老犬がふらつく・踏ん張れない!4段階の歩行の介護方法を解説
犬種や個体によって大きく異なりますが、一般的には10~12歳以降のハイシニア期になると歩行に問題が見られ始める傾向があります。
この記事では、歩行の介護を4段階に分け、ふらつきが出始めた状態から完全に歩けなくなる状態までを解説します。愛犬に無理のない範囲で活動させ、イキイキとした老犬生活を過ごせるようにサポートしてあげましょう。
犬の歩行機能の低下の過程
多くのシニア犬は、以下のような段階を経て歩行機能が衰えていきます。お家にシニア犬がいる方は、愛犬が現在どの段階にいるのかをチェックしてみましょう。
ただし、昨日までは普通に歩けていたのに急に歩けなくなったような場合は、何らかの病気の可能性がありますので、まずは動物病院を受診することをおすすめします。
1. 歩くのがおぼつかない
シニア期に入ると、徐々に足の筋肉が衰え、ふらつきやよろけることが増えたり、足で体を支えきれずに足がクロスしたりするようになります。
2. 自力で立ち上がれないが、歩くことはできる
さらに足の筋力が衰えると、自力で立ち上がれなくなります。しかし、立ち上がれれば、ふらつくことはあるものの、自力で歩くことは可能です。
3. 後ろ足が踏ん張れず、自力で歩けない
筋力の衰えがさらに進むと、立たせてあげても自力で歩けなくなっていきます。しかし、この段階では補助具などを使用してサポートすることで歩行が可能です。
4. 補助があっても歩けない
補助しても歩くことが難しくなり、寝たきりの状態になります。
介護度①歩くのがおぼつかない
歩行時にふらつきなどが見られるようになったら、ハーネスを使用して歩行をサポートしましょう。
中~大型犬の場合は、背中に手を入れて支えるハンドルのついた通常のハーネスを使用し、ふらついた時に支えてあげましょう。この際、リードを短めに持つと、犬の体をよりコントロールしやすくなります。
小型犬の場合は、人間の手から犬の背中まで距離があるため、よろけた時にすぐに支えられません。そのため、介護用のハーネスの利用をおすすめします。
介護度②自力で立ち上がれないが、歩くことはできる
自力で立ち上がれなくなった場合は、立ち上がる際に補助してあげて、その後は自力で歩かせるか、先述したハーネスを使用して歩行を補助しましょう。
立ち上がりの補助方法
- 急に触られて犬が驚かないように「立つよ~」と声をかける
- 片手で犬のお腹の下を支え、もう片方の手で後ろ足の付け根辺りを支えて持ち上げる
- 犬の前足を突っ張らせながら、後ろ足を持ち上げて立たせる
立たせる際には、床材によっては足が滑ってしまう場合があります。そのため、犬が寝そべる場所の下にバスタオルやヨガマットなどを敷くことで滑りにくくなるので、ぜひ試してみてください。
また、犬の足裏の毛が伸びていて滑りやすい場合もあります。定期的に足裏の毛をカットし、肉球に専用クリームやワセリンを塗ってケアすることで滑りを軽減できます。
介護度③後ろ足が踏ん張れず、自力で歩けない
立たせてあげても後ろ足で踏ん張れず、ヘナヘナと座り込んでしまうような場合は、後ろ足用の歩行補助ハーネスを使って歩かせてあげましょう。
胴体のみを支えるタイプの補助ハーネスは、パンツタイプに比べて装着が簡単というメリットがありますが、犬の体型によっては装着がズレて使いにくいというデメリットもあります。
介護度④補助があっても歩けない
いよいよ歩けなくなってしまった場合は、基本的には抱っこで移動します。歩けなくても、外出を制限しなければならないような病気がない限り、気分転換や認知症予防のためにも、お散歩に出ることをおすすめします。
小型犬の場合は、室内では抱っこで、外出時にはペットカートやペットスリングを利用しましょう。
大型犬の場合は、室内では毛布など滑りやすい布に乗せ、二人がかりで四方を引っ張り、ゆっくりと滑らせながら移動します。また、移動が楽になる介護用品もあるので、そちらを利用することも検討してみてください。
