愛犬と楽しく遊ぼう!おうちで出来る簡単アジリティ

ドッグスポーツの一つであるアジリティは、簡単に言うと「犬の障害物競走」です。

犬の運動になることはもちろんですが、「犬が本来持っている作業意欲を満たすことが出来る」、「楽しいことを一緒にするため、犬と飼い主の信頼関係が深まる」など、多くのメリットがあります。しかし、アジリティが出来る施設が近場にないなど、始めるにあたってのハードルも高いのではないでしょうか。

競技会に出るような本格的なアジリティをやりたいのであれば、しっかりとした設備や施設が必要ですが、初心者や遊び程度にやってみたい場合は、おうちにあるものでアジリティをすることも出来ます

そこで今回は、アジリティを試してみたい方に向けて、おうちで簡単に出来るアジリティをご紹介していきます。

おうちでアジリティ①ハードル

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アジリティ競技の「ハードル」とは、人間の陸上競技のハードル走と同じように、障害物をジャンプしていく競技です。

用意する物

バスタオル、タオルケット、クッションなど

ハードルの教え方

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  1. 丸めたバスタオルやタオルケットをまたぐことから始めてみましょう。
    横にそれないように、廊下や出入り口などの横幅が狭い場所で逃げ道をなくすと成功しやすくなります。
    正面から犬を呼んだり、おやつで誘導したりして障害物を乗り越えさせてみましょう。犬によってはリードを付け、飼い主と一緒に障害物をまたぐ方が上手くいく場合があります。
  2. またぐことが出来るようになったら、今度はまたぐ瞬間に「ジャンプ」と声を掛け、コマンドを教えていきます。

「ジャンプ」を覚えてきたら

クッションを使って飛び越える障害物を高くしたり、連続ジャンプにチャレンジしたりしてみましょう。ただし、あまり高すぎる障害物をジャンプさせると犬の体に負担がかる可能性があります。

高さの上限は、小型犬:〜30cm、中型犬:〜40cm、大型犬:〜60cmくらいが目安です。

参考:
FCIアジリティー規程

おうちでアジリティ②トンネル

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アジリティ競技の「トンネル」とは、筒状のトンネルの中をくぐっていく競技です。

作り方

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ローテーブルに布を掛け、出入り口を作ります。こたつを使用している場合は、こたつの両サイドの布を上にあげるだけでもトンネルが作れます。

トンネルの教え方

  1. 犬を入り口で「マテ」をさせ、出口から顔を出して呼んでみましょう。
    二人で出来るのであれば、一人が入口側で犬の体を抑え、もう一人が出口側で呼んであげてみてください。犬によってはトンネルの中におやつを点々と置いた方が上手くいく場合があります。
  2. 上手にくぐれるようになったら、「クグッテ」のコマンドを教えます。

「クグッテ」を覚えてきたら

ローテーブルを2つ使って距離を長くしたり、ダンボールを使ってL字やU字のトンネルを作ってみたりして、犬の習熟度に合わせて少しずつ難しくしていきましょう。

出口部分の布を垂らして出口が見えないようにを隠すと、さらに難易度がアップします。

おうちでアジリティ③ドッグウォーク

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アジリティ競技の「ドッグウォーク」とは、斜めになっている板を登り、平均台を歩くような競技です。

用意する物・作り方

ソファやベッドを使います。登りと下りの坂道部分の再現は難しいので、ドッグステップがあれば便利です。


ない場合は新聞紙や台などで階段状にステップを作ってあげましょう。

ドッグウォークの教え方

おやつを使って誘導していきますが、普段ソファやベッドに登り慣れている犬であれば、習得は難しくありません。「ノボッテ」のコマンドで登れるようにしましょう。
登ることが得意な犬の中には、ソファの背もたれや横にしたカラーボックスの上など、横幅が狭いところでも平気で歩ける犬もいます。

おうちでアジリティ④ロングジャンプ

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アジリティ競技の「ロングジャンプ」とは、等間隔に並べたハードルを一気にジャンプする競技です。

用意する物・作り方

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「ハードル」で使用した、丸めたバスタオルやタオルケットなどを複数置きます。

ロングジャンプの教え方

先程のハードルで「ジャンプ」がある程度出来るようになっていれば、ロングジャンプも同じ要領で教えていきます。ジャンプする距離を少しずつ長くするため、丸めたバスタオルの数を「2つで成功したら3つに挑戦する」というように1つずつ増やしていきます。

連続でやってみよう

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それぞれの障害物に慣れてきたら、連続して飛んだり、くぐったりしてみましょう。一番簡単なのは直線上に障害物を配置していく方法です。慣れてきたら、障害物の順番を変えてみたり、配置の中にカーブを入れたりしてみましょう。

本格的なアジリティ競技の場合は、スタートからゴールまでのタイムで競いますが、初心者の場合は「全部クリア出来ればOK!」というような楽な気持ちでやってみて下さい。

犬が楽しんでやっていて、さらに上級を目指したいようであれば、犬の訓練所で習ったり、競技会に出場したりすることも出来ます。愛犬と共通の趣味を持つというのも素敵なことですね。

上手に遊ぶコツ

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無理にやらせない、叱らない

アジリティは人と暮らす上で必ず身につけておかなければいけないものではないため、「嫌がるようであれば無理にやらせない」、「失敗しても叱らない」などの点がポイントです。いつもよりおいしいおやつで誘導して、犬が自ら動いてくれるように教えていきましょう。

また、高さや難易度は徐々に上げていき、犬が無理なくクリア出来るようにしていくことも重要です。

ケガをしないように気をつける

ジャンプする場合の障害物は、ぶつけても脚が痛くないように柔らかい素材を選びましょう。教える段階で痛い思いをしてしまうと、ジャンプしなくなってしまう犬もいます。

床がフローリングの場合は、犬の膝や股関節を痛めてしまう恐れがあります。カーペットや滑り止めマットを敷くなどの対策をしておきましょう。

犬をおおいに褒め、飼い主も楽しむ

犬が障害物をクリアしたら、おおいに褒めてあげましょう。「出来るかどうか、ちょっと不安」なことを「出来た!」という経験をさせてあげることで、犬も自信がついていきます。

また、犬は飼い主の気持ちに敏感な動物です。飼い主が楽しんでいる雰囲気を出すことで、犬も楽しく遊んでくれるようになります。

まとめ

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今回は、おうちで出来る簡単なアジリティを紹介しました。
「お散歩しても元気があり余っている」、「もってこい遊びをしない」、「シニア期に向けた体力作りをしたい」というような犬は、おうちで簡単に遊んでみてはいかがでしょうか。

