老犬介護士という仕事。これからは愛犬の老後も考える時代に
ここ数年で、医療の進歩や食生活の改善などもあり、ペットの寿命はどんどん長くなりました。犬種にもよりますが、犬の場合は長生きをすれば15年以上生きることも珍しくなくなりました。
人間も同様に寿命が延びており、お年寄りが年老いたペットの介護をする老老介護も社会問題になりつつあります。人間であろうと、ペットであろうと、生き物であれば、年を重ねることに抗うことはできません。そこで注目されているのが老犬介護士という職業です。
今回、シェリー編集部では、老犬介護士の平端弘美(ひらはたひろみ)さんに老犬介護士というお仕事についてお話を伺いました。平端さんは、動物病院などでシニア犬のケアを行ったり、犬の食事や運動、自然療法についてのセミナーを開くなど、主に介護が必要なシニア犬とその飼い主さんのために精力的に活動されているドッグトレーナーです。
- 取材協力
- 今回は平端さんが普段からご活躍されている、東京都多摩市にあるこうご動物病院様で取材をさせていただきました。
- こうご動物病院
筋トレから脳トレまで!意外な老犬介護の中身
老犬介護と一言に言っても、その内容は多種多様。単に年老いて、歩けなくなってしまった犬の世話をする場合もあれば、それを予防するためのトレーニングを行うこともあります。そんな老犬介護について、平端さんが実際に行われているケアの中身を見ていきたいと思います。
筋力トレーニングにより足腰の衰えを予防
筆者も初めて見る一見変わったトレーニング用品。なんと、この上に犬が乗って、バランスをとりトレーニングを行うものだそうです。
犬が落ちないように踏ん張るため、筋力トレーニングになることはもちろん、体幹を鍛えることができます。このように人間がジムに通って行うようなトレーニングをシニア犬に遊びを通して行わせることで、足腰の衰えを予防できます。
犬が年齢を重ねるにつれ、徐々に運動能力が低下していくため、普段の散歩だけではその運動能力の低下に歯止めをかけることはできません。こういった運動器具を使いながら効果的なトレーニングをすることで、運動能力の低下を防ぎ、犬が歩けなくなることを防止します。
老犬介護というと、寝たきりになってしまった犬の下の世話や、車椅子などを使って歩行のサポートをするイメージを持たれる方も多いかも知れませんが、このような運動機能を強化するようなトレーニングを普段から行うことで、寝たきりになったり、歩くことができなくなることを予防する取り組みも行われています。
認知症の予防は脳トレで
写真のカラフルでかわいらしい布は、プリーツの中におやつを細かくして隠し、嗅覚や手足を使って探させる脳トレ用知育玩具です。災害救助犬や麻薬探知犬としても活躍する犬の嗅覚は、人間のおよそ1億倍とも言われており、今ではこういった遊びはノーズワークとして、ドッグスポーツにもなっています。
犬が鼻を使うことはもちろん、犬がどうやっておやつを取れば良いのか考えるため、かなり頭を使うようで、遊び終わったあとの疲れ具合からも、それを感じることができます。雨が降っている日など、散歩の代わりにノーズワークを行い、運動不足を解消する方もいるほど。ノーズワークは犬の脳トレになるため、認知症を予防する効果も期待できます。
飼い主の方が、普段やらないような遊びをやらせることで、頭や体を使うのはもちろん、飼い犬の新たな一面が見えることもあるのだとか。
ハーブや整体、鍼を取り入れたケアも
平端さんの場合、写真のような桶を用いて犬のマッサージや整体、ハーブ温湿布、ハーブ足湯などを行います。
寝たきりになってしまった犬でも、整体を行うことで固まってしまった筋肉がほぐれ、体を動かしやすくなります。マッサージは、体の痛みを軽減するほか、全身の血の巡りを良くし、ツボを刺激することで免疫力や内臓の機能を向上させることができます。
また、犬のマッサージにハーブティを使うことが平端さん流。ハーブは、犬がもともと持っている自然治癒力に働きかける効果があり、犬の症状に合わせて、用いるハーブを変えることでより高い効果が期待できます。
他にも、平端さんが勤務されているこうご動物病院では東洋医学に基づいた治療も行っており、中でも鍼治療が人気とのこと。他の動物病院ではなかなか受けることのできない治療ですので、遠方からこうご動物病院を訪れる方も多いそうです。鍼治療はヘルニアに効果があり、痛みが緩和したり、寝たきりだった犬が立てるようになったケースもあるのだそうです。
- 老犬介護士・平端弘美さんのケアはいつ受けられるの?
