元野良猫はいつからお風呂OK?お風呂の入れ方やポイント
元野良猫を飼い始めたら「早くお風呂に入れたい!」と思う飼い主さんも多いでしょう。
筆者が元野良猫を飼い始めた時もお風呂に入れたくてウズウズしていました。しかし、家に来たばかりの元野良猫は警戒心むき出しです。家に慣れる前にお風呂に入れてしまうと、猫の警戒心をさらに煽ってしまいます。
では、元野良猫はいつからお風呂に入れると良いのでしょうか。
今回は、元野良猫を飼育している筆者の体験に基づいて、元野良猫をお風呂に入れるタイミング、お風呂の入れ方やポイントをご紹介します。
元野良猫はいつからお風呂に入れて良いの?
猫は環境の変化が苦手な生き物なので、新しい家に連れてこられて不安でいっぱいです。そのため、元野良猫が環境に慣れて安心して過ごしてくれるまでお風呂は控えた方が良いです。
家の中でゴロンと寝たり、尻尾を上げて歩いているなど、元野良猫がくつろいでいる様子が見られるようになったらお風呂に入れるサインです。
筆者の場合は、元野良猫が家に来てから1週間ほどでお風呂に入れました。元々人懐っこくてすぐに家に慣れてくれたこともあり比較的早くお風呂に入れましたが、猫によって個体差はあります。
元野良猫がお風呂に入れるようになるまでは、猫用のコームで毛づくろいをしてあげましょう。
また、どうしても臭いが気になる場合は、水が入らないドライシャンプーなどを使ってみましょう。
お風呂に入る前の準備
元野良猫をお風呂に入れる前に、以下を準備しましょう。
- バスタオル(5枚以上)
- ドライヤー
- 猫用シャンプー
猫をお風呂に入れると毛がたくさんのお湯を含み、乾かしている間に部屋が水浸しになってしまいます。そのため、なるべく多めにバスタオルを用意します。
バスタオルは、お風呂場に1枚と、猫を乾かす場所に2〜3枚敷いておきます。
お風呂を入れる5つのステップ
元野良猫をお風呂に入れる手順を見ていきましょう。
猫のお風呂は15分ほどで完了します。時間が長くなるほど猫にストレスがかかり暴れたり鳴いたりするので、手際よくサクッと終わらせましょう。
1.お風呂の温度は35℃に設定
猫をお風呂に入れる前に、お湯の温度を35℃まで下げて、浴槽にお湯を20cmほど溜めます。
2.湯船に入れて汚れを落とす
猫を浴槽に入れて、しっかりと毛を濡らしていきます。
この時に、猫の顔や耳に水がかからないように注意しましょう。
3.シャンプーでしっかり洗ってお湯で流す
しっかりと水が浸透したら、浴槽から猫を出してシャンプーを付けて足先から尻尾までしっかり洗います。
シャンプーが終わったら、シャワーの音で驚かないように中ぐらいの強さでお湯を出して泡を洗い流します。
その後、手で猫の体を優しく押さえ、毛に含んだお湯を落としてあげてください。
4.タオルでしっかり拭いてからドライヤーで乾かす
バスタオルで少し拭いてから猫を部屋に入れます。
ドライヤーで乾かす前にタオルでしっかり拭くと早く乾きます。タオルで拭く時は毛の流れに沿って拭いてあげてください。ガシガシ拭くと威嚇されるので注意しましょう。
ドライヤーで乾かす時は、猫が音に敏感なら弱の温風で、ドライヤーの風を当てながらタオルで拭きます。
逃げ回ったり大声で鳴いたりするため、乾かすことがとにかく大変です。可能であれば2人以上で乾かすのがおすすめですが、難しい場合はドライヤーを床に置いて猫に向けると、両手が空いて乾かしやすいです。
また、家にサーキュレーターがある場合は、ドライヤーと一緒に床に置くと風が当たって早く乾かすことができます。
5.終わったらご褒美を忘れずに
8割以上乾いたら後は自然乾燥に任せます。猫がいる部屋の温度はいつもより2〜3℃上げておくと良いでしょう。
お風呂が終わったら、猫のお気に入りのおやつをご褒美であげてくださいね。
また、顔の汚れがひどい場合は、後でお湯を絞ったタオルで優しく拭きましょう。
