【3分でわかる】保護猫との初日の接し方と3つのNG行為
保護猫を初めて迎え入れる時、これから始まる猫との生活にワクワクすると同時に、猫とどう接すれば良いのか不安に思っている飼い主さんも多いでしょう。
家に来たばかりの猫との関わり方は少し特徴的で、「構いすぎてはいけない」「視線を合わせてはいけない」などの独特なルールがあります。初めて猫を飼う方は、猫が嫌がることを無意識のうちにしてしまわないように注意が必要です。
今回の記事では、保護猫を飼育している筆者の実体験をもとに、保護猫との初日の関わり方の注意点や、早く家に慣れてもらうための工夫をご紹介します。
これから保護猫を迎え入れる飼い主さんは、これから猫と良好な関係を築いていくために、ぜひ参考にしてみてください。
保護猫を迎えた初日はとにかく放置!
結論から言うと、保護猫を迎え入れた1日目はとにかく放置することが大切です。
猫はとても繊細で、急な環境の変化を苦手とする生き物。1日目は特に、かなり警戒しているので、猫に構ってしまうとかえって猫の警戒を強めてしまいかねません。
猫が慣れるまで根気強く待とう
まずは、猫にとって家や飼い主さんが安全であることを認識してもらい、猫の警戒が緩んでから仲良くなる必要があります。
初めは、ご飯などの最低限の関わりに留めましょう。
慣れてきて、「ここは安全だ、この人はご飯をくれる」と認識するようになると、猫が自分から近寄ってきてくれるようになります。それまで辛抱強く待ちましょう。
様子を観察して猫に合わせよう
もちろん、猫にも性格の個体差や保護されるまでの経緯が関係することもあり、すぐに慣れて初日から遊べるような子もいます。
迎え入れた保護猫の性格に合わせて飼い主さんが距離感を合わせましょう。
保護猫を迎えた1日目のNG行動
それでは、保護猫を迎え入れた1日目のNG行為を3つご紹介します。
1. 保護猫と視線を合わせる
猫の可愛い顔をじっと見つめたくなりますが、猫同士では、視線を合わせる行為は「敵意」を示します。
猫の目をじっと見つめると、場合によっては攻撃されたり、怯えられてしまう可能性があります。
実際に、筆者は臆病な性格の保護猫を飼っていますが、家に来てすぐの時は猫と目が合うことはほとんどありませんでした。猫はずっと下を向いていて、目が合うようになるまで3〜6ヶ月ほどかかりました。
もし、保護猫と目が合ってしまったら、ゆっくりと瞬きをしてから視線を外しましょう。目を瞑っているところを見せると「敵意はないよ」と猫に伝えることができます。
2. 大きな音や声を出す
猫は人の約4倍以上の高音も聴こえるほど耳が良いので、大きな音は人よりも不快に感じます。
保護猫を迎え入れた初日は警戒していることもあり、大声や掃除機などの大きな音は極力出さないように注意しましょう。
3. 保護猫を抱っこする、体を触る
保護猫が人懐こくて自分から寄ってくる場合を除いて、抱っこをしたり体を触ることはやめましょう。
初めて会ったばかりの飼い主さんを警戒している可能性も高いはずです。もし猫から近寄ってきたら、手の匂いを嗅がせてあげたり、猫が許してくれるなら顔まわりを少しだけ触ってあげましょう。
早く保護猫が家に慣れるためにできる工夫
1. 猫が安心する狭いスペースを作ってあげる
保護猫が安心できるように、部屋に狭い隠れ場所を用意しましょう。
猫は狭い場所に好む習性があります。保護猫が入るケージに布をかけたり、猫が入っていたキャリーケースをそのまま置いておくなど、隠れられる場所を用意してあげましょう。
2. いい人認定されるために好物をあげる
猫はご飯やおやつをくれるなど、お世話をしてくれる人に良い印象を持ちます。おやつや猫の好物を給与量を守って、積極的に食べ物を与えましょう。
可能であれば、保護猫を迎え入れる前に、保護猫の好みを保護団体に聞いておくのもおすすめです。
もし好みがわからない場合は、「CIAOちゅ~る」や「猫用のカニカマ」など、定番のおやつや魚などをあげると間違いありません。
保護猫を飼うためのQ&A
最後に、初めて保護猫を飼うときに疑問に思うQ&Aをまとめました。
Q:ご飯やトイレをしてくれない時はどうする?
