災害時にも役立つ!愛犬とやっておきたい「クレートトレーニング」
クレートとは、硬い素材でできた犬や猫などが入れる屋根付きの持ち運び可能なケースのことです。
愛犬がクレートの中でストレスをあまり感じずに過ごせるようになると、おでかけや災害時などに役立ちます。一方で、ご自宅でクレートを使っている方は少ない印象です。
今回は、クレートのメリットと、愛犬がクレートを安心して使えるようになるためのクレートトレーニングの方法をご紹介します。
クレートの4つのメリット
クレートを使うことのメリットは多く、安心して愛犬が使えるようになって欲しいもののひとつです。ここではクレートのメリットを具体的に見ていきます。
①どこにいても落ちつける
クレートが愛犬にとって安心して落ち着ける場所になると、旅行や帰省など自宅以外の場所に行った際にもクレートがあると落ち着きやすくなります。
はじめての場所や慣れていない場所で緊張しやすい子は、安心できる場所があることで精神的な負担も減ります。
②避難時に使える
地震や台風などでいつ避難所生活になるかわかりません。愛犬と一緒に避難所へ行けた場合であってもフリーで過ごせることはあまりなく、クレートやケージに入ることが避難の条件になることも多いようです。
この時にクレートが使えると愛犬も落ち着きやすくなり、同時に飼い主さんも安心できるでしょう。逆に愛犬がクレートに慣れず吠え続けていたら、愛犬も飼い主さんも不安やストレスが増えるだけでなく、周りの人にも迷惑をかけてしまいます。
③車や電車移動でも使える
移動する際にもクレートは使えます。特に車移動で万一事故が起きた際、シートベルトでクレートが固定されていれば、愛犬が飛び出たり直接物がぶつかることも防げます。
電車やバスなどの公共交通機関で使用する際は周りの方への配慮やルールに従うことは必須ですが、周りに多くの人がいたり音がしても、落ち着いて目的地まで行けるでしょう。
④来客時にも使える
家の中でも来客時や掃除中など一定の時間落ち着いて欲しい時もあるでしょう。そのような時にもクレートが使えると、飼い主さんにとって都合が良いことが多いはずです。
クレートの2つのデメリット
メリットの方が多いクレートですが、デメリットも紹介します。
①愛犬がクレートで落ち着けるようになるための練習が必要
「クレートは犬が入る場所」と知っているのは人だけで、犬からすると、はじめは入るのも怖い謎の物体です。怖いイメージから安心して落ち着いて眠れるようになるまでは、個体差はありますが多くのトレーニング時間を要します。
さらに、クレートを動かしたり、周りがどんな状況でも落ち着いていられるようにするにはもっと時間がかかると思っていいでしょう。
しかし、多くの時間をかけてでも慣れた方が後々飼い主さんも愛犬もメリットが多いです。
②持ち運びが大変
クレートは硬い素材でできており、重さも多少はあります。電車移動でクレートを使えるのは小型犬くらいが現実的でしょう。
車移動であれば犬のサイズに関わらず使用できるのでおすすめです。
愛犬に合ったクレートの選び方
クレートを選ぶ際の3つのポイントを紹介します。
①愛犬がフセをしても前脚・後脚がクレートに触れずに伸ばせる
②愛犬が四つ脚で立っても頭がクレートの屋根部分に当たらない
③愛犬がクレート内で水平方向に一回転できる
まずはこの三点を基準に選んでいただき、加えて愛犬が入った状態でクレートを持ち上げた際に、クレートが歪まないかもチェックしたいポイントです。
クレートトレーニングのやり方
クレートに慣れるクレートトレーニングは二段階あります。
一つ目はクレートそのものに入る練習、二つ目はクレートの中で落ち着いていられるようにする練習です。
クレートに入る練習
①愛犬が見ている所でクレート内におやつを置き、そのおやつを目掛けて愛犬が自らクレートに全身入れるように繰り返します。なかなか全身が入らない場合には、クレートの手前におやつを置いて、徐々に全身入れるように目指します。
②愛犬が見ていない時にクレート内におやつを入れておきます。愛犬がそのおやつに自分で気付き、クレートに入っておやつを食べる経験を何度も繰り返します。
この二つの手順を繰り返し、クレートはおやつが食べられる場所と学習してもらいます。
クレートで落ち着く練習
①愛犬がクレートに入ったらフセをしてもらい、おやつをあげます。扉を2、3秒閉めてすぐに扉を開けます。