- こうご動物病院では毎月第一、第三火曜日と日曜日(予約制)
- ※ 鍼治療と一緒に受けるとより効果的。鍼治療とのセットがオススメ。
- お問い合わせ
- 詳しくは、こうご動物病院へお問い合わせください。
実際のケアの様子
老犬介護を実際に行う様子はインターネット上の動画でも見ることができます。こちらは、平端さんの地元の新聞であるもしもししんぶんに掲載された際の動画です。平端さんが実際にシニア犬のケアを行う様子を見ることができます。
シニア犬のケアに関するセミナーも
人間の介護もそうですが、犬の介護というのは一般の方が思っているより大変なものです。特に、体が大きな大型犬の場合、その苦労は計り知れません。そのような飼い主に向けてセミナーを行い、情報発信とサポートをすることも老犬介護士の大事な役割の1つです。
大型犬は小型犬よりも早く寝たきりになりやすいと言われています。体が大きい分、体重も重いため、犬の体勢を変えてあげるのにも、人にも犬にも大きな負担がかかります。大型犬には大型犬に合った介護の仕方というものがあります。そのような愛犬を持つ飼い主さんに向けて、体に負担がかかりづらい介護の仕方を教えるセミナーも開催されています。
平端さんのセミナーは、王子、立川、世田谷、板橋など、都内を中心にさまざまな場所の商業施設や公園のイベントなどで開催されています。ランチを食べながら受けられる講座もあったりと、シニア犬のケアを楽しく学ぶことができそうです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
老犬介護士、平端弘美さんとは?
ドッグトレーナーへの転身
今回、老犬介護士というお仕事について取材をさせていただいた平端弘美さんですが、もともとは動物とは関係のない仕事をしていたそうです。ある日、たまたまテレビで放送されていた、セラピードッグの活動(病院などを犬が訪問して患者さんに癒しを与え、治療効果を上げる)を見て、とても感銘を受けたことがきっかけで、犬の勉強をするようになったのだとか。
セラピードッグの育成、活動に関わりたいと思った平端さんは、セラピー活動が学べるドッグトレーナー養成校を見つけて入学。ご自身で犬を飼っていたこともあり、学んでいくうちにドッグトレーナーになりたい気持ちが強くなり、2013年に資格を取得。同年からドッグトレーナーとして、こうご動物病院で犬の仕事を始めることになりました。
自身の愛犬もシニア世代へ
平端さんがドッグトレーナーとして働くようになった頃、平端さんの飼い犬も歳を重ね、ついに歩きたがらなくなってしまいました。
犬の平均寿命も伸び、寝たきりや認知症になる犬も増えているのに対し、当時はそのようなシニア犬を飼う人が相談できる場は動物病院やネットの記事しかありません。その現状を知り、平端さんはシニア犬のケアができるドッグトレーナーを目指し、昨年4月老犬介護士の資格を取得しました。
今では、老犬のリハビリの資格や犬の整体師の資格、さらにはペット災害危機管理士の資格も取得しており、今後はペットロスという難しいテーマについて勉強している非常に勤勉なドッグトレーナーです。ペットロスの方の心が少しでも軽くなるようなセミナーも開催したいと今後の目標を語っていただきました。
編集後記
平端さんのセミナーを聞きにくる人は、シニア犬の飼い主さんだけではありません。若い犬を飼っている人や新しく犬を飼おうとしている人が、これからの介護のために聞きにきたり、残念ながら自分が飼っていた犬は亡くなってしまったけれど、自分が犬に施していたケアが良かったのかどうか確かめたくて来た、という方もいるそうです。
大切なペットが寝たきりや認知症になってしまうのは、ペットが元気だったら想像もつかないことかもしれません。しかし、ペットの老化は成長スピードが早い分、驚くべき速さで進んでいきます。私たちができるだけ後悔なく、ペットの幸せそうな最期を看取ることができるように、老犬介護士という職業があり、平端さんはそこに尽力してくださっていました。
ペットの長寿化が進んでいる今、まずはセミナーに顔を出すところから始めてみてはいかがでしょうか?
