日本猫に多い「かぎしっぽ」って?猫のしっぽの役割を解説

日本ではそれほど珍しくないしっぽの折れた猫。折れたしっぽを「かぎしっぽ」などと呼ぶこともありますが、一体なぜ折れているのでしょうか?

不自然に曲がっていることから少し痛々しくも見えるため、大丈夫なの?と心配になる方もいるかもしれません。しかし、かぎしっぽは特に問題ない場合と動物病院を受診した方がいい場合があります。

この記事では、猫のしっぽがかぎのようになる理由と、猫のしっぽの役割について解説していきます。

猫のかぎしっぽとは?

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通常、「猫のしっぽ」と聞いたら、細くまっすぐなものをイメージするでしょう。しかし、何らかの原因で猫のしっぽが、途中で折れ曲がってしまっていることがあります。

では、なぜ猫のしっぽが折れ曲がってしまうのでしょうか?ここでは、先天的な理由と後天的な理由についてそれぞれ解説していきます。

1. 先天的な理由

生まれつきしっぽが折れている場合は、遺伝子の変異によるもので、健康上の問題はありません

かぎしっぽのレントゲン写真を見ると、クサビ型をした「半椎骨」という小さな骨が写っています。これは、まっすぐなしっぽをもつ猫にはなく、しっぽが折れている猫特有に見られる構造です。

そのため、骨が折れているのではなく、骨の構造的に折れているように見えるだけですので、心配することはありません。

日本の言い伝えが影響している!?
日本猫には、先天的にかぎしっぽの子が多くいます。これは、江戸時代、まっすぐで長いしっぽの猫が長生きすると「猫又」という妖怪になるという言い伝えがあったことから、当時の人々が短いしっぽやかぎしっぽの猫を好んだためだと考えられています。

2. 後天的な理由

子猫のときに母親に押しつぶされたり、誤ってしっぽを踏んでしまったりなどの事故により、しっぽが折れてしまう場合もあります。

外的要因によりしっぽが折れてしまうと神経が傷ついてしまう場合がありますので、「今までまっすぐだった猫のしっぽが、突然かぎしっぽになった!」ということがあれば、早めに動物病院に連れて行きましょう

猫のしっぽの役割

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普段何気なく見ている猫のしっぽですが、実はたくさんの役割があります。詳しく見ていきましょう。

1. 感情を表現する

猫のしっぽは、感情を表したり、遠くにいる相手とのコミュニケーションに用いられます。

  • ピンと立てる:ご機嫌で挨拶している
  • 少し下げる:穏やかで落ち着いている
  • 左右にゆっくり動かす:機嫌が良くリラックスしている
  • 先端をお腹の方に巻き込む:恐怖心や警戒心が高まっている
  • 毛が逆立っている:興奮や威嚇している
  • 先をパタパタさせる:機嫌が悪く怒っている
  • 床に叩きつける:不満がありイライラしている

猫がしっぽで表現する感情は、意外にもバリエーション豊かです。愛猫がどんなことを考えているのか、しっぽの動きから読み取ってみてください。

2. 体のバランスを保つ

高いところの上り下りや、狭いところを通るときに、猫はしっぽを使ってバランスを取っています

3. マーキングをする

猫の「臭腺」は、額、唇、顎、肉球、肛門などの身体中のあちこちに存在しますが、実はしっぽにも臭腺があります
もちろん、体をこすり合わせてマーキングをすることもありますが、自由に動かせるしっぽで行うことが多いようです。

4. 体温を保つ

寒い日には、猫がしっぽで体を覆っている姿を見かけたことはありませんか?これは、寒さをしのぐために防寒具としてしっぽを使っているのです。
このような姿を見かけたら、室温が低すぎないか確認するようにしましょう。

絶対にひっぱらないで!

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猫のしっぽは20〜24個の尾椎と、複数の筋肉で構成されています。しっぽの付け根にはさまざまな神経が通っており、骨盤神経や下腹神経とつながっているため、とてもデリケートな部分です。

しっぽを触られることを嫌がる猫もいますので、無理に触ってストレスを与えないよう気をつけましょう。強く触ったり引っ張りすぎたり、誤って踏んでしまうと、足に障害が出て歩けなくなってしまうこともあります。

まとめ

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猫のかぎしっぽは生まれつきなものであれば心配することはありません。しかし、もともとまっすぐだったしっぽが、何らかの理由により折れてしまっている場合、神経が傷ついてしまっている可能性があります。その際はすぐに獣医師に見てもらいましょう。