大型犬の外出時に使用できるペットカートもありますが、サイズがかなり大きいため、「カートが大きすぎて玄関から出られなかった」といった問題が起こることもあるようです。カートの乗せやすさやサイズ選びには注意しましょう。また、坂道ではかなりの力が必要になるため、特に下り坂では注意が必要です。
歩行介護の3つのポイント
シニア犬の歩行介護において、押さえておきたいポイントを3つ解説します。
1. まずは動物病院を受診する
病気がある犬を無理に歩かせるなど、良かれと思って行った行為が、犬にとって大きな苦痛になる場合もあります。かかりつけの獣医師に、希望する介護方針を伝え、医学的な判断を仰ぎましょう。
2. 声をかけてから犬に触る
歩行介護に限らず、介護全般において重要なポイントです。シニア期を過ぎると耳が遠くなる傾向があり、突然触られることに驚いたり、びっくりして咬みついてしまうこともあります。介護を始める前に、「〇〇するよ~」と声をかけ、犬が気づいてからケアを始めましょう。
3. 頑張りすぎない
体の大きな大型犬の介護だけでなく、小型犬の場合でも長時間前かがみの姿勢をとることで、飼い主が首や腰を痛めてしまうこともあります。また、愛犬が年老いてだんだん弱っていく姿を見ていると、精神的に辛くなる場合もあるでしょう。
愛犬の状態と同じくらい、ご自身の状態もしっかり把握しましょう。辛さを感じたらデイケアを利用したり、家族や友人に頼ったりして、愛犬の介護を継続するために自身のケアも大切にしてください。
まとめ
年をとって徐々に歩けなくなっていく愛犬を見るのは辛いものです。しかし、残された時間を老犬なりにもイキイキと過ごさせてあげたいものですね。
この記事が皆さんと、その愛犬の幸せな老後に役立てれば幸いです。
デジタル機器も活用しよう!夏の猫のお留守番で使えるおすすめグッズ
日本の夏は高温多湿で他の国と比べても過ごしにくく、猫にとっても熱中症などに注意したい季節です。
最近では出社や外食をする機会が増え、猫がお留守番する時間も増えているのではないでしょうか。しかし、夏の時期のお留守番は、何らかのトラブルが原因で室温が上がってしまうことも考えられるため、特に注意が必要です。
愛猫にお留守番をしてもらう機会が多い場合は、事前にあらゆる対策をし、愛猫が安心して過ごせるようにしてあげましょう。今回は、夏場の猫のお留守番におすすめのアイテムをご紹介します。
クーラーは必ずつける
猫の祖先は砂漠地帯に生息していたため、比較的暑さには強い動物とされています。しかし、高温多湿の日本の夏は猫にとっても厳しい環境であり、クーラーをつけずにいると猫の命に関わります。最近は電気代も高騰していますが、猫の健康のためにしっかり管理してあげてください。
また、気温はそこまで高くなくても、湿度が高い場合は、体内の熱が発散されずに熱中症になる恐れがありますので注意しましょう。
適切な温度と湿度
室温は26℃〜28℃程度、湿度は40%〜60%が適切だとされていますが、基本的には人が快適に過ごせる温度・湿度であれば問題ないでしょう。
ただし、冷たい空気は足元に溜まるため、人にとって快適な温度でも猫にとっては寒いと感じてしまうこともあります。室温を均等にするためにも、サーキュレーターを活用し、エアコンを背にして設置しましょう。なお、換気を目的にする場合は窓に向けて設置することでより効果が得られます。
※人のいないときにサーキュレーターを動かす場合は、倒れないように固定し、猫がコードに引っかからないようにしましょう。
おすすめの暑さ対策グッズ
暑い夏のお留守番におすすめのグッズをご紹介します。
日差しをカットする窓際グッズ
窓を閉めてエアコンをつけていても、直射日光が当たるとエアコンの効き目が悪くなったり、温度調整が難しくなったりします。遮光カーテンやすだれを設置するなどして、快適に過ごせるようにしてあげましょう。
体温調節ができるひんやりグッズ
猫が暑いと感じたときに活躍するひんやりグッズもおすすめです。シート状のものやソファー状のものなど、材質や形はさまざまです。ぜひ、愛猫が気に入ってくれるものを探してみてください。
最新のデジタルアイテムも活用しよう
