【クイズ】シニア猫への「高さ」の配慮ってどうしてる?

愛する猫には長生きしてほしいと考えるのは当然だと思いますが、シニアになったときのこともしっかり考えていますか?体力も衰えてくるため、今までとは違った居住環境を整えてあげる必要があります。

今回は、シニア猫の住環境のうち、「高さ」への配慮についてクイズ形式で解説します。

クイズを解きながら、シニア猫への「高さ」の配慮について学んでいきましょう!
Q.1 「高さ」を見直すべきシニア猫の行動として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「ご飯を早食いするようになった」です。
シニア猫が次のようなしぐさを見せたら、「高さ」を見直す時期です。
  • キャットタワーや家具の上り下りをためらう
  • キャットタワーのてっぺんに上らなくなった
  • 飛び降りるのを失敗した
  • 歩行が不安定になった
  • トイレの縁をまたぐのに時間がかかる
  • ごはんが食べにくそう、途中で食べるのをやめてしまう
シニア期に入った愛猫の様子は普段からよく観察し、異変にはすぐに気がついてあげることが大切です。
Q.2 シニア猫のためのキャットタワーの説明として正しいのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「50cm程度の高さのものだと安心」です。
キャットタワーは、高さが50センチ程度のものに変更するといいでしょう。低めのステップがいくつか付いていて、上りやすいタイプがおすすめです。

天井に届くような高さのあるキャットタワーは、筋力や俊敏性が低下したシニア猫にとって、転落したり、着地を失敗したりする恐れがあり、ケガの危険も高まります。だからと言って、キャットタワーを取り去ってしまうと、それも猫にとってはストレスです。低いキャットタワーなら、落下の危険も少なくなりますし、高いところに上りたい気持ちも満たされるでしょう。

窓辺に置いて景色が見えるようにすると、退屈も解消されて刺激になるのでおすすめです。
Q.3 シニア猫のために気を付けるべきこととして正しいのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「ソファにはステップになる台を置く」です。
出窓やソファなど、ほどほどの高さならストレス解消のためにも上らせてあげましょう。上り降りしやすいように、ステップになる台をいくつか置いてあげると安心です。

シニアになると首を下にしてかがむのも辛くなってしまいます。高さをつけると、食べ物も逆流しにくく吐きにくくなるのもメリットです。食べやすくなるので、食事を途中でやめてしまうこともなくなるでしょう。

キャットタワー、出窓、ソファなどの周囲には滑らないようにカーペットを敷いておきましょう。フローリングは着地したときに滑ってケガをする恐れがあるため危険です。

高いところから落ちそうになったり、うまく上れなかったりするのは年齢のせいだから仕方がないと思わずに、積極的に動物病院を受診しましょう。猫は苦痛を隠す傾向があるので、飼い主さんが気づかないケースもあります。筋力の衰えだけでなく、関節に痛みがある可能性も考えられるため、早めの受診をおすすめします。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
シニアの猫の快適な暮らし!8つの「高さ」への配慮をおさえよう
結果発表
問正解/ 問中
友達に教えてあげましょう!

【猫図鑑】しっぽのない猫であるマンクスの歴史や飼い方のポイント

マンクスという猫種をご存じですか?日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、「しっぽがない猫」と聞けば、その存在自体は聞いたことがある人も多いでしょう。 今回はマンクスの歴史や外見状の特徴、飼い方のポイントについてご紹介します。

マンクスの歴史

マンクスは、グレートブリテン島とアイルランド島の間にあるマン島原産の猫種です。 もともとマン島には猫が暮らしており、突然変異によりしっぽのない猫が誕生しました。狭い島であったため近親交配により種が固定されていき、1901年にイギリスで正式に猫種として認められました。 マン島ではマンクスのことを「スタビン」という名で呼んでいたという記録もあり、300年以上前からその存在は知られていたと考えられています。 ちなみに、マンクスという名前は「マン島」に由来しています。

しっぽに関する伝説

マンクス,猫図鑑,イギリス,マン島,しっぽ,ランピー,スタンピー,ロンギー,ダブルコートブラシイング,キャットタワー マンクスのしっぽに関する神話や伝説はたくさん残っています。それほど、マンクスのしっぽには多くの人の関心が寄せられたのでしょう。
  • ノアの方舟に猫が駆け込もうとしたところ、船員が誤ってしっぽをドアで挟んでしまいなくなってしまった
  • 海賊が猫のしっぽを帽子の飾りにしようとしているのを知った母猫が、殺されないように子猫のしっぽを噛み切った
  • 猫とうさぎの間に生まれた子どもで、頭は猫、足はうさぎと決まったが、しっぽをどうするかで揉めた結果、神様が仲裁してしっぽをなくした
  • 断尾を繰り返していたらしっぽのない猫が産まれるようになった

マンクスの特徴

身体的特徴

体長は50cm〜80cm、体重は3〜6kgほどと、一般的な猫よりは少し大きめのサイズです。体つきは丸みを帯びておりずんぐりむっくりとしています。 前足より後ろ足の方が長く、うさぎのような歩き方になるため「ラビットキャット」「バニーキャット」などと呼ばれることもあります。 マンクスの一番の特徴はしっぽがないことですが、短いしっぽが生えている子やしっぽがまったく生えていない子もおり、それぞれ細かく名前が決まっています。
  • 【ランピー】…しっぽが全くなく、しっぽの付け根部分がくぼんでいる
  • 【ランピーライザー】…尾椎が1,2個のわずかに短いしっぽがある
  • 【スタンピー】…短いしっぽがあるが、折れていたりねじれていたりする
  • 【ロンギー】…一般的な猫の半分くらいの長さのしっぽがある
なお、これらは両親の遺伝子型と関係なく発現するため、産まれるまでどのタイプのしっぽになるかはわかりません。
※日本猫も尾が短かったり曲がっていたりしますが、マンクスと日本猫は関係ありません。

被毛の特徴

マンクスの被毛はダブルコートで、短毛種が多いものの、長毛種も存在します。長毛種は「キムリック」という名前でマンクスと別の種として登録されている場合もあります。 毛色はレッド、ブルー、ブラック、ホワイト、クリームなど、さまざまな色が認められています。