感情を表現したり、体のバランスを保ったりなど、猫のしっぽにはたくさんの役割があります。意外とデリケートな部分でもあるため、やさしく扱い、ひっぱったりしないように大切に扱ってあげてください。

猫のしっぽを見ながら、ぜひ愛猫とコミュニケーションを取ってみてください。

ハムスターのしっぽが短い理由。しっぽで気持ちや病気も分かる⁉︎

ハムスターのしっぽといえば、とても短くて丸っこいイメージがあるでしょう。
ハムスターの仲間であるネズミは長いしっぽを持っているのに、ハムスターのしっぽはなぜ短いのでしょうか?

今回の記事では、ハムスターのしっぽが短い理由や、短いしっぽの役割についてご紹介します。しっぽを立てているときのハムスターの気持ちや、しっぽが濡れているときの病気の危険性などについても解説しているので、ぜひ最後までご一読ください。

ハムスターのしっぽはなぜ短い?

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ネズミのしっぽが長い理由

なぜハムスターの仲間であるネズミは長いしっぽを持っているのでしょうか?

それは、危険を察知したときなどに、高いところに登って行動することが多いからです。
長いしっぽでバランスをとりながら歩いたり、しっぽを木の枝などに巻きつけて落下を防いだりします
この特徴はネズミ以外にも、木の上で行動することのあるリスなどの多くの動物に共通します。

ハムスターは高いところに登らない

ハムスターの生活圏は地表や地下にあり、高いところには登りません。外敵に襲われそうになったときには、木の上ではなく地下の巣穴に隠れます。
高いところでバランスをとりながら走り回ることはしないため、長いしっぽは必要なく、次第に退化していったと考えられています。

しっぽの長いハムスターもいる

ハムスターの中でも、チャイニーズ・ハムスターは木に登る習性があるため、他のハムスターに比べて長いしっぽを持っています。
上手に身体のバランスをとりながら、飼い主さんの腕によじ登ってくることも多いようです。

ハムスターのしっぽの役割

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ハムスターには長いしっぽが必要ないから退化したわけですが、完全になくなったわけではありません。
短いしっぽにも、ちゃんと役割があるのです。

身体のバランスを保つ

ハムスターの短いしっぽにも、立ち上がるときや、走るとき、少しの段差を上り下りするときなどに、身体のバランスを保つ役割があります。
ハムスターをよく観察していると、お尻を振りながら歩いている様子が見られるでしょう。この際、お尻だけでなく、しっぽも微妙に動かして姿勢を保っています。

発情期のサイン(メスのみ)

メスのハムスターのみ、発情すると交尾受け入れのサインとして、しっぽをピンと立て、お尻を少し持ち上げる行動を取ります。
「ピンと立てる」と言っても、大型ハムスターのしっぽでも1cmほどしかないため、人間には少し分かりにくいかもしれません。

警戒するとしっぽが立つ!

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先述した通り、メスのハムスターは発情のサインとしてしっぽをピンと立てることがあります。ただし、しっぽを立てているからと言って、必ずしも発情しているとは限りません。

周囲の音に集中している

オス・メスどちらとも、周囲を警戒した際にもしっぽをピンと立てる傾向にあります。このとき、後ろ足だけで立ち上がったり、しっぽだけでなく耳もピンと立ててフリーズしたりもします。

こうした行動は、周囲の音を集中して聞くためのもので、住環境が変わったときや、知らない人がきたとき、普段聞かない音がしたときなどによく見られます。

慢性的な場合は飼育環境の見直しを

しっぽを立てるなどの警戒行動が一時的である場合は、そっとしておけば元に戻るためあまり問題ありません。

しかし、常に警戒しているのなら、飼育環境は不適切であると考えられます。今一度、飼育環境を見直しましょう。

  • ハムスターのケージの近くに、テレビやラジオなど音のでる機械を置かない。
  • ハムスターのケージのそばで、大声で会話をしない。
  • ケージのそばでなくても、急に大声を出したり、怒鳴ったりしない。
  • ハムスター以外のペットを飼っている場合は、ハムスターの視界に入らないよう部屋を分ける。
  • 木箱の巣穴など、ハムスターが隠れられる環境を整える。

しっぽが濡れていたら病気のサイン!