また、犬のメンタル面でも「出来た!」という成功体験を繰り返すことで犬のメンタルキャパシティが向上したり、飼い主の指示で楽しい遊びをすることで飼い主への注目度がアップしたりする効果も期待できます。

楽しく遊んで、愛犬との「おうち時間」を充実させていきましょう。

愛犬と一緒に運動不足を解消しよう!おすすめスポーツ4選

犬を飼っている方の多くが、毎日犬の散歩でウォーキングをされていると思います。しかし「ウォーキングだけでは運動量が足りない」、「ジムに行ってダイエットしたいが、その後犬の散歩に行くのは面倒」と感じることもあるのではないでしょうか。

いわゆるドッグスポーツの中には、犬がメインで動き、あまり飼い主の運動にならない競技もありますが、今回は飼い主の運動にもなり、犬と一緒に楽しめるスポーツを4つご紹介していきます。

ジョギング

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いつものお散歩で物足りない場合は、ジョギングを取り入れてみましょう。

あると便利なグッズ

リードを手に持たずにショルダーリードで「たすき掛け」にすると、両手が空くので走りやすくなります。

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飼い主の腰にリード巻く、ウエストタイプのリードで犬とジョギングをする方を見かけますが、犬が興奮して急に引っ張った場合などに、飼い主がバランスを崩しやすく転倒の恐れがあります。特に力の強い大型犬の場合は注意が必要です。

必要なしつけ

普段の散歩の時に、飼い主の横について歩けることが最低限の条件になります。

また、人間は歩いている時より走っている時の方が、強い力が加わるとバランスを崩しやすくなり、転倒する可能性が高くなります。他の犬や自転車・バイクなどに興奮して急に引っ張る癖がある犬の場合は、興奮する癖を直すか、走らず早歩きにするなどの対策をとりましょう。

ある程度走ったら「マテ」のトレーニングをするのもおすすめです。犬も疲れているので、動かないトレーニングの成功率が高くなります。

気温とコースのコンディション

夏の暑い時期を避けるのはもちろんですが、冬も注意が必要です。道路の凍結や融雪剤の影響で肉球を痛めてしまう可能性があります。

アスファルトよりも土や芝生がある柔らかい地面の方が、肉球だけでなく体全体の負担が少ないのでおすすめです。

家族や友人とジョギング

ジョギングする場合は、手に何も持たずに走るのが理想ですが、犬と一緒の場合はトイレ処理グッズや水など、どうしても持ち物が増えてしまいます。

家族や友人と一緒に散歩に出て、走りたい人は犬と一緒に走り、歩きたい人が荷物持ちやトイレ処理を担当する、というように役割分担している方もいます。二人で役割を交代して、交互に走るのもいいですね。

登山・ハイキング

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犬を連れて登山やハイキングに出かけるのも、いい運動になります。普段とは違う場所を歩くことで、犬も人間も気分がリフレッシュされますし、犬にとっては群れで移動することによって、群れの意識や飼い主との信頼関係を深める効果が期待できます

登山・ハイキングの注意点

犬を連れての登山やハイキングの場所選びには注意が必要です。
山道やハイキングコースでは、法律的には「犬を放つこと」は禁止されていますが、「(リードを付けて)持ち込むこと」自体は禁止されていません。

参考:
Q&A(よくある質問にお答えします。) | 自然環境・生物多様性/環境省

しかし、実際に山に入ろうとすると「犬を連れての入山はご遠慮ください」という看板を時々目にします。さらに厄介なことに、そういった情報はあまりネットに載っていないので、現地に着いてから入山出来ないと知ることもあるでしょう。

「犬友達と情報交換する」、「SNSなどで実際に犬と登山やハイキングをした人の発信を参考にする」、「登山が趣味の人に聞いてみる」などの事前準備が必要になります。

その他の注意点などはこちらの記事をご参照下さい:
愛犬と登山やハイキングを楽しむ方法。5つのリスクとその備えとは?

アジリティ

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ドッグスポーツの王道とも言えるアジリティは、簡単に説明すると犬の「障害物競走」です。単に犬の運動不足を解消するだけでなく、指示役の飼い主も一緒に走るため人間の運動量も多くなります。

こちらの動画は本格的な大会の模様ですが、運動不足を解消することが目的であれば、遊び適度に楽しんでやってみることをおすすめします。
他にもアジリティには次のようなメリットがあります。

  • 楽しい遊びを一緒にすることで、犬と飼い主の信頼関係が向上する
  • 慣れないことに挑戦し、成功する体験を積むことで、犬のメンタルキャパシティが向上する
  • 犬が本来持っている、作業意欲を満たすことが出来る
  • 犬の得意なこと、不得意なことがわかるため、しつけやトレーニングの参考に出来る
  • 飼い主が指示をしながら行うため、飼い主に注目しやすくなる

アジリティが出来る場所①犬の訓練所

アジリティ初心者で犬に教える方法がわからない方や、本格的に大会に出てみたい方は、直接ドッグトレーナーに教えてもらえる訓練所での練習をおすすめします。

アジリティ設備のある訓練所
公認訓練所/一般社団法人 ジャパンケネルクラブ

アジリティが出来る場所②ドッグラン

犬に教える方法がわかる方や、気楽にアジリティを試してみたい方はドッグランでの練習がおすすめです。

アジリティ設備があるドッグランを検索できるサイト
全国のドッグラン一覧/ DOGFUL(ドッグフル)

アジリティの注意点

アジリティはジャンプしたり障害物に登ったりと、犬の体に多くの負荷がかかるため、以下のような犬種は注意が必要です。

  • 椎間板ヘルニアになりやすい犬種
  • 股関節形成不全の大型犬
  • 膝蓋骨脱臼になりやすい小型犬
  • 鼻腔狭窄を患う短頭種

このような犬種の場合は、かかりつけの獣医師にアジリティを行っても大丈夫か、事前に確認しましょう。

ドッグヨガ

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あまり活動的ではない犬や、犬に激しい運動をさせることに不安がある場合は、ドッグヨガをやってみてはいかがでしょうか。
ドッグヨガでは、犬と呼吸をあわせて、ポーズをとったり瞑想をしたりします。

犬と飼い主が一緒にリラックス

犬に無理やりポーズをとらせたり、ストレスになるようなことはせず、自然体の犬を全身全霊で感じていくと、今までにない犬との一体感を感じられるようになります。

もし、「ヨガをするのに犬が邪魔をしてくる」、「犬が迷惑している」と感じたら、犬に触れながらゆっくりと呼吸だけをしてみましょう。

運動が苦手な人でも楽しめる

犬に負担をかけないように、しっかり支えながらゆっくり動くため、インナーマッスルが鍛えられ、代謝もアップします。

参考:
ドッグヨガについて/日本ドッグヨーガ普及協会

まとめ

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犬と一緒に運動することで、「犬と人のストレス解消」、「犬と人の運動不足解消」、「絆や信頼関係を深める」といった効果が期待できます。

