く、日本の在来種の餌を食べてしまうからです。
そして、在来種の餌がなくなり、今、日本にいる在来種が減ってきていることが問題となっています。日本の在来種で絶滅危惧種に指定されている亀もいます。
お祭りの亀は生態系防止外来種だった!
亀すくいなどで問題になってしまったミシシッピアカミミガメは、生態系防止外来種(2015年に要注意外来生物より変更)に指定されています。
生態系防止外来種とは、環境省が指定していた特定外来生物には選定されてはいないものの、適否について検討中、もしくはさらに調査する必要がある生物のことを指します。
外来種や絶滅危惧種にはランクが付けられおり、外来種では最も規制の強い特定外来生物の次に、生態系防止外来種がランク付けされています。
数年後には特定外来生物に指定も?
ミシシッピアカミミガメはまだ特定外来種には指定されていませんが、生態系防止外来種の中で現在一番注目されています。
数年後には特定外来生物に指定されるという予想も立てられています。
アカミミガメの対策
無責任な放流により増加したミシシッピアカミミガメなどのアカミミガメを何とかしようと、2015年に環境省が「アカミミガメ対策推進プロジェクト」を立ち上げました。
このプロジェクトは、アカミミガメによる生態系などへの悪影響のない社会を実現するため、「理解の向上」「生態系の再生」「防除の推進」「捨てガメゼロと終生飼養」「国外からの導入ストップ」という5つの目指すべき方向を明示し、4つのプロジェクトを進めることで実現を目指しています。
このようなプロジェクトが立ち上がるほどミシシッピアカミミガメなど生態系防止外来種の被害は大きいということです。
プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。
「アカミミガメ対策推進プロジェクト」の公表について(環境省)
懲役または罰金も?引き取り先は?
放流すると懲役、または罰金
亀を長く飼っていた方でも想像以上に大きくなったから、何十年もいて飼いきれなくなったから、など多くの理由で放流する方がいます。
特定外来生物ではなく生態系防止外来種だったとしても、放流した場合は懲役または罰金が発生します。
引き取り先もある
インターネットなどで調べてみると、飼えなくなってしまった方のために引き取ってくれるところもあります。飼えなくなった=放流ではなく、責任を持って引き取ってくれるところを探しましょう。
ですが、言うまでもなく、最後まで飼育する事が一番良いことは言うまでもありません。安易な気持ちで買えるようになっていることが根本的な問題ではありますが、一人一人が安易な気持ちで飼うのではなく、事前によく調べた上で飼うようにしたいですね。
営業面でも問題があった
営利目的で動物を扱う場合、動物愛護法で第一種動物取扱業の登録を受けなければならないと定められています。当然、亀やひよこ、ハムスターなどの露天販売にも、この規制がかかっています。
そのため、お祭りだから、亀すくいだから、といって説明などは不要ということではなく、販売する際に説明を行わなければならない義務が発生します。亀すくいではこの説明があるところを私は見たことがありません。
また、第一種動物取扱業者標識などを提示していない業者も少なくないようです。
私たちにできること
今回は、お祭りの亀すくいでの営業問題や、問題視されている放流とミシシッピアカミミガメの増殖についてお話ししました。
お祭りで何気なく見ていた亀すくいですが、実態はきちんとした店ではないことが多く、違法営業を行なっている業者も多いと考えられます。そこのことをお祭りで遊ぶ方がしっかり理解し、それでもやりたい場合は、ここでご紹介したような全てのことを理解し、受け入れた上で行い、そして終生飼養しなければなりません。
お祭りの屋台だけでなく、多くのミシシッピアカミミガメの放流などが日本在来種にも影響しています。これは環境問題にもなっており、環境省がアカミミガメ対策推進プロジェクトを立ち上げるほどです。
お祭りで飼ってしまい、お世話しきれなくなった場合もあると思います。すでに放流してしまった人もいるかもしれません。しかし、これを見てその様な人が一人でも減ってくれることを願っています。
お祭りでのひよこすくいとは?本当に気軽に飼えるの?
着色されたひよこを「カラーひよこ」といいます。これらは、「ひよこすくい」と呼ばれる夏祭りの屋台などで見られます。
ひよこに色を付けることにより、お祭りのひよこすくいをみた子供がいろんな色のひよこが欲しくなる、という仕掛けです。そのような意図もあってか、筆者が幼稚園生の頃によく見かけました。小さな子供としてはとても興味をそそられるものですが、親には止められたのを今でも覚えています。
最近では、あまり見かけられなくなったこの「ひよこすくい」。実際に、どのようなものだったのか、調査してきました。
お祭りですくえる?カラーひよこの問題
最近ではめっきり減少しましたが、ほんの数年前までは「ひよこすくい」と称してカラーひよこやひよこの販売を行っているお祭りが複数ありました。
これらのお祭りでは、ひよこすくいでひよこをすくった後、お祭り内でひよこを捨ててしまうことが大きな問題になっていました。なぜ外に逃がすことが問題になるかというと、逃がされたカラーひよこやひよこが成長し、野生化した凶暴なニワトリが境内を占領することがあったからです。
カラーひよことは何なのか?