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「ウェットテイル」は危険

水様性の下痢が続くと、下痢便や腸からの分泌物によって、肛門のあたりやしっぽが常に濡れた状態になります。この状態を、「ウェットテイル」といいます。
ハムスターではよくみられる病気のサインで、重篤化しやすく、命に関わることもあります。

しっぽが濡れていたら、すぐに動物病院へ

人間にとって下痢はそこまで大した症状でないように思えますが、ハムスターにとっては非常に深刻です。
下痢が続けば命を落とすことも珍しくないため、日頃から排便やしっぽの状態を観察し、下痢やウェットテイルを発見したらすぐに動物病院に連れて行きましょう

まとめ

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今回は、ハムスターのしっぽについて、短い理由や役割のほか、ピンと立っているときの気持ちや、ウェットテイルが病気のサインになることなどをご紹介しました。

あまり使わないために退化したしっぽですが、じっくりと観察をすることでいろいろな情報を得られます。
しっぽは触られて嬉しい部位ではないため、なるべく掴んだりいじったりせず、くれぐれも程よい距離で観察してあげてくださいね。

今では禁止の国も!犬のしっぽを切る習慣が生まれた4つの理由

みなさんが飼っている犬や、ご近所の犬に、しっぽが丸くて短い犬がいるかもしれません。

ブルドッグなど、遺伝的にしっぽが短い犬種もいますが、プードルやシュナウザーなど、多くの犬種は子犬のときにしっぽを切ることで短くなっています。

ではそもそも、なぜしっぽを切るようになったのでしょうか?また、しっぽを切る習慣は今後も必要なのでしょうか?

今回の記事では、犬の断尾について一緒に考えてみましょう。

しっぽを切ることの多い犬種

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一般的に、しっぽを短く切ることの多い犬種は以下の通りです。

  • プードル
  • ウェルシュ・コーギー
  • シュナウザー
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • ポインター
  • ジャック・ラッセル・テリア
  • ドーベルマン
  • ピンシャー
  • ヨークシャ・テリア

しっぽを切る理由①節税の名残

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一説によると、18世紀頃のイギリスでは、貴族たちが鹿狩りを犬に邪魔されるのを防ぐため、犬の足を傷つけて速く走れないよう農夫たちに義務付けていました。もしそれが嫌ならば、税金を払わなければなりませんでした。

しかし、牧羊犬などとして働いてもらうには、ちゃんと走れないと困ります。そこで考えた農夫たちは、犬のしっぽを切ることで犬が速く走れないと思わせることで、納税を免れていたという説があります。

当時は、ほとんどの犬種が断尾の対象となりましたが、この制度の廃止と同時に徐々に断尾は減っていきました。しかし、いくつかの犬種では今でもその習慣が残り続けています。

しっぽを切る理由②働く犬の名残

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牧羊犬や狩猟犬は、羊がたくさんいる中で走り回るため、しっぽが踏まれて怪我をしてしまう恐れがあります。

狩猟犬の場合も、小動物を追いかける際にしっぽが障害物に引っかかってしまったり相手にしっぽを噛まれてしまったりすることがあったと考えられます。

使役犬としての役割を全うするためには、しっぽがない方が色々と便利だったのかもしれません。

しっぽを切る理由③病気の予防の名残

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しっぽがあると、肛門の周りにうんちがつきやすく、そのままにしていると、菌が繁殖してしまう原因となります。

また、野外で活動することの多かった狩猟犬などは、木の枝などが当たってしっぽに傷がつきやすかったようです。傷ついた部分から病原菌が侵入することもあるため、しっぽを切断していたとも言われています。

こんな迷信も・・・

昔のヨーロッパでは、犬のしっぽを切除すると狂犬病が予防できるという迷信もあったそうです。
今ではもちろん、狂犬病の予防はワクチン一択です。

今でもしっぽを切った方がいいの?

現代ではしっぽがあるからといって病気になりやすいとは考えにくく、予防のためにしっぽを切る必要性はないと言えます。定期的に肛門周りの毛をカットしたり、綺麗に拭き取ってあげるだけで十分です。

しっぽを切る理由④見た目の問題

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現代においてしっぽを切る理由は、ほとんどが「短い方がかわいいと思うから」でしょう。
特に、プードルやコーギーなどの犬種は、短くて丸いしっぽがトレードマークであるかのように、人々の間で定着してしまいました。

コーギーはしっぽが長いとキツネに見える?