- シニア犬応援サイト Hello doggie
- Hello doggieひだまりシニア部
- ※ お問い合わせ、ケア料金や予約の確認はこちらのサイトをご覧ください。
事業者インタビューキャンペーン!
ペットの幸せを常日頃から考えているペット関連事業者の皆様へ。シェリーを通して情報発信をしませんか?
キャンペーンの概要
ペット事業者の皆様にインタビューをさせてもらい、普段の業務で培った知見をより多くの方々に発信するためのお手伝いをさせていただきます。
普段の業務での ペットに対する思い、考え方などを編集部として代弁 いたします。
対象者
ペットに関する業務に従事している方で弊社の基準を満たした方が対象となります。
該当しているか不安な方は、お気軽にお問い合わせください。
- 獣医師
- トリマー
- ペットホテル
- ペットフード
- トレーナー
- ペットタクシー
- アイテム
- その他ペット関係
必要に応じて、下記の準備等をしていただく場合があります。
要否については別途ご案内いたしますので、まずはお問い合わせください。
- 第一種、第二種動物取扱業に該当する職種の場合は、動物取扱業登録証のコピーをいただく場合があります。
- ペットフードやペット関連商品(首輪など)の場合サンプルの商品をいただくか、お借りする場合があります。
- 事業所の住所をご提示いただく場合があります。
禁止事項
下記に該当する方は、キャンペーンの対象となりませんので、あらかじめご了承ください。
- 法令に違反する行為又は犯罪行為に関連する行為。
- 当社、本サービスの他の利用者又はその他第三者に対する詐欺又は脅迫行為。
- 公序良俗に反する行為。
- 当社、本サービスの他の利用者又はその他の第三者の知的財産権、肖像権、プライバシーの権利、名誉、その他の権利又は利益を侵害する行為。
- 本サービスを通じ、以下に該当し、または該当すると当社が判断する情報を当社又は本サービスの他の利用者に送信すること。
- 過度に暴力的又は残虐な表現を含む情報。
- コンピューター・ウィルスその他の有害なコンピューター・プログラムを含む情報。
- 当社、本サービスの他の利用者又はその他の第三者の名誉または信用を毀損する表現を含む情報。
- 過度にわいせつな表現を含む情報。
- 差別を助長する表現を含む情報。
- 自殺、自虐行為を助長する表現を含む情報。
- 薬物の不適切な利用を助長する表現を含む情報。
- 反社会的な表現を含む情報。
- チェーンメール等の第三者への情報の拡散を求める情報。
- 他人に不快感を与える表現を含む情報。
- 面識のない異性との出会いを目的とした情報。
- 本サービスのネットワーク又はシステム等に過度な負担をかける行為。
- 本サービスの運営を妨害するおそれのある行為。
- 当社のネットワーク又はシステム等に不正にアクセスし、または不正なアクセスを試みる行為。
- 第三者に成りすます行為。
- 本サービスの他の利用者のID又はパスワードを利用する行為。
- 当社が事前に許諾しない本サービス上での宣伝、広告、勧誘、又は営業行為。
- 本サービスの他の利用者の情報の収集。
- 当社、本サービスの他の利用者又はその他の第三者に不利益、損害、不快感を与える行為。
- 当社ウェブサイト上で掲載する本サービス利用に関するルールに抵触する行為。
- 反社会的勢力等への利益供与。
- 面識のない異性との出会いを目的とした行為。
- 前各号の行為を直接又は間接に惹起し、又は容易にする行為。
- その他、当社が不適切と判断する行為。
申し込み方法
「インタビューの応募をする」ボタンから、必要事項を記入してお申し込みください。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
ほんとは秘密にしておきたいペットタクシー「ハッピードッグズ」さんに取材!
今回は、ペットタクシーをご自分で開業された、「ハッピードッグズ」の杉原さんにインタビューをしに行って参りました。ハッピードッグズさんは、Cheriee編集部が自信を持ってオススメできるペットタクシーさんです。
実際にお会いさせていただき、ペットタクシーとはどういうものなのか、なぜご自分でサービスを始めようと思ったかなど、その熱い想いを伺ってきました。(写真に登場するわんちゃんは、杉原さんが飼われているボーダーコリーのマリンちゃんです。)
※ この記事はPR記事ではありません
ペットタクシーとは何でしょう?