予期しないトラブルにより、エアコン等の電源が切れてしまい、室温が上がってしまうことも考えられます。何も起こらないように対策することも大切ですが、トラブルが起こってしまった時に対処できるようにしておくことも大切です。
アプリで室温を確認
機器をペットのいる室内に設置し、アプリに追加することで、外出先でも部屋の温度や湿度をリアルタイムで確認できます。機器によっては設定した温度の範囲から外れるとアラートが鳴るものもあり、異常にいち早く気づくことができます。
価格もお手軽なものが多く、導入も簡単なため、安心と安全のためにも取り入れてみてはいかがでしょうか。
遠隔でエアコンを動作させる
外出先でエアコンのオン・オフができるアイテムもあります。現在使用しているエアコンでも対応可能な場合がありますので、一度検討してみるのもおすすめです。
テクノロジーの進歩により、昔では考えられなかった便利なアイテムがたくさんあります。慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、ペットがより安全に過ごせるように積極的に取り入れてみても良いかもしれませんね。
猫のお留守番で気をつけたいポイント
猫のお留守番に便利なグッズやアイテムはいろいろありますが、飼い主さんが気をつけなければいけないこともあります。
飲み水は数カ所に設置する
誤って水をこぼしてしまったり、汚れた水を嫌がって猫が水を飲まないこともあります。猫がいつでも水が飲めるよう、複数の場所に設置しましょう。常にきれいな水が飲める自動給水器もおすすめです。
ドアストッパーも大切
部屋を自由に行き来できるようになっている場合、何かのきっかけで扉が閉まってしまう可能性があります。猫が閉じ込められないように、ドアストッパーをつけておきましょう。
お風呂の残り湯は捨てる
浴室が好きな猫は珍しくありません。しかし、浴槽にお湯を残したまま猫が自由に行き来できるようになっていると、予期しない事故が発生してしまうかもしれません。猫が誤って落ちても大丈夫なように、浴槽の水は抜いておきましょう。
最後に
高温多湿な日本の夏は、猫にとっても過ごしにくく、熱中症の危険は常にあると考えていいでしょう。
愛猫にお留守番してもらう場合も、室温が高くならないようにエアコンは必ずつけておく必要があります。また、こぼしたり汚れたりしてしまった時のことを考えて、水飲み場は何箇所かに設置しておきましょう。
最近では、アプリで室温を確認できるなど便利なグッズも増えています。便利なものを活用しつつ、安心・安全に猫との生活を楽しんでくださいね。
初めての猫!家の準備や用意するグッズ、心構えを解説
猫を初めて飼うときは、「家の中をどうすればいいのだろう」「何を用意すればいいの」と悩みますよね。今は情報が多い分、迷ってしまうでしょう。
今回は、猫を飼うときに準備することや用意したいグッズ、心構えについて解説します。準備や心構えは、子猫も大人の猫も基本的には同じですので、猫を飼う前によく確認しておきましょう。
家の中を整える
猫はひも類や小さなものに興味を示します。高いところも大好きなので誤飲やケガをしないように、家の中を「猫仕様」にします。
誤飲の危険があるものは片付ける
ひも類、糸、ヘアゴム、ボタンなど小さなものは誤飲の危険性がありますので、猫が届かない場所にしまってください。大人の猫でも油断できません。
猫は器用なので、ちょっとした扉や引き出しなどは開けてしまいます。頑丈な箱や引き出しに入れましょう。
観葉植物やお花は別の部屋に
観葉植物の種類によっては、猫が齧ると中毒を起こす恐れがあるものがあります。猫が過ごす部屋には飾らないでください。ユリの花は、活けた水を舐めただけでも危険です。お花も飾らないようにしましょう。
電気コード類にはカバーを
電気コード類を噛んで感電などしないようにカバーを付けておきます。
押し入れやクローゼット、洗濯機の扉に注意
猫は狭いところが好きなので押し入れやクローゼット、洗濯機などに入りたがります。飼い主が気付かないまま、閉め切ったり、洗濯機を動かしたりすると大変危険です。
扉は開けたままにしない、洗濯機のふたは必ず閉めるなどをしっかり心がけてください。