コーギーにはもともと、キツネのようなふさふさのしっぽが生えています。被毛の色もキツネとよく似ており、誤って猟師に銃で撃たれてしまう恐れがあったことから、しっぽが切られていたとも言われています。
もっとも、現代社会では、街中を散歩しているだけでキツネと間違えられることはほとんどないでしょう。

断尾をめぐる賛否両論

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しっぽを切られるのは痛いのか

断尾の賛否をめぐってもっともよく議論されるのが、「犬はしっぽを切られるとき、痛みを感じるのか?」です。

結論から言うと、人間は犬ではないので誰にも分かりません。ここでは、賛成派と反対派の双方の意見をご紹介します。

断尾に賛成派の意見

生まれたばかりの子犬は神経系統が未熟で、しっぽを切られても鳴いたり逃げたりしない。したがって、子犬はしっぽを切られても痛みを感じない、または痛みがとても小さい。

断尾に反対派の意見

動物は痛みを他者に悟られるのを防ぐため、本能的に痛みを隠そうとする習性がある。リアクションが弱くても痛みは感じているはずだし、実際には痛そうにする仕草が見られた例もある。

断尾でしっぽの役割が失われてしまう?

しっぽには、身体の平衡感覚を保ったり、他の犬とコミュニケーションをとるための重要な役割があります。
しっぽを切ることで、身体能力が落ちてしまったり、他の犬と上手に意思疎通が取れなくて攻撃的になったりする可能性があるため、しっぽは切るべきでないという意見も多いようです。

しっぽの切断が禁止されている国も

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世界には、動物福祉の観点から、断尾が禁止されている国があります。

断尾が禁止の国リスト
・イギリス
・エストニア
・オーストラリア
・オーストリア
・オランダ
・キプロス
・スイス
・スウェーデン
・チェコ
・デンマーク
・ドイツ
・ノルウェー
・フィンランド
・ベルギー
・ポルトガル
・ルクセンブルグ

日本では

日本では、「動物を傷つけること」は禁止されていますが、断尾については明確な規定がなく、飼い主や販売者の判断に委ねられているの現状です。
一方、国際的なドッグショーに出展をするブリーダーたちを中心に、日本でもしっぽを切らない動きが高まりつつあります

まとめ

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今回は、犬のしっぽを切る歴史的な理由のほか、断尾をめぐる様々な意見や国際的な動きをご紹介しました。

しっぽを切るのには、古くから様々な理由があったようですが、そのほとんどが今では不要となったり、無意味であることが判明したりしたもので、現代においてしっぽを切る明確な理由はないと言えるでしょう。

しかし、犬種のイメージから、特に何も考えずに断尾済みの犬の購入をしたり、手術を希望したりするする飼い主さんもまだまだ多いのが現状です。今一度、本当にしっぽを切る必要があるのかどうか、様々な意見を踏まえて、自分なりによく考えてみてはいかがでしょうか。

しっぽで分かるうさぎの気持ち!引っ張ると取れてしまうって本当⁉︎

うさぎを飼っている方は、うさぎのしっぽについてどれだけ知っていますか?

実は、うさぎのしっぽはとても重要な役割を担っています。また、かわいらしいしっぽについ触ってみたくなる気持ちは分かりますが、うさぎのしっぽは繊細なので、取り扱いには注意しなければなりません。

今回の記事では、うさぎのしっぽの役割や、しっぽから分かるうさぎの気持ち、しっぽの扱いの注意点やお手入れ方法についてご紹介します。

うさぎのしっぽの真実

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うさぎのしっぽは丸くない!?

うさぎのしっぽといえば、丸いポンポンのような形のイメージがあるかもしれません。

しかし実際には、スプーンのような形(種類によります)をしており、丸くはないのです。
また、しっぽには「尾椎(びつい)」という骨が通っています。

しっぽの裏はたいてい白い

しっぽの形や毛色は種類によって違いますが、どの種類のうさぎでもたいていはしっぽの裏側が白くなっています

しっぽはあまり触らないで!