お風呂に入れる時のポイント
最後に元野良猫をお風呂に入れるポイントをご紹介します。
汚れで泡立ちにくいので泡シャンプーがおすすめ
シャンプーは泡タイプがおすすめです。最初から泡立っているので簡単に洗うことができます。筆者が普段使っているのは、「LION 低刺激シャンプー 子犬・子猫用」です。
また、皮膚が弱い猫もいるので、刺激が気になる方には無添加やオーガニックのシャンプーがおすすめです。
引っ掻かれてケガをするので必ず服を着る
猫がびっくりして爪を出すこともあるので、飼い主さんがケガをする場合もあります。最低限Tシャツと半ズボンを履いて、猫をお風呂に入れるようにしましょう。
初めてのお風呂は体が汚れているので2回シャンプーすると良い
元野良猫の場合は、汚れがたくさん付いているので一度ではなかなか洗いきれません。洗ってシャワーで流してから、もう一度しっかり洗うと良いでしょう。
また、足付近は特に汚れているので、忘れずに入念に洗ってあげてください。
まとめ
今回は、元野良猫をお風呂に入れるタイミング、そしてお風呂に入れる手順やポイントをご紹介しました。
飼い主さんは「元野良猫を早くきれいにしたい!」と急いでしまいがちですが、まずは猫自身が家に慣れるまで待ってあげてくださいね。
水嫌いの猫にとってお風呂は苦行です。元野良猫のお風呂が早く終わるように事前準備は入念にしましょう。
フェレットをお風呂に入れたい!方法と注意点を徹底解説
フェレットを飼っているみなさん、フェレットをお風呂に入れたことはありますか?
フェレットは独特なにおいを持っているため、お風呂に入れたいと思う飼い主さんも多いでしょう。
しかし、「ペットショップでのお風呂サービスだとコスト的に…」と躊躇してしまいがちではないでしょうか?
そこで、今回は、お家でフェレットをお風呂に入れる方法と、その注意点についてご紹介していきます。
フェレットをお風呂を入れる時に必要なもの
バスタブ
まずはフェレットを入れる浴槽を用意しましょう。
人間用のバスタブでもいいですが、粗相をしてしまうこともあるため、後処理の簡単なペット専用のものをお勧めします。
また、体格によっては風呂桶や洗面器程度の大きさでも大丈夫です。
シャンプー
次に、フェレット用のシャンプーを使用しましょう。
当然のことですが、人間用のものはフェレットにとって有害な成分が含まれていたり、刺激が強かったりするため使わないようにしてください。
中には、コンディショナー入りや保湿効果があるものも売られているため、ぜひ探してみてください。
フェレットをお風呂に入れる方法
1. 浴槽にお湯を張る
まずは浴槽にぬるま湯を張りましょう。温度は36〜38℃程度で、溺れてしまわないよう少なめにします。
2. フェレットをゆっくりお湯につける
フェレットが驚かないよう、足の方からゆっくりとお湯につけてあげましょう。その後、徐々に全体をお湯につけていきます。暴れないよう、しっかりと固定した方が安全です。
3. 汚れを浮かす
フェレットがお湯に浸かったら、体をゆっくりと撫でながら、毛についた汚れを落とします。
フェレットは毛量が多いため、お湯を身体中にしっかりと行き渡らせることで、毛の下の汚れを浮かせましょう。
4. 体を洗う
シャンプーをつけるときは、お湯で温めてからにしましょう。
軽く洗ってシャンプーを流すのを、2回ほどに分けて繰り返しましょう。
特に尻尾は汚れが溜まりやすいため、重点的に洗います。また、この時に顔に水がかかってしまわないよう、注意してください。
洗い流す際には、シャワーを直接当てるのではなく、浴槽に張ってあるお湯をかけるようにしてください。
5. 乾かす
お風呂から出たら、風邪をひかないようすぐに乾かしましょう。基本的にはタオルドライで乾かします。
ある程度、体の水を取ったら、タオルで体を撫でて水気を取ります。
タオルドライとは?