性格

マンクスは大人しく穏やかな性格をしており、のんびり過ごすことが好きです。しかし賢く忠誠心が強いため、危険を察知すると攻撃的になることもあります。 また、人見知りをするため、家族以外の人にはなかなか懐きません。

無尾同士の交配は危険

マンクス,猫図鑑,イギリス,マン島,しっぽ,ランピー,スタンピー,ロンギー,ダブルコートブラシイング,キャットタワー しっぽがないランピー同士を交配すると、その子どもはマンクス症候群を発症する可能性が高くなると考えられています。マンクス症候群は遺伝性の疾患で、脊髄に異常が起こりさまざまな障害が引き起こされます。 発症すると、足を引きずるように歩く、後ろ足が麻痺する、うんちやおしっこが出なくなるなどの症状が現れます。 マンクスの無尾の遺伝子は致死遺伝子でもあり、両親がランピーの場合、死産してしまう可能性が極めて高く、無症状で生まれても数ヶ月後に症状が出てくることも少なくありません。繁殖を行う場合は、この点に留意し、配慮する必要があります。

飼い方のポイント

マンクスを飼う際は以下の点に気をつけましょう。

運動ができる環境を

もともとネズミ捕りとして農家の人々から大切にされてきたマンクスは、ある程度の運動量を確保する必要があります。マンクスはジャンプが得意なため、キャトタワーやキャットウォークを設置したり、動きのあるおもちゃで一緒に遊んであげましょう。

こまめなブラッシングを

ダブルコートの被毛をもつマンクスは、抜け毛が多く、一日1回はブラッシングをしてあげましょう。 換毛期になるとさらに毛が抜けます。マンクスは他の猫と比べると水を怖がらないため、換毛期に入ったらシャンプーをしてあげると、抜け毛がとれてお手入れが楽になります。

しっぽは触らない

マンクスにとってしっぽの部分はとても繊細です。つい触りたくなってしまう気持ちもわかりますが、触らないようにしましょう。小さいお子さんがいる家庭では特に注意しましょう。

最後に

マンクス,猫図鑑,イギリス,マン島,しっぽ,ランピー,スタンピー,ロンギー,ダブルコートブラシイング,キャットタワー しっぽがないことが最大の特徴であるマンクスですが、実は短いしっぽがある個体もおり、しっぽが完全にないランピーは全体の20%ほどしかいません。しかし、ランピー同士を交配させると、死産や先天性疾患を抱えた子どもが生まれる可能性が高いため、交配させないように注意が必要です。 日本では珍しい猫種ではありますが、他の猫にはない魅力があります。この記事を読んで興味をもったらぜひマンクスについて調べてみてください。

【猫図鑑】小さくて甘えたがり!シンガプーラってどんな猫種?

シンガプーラという猫種は聞いたことがあっても、実際の大きさや色や性格などを詳しく知らない方も多いでしょう。比較的歴史の浅い猫種であるものの、そのサイズや性格は他の猫にはない魅力があります。 今回は、シンガプーラという猫種と飼い方のポイントについてご紹介します。

シンガプーラの歴史

シンガプーラ,シンガポール,猫図鑑,歴史,特徴,性格,被毛,お手入れ,遺伝子疾患,飼い方,キャットタワー,留守番 シンガプーラの起源には2つの説があります。

シンガポールの土着の猫由来

1970年初頭、シャム猫好きなアメリカ人のメドゥ夫妻は、夫の赴任先であるシンガポールで、動物保護団体から小さな猫(シンガプーラ)を引き取って暮らしていました。 任期を終えて5匹の猫とともに帰国し、アメリカでブリーディングを開始したところ、小さい体と美しい毛色から人気に火がつき、ブリーディングを始めてからわずか6~7年という異例の速さで猫種として登録されました。

バーミーズとアビシニアンの交雑由来

一方で、メドゥ夫妻はバーミーズとアビシニアンを飼育していたことから、土着の純血種ではなく、これらの交雑種ではないかという議論が巻き起こりました。 しかし、メドゥ夫妻がシンガポールから猫を譲り受けて交配したことは事実であるとして、シンガプーラの登録は取り消されませんでした。

シンガプーラの特徴

シンガプーラ,シンガポール,猫図鑑,歴史,特徴,性格,被毛,お手入れ,遺伝子疾患,飼い方,キャットタワー,留守番

身体的特徴

シンガプーラは、純血種の猫の中では世界でもっとも小さいといわれており、体重は2kgほどしかありません。しかし、アメリカでブリーディングされているシンガプーラは、サイズが大きくなっている個体も年々増えているようです。 大きな耳とアーモンド型の目が特徴で、筋肉質でがっしりとした体つきをしています。

性格

シンガプーラは活発で運動が大好きです。好奇心が旺盛で動き回ることも多いため、「小さな暴れん坊」と呼ばれることもあります。構ってもらうのも大好きで、飼い主について回り、時には飼い主に飛び乗ることもあります。 おとなしい性格をしていますが、他の猫や動物に嫉妬することも少なくなく、ストレスを感じやすい猫種です。

被毛

短毛でシングルコートの被毛をもつため、抜け毛は少なく、お手入れは週に2回ほどのブラッシングで十分です。 毛色はセピア色で、1本の毛に2種類以上の帯状の模様が入るティッキングの被毛が特徴です。

シンガプーラの気をつけたい病気

シンガプーラ,シンガポール,猫図鑑,歴史,特徴,性格,被毛,お手入れ,遺伝子疾患,飼い方,キャットタワー,留守番 2007年に行われた遺伝子研究により、シンガプーラは遺伝的多様性が少なく、遺伝性疾患が起こりやすいことがわかりました。 遺伝性の疾患は予防や治療ができませんが、愛猫のかかりやすい病気を把握しておき、症状が現れたらすぐに動物病院を受診することが大切です。

ピルビン酸キナーゼ欠損症

ピルビン酸キナーゼとは、赤血球の生存に欠かせない酵素で、これが欠乏することで赤血球が破壊されて貧血を起こしてしまう病気です。 疲れやすく運動したがらなくなる、赤茶色の尿が出る、口の粘膜や舌の色が白っぽくなるなどの症状が見られます。生後2〜3ヵ月齢以降に慢性的な貧血が現れることが多いものの、貧血を繰り返すと順応してしまい、症状が現れにくくなります。 遺伝性の疾患のため、予防法や治療法はありませんが、遺伝子検査により発症する可能性が高いかどうかを確認することが可能です。