また、「ジムに行ってから、犬の散歩をする」というように犬と人が別々に運動するより、一緒に運動した方が、忙しい毎日の中で時間の節約にもなるでしょう。

ぜひ、愛犬と共に健康な生活を目指してみて下さい。

愛犬に喜ばれる!犬の狩猟本能から考える5つのタイプ別の遊び方とは

普段愛犬と遊んでいる中で、「せっかくおもちゃを買ったのに遊んでくれない」「遊びに誘っているのに犬が乗り気にならない」なんてこと、ありませんか?もしかしたら、その遊び方が愛犬の好みに合っていないのかもしれません。

古来より野生の犬は狩猟によってエサを獲得しています。家庭犬になった犬たちにもその本能が残っており、おもちゃ遊びなどで狩猟本能を満たしています。

犬種の歴史や犬の性格などから、強く出る本能あまり残っていない本能があり、その傾向は犬によって様々です。今回はそんな狩猟本能を5つのタイプに分け、ご自身の愛犬はどんな遊び方が好きなのか探っていきましょう。

犬の狩猟本能とは

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まずは、野生の犬が狩りをする時の一連の行動を見ていきましょう。

探す → 追いかける → 捕まえる → 安全な場所へ運ぶ → 食べる

※狩猟本能の定義は諸説あります。ここではわかりやすくするために、一部割愛しています。

このように大まかに5つの行動パターンに分けることが出来ます。
愛犬はどのパターンが強く残っているか、またどういった遊びが向いているのかチェックしてみてください。

1. 「探す」タイプ

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狩猟本能の「探す」が強く残っているタイプの犬で、嗅覚を使い、獲物を見つけることが大好きです。

「探す」タイプの特徴

  • 散歩の間、よく匂いを嗅いでいる
  • おもちゃやボールを投げてもあまり興味を示さない

「探す」タイプが向いている遊び方

  • おやつ探しゲーム
     紙コップの下におやつを隠して探す
     タオルを山盛りにし、その中におやつを隠して探す
  • ノーズワーク

「探す」タイプにオススメの遊び方

かくれんぼ

  1. 犬に「マテ」をさせておいて、飼い主が隠れます。「マテ」が出来ない犬の場合は他の人に犬を預けて下さい。
  2. 犬の名前を呼んで飼い主を探させます。犬が飼い主を見つけたら「見つかったー!」と大喜びしてあげて下さい。ご褒美におやつをあげるのも良いでしょう。

名前を呼ばれて飼い主の元に行くという行動は、呼び戻しの練習(「オイデ」、「コイ」)の応用にもなります。

「探す」タイプの遊びの注意点

基本的におやつを使った遊びになるので、太り過ぎに注意が必要です。
普段食べているフードで遊べる子であれば、一日に食べるフードを量っておき、その中からおやつに使う分を取り出しましょう。

特別なおやつでないと遊ばない場合は、なるべく低カロリーなおやつを選んで下さい。

2. 「追いかける」タイプ

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狩猟本能の「追いかける」が強く残っているタイプの犬です。
逃げる獲物を追いかけることに喜びを感じ、元々猟犬として活動していた犬種に多い傾向があります。

「追いかける」タイプの特徴

  • おもちゃやボールを追いかけるのが好き
  • おもちゃなどを追いかけるだけで持ってこないこともある
  • 自転車やバイク、走っている人などを追いかけようとする

「追いかける」タイプの遊び方

  • 引っ張りっこ遊び
  • 犬じゃらし
  • アジリティ


追いかけることが好きな子の場合、動くこと全般が大好きな傾向があります。

「追いかける」タイプのオススメの遊び方

おにごっこ

おにごっこの鬼役は毎回犬が担当します。

  1. 犬が飼い主を見ていないときに名前または「オイデ(コイ)」と呼び、犬と目が合ったら逃げます。
  2. 追いついてきたらおやつをあげるか、じゃれ合って遊びます。
  3. 慣れてきたら、犬が近づいて来た時に犬の進行方向とは逆に逃げます。これを何回か繰り返していきます。

飼い主の向かう方向へついて行くという行動は、「リーダーウォーク」の応用にもなります。庭やドッグランなど広いところでやると、飼い主自身の運動にもなりますね。

「追いかける」タイプの遊びの注意点

犬のテンションが上がりやすく、 興奮しすぎてしまう場合があります。

その場合、先程紹介した「ノーズワークマット」を使ったり、ガムなどの長く噛めるタイプのおやつを与えたりして、クールダウンしましょう。落ち着いてきたら、また遊びを再開しても良いです。興奮して飼い主の手や服を咬むようなことがあれば、遊びは終了し、犬を無視して下さい。

また、「追いかける」タイプの子は走るのが好きで夢中になり、膝や股関節を痛める恐れがあります。室内で遊ぶ場合は、床がカーペットやクッションフロアの場所にし、フローリングの部屋の場合は犬用の滑り防止ワックスを塗るなど対策をしましょう。

3. 「捕まえる」タイプ

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狩猟本能の「捕まえる」が強く残っているタイプの犬です。
追いかけていた獲物を口に入れた瞬間に喜びを感じます。

「捕まえる」タイプの特徴

  • ボールやおやつのキャッチが上手
  • 引っ張りっこ遊びが好き
  • もってこい遊びが好き

「捕まえる」タイプの遊び方

  • ボール遊び
  • 引っ張りっこ遊び
  • フリスビー
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「捕まえる」タイプのオススメの遊び方

遊びの途中にコマンドを入れる

  1. ボール遊びでボールを投げる前や、引っ張りっこ遊びで犬がおもちゃを離した時などに、「オスワリ」や「フセ」のコマンドを入れてみましょう。出来たらすぐに褒めながら遊びを再開します。
  2. 1が上手に出来るようになったら、今度はボールやおもちゃを背中に隠します。犬が飼い主の顔を見た瞬間(アイコンタクト)に、褒めながら遊びを再開しましょう。

「捕まえる」タイプの遊びの注意点

「追いかける」タイプの遊びの注意点と同じで、興奮しすぎること、膝や股関節を痛めることに注意しましょう。

また、キャッチが好きな子の場合はおもちゃが小さすぎるとキャッチした瞬間に飲み込んでしまう可能性があります。おもちゃのサイズ選びにも注意しましょう。

4. 「運ぶ」タイプ

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狩猟本能の「安全な場所へ運ぶ」が強く残っているタイプの犬で、口に物をくわえて動くことに喜びを感じます。
レトリーバー系の犬種に多い傾向があります。