濡れた毛の水分を乾いたタオルで拭き取り半渇きの状態にすること。
ケージの中にタオルを入れておくと、フェレットが自分で体をふいてくれますが、特に冬場などは風邪を引きやすいため、飼い主さんが拭いてあげましょう。
フェレットのお風呂で気をつけること
フェレットをお風呂に入れる際には何点か注意すべき点があります。安心してお風呂に入れてあげられるよう、いくつかご紹介します。
体調が良い時にお風呂に入れよう
人間でも同じですが、具合が悪そうだったり様子がおかしい場合には、お風呂は控えましょう。
体が濡れてしまうと体が冷えてしまうため、フェレットの様子を確認し、問題がなさそうだと判断してから入れてあげてください。
前もってトイレに行かせよう
お風呂の最中に粗相をしてしまうと処理が大変です。また、トイレに行きたいがために暴れてしまう子もいます。
そのため、トイレに行った後のタイミングでお風呂に入れると、そういった心配をせずにすみます。
顔に水をかけない
目や耳に入ってしまうと炎症を引き起こしてしまう可能性があるため、お湯をかけるときは絶対に顔にかからないようにしましょう。
特にシャンプーを流している際には注意が必要です。
頻繁に洗うのはNG
フェレットをお風呂に入れる頻度は、一般的に2週間〜1ヶ月に1回程度とされています。
あまり頻繁にお風呂に入れてしまうと、皮脂が落ちすぎて肌が乾燥しやすくなってしまいます。その結果、炎症が起きたり痒くなってしまったりするため気をつけましょう。
お風呂を嫌がるフェレットにはどうすればいい?
猫とは違い、それほどお風呂を嫌がらないフェレットですが、中には苦手だという子もいます。このような子をお風呂に入れる場合にはどうすればいいのでしょうか。
お風呂場やお湯に慣れさせる
お風呂を嫌がる子の中には、お風呂場やお湯そのものに慣れていない子もいます。
そのため、遊び好きな性格を利用し、おもちゃを持って行ったり、遊ばせてあげるだけで「お風呂場=楽しい場所」と学習し、お風呂に対する苦手もなくなります。
おやつを使う
おもちゃの他にも、おやつやバイト(噛むおもちゃ)なども有効です。
「お風呂に入るとおやつをもらえる」と学習すれば、おやつ目当てでお風呂に入りたがるようになるでしょう。また、バイトを使えば、お風呂に入る時も比較的暴れることなく入れられます。
仰向けに入れる
フェレットの頭をもち、仰向けにゆっくりお風呂に入れると暴れずに入ってくれます。耳にお湯が入らないよう指などでおさえ、顔にお湯がかからないよう気をつけましょう。
まとめ
今回は、フェレットのお風呂の入れ方と注意点、そしてお風呂に入りたがらない子への対処法をご紹介しました。
お風呂に入れることで、臭腺を持つフェレットの独特のにおいを軽減させることができますが、頻度が多くなりすぎないよう注意が必要です。
また、フェレットの体調にも注意して、お風呂に入れてあげるようにしましょう。
活発なフェレットらしく、慣れればお風呂もふれあいの場です。入れ方を学んで、安全に楽しくお風呂を楽しみましょう。
猫がトイレやお風呂についてくる!「ストーカー猫」の心理とは
猫を飼っているみなさんは、「猫がお風呂やトイレにもついてくる」という経験をしたことがあるかもしれません。
飼い主さんのあとを常について回る「ストーカー猫」が、どんなことを思ってストーキングをするのか、気になったことはありませんか?