肥大型心筋症

肥大型心筋症は、心臓の筋肉が厚くなり心臓の内部が狭くなることで、血液の循環がうまくいかなくなる病気です。 悪化すると呼吸困難や歩けなくなったりすることもあります。初期は症状がありませんが、徐々に悪化していくと、突然死してしまう危険もあります。

シンガプーラの飼い方のポイント

シンガプーラ,シンガポール,猫図鑑,歴史,特徴,性格,被毛,お手入れ,遺伝子疾患,飼い方,キャットタワー,留守番 飼育環境が適切ではないと、ストレスが溜まったり、体調を崩したりしてしまう可能性もあります。 シンガプーラを飼いたいと思ったら、まずは以下の点をクリアできるかを考えてみましょう。

高いところに登りたがる

活発で遊び好きのシンガプーラは、棚やカーテンレールなどの高いところが大好きです。運動不足の解消のためにも、上下運動ができるキャットタワーを設置してあげましょう。 ただし、キャットタワーを設置したからといって他の家具に登らなくなるということはありません。登ってほしくない棚などがある場合は、対策を講じる必要があります。

お留守番は得意ではない

一般的に猫は一人で過ごすことが多く、犬と比較すると多少の時間であればお留守番は問題ないといわれています。しかし、シンガプーラは飼い主が大好きで、お留守番はあまり得意ではありません。ねこじゃらしやボールなどを使って一緒に遊んであげる時間も必要です。 長時間のお留守番が必要な環境では、シンガプーラを飼育するのは難しいかもしれません。

寒さに注意

シンガポール生まれかつ、短毛でシングルコートの被毛をもつシンガプーラにとって、寒さは大の苦手です。冬は常に暖房をつけて室内を暖かくしてあげましょう。

最後に

シンガプーラ,シンガポール,猫図鑑,歴史,特徴,性格,被毛,お手入れ,遺伝子疾患,飼い方,キャットタワー,留守番 シンガプーラは体が小さく、お手入れも比較的楽なため、マンションなどでも飼いやすい猫種かもしれません。しかし、活発で飼い主に甘えたがりな性格のため、お留守番の多い家で飼うのはあまりおすすめできません。 しかし、飼い主についてきたり一緒に遊んだりするのも大好きなため、愛猫と仲良くしたい方にとってはとても良いパートナーになれるでしょう。

猫が暴れて困る!攻撃的になる原因や対応方法を解説

触れようとすると暴れ、咬んだり引っ掻いたりしてくる攻撃的な猫に困っていませんか? ケガの恐れもあり、お手入れもできません。抱っこもできないので動物病院に連れていくのも困難です。しかし、飼い主さんと猫のためにも、少しでも穏やかにさせたいですよね。 この記事では、猫が暴れて攻撃的になる原因や対応方法を解説します。

暴れる行動の例

猫,攻撃的,ストレス,キャットタワー,体調不良,認知症,高齢猫,おもちゃ 次のような猫の行動に困っていませんか?攻撃されたり、理不尽な行動をされたりすると飼い主さんも気が重くなってしまいます。猫にとっても、決していい状況ではありません。
  • 飼い主が触ろうとすると攻撃をしてくる
  • 撫でている最中急に怒り出す
  • 猫の近くを通っただけで、とびかかってくる
  • 動物病院に連れて行こうとしても、クレートに入れられない
  • 壁や家具など、不適切な場所での爪とぎをやめない
  • 夜中になると鳴いて騒ぐ
  • テーブルやタンスの上に登って物を落とす
  • 同居している猫を攻撃する

考えられる原因

猫,攻撃的,ストレス,キャットタワー,体調不良,認知症,高齢猫,おもちゃ 猫が暴れる、攻撃的になる原因はさまざまです。該当するものがないか、確認してみましょう。

1. 元々触られるのが苦手

猫の中には、一緒に遊ぶのは好きではあるものの触られるのは苦手な子もいます。飼い主さんとしては、喜んで遊ぶから撫でられるのも好きだろうと思いがちです。そのため、思いがけない攻撃を受けてしまいます。

2. 干渉し過ぎ、かまい過ぎ

猫が好きすぎるあまり、飼い主さんが干渉し過ぎるのも暴れる原因に。基本的に猫はしつこくかまわれるのは好みません。「寝ているのに起こされる」「しつこく撫でられる」は大きなストレスです。

3. 人間が猫の狩りの対象になっている

猫にとって、人間が狩りの対象になっているケースもあります。猫の遊びは狩りの練習です。子猫のころから、人間の手や足を使って遊んでいると「人は獲物」と認識してしまいます

4. 家の環境が猫に適していない

家の環境が猫に適していない場合も原因です。例えば上下運動が好きなのに、キャットタワーがないとテーブルなどに登ってしまいます。 隠れる場所がないすっきりした家も、猫は落ち着けません。ストレスがたまるため、攻撃性が現れることもあります。さらに、適切な爪とぎがなければ、壁や家具で爪をといで傷だらけにするでしょう。

5. 多頭飼いのストレス

強い猫に食事や睡眠を邪魔されているなど、多頭飼いによるストレスも原因になります。 くつろぐ場所や寝床をとられるなどは、弱い猫にとってはストレスです。目立ったケンカをしていないと上手くいっていると思ってしまいますが、我慢している猫がいる場合もあります。

6.飼い主さんが体罰を与えている・怒鳴る

言うことを聞かないからといって叩いたり、押さえつけたりなど「体罰」も猫が攻撃的になる原因です。猫は恐怖を覚え、自分の身を守ろうとします。 猫に咬まれると、とっさに叩いてしまう場合もあるでしょう。壁で爪とぎをされると、頭にきてつい怒鳴ることも。するとますます猫は攻撃的になり、悪循環が生じます。 多頭飼いの猫のケンカを仲裁するつもりで叱るのも、猫たちの関係を悪化させる原因です。

7. 猫の体調不良

触ると攻撃的になるなどの行動の理由に、猫の体調不良が隠れているケースもあります。痛みや苦痛があるため、自分を守ろうとしているのかもしれません。 猫が高齢になると、認知症になっているケースもあります。認知症は、「夜中に起きて鳴き続ける」「突然攻撃的になる」などの原因になります。