カラーひよこは、ひよこに染料を薄めた水につけたり、スプレーなどで着色して作られます。
カラーひよこは主にペットとして飼われますが、カラーひよこにする過程で着色させた色を乾燥させるため、強い熱風などに当てられます。その影響もあってか、カラーひよこのほとんどが病気などにかかり短命になると言われています。中には数日で亡くなってしまうカラーひよこもいます。
もし、長生きしたとしても、カラーひよこは着色しているだけなので、成鶏になると羽が生え替わり、成長するにつれて普通の白いニワトリになります。
カラーひよこにメスがいない理由
実は、ひよこすくいで販売されているカラーひよこはオスのひよこで、メスはいません。なぜ、オスばかりが屋台で販売されるのでしょうか?
メスは卵を産むので養鶏場で家畜として飼われますが、オスは卵を産むことができないので、お祭りのひよこすくいなどでペットとして販売されるようになったと言われています。なんと残酷なことでしょうか。
オスのひよこの悲惨な末路
日本ではあまり知られていませんが、卵を産めないオス、ペットとしてあまり飼われることがないひよこのオスは、殺処分されています。
オスのひよこの殺処分方法としては、下記の3つの方法があるとされています。
- 袋に入れて窒息、または圧死
- 生きたまま機械で粉砕
- 卵のままコンテナの中に放棄
実に残酷な話ではありますが、このような現状は日本ではあまり知られていないため、まだあまり対策はされていないようです。海外でも同じことが行われていますが、一部ではそのような処分をなくそうと寄付金を集めて、その寄付金をもとに人道的な保護活動に乗り出す人もいるようです。
日本でも寄付を募り、このような事態をなくそうとする動きはあるものの、まだまだ認知度が低いためか、実際に寄付する方は少数にとどまっているようです。もし、ご興味のある方は、この機会に寄付をしてみてはいかがでしょうか?
ひよこの飼育方法と問題点
飼育できないのに安易にひよこすくいをしてしまうのは望ましくありません。しかし、もし、このことを知らずに、カラーひよこをすくってしまったり、上記のような悲惨な状況に置かれているオスのひよこをペットとして飼う場合には、以下の点に注意して、責任を持って最後まで飼育してあげてください。
温度管理をしっかりすること
ひよこがニワトリになるまで、4カ月〜半年程度かかります。逆に言うと、それだけの短い期間で、ほぼ成鶏の大きさになるということです。かわいいひよこの期間は数週間で、その成長速度はとても早いと言えるでしょう。
また、ひよこは寒さに弱く、保温管理をしなければなりません。ニワトリまで成長すると、外で飼うこと自体は大丈夫ですが、ある程度の風除けが必要となるでしょう。
メスも鳴くので近隣への配慮が必要
ニワトリは「コケコッコー」という鳴き声を発すると、一般的には認識されていると思います。
しかし、実際には「コケコッコー」と雄叫びをあげるように鳴くのはオスだけです。メスも鳴きますが、鳴き声が異なり、こちらは「コココッ、ククル〜」と鳴きます。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
メスの方が鳴き方がおとなしいとされていますが、多頭飼いをしている場合、鳴き声に同調して、より大きな鳴き声になることもあります。メスと言えども、近所迷惑になる可能性は十分にあるため、飼育する場所には気をつけるべきです。都心のような住宅密集地で飼うことは避けるべきでしょう。
ニワトリはトイレのしつけができない
室内で飼育する場合、ニワトリの糞にも注意が必要です。畳などで糞をされた場合、畳に糞が染み込むと、とれなくなることがあります。同様に、服などの上でされて困っている方も多いようです。
ほとんどのニワトリはトイレのしつけができないので、市販のニワトリ用の紙おむつを履かせている飼い主さんも少なくありません。室内で飼育する場合は、このような紙おむつがおすすめです。
ひよこの権利とは
今回はカラーひよこの問題点の紹介に始まり、ひよこの飼育方法までを簡単にご紹介しました。
犬なども遺伝的に作り出された生き物ではありますが、カラーひよこは子どもたちや人の目を引くためにかなり無理矢理に作られたと言えます。実際に、カラーひよこのことを知らずに飼うことになってしまい、悩みのタネになってしまった方もいるかもしれません。
ですが、生き物を飼うという覚悟を持った上で正しい飼育方法を知り、対策ができれば、ニワトリも他のペットと同じように甘えたりしてくることもあります。少し抜けているところなどもあるので、うさぎなどと同様に、かわいい愛くるしさがあります。
お祭りでひよこを見かけたら、ひよこすくいにチャレンジする前に、本当に飼えるのかどうかをよく考えてみてください。
犬猫の殺処分については随分と知られるようになってきましたが(まだまだ改善が必要ですが)、ひよこの殺処分については知らなかったという方も多いのではないでしょうか?楽しいはずのお祭りのひよこすくいの背景には、オスのひよこの悲しい運命があったのですね。これを機に、みなさんもぜひ一緒にひよこの権利について考えてみてほしいと思います。
お祭りの金魚すくいってどうなの?長生きさせるコツなど
お祭りの金魚すくいの金魚はすぐ死んじゃう?
