【犬クイズ】口や鼻を舐めるのはなぜ?意外と知らない犬の行動理由

普段なんとなく見ている犬の仕草の意味を理解していますか?愛犬はちょっとした行動で、飼い主であるあなたに訴えかけていることがあるかもしれません。

本記事では、犬の行動の意味についてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、犬の行動クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 犬が自分や相手の気持ちを落ち着かせるために取る行動を何という?
正解です!
不正解です!
正解は「カーミングシグナル」です。
犬が自分や相手の気持ちを落ち着かせたり、自分の感情を相手に伝えたりするために取る行動のことを「カーミングシグナル」といいます。

また、相手に敵意がないことを伝える時にもこの行動を取ります。犬同士の不要な争いを避けるために身につけたと言われています。
Q.2 犬が口や鼻を舐める理由として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「眠い」です。
口の周りをぺろっと舐める行為は、もちろん食事の前後にも行われますが、不安やストレスを感じた時に自分を落ち着かせるためのカーミングシグナルでもあるとされています。

また、犬の鼻は湿っている状態の時に最も良く機能しますが、寝ている間は鼻が乾燥しがちです。そこで犬は、起床時に自分の鼻を舐めて機能を調整することがあります。
Q.3 相手を落ち着かせるためのカーミングシグナルとして「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「まっすぐ近づいていく」です。
犬が相手に直線的に近づいていくことは、犬の世界のタブーであり、敵意を持っていることを表します。

歯をカチカチと犬がするのは、こちらを威嚇し攻撃的になっている犬を落ち着かせるためのカーミングシグナルです。決して怖いのではなく、相手に「落ち着いてほしい」と伝えています。舌を出す行為も同様の意味です。

あくびも、相手に落ち着いてほしいという気持ちを伝えるカーミングシグナルの一種ですが、自分のストレスを軽減するために取ることもあります。
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今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
「カーミングシグナル」で分かる犬の気持ち。あくびはストレスの証拠!?
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「カーミングシグナル」で分かる犬の気持ち。あくびはストレスの証拠!?

犬の行動の中には、自分を落ち着かせるためや相手を落ち着かせるために取る「カーミングシグナル」というものがあります。 何気ない犬の行動でも、「それがカーミングシグナルである」ということを知れば、犬の不安やストレスに気づくことができるかもしれません。 今回はそんなカーミングシグナルについて解説し、代表的な犬のカーミングシグナルと、それが意味する犬の感情を紹介していきます。

カーミングシグナルとは

カーミングシグナルとは、自分の立場や感情を相手に伝えたり、自分を落ち着かせるために取る行動のことを言います。 他にも、相手に敵意がないことを伝える時にもこの行動を取ります。犬たちは、不要な争いを避けるために身につけたと言われています。 カーミングシグナルのCalmingは「落ち着かせる」という意味で、そこからも分かる通り、犬の感情と密接に関わっている行動です。 つまり、これが読み解ければ、犬の気持ちや行動の理由が分かるようになるでしょう! 人間が落ち着くために取る行動は人それぞれですが、犬のカーミングサインは犬種を問わず同じような行動を取るとされています。

よくみられるカーミングシグナルの例と意味

人間にとっては特に意味がないような行動でも、実はそこに意味がある場合があります。 あくびや伸びをするなどの何気ない行為は、実は自分の立場や感情を伝えるカーミングシグナルであることがあります。 ここでは代表的なカーミングシグナルをいくつか紹介し、それらの持つ意味を紹介します。

自分を落ち着かせるためのカーミングシグナル

⑴口、鼻を舐める

口の周りをぺろっと舐める行為は、もちろん食事の前後にも行われますが、それ以外のものは自分を落ち着かせるためのカーミングシグナルであるとされています。 動物病院にきた時や飼い主に怒られている時などの不安やストレスを感じる時、緊張状態で自分を落ち着かせようとしている時によくみられます。

⑵あくびをする

あくびも、もちろんただ眠い時にもしますが、自分を落ち着かせるためのカーミングシグナルのこともあります。 飼い主が叱っている時などに見られ、叱られていることから来るストレスを軽減しようとしている、と言われています。 また、飼い主からのスキンシップが過剰でストレスを感じた時にも見られます。「ただ眠いからしているのだ」と勘違いされがちなので、注意しましょう。

⑶身震い、頭を振る

身震いは、水からあがった時にも見られますが、ストレスを軽減するために取られるカーミングシグナルです。 何かストレスを感じることがあった後によくみられ、犬同士の喧嘩の後や飼い主からの過剰なスキンシップのあとによくすると言われています。

