癒しや安らぎが得られる!アニマルセラピーの種類と効果とは?

皆さんは、アニマルセラピーという言葉を聞いたことがありますか?

人間は動物との触れ合いによって心が癒されるというのはご存知かと思います。近年、外出自粛の影響でペットを飼う人が増えるなか、アニマルセラピーという言葉を耳にする機会が多くなった方もいるでしょう。しかし、どんなものなのかをご存知な方は少ないのではないでしょうか。

今回は、アニマルセラピーの種類と効果についてご紹介していきます。

アニマルセラピーとは

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「アニマルセラピー」とは動物を用いた心理療法(セラピー)の一種で、世界各地で行われている科学に裏付けされた心理療法です。医療や介護、教育の現場などで活用されており、人と動物の触れ合いを通して症状の緩和・改善を目的に活用されています。

アニマルセラピーは大きく分けて以下の3種類があります。

動物介在活動(Animal Assisted Activity)

ボランティアなどを通して生活の質(QOL)や情緒的な安定を目的として行われる活動。
日本においてアニマルセラピーといえばこちらの意味が一般的で、医療従事者は介入しません。

動物介在療法(Animal Assisted Therapy)

病気や症状の治療を目標として医療従事者が主導し、動物を介在させて行う医療行為。
日本以外の国では、アニマルセラピーといえば一般的にこちらのことを指します。患者の状態に合わせて治療目的を設定して、心や身体、社会的機能の向上を目指します。

動物介在教育(Animal Assisted Education)

動物の育成などを通して、命の大切さや社会性、協調性、思いやりの心などを子供たちに学ばせる活動。
例としては、情操教育の一部としてペットを飼ったり、小学校で動物を飼うなどが該当します。

アニマルセラピーの歴史

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アニマルセラピーの起源は古く、古代ローマ時代に傷ついた兵士のリハビリに乗馬を用いたことだとされています。

現代的なアニマルセラピーの始まりは18世紀末で、イギリスのある施設において、動物を飼育することで精神障害者の治療効果が上がったという報告も存在します。

精神分析で有名な心理学者のフロイトは、患者の緊張を抑えるために、飼っていたチャウチャウを患者の傍で座らせていたことは有名でしょう。このようにアニマルセラピーは海外を中心に発展してきた心理療法であり、海外では動物介在活動だけでなく、動物介在療法も積極的に利用されてきました。

日本におけるアニマルセラピー

日本へは1970年代にドイツから乗馬療法が紹介されたのが始まりです。

日本におけるアニマルセラピーの歴史は浅く、長期の闘病や家族と離れて暮らさなければならない人の心に寄り添うことを目的とした動物介在活動を主としています。

動物介在療法の普及が遅れている理由としては、ペット同伴が可能な場所が少ないことや、飼い主のマナー意識がまだまだ低く、社会の理解を得られ辛いことなどが考えられます。

アニマルセラピーで得られる2つの効果

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1. 心理的効果

心理学や医学の世界では、幸福感の増大・孤独感の減少・ストレス軽減など、動物との関わりは人間に対して一定の癒し効果があることは昔から知られおり、それは「無条件の愛」を参加者に与えてくれるからと言われています。

動物は参加者が何者であるかに関係なく接してくれます。参加者は動物の前ではありのままの自分になることができ、その状態を受け入れてもらえることに喜びを感じます。

荒んだ心を穏やかにしたり、心を閉ざした人の心を開いたりと、動物は人間の心を癒して生きる希望を与えてくれるほか、身体の治療を目的とした癒しももたらしてくれます。

2. 社会的効果

動物を介してコミュニケーションを取ることができます。参加者同士や、家族・医療従事者との会話が増え人間関係が円滑になります

特に、病院や介護施設を長く利用している方や、生き辛さを感じている参加者にとって、治療や世話を受ける側からブラッシングや散歩をしてあげる側になれる時間・経験は、前向きな気持ちになる動機づけになります。

アニマルセラピーを受けられる場所・施設

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海外と比べるとまだあまり普及しているとは言えませんが、アニマルセラピーへの注目が高まるとともに、少しずつ取り入れる病院や老人ホームが増えてきました。

