猫の気持ちが分かる?機嫌が良いサイン・友好的なボディランゲージ

猫を飼っている人なら、一度は「もし猫と喋ることができたら、どんなに楽しい会話ができるだろう?」と考えたことがあるのではないでしょうか。筆者も猫を飼っているのですが、一度のみならずいつもそんなことを考えています。

しかし、猫に限らず、動物同士の意思疎通(コミュニケーション)は、お互いの仕草や行動(=ボディランゲージ)で伝え合っていると言われています。

そのため、猫が何を考えているのかを知るためには、その行動をよく観察し、理解することが必要なのです。

今回は、猫の気持ちを読み取るヒントとして、機嫌が良い状態・友好的な態度としてよく見られる表情や仕草、鳴き声をまとめてみました。

【顔の表情】編

猫の表情は、感情を大きく映し出します。
そのため、感情をよく観察することで、猫の気持ちを推察することができるのです。

<見るべきポイント>
耳:角度や向き、立っているか
目:瞬きや大きさ、瞳孔が開いているか
ヒゲ:角度や向き、ピクピクしているか
口:歯や舌を出しているか、口を開いているか

①平常心の表情

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耳が正面を向いてピンと立ち、ヒゲが極端に前に張ったり後ろに倒れたりしていない状態です。
また、目も穏やかで、目を細めたり、瞬きを繰り返します。

猫の機嫌が良くない時を知るには、この平常時の顔と比較してみると良いでしょう。

②リラックスしているときの表情

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目や口を閉じて、ヒゲをだらんと下げるような表情をします。
これは、周囲に外敵や危険なものがなく、警戒を解いている状態です。

一見、眠っているようにも見えるほど、リラックスしていることが伝わる表情です。

③興味しんしんな表情

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興味の対象の方向に耳がピンと立って、瞳孔が丸く広がり、少しでも多くの情報を対象から得ようとします。
ヒゲ袋がふくらみ、ヒゲも前方にピンと張っており、「何だろう?」「遊びたいな!」という気持ちを表しています。

新しいおもちゃや見慣れないものを前にしたときに、この表情がよく見られます。

④嬉しいときの表情

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左右のヒゲがやや上向きにピンと張った状態は、猫が「うれしい」と感じているときです。
ヒゲの角度は、ちょうど時計の針が10時10分になったときの角度と言われています。

他にも、目を細めていたり、耳がピンと立っているなども、猫が嬉しいときの表情です。

【からだ全体・尻尾】編

猫の表情だけでなく、体や尻尾の動きにも猫の表情が表れます。

そのため、猫がどのような仕草をしているのか観察してみることで、猫の感情をより深く知ることができます。

①嬉しいときの仕草

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尻尾をピンと立てて、足元にすり寄ってくるときは、非常に機嫌が良い状態です。

「とても好き」「信頼している」「甘えたい」というような飼い主さんへの気持ちが高まった際に、このような仕草をします。

さらに尻尾やお尻の付け根を小刻みに震わせたり、甘噛みしてくることもあります。

②リラックスしているときの仕草

ヘソ天

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目の前でお腹をゴロンとしてくれたときは、リラックスして機嫌の良いときです。
お腹は猫にとって弱点なので、相当信頼していて、警戒を解いた状態でなければ見せてくれません。

香箱座り

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香箱座りなどをしている場合も、近くにいる人を信頼しリラックスしている状態です。

香箱座りとは、前足を胴体の下にうまく折りたたんで座っている状態です。危険がせまっても前足がすぐに出せないため、リラックス度はかなり高いと見て良いでしょう。

ですが、同じ仕草でも日向ぼっこに夢中で寝っ転がっている場合は、一匹の世界で楽しんでいることもあります。邪魔されるのを嫌がる場合もあるので、構わずにそっとしてあげた方が良いかもしれません。