「運ぶ」タイプの特徴

  • 家の中でスリッパや靴などをよく持ってくる
  • 持ってくるが壊すことはあまりない
  • 散歩中、木の枝や石など気に入った物を持って帰りたがる

「運ぶ」タイプの遊び方

  • フリスビー
  • もってこい遊び
Kong(コング)
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「運ぶ」タイプのオススメの遊び方

○○を持ってきて

  1. 持ってきて欲しいおもちゃを2つ用意します。ここでは「ボール」と「ぬいぐるみ」とします。
  2. 犬に「マテ」をさせてから、少し離れた場所にボールとぬいぐるみを2つ並べて置きます。気が散らないように他のおもちゃは片付けて下さい。
  3. 「ボールを持ってきて」とコマンドを出します。
  4. 犬がもし「ぬいぐるみ」を持ってきてしまった場合は、無言で受け取り、再度「ボールを持ってきて」とコマンドを出します。
    犬が正しく「ボール」を持ってきた場合は、大げさに褒めましょう。
  5. 「ボール」という名前をある程度理解出来たようであれば、今度は「ぬいぐるみを持ってきて」とコマンドを変えます。

徐々に持ってくる物を遠くに置いてみたり、持ってくる物の数を増やしてみましょう。動くことで体を使い、物を選ぶことで頭も使う方法です。

「運ぶ」タイプの遊びの注意点

「運ぶ」タイプの子は物を運ぶのが好きなため、手当たり次第になんでもかんでも持ってきてしまうことが多いです。
おもちゃは持ってきて良いもの、それ以外はダメ、ときっちり線引をしましょう。

5. 「食べる」タイプ

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狩猟本能の「食べる」が強く残っているタイプの犬ですが、ほとんどの犬は食べることが大好きです。

その中でも、「うちの子はおもちゃで遊ばない」、「無趣味な犬なんです」とおっしゃる飼い主もいらっしゃいます。ここでは、先程までの「探す」「追いかける」「捕まえる」「運ぶ」に興味がない子を「食べる」タイプとします。

「食べる」タイプの特徴

  • おもちゃにあまり関心がない
  • 食欲旺盛

「食べる」タイプの遊び方

  • ノーズワーク
  • どっちの手におやつが入ってるかな?ゲーム
  • 動かすとおやつが出てくるおもちゃ

「食べる」タイプのオススメの遊び方

おやつを投げる遊び

  1. 犬におやつを見せ、ポイッと投げてみましょう。
  2. 犬がおやつを食べたら名前を呼び、犬が近くに来たら再びおやつを投げます。
  3. 慣れてきたら「オスワリ」をさせ「アイコンタクト」が出来たら、おやつを投げましょう。
  4. さらに上級を目指すのであれば、「オスワリ」または「フセ」をさせてから「マテ」とコマンドを出し、おやつを投げてから「ヨシ」と合図を出します。「ヨシ」の合図は必ずアイコンタクトが出来ている時にしましょう。

「食べる」タイプの子は普段あまり動かない傾向があるので、軽い運動になります。また、おやつを追いかけることで「追いかける」本能が刺激され、「追いかける」タイプの遊びをするようになる可能性があります。

※おやつを投げる遊びは、拾い食いの癖を直したい犬や、「エサのお皿と人間の手以外からは食べ物をあげない」とルールを決めている飼い主にはオススメしていません。

「食べる」タイプの注意

「探す」タイプの犬と同様で、遊びにおやつを使うため太り過ぎには注意しましょう。

それぞれのタイプについて

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ここまで5つの狩猟本能をタイプ別に解説してきましたが、複数のタイプに当てはまる子も多くいます。

該当するタイプの遊びをいろいろ試しても楽しめますが、「一番当てはまるタイプはどれだろう」という視点で見てあげると、愛犬の興味や関心、行動パターンなどが見えてくるので、今後のしつけやトレーニングに役立ちます

また、普段はタイプに合った遊びをし、たまに違ったタイプの遊びをすることで、愛犬の新たな一面を見ることが出来るかもしれません。

オススメの遊び方の共通点

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5つのタイプ全てにオススメの遊び方をご紹介しましたが、その共通点にお気づきでしょうか。それは「飼い主に注目しやすい遊び」です。

ボール投げをしている犬を見ていると、ボールにばかり集中してしまい飼い主の方に意識が行かず、人がまるで「自動ボール投げ機」のようになってしまっていることが多いように思います。
おやつをあげる場合も同様で、犬がおやつにばかり集中して、飼い主が「自動給餌器」のようになってしまっていることはありませんか。

「飼い主に注目しやすい遊び」 を取り入れてあげることで、飼い主に対する犬の意識を「自動〇〇機」から「おもしろい遊びを提供してくれる人」へ変更できれば、飼い主への注目度も上がり、しつけやトレーニングの質も向上します。

ぜひ、犬からワクワクされる飼い主を目指して下さいね。

まとめ

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家庭犬は人間と生活することによって、犬らしさをある程度制限して生きています。例えば、「トイレを決まった場所でする」「散歩の時に飼い主について歩く」「無駄に吠えない」などが、それに当たります。

狩猟本能を刺激してあげる遊びをすることで、本来の犬らしさを取り戻し、ストレスを解消させてあげることが大切です。そして、「人間と暮らすため犬らしさを制限する」ことと「本来の犬らしさ」のバランスをうまく取り、家庭犬のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めてあげましょう。

愛犬との日々の暮らしに取り入れたい「ドッグパルクール」の魅力とは?普及活動に携わる吉見さんに伺いました

みなさんは、ドッグパルクールという言葉を聞いたことがありますか?

パルクールと聞くと、塀から塀に飛び移ったり、宙返りをしたりと、かなりアクロバティックな運動をするイメージが強いかもしれませんが、本来のパルクールは、障害物のあるコースを、いかにスムーズに移動できるかを追い求めたものです。

パルクールの本来のコンセプトを犬に応用し、犬が日常生活の中に存在するさまざまな障害をスムーズに乗り越えられるようにと誕生したのがドックパルクールです。

日本ではまだまだ知名度が低いドッグパルクールですが、シェリー編集部では、そんなドッグパルクールの楽しさをもっとたくさんの人に広めたい、と精力的に活動をしていらっしゃる、吉見留美さんにお話を伺ってまいりました。

ドッグパルクール誕生の歴史

ドッグパルクール

パルクールの原型は海軍の訓練から

人間のパルクールは、フランス海軍で実践されていた、歩く、走る、跳ぶ、這う、登る、バランスをとる、投げる、持ち上げる、自衛する、泳ぐなどの基本的なトレーニングを、障害物コースに応用したのが始まりです。