②少しずつ扉を閉める時間を延ばし、まずは5~15分間入っていられるようにします。その際、クレート内で知育玩具で遊べるようにし、知育玩具遊びが終わる前に扉を開けておきます。
※知育玩具を使用する際は、噛み壊しによる誤飲をしないよう注意しましょう。
③十分な発散をして眠そうなタイミングでクレートに入ってもらい、扉を閉めて少しの時間でもクレートで眠れるようにします。周りの環境も静かで落ち着いた状態にし、愛犬が興奮しないようにします。
愛犬が寝たら、起きる前にクレートの扉を静かに開けておき、愛犬が目を覚ましたらすぐに出られるようにしておきます。
愛犬が好きれあればバスタオルや冬はブランケットなどをクレートに敷くのもおすすめです。ただし、愛犬がタオル類を噛む癖がある場合には、誤飲防止のため敷くのはやめましょう。
④ ③のクレートに入っている時間を徐々に伸ばすことに加え、周りの状況に関わらずクレートに入れば眠れるようにしていきます。
ポイント
各手順を何度も繰り返すことが大切です。数回できたからといってすぐに次の手順に進むと、クレートに対する警戒心が強くなり失敗の原因になります。
クレート練習の注意点
クレート練習をする上で、特に注意したい点をご紹介します。
①クレートの扉をすぐに閉めない
クレート練習を始めて、すんなりクレートに入れた場合もすぐに扉を閉めるのはNGです。クレートに閉じ込められたという印象を与えると、その後クレートを警戒しやすくなります。
扉を閉めるのは、練習を重ねてからにしましょう。
②練習は愛犬のエネルギー消費をしっかりしてから
クレートに入って落ち着いてもらうには、事前のエネルギー消費も大切です。エネルギーが有り余っている時にクレートに入って落ち着いてもらうのは難しいことが多く、クレートから出たいという気持ちが強くなり、失敗しやすいです。
運動やおもちゃ遊びの後にやると、クレート内でも落ち着きやすくなり成功経験を積みやすくなります。
③落ち着ける環境作りも大切
クレートで落ち着く段階の練習になった際は、周りの環境も成功するか否かに影響が出てきます。人が近くを何度も通ったり、来客、大きな音がするなど騒がしいと落ち着きにくくなります。
愛犬が落ち着きやすい環境を作りましょう。
④愛犬が吠える前に扉を開ける
クレート練習が扉を閉める段階まで来た際の注意点です。クレートの扉を閉める際も、愛犬が吠える前に扉を開けて出られるようにしましょう。吠える状態まで扉を閉め続けると、愛犬にとってクレートのイメージがどんどん悪くなります。
愛犬が落ち着いていても扉を開けて出られるようにし、閉じこめられている感を与えないようにするのがおすすめです。
まとめ
愛犬がクレートを使えるとおでかけ時や災害時などにもメリットは多いですが、クレートは購入したら愛犬がすぐに落ち着けるわけではなく練習が必要です。
クレート練習は根気も必要ですが、しっかり練習をすれば愛犬の成長も感じられるはずです。うまくいかない場合は、失敗を繰り返して愛犬も飼い主さんもクレートが嫌になる前にプロのトレーナーを頼るのもいいでしょう。
お出かけや有事に備えて、クレート練習をしてみてはいかがでしょうか。
初めての猫!家の準備や用意するグッズ、心構えを解説
猫を初めて飼うときは、「家の中をどうすればいいのだろう」「何を用意すればいいの」と悩みますよね。今は情報が多い分、迷ってしまうでしょう。
今回は、猫を飼うときに準備することや用意したいグッズ、心構えについて解説します。準備や心構えは、子猫も大人の猫も基本的には同じですので、猫を飼う前によく確認しておきましょう。
家の中を整える
猫はひも類や小さなものに興味を示します。高いところも大好きなので誤飲やケガをしないように、家の中を「猫仕様」にします。
誤飲の危険があるものは片付ける
ひも類、糸、ヘアゴム、ボタンなど小さなものは誤飲の危険性がありますので、猫が届かない場所にしまってください。大人の猫でも油断できません。
猫は器用なので、ちょっとした扉や引き出しなどは開けてしまいます。頑丈な箱や引き出しに入れましょう。
観葉植物やお花は別の部屋に
観葉植物の種類によっては、猫が齧ると中毒を起こす恐れがあるものがあります。猫が過ごす部屋には飾らないでください。ユリの花は、活けた水を舐めただけでも危険です。お花も飾らないようにしましょう。
電気コード類にはカバーを