【鳴き声】編

猫種によって声質も変わってくるため、判別が難しいところではありますが、鳴き声も猫の感情を知るヒントとなります。

その鳴き声の種類も非常に多いですが、聞き分けることができれば、表情や仕草以上に愛猫の気持ちを理解してあげられるでしょう。

①短く「ニャッ」

人間でいうと、軽く「よっ」という挨拶するときや、「はい」など返事するときのような鳴き声です。

猫の名前を呼んだ時に、この鳴き方で返事をされたことがある飼い主さんもいるのではないでしょうか。
飼い主さんの呼びかけに反応してくれていることからも、しっかりと信頼関係を築けているといえます。

②「ゴロゴロ」

猫の機嫌の良さを測る指標としては定番の、喉をゴロゴロと鳴らす声があります。

非常にリラックスした状態のときのほか、具合が悪いところを治すためにも鳴らすことがあります。

また、猫は生後9日ほどでやっと音が聞こえ始めますが、その後も聴覚がまだ不安定な時期に母猫と「ゴロゴロ」でコミュニケーションすると言われています。

③長く伸ばす「ニャーン」

「猫撫で声」とも言われるように、尻尾を立てて甘えてきたなら、それは絶大な信頼を寄せられている証拠です。

④口を閉じて「ンー」

口を閉じてンーと鳴くときはおねだりの声です。
よく見知った猫同士はこの「ンー」でコミュニケーションします。

まとめ

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猫と人間は別の生き物で、それぞれ独自の言語を持って生きています。
そのため、コミュニケーションをとっていくためには、こちら側のルールを押し付けるのではなく、まずはよく観察することが大切です。

猫は、人間とは違う方法で感情を表現するため、その表情や仕草が示す猫の気持ちを理解してあげることで、より信頼関係を構築できるでしょう。

また、こちらの記事で紹介したものは例であり、必ずしも全ての猫に当てはまるわけではありません。愛猫の特性をよく知り、よく観察して複合的に判断していくことが一番ではないかと思います。

【クイズ】切ったり抜いたりしていいの?猫のヒゲの役割とは

皆さんは、猫のヒゲについて深く考えたことはありますか?どんな役割があるのか、ヒゲを切ってもいいのかなど、実は詳しく知らないという方も多いかもしれません。

本記事では、そんな猫のヒゲについてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、猫のヒゲクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 猫のヒゲについて正しいものはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「顔だけでなく足にも生えている」です。
猫のヒゲといえば、口の左右に生えているものを思い浮かべると思いますが、顔だけでも全部で5ヶ所に生えており、足にも生えています。個体差はありますが、全身のヒゲを合計すると50〜60本ほどあるようです。

猫のヒゲは「触毛」あるいは「洞毛」と呼ばれ、被毛とは区別されています。猫のヒゲは立派な感覚器官で、筋肉に繋がっているため自在に動かすことが可能です。
Q.2 猫のヒゲの役割として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「匂いを感知する」です。
人と比べて視覚の弱い猫は、ヒゲによって平衡感覚を保っています。ヒゲのおかげで、狭くて不安定な場所や、高いところでもバランスを保って歩くことができ、また暗い場所でも視覚に頼らずに行動できるのです。

猫は顔が通る広さであればどんな隙間も通れると言われていますが、まず顔を隙間に入れてみて、ヒゲを使って空間の広さを確認しています。

猫のヒゲから感情を読み解くこともできます。下向きのときはリラックスあるいは体調が悪い時、上向きのときはうれしいときなど、いろいろな感情を表しますので、ぜひよく観察してみてください。
Q.3 猫のヒゲについて「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です
正解は「基本的に生え変わることはない」です。
すでにお伝えしているように、猫のヒゲにはさまざまな役割があるため、切ったり抜いたりしてはいけません。猫のヒゲは半年に一度、換毛期に合わせて自然と生え変わりますので、数本落ちているのを見つけても気にする必要はないでしょう。

しかし、大量に抜け落ちていたり切れていたりする場合は、猫にきびや猫エイズの可能性も考えられますので、すぐに動物病院を受診してください。

また、猫が強いストレスを感じると、血行が悪くなり毛やヒゲが抜け落ちることがあります。病気の可能性がない場合はストレス性の脱毛が疑われますので、原因を突き止め、環境を改善していあげましょう。
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今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
猫のひげを切るのはNG!猫のひげの6つの役割と病気のサインとは
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猫の気持ちが分かる?機嫌が悪いサイン・攻撃的なボディランゲージ