保護猫が初めての環境で緊張してしまい、ご飯やトイレをできない場合も多いでしょう。
2、3日ほどそっとしておき、猫の警戒が解けてくるとご飯やトイレをしてくれるはずです。もし、猫の様子が少しでもおかしい場合や、長引く場合は動物病院へ相談しましょう。
Q:お風呂はいつ入れていいの?
保護猫を迎え入れた時、匂いや汚れが気になる場合もあるかと思いますが、お風呂は猫が家の環境に慣れてきてからにしましょう。
どうしても猫の汚れが気になる場合は、拭くタイプのシャンプーシートを使うと良いでしょう。
まとめ
今回は、保護猫を迎え入れた1日目の接し方の注意点を中心にご紹介しました。
保護猫との距離感や接し方は、猫と一緒に過ごすうちに段々と身についていくので問題ありません。
しかし、今回ご紹介した以下の3つのNG行為は、初日に飼い主さんがやってしまいがちですが、猫に嫌われてしまう可能性が高いので注意しましょう。
- 保護猫と視線を合わせる
- 大きな音や声を出す
- 保護猫を抱っこする、体を触る
これから、保護猫を精一杯幸せにしてあげてくださいね。
元野良猫の食欲が旺盛すぎる!その理由と4つの対処法をご紹介
野良猫を保護して飼い始めたばかりの方は、猫の食欲の旺盛さに驚くかもしれません。
ご飯をしっかり食べるのは良いことですが、あまりにもがっついて食べていると、「どうしてこんなに食欲がすごいの?うちの猫、大丈夫?」と心配になってしまいますよね。
今回の記事では、元野良猫を飼育している筆者の実体験をもとに、元野良猫の食欲が強すぎる原因や対処法をご紹介します。
猫の食欲が旺盛すぎて悩んでいる飼い主さんは、ぜひ参考にしてみてください。
元野良猫の食欲が強い3つの理由
元野良猫の食欲が強すぎる原因は、病気以外には主に3つの原因が考えられます。
1. 野良猫時代の習性が残っているから
野良猫の世界は、いつご飯を食べられるかも分からない過酷な環境で、満足に食べられないことも多いです。そのため、食べられる時にできるだけ多く食べようという習慣がついている可能性があります。
実際に筆者が飼っている元野良猫も、飼い始めてすぐは、急いで掻き込むようにキャットフードを食べていました。
2. 冬に備えて栄養を蓄えようとしているから
猫は、冬の寒さの中で体温を維持するために、体に脂肪をつけたり、冬毛を維持したりと、あらかじめ備えをしておきます。
そのために多くのエネルギーを必要とすることから、冬前は猫の食欲が強くなりやすい時期です。
外の寒い環境で生きてきた元野良猫なら、なおさらその傾向が強いかもしれません。
3. 去勢・避妊手術によるホルモンバランスの変化
去勢・避妊手術をすると、ホルモンバランスが変化して食欲が旺盛になることがあります。
実際に、筆者が飼育しているオス猫も、去勢手術をした後から食欲が増え始めました。
一方、手術によって発情期がなくなると、活動に必要なエネルギーが減り、その分太りやすい体質になるので注意が必要です。
猫の肥満に要注意!