病院

長期入院をしている患者や、リハビリを必要とする患者に「動物の世話をする」という目的を与えることで、生きる希望を持たせたり、作業を通してリハビリを促したりします

また、ターミナルケアの現場で活用されることもあります。

老人ホーム・グループホーム

高齢化が進む日本ではアニマルセラピーの認知症予防・改善効果に注目し、老人ホームやグループホームへの導入が広まっています。孤独な気持ちになりがちなホーム生活で、定期的なセラピードックとの接触は気持ちが前向きになり、やる気や意欲を高めてくれます

まとめ

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ペットを飼っている方は、アニマルセラピーの効果について共感できるところも多々あるでしょう。動物には不思議な力があり、大切な存在が私たちを癒してくれるというのはとても幸せなことです。

日本におけるアニマルセラピーは海外と比べると普及が遅れていますが、高齢者の健康増進効果を期待され、アニマルセラピーの導入が広まっていく流れが出来上がりつつあります。今後さらに人と動物の距離が近くなり、お互いに癒せる関係になれるといいですね。

猫の鳴き声から感情を読み取ろう!猫語を推測するアプリもご紹介

多くの人を魅了する猫の鳴き声。長く飼っていると「今の鳴き声は喜んでいる」「威嚇している」など多少なりともわかってくるのではないでしょうか。

この記事では、猫の鳴き声から読み取れる感情と、鳴き声に関連するスマホアプリをご紹介します。鳴き声から猫の感情を読み取り、愛猫とコミュニケーションをとりましょう!

猫が鳴く理由

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猫は猫同士や飼い主とのコミュニケーションのために鳴くことが多いです。

子猫のときは、母猫への要求を伝えるために「ミャーミャー」と甲高い声で鳴きます。生まれたばかりの頃は、空腹や排泄などはすべて母猫に面倒を見てもらっているため、子猫と母猫とのコミュニケーションはとても重要です。

また、野良猫の場合、普段はあまり鳴かず、発情期やケンカ、高いところに登って降りられなく困っているときなど、緊急性の高い場合に鳴くことが多いです。

鳴き声から読み取れる感情

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猫の鳴き声はバリエーション豊かで、さまざまな感情を表しています。ぜひ、愛猫の普段の鳴き声にどんな意味があるのか考えてみてください。

「ニャーン」、「ニャオ」

何か要求があるときに、はっきりとした声で鳴きます。
「お腹が空いた」「構ってほしい」「トイレをきれいにしてほしい」など、その要求はさまざまですが、猫の様子を伺いながら何を要求しているのかを考えてあげましょう。

要求が満たされた時に鳴くこともあります。

「ニャッ」

「おはよう」や「調子はどう?」などの軽い挨拶や、飼い主に話しかけられたときにはそれに対する返事をしています。

もともと猫同士の挨拶は、鼻をくっつけたりなどのボディランゲージで行っていましたが、人と生活する中で、鳴き声で挨拶をするようになったと考えられています。

「ウニャ」

食事中にウニャウニャと鳴いているときは、ご飯が美味しいということを意味しています。
愛猫のために一生懸命選んだり、手作りしたご飯で喜んでくれたらとてもうれしいですね。

「ウー」、「シャー」

何かに警戒したり、恐怖を感じています。尻尾が膨らんだり、毛を逆立てているかもしれません。
こんなときに無理に触ろうとすると、引っかかれてケガをしてしまうこともありますので、しばらく様子を見つつ近づき過ぎないようにしましょう。

「カカカ」

これは「クラッキング」と呼ばれ、通常の猫の鳴き声とは少し違って聞こえます。
動いているものに反応しているときや、獲物に対して捕まえられずもどかしかったり、警戒や不安な気持ちから行うことが多いです。

また、飼い主さんに対して信頼を表していたり、不満やストレスを伝えたいときに行うこともあります。

鳴く動作だけ見せる

猫が口を開けて鳴いているように見えるのに、声が全く聞こえない鳴き方を「サイレントニャー」と呼ぶことがあります。

これは、人間には聞こえないような高周波で鳴いているという説と、鳴いているそぶりだけ見せて本当は鳴いていないという説があります。

簡単な挨拶や飼い主さんに甘えたいときに行います。

声の高さも猫の気持ちを感じ取る指標に

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猫の気持ちは、鳴き方だけでなく、声の高さで感じとることもできます。