猫ってたまに、機嫌がいいのか悪いのかよくわからないことがありますよね。 猫は気まぐれな動物だと知られているように、猫はその感情を直接表現することが少ないです。 筆者も、飼っている猫がじっとしているのでさりげなく撫でたら、突然本気で噛まれたり引っかかれてしまったことがあります。 猫の気持ちを読み違えて、「構って欲しくないときにばかり構ってくる人」と猫に認識されてしまっては困りますよね。 そこで、今記事では、機嫌が悪いとき・攻撃的な態度でよく見られるボディランゲージを、顔の表情、体の動き、そして鳴き声の三つからまとめてみました。

【顔の表情】編

猫の感情を読み解く際には、その表情に着目することが有効です。 特に、怒っていたり警戒している際には顕著に表れるため、よく観察してみましょう。
<見るべきポイント>耳:角度や向き、立っているかなど ・目:瞬きや大きさ、瞳孔が開いているかなど ・ヒゲ:角度や向き、ピクピクしているかなど ・口:歯や舌を出しているか、口を開いているかなど

①平常心の表情

屋外、まっすぐこちらを見つめる猫 耳が正面を向いてピンと立って、ヒゲが極端に前に張ったり後ろに倒れたりしていない状態です。 また、目も穏やかで、目を細めたり、瞬きを繰り返します。 猫の機嫌がよくない時を知るには、この平常時の顔と比較してみるといいでしょう。

②警戒しているときの表情

警戒する猫 耳が横に寝たり、ヒゲが後ろに向いているときは、警戒している態度です。 真昼でも瞳孔が開き、目を見開いていることが多いです。 急に触ろうとしたり、驚かせてしまうと、威嚇・攻撃されたりする可能性があります。 恐怖を与えてしまっていることもあるため、下手に刺激しないようにしましょう。

③恐怖を感じているときの表情

猫,ボディランゲージ,機嫌,悪い,嫌われている,嫌い,警戒,仕草,尻尾,ヒゲ,耳,口,目顔,表情,言葉,言語 耳が完全に後ろ向きにぴったり寝てしまい、瞳孔は大きく開いて、ヒゲがピタッと後ろにそってしまっているときは、強い恐怖を感じているときです。 筆者の飼っている猫は、子猫のころに掃除機をかける音にびっくりして、よくこうなっていました。

④威嚇・攻撃しているときの表情

耳を完全に後ろ向きに寝かせ、牙をむき出しにしているときは、敵意を感じたり、恐怖心を感じているときです。 それに加えて恐怖心が強い場合は、瞳孔が開いたりヒゲが後ろにそったりします。 これ以外にも、敵意を感じさせるような思い当たる行動がないのに威嚇をされた場合は、猫が怪我をしていたり病気をしている場合もありますので、注意が必要です。

【からだ全体・尻尾】編

なかなか気づきにくいかもしれませんが、猫の体や尻尾の動きにも、その感情が表現されています。 特に尻尾は犬と同様、感情によってその動きが大きく変わるため、一つの判断基準となりえます。

①警戒、恐怖しているときの体の特徴

恐怖を感じているときは、体を伏せ、尻尾を丸めたり胴体の下に入れて体全体を小さく見せます。 「自分はあなたよりも弱いです」という意思表示でもあるようです。 また、急所であるお腹を地面につけて隠し、亀のように防御の姿勢に入っているとも言えます。

②威嚇・攻撃しているときの体の特徴

威嚇する茶トラ猫 威嚇・攻撃状態のときは、牙を剥き、尻尾、全身の毛を逆立たせます。 これは、恐怖を感じている時に体を小さく見せるのとは逆に、敵に対して体を大きく見せようとしているためです。

③尻尾を素早くパタパタと振っている

猫,ボディランゲージ,機嫌,悪い,嫌われている,嫌い,警戒,仕草,尻尾,ヒゲ,耳,口,目顔,表情,言葉,言語 猫の尻尾の動きと心の動きは連動しています。 穏やかな気分であるほどゆったりと動き、イライラしているとせわしなく動くようになります。 激しく動いている場合には、機嫌が良くなかったり、興奮しているサインなので、近寄らずにそっとしてあげましょう。 また、小刻みにピクピクと動いている際には、緊張状態にある場合が多いです。