電気コード類を噛んで感電などしないようにカバーを付けておきます。
押し入れやクローゼット、洗濯機の扉に注意
猫は狭いところが好きなので押し入れやクローゼット、洗濯機などに入りたがります。飼い主が気付かないまま、閉め切ったり、洗濯機を動かしたりすると大変危険です。
扉は開けたままにしない、洗濯機のふたは必ず閉めるなどをしっかり心がけてください。
お風呂の水は捨てる
夏は涼しく、冬は残り湯があれば温もりがあるためお風呂が好きな猫がいます。
ふたの上で暖を取る姿はかわいいですが、滑って落ちるとおぼれてしまいます。残り湯は捨てるほうが安全です。
外には出さない
猫は外に出さず家の中で飼います。散歩は必要ありません。特に家に来たばかりの猫は、外に出ると戻れなくなる恐れがあるので十分注意してください。
身を隠す場所を作る
猫が入れるような段ボールに敷物を入れていくつか置いておくと、猫は身を隠せるので安心します。狭いところにいたいという欲求も満たせるのでおすすめです。
買っておきたい猫のためのグッズ
事前にペットショップやホームセンター、ネットなどで購入します。リストを作っておくと、買い忘れがありません。
フード
ブリーダーやペットショップで購入した場合、もしくは保護施設から来た場合は、そこで食べていたフードを用意します。野良猫を拾った場合は、猫の年齢に合った総合栄養食を与えましょう。
ドライフードとウエットフードの両方があると便利です。
食器と水入れボウル
どちらも陶器がおすすめです。猫は入れ物にもこだわりがあるので、複数用意しておきます。ひげが容器に当たるのを嫌がるので、猫専用を購入するほうが安心です。
猫用トイレ
猫用トイレは、大きさの十分にあるタイプを複数設置しましょう。最低でも1匹あたり2個は欲しいところ。大きさは猫の体長1.5倍が目安です。
猫砂にもこだわりがあるので、いくつか用意して様子をみてください。ペットシーツもあると、おしっこがこぼれたときなどに安心です。
爪とぎ
猫の爪とぎは本能なので、爪とぎの用意は必須です。段ボールタイプや麻ひもタイプなど、猫の好みに合わせて複数用意するといいでしょう。基本的にほとんどの猫が段ボールタイプを喜びます。
クレート
必ずクレートは用意してください。普段からハウスや落ち着ける場所として使えますし、動物病院の受診の際も便利です。災害時の避難にも役立ち、避難所にもそのまま持ち込める場合もあります。
素材は頑丈なプラスチック製がおすすめです。
キャットタワー
猫は高いところが大好きなので、キャットタワーを設置してあげましょう。しっかりした頑丈なものを選びます。窓の外を見られる場所に置いてあげるといいですね。
サークル
サークルは留守番や来客時に活躍します。猫の落ち着ける場所にもなるでしょう。高さがあり、スペースが三段ほどあるタイプなら上下運動ができます。ベッドやトイレも置いてあげましょう。
猫用ベッド
好きな場所でくつろげるように、ベッドも複数用意してあげましょう。出窓やリビングの隅、サークル内などに置いておきます。
おもちゃ
ひとり遊びができるおもちゃと、飼い主さんと一緒に楽しめるおもちゃを用意しましょう。転がすとフードが出てくるおもちゃは、猫の狩猟本能を刺激するのでおすすめです。誤飲を防ぐためにも、猫じゃらしは飼い主さんと遊んだら片付けてください。
首輪
猫のサイズに合った首輪を選びます。ケガや事故防止のためにも、何かにひっかかったら外れるタイプがおすすめです。
動物病院を受診する
猫を飼うことになったら、必ず動物病院を受診します。
健康診断を受け、ワクチンや避妊・去勢手術のスケジュールを立てましょう。猫の飼い方のアドバイスなどももらうと安心ですね。
猫を飼う=猫の命に責任を持つ
猫を飼うことは、最期の時まで責任を持って猫のお世話をすることになります。猫の平均寿命は室内飼いの場合15~16歳といわれています。つまり少なくとも15年は、毎日こまめに猫のお世話をする覚悟が必要です。
いたずらをされたり、ひっかかれたりなどのトラブルもあるでしょう。思い通りにならないこともあります。旅行にも行きづらくインテリアもおしゃれにはできないかもしれません。
しかし、猫がいる暮らしは、たくさんの喜びとかけがえのない幸せに満ちています。猫の習性をしっかり理解し、猫との暮らしを楽しんでください。
子犬が夜鳴きする5つの理由とそれぞれの対策をご紹介!
