いくつ知ってる?珍しい犬種7選
みなさん、世界にはどのくらいの犬種がいると思いますか?
JKCによると、世界の公認犬種は約344犬種。日本では約200犬種です。予想外に多いですよね。ペットショップに行けば一般的に知名度の高い犬種が売られていますが、世の中にはまだ知られていない犬種がたくさんあるんです。
今回は希少価値の高い、“珍しい犬種”をご紹介します。
スルーギ
スラッとした体型を持つ犬、スルーギはモロッコ原産。
JKC(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)によれば、大半のスルーギはモロッコに生息しているそうです。つまり、モロッコ以外の国でスルーギを見かけることはあまりないってことですよね。
20世紀初めにスルーギの頭数が激減したこともあり、一時期は絶滅寸前の犬種でした。しかし、1960年代に頭数を増やそうと、計画的な繁殖が人間によって行われ、頭数は非常に少ないですが、現在も生き残っている犬種です。
アーフェンピンシャー
アーフェンピンシャーってすごく言いにくい名前ですよね。この言葉は、ドイツ語なんです。
直訳すると、アーフェンはサルという意味で、ピンシャーはテリアという意味です。つまり、サルっぽいテリアってこと。
確かに、このインスタグラムの写真を見ると、顔がどこかサルに似ていますよね。
JKCによると、日本でのアーフェンピンシャーの登録数はわずか7頭。また、日本でアーフェンピンシャーを販売している業者が少ないことからも、大変貴重な犬種となっています。誰も飼っていないワンちゃんを飼いたいという人にオススメの犬種です。
プーミー
ハンガリー出身のふわふわな毛を持つ犬、プーミー。名前のキャラクターの名前みたいで、可愛いですよね。ふわふわな毛とカーリーな毛は、どことなくプードルに似ている気もします。ちょっと大きいかな?
実はこの犬、昨年にAKC(アメリカンケネルクラブ:アメリカのケネルクラブ)に新しい犬種として認定されたばかりなんです。日本では、登録頭数が非常に少なく、毎年登録されるかされないかという珍しい犬種なんです。
日本では、繁殖は行なっていないので、もし飼いたいとなったら、輸入業者を通じて購入するしかありません。もし、日本で飼っていたら、相当目立つことでしょう。
テディ・ルーズベルト・テリア
テディ・ルーズベルト・テリアはアメリカ原産の犬。
みなさん、なにか気づきませんでしたか?
名前にある、ルーズベルト。実はこれ、第26代アメリカ合衆国大統領、セオドア・ルーズベルトから来ているんです。
テディ・ルーズベルト・テリアは、ラット・テリアから改良された犬。改良当時、ラット・テリア愛好家だったルーズベルトが任期中でした。そのため、名前にルーズベルトが入っているのだそうです。アメリカの愛国心が伺える犬ですね。
この犬種は、アメリカ以外の国での飼育頭数は非常に少ないことから、世界的にも知名度はとても低い犬種です。
ベドリントン・テリア
見た目が羊に似た犬、ベドリントン・テリア。イギリス原産の犬で、テリア種とハウンド種の混血です。
元々は闘犬、猟犬として親しまれていました。日本ではあまり一般的ではなく、主にイギリスで人気のある犬種です。そのため、ペットショップで見かけることはないと思います。また、ブリーダーの数もとても少ないです。
かなり希少な犬なので、かなりの高値で販売されています。
ダンディ・ディンモント・テリア
イギリスはスコットランド原産の犬種、ダンディ・ディンモント・テリア。名前にダンディが入っている犬なんです。かっこいいですよね。ヨークシャーテリアにもどことなく似ている気がしますね。小型犬ですし、日本でも人気が出てもおかしくない外見をしています。
実はこちらの犬、2017年の調査によると、2016年に生まれた子犬のダンディ・ディンモント・テリアの数はわずか91匹。現在、絶滅危惧種になっている犬種なんです。
そのため今世界では、積極的にブリーディングが行われています。
コーイケルホンディエ
これもまた言いにくい名前の犬種です。オランダ原産の犬、コーイケルホンディエは世界的に見ても、非常に頭数の少ない犬です。第二次世界大戦終了時には、ほとんど絶滅したと言われています。しかし、世界のコーイケルホンディエ愛好家の繁殖によって、絶滅は免れました。
JKCによれば、日本で飼われているコーイケルホンディエの数は、1999年にはわずか6匹。現在は100匹前後となっているそうです。
まだまだ珍しい犬はたくさんいるよ
この中に、みなさんの知っている犬種はありましたか?この辺りのかなりマニアな犬種までご存知だったあなたは、もう犬博士と言えるかもしれません。周りのお友達に自慢できるレベルですよ。
こちらで紹介した犬種は、日本での購入は非常に難しく入手するのはかなり困難です。もし、これらの犬種が欲しいとなったら、輸入業者を仲介して購入する場合がほとんどです。希少価値が高いということは、高額なケースが多いということでもあります。
現在、人気の犬種は、日本の住宅事情や環境を考えると、飼いやすい犬種ばかりですが、逆に、こういった珍しい犬種と触れ合うと、珍しさ故に、犬友達も増えて人生がもっと豊かになるかもしれません。