【鳴き声】編

研究によると猫は14〜20種ほどまで声を鳴き分けているそうです。 顔の表情からも感情を読み解くことができますが、鳴き声にも大きな変化が現れます。 鳴き声には猫の感情が色濃く表れるため、機嫌が良いのか悪いのかを判断する際の鍵となるでしょう。

①「ウーウー」

警戒しているときや威嚇しているときに出る唸り声です。 怒っているように聞こえますが、実際には恐怖心や不安の表れだとされています。 その他、具合がよくないときにも出すことがあったり、遊んでいる最中に興奮しすぎて唸ることもあります。

②「シャーッ、フーッ」

喧嘩のときなどに威嚇をする声です。一説では、蛇の声を真似しているとも言われています。 猫同士で喧嘩をする時の他にも、機嫌が悪いときや具合が悪いときなどに、飼い主に向かって威嚇することもあります。 無理に近寄ったり触ったりせず、遠くからそっと見守ってあげましょう。

まとめ

猫,ボディランゲージ,機嫌,悪い,嫌われている,嫌い,警戒,仕草,尻尾,ヒゲ,耳,口,目顔,表情,言葉,言語 猫が機嫌を損ねたときの豹変ぶりというのは、体が小さいながらも迫力があるものですよね。 むき出しになった牙の鋭さやその獣らしい表情に、ペットとしてすっかり人類と親密な関係を築いてきたとはいえ、やはり自然の動物なのだなという気持ちが改めて思い起こされます。 猫は案外表情豊かなので、機嫌が良いときの何気ない変化よりも、悪いときの方が一目瞭然、わかりやすいかもしれません。 こちらの記事で紹介したものはあくまで例であり、必ずしも全ての猫に当てはまるわけではありません。飼い猫の特性をよく知り、よく観察して複合的に判断していくことが一番ではないかと思います。 普段の飼い猫の様子をもっとよく見てあげるきっかけになれば嬉しいです。

犬のひげは切ってもいいの?ひげの役割とカットを巡る議論

「ひげ」は陸上のほとんどの哺乳類に生えています。もちろん犬も例外ではありません。 猫のひげは重要な役割を果たしていると言われていますが、犬のひげはどのような役割を果たしているのでしょうか? トリミングに行くとひげが短く切られていることもあるため、何となく「そこまで気にしなくても大丈夫」と思っている方も多いと思います。 しかし、「犬のひげは切らない方が良い」という意見もあるのをご存知ですか? 今回は、犬のひげの役割と、ひげのカットを巡る議論についてご紹介します。

犬のひげが果たす役割と特徴

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ひげも立派な感覚器官

犬のひげは、口の左右だけでなく目の上や顎の周辺にも生えている、「触毛」と呼ばれる感覚器官です。 犬は五感の中でも特に嗅覚が発達しているため、猫ほどひげは重要ではありませんが、猫のひげと同じように、気流の動きから周囲の情報を得たり平衡感覚を保ったりするために使われています。 犬が野生だった頃は、ひげを感覚器官として駆使し、生茂る草木の中で生活をしていたのです。

ひげは定期的に自然と生え変わる

家の中で、犬のひげが落ちているのを見かけたことがあるかもしれません。 犬のひげは、被毛と同じように、一定期間で生え変わります。 生え替わりの途中であっても無理に抜くことはせず、自然と抜け落ちるのを待ちましょう。 ただし、一度に大量に抜け落ちている場合は、皮膚に何らかのトラブルが発生している可能性があります。 皮膚の状態を確認し、動物病院に行くことをお勧めします。

ひげを切っても痛みは感じない

犬のひげを切ること自体に痛みは伴いません。しかし、根本から切ったり抜いたりすると、痛いだけでなく、皮膚のトラブルにもつながるため絶対に避けましょう。 

ひげの機能の変化

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野生時代は重要な役割を持っていた

上記でも触れたように、犬が野生で暮らしていたころ、ひげは外部センサーとして重要な役割を果たしていました。さらに、仲間とのコミュニケーション、感情の伝達手段としても使われていたと考えられています。

ペットの犬はひげがなくても困らない?