レジャーもそうですし、動物病院もそうですが、徒歩圏外にペットと一緒に移動するには、電車やバスといった公共機関を使っての移動の他に、ご自分の車での移動、タクシーをチャーターしての移動等、様々な選択肢があります。公共機関の移動ですと、他のお客様に気を遣わなければなりませんし、病気で具合が悪いペットをストレスのかかる公共機関に乗せて移動するのは気が引けてしまいます。かと言って、ご自分のお車をお持ちでない方もたくさんいらっしゃいます。
ペットタクシーは、そういった方々に移動手段を提供するサービスです。ペットと一緒に気兼ねなくお乗り頂くことができ、プライベートな空間も確保することができます。
私たちは、ペットをお送りするペットタクシーという形態を取って営業しています。お客様からお仕事のご依頼を頂き、ご依頼された場所までお迎えに行きます。その後、指定の場所までお送りします。もちろん、ペットと一緒に飼い主様も同乗頂き、お送りします。片道だけのお送りをすることもあれば、往復することもあります。
現在、墨田区を中心に営業しておりますが、私たちは「お客様のご要望があれば、道が続いている限りどこまでも」お送りいたします。
ペットタクシーについて取り上げた記事もありますので、ご興味のある方はこちらをご参照ください。
「ペットタクシー」って知ってる?病院や引っ越し先まで快適に乗車!
独立を決めた経緯とは
自分でペットタクシーを開業する前は、違うペットタクシー会社の方で働いておりました。
しかし、働く中で、「こういう風にしたら、もっと飼い主さんやペットに喜んでいただけるのではないか」と感じる瞬間が多々あり、最終的には自分で開業することにしました。
ペットタクシーというと、「ペット」という冠が付いているので、乗組員全員がペットに詳しいと思われている方も多いと思います。しかし、現実にはそうではありません。ペットのことが好きで、ペットの飼い主様のことがよく分かる私たちだからこそできるペットタクシーのサービスがあると思うのです。
こうあって欲しいというものをつくる
何よりも、自分自身が飼い主なので、「自分だったらこうして欲しい」というのが分かるんです。
私たちの営業時間は、一応8時〜21時までとしていますが、その以外の時間も走っています。通常、多くのタクシー会社さんでは、早朝とか深夜などの時間外は、別料金となって加算されるのが普通です。しかし、私たちは別料金は頂戴しておらず、同じ料金で承っています。
時間外にタクシーを呼ぶということは、そのとき具合が悪くて病院に行きたいわけじゃないですか。そんな中、飼い主さんはペットが乗れるタクシー会社を必死に探して連絡をくれたんです。こちらとしても、なんとしてもその想いには応えたいですから。
それに、病院に通うのだって、何回続くかも分かりません。ペットには人間のような国の保険制度はありませんから、何度も何度も通院することになれば、タクシー代も負担になっていきます。削れる部分は削ってあげたいと考えてしまいます。
ペットにストレスのかからないサービスを
初対面では目を見ない、触らない
ペットタクシーですから、ペットの事を第一に考え、ペットにはできるだけストレスをかけないように、ということを常に意識しています。
特に、わんちゃんに初めて会った時は、まず目を見ません。そして、もちろん触るようなことはしません。初対面の人間に触られるというのは、ストレスになってしまいます。
そして、二回三回とご利用してくださり、わんちゃんの方から来るようになって、やっと匂いを嗅いでもらいます。そして、触れる状態だったら触らせていただくようにしています。その子の状態や様子を見ながら、その子その子によって対応を考えて接しています。
法定速度を守った運転
安全かつストレスをかけないために、法定速度で運転するということも心がけています。急ぎたい時には言ってくださいね、と飼い主さんにはお話します。
車の揺れは、自然界にはない動きなので、わんちゃんにとってストレスになってしまいます。また、車に酔いやすい子もいるので、できるだけ揺れないように注意して運転をしています。私自身、飼っている犬が車に酔いやすい子なんです。その子と出かける時には、やっぱり運転を気をつけます。
もし、自分が運転できず、誰かに乗せてもらっている時には、運転がどうかって気になりますよね?ガタンガタンとしていたら犬のことが気になると思うんです。利用してくださる飼い主さんにも、ペットにも、移動中は安心して乗っていてもらいたいと思っています。
利用者さんに入り込んだサービス
動物が繋いでくれた縁