元野良猫に求められるがままにご飯を与え過ぎてしまうと、肥満になってしまいます。
肥満になると、糖尿病や高血圧などの様々な病気のリスクが高まり、結果的に猫が苦しむことになります。
飼い主さんは、猫の体重や年齢に合ったご飯の量をきちんと把握し、給餌量をコントロールできるようにしましょう。
次の章では、元野良猫の食欲が強すぎる時の具体的な対処法を4つご紹介します。
元野良猫の食欲が強すぎる場合の4つの対処法
1. 毎日必ずご飯を与える
先述した通り、野良猫として暮らしてきた猫は、「食べられるうちにたくさん食べておこう」という習性が備わっている可能性があります。
筆者の猫も始めはそうでしたが、毎日ご飯を十分もらえるのに慣れていくうちに、食欲や食べ方も変わっていきました。
逆に、日によってご飯を少ししか与えなかったり、食事をスキップしてしまうと、野良猫時代の習性がなかなか直らないかもしれません。
毎日適当な量のご飯をきちんと与える習慣をつけ、猫が「急いで食べなくても、ご飯を食べられるんだ」と理解できるようにしてあげましょう。
2. 冬前は、部屋を暖かくする
猫が冬の寒さに備えてたくさん食べようとしている場合には、家の中を暖かく保つことで、「そんなにエネルギーを蓄えなくてもここでは大丈夫だよ」と教えてあげましょう。
毛布や裏起毛のベッドなど、猫用の温かいスペースを整えてあげるのも有効です。
3. ご飯の回数を増やす
1日のご飯を数回に小分けにして与えることで、空腹になる時間が減り、食べ過ぎを防げます。
しかし、ご飯の回数を増やしたり、ご飯を常に置いておくことについては、胃に負担がかかるなど、賛否両論があります。猫の様子を見ながら試してみるようにしましょう。
筆者の場合は、朝と夜のご飯に加えて夜食を少し置いています。深夜になるとお腹が減って猫が鳴いてしまっていたのですが、ご飯の回数を調整することで落ち着きました。
4. フードのカロリーを下げる
ご飯の量を急に減らすと猫にストレスを与えてしまうため、カロリーを抑えたフードを選ぶことも視野に入れましょう。
筆者の場合は、去勢手術によって食欲が強まった愛猫に対し、去勢・避妊後用のキャットフード「避妊・去勢した猫の体重ケア(ピュリナワン)」を与えることで、太らないように気をつけています。
なお、それぞれの猫に適したキャットフードは、体質や持病の有無によって異なります。自分の猫に合うフードがよく分からない場合には、一度獣医師に相談してみることをおすすめします。
まとめ
今回は、飼い始めた元野良猫の食欲が強すぎる原因や対処法についてご紹介しました。
元保護猫の食欲が野良猫時代の名残や季節的な問題が原因である場合は、徐々に落ち着いていくでしょう。しかし、猫の食欲が落ち着く様子がなかったり、少しでもおかしいと感じたら動物病院に相談してください。
初めて元野良猫を飼い始めた飼い主さんは不安なことがたくさんあると思いますが、心配しすぎずに様子をみてあげましょう。
女の子だけじゃない!犬や猫と一緒にひな祭りを楽しむアイデア3選
3月3日はみなさんご存じのひな祭り。女の子の成長と幸せを願うひな祭りですが、最近はペットの成長や幸せを願って性別を問わずお祝いする飼い主さんも多く、この日は華やかな写真がインスタグラムに多く投稿されます。
この記事では、愛犬や愛猫と楽しいひな祭りを過ごせるアイデアをご紹介します。年に一度のひな祭りを大切なペットとともに楽しんでみてはいかがでしょうか。
ひな祭りとは
ひな祭りとは、日本において女の子の健やかな成長と幸せを祈る、節句の年中行事です。
もともと、3月3日は「上巳(じょうし)」「桃の節句」などと言われ、厄を人形に移してはらった「流しひな」の風習がありました。それらが発展し、ひな人形を飾り、女の子の健やかな成長と幸せを願う現在の「ひな祭り」となりました。
ひな祭りのご飯は食べて平気?