夏祭りといえば、花火?焼きそば?ヨーヨー?
連想するものはたくさんありますが、金魚すくいをイメージさせる方も多いのではないでしょうか。
筆者も幼い頃、夏祭りに行っては金魚をたくさんすくってきて親によく怒られたものです。
なんだかんだで飼育を手伝ってくれた両親には感謝ですね。
振り返って金魚のことを思い出してみると、すくってきた金魚たちが長生きしたときもあれば。すぐに死んでしまうときもありました。
この記事では、こういった謎を解き明かしながら、どうやったら金魚が長生きするのか、どういった方法が適切なのかをまとめていきます。
安いから悪い金魚?それともいい金魚?
夜祭などで見かける金魚すくいの金魚はどういった金魚たちなのでしょうか。
金魚すくいの金魚たちは、必ずしも安かろう悪かろうという訳ではありません。きちんと飼育をすれば、立派に長生きをする金魚もいます。
ブリーダーさんの選別に漏れてしまってやってきた、本当はとても良い金魚がいる場合もあるという話もあります。
金魚すくいの金魚=すぐ死んでしまう安い魚、とは言い切れないようです。
こういう金魚すくい屋さんを狙おう
店選びのコツ①
金魚すくいのお店の水槽を見ることが1つのポイントになります。
水が綺麗かどうか、濁っていないかをチェックしましょう。白く濁っているところは、その汚さによって金魚がダメージを受けてしまっている可能性が高いです。
店選びのコツ②
また他の見分けるポイントは、泳いでいる金魚の種類が多いか少ないかです。
色々な金魚が泳いでいる金魚すくい屋さんの方が、業界との繋がりがある場合が多く、良い仕入先から仕入れている可能性が高いと言われています。
店選びのコツ③
全体的に金魚が弱っていないか、身体にハリがあるかなどをチェックしてみましょう。
しかし、ここが難しい点でもあり、一般的によく言われているのは「たくさんすくうなら、弱った金魚を狙え」です。
当たり前ではあるのですが、すくいやすいのは弱ったら金魚であり、イキのいい金魚はすくいにくいです。
長生きする健康な金魚を狙うなら、少し大きめのイキのいい金魚ということになります。これは、自分が何を目的にしているかで変わってくるかと思います。
長生きさせるコツ
お祭り編
揺らさない、回さない
お祭りの途中で金魚をゲットした後は、そのまま金魚の入った袋を持ってお祭りを楽しむ人が多いと思います。
金魚を長生きさせるには、ストレスをかけない事が重要と言われています。
そのため、金魚の入った袋をあまり揺らさないという事が大事です。お祭りを楽しんでいると、金魚の袋を揺らして遊びたくなる気持ちや、手に持っている金魚そっちのけでお祭りを楽しんでしまう人もいるかもしれません。
ですが、金魚にとっては、その揺れが多大なストレスになります。例えば、自分の乗っている車が激しくずっと揺れていたら、体調を崩してしまいますよね。
つまり、金魚のことを考えるならば、あまりむやみに揺らさないように気をつけることが必要です。子供だと、振り回してしまいがちなので、注意です。
早く帰宅しよう
また、できれば早く帰宅してあげた方が金魚の健康には良いです。
金魚すくいの水槽の中も、帰宅中も、金魚にとってはストレスの要因となる事柄がたくさんあります。
家に帰宅し、なるべく早く金魚を休ませてあげましょう。
帰宅後編
水が重要
帰宅したら、水槽などに移すと思うのですが、その時に注意するポイントがあります。
それは、「袋に入っている水(金魚すくいから持ってきた水)を、水槽に入れないこと」です。
かといって、新しい水にいきなり入れると、びっくりしてしまって体がついていけないということもあるので、注意です。
一番良いのは「水合わせ」という方法で、元の水と新たな水の水質を徐々に近くしていくことです。
3日間は餌あげNG
また、帰ってから3日間は金魚に餌をあげないようにしましょう。食べることにエネルギーを使ってしまうので、金魚の身体に大きな負担をかけてしまいます。
家に帰ってからしばらくは、そっとして起きましょう。
飼育編
金魚は、飼育環境によって、生きる長さも身体の大きさも変わってきます。
つまりすぐ死んでしまうのであれば、飼育環境があまりよろしくなかったという原因が考えられるということです。
飼育環境の中では特に、「エアレーション」(「ぶくぶく」と呼ばれる)の設置をおすすめします。
金魚との新たな生活を