動物たちが繋いでくれた縁を大切にしたいという気持ちがあります。その子たちがいなかったら、お客様はもちろん、皆さんとも出会えなかったわけです。だから、例えば飼っていた子が亡くなってしまって、今は飼っていないという方とも、いまだに連絡をとっていたりします。
動物を飼っていなかったとしても、私とその方の縁が切れるわけではないと思うからです。
お花を届けに行ったりも
そういった方々が飼っていた子の誕生日や命日には、こちらから電話を差し上げることもあります。あれから何年経ったんですね、と。「覚えていてくれたんですね」と飼い主さんは言ってくださるのですが、私もやっぱり忘れられないんですよね。
そして、行けるのであれば、お花を届けに向かったりもします。最後に、お墓の前で手を合わさせてもらいたくて。その子に、ありがとうって伝えたいんです。
とにかく安心して乗ってもらいたい
何も気にしないで乗って欲しい
ご利用してくださるわんちゃんの中には、車の中で粗相をしてしまう子もいます。
飼い主さんが「すみません、すみません」と、とても申し訳なさそうになさるのですが、「いや、出なかったものが出たってことは、良しとしましょうよ!」とお話させて頂きます。ペットタクシーですから、そういった装備はきちんと備えてありますし、汚してしまうことは大前提です。飼い主様には、そういったことを気にしないで乗ってもらいたいと思っています。
ペットは動物ですから、その時その時、何が起こるかは誰にも分かりません。私たちも、きちんと対応ができるように、備えを怠りません。
うちの子と一緒
その日に乗ってくれた方たちは、私にとっては自分の子と同じなんですよね。ファミリーみたいなものです。
もし、病院に通院する時に利用してくださって、結果、なんともなかったのであれば、一緒に喜びたいです。もし、大きな病気が潜んでいたのであれば、技術的なところは先生に任せて、これからのことは一緒に考えましょうとお話します。
不安になったり、「誰かと話したいな」と思ったら、何時でもお電話くださいとお伝えさせて頂いています。実際に、夜中でも電話がかかってくることもあります。少しでもその気持ちが晴れるなら、と思って、お話しさせて頂くようにしています.
安全への徹底した配慮
車の点検は頻繁に
トラブルなく目的地までお送りすることが使命ですので、安全にご乗車頂くため、途中で何かトラブルが起きないように気をつけています。
運転中、車が故障してしまわないだろうか、ということはやはり心配です。ですから、1ヶ月に1回はディーラーさんに車を持って行って、隅々まで全てチェックしてもらっています。
毎月点検に行っているので、お店の方には、すっかり私の名前と顔を覚えられてしまいました。
除菌・消臭にこだわる
除菌と消臭にも力を入れています。もしも感染症を持っている子が乗車をして、他の子に感染させてしまった、ということがないように、徹底した衛生環境を整えています。
まず、車内の消毒は、人間の医療系でも使われている、次亜塩素酸の物を使っています。単一性の製剤で、セイバーゼットという名前です。乳幼児にも安全なものを使用しており、わんちゃんにも飼い主さんにも安心安全な車内を心がけています。
消臭剤も、天然のフルボ酸を使用している消臭剤を使っています。市販の消臭スプレーを使って消臭することがあるかもしれません。ですが、中にはペットに有毒なものもあるので、気をつけなければなりません。
私たちは、自分の愛犬や愛猫に実際に使ってみたり、食べてみたりして、これなら安心してお客様にもオススメできる、と思ったもの以外は使わないようにしています。
最後に
すごくお客様に感謝しているんです、と話してくださったハッピードッグズの杉原さん。
動物のことが大好きで、ペットのことを一番に考えているハッピードッグズさんだったら、愛犬・愛猫を安心してお任せできると感じました。まだ独立して1年経っていませんが、リピーターの方も非常に多く、「人気になって予約が取れなくってしまうのは嫌なので、本当は他の人に紹介したくないんです」というお客様もいらっしゃるんだとか。
ここまでペットのこと・飼い主さんのことを想って運転なさっているペットタクシーはそう多くはないのではないでしょうか。
また、杉原さん自身、様々なペット資格の保持者でもあり、ご自分のペットと一緒に訓練士さんの元へ何十年も通われている方です。ペットタクシーを使いたいと考えている読者の方には、ぜひオススメしたいペットタクシーさんです。
ご連絡は、下記に記載されているHPのお問い合わせ、または電話かメールにて、お願いいたします。SNSでもたくさん情報発信をされています。気になる方は要チェックです!