お祝い事で楽しみなのが、美味しいご飯。お祝いをするなら、「ペットと一緒に食べたい!」と思う飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、犬が食べても大丈夫なひな祭りの料理や、注意しなければいけない料理を紹介します。
こちらの記事では、基礎編として、犬猫に与えてはいけない食べ物リストを掲載しています。全然知らないという方は一度見てみてください。
最近は添加物やアレルギーに配慮された犬用・猫用のご飯も販売されています。手軽に安全なものをあげたいという方にとてもオススメなので、合わせてご紹介します。
ちらし寿司
ちらし寿司は、犬・猫ともに与えても特に問題はないでしょう。ちらし寿司に入っているマグロの赤身部分は低脂質、高タンパクな食材です。栄養バランスのために重宝される食材とも言えます。
ただし、愛犬・愛猫に与えるちらし寿司は、人間用の食事をお裾分けするのではなく、お酢を抜いたり、マグロやイクラなどの魚介類も少なめにして、愛犬・愛猫専用のちらし寿司を作ってあげましょう!
はまぐりのお吸い物
貝類をペットが摂取すると「ビタミンB1欠乏症」になる危険性があります。下痢、嘔吐などの症状が出ることもありますので、注意しなければなりません。
愛犬にも暖かいものをあげたいという方は、お湯で簡単に作れる犬・猫用のスープがオススメです。
ひなあられ
ひなあられは、大量に砂糖が使用されています。犬が砂糖を大量に摂取すると、糖尿病になる可能性があります。また、本来であれば虫歯にならないはずの犬ですが、砂糖を摂取することで虫歯の原因にもなります。
こちらは米粉で作った犬用のひなあられです。どうしても、という方は、こちらの商品のように鮭やブロッコリー、馬肉を使ったカラフルなひなあられを使うことで、雰囲気が出ること間違いなしです。
甘酒
酒麹から作られたアルコール分が含まれている甘酒は、与えてはいけません。アルコールは摂取量が少しでも死に至るケースがあります。
逆に、米麹から作られたアルコール分を含まない甘酒でしたら、様子を見てあげてみても大丈夫です。しかし、砂糖が含まれているものは、ひなあられと同様、糖尿病になる可能性があるので注意しましょう。
こちらは秋田のもち米と米麹で作られた甘酒です。ノンアルコール・砂糖不使用・無添加ですが、自然な甘さがあり栄養も豊富なので、食欲がない子にもオススメです。
どの食べ物もペットとの相性がありますので、初めて与える時は様子を見ながら少量ずつあげるようにしてくださいね。
ひな祭りのかわいいコスチューム
せっかくのひな祭り。かわいいコスチュームを着せて、いつもとは違う記念写真を撮ってみるのも楽しいかもしれません。
かわいい被り物
被り物は、簡単かつ手軽に着脱できます。思わず「かわいいー!」と抱きつきたくなってしまいますね。
ひな祭りに関する被りものですと、おひな様やお内裏様、三色団子などたくさんの種類があります。多頭飼いのおうちでは、それぞれに違う被り物を被せてあげて、みんなで記念撮影をするのも楽しいかもしれません。
ひな祭りの着物
犬用の着物も販売されています。この機会にかわいい着物を着せてみてはいかがでしょうか。
みんなでコスプレ
多頭飼いの方や、お友達と一緒に本格的にひな人形になりきってみるのもとてもかわいらしいですね!コスチュームを手作りしてみるのも楽しいかもしれません。
こちらは、ハリネズミさんならではのコスチュームですね!フェルトを巻きつけたシンプルなコスチュームですが、おひな様とお内裏様ということがしっかりと伝わります。
SNSで共有してひな祭りをさらに楽しく
愛猫や愛犬と楽しいひな祭りを過ごしたら、SNSに投稿してみんなに見てもらいましょう。インスタグラムに投稿する際はハッシュタグが重要になってきます。「ひな祭りのアイディアが浮かばない!」という方も、他の人の投稿を参考にしてみましょう。
ひな祭りにオススメのハッシュタグはこちら!