高い鳴き声

普段より高い声を出している場合、甘えたり、興奮したりして気持ちが高ぶっています
子猫は高い声で鳴くことで、母猫に甘えたり、さまざまな要求を訴えているのです。

低い鳴き声

普段より鳴き声が低い場合、強い主張や威嚇をしています。また、不安な気持ちを紛らわそうとしています。

基本的にあまり良い状態ではないため、原因を探して取り除いてあげましょう。攻撃的になっている場合は、あまり関わらずそっとしておいてあげてください。

中間の鳴き声

高くも低くもなく、中間的な鳴き声をしている場合は、平常な状態です。ただの挨拶か、軽めな要求や主張をしています。

猫の鳴き声に関するアプリもある!

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猫語の翻訳の精度には目をつぶらないといけないところもありますが、無料で利用できるアプリがいくつかあります。
アプリで猫の気持ちが正確に分かるわけではないものの、猫が何を考えているのかをよく考えるきっかけにもなります。

試しに、愛猫と一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。

にゃんトーク

Amazonのアレクサの開発に携わったエンジニアが作ったアプリで、猫の鳴き声をアプリに聞かせるとその時の感情を予測して文字として表示してくれます。

はじめは限られた数の感情しか翻訳できませんが、アプリに学習させることでさまざまな鳴き声の違いを認識し、徐々に精度が高まっていきます。

以前は英語版のみでしたが、日本語版が出たことでSNSを中心に多くの人が猫とのコミュニケーションを楽しんでいます。

iOS版:https://apps.apple.com/jp/app/meowtalk-cat-translator/id1524038030
Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.akvelon.meowtalk&hl=ja&gl=US

人猫語翻訳機

猫のアイコンを押すと、その絵にあった猫語が再生されるアプリです。無料版では8種類の鳴き声を再生されます。

さらに、人間の言葉を猫語に変換して再生する機能もあります。今まで猫に伝えられなかった言葉を、このアプリを通じて伝えてみるのはいかがでしょうか?

iOS版:https://apps.apple.com/jp/app/%E4%BA%BA%E7%8C%AB%E8%AA%9E%E7%BF%BB%E8%A8%B3%E6%A9%9F/id464511058
Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=games.lenvik.tfc1

まとめ

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猫は鳴き声で、甘えたり、ご飯を要求したり、威嚇したりなど、さまざまな感情を表現します。長く飼っていれば何を言っているのか、何を要求しているのかわかってくるようになるでしょう。

最近では、猫の言葉を手軽に推測して遊べるスマホアプリも登場しています。これらもうまく活用して、愛猫との暮らしを楽しんでくださいね。

犬が遠吠えをする理由は?犬の心理と4つの対策法

犬を飼っている方の中には、愛犬が遠吠えをする様子を見たことがあるかもしれません。

犬の先祖であるオオカミも遠吠えをすることで知られていますが、飼い犬が遠吠えをするのは一体なぜなのでしょうか?

今回は、犬が遠吠えをする理由を、大きく「心理的な理由」「外のものへの反応」「認知症」の3つに分けて、詳しく解説していきます。

みなさんも犬が遠吠えをする理由を知って、正しい対処をしてあげましょう。

【犬の遠吠えの理由】心理的な理由

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不安・寂しい

飼い主さんが出かける前や、出かけている間に遠吠えをする場合は、ひとりぼっちにされることに不安を感じている「分離不安症」である可能性が高いと考えられます。

犬によっては、ひとりぼっちにされたときだけでなく、家族の中で一番愛着のある人が出かけてしまったときに遠吠えをすることもあるようです。
分離不安症になると、遠吠え以外にも、粗相をしたり、物を壊したり、体調不良になることがあります。