8. 元々臆病な猫もいる

親から性質を引き継ぐなどが原因で、生まれつき臆病な猫もいます。子猫時代は野良だったなど、あまり人に慣れていない猫も臆病になりがちです。元々臆病な猫を懐かせようと、あれこれ構うのは逆効果です。

暴れる猫、攻撃的な猫への対応方法

猫,攻撃的,ストレス,キャットタワー,体調不良,認知症,高齢猫,おもちゃ 暴れたり、攻撃的になったりする猫を少しでも落ち着かせるために、飼い主さんは正しく対応しましょう。猫が本気で攻撃すると、飼い主さんがケガをする恐れもあります。

動物病院を受診する

攻撃的な行動の裏に、体調不良や病気がないかを確認するために動物病院を受診しましょう。大きなバスタオルなどで猫を包むと、落ち着く傾向があります。 なかなかクレートに入らない猫は、好きなおやつなどで誘導してみてください。連れて行くのが困難な場合は、往診してもらうのもいいでしょう。

キャットタワーを設置する

上下運動をするためにも、キャットタワーをぜひ用意してあげましょう。運動はストレスの解消にもなります。高いところから部屋を見渡せるので、落ち着く猫もいるでしょう。 高齢の猫ちゃんには、安全性の高い低めのキャットタワーがおすすめです。

猫が隠れられる場所を作る

猫が隠れられる場所があると、安心します。猫用ケージを設置して、布をかけるなどするといいでしょう。あまりにすっきりしたお家は、猫が落ち着けません。 ダンボールや猫が入り込めるベッドも用意し、いくつか置いてみてください。

爪とぎを適切な場所に設置する

猫の爪とぎは本能なので、やめさせることはできません。爪とぎには縄張りを示す意味もあるので、猫が通るところに爪とぎを設置してみましょう。 猫は伸びをしたり、後ろ足で立ち上がったりしながら爪をとぎます。爪とぎを猫が使わない場合は、「爪とぎのたびに動く」「グラグラする」などの原因が考えられます。 床に置く場合は、爪とぎが動かないように滑り止めをつけてください。立てる場合もグラグラしないか確認しましょう。
猫壱
¥2,609 (2024/04/14 07:28:06時点 Amazon調べ-詳細)

多頭飼いの関係を確認、環境を改善する

多頭飼いをしている場合、強い猫が弱い猫をいじめていないかなど関係性を確認します。弱い猫が邪魔されない寝床を確保するなど、配慮してあげましょう。 同じ場所で一斉に食事をすると、強い猫がフードを独占する場合もあります。ケージに入れるなどして、それぞれの猫がゆっくり食事ができる環境作りを心がけてください。しょっちゅうケンカしている場合は、思い切って生活空間を分けることをおすすめします。

接し方を見直す

ベタベタされるのが苦手な猫には、やたらと声を掛けたり、寝ているところを触ったりするのはやめましょう。大声や大きな物音も出さないよう注意してください。 四六時中猫をかまい過ぎていた飼い主さんは、少し距離を置いてみましょう。距離を置くと、猫の方から近づいてくる可能性もあります。もちろん、フードを与えたり、トイレ掃除をしたりなどのお世話を欠かしてはいけません。元々臆病な猫も、淡々と静かに接していくうちに落ち着いてくるケースもあります。 自分の手足にじゃれつかせるのもやめましょう。人は獲物であり、攻撃対象だと勘違いしてしまいます。獲物にならないためにも、猫用のおもちゃで遊ぶように心がけてください。フードが出てくるおもちゃなど、ひとり遊びも楽しめるようにするのもおすすめです。
ニーナ・オットソン
¥4,306 (2024/04/14 07:28:07時点 Amazon調べ-詳細)

効果がない場合

いろいろなことをやっても暴れる、飼い主さんがケガをするなど効果がない場合は、再度動物病院を受診します。動物の行動に詳しい獣医師などを紹介してもらいましょう。

まとめ

猫,攻撃的,ストレス,キャットタワー,体調不良,認知症,高齢猫,おもちゃ 愛猫が暴れて攻撃的になると、飼い主さんにとって悲しいだけでなくケガなどの危険もあります。体調不良などが隠れている場合もあるので、まずは動物病院の受診をおすすめします。 家の中が猫にとって快適か、かまいすぎていないかなども確認し、改善しましょう。多頭飼いがストレスになり攻撃的になる猫には、落ち着ける場所を作ってあげましょう。 淡々と接していると、多くの猫は徐々に落ち着いてきます。どうしても治らない場合は、行動に詳しい先生に相談しましょう。

家の中で猫の好きな場所は?習性を理解してくつろぎポイントを作ろう

猫の好きな場所を知るには、「高いところが好き」「狭いところが好き」など猫の習性を理解することが大切です。 「猫のために寝床やくつろぐ場所を用意したのになぜか使わない」は、猫を飼っているとよくあることですよね。もしかしたらその場所は、愛猫の好みの場所ではなかったのかもしれません。 猫の習性を理解し、家の中で愛猫がリラックスできるくつろぎポイントを作ってあげましょう。

猫は高いところが好き

キャットタワー,キャットウォーク,おもちゃ,習性,ストレス,リラックス,騒音 猫は本能で高いところを好みます。高いところは周囲を見渡せるため、敵の襲来など危険を察知するのに適しているからです。 そのため、野生だったころの猫は、鋭い爪を使って器用に木の上に登っていました。街中で野良猫が塀の上などで寝ているのも、高くて安心できるからでしょう。

高いところに行けるようにキャットタワーを置く

猫を飼っているお家では、高いところで猫がくつろげるようにしましょう。おすすめは上下運動もできる「キャットタワー」の設置です。外が見渡せる窓辺に置くと、日向ぼっこもできます。 キャットタワーにベッドや隠れ家になる小部屋、ハンモックなどが付いていると、猫もいろいろな楽しみ方ができるでしょう。

キャットタワー選びの注意点

キャットタワーは天井に突っ張り棒で固定するタイプを選ぶなど、猫が飛び乗っても倒れない頑丈なものを選んでください。平らな場所に設置することも大切です。グラグラする不安定な場所に設置すると、危険ですし猫も怖がります。 シニアの猫も高いところにのぼりたい気持ちがありますので、その欲求を満たしてあげましょう。筋力の低下などから落下の危険があるため、タワーは低めのタイプを選ぶと安心です。