ペットタクシー・ハッピードッグズ
ペットタクシー・ハッピードッグズ|ペット送迎|東京都のペットタクシー
ペットタクシー・ハッピードッグズ (@happydogs0301) | Twitter
ペットタクシー・ハッピードッグズ – Home | Facebook
健康な愛犬のための総合栄養食『Rhythm(リズム)』を販売するFanimalとは?
アメリカで約40年の歴史を持つペットフード「Wysong™(ワイソン)」の国内独占販売権の取得や、「ペットと人の健康」を考えるためのWebメディア「Fanimal」を運営する株式会社Fanimal。
http://fanimal.co.jp/
株式会社Fanimalは、2018年6月11日(月)から、愛犬のための総合栄養食『Rhythm(リズム)』の販売が開始しました。愛犬の理想的な体型維持をサポートする『Rhythm(リズム)』は、どのような想いで作られた商品なのでしょうか?
その熱い想いを聞き出すため、代表取締役会長の谷田大輔氏と、代表取締役社長の漆原秀一氏のお二人にお話を伺いました。
総合栄養食Rhythm(リズム)とは?
写真 : 株式会社タニタ前会長・株式会社Fanimal代表取締役会長の谷田大輔氏
昨今、ペットの家族化が進む中、ペットの食事はまだまだ進んでいません。人間は毎日異なるおいしい食事をしているのにも関わらず、ペットは一生ずっと同じペットフードを食べているというのが現状です。
飼い主さんとしては、本当は毎日違う食べ物を与えながら栄養管理をしたいはずです。それは時間やコストの面から考えても、全てのご家庭で実現するというのは難しいことでしょう。そのため、仕方なく、ずっと同じペットフードを与え続けてしまっているというのが実際のところではないでしょうか。
そこで、Fanimalが作るRhythm(リズム)は、以下の3つのこだわりを持って作っています。
- 美味しく食べられること
- 健康的な体型を維持し続けられること
- アレルギーに配慮すること
ペットオーナーの方にとって長く続けていただけるものを目指しています。そこで会長である谷田の実績でもある、タニタ食堂で培ったノウハウをFanimalでも取り入れ、
写真 : 代表取締役社長の漆原秀一氏
ペットの健康も食事が大きく影響していると考えています。飼い主さんの生活習慣がペットにも直結します。
そこで、飼い主さんの日々の負担を減らしつつ、できるだけペットに美味しいものを食べてもらいながら、健康をキープすることを目指しました。
Rhythm(リズム)のラインナップ
Rhythm(リズム)には、2つの商品があります。
- 体重維持用の「Healthy Weight(ヘルシーウェイト)」
- 体重管理用の「Weight Controll(ウェイトコントロール)」
近年、日本のペットは肥満傾向にあると言われています。自分のペットが肥満傾向にあり、体重を落としたい場合は、「Weight Controll(ウェイトコントロール)」を続けてみてください。体重が落ちてきたら、「Healthy Weight(ヘルシーウェイト)」に変えていきます。
肥満の原因は、病気などが原因の場合もありますが、大部分はフードやおやつの食べ過ぎ、運動不足などの生活習慣によるものと言われています。
飼い主さんの生活習慣がペットにも直結するため、Rhythm(リズム)には、「飼い主さんのサポートをしたい」という思いも込められています。
健康に対するこだわり
Rhythm(リズム)にはオメガ3脂肪酸が多く含まれています。これは、他社とは比較にならないほどたくさん含まれています。
日本の気候から、皮膚・被毛のトラブルに発展してしまうペットも多くいます。特に、和犬は痴呆になりやすいので、それを補うために魚由来のオメガ3脂肪酸を多く含むようにしました。
使用する原料としては、鳥などのアレルギーが多いものよりも、サーモンやトラウトを主原料にしています。また、穀物を使わないことで、アレルギーのあるワンちゃんにも使っていただけるようになっています。卵、ジャガイモ、サツマイモも使用していません。
生産に対するこだわり
私たちが信頼している工場で生産を行うようにしました。イギリスの工場では、合成の保存料などを使わない、「英国小売協会」が認める工場を使っています。
また、原産国にもこだわっていますし、卵を使わないようにするなど、原材料も自分たちが納得のいくものを選ぶようにしています。