ここまでで、自分のうさぎのしっぽを調べてみたくなった方もいるかもしれません。しかし、しっぽを触られるのを嫌がるうさぎは多いですし、しっぽ自体も脆いので、あまりいじったり引っ張ったりしないようにしましょう

うさぎのしっぽの役割

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多くの犬や猫に比べて短いうさぎのしっぽですが、実はとても大切な役割があります。

1. 仲間とコミュニケーションをとる

うさぎは声帯を持っていないので、基本的には鳴くことがありません。そのため、鳴き声以外のコミュニケーション手段として、「しっぽ」が大活躍するのです。

例えば、オスがメスに求婚するとき、しっぽを上げてメスに裏側の白い部分を見せるなどの行動が見られます。

2. 仲間に危険を知らせる

うさぎは、天敵を察知して身の危険を感じたときにも、しっぽの裏側を見せることがあります。裏側の白さはよく目立つため、仲間も気付きやすい色なのです。

そして、しっぽをあげているのを見た仲間のうさぎは、他のうさぎにも危険を知らせるため、次々としっぽを上げて伝達していきます。

体が小さく力も弱いうさぎにとっては、大きな耳としっぽの伝達によって少しでも早く危険から逃れることこそが、自然界で生き抜くための戦略なのでしょう。

しっぽがサイン!うさぎの気持ちを読み取ろう

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1. しっぽをぐいっと上げている

怒っているときの他、興奮したり何かに強い興味をもっているときに、しっぽを上げることがあります。

しっぽを上げるときの例
・おやつやごはん、おもちゃに興奮しているとき
・怒ったり興奮したりして足ダン(地面を足で鳴らす行為)をしているとき
・部屋の中や外で周りのものに興味をもって散策しているとき
・まだ家に来たばかりで警戒しているとき

2. しっぽが下がっている

うさぎのしっぽが下がっているのは、リラックスをしているサインです。

しっぽを下げるときの例
・眠くてうとうとしているとき
・撫でられて気持ちが良いとき

3. しっぽを振っている

犬も嬉しいとしっぽを振りますが、これはうさぎも同じです。

しっぽを振るときの例
・おやつを前にして興奮しているとき
・ケージから出してもらって遊んでもらえるとき

しっぽを引っ張ると取れるって本当⁉︎

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うさぎは、天敵に襲われそうになるとしっぽを置いて逃げることがあるそうです。

このことから、「うさぎのしっぽは取れやすい」と聞いたことがあるかもしれませんが、少し触っただけで取れてしまうことはあまり考えられません。「取れた!」と思っても、よく見たら大きな毛玉が落ちただけだったということもあります。

強く引っ張ると取れることはある

しかし、そうは言ってもうさぎのしっぽは犬や猫のしっぽよりも脆いので、強く引っ張ったり、誤って踏みつけてしまったりすると、根元から取れてしまうことはあるようです。

うさぎのしっぽは極力触らないようにし、なんらかの原因で万が一取れてしまった場合は、早急に動物病院へ連れて行ってください。

うさぎはしっぽを触られるのが嫌い

しっぽを触られても気にしないうさぎもいますが、基本的にしっぽやお尻はうさぎにとって触られたくない部位だと考えましょう。

しっぽのお手入れ

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うさぎは自分でしっぽのお手入れができるので、基本的には飼い主さんが拭いてあげなくてもキレイに保つことができます。しかし、下痢をしている場合や、うんちやおしっこの上を通ってしまった場合に、しっぽが汚れしまいます。

おしっこやうんちなどでしっぽが汚れてしまったときは、次のようにお手入れしてあげましょう。

  • ぬるま湯につけて絞ったタオルやガーゼなどで、汚れをやさしく拭き取る。
  • 汚れが取れにくい場合は、ブラシを使って毛をほぐしながら拭き取る。

また、トイレは常に清潔に掃除し、うさぎの下痢が続くようならなるべく早く動物病院に連れて行きましょう。

まとめ

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今回は、うさぎのしっぽについて詳しくご紹介しました。

うさぎのしっぽの重要性や、扱い方のポイントを理解していただけましたか?

鳴き声を出さないうさぎは感情が分かりにくいこともありますが、だからこそ備わっている大切なしっぽを見て、うさぎの気持ちを読み取るヒントにしてみましょう。また、しっぽはとても繊細なので、なるべく触ったり引っ張ったりしないようにして、大事に扱ってあげてくださいね。

猫のものぐさ感情表現?よく見られる尻尾のボディランゲージ7つ

猫を飼っている人なら経験があるかもしれませんが、猫が窓際などでじっとしている時に名前を呼ぶと、鳴き声の代わりに尻尾だけを動かして返事をしてくれることはありませんか?