犬が家畜化し、品種改良が進むにつれて、以前ほどの機能は失われていきました。 特にペットや人間のパートナーとして暮らす犬は、その生活上ひげがなくても困らない、と考えられています。 これが現在犬のひげを切っても大丈夫と言われる理由となっています。 実際、犬のひげを切っても、ほとんどの場合で犬の行動や反応に変化はないようです。

ひげのことはまだよく分かっていない

一方で、犬のひげをカットした後に、犬が空間認識を失ったように見えたという報告もあるようです。 犬のひげを切るとどのような影響があるのか、という正確な研究結果は今のところまだないのが実情です。

犬のひげを切る目的

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デザイン性

トリミングの際の見た目のデザイン性、ファッション性を重視してひげをカットすることがあります。 定期的にトリミングに行く必要のある長毛種や中毛種の犬には様々なカットスタイルがありますよね。そのなかでも、顔周りをすっきりさせるために毛とひげをカットする場合があります。 また、ドッグショーに出場する犬は、一般的にひげを整えるようです。

口周りの汚れ防止

プードルやシュナウザーのような、毛が長い種類の犬は、毛が伸びるにつれて口周りに食べ物や汚れが溜まってしまうことがあります。 皮膚トラブルや匂いを防ぐために、ひげを含めた毛を切ることがあります。

犬のひげは切らないほうがいい?

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犬のひげは感覚器官として今も大切

先述の通り、ひげには感覚器官としての役割があります。実際に、薄暗い環境の中で、犬はひげからの情報を得ることがあるようです。 特に、加齢や病気によって視力が弱い、または失ってしまった犬にとっては、ひげから得られる情報は生活上、重要であると言えるでしょう。

ひげを切ることは犬にとって「自然」なのか

デザイン性のためだけに、「むやみに」ひげを切ることは犬にとって不自然だという意見もあります。 犬のひげをカットする理由は、「見た目上良いから」という人間側の考え方によるものがほとんどです。 ペットである犬は、確かに野生で生活をしないため、ひげがなくても普通に生活を送ることができるでしょう。しかし、ひげの有無にこだわるのではなく、犬を自然のままにしておきたいという意見は多くあるようです。

まとめ

犬,ペット,ひげ,触毛,飼い主,人間,感覚器官,賛否両論,感覚,野生,健康 今回は、犬のひげの役割とひげのカットを巡る議論についてご紹介しました。 犬のひげは、感覚器官です。 確かに、なくても生活に大きな支障はないとは言え、愛犬のひげをカットすることにメリットがないと感じられた場合や、不自然であると感じた場合は、あえて切る必要はありません。 また、切った後に、行動や反応に変化が見られる、あるいは視力に問題がある犬は切らないようにした方が良いでしょう。 その一方で、健康や生活上メリットがある場合は、ひげを切っても生活に大きな支障はきたさないので、問題はないということもできます。賛否はあるものの、ファッションのために切ることも、飼い主の選択肢の1つです。 犬のひげの役割を知った上で、それぞれの愛犬のためにベストな選択をするようにしましょう!

猫のひげを切るのはNG!猫のひげの6つの役割と病気のサインとは

猫のひげはとても大切なものだから切ってはいけない、ということはみなさんもご存知だと思います。 では、猫にとってひげはどのような役割を果たしており、どれくらい大切なものなのでしょうか?ひげが抜け落ちてしまう場合は病気のサインかもしれません。 今回は猫のひげについて詳しく解説します。