お風呂の水は捨てる
夏は涼しく、冬は残り湯があれば温もりがあるためお風呂が好きな猫がいます。
ふたの上で暖を取る姿はかわいいですが、滑って落ちるとおぼれてしまいます。残り湯は捨てるほうが安全です。
外には出さない
猫は外に出さず家の中で飼います。散歩は必要ありません。特に家に来たばかりの猫は、外に出ると戻れなくなる恐れがあるので十分注意してください。
身を隠す場所を作る
猫が入れるような段ボールに敷物を入れていくつか置いておくと、猫は身を隠せるので安心します。狭いところにいたいという欲求も満たせるのでおすすめです。
買っておきたい猫のためのグッズ
事前にペットショップやホームセンター、ネットなどで購入します。リストを作っておくと、買い忘れがありません。
フード
ブリーダーやペットショップで購入した場合、もしくは保護施設から来た場合は、そこで食べていたフードを用意します。野良猫を拾った場合は、猫の年齢に合った総合栄養食を与えましょう。
ドライフードとウエットフードの両方があると便利です。
食器と水入れボウル
どちらも陶器がおすすめです。猫は入れ物にもこだわりがあるので、複数用意しておきます。ひげが容器に当たるのを嫌がるので、猫専用を購入するほうが安心です。
猫用トイレ
猫用トイレは、大きさの十分にあるタイプを複数設置しましょう。最低でも1匹あたり2個は欲しいところ。大きさは猫の体長1.5倍が目安です。
猫砂にもこだわりがあるので、いくつか用意して様子をみてください。ペットシーツもあると、おしっこがこぼれたときなどに安心です。
爪とぎ
猫の爪とぎは本能なので、爪とぎの用意は必須です。段ボールタイプや麻ひもタイプなど、猫の好みに合わせて複数用意するといいでしょう。基本的にほとんどの猫が段ボールタイプを喜びます。
クレート
必ずクレートは用意してください。普段からハウスや落ち着ける場所として使えますし、動物病院の受診の際も便利です。災害時の避難にも役立ち、避難所にもそのまま持ち込める場合もあります。
素材は頑丈なプラスチック製がおすすめです。
キャットタワー
猫は高いところが大好きなので、キャットタワーを設置してあげましょう。しっかりした頑丈なものを選びます。窓の外を見られる場所に置いてあげるといいですね。
サークル
サークルは留守番や来客時に活躍します。猫の落ち着ける場所にもなるでしょう。高さがあり、スペースが三段ほどあるタイプなら上下運動ができます。ベッドやトイレも置いてあげましょう。
猫用ベッド
好きな場所でくつろげるように、ベッドも複数用意してあげましょう。出窓やリビングの隅、サークル内などに置いておきます。
おもちゃ
ひとり遊びができるおもちゃと、飼い主さんと一緒に楽しめるおもちゃを用意しましょう。転がすとフードが出てくるおもちゃは、猫の狩猟本能を刺激するのでおすすめです。誤飲を防ぐためにも、猫じゃらしは飼い主さんと遊んだら片付けてください。
首輪
猫のサイズに合った首輪を選びます。ケガや事故防止のためにも、何かにひっかかったら外れるタイプがおすすめです。
動物病院を受診する
猫を飼うことになったら、必ず動物病院を受診します。
健康診断を受け、ワクチンや避妊・去勢手術のスケジュールを立てましょう。猫の飼い方のアドバイスなどももらうと安心ですね。
猫を飼う=猫の命に責任を持つ
猫を飼うことは、最期の時まで責任を持って猫のお世話をすることになります。猫の平均寿命は室内飼いの場合15~16歳といわれています。つまり少なくとも15年は、毎日こまめに猫のお世話をする覚悟が必要です。
いたずらをされたり、ひっかかれたりなどのトラブルもあるでしょう。思い通りにならないこともあります。旅行にも行きづらくインテリアもおしゃれにはできないかもしれません。
しかし、猫がいる暮らしは、たくさんの喜びとかけがえのない幸せに満ちています。猫の習性をしっかり理解し、猫との暮らしを楽しんでください。
猫が爪とぎをする理由とは?爪とぎグッズ選びのコツや置き場所を解説
愛猫が家のあちこちで爪とぎをして、壁やソファなどをボロボロにしていませんか?