相手に敵意がないことを示すカーミングシグナル

⑴円を描きながら相手に近づく

犬同士が出会った時にグルグルと回りながら近づいていくのは、相手に敵意を持っていないことを伝えるためのカーミングシグナルです。 逆に直線的に近づいていくことは、犬の世界ではタブーであり、敵意を持っていることの表します。

⑵そっぽを向く

目線をそらすのは、犬が相手に敵意がないことを示すカーミングシグナルです。初対面の犬同士では、先述のようにグルグルと近づき、互いにそっぽをむくことが多く見られます。 これは犬にとっては「対決を避けたいこと」の現れで、人間に対しても顔をそらすのは敵意を持っていないことの証明であり、否定的な意味はありません。 逆に敵意がある場合には、犬に対しても人間に対してもじっと睨みつけます。

相手を落ち着かせるためのカーミングシグナル

⑴歯をカチカチする

歯をカチカチと犬がするのは、こちらを威嚇し攻撃的になっている犬を落ち着かせるためのカーミングシグナルです。 決して怖くてカチカチしているわけではなく、「落ち着いてくれ」と伝えています。

⑵舌を出す

舌を出すのも相手を落ち着かせるためのカーミングシグナルです。 興奮している相手の犬や飼い主に対して「落ち着いてほしい」という意味があります。

⑶あくびをする

あくびをする行為は、「自分のストレスを軽減するために取るカーミングシグナル」として先ほど紹介しましたが、あくびには他にも意味があります。 あくびは、相手に落ち着いてほしいという気持ちを伝えるカーミングシグナルの一種です。 あくびに限らず、ストレスを受けた時にする犬のカーミングシグナルは、相手も自分も落ち着けようとする狙いのあるものが多いです。

まとめ

カーミングシグナルの中でも特に「自分を落ち着かせる」ためのカーミングサインは、犬が不安やストレスを感じている時に取られるため、飼い主が犬の感情を読み取るのに役立ちます。 カーミングサインを人間に対して行ってきた場合は、不安やストレスを感じている証拠なので、必要以上に興奮して叱りつけたりせず落ち着いてやさしく対応してあげることが重要です。 今回ご紹介したものは、カーミングシグナルのうちのほんの一部です。 犬の感情や行動についてより深い理解を得たい人はカーミングシグナルを詳しく扱った本も出版されていますので、こちらを一読するのも良いでしょう。 カーミングシグナルの知識で、今までわからなかった愛犬の感情を理解してあげることができれば、より深い愛情を育んでいけることでしょう。

心も身体も揉みほぐす!ドッグマッサージのメリットと正しいやり方

ドッグマッサージと聞くと意外に思われるかもしれませんが、実は犬もマッサージが大好きです。 正しく行うことで、犬の健康にも飼い主との関係性の構築にも良いことがたくさんあるのです。いつも癒してくれる犬の心も体も揉みほぐす、そんなドッグマッサージについて、メリットと正しいやり方を紹介します。

ドッグマッサージする事のメリット

ドッグマッサージのメリット

コリをほぐして血行を良くする

犬の運動量は私たちが想像している以上に多く、忙しい日常生活で疲れた私たち同様に体が凝っています。優しくマッサージしてあげることによって血行がよくなり、疲労の回復や冷え性の改善にも繋がります。 特に、シニア犬は筋肉も関節も固まりがちなので、散歩の前後にもしてあげると効果的です。ドッグマッサージで体を揉み解され、気持ち良くて寝てしまいそうな犬の顔を見ると、こちらまで癒されますよね。

信頼関係を築ける

ドッグマッサージはスキンシップとしても非常に効果的です。犬が自由に体を触らせてくれる事は信頼の証であり、飼い主を認めている場合はお腹や脚などもマッサージしてあげると喜びます。 飼い主との関係性やその日の体調によっては、犬が嫌がることもあります。その場合は嫌がる所は無理に触らないようにしてあげましょう。焦らずに、お互いがリラックスした状態でのスキンシップを重ねていけば、飼い主を信頼して体を委ねてくれるようになるはずです。

病気の早期発見につながる

定期的に犬の体全体を触ることで、傷や腫瘍など、体の小さな異変にも気づきやすいので、病気の早期発見につながります。 また、ドッグマッサージを定期的に行うことで、触られることに慣れていると、病院で暴れる事も少なくなり、比較的スムーズに処置を行うことができます。獣医師と話をすると、この部分で手こずることが多いそうです。いざという時のためにも、日頃から触られることに慣らしておくことはとても大事なのです。

ドッグマッサージのやり方

ドッグマッサージの方法とは?