ストーカー猫に対して、飼い主のみなさんは「かわいい」と思うかもしれませんが、ストーカー猫は実は不安や愛情不足を抱えている可能性があります。
今回は、トイレやお風呂にまでついてくるストーカー猫の心理を、大きく「飼い主さんへの欲求」と「場所への関心」の2つに分けて、詳しく考えていきます。
【ストーカー猫の心理】飼い主さんへの欲求の場合
猫がトイレやお風呂についてくる理由として、まずは、飼い主さんに対して何か欲求や願望がある場合を見ていきましょう。
1.かまってほしい
トイレやお風呂に限らず、飼い主さんが動くと常に猫が後ろをついてくるときは、飼い主さんにかまって欲しいと思っている可能性が高いです。
また、飼い主さんがトイレやお風呂にいる間は、じっとしていて動かないことを知っていて、猫は「トイレやお風呂なら飼い主さんに逃げられずにかまってもらえる!」と思っているのかもしれません。
2.飼い主さんにマーキングしたい
猫は自分のテリトリーにもマーキングしますが、実は飼い主さんの体にもマーキングをします。
飼い主さんがお風呂から出た後は、飼い主さんの体から猫のにおいが消えてしまいますよね。もしかしたら猫はそれを知っていて、飼い主さんがお風呂から出たらいち早くマーキングし直せるように、一緒にお風呂場についてくるのかもしれません。
飼い主さんがお風呂からあがってすぐに、猫が脚にスリスリと体をこすりつけてくるときは、マーキングの可能性が高いです。
3.ごはんがほしい
いつもごはんをあげている時間に飼い主さんが動いてどこかに行こうとすると、猫は「もしかして、ごはんをもらえるのかな?」と思ってついてくることがあります。
4.飼い主さんを親だと思っている
子猫は、常に親猫のあとをついて行動する習性があります。
親猫と離れて暮らす猫は、成猫になってからも飼い主さんのことを親だと思い込み、あとをついて回っている可能性があります。
5.飼い主さんと離れるのが不安
特に、飼い主さんがいない間に何か怖い思いをしたり、過去に捨てられたことがある場合や、引っ越しなどで住環境が変わった場合に、猫は飼い主さんと離れることに不安を感じやすくなります。
飼い主さんがトイレやお風呂に入ってしまうとしばらく出てこないため、猫はそれが不安になってついてきてしまうのかもしれません。
不安が大きくなりすぎると、飼い主さんの外出前や外出中などにパニックになってしまう、「分離不安症」にまで発展する恐れがあります。
【ストーカー猫の心理】場所への関心の場合
猫がトイレやお風呂についてくるのは、飼い主さんに対する欲求だけでなく、トイレやお風呂という「場所」に関心を寄せている可能性もあります。
1.床が冷たくて心地よい
トイレやお風呂場の床は、他の部屋と素材が違うというお家も多いのではないでしょうか。
例えば、タイルや人工大理石などを使用している場合は、特に夏場はその素材が冷たくて心地よいと感じる猫もいるようです。
2.テリトリーの安全確認・マーキングをしたい
トイレやお風呂の壁にスリスリと自分の体をこすりつけている様子が見られたら、それは壁に自分のにおいをつけることでマーキングをしている可能性が高いです。
トイレやお風呂場は、他の部屋に比べてドアが閉まっている時間が長いですよね。猫は、飼い主さんがドアを開けた時にしか自分のテリトリーを確認できません。
テリトリーに何か変わったことがないかを確認し、もう一度しっかりとマーキングをするために、猫は飼い主さんの後についてトイレやお風呂に入りたがるのかもしれません。
ストーカー猫の対策
愛猫が常に自分のあとをついてきたら、つい「かわいい」と思ってしまいますが、「ストーカー猫」は、不安を抱えていたり、愛情不足を感じている可能性もあります。
ストーカー猫の対策として、次のようなことを意識しましょう。
不安を除いてあげる
猫が飼い主さんと離れることに不安を感じている場合、できるだけ不安になる原因を取り除き、ひとりでも安心できる空間を作ってあげましょう。
猫は、周りが囲われている、薄暗くて狭いところを好みます。もし、外の様子が丸見えになってしまうようなケージなど、周りが十分に囲われていない空間しかない場合は、ケージを毛布で覆ったり、猫用のドームなどを用意してあげるとよいでしょう。
猫の要求は聞きすぎない
あとをついてくる猫に対して、ごはんやおやつをあげたり、かまってあげたりしたくなる気持ちはわかります。
完全に無視する必要はありませんが、常に猫の要求を聞きすぎてしまうと、ストーキングや欲求がエスカレートしてしまうおそれがあります。
ごはんは毎日決まった量をしっかりと与え、猫と遊ぶ時間も確保した上で、適度に猫のストーカー行為を無視するようにしましょう。
猫とコミュニケーションを十分にとる
猫がストーカーをするの原因は、猫が愛情不足を感じているからかもしれません。
「最近猫とあまり遊んであげられていないな」と感じたら、一度猫と過ごす時間を見直してみましょう。
空いている時間を見つけ、思いっきり猫とコミュニケーションをとるようにすれば、猫のストーキングも緩和されるかもしれません。
まとめ
今回は、ストーカー猫が飼い主さんを追ってトイレやお風呂にまでついてくる理由を考えました。
さまざまな理由が考えられましたが、他にも猫が不安を感じている様子が見られたり、「最近あまり遊べていないな」と感じることがあれば、猫の住環境や猫との関わり方を見直してみる必要があるかもしれません。
ストーカー猫を、ただ「かわいい」と思うだけでなく、その理由を考えることで、猫とより良い関係を築いていきましょう。
愛猫の体質・目的や用途別に使い分ける!猫用シャンプーの選び方
おうちのネコちゃんをお風呂に入れるとき、人用のシャンプーで洗ってしまっていませんか?