せっかく爪とぎを買って置いているのに、なぜか使ってくれない猫もいます。それは、もしかしたら好みの爪とぎではないのかもしれません。置き場所が間違っている可能性もあります。猫が思う存分爪とぎをできる場所を作れば、家もボロボロになりません。
今回は猫が爪をとぐ理由と、適切な爪とぎグッズ選びのコツや、置き場所について解説します。
猫が爪とぎをする5つの理由
猫の爪とぎの理由は、お手入れだったり、ストレス解消だったりとさまざまです。いくつか理由が重なっているときもあります。爪とぎを行うのは本能的なことなので、やめさせることはできません。
1. 爪の手入れ
猫は自分で爪のお手入れをします。猫の爪はたまねぎのような層構造をしており、バリバリと爪をとぐことで、古くなった一番外側の層をはがします。すると、鋭くとがった爪が再び出てきます。
2. ストレッチ
起きたときなどに前足を思いっきり伸ばして爪をとぐ「ストレッチ」の意味もあります。気分転換の意味もあるようです。
3. マーキング
マーキングのためにも猫は爪とぎをします。猫の爪の間には、強いニオイを分泌する腺があり、爪をといで壁などに自分のニオイを付けて縄張りを主張するのです。特に、後足で立ちながら体を伸ばして壁や柱をといでいるときは、マーキングの意味が強いでしょう。
多頭飼いなどの場合、爪とぎでできた傷を他の猫にアピールし、自分の縄張りを見た目でも主張する意味もあります。
4. 不安やストレスの解消
猫は不安やストレスを感じたときに、爪とぎで気持ちを落ち着かせようとします。突然の来客があったときなどにはよく行うでしょう。これを「転位行動」といいます。人間が、失敗したときに照れて頭をかくような行動です。
5. 注目を浴びるための爪とぎ
飼い主にかまってほしくて、爪とぎをするときもあります。爪とぎをしているときに、声をかけたことがきっかけで「爪をとぐと飼い主が注目してくれる」と猫が覚えてしまうのです。
爪とぎをして欲しくない場所でとぐと、飼い主はどうしても声をかけたくなるでしょう。そのため、どんどんエスカレートする可能性もあります。
適切な爪とぎグッズと爪とぎ場所を用意
爪とぎそのものをやめさせることはできないので、適切な爪とぎグッズを用意し、場所を作ってあげる必要があります。
まずは、爪とぎの好みを探りましょう。市販の爪とぎの素材には、ダンボール・麻・木材・カーペットなどがあります。いくつか用意して猫の好みを探りましょう。
ダンボール
多くの猫が好む素材です。値段も安くスーパーマーケットなどでも購入できます。シンプルな長方形の床置きタイプや、ベッドタイプ、猫が中に入れる「すりばち状」など形状もいろいろ。中に入って遊べるハウスのような爪とぎもあります。
ダンボールは、とぎクズが出やすい点と、すぐにボロボロになる点がデメリットです。軽いので、動かないように固定する必要もあります。
麻
麻縄をポールに巻いた爪とぎです。キャットタワーに付属している商品もあります。麻縄は丈夫で、とぎクズはほとんど出ません。力の強い猫がといでも長持ちするのもメリットです。やや高価な点と、猫の好みが分かれる点がデメリットです。
木材
外で暮らしていた猫が好む傾向があります。とぎクズもほとんどなく、丈夫で長持ちします。ただ、あまり商品の種類は少ないうえ、やや高価です。
カーペット
日頃からラグやカーペットで爪をとぎたがる猫に向いています。丈夫ですが、爪がひっかからないように注意が必要です。商品の種類が少ないのがデメリットです。
爪とぎの形状や大きさもチェック
床に置くタイプと水平タイプ
床で爪をとぐのが好きな猫、立ち上がってとぐのが好きな猫など好みが分かれるようです。好みがわからないときは、両方用意します。
しっかり安定する爪とぎ
爪をとぐたびに爪とぎが動くのを猫は好みません。
床に置くタイプは裏に滑り止めがついているものを、ポールタイプは猫が力を入れてもグラグラしない安定したものを選びましょう。
十分な大きさのある爪とぎ
猫が思いっきり体を伸ばしても使える大きさの爪とぎを選びます。壁に貼れるタイプは、前足が届く場所に貼って使えるのでおすすめです。
爪とぎの置き場所
すでに壁などでとがれて困っている場合は、そこに爪とぎを設置します。
他には、猫がいつも過ごす部屋の隅やドア近く、トイレに行くときの通り道など複数箇所に設置します。いろいろな場所に置いて、猫の様子を観察してみてください。傾向がわかってくるはずです。
爪とぎを使ってもらうコツ
新しい爪とぎでとがせるには、「匂い」を付けておくのが効果的です。壁についた爪とぎあとを布でこすります。その布で、新しい爪とぎを拭いて匂いを付けると簡単です。さらに、爪とぎにあらかじめ傷を付けて「よその猫が爪をといだ」風にしておきます。
してほしくない場所で爪をといでも叱らない
猫が不適切な場所で爪とぎをしていても声をかけたり、叱ったりしないでください。猫は「注目してくれた」と思うでしょう。そのため、ますます爪とぎをする悪循環に陥るかもしれません。壁にはシートを貼る、ソファにはカバーをかけるなどの対策を行いましょう。
なかなか爪とぎを使ってくれない場合は、素材や形状、置き場所を見直してみましょう。
まとめ
爪とぎは猫の本能です。猫が思う存分爪とぎができるように、猫の好みの爪とぎグッズを用意してあげましょう。いくつか用意して、好みを探るのもおすすめです。置き場所は、猫が普段過ごす場所や通り道などがいいでしょう。といでも動かないように固定することも忘れないでください。
壁など不適切な場所でといでも、叱らないことがポイントです。シートなどを貼るなどして対策をしましょう。
災害時の車中泊にも!犬が車内で快適に過ごせるお役立ちグッズ6選
愛犬とのドライブは楽しいものですが、犬の落ち着きがなかったり、シートににおいが染み付いてしまったりと、何かと困りごとが発生しがちです。
車の中で犬と快適に過ごせるようにしておけば、いざという時に車で避難する際にも役立つでしょう。
災害時には、状況によっては犬と一緒に車中泊をする可能性もあり、日頃から備えをしておくことが大切です。
今回の記事では、犬と車中泊をする際に役立つグッズをご紹介します。
犬を車に慣れさせておくと災害時に役立つ!