注意点

どの部位をマッサージする場合でも、共通して注意しなくてはいけないのは、以下の3つです。
  • 手の温度
  • 長い爪や時計等のアクセサリー類
  • 強すぎない力加減
人間と同じで、冷たい手でいきなり触られることを犬は嫌がります。そのため、手は温めてからマッサージするようにしましょう。また、犬を傷つけたり痛がらせないように、私たち人間の爪は短くしておき、マッサージ中に怪我させたり毛が絡まってしまったりするかもしれないような時計などのアクセサリー類は外しましょう。そして、力加減は、軽くさするようにするだけでも血液やリンパは流れます。どんな場所を触る場合も無理に触ろうとせず、できるだけ弱い力でマッサージするようにしましょう。 また、犬の体調や反応を見ることも大事です。 病気やケガ、体調を崩しているときや妊娠中のドッグマッサージは控えるべきです。そして、触られるのを嫌がるような時もやめておきましょう。気持ち良さそうにしているあくびも、犬の不快な気持ちを表すサイン(カーミングシグナルと言います)の可能性もあります。それ以上はやめておいたほうが良いかもしれません。 ドッグマッサージをする際は愛犬をよく観察しながら行うようにしましょう。それでは犬がとても喜ぶ体の部位について、注意点とドッグマッサージの方法を紹介します。

部位別のやり方〜顔面〜

顔面のドッグマッサージは、マッサージ効果より、接触に慣らす意味合いが強いです。慣れてくると、非常に気持ちよさそうな顔をしてくれるので、嫌がらなければトライしてみましょう。 マッサージする際は、指の腹を眉間から毛並みに沿って流していき、頭頂部や耳の裏、目の周りを優しく押してなぞってあげると良いです。あくまでも「優しく」です。

部位別のやり方〜首まわり、背中〜

常に飼い主を見上げている犬の首と背中の筋肉は非常に疲れ易い箇所でもあります。首の後ろや背骨に沿った部分を親指などで優しくマッサージしてあげるとよいでしょう。 もちろん力加減は最初は撫でるような強さで行い、徐々に強くしていきます。それでも、軽く押す程度に留めましょう。

部位別のやり方〜胸部、腹部〜

四つんばいで歩く犬にとって、胸筋も疲れが非常に溜まりやすい部分ですので、優しくマッサージしてあげると良いでしょう。 ただ、腹部に関しては飼い主に対して心を開いてなければ触られるのを嫌がりますので、自分から触って欲しそうに仰向けにならない限り、あまり触るべきではありません。飼い主を信頼し、自分から仰向けになった時は優しく「の」の字にさすってあげると、便通の改善にもつながるので、犬をよく観察しながら優しくマッサージしてあげてください。

ドッグマッサージの資格も

ドッグマッサージセラピストの資格もあるよ ドッグマッサージのメリット、注意点、そしてやり方の一部を紹介していきましたがいかがだったでしょうか? ドッグマッサージの世界は奥が深く、ドッグマッサージセラピストという民間資格もあるくらいです。興味のある方は、勉強してみても良いかもしれません。犬それぞれで気持ちよく感じるポイントは少しずつ違うので、愛犬が一番好きなマッサージを見つけてみてください。

犬がストレスを感じやすいのは春だった?!5つの理由とその対処法。

様々な変化が訪れる春。飼い主さんの中にも、新たな環境で新生活を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。 新しい職場や新しい人間関係などは、とてもワクワクする反面ちょっと精神的に疲れを感じるときもありますよね。 実は、犬にとっても春はストレスを感じやすい季節なのです。その理由をしっかりと知り、愛犬の健康を守りましょう。

春における、ストレスの原因

では一体、春のどんなことが犬にとってストレスになるのでしょうか。愛犬のストレスを解消してあげたい!と思っても、その原因が分からなければ対策も立てられないですよね。 ここでは、代表的な5つのストレス原因をみていきます。

家族の変化

新しい一歩 春になると、家族の中で進学や就職、転職をされる方もいるのではないでしょうか。家族が増えたり減ったりするこの時期は、犬にとっても心が落ち着かない季節です。 大好きな家族が突然いなくなるというのは、犬にとっても大きなストレスになります。このショックから、食欲がなくなったり、元気をなくしてしまうわんちゃんもいます。

引越し

お引越し 1年の中で最も引越しが多くなるのは春ですよね。犬を連れて引越しをした場合、今まで普通に出来ていた排泄などが、突然出来なくなることがあります。 新しい環境に適応できるまでの間は、ストレスを感じやすい日々になるでしょう。 また、犬にとっては「引越し」ということが理解できません。引越しをする理由は事情、そのプロセスなどを犬は知らないのです。 人間は、心の準備をしておくことができますが、犬にとっては突然の理解不明な環境変化です。それを飼い主さんが理解してあげ、愛犬を気遣う必要があります。