ストレス解消

犬のストレスの原因は様々ですが、人間と同じように「大きな声を出すことでストレスを解消するタイプ」の犬は、遠吠えでストレスを解消することがあるようです。

【犬の遠吠えの理由】外のものに反応している

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サイレン音に反応している

犬は、外から聞こえる救急車やパトカーのサイレン音に反応して遠吠えをすることがあります。

サイレン音の周波数が遠吠えの周波数と似ているために、他の犬の遠吠えと勘違いしてコミュニケーションを取ろうとしているのだと考えられています。

雷、地震に反応している

犬には、雷や地震を怖いと感じる本能があるため、雷や地震に対する不安から、もしくは、危険が迫っていることを仲間に知らせるために遠吠えをする場合があります。

また、犬には人間には聞こえない音が聞こえるので、雷や地震を人間が感じるよりも前から、遠吠えなどの異常行動をすることもあります。

仲間とのコミュニケーション

犬の先祖である野生のオオカミは、次のような理由から遠吠えをします。

  • 自分の縄張りを主張し、守るため
  • 仲間に居場所を知らせるため
  • 仲間と何らかのコミュニケーションを取るため

飼い犬であっても、ほかの犬の遠吠えを聞いて、コミュニケーションを取ろうとしている可能性があります。

人間には何も聞こえなくても、耳のいい犬には遠くにいるほかの犬の遠吠えが聞こえているのかもしれません。

【犬の遠吠えの理由】認知症

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犬も人間と同じように、老犬になると認知症を発症することがあります。

特に11歳以上の日本犬に多く見られますが、7歳を超えたら全ての犬種で注意が必要です。

認知症になると、家の中で迷子になる、壁に向かって歩く、名前を呼んでも気づかない、トイレを失敗する、昼夜逆転生活で夜鳴き(遠吠え)をするなどの症状が現れます。このような症状が見られたら、一度獣医師に相談してみましょう。

犬の遠吠えを緩和する4つの方法

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犬は、さまざまな理由で遠吠えをすることが分かりましたが、あまり遠吠えが激しいとご近所さんに迷惑をかけてしまったり、飼い主の方が睡眠不足になったりしてしまいますよね。

また、遠吠えの原因が不安ストレス認知症の場合は、犬自身にも負担がかかっているため、何らかの対策が必要です。

なお、これらの対策は1つだけでは意味がないことがあります。きちんと遠吠えの原因を探り、その原因にあった対策をミックスして、その子にあった内容にカスタマイズしていく必要があります。

1.ひとりで過ごせるようにする

飼い主さんが外出する際に遠吠えをする場合は、ひとりぼっちにされるのを不安に感じている可能性があります。

あまり長い時間、犬にお留守番をさせるのは望ましくありませんが、「ひとりでも楽しく過ごせる」「飼い主は必ず戻ってくる」と犬に教えるために、ひとり遊びができるおもちゃをあげてみたり、少しずつ静かにお留守番できる時間を伸ばしていくと良いでしょう。

おもちゃを与える

長時間噛むことができるおもちゃは有効な可能性があります。
また、普段はあまりおもちゃで遊ばない犬も、チキンペーストやお気に入りのおやつを入れたコングなら、夢中になってくれるかもしれません。

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お留守番の時間を少しずつ伸ばす

1分1人にするだけでも遠吠えしてしまうような場合、1時間以上1人にしたときに遠吠えしてしまうような場合で、やり方は変わってきますが、1人で過ごせる時間を少しずつ伸ばしてみましょう。

いきなり時間を伸ばしてしまうと失敗するので、1分でも1人でいられないような子の場合は、10秒多く1人でいられるだけでも大成功です。

ただ、このように全然1人にできないような子の場合は、分離不安症である可能性が高いので、一度専門家であるドッグトレーナーや獣医師に相談することをおすすめします。

2.犬と適切な頻度でコミュニケーションをとる

最近、犬と過ごす時間を十分に確保できていますか?犬は、飼い主さんからの愛情不足が原因で不安やストレスを感じることがあります。

もし、「最近は忙しくてあまり遊んであげてないな」と感じたら、隙間時間でもいいので、犬としっかりコミュニケーションを取るようにしましょう。

逆に、かまい過ぎてしまうと、犬にとって嬉しい反面、疲れてしまって無意識のうちにストレスが溜まってしまうことがあります。愛犬とのコミュニケーションは、適度に行うようにしましょう。

3.犬のストレスを取り除く

犬のストレスの原因はさまざまです。

運動不足や運動過多、引越しなどで住環境が変わったこと、愛情不足、家族の不仲、新しい家族が増えたことなどもストレスの原因となり得ます。

散歩や家の中での運動量は適切か、家の環境などに問題はないかなどを見直し、もし犬のストレスの原因となりそうなものがあれば、できるだけ取り除いてあげましょう。

4.おもちゃやおやつで犬の気をひく

外の犬の声やサイレンに反応した遠吠えをやめさせたい場合は、犬が遠吠えを始めたときに、お気に入りのおもちゃやおやつに注目させ、外の音から気をそらすのが効果的です。

遠吠えをやめておもちゃなどで遊び始めたら、褒めてあげるとなおよいでしょう。

これは何度も何度も根気強く繰り返し行い、最終的には「遠吠え」をさせないようにしなくてはなりません。

まとめ

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今回は、犬が遠吠えをする理由と対策方法をご紹介しました。