子犬を新しく家族として迎えたとき、一番初めに直面する問題は、もしかしたら「夜鳴き」かもしれません。犬は理由があれば昼夜問わず鳴きますが、特に夜鳴きが続くと困ってしまいますよね。
しかし、子犬はクンクンと鳴くことで、あなたに何かを必死に伝えているのです。夜鳴きを止めるためにも、なぜ鳴いているのか、一緒に原因を突き止めていきましょう。
今回は、子犬が夜鳴きをする5つの理由とその対策をご紹介します。
子犬の夜鳴きの理由①不安や寂しさ
子犬の立場から考えると、今までいた環境から急に違う環境に身を置かれたことになります。いつもと違う場所で寝ることに、子犬は寂しさや不安を感じてクンクンと鳴いているのかもしれません。
今までは母犬や兄弟姉妹たちと一緒だったのに、急にケージの中で一人ぼっちでは寂しいと感じるのは当たり前のことですよね。
そのため、決して叱らないようにし、新しい環境に慣れるまで子犬を安心させてあげる工夫をしましょう。
対策1.犬の視界に飼い主が入るようにする
飼い主さんの寝室の扉を開けておいたり、ケージの場所を飼い主さんの姿が見える位置に置いたりしましょう。
ただし、あまりに近くで寝ると逆にストレスを与えたり、成犬になってからも一人で寝ることができなくなる可能性があるため、適度な距離感を見極めることが大切です。
対策2.人間の気配を感じられるようにする
音楽やラジオを小さな音量でつけたままにしたり、微かな明かりをつけたままにしたりすると、人の気配を感じて安心するかもしれません。しかし、逆に音や光をストレスに感じる子もいるため、夜鳴きの様子を見ながら調整しましょう。
子犬の夜鳴きの理由②空腹や暑いなど、生理的な不快感の訴え
空腹、喉の渇き、暑い、寒い、運動不足やストレスで目が冴えるなど生理的な不快感を訴えている可能性があります。
対策1.生理的な欲求を満たしてあげる
食事やおやつの量は適切か、新鮮な水がいつでも飲めるようになっているか、部屋の温度や湿度は適切かを見直してみましょう。
排泄は寝る前に済ませる、あるいはケージの中にトイレを設置するなどして、我慢をさせないようにします。この時、トイレと寝る場所があまりに近すぎると落ち着かない子もいるため、少し離れた場所に設置すると良いでしょう。
対策2.適度に疲れさせる
夜寝るまでに十分に運動をさせてあげて、適度に疲れさせることも必要です。
子犬のワクチンプログラムが終了していないならば、家の中でのおもちゃ遊びの時間を増やしましょう。飼い主さんとのコミュニケーションにもなり、ストレス解消にも繋がります。
子犬の夜鳴きの理由③落ち着いて寝られない環境的な原因がある
音や光が気になる、慣れない匂いに戸惑う、寝床が合わないなどの環境的な原因により、子犬が落ち着いて眠れなくなっている可能性があります。
対策1.音や匂いに気をつける
静かで落ち着ける環境を整えるため、電気の点滅や物音を抑え、アロマや食べ物などの強い匂いがあるものを近くに置くことは避けましょう。また、ケージに布でカバーをしてあげると、気になるものから遮断されて落ち着くことがあります。
対策2.安心できる環境を整える
犬は自身の体がぴったりと入り、四方を囲まれた場所を好んで寝ます。そのようなベッドやクレートを用意してあげると良いでしょう。前にいた環境で使っていたおもちゃなど、犬自身の匂いがついているものを一緒に置いてあげるとより安心して眠ることができます。
子犬の夜鳴きの理由④体調が悪い・どこかが痛む
体調が悪く、どこかが痛むために鳴いているのかもしれません。この場合は、夜だけでなく昼間にも何かしらの症状が出ている可能性が高いです。
対策 獣医師に相談する
体を触ると痛がる様子を見せる、昼間も元気がない、あるいは外傷がみられる場合は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
環境の変化に慣れていない時期は免疫力が低下します。日頃から犬の様子を観察し、変化を見逃さないようにしましょう。
子犬の夜鳴きの理由⑤鳴くと構ってくれることを学習している