気温の変化

青空に桜 人間と同じですが、気温の変化は体にも大きな負担をかけてしまいやすいです。犬は7℃前後の寒暖差があると、体調を崩しやすくなると言われています。 春になるこの時期は、短期的に見ても寒暖差が激しい日々が続きます。愛犬の体調にも気遣いをして、急激な気温の変化を感じないような対策が必要となるでしょう。

花粉症(アレルギー)

犬と猫 花粉症の人にとって、春は辛い季節だと思います。実は犬にも花粉症は存在します。犬の花粉症は、人間の症状と少し違い、皮膚に炎症が起こるといった形で現れます。 また、そう言った体の不調からストレスも感じるといえるでしょう。気になる場合には、動物病院に行くなどをして、ケアをすぐにしてあげるようにしましょう。 犬の花粉症について、その症状や理由、花粉の対策方法などが書かれています。
犬も花粉症になるの?症状と効果的な対策5つ!

発情期

待てをするビーグル 避妊をしていないメス犬は、1年に2度の発情期があり、春と秋に迎えるのが一般的です。(近年、季節とは関係なく、ある一定の周期で発情期を迎えるわんちゃんもいるようです) この時期のメス犬は、心身ともに変化が起こる場合が多いです。「食欲がない」「落ち着かない」などの目に見える愛犬の変化を感じるかもしれません。また、ホルモンバランスが崩れているため、精神的もストレスを感じやすくなっています。 繁殖を望まない場合は、避妊を早めにしてあげるのも方法の1つです。そうすることで、発情期の不安定な時期を迎えなくて済むようになります。避妊によるデメリットも存在しますので、調べた上で納得のいく判断をするようにしましょう。
本当に去勢や不妊手術する必要あるの?メリデメと時期や費用は?

ストレスを受けるとどうなるの?

ポカポカの陽の中で眠る犬 犬がストレスを感じた場合、カーミングシグナルと言って、以下のような変化が現れることがあります。
  • 体を舐める
  • 体を掻く
  • あくびをする
  • 同じ場所を行ったり来たりする
  • 排泄など、今まで出来ていたことが出来なくなる
また、体調の変化として、以下のような症状が出ることもあります。
  • 食欲がなくなる
  • 食欲が急激に増える
  • 嘔吐する
  • 下痢になる
  • 攻撃的になる

ストレスサインを見逃さない!

ストレスを感じている女性 愛犬の問題行動や体調不良が起きた場合、その原因がストレスだと分からないことがあります。 特に、問題行動などは「しつけがきちんとできていないのかな?」と、むしろ愛犬に強く当たってしまうことがあります。 春は犬にとってもストレスを感じやすい季節であると理解し、すぐに対処することが大切です。ストレスサインを見かけたら、放っておくのではなく、適切な対応をしましょう。

ストレスを解消するためには?

犬によって、ストレスの原因も違ければ、その解消法にも個体差があるでしょう。 絶対に治る!という訳ではありませんが、良さそうなものを見つけたら早速試してみるのも良いでしょう。

運動、お散歩、遊び

dog girl 犬にとっても、運動は大切な時間です。そもそも、運動不足が問題行動を引き起こすこともあります。 飼い主さんと、楽しんでお散歩に行くことは愛犬にとって、とてもリフレッシュできる時間となるでしょう。知らない道を散歩したり、思いっきり走ったりと、愛犬の心ゆくまで運動ができると良いですね。 また、知育玩具などの頭を使う遊びも効果的です。あまり聞きなれない方も多いかもしれませんね。こちらに詳しく記載されていますので、よろしければ参考にして見てください。
上手にお留守番できない!そんな時に使える知育玩具とは?

犬と触れ合う

人間の相棒はいつも犬 春の忙しい時期には、愛犬とゆっくり過ごす時間がとれていないかもしれません。愛犬のためにも、また自分のためにも、愛犬とゆったり触れ合う時間を持ってみてください。 ブラッシングやマッサージなどを行い、愛犬と触れ合うことで、コミュニケーションをとってみましょう。お互いに日々のストレスで高まった緊張感がほぐれ、疲れが癒されることでしょう。

動物病院に行く

病院医者 愛犬の体調不良時には、動物病院で適切な判断と処置をしてもらうことが大切です。「病院に行くのはまだちょっと早いかな…」と思わず、困ったらすぐに相談をするのが基本です。 適切な処方により、愛犬の健康が少しでも早く回復できるように最善を尽くしましょう。

身も心も幸せな春に!

可愛い桜 人間同様、愛犬もストレスを感じやすい春。それを分かって、愛犬の健康を気遣える飼い主さんでありたいですよね。 飼い主さんにとっても、愛犬にとっても、幸せ満開な春となりますように。