そのため、本来の目的はあくまで、障害物のあるコースをより安全でよりスムーズに移動することにありました。

やがて、身体能力の高い人たちがパルクールをパフォーマンスとして始めた結果、塀から塀に飛び移る、宙返りをしながら移動する、などのアクロバティックな動きが注目され、パルクール=ダイナミックなエクストリームスポーツというイメージが定着するようになりました。今では、パルクールを忍者スポーツと表現する人もいます。

スムーズな動きを追い求めたドッグパルクール

ドッグパルクールは、人間のパルクールのもともとの目的であった、障害物をいかに安全でスムーズに乗り越えるかというコンセプトに注目し、犬に応用したもので、アメリカのInternational dog parkour associationが最初に始めたことで知られています。

犬は日常生活のなかで常に障害物を乗り越えながら生きています。ここで言う障害物とは、家の中の段差やモノに限った話ではありません。散歩中の他の犬、ベンチ、石ころなど、日常生活を送る中で出会う広範囲の障害物を指します。それらの障害物を楽しく利用することで、スムーズで安全な動きができるようになり、飼い主と犬の不安解消につなげよう、というのが目的です。そしてドッグパルクールを通して飼い主と犬の絆を深め、一緒に過ごすことの楽しさを改めて発見できるのです。

ドッグパルクールの出会い

吉見さん
そんなドッグパルクールの日本での普及活動に携わっているのが、今回シェリー編集部が取材した吉見さんです。吉見さんは、今でこそドッグパルクールの普及活動に携わっていますが、始めは一人の飼い主としてドッグパルクールに出会い、手探りでドッグパルクールを始めたと言います。

運動神経のいい愛犬が退屈から好ましくない行動を取らない様に

2年半前、吉見さんのお家で生まれた4匹の子犬のうち、抜群に運動能力の高い子犬が1匹いました。

特に高い思考力や観察力、実行力を持つ犬は、その好奇心を満たす環境を作ってあげなければ飼い主をびっくりさせてしまうような思わぬ行動に出るのではないか。そう思った吉見さんは、子犬達に楽しく取り組める課題を与えることで、犬にも飼い主にもプラスになると考えました。

ドッグパルクールは忙しくてもできる?

はじめは競技としてのアジリティをやらせようとも思いましたが、大使館でのお仕事を本職にしている吉見さんにとって、アジリティのためにスクールに通う時間の余裕はありませんでした。そんな時、お散歩などの日常生活のなかで楽しく運動できるドッグパルクールのことを知人から聞いたのがきっかけで、これならできそう!と、ドッグパルクールを始めました。

ドッグパルクールはどんなことをするのか?

ドッグパルクール

それぞれの犬に合ったトレーニングが基本

ドッグパルクールはアジリティなどとは違い、これをやらなければいけないという決まりはありません。あくまで犬が楽しみながら、スムーズに、安全に生活できることを目的としているため、犬の年齢や犬種、性格や運動能力に合わせたトレーニングを行います。

ですから、やっと歩けるようになった子犬でも、元気いっぱいの成犬でも、ヨタヨタ歩きになった老犬でも、どんな年齢からでもトレーニングを始められます。また、腰に負担のかかりやすい犬種であれば、負担の少ない動きでトレーニングをしていきます。

生後1ヶ月でトレーニングを始めた吉見さんの愛犬たち

吉見さんは、自宅で生まれた愛犬たちが歩けるようになった生後1ヶ月頃からドッグパルクールを始めました。生後1ヶ月の時点ではまだ散歩に行くことはできませんが、自宅でできることはたくさんあります。

例えば、小さな段差や、素材の違う布の上に足を乗せるだけのトレーニングなら、まだ体が出来上がっていない子犬でも簡単に始められます。それぞれの犬の状況やレベルに合わせたトレーニングを少しずつ行っていけば良いので、始めやすいというのもドッグパルクールの特徴です。

日々の生活の一部にパルクールを取り入れる

朝起きてから寝るまで、何気ない日常にドッグパルクールを自然と取り入れているという吉見さん。

ドッグパルクールのトレーニングを積み、箱の上に乗ったらいいことがあると思っている吉見さんの愛犬たちは、いつしか何も言わなくても箱の上に乗るように。散歩に行きたい!と興奮して吠えることはなく、大人しく箱の上で待っているそうです。

レベルアップしてくると、散歩中の壁蹴りも

簡単なことから始めて、だんだんとできることが増えてくると、散歩中に壁や塀を蹴る壁蹴りなどの高度な運動も習得できるようになりました。

こちらの写真からはドッグパルクールをする愛犬たちも楽しみながら運動している様子が伝わってきます。人間のパルクールも格好いいですが、愛犬たちがパルクールをする姿も一層格好よく見えます。

吉見さんが語るドッグパルクールの魅力

吉見さん2
一人の飼い主としてドッグパルクールを始め、今ではその魅力にすっかり惹かれてしまったという吉見さんですが、具体的にはどのようなところに魅力を感じているのでしょうか。

一生を一緒に旅する感覚を得られる

色々な動きに一緒にチャレンジすることで、楽しみながら日々の生活にドッグパルクールを取り入れられます。そのため、忙しい人でも自然に犬とのコミュニケーションをたくさんとるようになります。人間と犬がパートナーとなり、ドッグパルクールをすることで、一生を一緒に旅する感覚を得られると言います。

選択肢を増やすことは、犬の幸福に繋がる

また、ドッグパルクールは、犬に動きを強制することはありません。段階を踏んで少しずつできることを増やしていき、犬に楽しい!と思ってもらうことで、犬が自分の意思で行動するようになります。

例えば、散歩中に向かいから他の犬がやってきたとします。飼い主にターゲットと言われた犬は、ターゲットである石の上に足を置いておやつをもらうか、ターゲットを無視して他の犬に吠えるか、自分で選ぶことができます。この犬に選択を委ねるという点は、他のドッグスポーツにはない考え方かもしれません。

人間でも同じことが言えそうですが、選択肢が他にない中でやれと言われたから仕方なくやるのではなく、自分がやりたいからやるというように、選択肢をたくさん持つことは犬にとって幸せなことだと考えています。

ドッグパルクール普及に向けて

ドッグパルクール
吉見さんは、ドッグパルクールを自らやっていくうちに、その魅力にどんどん惹かれていき、もっといろんな人にドッグパルクールを知ってもらいたいと思うようになりました。そこで現在は、様々な形でドッグパルクールの普及活動に携わっています。

International Dog ParkourのHPを和訳

大使館での仕事に携わり、アメリカ人の夫を持つ吉見さんは、これまでに培った英語力を生かし、ドッグパルクールの生みの親であるInternational Dog Parkour AssociationのHPを日本語に訳し、Japan Dog Parkour Clubのサイトを立ち上げました。