以上4つの原因を取り除いても夜鳴きが治らない場合は、鳴けば飼い主が構ってくれると学習しているのかもしれません。
夜鳴きするたびに様子を見に行っていると、子犬はそれを「構ってくれている」と感じてしまいます。
これが続くと、成犬になった時に要求吠えをする可能性が高くなるため、早めに対策を取ることが必要です。
対策1.夜鳴き中はとにかく無視をする
子犬が鳴いても、近くに行ったり、話しかけたり、撫でたりしないようにしましょう。視線を向けることも、構ってくれていると思う可能性があるため控えてください。
対策2.鳴いていないときに構ってあげる
構ってあげるのは鳴いていない時にします。そうすることで「鳴くより静かにしているといいことがある」と教えることができます。
鳴いている子犬を無視するのは可哀想に感じるかもしれませんが、子犬の頃から、して良いこと・悪いことを教えることで、成犬になってからも飼い主と良い関係を築くことができます。
対策3.日頃から一人で過ごすことに慣れさせる
愛犬が一人で過ごせるように訓練しましょう。
部屋にワンちゃんを一人にして、飼い主さんは少しの間別の部屋に行きます。静かに待つことができたら、おやつをあげるなどして褒めてあげます。鳴いてしまっても、そこで戻ってしまっては「鳴けば戻ってくれる」と学習させてしまうためNGです。鳴き止むまで待ち、諦めたところで褒めてあげましょう。
まとめ
子犬の夜鳴きには、必ず理由があります。犬も家族も、夜にしっかり睡眠を取れるように、鳴いている理由を汲み取って対策を考えましょう。
対策には相反することもあるため、きちんと鳴く原因を特定しなければ、逆効果になってしまうこともあります。
また、夜鳴きの対策は、健康への配慮やしつけにも繋がります。
子犬の時の対応がその後にも影響するため、夜鳴きに対しては適切に対処してあげてください。
そして、1秒2秒でも1人になれないような子を鳴き止むまで待つことは恐らくできないでしょう。このような子を鳴かなくすることは恐らく一般の方には難しいでしょう。
どうしても夜鳴きが直らない場合は、一人で抱え込まず、ドッグトレーナー等の専門家に相談することをお勧めします。
愛犬とドライブの時は、どのケージがおすすめ?比較してみた。
愛犬とドライブをするときは、どんな状態で車に乗せていますか?飼い主さんによって様々かもしれません。
「ドライブによく行くし、ケージを買おう!」と思っても、たくさん種類があってどれを使えばいいのか分からない!という方も多いのではないでしょうか。キャリー、クレート、ケージ、ドライブベッドなどなど種類が豊富すぎですよね。
今回は、それぞれの特徴をまとめ、愛犬と車でお出かけするときにおすすめのケージをご紹介します!
犬を膝の上で抱っこは違反!
おすすめのケージをご紹介する前に、犬とのドライブのルールを確認しておきましょう。おすすめのケージを探している方の中には、現在ケージに入れずそのまま車に乗せていたり、抱っこしているという方もいるかもしれません。
実は、道路交通法で、犬を膝の上に乗せたまま車を運転することは禁じられています。
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(乗車又は積載の方法) 道路交通法第55条第2項
車両の運転者は,運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ,後写鏡の効用を失わせ,車両の安定を害し,又は外部から当該車両の方向指示器,車両の番号標,制動灯,尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ,又は積載して車両を運転してはならない。
過去には、実際に捕まって罰則を受けた運転手さんもいます。
わんちゃんを助士席で抱っこするという行為は、法律違反というだけでなく、安全面から考えても危険です。車が急ブレーキをかけた際、飛び出してしまって怪我をするケースも少なくありません。
安全にドライブを楽しむためにも、犬用のケージなどに入れて車に載せるのが基本になります。ここからは、「どのケージがおすすめなのか」について見ていきましょう!