猫用ケージもおすすめ

棚板が複数付いていて、高さがある猫用ケージを設置するのもおすすめです。寝床としても、キャットタワーとしても使えます。食事スペースと離してトイレを置くスペースもある広いタイプは、お留守番にも安心です。 来客時も、ケージに猫を入れて布をかけておけば落ち着いて過ごせます。高さのある猫用ケージは、転倒防止チェーンをしっかり取り付けてください。

キャットウォークを作るのもおすすめ

室内の壁にキャットウォークを設置するのもおすすめです。さまざまなタイプのステップやベッドが販売されています。 取り付け方をしっかり確認して、落下などの危険のないようにしてください。賃貸住宅の場合は、事前に大家さんに確認してトラブルのないようにしましょう。

猫は狭くて暗いところが好き

キャットタワー,キャットウォーク,おもちゃ,習性,ストレス,リラックス,騒音 猫の先祖たちは、休むときは外敵に見つからないように狭くて暗い穴のような場所に身を隠していました。そのため、今も狭くて暗いところを好みます

トンネルタイプのおもちゃやベッドを用意する

市販のトンネルタイプのベッドを置いてあげると、中に隠れて遊んだりリラックスできます。 しかし、せっかく買っても商品が入っていた段ボールに入りたがることもありますよね。 段ボールも、猫の落ち着けるグッズとして敷物を入れて置いておくのもおすすめです。部屋のあちこちに置いておくと、喜んで入るでしょう。 段ボールは傷んできたら気楽に捨てられるのもメリットです。あまりに汚れた段ボールは、虫害の恐れもあるので使わないようにしてください。

押し入れに入りたがることも

押し入れは狭く、ふかふかした布団も入っているので猫が好んで入りたがります。おそらく落ち着ける場所なのでしょう。なるべくなら、そのままくつろげる環境を作ってあげることをおすすめします。

押し入れに入ってもOK

押し入れに猫がくつろげるベッドを置いておきます。粗相などで汚れる恐れがあるので、大切な布団などはカバーをかけておくと安心です。 ふすまはいつも猫が通れるように開けておきます。閉じ込めてしまわないよう注意してください。一戸建てでは、押し入れに点検用の天井板がついていて外れる仕様になっている場合もあります。雷や地震など、災害時は猫が驚いて入り込んでなかなか出てこない場合があるので注意が必要です。

押し入れに入るのはNG

猫に入ってほしくない場合は、「ふすまを開けたままにしない」「押し入れを開けるときは猫を別の部屋に連れていく」が基本です。猫がふすまを開けてしまう場合は、引き戸ロックなどを取り付けましょう。

日当たりのよい窓辺・暖かいところ

キャットタワー,キャットウォーク,おもちゃ,習性,ストレス,リラックス,騒音 日差しが降り注ぐ窓辺や部屋も猫が好きなところです。窓から外の風景が見えるのも刺激的で退屈しません。

窓辺にベッドを置いてみる

日当たりのよい窓があれば、そこを猫のくつろぎ場にするのもおすすめです。猫用ベッドを置いてみてください。出窓は高さもあるので、猫が喜ぶでしょう。 ただし、日差しが強い窓辺では、夏場は熱中症になる恐れがあります。すだれなど日差しを遮るものをかけておくといいでしょう。特に白毛の猫は日に当たり過ぎると「日光皮膚炎」になる恐れがあるので注意してください。体に白毛の部分がある猫も、同様に気を配ってあげましょう。

猫がいつも過ごしている場所がある場合

キャットタワー,キャットウォーク,おもちゃ,習性,ストレス,リラックス,騒音 猫を観察していると、いつも寝ている場所やくつろいでいる場所があるはずです。そこは猫が好きな場所といえます。 まずは、その場所にベッドや段ボールを置いてみてください。周囲には猫の匂いが付いているので、拭き掃除で匂いを消さないようにしましょう。

苦手な場所も知っておく

キャットタワー,キャットウォーク,おもちゃ,習性,ストレス,リラックス,騒音 家の中でも猫が苦手な場所があります。せっかく購入したベッドやグッズを使わない場合、「場所が苦手」であるのが原因かもしれません。

騒がしいところ

猫は耳がいいため、大きな音が苦手です。洗濯機の音やドライヤーの音が騒がしい洗面所などは好みません。 家族が集まるリビングも注意が必要です。猫は基本的に家族がいる場所を好みますが、大声で話したり騒いだりする人はあまり好きではありません。リビングに設置したキャットタワーやベッドをあまり使わないケースでは、「騒がしくて落ち着けない」こともあるのです。

人の出入りが多いところ

ほとんどの猫は、知らない人が苦手です。お客さんが頻繁に来る家は、人の出入りが少ない部屋にケージを設置するなどして猫が落ち着ける場所を作ってあげましょう。

強いニオイのある場所

猫は嗅覚も鋭い動物ですので、香水や柔軟剤などの使用は控えましょう。アロマの中には中毒を起こす恐れがある種類もあるため、焚かないようにしてください。

まとめ

キャットタワー,キャットウォーク,おもちゃ,習性,ストレス,リラックス,騒音 猫の習性である「高いところが好き」「狭くて暗いところが好き」「日の当たる暖かいところが好き」を基本に、家の中にくつろげる場所を作ってあげましょう。 ただし、騒がしい場所や人の出入りが多いところ、ニオイの強い場所は苦手なので注意してください。猫の好きな場所を見つけてあげると、ストレスがなくなりリラックスして暮らせるようになりますよ。

初めての猫!家の準備や用意するグッズ、心構えを解説

猫を初めて飼うときは、「家の中をどうすればいいのだろう」「何を用意すればいいの」と悩みますよね。今は情報が多い分、迷ってしまうでしょう。 今回は、猫を飼うときに準備することや用意したいグッズ、心構えについて解説します。準備や心構えは、子猫も大人の猫も基本的には同じですので、猫を飼う前によく確認しておきましょう。

家の中を整える

猫,初めて,グッズ,おもちゃ,キャットタワー,誤飲,誤食,クレート,サークル,首輪,フード 猫はひも類や小さなものに興味を示します。高いところも大好きなので誤飲やケガをしないように、家の中を「猫仕様」にします。