実はそれ、NGなんです!
動物の皮膚は、それぞれ酸性やアルカリ性の度合いが異なっています。猫の皮膚に合っていない犬用のシャンプーや人用のシャンプーで代用してしまうと、刺激が強すぎたり不要な成分のせいで、皮膚が荒れてしまうことがあります。
おうちで猫ちゃんをお風呂に入れるときは、必ず猫用のシャンプーで洗ってあげましょう。今回の記事では、猫ちゃんに合わせてどんな猫用シャンプーを選んだら良いのか、目的・種類別に紹介します。
シャンプーが必要な猫
一説によれば、猫のシャンプーは特別な事情がないかぎり年に1〜2回程度、またはしなくても問題はないとも言われています。また、シャンプーをすることで余計なストレスをかけるとも言われています。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
しかし、以下の条件に当てはまるような猫の場合は、シャンプーしてあげても良いでしょう。その場合、必ず愛猫の体質や、目的に合わせたタイミングで行い、そして猫の様子をよく観察しながらやってあげると良いでしょう。
- 長毛種
- 太った猫
- 病気の猫や老猫
- 避妊手術をしていない猫
- 外を出歩く猫
- 汚れの目立つ猫
- ノミやダニのいる猫 etc
シャンプーの選び方
目的で使い分ける
実は、猫用のシャンプーにはいろいろな種類があり、その種類ごとに使用する目的や効能が違っていたりします。
汚れ落とし用のシャンプー
外遊びの多い猫ちゃんや皮脂の汚れでべたつくような猫ちゃんに
ノミ・ダニ対策用のシャンプー
もともと野良猫だったり、ノミやダニが気になる猫ちゃんに
薬用のシャンプー
皮膚病に頻繁にかかってしまったり肌の調子が悪くなりやすい猫ちゃんに
フケを抑えてくれるシャンプー
肌が弱く古い角質がポロポロ落ちてしまうような猫ちゃんに
被毛の長さで選ぶ
長毛種の猫ちゃんの被毛ケアは、短毛種よりも注意が必要です。
定期的にお風呂に入れてあげないと、汚れや皮脂が溜まったり毛がゴミやホコリと一緒に絡まってしまいます。
長毛種の猫のケアには、被毛の絡みを抑え、毛の表面のケアをしっかりしてくれるようなトリートメント効果の高いシャンプーが効果的です。また、定期的に洗うことが必要なため「毎日洗える」タイプも良いかもしれません。
皮膚のタイプで選ぶ
人間の場合、肌の状態や性質は人それぞれで、その性質に合わせたシャンプーや石鹸を使いますよね。
人間と同じで、猫にも乾燥肌の子や脂性肌の子がいるため、肌質に合ったシャンプーを使ってあげると良いでしょう。肌質が判断しにくいときは、動物病院で診察のついでに聞いてみると良いでしょう。
特に、アレルギーのある猫の場合は、必ず獣医師に相談してください。飼い主の判断で行うと、悪化させてしまうこともあります。
乾燥肌
皮膚の様子を見て、赤くなったり硬い部分があったりする場合は、乾燥肌の可能性があります。
乾燥肌の猫ちゃんには、乾かした後でもパサつかずに潤いをキープしてくれるシャンプーを選ぶと良いかもしれません。
脂性肌
撫でているときなどに、毛のベタつきが気になる場合は脂性肌の可能性があります。
脂性肌の猫ちゃんにはしっかりと皮脂汚れを落としてくれて、かつ刺激の強すぎないシャンプーを選んであげましょう。急にベタつくようになった場合は、病気の可能性もあるため注意が必要です。
成分で選ぶ
猫は自分の毛を舐めてグルーミングするとき、繕った毛を飲み込んでしまいます。