SNSやウェブを通じて自身の生活を発信

InstagramFacebookといったSNSを通してドッグパルクールのあるご自身の暮らしを広めることで、多くの人にドッグパルクールの楽しさを知ってもらいたい、と考えています。

また、今後はシェリーで行うドッグパルクールの情報発信にも協力していただく予定です。どのようにトレーニングしているのか?どのようなイベントがあるのか?等、ドッグパルクールに関しても精力的に情報発信していく予定ですので、今後の展開にもご期待ください。

インストラクターへ

現在はHPやSNSを通じて、ドッグパルクールをもっと多くの人に知ってもらう活動をしている吉見さんですが、それだけでは自分もやってみようと思ってもらうには物足りない、と言います。そこで、自らドッグトレーニングのインストラクターとしての資格を取得し、より実践的な普及活動をしていきたいと考えているそうです。

現在インストラクターの資格取得に向け準備中ですが、晴れて資格を取得できた暁には、セミナーなども積極的に開催していく予定とのこと。

補足
シェリー編集部に所属するドッグトレーナーも、ドッグトレーニングとドッグパルクールの相性は非常に良いと考えています。特に、現在主流になっているトリーツ(おやつ)を使ったモチベーショントレーニングを行い、犬自身に考えさせるというマインド面がそうです。また、一緒にスポーツに取り組むことで、飼い主と犬との信頼関係が深まる効果も得られるでしょう。
様々な選択肢を犬に与え、犬自身が考え、そして行動し、成功体験をさせることで犬は大きな自信を得ていきます。より「楽しい」、そして「平気だ」と思えるように犬が成長していくことで、他の犬との応対の仕方や臆病な性格、およびそこから来る吠えなどの行動も、自然に改善していく可能性があります。

まとめ

ドッグパルクールは、犬が日常生活の中に存在するさまざまな障害をスムーズに乗り越えられるようにというコンセプトのもとで誕生し、どんな年齢でも、どんな犬種でも、どんな性格でも簡単に始められるスポーツであり、トレーニングです。

今回は、ここ日本でもドッグパルクールをもっと多くの人に知ってもらいたいと、忙しい仕事の合間を縫ってHPの立ち上げやSNSを使った普及活動をしている吉見さんに触りの部分だけですが、ドッグパルクールの魅力についてお話を伺いました。今後、シェリーでもドッグパルクールについてさらに詳しい情報を発信してまいりますので、ご興味をお持ちの読者の皆様はぜひご期待ください。

話題のドッグスポーツって?愛犬と一緒に楽しくチャレンジしよう!

ドッグスポーツとは、愛犬と飼い主が一緒に楽しむことができるスポーツです。

愛犬の運動不足解消やストレス発散に役立ち、飼い主さんとの信頼関係を深めることもできるとあって、人気が高まっています。

今回は、そんなドッグスポーツの中でも特に人気なものをご紹介します。

主なドッグスポーツ

アジリティ

アジリティとは、簡単に言うと「犬の障害物競走」です。

トンネルやハードル、シーソーなどの障害物を、犬がハンドラー(指導主)と息を合わせてクリアしていくスポーツです。大会では、そのタイムと正確さが評価されます。

ドッグスポーツと聞くと、大きい犬種の犬が出場するというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、アジリティは基本的に どんな犬種でも参加できます。 小さい犬は小さい犬同士で競い、大きい犬は大きい犬同士で競う、といったように、犬をサイズによってグループ分けして大会を開催しているところもあるので、小型犬でも十分に参加できます。

また、難易度も大会によって異なります。ドッグスポーツが初めてで不安な方は、まずは初心者向けの大会などに参加してみるのもいいかもしれませんね。

アジリティの練習ができるトレーニング施設などもありますのでぜひチェックしてみてくださいね。

フリスビードッグ

フリスビードッグ(ディスクドッグ)は、人間が投げたフライングディスク(フリスビー)を犬がキャッチするスポーツです。

フリスビードッグには、音楽に合わせてフリスビーを自由に投げ、その美しさを競う フリー部門 と、フリスビーを投げてからキャッチするまでの距離や速さを競う ディスタンス の2種類があります。

ボーダーコリーやゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーなどがフリスビードッグに向いていると言われていますが、練習次第でどんな犬種でも楽しむことのできるスポーツです。

フリスビーを使って犬と遊んだことのない場合は、まずはプラスチック製よりも投げやすくスピードの出ない布製のフリスビーを使ってみるといいでしょう。

フライボール

フライボール専用の「フライボールボックス」は、犬がステップに触れることでボールが飛び出す仕組みになっています。

犬が4つのハードルを跳び越え、フライボールボックスを自分で操作し、飛び出してきたボールをキャッチした後、折り返して再びハードルを越えて戻るスポーツです。

4人4頭を1組とするチーム競技と、1人1頭を1組とする個人競技があり、開催のされ方は大会によって異なります。

ドッグダンス

ドッグダンスは、ハンドラーと犬が音楽に合わせて一緒に動く競技です。

基本的にはリードやおやつなどを使わずに、ハンドラーとぴったり息のあった動きをします。演技の間、犬が集中力を切らせることなく、人間と一緒にダンスする姿は圧巻です。

さまざまな動きをすることで、体のバランスを整えたり、ダイエットやストレス解消にもとても効果的だと言われています。

ドッグスポーツをするにあたって注意すること

楽しむ犬
ドッグスポーツは運動不足や信頼関係の構築などに役立つものですが、いくつか注意しなければならないこともあります。

椎間板ヘルニア

腰や首に大きな負担がかかってしまうことは、椎間板ヘルニアの原因になります。

特にジャンプなどの動作は体に負担がかかりやすいですから、椎間板ヘルニアになりやすい犬種は特に注意が必要です。

そういった場合は、過度な練習は行わないようにした方が良いでしょう。犬の健康管理、体調管理はハンドラーが察するしかありません。きちんと犬の様子を見ながら、できる範囲でお互い楽しめるようにしたいですね。

椎間板ヘルニアに関してはこちらの記事もご参照ください。

実はダックス以外もかかる!犬の椎間板ヘルニアの原因や対策の紹介

あくまで「楽しむ」もの

ドッグスポーツはあくまで楽しむためのものであり、無理に犬の能力を競わせるものではありません。犬と一緒に楽しむためのドッグスポーツがかえって犬の負担となってしまっては元も子もありません。