誤飲の危険があるものは片付ける

ひも類、糸、ヘアゴム、ボタンなど小さなものは誤飲の危険性がありますので、猫が届かない場所にしまってください。大人の猫でも油断できません。 猫は器用なので、ちょっとした扉や引き出しなどは開けてしまいます。頑丈な箱や引き出しに入れましょう。

観葉植物やお花は別の部屋に

観葉植物の種類によっては、猫が齧ると中毒を起こす恐れがあるものがあります。猫が過ごす部屋には飾らないでください。ユリの花は、活けた水を舐めただけでも危険です。お花も飾らないようにしましょう。

電気コード類にはカバーを

電気コード類を噛んで感電などしないようにカバーを付けておきます。

押し入れやクローゼット、洗濯機の扉に注意

猫は狭いところが好きなので押し入れやクローゼット、洗濯機などに入りたがります。飼い主が気付かないまま、閉め切ったり、洗濯機を動かしたりすると大変危険です。 扉は開けたままにしない、洗濯機のふたは必ず閉めるなどをしっかり心がけてください。

お風呂の水は捨てる

夏は涼しく、冬は残り湯があれば温もりがあるためお風呂が好きな猫がいます。 ふたの上で暖を取る姿はかわいいですが、滑って落ちるとおぼれてしまいます。残り湯は捨てるほうが安全です。

外には出さない

猫は外に出さず家の中で飼います。散歩は必要ありません。特に家に来たばかりの猫は、外に出ると戻れなくなる恐れがあるので十分注意してください。

身を隠す場所を作る

猫が入れるような段ボールに敷物を入れていくつか置いておくと、猫は身を隠せるので安心します。狭いところにいたいという欲求も満たせるのでおすすめです。

買っておきたい猫のためのグッズ

猫,初めて,グッズ,おもちゃ,キャットタワー,誤飲,誤食,クレート,サークル,首輪,フード 事前にペットショップやホームセンター、ネットなどで購入します。リストを作っておくと、買い忘れがありません。

フード

ブリーダーやペットショップで購入した場合、もしくは保護施設から来た場合は、そこで食べていたフードを用意します。野良猫を拾った場合は、猫の年齢に合った総合栄養食を与えましょう。 ドライフードとウエットフードの両方があると便利です。

食器と水入れボウル

どちらも陶器がおすすめです。猫は入れ物にもこだわりがあるので、複数用意しておきます。ひげが容器に当たるのを嫌がるので、猫専用を購入するほうが安心です。

猫用トイレ

猫用トイレは、大きさの十分にあるタイプを複数設置しましょう。最低でも1匹あたり2個は欲しいところ。大きさは猫の体長1.5倍が目安です。 猫砂にもこだわりがあるので、いくつか用意して様子をみてください。ペットシーツもあると、おしっこがこぼれたときなどに安心です。

爪とぎ

猫の爪とぎは本能なので、爪とぎの用意は必須です。段ボールタイプや麻ひもタイプなど、猫の好みに合わせて複数用意するといいでしょう。基本的にほとんどの猫が段ボールタイプを喜びます
猫が爪とぎをする理由とは?爪とぎグッズ選びのコツや置き場所を解説

クレート

必ずクレートは用意してください。普段からハウスや落ち着ける場所として使えますし、動物病院の受診の際も便利です。災害時の避難にも役立ち、避難所にもそのまま持ち込める場合もあります。 素材は頑丈なプラスチック製がおすすめです。

キャットタワー

猫は高いところが大好きなので、キャットタワーを設置してあげましょう。しっかりした頑丈なものを選びます。窓の外を見られる場所に置いてあげるといいですね。

サークル

サークルは留守番や来客時に活躍します。猫の落ち着ける場所にもなるでしょう。高さがあり、スペースが三段ほどあるタイプなら上下運動ができます。ベッドやトイレも置いてあげましょう。

猫用ベッド

好きな場所でくつろげるように、ベッドも複数用意してあげましょう。出窓やリビングの隅、サークル内などに置いておきます。

おもちゃ

ひとり遊びができるおもちゃと、飼い主さんと一緒に楽しめるおもちゃを用意しましょう。転がすとフードが出てくるおもちゃは、猫の狩猟本能を刺激するのでおすすめです。誤飲を防ぐためにも、猫じゃらしは飼い主さんと遊んだら片付けてください。

首輪

猫のサイズに合った首輪を選びます。ケガや事故防止のためにも、何かにひっかかったら外れるタイプがおすすめです。

動物病院を受診する

猫,初めて,グッズ,おもちゃ,キャットタワー,誤飲,誤食,クレート,サークル,首輪,フード 猫を飼うことになったら、必ず動物病院を受診します。 健康診断を受け、ワクチンや避妊・去勢手術のスケジュールを立てましょう。猫の飼い方のアドバイスなどももらうと安心ですね。

猫を飼う=猫の命に責任を持つ

猫,初めて,グッズ,おもちゃ,キャットタワー,誤飲,誤食,クレート,サークル,首輪,フード 猫を飼うことは、最期の時まで責任を持って猫のお世話をすることになります。猫の平均寿命は室内飼いの場合15~16歳といわれています。つまり少なくとも15年は、毎日こまめに猫のお世話をする覚悟が必要です。 いたずらをされたり、ひっかかれたりなどのトラブルもあるでしょう。思い通りにならないこともあります。旅行にも行きづらくインテリアもおしゃれにはできないかもしれません。 しかし、猫がいる暮らしは、たくさんの喜びとかけがえのない幸せに満ちています。猫の習性をしっかり理解し、猫との暮らしを楽しんでください。

猫を完全室内飼いするメリットと安心快適に暮らすためのコツとは?