ドライブでおすすめのケージは?
車に犬を乗せるときに使うケージには、たくさんの種類があります。「おすすめ」と言ってもそれぞれにメリット・デメリットがありますので、特徴をみていきましょう。
クレート(バリケンネル)
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わんちゃんをドライブに連れて行くときの定番と言ったら、「クレート(バリケンネル)」ではないでしょうか。省略してバリケンとも呼ばれます。おすすめポイントは何と言っても、軽さと丈夫さ。
また、犬にとっての落ち着く要素である「狭さ」「暗さ」を提供してくれます。プラスチック製なので、掃除がしやすいという点もおすすめポイントです。
ケージ
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お家で使っているけケージをそのまま車内に持ち込む方法もあります。
大型犬の場合は、ケージを使う方も少なくないのではないでしょうか。小型犬などの軽いわんちゃんですと、ケージが動いて転倒してしまう恐れがあるのであまりおすすめできません。
ドライブベッド
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ドライブベッドは、その名の通り、車でドライブをする際に犬が乗るベッドのことです。おすすめポイントは、助士席などに固定をすることができることです。「愛犬が見えない状態は怖い!」という方には、囲いもなく設置できるドライブベッドがおすすめです。
また、取り外して自宅や外出先で普段用ベッドとしても使うことができます。
しかし、注意点もあります。もし飼い主さんのわんちゃんが、「車の揺れからくる酔い」や「落ち着かない」という理由から車嫌いだとしたら、ドライブベッドはあまりおすすめできません。
デメリットとして、「クレートのような、犬にとっての落ち着く空間ではない」「振動を受けやすい」などがあげられるからです。
ドライブボックス
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ドライブボックスとは、犬の体を固定することのできる、丈夫な箱のようなものです。ドライブベッド同様、クレートのような囲いがないため、ドライブ中にわんちゃんの様子が見たいという方におすすめです。
車が急ブレーキをかけて座席から落ちてしまったしないような固定する仕組みがあるため、ドライブベッドよりは安全性が高いと言えます。
シートベルトに固定し、 ドライブボックス自体が動かないようにすることができます。わんちゃんのハーネスや首輪と繋ぐことのできる、飛び出しを防ぐリードも付属しているため、安全に固定することができます。
ドライブボックスの中では、座席に置くだけの簡易的なものもありますが、安全面を考えて固定ができるものを選ぶと良いでしょう。犬の座席転落事故は大変危険ですので、しっかり固定してあげましょう。
使用しない場合には、折りたたんでコンパクトに収納することもできます。
ぴったりのケージを選んで快適なドライブを
せっかく買うのですから、しっかりと吟味して選びたいですよね!
愛犬とのドライブのために、ぜひ愛犬のことを第一に考えてケージやクレートを選んであげてください。そのわんちゃんの特性(車に酔うのか、落ち着く条件はなんなのか等)や、安全面を考慮して購入することをおすすめします。
「愛犬に車を好きになってほしい!ドライブにもっと行きたい!」という方にはこちらもどうぞ。
犬用ゲージは必要?クレートは?効果的な活用法とは
最近は室内飼いが増えてきましたよね。
柴犬等の中型犬以上のサイズでも、家の中で飼うことが多くなってきました。
そうなると、必要になってくるのが、ゲージやクレートです。購入を躊躇している方もいると思いますが、今回はその効果的な活用法をご紹介します。
ハウスって?
「ハウス!」と声をかけて、愛犬を部屋に入れたりする光景を見たことはありませんか?
一言で「ハウス」とは言っても、それがゲージを指していることと、クレートを指している事があります。場合によってはサークルを指しています。
ゲージでもクレートでも、犬のお部屋として利用することがあるため、どれも間違いではありません。
ゲージとサークル、クレートの違いについて、それぞれ特徴を押さえながら見ていき、効果的な利用法についてお勉強しましょう。
ゲージって?