飲み込んだ毛の影響が心配な場合、シャンプーの成分は添加物の少ないものや無添加のものを選ぶと良いかもしれません。化学的な着色料も避けた方が良いでしょう。
選ぶときに注意するポイント
低刺激のシャンプーを選ぼう
猫の肌は、人間よりも皮膚が薄く結構デリケートです。皮膚が敏感な猫や、初めてのシャンプーなどで影響が心配な場合は、できるだけ刺激の少ないものを選ぶと良いでしょう。
チェックポイントは以下の通りです。
- 合成界面活性剤を使っていない
- 洗浄成分にアミノ酸系・植物由来成分を使っている
刺激の強いシャンプーを使って皮膚に炎症が起きたとき、その痒みから炎症箇所を引っ掻いてしまって、トラブルが長引くこともあります。
臭いがきつい猫には消臭タイプ
外出の多い猫や、避妊手術をしていなかったり、もともと獣臭の強い猫には消臭に特化したタイプのシャンプーがオススメです。
気になる臭いや不快な臭いの成分を洗浄成分で洗い流してくれるので、強い香りでごまかしたりする必要がなくなります。尿の臭いが強かったり、ほかの動物と遊んだりして臭いが気になるときに使ってみてください。
外見重視ならリンスインシャンプー
猫ちゃんの被毛をツヤツヤ・フワフワに保ちたければ、リンスインシャンプーがオススメです。
洗ったあとに被毛がパサついたりせずに、とても美しい状態を長時間キープすることができます。美しい毛並みは健康の証とも言えますので、ぜひ一度試してみてください。
シャワー嫌いにはドライシャンプー
濡れるのが嫌いだったり、流水を怖がったりしてお風呂に入るのを嫌がる猫ちゃんもいますよね。
嫌がる場合には無理にしてシャンプーをしてあげないほうが良いでしょう。しかし、それでもどうしても必要な時はドライシャンプーを使ってあげましょう。お湯をかける必要がなく、泡を被毛になじませて拭き取るだけのものが多いので、飼い主さんの手間も大きく減ります。
大きな負担をかけることなく清潔にしてあげられるので、体力の落ちている猫ちゃんや高齢の猫ちゃんにもオススメです。
皮膚トラブルなら薬用シャンプー
日頃から屋外に出ていて、ノミやダニを持ち帰ってしまう可能性の高い猫ちゃんや、皮膚が繊細でトラブルを抱えがちな猫ちゃんは薬用シャンプーで洗ってあげましょう。
肌への刺激を抑えて、細菌やウイルスから皮膚を守ってくれます。
肌のトラブルがなかなか改善しなかったり、悪化してしまった時にはすぐに動物病院で診てもらってください。
最後に
今回は猫用シャンプーの選び方や効能の違いをご紹介しました。
冒頭でも申しましたが、猫にとっては、シャンプーをすること自体が意外と負担のかかることでもあります。目的や用途で選ぶことも大事ですが、もともとの猫の体質や健康状態・その時の体調なども気にして選ぶことも重要になってきます。
シャンプーをしてあげる前に、猫ちゃんの状態をよく観察して、今がどういう気持ちでいるのか、察してあげられるようになる良いですね。おうちの猫ちゃんの毛並みや健康を守るために、ぜひ参考にしてみてください。
猫にお風呂って必要なの?入れ方とその頻度を紹介!
猫を飼っている皆さん、飼い猫のお風呂はどのようにしていますか?
汚れた時にだけ入れる、一ヶ月に一度、または毎日入るなど、飼い主さんとその飼い猫ちゃんたちによってその方針は様々だと思います。
今記事では、猫に適したお風呂の頻度から、入浴のしかた、お風呂に入れるメリットなど、様々な猫のお風呂に関する情報を紹介します。
猫のお風呂の必要性
実はほとんどの場合は必要ない!?