特に最近では、アレルギーを気にされる飼い主さんが多いので、その部分もこだわって生産をしています。必要ないと思うようなものはなるべく使わず、本当にいいものだけを厳選して作り上げているのが、Rhythm(リズム)のこだわりです。
ペットフードの理想の与え方
例えば、自分がそば好きだからといって、365日ずっと同じそばを食べ続けていたいというわけでは無いですよね?それはきっとペットも同じだと思います。ずっと同じものを食べ続けたいわけはないですよね。
毎日食事の姿を見ている飼い主さんならそれを痛感しているでしょうし、私たちとしてもそういった視点で商品を作っていかなければならないと考えています。
そのため、理想的なペットフードの与え方として、Rhythm(リズム)にサプリメントや食材をトッピングすることをオススメしています。
同じペットフードや同じ食材をあげ続けるのではなく、たまには手作り食を作ってあげるということも良いかもしれませんね。
毎日手作り食を作り、それを与え続けるということは正直難しいでしょう。現代人は忙しいので、毎日それを続けるというのは疲れてしまうと思います。そこで、私たちが信頼できる商品を提供するので、それを使って欲しいと考えています。
基本的な栄養素はRhythm(リズム)で補えるので、それにトッピングというプラスアルファの形で、ペットに食の楽しさを伝えて欲しいと考えています。
真剣にペットのことを考えているWysong™(ワイソン)社
実は、Fanimalで輸入・販売させて頂いている「Wysong™(ワイソン)」というペットフードを作っているワイソン博士も、最終的には食事は手作りにしてくださいと言っています。
Wysong™(ワイソン)は、手作りに勝るものはないという考えのもと、犬の体組成に合わせた栄養バランスになるように考えられています。そして、出来る限りトッピングをしてくださいと言うメッセージを、フードメーカーであるにも関わらず発信しています。
私たちとしては40年の歴史がある会社が、あえてそういったメッセージを打ち出しているということ、そして、その思想が私たちの思想にも合うということで、日本で販売代理店を務めさせて頂いています。
Rhythm(リズム)で、犬の食事をより楽しく、健康に
人間の場合は自分で健康管理ができますが、ペットの場合は自分で管理することができません。つまり、飼い主さんがどれだけ知識を持っているかでペットの健康も変わってくるということです。
飼い主さんにペットフードの安全をきちんと伝えて、それを飼い主さんに知ってもらうことができれば、ペットフードは変わってくるのではと考えています。そして、ペットにも食の楽しさを味わってもらいつつ、健康で長生きをしてもらいたい。
愛犬によって様々なお悩みがあるということも分かっていますので、今後はそれぞれの事情に合わせてトッピングできるような商品を開発しようと考えています。
トッピングを開発する理由は、食の楽しさもそうですし、栄養素についてもそうですが、今まで足りなかったものを補うことができるということ、飼い主さんの事情に合わせて自由に組み合わせられるようにという思いからです。
そういった飼い主さんやペットの個別のオーダーに対し、自由に組み合わせることで最適なものになるよう、ペットフードの補助ができる商品を作りたいと思っています。例えば、栄養素の面でいうとサプリメントのようなものです。これができると、どんなワンちゃんでも長く健康でいられると思うのです。
まとめ
今回、ペットフードの事業者ならではのお話を谷田氏、漆原氏からたくさん伺うことができました。
また、お話を聞かせて頂き、犬の健康を第一に考えて活動して、それがペットの幸せに繋がるという思いにとても共感しました。
最近は、ペットフードに関してショッキングなニュースも多いですが、Fanimalさんのように真摯に飼い主さんやペットの健康と向き合っている会社さんがおられることも事実。こういった熱い思いを持って動物に接する人が事業者、消費者双方で増えることがペットの幸せにも繋がるのだと感じさせられました。
取材を引き受けてくださったFanimalの谷田氏、漆原氏、関係者のみなさま、ご協力ありがとうございました!
株式会社Fanimal
http://fanimal.co.jp/
Rhythm(リズム)
https://store.fanimal.jp/