猫は外に出さない「完全室内飼い」がおすすめです。元気で長生きしてほしいと願うなら、なおのこと室内で飼うようにしましょう。 閉じ込めて自由を奪っているようで、可哀そうだと思うかもしれません。しかし、室内を猫に合った環境にすれば猫は室内を自分のテリトリーととらえ安心します。外は交通事故や虐待などに遭遇する恐れや、感染症にかかるリスクがあります。猫にとって、外は危険だらけの過酷な環境なのです。 今回は、猫の完全室内飼いのメリットのほか、猫と飼い主さんが安心快適に暮らすポイントについて解説します。

猫を室内で飼うメリット

猫,室内飼い,メリット,寿命,感染症,キャットタワー,マイクロチップ 外は猫にとってたくさんのリスクがあり、室内で飼うことでさまざまな危険から猫を守れます。猫の室内飼育は、環境省も推奨しているのです。 完全室内飼いの猫は、外猫に比べて寿命が長い傾向があります。社団法人日本ペットフード協会2021年のデータによると、室内飼いの猫の寿命は16.22歳、外に出る猫の平均寿命は13.75 歳です。
一般社団法人 日本ペットフード協会2021年(令和3年)全国犬猫飼育実態調査結果 https://petfood.or.jp/topics/img/211223.pdf
それでは、具体的にはどのようなメリットがあるのかを見てきましょう。

1. 交通事故に遭う危険がない

外に出なければ、交通事故でケガをしたり命を落とす危険はありません。 もともと猫には狩猟本能があるため、獲物を見かけると追いかけます。そのときは車道あろうと、車が横切ろうと関係ありません。発情中はメスを追いかけて、飛び出すケースもあります。

2. 虐待や連れ去りの危険がなくなる

残念なことに、虐待目的や、単に「かわいいから」といって猫を連れ去ってしまう人もいます。 室内で飼っていれば、このような人から猫を守れます。

3. 感染症のリスクが少なくなる

猫エイズや伝染性腹膜炎など、感染症にかかるリスクがかなり少なくなります。 外では、猫エイズなどに感染している野良猫とケンカするなどして簡単に感染してしまうのです。とくにワクチン未接種の猫や免疫力の低下している猫は、重症化する恐れがあります。 また、感染症を媒介するノミやダニに寄生される機会が減るのもメリットです。ノミやダニは人にも有害であるため、これらの対策は人の健康という観点からもとても大切です。

4. 他の猫や動物とのトラブルがなくなる

外では猫同士のケンカで咬まれたりひっかかれたりなどで、ケガをする可能性が高く危険です。子猫の場合はカラスに襲われる可能性もあります。 室内で飼っていれば、夜中にノーリードで散歩している犬などに追いかけられる危険もありません。

5. ご近所トラブルが減る

他人の庭に排泄をする、花壇を荒らす、勝手に家に入り込むなどの心配がありません。猫を飼うときは、猫を嫌う人にも配慮しましょう。

6. 迷子にならない

迷子になるリスクが減るのも、室内飼いの大きなメリットです。 猫は、大きな物音などでパニックになったり、強い野良猫に追われたりしているうちに、家から遠くまで行ってしまう場合もあるでしょう。

室内飼いを快適にする10のポイント

猫,室内飼い,メリット,寿命,感染症,キャットタワー,マイクロチップ 猫も人も快適に暮らすためには、いくつかのコツがあります。室内飼いは、ただ単に猫を家に入れておけばいいわけではありません。 猫が安心して過ごせるスペースがある、高いところに登れるなどは重要なポイントです。快適な住環境を整えることで、猫は家をテリトリーとみなし、室内での生活を満喫します。

1. トイレは複数用意

トイレは猫1匹に対して2個は用意しましょう。猫はきれい好きでトイレにもこだわりを持ちます。トイレが汚れていると、排泄を我慢する場合もあるのです。 室内のトイレで排泄するようになると、排泄物から体調不良などにもすぐ気づきやすくなります

2. 寝床も複数置いておく

猫が好みそうなベッドをあちこちに置いておきます。ドームタイプや、かごタイプなどさまざまな種類を用意してあげましょう。段ボールを利用するのもおすすめです。

3. 水飲み場も2ヵ所以上

水は食器とは離し、最低でも2ヵ所以上置いてあげましょう。どちらから汚れたりなくなったりしても安心です。猫は水をあまり飲みませんが、通り道などにあるとついでに飲む傾向があります。

4. キャットタワーを設置する

猫が思う存分、上下運動ができるようにキャットタワーを置きます。設置するスペースがない場合、家具や出窓に上れるようにしてもいいでしょう。

5. 爪とぎを設置する

猫が体を伸ばしてとげるタイプの爪とぎや、床に置くタイプの爪とぎを複数用意します。素材も麻や段ボールでできたものなどさまざまありますので、猫の好みの爪とぎを置いてください。

6. ケージを用意しておく

家の中にもケージを用意しましょう。ケージは猫にとっての縄張りになります。特にそれまで野良猫だった子には、慣れるまでの落ち着いて過ごせる生活の場にもなるでしょう。 猫が苦手な来客のときなどにもケージがあると便利です。ただしずっと閉じ込めないでください。ケージに無理に入れるのも禁物です。扉は開けておいて、自由に出入りできるようにするのがおすすめです。

7. 一緒に遊ぶ時間を取る

1日10分でいいので、おもちゃで遊ぶなどのコミュニケーションをしっかり取りましょう。マッサージやブラッシングタイムも大切です。

8. 脱走予防をする

窓やドアの開けっ放しに注意します。網戸は簡単に開ける猫もいるので、カギなどを取り付けておきましょう。ドアを開けた瞬間の脱走にも十分注意してください。

9. 猫を怒鳴らない

猫は静かな環境を好みます。思い通りにならない猫を怒鳴ったり、音を立てて脅したりしないようにします。ドスドスと歩く足音なども嫌がるので、猫のためにも少し静かに暮らしてあげましょう

10. 迷子対策は必要

たまたま開いていた窓から猫が出てしまう可能性もありますし、災害などではぐれてしまう恐れがあります。猫の首輪はすぐ外れるタイプが多いので、自分の愛猫であることを証明するためにもマイクロチップを装着しておきましょう。 なお、2022年6月から現在飼育しているペットへのマイクロチップの装着は努力義務となっています。万が一の時のために、なるべく早く動物病院で相談してみましょう。

まとめ

猫,室内飼い,メリット,寿命,感染症,キャットタワー,マイクロチップ 外は、猫にとって交通事故や虐待、感染症などたくさんの危険があります。感情的に「狭いところに閉じ込めてかわいそう」と思うのではなく、リスクやメリットをしっかり考慮し、猫にとって何が幸せかを考えること大切です。 たくさんの危険から猫を守り、トイレを複数置いてキャットタワーを設置するなどして、猫が暮らしやすい部屋にしてあげましょう。