猫のひげは全身に生えている

猫,ひげ,感知,センサー,ボディランゲージ,洞毛,触毛,抜ける,猫にきび,猫エイズ,ストレス 猫のひげ、といえば口の左右に生えている長い数本を思い浮かべますよね。 愛猫の顔をじっと観察してみると、口の左右だけではなく、目の上やアゴの下にもひげが生えていることに気がつくと思います。 猫の顔には全部で5カ所にヒゲが生えており、顔の部位ごとに名称がついています。愛猫の顔を見ながらチェックしてみてください。
猫の顔のひげの部位上毛(じょうもう):目の上の眉毛のようなひげ。約6本。 ②頬骨毛(きょうこつもう):頬骨の上・目の横下あたりのひげ。生えていない猫もいる。1~2本。 ③上唇毛(じょうしんもう):頬に生えるいわゆる猫のひげ。長く数も多い。約16本。 ④口角毛(こうかくもう):口の端の短めのひげ。1~2本。 ⑤頭下毛(とうかもう):アゴの下にの短いひげ。数本。
さらに、手根球と呼ばれる前足の少し離れた肉球の周りにも3〜4本のひげが生えています。個体差はありますが全身のひげを合計すると50〜60本ほどあるようです。

猫のひげは動かすことができるセンサー

猫,ひげ,感知,センサー,ボディランゲージ,洞毛,触毛,抜ける,猫にきび,猫エイズ,ストレス 猫のひげは「触毛」あるいは「洞毛」と呼ばれ、被毛とは区別されています。人間のひげは体毛ですが、猫のひげは立派な感覚器官で、筋肉に繋がっているため自在に動かすことが可能です。 他の被毛よりも長く深く生えており、根元にはたくさんの神経が通っています。従って、ひげに何かが触れると神経を通って脳に伝わる仕組みになっています。全身に生えたひげは周りの情報を察知するセンサーのような働きをしているのですね。

猫のひげの役割とは?

猫,ひげ,感知,センサー,ボディランゲージ,洞毛,触毛,抜ける,猫にきび,猫エイズ,ストレス 生まれたばかりの子猫でもひげは立派に生えています。猫にとって、ひげは生きるためにとても大きな役割を果たしているからです。 では、猫のひげには具体的にどのような役割があるのでしょうか?猫のひげの役割を6つご紹介します。

①平衡感覚を保つ

人と比べて視覚の弱い猫は、ひげによって平衡感覚を保っています。 狭く不安定な場所や高いところでも下に落ちることなく歩け、暗い場所でも視覚に頼らずに行動できるのはひげのおかげなのです。

②空間を認識する

ひげの先に触れるものを感じ取ることで、空間の広さや形を認識することができます。 猫は顔が通る広さであればどんな隙間も通れると言われていますが、まず顔を入れてみて、ひげを使って隙間の広さを確認しています。(肥満気味の猫は顔が通っても体が通らないことも!)

③気流や湿度を探知する

猫のひげは非常に繊細なため、わずかなをも察知します。どの方向からどのくらい強い風が吹いているのかを感知することで、獲物や天敵の居場所を認識することができます。このため、暗い中でもネズミを捕まえることができます。 また、猫のひげは湿度も感知します。 低気圧が近づき湿気が多くなると、ひげに水分が付きダランと下がり、ひげの機能が低下してしまいます。それを防ぐために猫は顔とひげを洗い、ひげのハリを保とうとします。 「猫が顔を洗うと雨が降る」ということわざがありますが、まさにこの猫の習性を表しています。

④獲物の状態を察知する

猫のひげは獲物の匂いや音など、空気の微弱な振動をも捉えることができます。前足に生えているひげも獲物を追う際に使われているようです。 獲物を追っている最中はひげが前方に向かって伸びるため、獲物との距離を察知し、素早く攻撃することができます。 また、猫が獲物を口に加えると、ひげが獲物を包み込むようにしてその状態を確認します。ひげの感覚で獲物が生きているかどうかを見極め、急所をひと噛みすることができます。

⑤目を保護する

猫の目の上のひげはまぶたの神経とつながっています。ひげに刺激を感じると素早くまぶたを閉じて目を守ります。 また、小さなゴミを吸着し目に入ることを防ぐこともあるようです。

⑥感情を表す

猫のひげから感情を読み解くことができます。 尻尾などと合わせて、猫のボディランゲージを観察してみてください。
  • 下向き:リラックスしている時、あるいは体調が悪い時
  • 上向き:嬉しい時
  • 前向き:何かに興味を持っている時
  • 後ろ向き:怖い・びっくりしている時(餌を食べる時、水を飲む時にも汚れないように後ろ向きになります)

繊細で重要な猫のひげを切る・抜くは絶対にしてはダメ!