夏祭りで金魚すくいをするのは、風情があり、楽しいひと時もでもあります。
しかし、その後の金魚との生活を考えると、様々なことに配慮し準備をした方が良いということが分かります。
この夏、金魚との新たな生活をスタートするのも良いかもしれませんね。
花火大会に犬を連れて行くのは危険!?その理由とは
夏の一大イベントといえば、花火大会。浴衣を着て、屋台をまわって、ゆっくり花火を見る…。毎年心待ちにしている方も多いですよね。
「楽しい花火大会に、犬を連れていってあげたい!」と思う飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。しかし、犬にとって花火は必ずしも楽しいものとは限らず、迫力満点の花火の音を怖がってしまう犬もいるのです。
今回は犬が花火を怖がる理由やその対策などをご紹介します。
犬は花火の音に弱い
犬は大きな音が大の苦手です。花火に限らず、雷や飛行機、爆音で通り過ぎる車などにも恐怖を感じます。特に、幼い頃にそういった音を聞いてこなかった犬ほど、突然の物音にびっくりしてしまいます。症状がひどいと、オロオロするだけでは止まらずパニック状態になってしまうこともあります。
犬の聴力は、人間のおよそ4倍と言われています。人間が花火の音を聞いても大きいと感じるのですから、犬にとってはありえないぐらいの爆音ですよね。また、人間は「今日は花火を見に行こう」という認識がある上で、あの大きな音を聞いています。しかし、犬からすると、突然聞こえてきた、得体の知れない爆音なのです。上から音がする花火や雷、飛行機などは特に、音の出所を理解することが難しく、さらに恐怖を感じてしまうのです。
花火を恐怖に感じた犬の反応
花火の音でびっくりしてパニック状態になってしまった子は、暴れて飼い主さんの手元から逃げ出してしまう可能性があります。花火大会の会場は人ごみで、視界も良くありません。そういった中で犬が逃げ出してしまったら、探し出すのはとても困難です。
花火大会のある夏は、迷子の犬が増えると言われています。実際に、京都の新聞で、夏の迷い犬についての記事が挙げられています。
http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170731000073
花火の音に驚いて急に逃げ出したり、首輪やハーネスから抜け出してしまう子も少なくありません。パニックになってしまうと、ものすごい勢いで走って何処かへ行ってしまうこともあります。「リードをしっかり握っているから大丈夫」という慢心は、一生の後悔を招きますので、安易な気持ちで連れて行くのはやめましょう。
南アフリカでは、花火の音でパニックになってしまった犬が、少なくとも30頭亡くなったという悲しい出来事も起きています。
また、脱走以外にも以下のような反応を見せることがあります。
・吠え出す
・おしっこを漏らす
・震え出す
・固まって動けなくなる
・飼い主から離れようとしない
このような反応を見せたら、犬が花火を怖がっているサインかもしれません。速やかに花火の音が聞こえにくいところに移動しましょう。
会場でのトラブル
花火大会にはたくさんの人が来ます。花火大会の会場には何が落ちているかわかりません。屋台の食べカスに、屋台のおもちゃ、他の人が持ち込んだ食べ物やアルコール類を、犬が拾って口にしてしまうかもしれません。
「犬から目を話さなければ大丈夫」と思うかもしれませんが、人混みで暗い中ですから、視界もよくありません。いくら注意して見ていても、犬の安全を完全に守れるわけではないのです。
また、花火大会に来る人の中には、犬が苦手な人もいるでしょう。他の人に吠えてしまったり、会場でおしっこをしてしまったりするかもしれません。犬を連れていくことで他の人に迷惑をかける可能性があることをよく理解しておきましょう。
連れて行きたい気持ちはわかるけど…
犬は大切な家族の一員だですから、一緒に花火大会を見て歩きたいという気持ちはわかります。しかし、人間が考える「良いと思われること」が、必ずしも犬にとって良いこととは限りません。怖がるとわかっていながら、連れて行くのが果たして犬にとって幸せなことなのでしょうか?
連れて行かないという選択が愛のときもあります。愛犬が誤食をして身体を壊す姿なんて見たくないですし、パニックになって脱走なんてしまえば一生後悔します。安易な気持ちで、犬を花火大会に連れて行くのはやめましょう。