シニアの猫の快適な暮らし!8つの「高さ」への配慮をおさえよう

猫もシニアになると、少しずつ筋肉量や運動能力が低下します。若いときの環境のままでは、シニア猫は暮らしにくくなるでしょう。 特に、キャットタワーなどの高い場所からの転落には注意が必要です。 そのほかにも、トイレの縁も高いままだと跨ぎにくくなってしまいますし、また逆に、食器が低すぎると、かがまなくてはいけないので大変食べにくくなります。 近年、猫は寿命が延びてきています。長いシニア期を少しでも快適に過ごせるように、飼い主さんは配慮してあげる必要があります。 今回は、シニア猫が暮らしやすくするための「高さ」の対策をご紹介します。

「高さ」を見直すタイミング

シニア猫,キャットタワー,暮らし シニア猫が次のようなしぐさを見せたら、「高さ」を見直す時期です。
  • キャットタワーや家具の上り下りをためらう
  • キャットタワーのてっぺんに上らなくなった
  • 飛び降りるのを失敗した
  • 歩行が不安定になった
  • トイレの縁をまたぐのに時間がかかる
  • ごはんが食べにくそう、途中で食べるのをやめてしまう
シニア期に入った愛猫の様子は普段からよく観察し、異変にはすぐに気がついてあげることが大切でです。

見直したい5つの「高さ」

シニア猫,キャットタワー,暮らし 猫はもともと高いところが大好きです。それはシニアになっても変わりません。 しかし、筋力が低下して足腰が弱っている猫は、落下する危険性が高いのです。 今までは落下してもうまく着地できたかもしれませんが、それもできなくなってしまいます。 そこで、高いところへ上る欲求を満たしつつ、高さの危険を取り除く対策をしましょう。

1. キャットタワーは低いタイプに

キャットタワーは、高さが50センチ程度のものに変更するといいでしょう。低めのステップがいくつか付いていて、上りやすいタイプがいいですね。 天井に届くような高さのあるキャットタワーを設置している飼い主さんは多いと思います。てっぺんに上るのが猫は大好きです。 しかし、シニア猫は筋力や俊敏性も低下しているため、転落したり、着地を失敗したりする恐れがあり、ケガの危険も高まります。 だからと言って、キャットタワーを取り去ってしまうと、それも猫にとってはストレスです。 低いキャットタワーなら、落下の危険も少なくなりますし、高いところに上りたい気持ちも満たされるでしょう。窓辺に置いて景色が見えるようにすると、退屈も解消されて刺激になるのでおすすめです。

2. 背の高い家具には上らせない

猫によっては、食器棚やタンスなどの高い家具のてっぺんが好きな子もいます。しかし、家具はキャットタワーのようなステップもないため、落ちると大変危険です。 食器棚やタンスの上などシニア猫が上れないように、背の高い家具の上は箱などを置いておきましょう。 天井との間に隙間ができないよう、ぴったりサイズの箱がおすすめです。

3. 出窓やソファへのアクセスを配慮

出窓やソファなど、ほどほどの高さならストレス解消のためにも上らせてあげましょう。 上り降りしやすいように、ステップになる台をいくつか置いてあげると安心です。滑りにくい素材の椅子や階段などがいいでしょう。

4. トイレは低いタイプに変更する

トイレは縁が低いタイプにするかスロープを付けましょう。 年を取ってくると、猫はトイレの縁を今までのようにまたげなくなってきます。 すると排泄がだんだん面倒になってしまうのです。その結果、排泄を我慢したり、トイレ以外で粗相したりするようになる可能性があります。 スロープを上るのもつらくなってきたら、犬用のトイレトレーに変更してもいいでしょう。ペットシーツを敷いて、その上に今まで使っていたトイレ砂を置いておくと猫も排泄しやすくなるでしょう。

5. 食器は高さをつける

シニア猫の食事タイムにも「高さ」が関わってきます。 高さのある食器に変えるか、安定した台の上に食器を置いてあげましょう。ほどよい高さがあると、食べやすくなります。 シニアになると高いところに上るのが大変になるだけではありません。首を下にしてかがむのも辛くなってしまいます。すると、お腹が空いていても食べるのをやめてしまうのです。 高さをつけると、食べ物も逆流しにくく吐きにくくなるのもメリット。食べやすくなるので、食事を途中でやめてしまうトラブルもなくなるでしょう。
ペティオ (Petio)
¥2,618 (2024/04/14 00:30:28時点 Amazon調べ-詳細)

「高さ」の危険を和らげる3つの方法

シニア猫,キャットタワー,暮らし 「高さ」を直接見直す以外にも、高さによる危険を少しでも和らげる方法があります。

1. 床は滑りにくく

キャットタワー、出窓、ソファなどの周囲には滑らないようにカーペットを敷いておきます。 フローリングは、着地したときに滑ってケガをする恐れがあります。クッションなどを置いておくのもいいですね。

2. 階段はゲートをつける

階段からの転落を防止するためにも、階段の前にはゲートやフェンスを付けて、猫が入らないようにする方法もあります。 間をすり抜ける猫もいるので、ネットなどを貼っておくと安心です。

3. 動物病院を受診しよう

高いところから落ちそうになる、うまく上れないのは年齢だから仕方ないと思わずに、積極的に動物病院を受診しましょう。 筋力の衰えだけでなく、関節の痛みがある場合もあるのです。猫は苦痛を隠す傾向があるので、飼い主さんは気づかないケースもあります。 シニア猫が暮らしやすい環境を整えると同時に、少しでも異変を感じたら動物病院を受診してくださいね。

まとめ

シニア猫,キャットタワー,暮らし シニアになると、機敏だった猫もだんだん高い場所からうまく降りられなくなってきます。同時に、低くかがむのも苦手になってきます。 高所からは転落の恐れもあるので、背の低いキャットタワーに替え、高い家具の上には箱を置くなど対策をしましょう。出窓やソファなどへは、いくつかステップになる台を置くと安心です。 トイレはまたぎやすいタイプにするか、スロープを付けてあげましょう。 食器は逆に高さを付けてあげると、食べやすくなります。 筋力の衰えだけでなく、関節の痛みがあるかもしれません。愛猫がシニアになったら、定期的に動物病院を受診してくださいね。