猫,ひげ,感知,センサー,ボディランゲージ,洞毛,触毛,抜ける,猫にきび,猫エイズ,ストレス ひげは猫が生活する上でとても大切な器官の一つです。そんな猫のひげを切ったり抜いてしまうと、平衡感覚が鈍り、壁にぶつかったり暗闇で思うように動くことができなくなったりしてしまいます。 また、猫のひげは深いところから生えており、根元には神経や血管が通っているため、引っ張って抜くと痛みを感じます。 ひげが急になくなることで動くことに自信をなくしたりショックを受けたりしてしまう可能性もあるので、切ったり抜いたりすることは決してしないでください。 冬の間はストーブでひげの先が焦げてしまうこともあるので、猫とストーブの距離が近づきすぎないように注意しましょう。

猫のひげが抜ける・切れるは病気のサイン?

猫,ひげ,感知,センサー,ボディランゲージ,洞毛,触毛,抜ける,猫にきび,猫エイズ,ストレス 猫のひげは半年に一度、換毛期に合わせて自然と生え変わりますので、数本落ちているのを見つけても問題はありません。 しかし、大量に抜け落ちていたり切れていたりする場合は以下に上げるような病気の可能性が高いです。早めに動物病院で診てもらいましょう。

猫にきび(猫ざそう)

食べかすや水分などが皮膚に残ることで、皮膚の常在菌が異常繁殖して炎症を起こします。 他にも食器などの雑菌繁殖、アレルギーなど様々な原因があります。 初期は皮膚に黒い小さな斑点が現れます。悪化すると皮膚に赤い斑点ができ、痒がる仕草を見せます。この時に毛やひげが抜けることがあります。さらに悪化するとただれたり出血することがあります。 初期の時点であれば、湿らせた暖かいタオルで拭いたり、猫用シャンプーで体を洗うことで治ることがあります。 しかし、ひげが抜ける場合はすでに悪化しており、炎症や細菌感染を併発していることが多いため、すぐに動物病院を受診してください。

猫エイズ(猫免疫不全ウイルス感染症)

猫エイズウイルスに感染することで発症し、徐々に免疫力が低下して病気にかかりやすくなります。口内炎や下痢、あるいは他の重い病気を併発する危険性があり、その中にひげが抜ける症状も含まれます。 治療法が確立されていない病気ですが、室内飼いの猫で、野良猫などの猫エイズウイルスを持つ猫と接触する(咬まれる)可能性がなければ感染するリスクはほとんどありません。 一方、外飼いの猫や、保護した猫を多頭飼いする場合は感染の可能性が高くなるため、必ずワクチンを接種しましょう。

ストレス

猫が強いストレスを感じると、血行が悪くなり毛やひげが抜け落ちることがあります。動物病院に行って、病気の可能性がない場合はこのストレス性の脱毛が疑われます。 ストレスの原因を突き止め、猫の環境を改善しましょう。

まとめ

猫,ひげ,感知,センサー,ボディランゲージ,洞毛,触毛,抜ける,猫にきび,猫エイズ,ストレス 猫のひげには驚くほどたくさんの機能と役割があります。 猫にとってのひげは、人間にとっての髪の毛や髭などの体毛とは全く違ったものです。猫が生きるために重要な感覚器官なので、決して切ったり抜いたりすることはしないように、大切に扱ってあげてください。

猫と人の五感の違い!猫の世界の見え方

猫と人間には違いがたくさんあります。毛皮の有無、爪、耳、ひげ…そして、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感です。五感が違う人間と猫では、感じている世界までもが全く違っているのかもしれません。 今日は猫の五感を一つ一つ人間のそれと比較して、猫の感じている世界を想像してみましょう!