こちらの商品は、土台部分と金網部分が固定されているので、お部屋として利用することを想定していますね。
ゲージのメリットは以下の通りです。
- 広く使える
- お手入れしやすい
- 水やトイレ等も置ける
ゲージのサイズ
後で解説しますが、犬の部屋として利用する場合は、クレートの方が適していると言えます。
もしゲージを使う場合は、トイレと一緒にすることが多いと思いますので、トイレを入れても十分な広さが確保できるサイズにします。
イメージとしては、以下の商品で説明されているくらいの大きさです。思ったより大きいですよね。
トイレとお部屋を一緒にしているのは、ペットショップでもよく見かける光景ですが、本来、犬はきれい好きであるため、あまり望ましいことではありません。
とは言え、スペースの問題などもあるでしょう。どうしても一緒にしなければならないのであれば、犬の寝床と十分離してあげてください。また、そのくらい、離せる大きさにすることが望ましいです。
サークルとの違い
ゲージの金網部分だけ取り外したものは、サークルと呼ばれています。
このように、自分で形を組み替えられる商品もあります。
本来は、入ってほしくないところに柵として利用したり、一時的にそこから出て欲しくない時に利用したりします。
サークルの活用法
オススメの使い方はトイレとしての利用です。
「トイレの近くまでは行くんだけど、ちょっとだけ外しちゃう」とか、「そもそもトイレに行ってくれない」という時に、サークルを使ってトイレトレーニングをすると効果的。
騙されたと思って、サークルで囲った場所にトイレシートを敷き詰めて、そこで排泄するようにさせてください。
もちろん、うまくトイレが出来た時は、すぐにおやつを使って褒めてあげます。
そうすることで、犬がトイレに行きたくなった時は、自然とサークルの中に入り、そこで排泄するようになります。
トイレトレーニングの注意点はこちらの記事もご覧ください。
クレートって?
クレートのメリットは以下の通りです。
- 持ち運びができる
- 全面覆われているので安全
- 犬にとってもくつろげる場所
クレートは快適なお部屋
結論から言うと、犬にとってはゲージよりも、クレートの方がお部屋としては快適な空間です。
本来、犬は巣穴に入って生活していたため、少し狭いところの方が落ち着くのです。
適切なサイズのクレートは、まさに巣穴。ゆっくり、のんびり、落ちついて過ごせる場所なのです。
クレートのサイズ
犬がクレートの中で軽く周ることができ、中で座れるくらいの大きさのものが理想的と言えます。
さらに、中にフカフカの毛布やタオルを敷き詰めてあげると、大喜び。
クレートに入ってくれない…
クレートになかなか入ってくれない場合は、以下の記事でトレーニング方法もご紹介しています。
こちらも併せてご覧ください。
外出する時や、車の運転をする時には、クレートに入れてあげると運転の邪魔にもならず、シートに固定することで万一の事故の時も安全です。
意図した時にクレートに入ってもらえるように、しっかりトレーニングしておきましょう。
むすびに
愛犬のお家やお部屋としての利用だけでなく、サークルはトイレトレーニングにも使えるんです。
サークルで囲われているのですから、シートから外すこともありませんし、おしっこしたそうな時は、シートを敷き詰めたサークルに連れて行けば失敗もしません。
また、クレートを好きになってくれると、犬が「今日はつかれたなー」と思う時はクレートに勝手に入って寝ていることも。
ゲージもクレートも室内飼いの場合は必需品ですので、両方とも用意して、ぜひ効果的な使い方をしてください。
猫でもできる?犬を飼ったら最初に教えたいクレートのしつけ
待ちに待ったペットが我が家にやってきた!トイレも教えないといけないし、おすわりも教えないといけない…。教えたいこと、たくさんありますよね?
トイレやおすわりも良いですが、最初に教えるのはクレート(ハウス)のしつけが良いのです。これができるようになると、後々楽なんです!ちなみに、ペットなら犬でも猫でも使える方法です。
クレート(ハウス)に慣らそう
クレートとはなんぞや?という、あなた。こういうのをクレートと言います。
クレートはペットのお家としても使えますし、車や電車での移動時にこの中に入ってもらって、一緒にお出かけすることもできます。
また、緊急時に大切なペットをホテルに預けないといけなくなるケースもあります。最近では放し飼いにしてくれるところも増えてきましたが、クレートのような小さい部屋に入ってもらうことも多いので、普段からこれに慣れておいてもらうことで、預けた時の心配の種も減ることでしょう。
クレートに押し込むのは可哀想?