筆者も猫を飼っているのですが、このいかにも猫らしい、ものぐさな返事にいつも癒されています。また猫の尻尾は、呼びかけに応じるためだけでなく、動かし方によって感情を表しているとも言われます

今回はそんな猫の尻尾の役割と、感情表現の読み取り方を紹介していきたいと思います

猫の尻尾の役割とは

植え込みを歩く猫
猫の尻尾には、大きく分けて4つの役割があります。

1.感情を表現する

猫の耳・ヒゲ・目など、顔の表情以外に、尻尾もさまざまな感情表現の役割を担っています。

2.バランスを保つ

猫が高い所から低い所へ移動するときなどに、尻尾が意外と役立っています。素早く尻尾を振ることで骨盤の位置を安定させたり、足場の不安定な場所でバランスをとったりしています。

3.マーキング

猫の尻尾の付け根には臭腺と呼ばれる独特のニオイを分泌するところがあります。ニオイを自分のテリトリー(縄張り)内の物や人に擦り付けて、安心感を得ます。

4.保温

尻尾の長い猫は、尻尾を丸めて体に巻きつけ、マフラーのように体を温めるために使うことがあります。

猫の尻尾による感情表現

びっくりしてる猫
猫の尻尾による感情表現はさまざまです。

必ずしもこれに当てはまるわけではないパターンもありますが、代表的なものを7つ紹介いたします

1.垂直にピンと立てている

尻尾が垂直にピンと立っているときは、うれしい気持ちや、好意を表しています。人間に対し尻尾をピンと立てた状態で近づいてきたら、甘えていると考えて良いでしょう。

猫同士では、挨拶としてお互いの好意を表現し合っていることもあります。

2.ゆっくり左右に振る

撫でてもらっているときや外の風景を眺めているときなどに、尻尾を大きく左右に振っている場合は、リラックスして気持ちがいいと感じています。

3.素早く左右に振る

小刻みに素早く左右に振っているときは、イライラしていたり、落ち着かない気持ちを表しています。

撫でている最中に急に尻尾を素早く振り始めたら、「もう十分です」のサインかもしれませんので、注意が必要です。

4.足と足の間に挟む

恐怖を感じ、気持ちが萎縮している状態です。怒られたときや自分が相手よりも立場が弱いと感じたときに、自分を小さく見せようとするため、このような仕草をするようです。

抱っこをしたとき、尻尾を足と足の間に挟んでいるようなら、猫は恐怖を感じているかもしれません。しつこくせず離してあげたほうが良さそうです。

5.先っぽだけ小さくパタパタと動かす

鳴き声を出さずに、呼びかけに応じるパターンです。じっと外を眺めている最中や、眠りかけているときに呼びかけると、この反応が見られることが多いようです。

6.ダランと下げている

落ち込んで元気がないという気持ちの表現です。または、病気などで元気が出ないために、ダランと下げている場合もあります。少し様子を見てあげてください。

7.膨らませている

攻撃態勢に入り威嚇をしている状態です。驚いたときにも膨らませます。毛を逆立たせ、自分を大きく見せようとしています。尻尾を膨らませる前に、尻尾を山形にすることもあります。

尻尾が短い猫の場合

  • 嬉しい・・・お尻が上がり気味で、小刻みに震えている
  • 落ち込む・萎縮・・・尻尾のあるあたりの毛が寝ているetc

猫種などによっては、尻尾が短く、大きな動きが読み取れないということもありますね。

尻尾の長い猫と基本的には動きは同じであるため、その振り幅が狭くなっただけと考えれば、読み取りやすくなります。

お尻全体の毛の具合なども気にしたり、尻尾以外のボディランゲージも組み合わせて、「今どんな気持ちなのかな」と分析してみると、だんだん分かってくることがあるかもしれません。

尻尾を触ったり引っ張るのはNG!

biting-cat
猫の尻尾には、尾骨神経が通っており、それによってしなやかな動きができるようになっています。

猫の腰や尻尾の付け根から骨盤神経、陰部神経、下腹神経、坐骨神経、など排泄や歩行に関わる大事な神経が集まっています。これらの神経が部分的に尾骨神経と繋がっています。

尾骨神経を損傷すると、これらの神経の束にまで影響が及び、排泄困難などに陥ることもあります。

猫の尻尾を引っ張ったりするのは絶対にNGです

あくまで目安

cat-grooming
以上、猫の尻尾の役割と、よく見られる尻尾の感情表現を7つご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

日本のことわざでは「有っても無くても猫の尻尾」などと言われてしまっている猫の尻尾ですが、あったらあったで、きちんと役割があるのです。

尻尾だけで判断できないこともありますので、その他のボディランゲージも合わせて見てみることをおすすめします

飼い猫とのコミュニケーションがよりスムーズになると良いですね。

犬の気持ちを読み解くボディランゲージとは?