初めからうまくできる犬はいませんし、成長の度合いも犬によって異なります。教え方もさまざまではありますが、できないイライラを犬にぶつけてしまうようでは、いい関係性を築くこともできませんし、「人も犬も一緒に楽しむ」という本来の趣旨から離れてしまいます。お互いが楽しめるようにスポーツしながら、記録を樹立できるとすてきですね。

さいごに

女の子と遊ぶ犬
犬と飼い主が一緒になって楽しめるドッグスポーツには、さまざまな競技があり、最近では大会の開催も増えてきています。基本的に、病気や大きなけががなければ、大きい犬から小さい犬までどんな犬種でも参加できる大会が多いです。

間違いなく、ドッグスポーツをすることで、飼い主と犬の関係性をより良いものにできます。また、基本トレーニングをしっかり身につけることで人間社会で生きていく犬にマナーを身につけさせることもできます。なぜなら、これらができていないと、犬がハンドラーの指示に従わず、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしてしまいます。

一見、簡単そうに見えるドッグスポーツですが、やってみると非常に難しいという事がおわかり頂けると思います。その分、できたときの喜びも大きいと言えます。興味のある方は、うまくコミュニケーションをとりながら、楽しくチャレンジしてみたいですね。犬が犬としての能力を発揮できるスポーツですので、飼い主であれば、その姿に興奮すること間違いなしです。

世界最大の犬の祭典、Crufts 2019に行ってきた【現地レポート】

毎年、英国で開催される世界最大の犬の祭典、Crufts。渡英する機会があり、2019年3月に実際にこのイベントへ行ってきました。

日本では、犬のイベントと言えば、「インターペット」や「いぬのきもちフェスタ」等が挙げられます。しかし、Cruftsは、それをはるかにしのぐ規模。ギネス記録も持っています。参加犬も世界各国から。英国ではテレビ中継をしていたり、夜にはダイジェストが放送されている非常に人気のあるイベントなのです。

今回は、Cruftsの魅力と、そこから見えてくる犬たちとの絆についてご紹介します。

Crufts とは?

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Cruftsは、英国で毎年開催される国際的な犬のイベントです。Cruftsは、いわゆるドッグショーをメインとしており、「Best in Show」と呼ばれるその年の最高の犬を選出します。また、同時に犬関連の商品やサービスを販売するブースも数多く出店され、他にも後述する多数のイベントが同時に行われます。

毎年、3月上旬にイギリスのバーミンガムにあるナショナルエキシビションセンター(NEC)で4日間(木曜日から日曜日まで)開催されます。Cruftsは、最も知名度が高く、世界で最大のドッグショーとして、ギネス世界記録も持っています。

2008年のCruftsでは、来場者数が16万人を突破したようです。また、ディスカバードッグというブースもあり、そこではケンネルクラブによって認識されているほとんどすべての品種を実際に見たり触ったりすることができ、さらにそのオーナーと意見交換できるのも魅力の1つです。

他に何が見られるの?見どころは?

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Cruftsのメインイベントはドッグショーと言えますが、ドッグショー以外にも、下記の催しが行われます。

  • Heelwork to Music(ヒールワークトゥミュージック)
  • Obedience(オビディエンス)
  • Agility(アジリティ)
  • Flyball(フライボール)

イベントはメインアリーナと5つのホールで同時に行われているため、細かい催しも含めると、もっと多くのイベントが行われています。以下に挙げたものは、それらのほんの一部にすぎません。ここに挙げていないものとしては、世界的に有名なドッグトレーナーによるガンドッグ(鳥猟犬)のデモンストレーションから、トリマーさんのコンテストのようなものもあれば、オビディエンスをもう少し簡単にしたようなものも行われていました。また、警察犬や軍用犬のショーも行われています。

興味のある方は、Cruftsの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://www.crufts.org.uk/

ヒールワークトゥミュージック

ドッグダンスとも言われます。音楽に併せて、ハンドラーと犬がダンスを披露します。その盛況ぶりは、まるでフィギュアスケートのようです。日本でもドッグダンスは行われており、日本からの出場者も素晴らしい演技でした。

オビディエンス

オビディエンスは、犬を「おすわり」や「ふせ」、「まて」等の指示に従わせ、与えられた課題をクリアしていくドッグスポーツです。全ての競技を行う上での基本トレーニングです。日本でも、しつけ教室等では、まずはオビディエンス・トレーニングから行うことが多いですが、これを高度な次元まで高めたものと言えるでしょう。

アジリティ

アジリティは、犬の障害物競走と言えます。ハードルやトンネル、シーソー等の障害物を番号順にクリアしていき、そのタイムを競います。順番を間違えてしまったり、各障害物を完璧にこなせない場合は、減点になってしまうか、最悪の場合は失格になってしまいます。

フライボール

4つのハードルを高速で飛び越え、その先の台に埋め込まれたボールを取り、スタート地点まで戻ってくる競技で、チーム戦でタイムを競います。非常にシンプルな競技であり、会場が大盛り上がりする競技の1つです。

買い物も楽しみのうちの一つ

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会場には、数多くの犬に関するグッズを販売するブースが出ています。ドッグフードやトリーツを始め、リードやハーネス、知育玩具はとても多くの出店があります。また、犬の絵が販売されているブースもありますし、日本ではあまり見ないサプリメントのブースもあります。

ボランティア団体のブースでは、彼らの活動の説明を受けられますし、彼らの販売するグッズも購入できます。もちろん、募金も受け付けています。

犬がどれだけ愛されているのか

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幅広い年代の参加者

日本のインターペットも規模が大きく、来場ペット数が2018年は1万6千頭を超えたと発表されています。しかし、このCruftsは、参加犬数が2万2千頭を超えるという、想像もつかないほど大規模なイベントです。当然、会場で行われているイベントの数も出展者の数も、日本とは桁違いの大きさです。

この盛り上がりから見えてくるのは、英国人を始めとする欧米人の犬への愛情の深さではないでしょうか。

来場者は老若男女を問わず、幅広い世代の方々が世界各国からこのイベントに訪れます。また、YKC(ヤング・ケネル・クラブ)では、子どもたちが犬のハンドラーを務め、アリーナでも競技を行います。その技術力の高さは大人も顔負けです。子どもの頃から、大人に混じって犬とトレーニングする環境がごく自然に、当たり前のことになっているということに日本と英国の犬文化の違いが見えてきます。

注目度の高さ

さらに驚くのは、その注目度の高さです。例えば、日本でいう甲子園の高校野球のように、その日のうちにCruftsのダイジェストがテレビ放送されます。表彰台に上がった犬たちは、ハンドラーやオーナーとともにインタビューを受けます。

また、主要イベントが開催されるアリーナ会場は常に満席に近い混み具合。土日は、アリーナの外まで入場待ちの行列ができます。そして、会場の大声援。アジリティやフライボールは最も盛り上がる競技の1つで、日本の野球観戦やサッカー観戦のような盛り上がりを見せます。