地震や洪水などの自然災害が多い日本では、日頃から災害への備えをしているという方も多いのではないでしょうか。
では、犬の災害対策はできていますか?
犬の災害対策を考える場合、いつでもキャリーケースに入れて運べるようにしたり、ドッグフードやトイレシーツ、犬用のお皿などを用意しておく必要があります。
また、避難所によってはペットと一緒に寝泊まりすることができない場合も多く、近所でペットと過ごせる避難所があるか事前にチェックしておくことも重要です。
車中泊という選択肢も
避難所がペットNGの場合や、犬が他の人や動物に吠えてしまう場合などには、車の中で避難生活を送る、いわゆる「車中泊」を選択する人もいます。
いざという時に車中泊で数日間を過ごすには、日頃から犬を車に慣れさせ、犬と快適に過ごせるような車内環境を整えておくことが重要です。
犬との車中泊で注意したいポイント
1. 車酔い
犬も人間と同じように、車に揺られることで三半規管に異常が生じ、車酔いをすることが少なくありません。
車酔いをすると次のような症状が出ます。
- ハァハァとパンティングをする
- ヨダレを垂らす
- 嘔吐
- 下痢
- 元気がなくなる
【対策】
夏はもちろん、冬でもあまり車内の温度が上がりすぎないように気をつけましょう。
また、少し窓を開け、外の空気を車内に取り込むと良いでしょう。
2. 熱中症
夏場の車内は温度が上がりやすく、熱中症に注意が必要です。
車中泊をする場合、就寝時にエンジンをかけっぱなしにすると一酸化炭素中毒になる恐れがあるので、四六時中エアコンをつけているわけにもいきません。
【対策】
エアコンをつけなくても夜をしのげるように、車内で役立つ熱中症対策グッズを用意しておきましょう。
後ほどおすすめのグッズをまとめてご紹介します。
犬との車中泊に役立つおすすめグッズ6選
1. ドライブシート
後部座席を覆うことのできるシートです。
防水仕様のものが多いので、犬が粗相をしてしまったり、泥だらけにしてしまっても安心です。また、ハンモック型のものなら、運転席や車外への飛び出しを防止することもできます。
災害時には、後部座席をフラットにして覆うことで、広々とした快適な空間になります。
2. ドライブベストハーネス
犬用のシートベルトの役割を果たします。
車についているシートベルトに繋げて使うことで、落下や、急ブレーキによる怪我等を防止してくれます。
また、災害時はリードに付け替えれば、そのまま車の外に連れ出してお散歩をすることも可能です。
3. 酔い止め薬
乗り物酔いしやすい犬には、酔い止め薬を用意しておいてあげましょう。
市販の犬用酔い止めシロップなどもありますが、獣医師さんに相談し、処方してもらうことをおすすめします。なお、自己判断で人間用の酔い止め薬を飲ませるのは危険ですのでやめましょう。
4. 窓用ネット
1日中車のエンジンをかけておくわけにもいきませんから、エンジン停止中には窓を開けて風通しを良くしたいもの。
しかし、窓を開けっ放しにしておくと虫が入ってきたり、プライバシーの面で気になる部分もあるかと思います。
そのような時のために、窓やトランクルームのドアにつけられるネットを積んでおくと便利です。
5. 扇風機
窓を開けるだけでなく、扇風機を上手に活用することで、車内の風通しをさらに良くすることができます。
持ち運びでき、コードがいらない小型の扇風機を用意しておくと良いでしょう。
6. 冷却シート
扇風機や窓用のネットに加え、敷くだけでひんやり冷たくなるシートを併用すると、特に夏場の車内で快適に過ごすことができます。
大きいサイズのものを買ったり、何枚かつなげて使うことで、飼い主さんも一緒に使えるので便利です。
まとめ
いざという時に犬が車内で快適に過ごせるようにするには、温度管理や体調管理がしっかりできるよう、事前にお役立ちグッズを備えておくことが大切です。
災害時に初めて車中泊をするのは大変なので、できれば犬と一緒に避難訓練をしたり、日頃から車でお出かけをして「車=楽しいところ」と学習させておくと良いでしょう。
なお、車が動いている時は、安全のため、座席に固定したクレートの中にいてもらいましょう。車が動いている最中に犬がフリーで車内にいると、道路交通法違反になってしまう場合があります。
この機会に、犬の避難グッズだけでなく、車で使えるグッズの見直しもしてみてはいかがでしょうか。
【クイズ】犬の早食いが良くない理由とは。病気を引き起こす可能性も!