いえいえ、そんなことはありません。
特に、犬の場合は巣穴に入って生活していたため、少し狭いところの方が落ち着くのです。もちろん、おやすみする場合は、です。普段はクレートに閉じ込めたままにせず、外やお庭などで伸び伸び遊ばせてあげましょう。
狭いところの方が落ち着くとは言え、限度はあります。犬が中で軽く周ることができ、高さも中で座れるくらいの大きさのものが理想的と言えます。最近では、上部が蓋になっており、取り外しができるものもあるので、普段は外して使い、移動中は付けるようにしても良いかもしれません。
クレートに慣れてもらう
初めて見るクレートを怖がる子もいます。まずは、以下の手順でクレートが安全で居心地の良いところだということをわかってもらいます。
- ワンコを抱っこしておき、クレートの上におやつを置く
- ワンコを離し、クレートの上のおやつを食べてもらう
- これを何回か繰り返す
クレートに近寄りすらしない場合は、クレートから少し離れたところに、おやつを置きます。何個かおやつを置いて、徐々にクレートとの距離を縮めていきます。この時、一気に距離を縮めてしまうと、失敗するので注意してください。
クレートに入ってもらおう
クレート自体が怖いものではないと分かってもらったら、今度はクレートの中に入ってもらいましょう。この時、無理やり入れたりは絶対にしないでください。基本的に動物はみんな臆病なので、何事も無理やりやらせるのは禁物です。あなたも、廃病院に無理やり連れて行かれたら嫌でしょう?
- (必須ではないが)クレートの中をフカフカにしておく
- ワンコを抱っこしておき、クレートの出入り口のおやつを置く
- ワンコを離し、クレートの出入り口のおやつを食べてもらう
- 問題なく食べられるようであれば、徐々にクレートの中におやつを置くようにする
これも怖がってなかなか入ってくれないようであれば、クレートから離れたところに置き、徐々に距離を縮めていきます。
クレート(ハウス)に慣れてきたら
「ハウス」の掛け声でクレートに入ってくれたら、お出かけする時やお留守番していて欲しい時に楽ちんですよね。クレート自体に慣れてきたら、少しレベルアップしたトレーニングをします。
これも決して無理にやらせてはいけません。クレートの中は居心地の良いところだと思わせてください。居心地が良いところには嫌なイメージを植え付けることは絶対NGです。
掛け声でクレートに入れる
これは時間がかかりますので、何度も何度も繰り返し練習しましょう。100回くらいはやりましょう。できた!と思っても、1日では行動は定着しないため、1週間くらい辛抱強く繰り返します。クレートが嫌いになっていなければ比較的すぐに入ってくれることでしょう。
- クレートの外でワンコを待機させます
- おやつを持った手をワンコの前に持っていき、それをクレートの近くまで持っていきます
- 「ハウス」の掛け声をして、おやつでクレートの中まで誘導します
- クレートに入ったらおやつをあげます
- これを何度も何度も繰り返します
別の場所でも
車での移動時、外出時等はクレート自体を持ち運ぶことも多いと思います。家だけでトレーニングすると、他の環境に変わった時に困惑させてしまうため、なるべく色々な場所で練習します。
- 車の後部座席等にクレートを置きます
- 車の中で「ハウス」の掛け声をかけて、前述のトレーニングを繰り返します
徐々に持ち運びにも慣れてもらいましょう。近所ではなく、河原や大きな公園をお散歩するような機会を設け、クレートの中に入れて連れていきましょう。この時、クレートの中を居心地のいい場所にするため、クッション等でフカフカにしておきます。持ち運びも乱暴に扱ってはいけません。なるべく揺らさないように気をつけます。
むすびに
このように、徐々にレベルをアップさせ、クレートに慣らしてあげることで、この後のしつけやトレーニングも楽になってきます。動物も人間と同じで、小さな時に色々経験させておくことが大事です。ペットをお迎えしたら、その日からすぐにトレーニングを開始し、ペットの一生をストレスをあまり感じない良いものにしてあげてください。
ペットが幼い時のトレーニングの重要性については、以下の記事も参考にしてください。