犬と一緒にスポーツをするということが、どれだけ英国人にとって身近なものになっているのかが見えてきます。日本とは比べ物のならない注目度の高さに驚きます。

そんなCruftsは日本でも見られる

上記でもご紹介しましたが、実は日本にいても、この盛り上がりをYouTubeで見られるのです。
Crufts – YouTube

もし、Cruftsに興味がある方は、まずはYouTubeから始めてみてください。そして、Cruftsの魅力にハマった方は、ぜひ現地の熱狂を生で見て、英国の犬文化を肌で感じてみてください。

おわりに

crufts2019
英国では、電車に人と同じように犬が乗ってくることもあります。また、あれだけの数の犬がいながら、Cruftsの会場内でけんかする犬もいません。Cruftsの会場内でおしっこをする光景もほとんど見ることがありません。犬にも人間と同じようにマナーがあり、それが高いレベルでどの犬も身についているのです。

もちろん、日本と英国とでは、犬との関わりの歴史の深さが異なります。しかし、彼らの犬への接し方や、競技の内容を見ていると、本当に犬を愛しているということが伝わってきます。単に犬という動物として扱っているのではなく、人生のパートナーとして、人間と対等な関係として扱っているという表現が正しいでしょうか。私たちもそうありたいと考えさせられます。

これは、実際に体験してみないことには、なかなか言葉では言い表すことが難しいところです。このすばらしい文化を感じることで、あなたのこれからの犬との接し方にも良い影響を与えてくれることは間違いありません。Cruftsに限らず、機会があれば、一度、英国の犬文化を肌で感じてみてはいかがでしょうか。

一緒にフリスビーがしたい!スポーツを一緒に楽しめる犬5選

「広いドッグランで、フリスビーをして一緒に遊びたい!」という夢を抱く人も、少なくないのではないでしょうか。休日に一緒にスポーツをする時間は、とても幸せに満ちた時間。でも、犬種によってはスポーツが得意な子、不得意な子がいるんです。ここでは、「運動が大好き」かつ「賢くて、指示をきちんと聞いてくれる子」から5犬種を選びました。

運動が好きな子=大型犬、というイメージを持たれがちですが、小型犬でもスポーツが得意な子はいるんです。飼える環境によっても変わってくると思うので、身体の大きさにも気をつけてチェックしてみてください!

1、【小型犬】トイ・プードル

トイプードル

「飼いやすさ」と「遊ぶことの大好きさ」という、両方の性格を持ち合わせたトイ・プードル。ふわふわで可愛い見た目ながら、賢くて活発なので、アジリティなどのスポーツも得意です。これから登場する中型大型のわんちゃんたちの散歩は、1回1時間で1日2回が通常ラインとなってきます。トイ・プードルですと1回30分の散歩を1日1−2回となってくるので、「一緒にスポーツもやりたいけれど、あまりにも運動量が多い子は大変…」という人にオススメです。(チワワやミニチュア・ダックスフンドなどの小型犬と比較すると、運動量は多めです)

  • 小さいながら活発
  • しつけもしやすく、飼いやすい
  • 遊ぶこと大好き

2、【小型犬】ウェルシュ・コーギー

ウェルシュコーギー

そのコロンとした可愛さとは裏腹に、賢くてスタミナのあるウェルシュ・コーギー。コーギーは2種類(ウェルシュ・コーギー・ペンブローグとウェルシュ・コーギー・カーディガン)いますが、日本で見かけるコーギーの多くはこのウェルシュ・コーギー・ペンブローグです。どちらとも運動が大好きです。コーギーは、ボーダー・コリーと同じく牧羊犬に分類されます。その運動量の多さは見た目とギャップがあるため、驚愕する人も多いようです。意外かもしれませんが、スピーツの競技大会などでも見かけられ、一緒にスポーツを楽しむのにとても良い犬だということがわかります。

  • 牧羊犬なので勇敢で頭脳明晰
  • タフなので運動もバッチリ
  • もはや中型犬、大型犬と思った方が良い(つまりそれだけパワフル)

3、【小型犬】ジャック・ラッセル・テリア

この小さい見た目からは想像もできないほどのパワフルさを持つ、ジャック・ラッセル・テリア。元々は、キツネやウサギを狩るための猟犬でした。そのため、勇敢な精神とタフすぎる体力が特徴です。見た目は小型犬ですが、その運動量や体力は大型犬並みと考えて良いでしょう。そのため「F-1のエンジンを積んだ軽自動」と呼ばれたりもします。また、とても賢く、人と遊ぶことも大好きです。

  • 筋肉質な体で身体能力が高い
  • 好奇心旺盛、勇敢
  • 遊ぶことが大好きで、スポーツやアウトドアをとても喜ぶ

4、【中型犬】ボーダーコリー

走るボーダーコリーとコーギー

賢さと運動神経の良さを兼ね備えたボーダー・コリー。フリスビーが好きなことでも知られ、何かを追いかける・取ってくるというような頭と体を使うトレーニングを好みます。フリスビーをキャッチするのは、どの位置でどのぐらいのジャンプで届くかといったような素早い計算が必要です。ボーダーコリーは状況や空間を認識する力にも優れているため、ディスクキャッチがお得意なのです。

  • 頭の良さNO.1
  • スタミナもあり、運動が大得意
  • 一緒にスポーツするなら?と調べると、だいたいボーダー・コリーが1位

5、【大型犬】ゴールデンレトリバー

ぬいぐるみと寝てるゴールデンレトリバー

人懐こい人気者、ゴールデン・レトリバー。「大型犬!スポーツ!」といえば、レトリバー系を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。もちろん、同じレトリバー系である「ラブラドール・レトリバー」や「フラットコーテッド・レトリバー」も運動が大好きな犬たちです。人間が猟をするときのお供として活躍してきたこともあり、従順でとても賢い子。また、人のことが大好きで、人懐こい性格の持ち主です。

  • 好奇心旺盛で、遊ぶこと大好き
  • 物を取ってきたり、くわえて運んだりということも得意

たくさん一緒に遊びましょう!

ジャンプキャッチするボーダー・コリー
わんちゃんのお散歩を負担に感じる人も少ないと思いますが、このページを見ている人はおそらく、「一緒に遊べる子がいい!」と思ってわんちゃんを探しているのではないでしょうか。トイプードルは他の4種類のわんちゃんたちに比べて運動量が少なめですが、全体的に運動が本当に大好きで、たくさん動きたい子達ばかりです。思いっきり遊べないことはストレスになってしまうので、とにかくたくさん一緒に遊んであげましょう!