本記事では、そんな犬の早食いについてクイズ形式で解説していきます。
それではさっそく、犬の早食いクイズにチャレンジしてみましょう!
また、早食いをすると、喉に食べ物がつまりやすくなります。喉に食べ物がつまると、犬は上手に呼吸ができなくなり、そのまま命を落としてしまうこともありえます。
さらに、早食いは消化器官に負担をかけます。特にドライフードを与えている場合、硬いままの粒をそのまま飲み込んでしまうと、消化不良を引き起こす可能性があります。
また、胃拡張・胃捻転にもなりやすくなります。「胃拡張」とは、一気に食べた大量のフードが犬の胃の中で膨らみ、胃が拡張してしまうことです。これによって胃の内容物が腸へ流れず、消化不良を引き起こし、嘔吐してしまうこともあります。
そしてその胃拡張が、胃がねじれる「胃捻転」を引き起こしてしまうこともあります。胃捻転は、発症から数時間で犬が死に至る恐れがある非常に危険な病気です。
ドライフードを水でふやかすと、水分により膨張し、満足感を得やすくなります。水分摂取量も増加するため、尿路結石のリスクも減らすことができます。また、1日に与える食事量は同じでも、小出しにして回数を増やせば早食いを緩和できます。
犬が餌を食べる際に、早食いできないように食器の内側にデコボコがついている早食い防止グッズも効果的です。知育玩具のようなものであり、ストレス解消にもつながります。
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
犬の早食いを防止!悪影響の理由と改善方法5つ
冬の寒さが命取りに!低コストでできるハムスターの寒さ対策8選
寒さは、命を落とす危険性さえある

寒さ対策は9月から対策を始めるって本当?

ハムスターの寒さ対策8選

1.温度計を設置する
これは寒さを改善するための直接的な対策ではありませんが、寒さ対策をする上でまず取り付けたいものです。 先述した通り、ハムスターが生活するには、20〜26℃の環境を保つことが大切です。寒さの感じ方は人それぞれですから、飼い主さんの感覚の他にも温度計を頼りにすることで正しい温度管理をしましょう。 温度計は、できればハムスターのケージとお部屋の2ヶ所に設置することをおすすめします。2.ケージの置き場所を変える
暖かそうだからという理由で、直射日光のあたる場所にケージを置くのはやめましょう。温度差に弱いハムスターは、寒暖差によって体調を崩してしまいやすいからです。 また、窓辺付近やドアの近く、床の上などの低い位置も冷たい外気が入りやすいので避けるようにしましょう。3.小動物用ヒーターを使う
小動物用ヒーターは、比較的安いものも多く効果が高いため、愛用している飼い主さんも多いようです。 様々な種類が出ておりますが、大きく分けて2つのタイプがあります。 1つは、ケージ下に敷くなどが出来る広範囲のパネルヒーター、もう1つはハムスターが中に入ったり上に乗ったり出来るようなドームタイプ、置くタイプです。①パネルヒーター
②ドームタイプ、置くタイプ
4.床材をたっぷり入れる
ハムスターのケージや寝床に、床材をたっぷり入れてあげましょう。夏場の3倍以上ぐらい、ハムスターが潜った時にすっぽりと隠れるほどの量を入れてあげることをオススメします。 ただし、綿の床材や綿製品は、ハムスターの手足に絡まってしまうおそれがあるだけでなく、誤って飲み込んでしまった場合に腸閉塞を起こしてしまうこともあり、大変危険なので避けましょう。5.エアコンをつける
王道の温度管理といえばエアコンですよね。 室内温度を一定に保つことができますし、年間を通じて適温を保つことができます。エアコンの設定温度は、22度〜24度に設定しましょう。6.ダンボールや毛布でケージを包む
部屋の温度を暖かく保ったり、ヒーターでケージの中を温める方法ももちろん有効ですが、ケージの中や周辺の環境に工夫を凝らせば、安いコストで温度管理ができます。 具体的には、次のような工夫ができます。まずは家にあるもので試してみるのも良いでしょう。- ダンボールでケージを包む
- 毛布や布をケージにかける
- 断熱シート、コルクマットを活用する