猫は基本的にグルーミングを行うことによって体を清潔に保っています。そして、猫の祖先からの習性で、もともと水を嫌う傾向にあるようです。
このような習性から、水に苦手意識をもつ猫を無理に入浴させるのはとても強いストレスを与えてしまう可能性があるのです。
基本的に短毛種は年に1~2回、長毛種は年に3~4回の入浴が望ましいとされています。
お風呂の必要がある場合
長毛種の場合は飲み込んでしまう抜け毛を減らしたり、付着した汚れや油脂による毛の絡みを防ぐために、入浴が必要となる場合があります。
口元やお尻などの汚れや埃などを取るために、定期的に入浴させる飼い主さんが多いようです。
猫をお風呂に入れるメリット
抜け毛が減る
猫を定期的にお風呂に入れることで、服に付着したり部屋に落ちる抜け毛を減らすことができます。
また、猫がグルーミングを行って飲み込む毛が体内に溜まってしまう「毛球症」を防ぐこともできます。
皮膚を清潔に保てる
無毛の種類の猫や、毛がクルクル巻いている種類の猫は、皮膚から分泌される油脂や汚れがたまりやすいです。
古い皮脂が取り除かれないと皮膚病になる危険性が高まるので、このような種類の猫は小さい頃からお風呂になれさせておいた方が良いでしょう。
汚れの定着を防ぐ
お外遊びやトイレの後などは特に猫の体に多くの汚れや菌が付着しています。
お家を汚さないために、猫ちゃんを定期的にお風呂に入れるという方もいらっしゃいます。
猫のお風呂の入れ方
準備するもの
お風呂に入れる前に、以下のものを準備しておきましょう。
- ペット用のバスまたは大きめの洗面器
- 猫用のシャンプー、リンス
- 猫のブラッシング用のブラシ
- バスタオル
- ハンドタオル
- ドライヤー
バスタブで洗う
①35度前後のお湯を、用意した容器に入れます。
②猫用のシャンプーリンスをお湯に適量入れてよくかき混ぜます。
③猫を首の辺りまでお湯に浸けて、しっかりと毛を濡らします。そしたら一度バスタブから引きあげ、首から尻尾にかけて順に泡立てながら洗っていきます。
④ハンドタオルを濡らし、絞ってから頭を拭います。
⑤シャワーの温度を35度ぐらいにし、泡を落としていきます。シャワーノズルを体につけるようにし、耳や目に入らないように注意しながら、③と同じ順番ですすいでいきます。
⑥すすぎ終わったら、バスタオルで押し当てるようにしながら水分を取っていきます。
⑦ある程度の水気がとれたら、ドライヤーを弱風・温風にし、猫から少し離して手ぐしをしながら十分に乾かします。
⑧最後にブラッシングをして毛並みを整えます。
シャワーだけで洗う
①35度程度のお湯で首元より下をしっかり濡らします。
②猫用シャンプーを手で泡だて、揉みこむように猫の体を泡だてます。
③すすぎ以降は、前述した⑤以降と同じです。
猫をお風呂好きにする方法
小さい頃から慣れさせる
小さい頃からお風呂に入る習慣をつけておけば、大きくなってから苦労することがありません。
必要以上に怖がらせないようにするために、はじめは小さな風呂桶に35度程度のお湯を少しはり、手ですくって体にかけてあげることから始めるといいでしょう。
寒い日を選んで入れる
猫はぬくぬくと暖かいところが好きな生き物です。寒い日を選んでぬるま湯を用意してあげれば、温かさに惹かれて嫌がることなく入ってくれるかもしれません。
ですが、風呂上がりは猫が冷えないようにすぐに乾かしてあげて、暖かい環境に移しましょう。乾かすときは、大変ですが、完全に乾くまで乾かします。
おもちゃやご褒美をあげる
お風呂にお気に入りのおもちゃを持って行ったり、入ったあとは大好きなおやつを与えるなどして、お風呂に対していいイメージを抱かせてあげましょう。
機嫌よくお風呂に入るようになるかもしれません。
最後に
猫はお風呂をあまり必要としませんが、やはり病気やお部屋の汚れを考えるとお風呂に入れる習慣をつけておくのも良いかもしれません。
猫のお風呂に悩んでいる人は是非参考にして見てくださいね。
一人暮らしでも猫は飼える?必要な対策とは
一人暮らしでも、猫を飼いたい!
でも、猫に負担をかけてしまわないだろうか?どんなことに気をつけたらいいのか?色々心配事が出てきますね。
これからお迎えする猫ちゃんのためにも、飼い主さんに必要な心構えや具体的な対策について、まとめてみました。
最適な部屋とは?