愛犬や愛猫との楽しい写真を投稿して、世界中の人に自慢しちゃいましょう!
ひな祭りは日本の文化
今回は、犬や猫とのひな祭りの楽しみ方、注意点をご紹介しました。あなたのペットにぴったりの楽しみ方は見つかりましたか?
ひな祭りは日本の伝統文化です。年に一度のお祝い事ですから、愛するペットの健康や成長を祈ってお祝いしてみてはいかがでしょうか。
- 改訂履歴
- 2020/02/29 情報を更新
- 2019/03/03 初版公開
愛犬にあげたい!夏にオススメの手作りごはんまとめ
皆さんは、愛犬のごはんを手作りで作ったことはありますか?
いざ「やって見たい!」と思っても、どんなレシピで作ったら良いかわからない、アイディアが思い浮かばないという方もいるのではないでしょうか。
今記事では、オシャレな犬の手作りごはんをご紹介いたします。
山芋のお好み焼き風ごはん
山芋やにんじんを使った、健康に良い栄養たっぷりのお好み焼き風ごはんです。いつもと違う食感やいつもと違った風味に、わんちゃんも喜んでくれそうです。
健康によい食材「にんじん」
にんじんは栄養価が高く、そして低カロリーな食材です。そのため、犬にとっても健康的な食べ物と言われています。また、多くのおやつなどにも使われています。
お通じをよくしてくれる食物繊維や、抗酸化作用があるβカロチンなども豊富に含まれています。また、ビタミン要素なども含まれ、健康に必要な栄養素を摂取できる野菜です。
老化防止などで活躍するβカロチンは、熱を通すことによって、吸収力が上がると言われています。
上記のレシピではお好み焼き風ということで、加熱をしています。βカロチンがより良い形で愛犬の身体に取り込まれるのも、GOODなポイントですね。
鶏むね肉と野菜たっぷりの朝食ボウル
愛犬のお名前が彫ってあるお洒落なボウルに盛られている、栄養満点の朝食。健康に配慮された、お手製の朝食ボウルです。
愛犬の身体を健康にする鶏肉
鶏むね肉は、高タンパクで低脂肪という、身体にとっても良い食べ物です。
たんぱく質や脂質、ナトリウム、カリウムやリンなど、人間にとっても犬にとっても、健康に良い食材です。
ゴーヤで栄養たっぷりごはん
ゴーヤや豚もも肉、豆腐にしいたけといった、爽やかな夏を感じる一品です。
「えっ、犬にゴーヤって大丈夫なの?!」と思うかもしれませんが、実は意外とゴーヤが好きなわんちゃんは多いようです。
「夏だからゴーヤが食べたい!」と飼い主さんが思い立ったら、そのまま一緒に食べられますね。
ゴーヤ好きな犬も多い
ゴーヤの成分として、犬に害となるものは特にありません。むしろ、夏に必要な栄養素がたくさん含まれています。
ゴーヤには、モモルデシンという成分が含まれていますが、これがあの苦さの正体です。モモルデシンは胃に働きかけてくれ、夏場の困った食欲のなさを解決してくれます。
他にも様々に栄養価の高いゴーヤですが、1つ気をつけなければならない点があります。それは、食物繊維が豊富すぎて消化不良を起こしてしまうことがあるということです。
食べさせた後のフンを確認し、あげすぎていないかのチェックをしましょう。
愛犬の健康のために
夏場は、人間だけでなく、わんちゃんの体調管理も注意したい季節です。
まだ挑戦したことがない飼い主さんも、この夏に是非チャレンジしてみてはいかがですか?
【猫用食器の選び方】猫がご飯を食べない?食器が原因かも!