犬の遠吠えは、ご近所や飼い主さんにとってもストレスとなりますが、犬自身も不安やストレスを抱えている可能性があります。

愛犬が遠吠えをしていたら、単に「オオカミみたい」「うるさいなあ」と言って放っておくのではなく、不安や寂しさ、ストレスや認知症などの可能性がないか、日頃の様子をよく観察し、必要であれば犬との関わり方を見直してみましょう。

犬の遠吠えはご近所さんとのトラブルになる場合もありますので、どうしても原因がわからない、治せないという場合は、動物行動学の専門家であるドッグトレーナー、もしくは幅広い知識を持っている獣医師に相談しましょう。

愛犬との日々の暮らしに取り入れたい「ドッグパルクール」の魅力とは?普及活動に携わる吉見さんに伺いました

みなさんは、ドッグパルクールという言葉を聞いたことがありますか?

パルクールと聞くと、塀から塀に飛び移ったり、宙返りをしたりと、かなりアクロバティックな運動をするイメージが強いかもしれませんが、本来のパルクールは、障害物のあるコースを、いかにスムーズに移動できるかを追い求めたものです。

パルクールの本来のコンセプトを犬に応用し、犬が日常生活の中に存在するさまざまな障害をスムーズに乗り越えられるようにと誕生したのがドックパルクールです。

日本ではまだまだ知名度が低いドッグパルクールですが、シェリー編集部では、そんなドッグパルクールの楽しさをもっとたくさんの人に広めたい、と精力的に活動をしていらっしゃる、吉見留美さんにお話を伺ってまいりました。

ドッグパルクール誕生の歴史

ドッグパルクール

パルクールの原型は海軍の訓練から

人間のパルクールは、フランス海軍で実践されていた、歩く、走る、跳ぶ、這う、登る、バランスをとる、投げる、持ち上げる、自衛する、泳ぐなどの基本的なトレーニングを、障害物コースに応用したのが始まりです。

そのため、本来の目的はあくまで、障害物のあるコースをより安全でよりスムーズに移動することにありました。

やがて、身体能力の高い人たちがパルクールをパフォーマンスとして始めた結果、塀から塀に飛び移る、宙返りをしながら移動する、などのアクロバティックな動きが注目され、パルクール=ダイナミックなエクストリームスポーツというイメージが定着するようになりました。今では、パルクールを忍者スポーツと表現する人もいます。

スムーズな動きを追い求めたドッグパルクール

ドッグパルクールは、人間のパルクールのもともとの目的であった、障害物をいかに安全でスムーズに乗り越えるかというコンセプトに注目し、犬に応用したもので、アメリカのInternational dog parkour associationが最初に始めたことで知られています。

犬は日常生活のなかで常に障害物を乗り越えながら生きています。ここで言う障害物とは、家の中の段差やモノに限った話ではありません。散歩中の他の犬、ベンチ、石ころなど、日常生活を送る中で出会う広範囲の障害物を指します。それらの障害物を楽しく利用することで、スムーズで安全な動きができるようになり、飼い主と犬の不安解消につなげよう、というのが目的です。そしてドッグパルクールを通して飼い主と犬の絆を深め、一緒に過ごすことの楽しさを改めて発見できるのです。

ドッグパルクールの出会い

吉見さん
そんなドッグパルクールの日本での普及活動に携わっているのが、今回シェリー編集部が取材した吉見さんです。吉見さんは、今でこそドッグパルクールの普及活動に携わっていますが、始めは一人の飼い主としてドッグパルクールに出会い、手探りでドッグパルクールを始めたと言います。

運動神経のいい愛犬が退屈から好ましくない行動を取らない様に

2年半前、吉見さんのお家で生まれた4匹の子犬のうち、抜群に運動能力の高い子犬が1匹いました。

特に高い思考力や観察力、実行力を持つ犬は、その好奇心を満たす環境を作ってあげなければ飼い主をびっくりさせてしまうような思わぬ行動に出るのではないか。そう思った吉見さんは、子犬達に楽しく取り組める課題を与えることで、犬にも飼い主にもプラスになると考えました。

ドッグパルクールは忙しくてもできる?