ペット可の物件を探そう
まず大事なことは、そもそもペットを飼っても良い物件かどうかということです。
動物を飼うということは、自分だけの都合で決めていいことではありません。
ペット不可のところでこっそり飼って、トラブルを起こすことは、人間のみならず猫にとっても不幸なことになりかねません。
相談によっては可というところもあるため、まず猫を飼い始める前に、よく確認しておくことが重要です。
広さよりも、猫が上下移動できる工夫をしよう
一人暮らしとなると、猫を飼うには部屋が狭すぎるのでは?と心配されることがあるかもしれません。
間取りは最低2部屋あることが望ましいでしょう。
しかし、猫の暮らしにとって重要なのは広さだけではありません。
猫は高いところに登るのが好きです。
猫が思う存分遊べるように、上下移動できるような工夫をしてあげると良いですね。
キャットタワーを設置するスペースが確保できない場合、本棚やタンスの上を空けておくだけでも十分です。基本的に落ちたら危ないものなどを置かないようにしてあげましょう。
室内飼いだからこそ増える、猫の事故リスク!
- 電気コードによる感電
- ヒーターなどによる低音やけど
- お風呂の水による事故
- 高層階からの転落
一人暮らしとなると、心配なのは留守中の事故。
室内飼いだから大丈夫…と油断はできません。人間の生活の中では、うっかりすると猫を危険な目に合わせてしまうものが意外とたくさんあります。
しっかり対策をしてあげることで、外出時の心配を少なくしておきましょう!
電気コードにはカバーをしよう
猫からすれば、電気コードは格好のおもちゃになってしまうことがあります。
コンセントに繋がれた電気コードにじゃれたり、噛んだりすることで、口の中を火傷をしたり、酷いときは感電してしまいます。
事故を防ぐためにも、電気コードにはガードをつけましょう。
使わないものは外出時こまめに抜いておくのも良いと思います。
太さも数種類あるため、コードを数本まとめて覆うことも可能。
必要な分だけカットできるチューブもあります。
ヒーターや電気カーペットは、人間がいる時だけON
冬は毛皮に覆われた猫だって寒い!
ヒーターやストーブが着いているときに、ついつい近づきすぎて火傷をしてしまうことがあります。
熱源に直に触れないようなものを使うか、ストーブガードをつけてあげましょう。
猫が寒いだろうと外出時にカーペットなどを付けっ放しにしておくのも危険です。その上で長時間眠って低温やけどを引き起こすこともあります。
暖房器具などは、スイッチオフにしてから外出しましょう。
お風呂の水は抜いておく
人間にとってはなんでもない場所でも、猫にとっては危険になり得る場所というのが、お風呂場です。
お風呂にたまった水を飲もうとして、浴槽に落ちてしまうことも…。
お風呂の水は不要時は抜いておく、蓋をきちんと閉めるなどの対策をしましょう。
転落に注意
物件探しの段階で、できれば1階の部屋を選んだ方が良いでしょう。
2階以上の部屋で飼う場合、窓を開ける際は必ず網戸を閉める、窓の開いた部屋に入らせないようにするなどの工夫が必要です。
ベランダの手すりに「網カーテン」を取り付けることで、二段構えで脱走や転落を防止すると、さらに安心です。
網カーテンの取り付け方は、YouTube等を使えば動画で簡単に見ることができます。
いざという時の預け先の確保
何かの用事で長期間家を留守にするときなどに、猫を預かってくれる人を予め確保しておきましょう。
緊急の用事の場合、猫のことまで手が回らない可能性もあります。
普段から話を通しておけば、預ける方も預かる方も、お互いに無理なく協力し合えるはずです。
外出から帰ってきたら
一人暮らしの飼猫は、寂しく過ごす時間が長いです。
猫がストレスを溜めないように、仕事や学校で疲れていても、家にいる間はできるだけかまってあげてください。
飼猫が無邪気にじゃれている愛らしい姿を見れば、あなたの疲れも吹っ飛んでしまうことでしょう。
最後に
猫と過ごすなかで大変な思いをすることもあるかもしれませんが、正しい知識と猫への愛があれば、一人暮らしでも猫を飼うことはできます。
ぜひ、参考にしてみてください。
猫を飼いたい気持ちはあるけれど、決心がつかない…という方には、「猫付きマンション」もおすすめです。
https://cheriee.jp/life/knowledge/1788/
気になる方は
これから猫を飼う方必見の情報もあります!こちらも、併せてご覧ください。