7.寝袋を作ってあげる
ハムスターのケージの中に、もこもこで暖かい寝袋を入れてあげましょう。 寝袋は専用のものを買っても良いですし、毛布などで作ってあげても良いでしょう。素敵なデザインの寝袋を選べば、ハムスターのケージもあっという間におしゃれな冬仕様に!8.ケージを変えてみる
通気性の良い金網型のケージの代わりに、プラスチック製や木製のケースを使用することで保温効果が高まります。ハムスターの寒さ対策の注意点

温度の逃げ場を作る
ヒーターなどをケージ全体に使用してしまうと、ハムスターが暑いと感じた時に逃げる場所がなくなってしまいます。 ケージの中に、ヒーターなどが当たらない涼しめの場所を作ってあげましょう。ホッカイロを直接入れるのは危険
ハムスターが寒くないようにと、ケージの中にホッカイロを入れる飼い主さんもいます。その際、ホッカイロを直接入れてしまうとかじられてしまい危険なので、もし使う場合には「ホッカイロケース」に入れてから使うようにしましょう。 ホッカイロは普段使いにはあまり向きませんが、本格的な寒さ対策へのつなぎや、ハムスターを病院に連れて行く時などに便利です。コードをかじられないように
ヒーターなど、コードがついたグッズを使う際にはハムスターにコードをかじられないように十分注意する必要があります。 コードがケージの中に入らないようにしたり、コードカバーで覆うなどの対策をしましょう。まとめ

雨の日でも快適に犬と散歩しよう!秘訣とおすすめグッズについて
実際みんなどうしてるの?

快適に散歩する方法とは

排泄物の処理
「お散歩のときに排泄をするようにしつけているから、雨の日でも行かなきゃ…」という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。でも、雨が降っているなか後片付けをするのは少し面倒ですよね。 重要なことはまず、処理グッズが濡れないようにすること。普段から防水バッグのなかに処理グッズを入れておけば、雨の日に濡れてしまって後悔することはありません。 また、ビニール袋で犬のうんちを掴むとどうしても袋が濡れてしまいます。濡れた袋は縛りにくいうえに、バッグのなかのものを汚してしまいます。そんなときは、別に大きめのビニール袋を用意しておき、その中へ入れてしまいましょう。どろんこにならないように
いつものお散歩で公園や舗装されていない道を通る方は、雨の日はルートを変えるようにしましょう。舗装されていて、車通りの少ない道がベスト。タイヤの水はねを受けずにすみますし、事故も避けられます。 また、いつもよりリードの長さを短くして、近くを歩かせましょう。これは、歩道の端の植木につっこんで行ったり、草地に入ったりすることを防ぐため。水たまりも極力避けてください。水たまりにはたくさんの汚れや病原菌が生育しており、肉球にできた傷に付いてしまうと感染症を引き起こすことがあります。雨具を用意しよう

レインコート
レインコートには大きく分けて「オーバーオール型」と「ポンチョ型」の2つのタイプがあります。 オーバーオール型は頭から脚まで全身をすっぽり覆うことができます。濡れるところが最小限で済みますし、泥汚れも軽減してくれます。ただし、着脱に手間がかかり、全身がゴワゴワしてしまうため、服を嫌がる犬には向いていないかもしれません。リード付きペット傘
レインコートを嫌がるわんちゃんにオススメの雨対策がこちら。リードの途中に傘が付いており、上から雨を防いでくれます。 とても画期的な商品ですが、あくまで上からの雨しか防げません。降りはじめてすぐや、小雨のときなら大丈夫ですが、どしゃ降りだと下から跳ねる雨水が多くあまり効果がないかもしれません。 また、大型犬を飼っている方は、サイズに注意しましょう。小さいと全身をカバーできません。レインブーツ
脚に汚れや雨水が付着するのを防いでくれるだけでなく、肉球を守ってくれるのがこのレインブーツ。 雨の日にお散歩をしていると肉球がふやけ、傷つきやすくなってしまいます。足元も見えづらく、何か鋭利なものを踏んでしまうかもしれないため、レインブーツを履かせてあげると良いでしょう。まとめ