人間同士のコミュニケーションは会話がメインですが、犬同士がコミュニケーションを取る時は、ボディランゲージと呼ばれる体の動きで喜怒哀楽を表現しています。

つまり、日頃の犬の動きをよく観察し、このボディランゲージを読み解く事ができれば、その時、犬がどのような事を考えているのか、私達人間も少しは理解できるようになるのです。今回はそんなボディランゲージの読み方を見ていきたいと思います。

なぜ、ボディランゲージか?

なにかに注目するパピー
犬はボディランゲージで会話する生き物と言われています。人間のように話をすることができないため、子犬の頃から、親兄弟とは全身の体の動きを使って会話をしています。

挨拶もそうですよね?犬同士がお互いに鼻を合わせて匂いを嗅ぎ合います。これは、匂いにより、お互いが知り合い同士なのか、または初めて合うのかを確認していると言われています。また、匂いにより相性を確認しているとも。相手の体の上に乗るマウンティングもそうです。犬同士の優位性を表しているため、マウンティングされる側(乗られる方)は、相手の方が優位であることを認めたくない場合は、それを拒否しようと必死に抵抗します。

このように、犬が取る行動の一つ一つは何かしらの意味を持っている事が多いため、これの意味を知ることができれば、日頃の生活の中で、少しは犬の気持ちが理解できるようになるのです。とは言え、犬のボディランゲージを正確に読み取るというのは、数多くの訓練を積んだドッグトレーナー等のプロフェッショナルでも、とても難しいことです。それは、挨拶のように、目に見える行動だけではなく、匂いや音等をヒントにしていることもあります。また、人間同士であっても、会話の中で誤解が生じることもあるくらい、他者とのコミュニケーションは難しいものです。ですから、人間ではない犬の気持ちを、私達人間が100%理解することは不可能に近いとも言えるでしょう。

それでも、犬は私達人間に、自分たちの感情を知ってもらおうとボディランゲージを使って、生活の中で様々な事を発信してくれています。これを私達飼い主が学ぶことで、誤解が少なくなれば、今よりも幸せなペットとの生活が待っていることは間違いありません。そこで、今回はボディランゲージの基礎編として、それを読み解くのに必要な、体の主要パーツ一つ一つの見方について、説明していきます。

観察する場所のポイント

口を真っ直ぐ閉じている犬
犬のボディランゲージを読み解く上で、最低限観察しておかなければならない体のパーツがあります。よく言われているため、ご存知の方も多いと思いますが、以下の4箇所です。これら一つ一つをよく見なければいけないのと同時に、全体が連動して動いて意味を成すことが多いため、その部分を凝視するのではなく、一度にこれらの動きがどうなっているかを観察する必要があります。

  • 尻尾

また、これらの体の動きは、周りの状況や時間が経つにつれて、どんどん変わっていきます。そのため、周りの環境も含めて、総合的に観察する必要があるのです。

主要な目の動きとしては、以下の行動が挙げられます。

  • 目をそらす
  • じっと見つめる
  • 白目を見せる(下から上を見上げるような)

目をそらす

「あなたに敵意はありません」と表現していたり、自分自身を落ち着かせるために取っていると考えることができます。

例えば、何か愛犬が悪い事をしたときに、愛犬の目をジッと見つめて「ダメでしょ!」と言って叱った後、愛犬が自分から目をそらす行動が見られると思います。それは、「もうわかりました、ごめんなさい」と反省している行動だと考えられます。

じっと見つめる

普段よりも目を大きく開け、何かをジッと見つめている時は、対象物を注目していると考えることができます。

例えば、おやつ。犬の目の前に、おやつを持っていくと、そのおやつをジッと見つめると思います。それは「このおやつはいつ食べて良いのだろう?」と対象物の動きを観察していると考えられます。逆に、遠くの人等を見ている場合は、「こいつは自分に対して何をしてくるのか?」と警戒して、ジッと観察していることもあります。

白目を見せる

不安や恐怖から、上目遣いをすることがあります。こちらの様子を不安な気持ちで伺っている場合は、このような表情をすることが多いです。

ただ、地面に伏せた状態で、寝転がりながら上目遣いをしてくることもあります。この時は甘えやリラックスからしていることもあります。後述するように、その犬の性格によってもこの表情がプラスの意味なのか、マイナスの意味なのか異なる場合があるので、トータルで考えるようにしましょう。