猫ちゃんがご飯を食べてくれないと、「どうしたのかな?」と心配になりますよね。
その原因、もしかしたら食器かもしれません。
ここでは、猫ちゃんが快適に美味しくご飯を食べられる食器選びのポイントをまとめてみました。
「猫ちゃん用食器」選びのポイント
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*猫用食器選びポイント6つ*
1. 大きいもの
2. 重いもの
3. 適度な深さ
4. 形状(円形の縁あり)
5. 材質(プラスチック・ステンレス・陶器)
6. 適度な高さ
①食器は「大きいもの」を。
食器は適度に大きいものがオススメです。
猫ちゃんの中には食事中にヒゲが器に当たって食べにくくなることを嫌う子がいます。小さい器ですと、ヒゲが当たってしまうからです。
大きめの器を使うと、その分えさを多くあげがちです。大きい器だからこそ、餌の量は要注意!
しっかり測って、多めにあげないように気をつけましょう。
②基本的には「重いもの」
重さは、重いものがオススメです。
軽いものだと、猫ちゃんが食べている時に動いてしまったり、少し体重をかけただけでひっくり返って、餌が台無しになってしまいます。
軽いものは、固定して使用する等工夫をしましょう。
③「浅すぎず、深すぎず」が理想
器の深さは浅くも深くもない適度な深さが良いと言われています。
浅すぎる食器は平らなので、猫ちゃんが舌で餌をすくい上げる時に食べにくく、こぼしてしまいます。
深すぎる食器は、顔を器の中に深く入れて食べなければならないので、食器の縁に喉やヒゲがあたってしまったり、底に残った餌を食べきれないこともあります。
- 適度な深さは3〜5センチ
- 深さがあるものでも、横に広く、手前の縁が低いものならOK
上の商品のような、ヒゲと喉にあたらず、底の餌も食べきれるような食器なら問題ありません。
④「円形で縁のあるもの」がオススメ
形は円形で縁のあるものがオススメです。
角がある食器は口先がうまく入らない場合があるためです。
また、縁がないと食器の周りに餌がこぼれてしまい、猫ちゃんが嫌がることもあるのです。
⑤材質は工夫次第でどれでもOK
食器の材質は、大きく分けて3つあります。
- プラスチック
- ステンレス
- 陶器
清潔に管理するのであれば、どれも問題ありません。フードによって、お皿を分けている飼い主さんもいるようです。
プラスチック
- 良い点:安価なものが多い。落としても割れにくい。
- 悪い点:軽いので食事中に動いてしまう。傷つきやすい。汚れが落ちにくい。
安いものなので、定期的に買い換えて、滑り止めなどで固定してあげることが大切です。
ステンレス
- 良い点:傷が入りにくく、頑丈で長持ち。汚れが落ちやすい。
- 悪い点:寒い時は冷たい。金属の匂いがある。やや軽いため、食事中に動いてしまう。
ギラギラ光ることや、金属の匂いが苦手な猫ちゃんもいますので、注意が必要です。
陶器
- 良い点:汚れが落ちやすい。重く、安定している。長期使用可能。食べ物の匂いや細菌がつきにくい。温かいものが冷めにくい。
- 悪い点:値段が他と比べたら高め。割れやすい。
長い目でみれば、最も経済的です。
⑥猫ちゃんの体に適した高さ
食事中の前に屈んで喉を下げている姿勢は、食道が曲がって食べ物が通りにくい姿勢で、吐いてしまうこともあります。
器を床に置くのではなく、台などの上に置いてあげましょう。
床から顎までの高さをみて、その猫ちゃんに合わせて調節してあげてくださいね。
↓脚付のものは、台がなくても良い姿勢で食事ができます。
それぞれの猫ちゃんに合った食器を。
様々な工夫がされた猫ちゃん用の食器が売り出されていますが、何より、その猫ちゃんが好むものが1番です。
食器を変えても猫ちゃんの食欲が戻らない場合は、別の原因が考えられますので、獣医さんに診てもらいましょう。
また、猫が水を飲まないときの対策についてまとめた記事もありますので、ご参照ください。
最も素敵な猫ちゃんの食器と出会えますように。
キャットフードの保存容器、おすすめ5選!酸化を防ぐ効果的な方法。
袋のままの保存、危ないかも?