視覚

見えている距離

猫はハンターだから視力がとってもよく、人間が視認できないような遠くのものまで見えていると思い込んでいる人も多いかと思います。しかし、実はそうではなく、猫が見えている距離はせいぜい20メートル程度であると言われています。意外と視力が悪いんですね。 また、猫が一番よく見えている距離は2~6メートルの範囲だと言われています。この範囲が獲物を狩る範囲なのでしょうか?特に、近くのものはピントが合わせづらいそうです。

動体視力

猫は動くものに対してはとっても敏感に反応します。小動物などの小さな動きでも決して見逃しません。これは動体視力が非常に優れている証拠と言えます。猫じゃらしで遊ぶ時に、この反応が顕著になります。

暗視能力

また、猫は元来夜行生物というだけあり暗視能力も桁違いです。猫が暗闇でよくものを捉えられるのは、網膜に光を感じる細胞が人間よりたくさんあり、さらに網膜の後ろにあるタペタムという反射鏡を用いて、光をもう一度網膜に集めているためです。猫の目が暗闇で光るのはこのタペタムのせいです! 猫は人間と比べて1/6の光でモノを視認することができます。夜中に飛んだりはねても物にぶつかったりしないのはこの暗視能力のおかげですね!

色覚

猫は色を見分ける能力があまり発達していないようで、人間と比べて見分けられる色の数がとっても少ないです。 犬は白と黒しか見分けられません。猫も昔は同じく白黒しか判別できていないと思われていたのですが、どうやら青と緑は識別できるらしいことがわかってきました。でも、赤は識別できないそうです。一体猫の目にはどのように世界が映っているんでしょうか…?

聴覚

可聴周波数

人間が聞こえる音の周波数の範囲は20〜20,000ヘルツであると言われています。それに比べて、猫の聞こえる音の周波数の範囲は30〜60,000ヘルツ。人間が子供の頃は聞こえるけれど大人になると聞こえなくなると言われるモスキート音が聞こえるのはもちろんのこと、とても高い超音波も聞き分けることができます。 しかし、低音に関しては少し人間と比べると苦手なようです。

耳の性能

猫は左右の耳を別々に動かして音をキャッチし、音がした方向や音源の距離を正確に知ることができます。まるで敵戦艦を察知するレーダーのような耳ですね!察知されるネズミはたまったもんじゃありません…。

嗅覚

優れた能力

臭いは鼻の奥の嗅野で識別しています。猫の嗅野は人間の嗅野の二倍の細胞を持っていて、猫の嗅覚は人間の数十万倍優れていると言われています。驚異的なのは単に嗅ぎとる能力だけでなく、嗅ぎ分ける能力もかなり優れています。

何を嗅ぎ分けているか

なぜそんなに嗅覚が優れているかというと、狩猟者である猫は獲物に匂いを勘付かれないために丁寧に排泄物を埋めたり、体臭を気づかれないように気をつけたりする必要があるためです。 また、自分や家族の臭いのついたところを嗅ぎ分けることができるので、自分のテリトリー内のものや家族に体をすりつけて安心感を得る習性を持ちます。

味覚

舌バカ…?

猫は人間同様、味覚を感じる器官を持つものの、性能的にはその感度は人間の十分の一以下になります。そのため、猫は食べ物の美味しさの基準を鈍い味覚の代わりに鋭い嗅覚で判断しているそうです。 生肉などを食べるので、腐って食べれないものを見分けるために酸味・苦味の感覚は若干強いそうですが、甘味などはほぼわからないと言われています。

舌の役割

猫の舌は乳頭という突起でザラザラしています。これは毛づくろいのときにブラシのような役割をするほか、肉を骨から削ぎ落としたり水を飲むときにすくう役割を持っています。

触覚

ひげの役割

猫は全身が毛で覆われています。そのため触覚などの情報は口回りと目の上、前足の先にある感覚毛と呼ばれる高機能で特別な毛で収集します。 中でも特に重要な役割を果たしているのがヒゲで、根元には神経が集中しており、気圧や気流の変化をも感じ取ることができます。

最後に

いかがでしたか?猫の感じている世界が少しはわかってきたのではないでしょうか。 猫の感じている世界はどうやら我々の感じている世界とは大きく違いそうですね!細かく見ていくと、人間より優れた能力も多く持つネコ。この能力を活かした遊びを日常生活に取り入れていくと、より一層ネコちゃんと楽しく遊ぶことができると思いますよ。