耳の主な動き方としては、以下の行動が挙げられます。ただ、たれ耳など犬種によっては、うまく読み取れない場合も多い部分です。

  • 耳を立てる
  • 耳を後に倒す
  • 耳を前に倒す

耳を立てる

人間でもそうですが、外の音をよく聞きたい時は、耳に手を当てたりしますよね?あれと同じで、対象を観察している時に見られる行動と考えることができます。

外の音をよく聞きたい時や、観察物の対象が何を言っているのか、どんな音を発しているのかを感じ取っています。例えば、先程説明した「目」の動きと組み合わせることで、ジッと対象物を見ながら耳を立てているのであれば、対象物をよく観察している時という読み取り方ができるでしょう。

耳を後に倒す

これだけでは正確に判断できない行動で、不安だったり、怖い時にこの行動を取ることもあれば、甘えている時にこの行動を取ることもあります。

筆者がドッグトレーナーとして初めて会う犬の場合、この行動を取られることあります。初対面の人が近づいて来るわけですから、いきなり甘えているとは考えにくいですよね?この場合は、不安から耳を後ろに倒していると考える事ができます。逆に、飼い主が褒めてあげている時にこの行動を取る場合、飼い主に甘えていると考えることができるでしょう。

耳を前に倒す

戦闘態勢の場合に取る事が多い行動です。喧嘩をしている時に見られます。ただ、倒れ具合が少しの場合は、よく注目して聞いているだけの場合もあります。耳を観察する場合は、倒れ具合も見るようにします。

口元(マズル)

口元の動きが、人間にも直感的にわかりやすい動きかもしれません。以下の行動が挙げられます。

  • 口元が緩んでいる
  • 口を真っ直ぐ閉じている
  • 歯をむき出している

口元が緩んでいる

人間でもそうかもしれません。リラックスしていたり、甘えたりしている場合は、このように緩い表情になっています

口を真っ直ぐ閉じている

対象物に興味がある場合と考えられます。先程説明した目や耳の動きと併せて読み取る事ができれば、わかりやすい行動かもしれません。

歯をむき出している

おそらく、これは誰もが怒っている時だとわかるでしょう。大抵の場合は、唸り声も併せて発しているため、近づかない方が良いと直感的にわかると思います。

よくあるのは、この時に尻尾を振っていることがありますが、喜んでいるわけではありません。歯を見せているのですから、喜んでいるのだと勘違いして手を出してはいけません。間違いなく噛まれることになるでしょう。

尻尾

尻尾の感情表現も有名な話ですので、ご存知のかたも多いことでしょう。代表的な行動としては、以下が挙げられます。

  • ブンブン振っている
  • 尻尾が立っている
  • 尻尾を股の下に巻き込んでいる

ブンブン振っている

とても喜んでいたり、興奮状態にある時に見られます。

尻尾を振っていても、必ずしも喜んでいるとは言えません。興奮状態にあるときも同様の行動を見せるため、口元の動きや目の動きなど、他の体のパーツと一緒に見る必要があります。

尻尾が立っている

何かに注目している時に見られる行動です。威嚇のように見えることもありますが、これ単体の動きではそう判断することはできません。

尻尾を股の下に巻き込んでいる

怖い時や怯えている時に見られる行動です。

特に、花火を怖がるような子は、花火の音がしている時にこの行動が見られます。雷も同様です。また、子供嫌いの犬が、子供が近づいてきた時にこのような行動を取ります。とても怯えていることの現れのため、なるべく回避してあげることが望ましいでしょう。

犬種や性格によっても

ジッと見つめるダルメシアン
体格の大きさもさることながら、数多くの犬種が存在するのが犬の最大の特徴です。見た目も様々ですし、生まれ持った役割も様々です。

そのため、シワの多い犬であれば、表情を読み取るのが難しいかもしれませんし、全身が多くの毛で覆われたような犬の場合は、体の動きもわかりにくいでしょう。さらに、生まれ持った役割によっては、興奮しやすい犬もいれば、臆病な犬もいます。

マニュアル通りの読み解き方では限界があるというのが正直なところ。そこで、ここで紹介しているような基本的な事を押さえた上で、皆さんが飼っている犬種の情報を調べたり、愛犬の性格をよく観察し、理解するということが、犬のボディランゲージを読み解く一番の近道だと考えます。せっかく、良い相棒がいるのですから、どんな事を考えているのかよく観察してみると新しい発見があるかもしれませんよ。