「キャットフードは買ってきた袋のまま」と言う方、実は猫にとって悪影響を及ぼしているかもしれません。
袋のまま保存をしていると、キャットフードが酸化してしまう可能性が高いからです。
その危険性については、「袋のままはNG!キャットフードの保存方法、場所とは。」にて解説されています。
そこで、保存におすすめの容器を5つ厳選いたしました。
【アイデア①】 楽ちんなフードストッカー
おそらく一番簡単な保存方法でしょう。袋のまま容器に入れ、蓋の裏側に乾燥剤を貼ります。
フードストッカーのメリットは、
- 袋まま入れられるものはラク
- 密閉できる
- 袋の遮光効果などとダブル効果
- 匂いが部屋に漏れない
- 虫が来ない
などが挙げられます。
また、フードストッカーの中に乾燥剤を入れておくことで、密閉状態+乾燥によって、湿気を防ぐことができます。袋をそのままおいてある..という方は、ぜひフードストッカーを使ってみてください!
【アイデア②】 真空にできる容器
今は、真空にできる容器があり、簡単に空気を抜くことができます。キャットフード用の真空容器もあり、見た目もおしゃれです。
「そのままカリッとした状態をキープできた」という声も聞きますので、試す価値ありです。
【アイデア③】 小分けにして乾燥剤を入れる
一番手間がかかってしまいますが、一番良いとされている方法になります。
一日分(または一食分)ごとにジップロックへ小分けにし、空気を抜いて常温保存します。この時に、乾燥材も一緒に入れることで、さらに効果UPを狙います。
これが一番空気に触れず、酸化を防ぐことができます。しかしやはり小分けにするのは手間なので、そこは飼い主さんの考え次第といったところでしょう。
冷凍庫への保存はNGかも
小分けにしたキャットフードを、冷凍庫に保存する方もいますが、これには賛否両論があります。
確かに酸化を防ぐことはできますが、解凍に注意しなければなりません。余計に劣化をする危険性があるからです。
キャットフードは温度の変化に弱いとされています。また解凍時に結露が溶けることで、腐敗の原因になりかねません。
【アイデア④】 おしゃれなディスペンサー
海外でシリアルやスナックを入れるのに使われるディスペンサー。これをキャットフード入れに使っちゃいましょう!
見た目がおしゃれなのはもちろんのこと、毎回お皿に取り出すときも楽チンです。
ディスペンサーに移した後は、ハンドルを回すだけで出て来るため、空気に触れる回数を減らすことができます。
【アイデア⑤】 便利な自動給餌機
自動給餌器はとても便利です。保存容器を買おうとするなら、自動給餌器の購入を検討するのもありかもしれません。特に、留守がちな飼い主さんにおすすめです。
そのままの使用では、今までご紹介してきたような方法よりも、酸化を止める効果は見込めないでしょう。
より効果を高めるために、自動給餌器の中に乾燥剤を貼り付けたり、クリップで挟んだ乾燥剤を中に吊り下げたりする方法があります。
こちらの動画(ティーバッグ方式で自動給餌器にシリカゲル(乾燥剤)を設置します!猫の餌を湿気や酸化から防ぐ方法!)で詳しく紹介されています。
こちらの記事(「猫をお留守番させるときに気をつけるべきこと3つ」)でも取り上げていますので、よかったら参考にして見てください。
保存容器までこだわってこそ、猫の健康を守れる!
恐ろしいキャットフードの劣化を防ぐためには、保存までこだわることが大切です。人間のご飯だって、1ヶ月も外に放置していたら美味しくないのは当たり前ですよね。
しっかり管理して、美味しくて安全なキャットフードをキープしましょう!