はじめは競技としてのアジリティをやらせようとも思いましたが、大使館でのお仕事を本職にしている吉見さんにとって、アジリティのためにスクールに通う時間の余裕はありませんでした。そんな時、お散歩などの日常生活のなかで楽しく運動できるドッグパルクールのことを知人から聞いたのがきっかけで、これならできそう!と、ドッグパルクールを始めました。

ドッグパルクールはどんなことをするのか?

ドッグパルクール

それぞれの犬に合ったトレーニングが基本

ドッグパルクールはアジリティなどとは違い、これをやらなければいけないという決まりはありません。あくまで犬が楽しみながら、スムーズに、安全に生活できることを目的としているため、犬の年齢や犬種、性格や運動能力に合わせたトレーニングを行います。

ですから、やっと歩けるようになった子犬でも、元気いっぱいの成犬でも、ヨタヨタ歩きになった老犬でも、どんな年齢からでもトレーニングを始められます。また、腰に負担のかかりやすい犬種であれば、負担の少ない動きでトレーニングをしていきます。

生後1ヶ月でトレーニングを始めた吉見さんの愛犬たち

吉見さんは、自宅で生まれた愛犬たちが歩けるようになった生後1ヶ月頃からドッグパルクールを始めました。生後1ヶ月の時点ではまだ散歩に行くことはできませんが、自宅でできることはたくさんあります。

例えば、小さな段差や、素材の違う布の上に足を乗せるだけのトレーニングなら、まだ体が出来上がっていない子犬でも簡単に始められます。それぞれの犬の状況やレベルに合わせたトレーニングを少しずつ行っていけば良いので、始めやすいというのもドッグパルクールの特徴です。

日々の生活の一部にパルクールを取り入れる

朝起きてから寝るまで、何気ない日常にドッグパルクールを自然と取り入れているという吉見さん。

ドッグパルクールのトレーニングを積み、箱の上に乗ったらいいことがあると思っている吉見さんの愛犬たちは、いつしか何も言わなくても箱の上に乗るように。散歩に行きたい!と興奮して吠えることはなく、大人しく箱の上で待っているそうです。

レベルアップしてくると、散歩中の壁蹴りも

簡単なことから始めて、だんだんとできることが増えてくると、散歩中に壁や塀を蹴る壁蹴りなどの高度な運動も習得できるようになりました。

こちらの写真からはドッグパルクールをする愛犬たちも楽しみながら運動している様子が伝わってきます。人間のパルクールも格好いいですが、愛犬たちがパルクールをする姿も一層格好よく見えます。

吉見さんが語るドッグパルクールの魅力

吉見さん2
一人の飼い主としてドッグパルクールを始め、今ではその魅力にすっかり惹かれてしまったという吉見さんですが、具体的にはどのようなところに魅力を感じているのでしょうか。

一生を一緒に旅する感覚を得られる

色々な動きに一緒にチャレンジすることで、楽しみながら日々の生活にドッグパルクールを取り入れられます。そのため、忙しい人でも自然に犬とのコミュニケーションをたくさんとるようになります。人間と犬がパートナーとなり、ドッグパルクールをすることで、一生を一緒に旅する感覚を得られると言います。

選択肢を増やすことは、犬の幸福に繋がる

また、ドッグパルクールは、犬に動きを強制することはありません。段階を踏んで少しずつできることを増やしていき、犬に楽しい!と思ってもらうことで、犬が自分の意思で行動するようになります。

例えば、散歩中に向かいから他の犬がやってきたとします。飼い主にターゲットと言われた犬は、ターゲットである石の上に足を置いておやつをもらうか、ターゲットを無視して他の犬に吠えるか、自分で選ぶことができます。この犬に選択を委ねるという点は、他のドッグスポーツにはない考え方かもしれません。

人間でも同じことが言えそうですが、選択肢が他にない中でやれと言われたから仕方なくやるのではなく、自分がやりたいからやるというように、選択肢をたくさん持つことは犬にとって幸せなことだと考えています。

ドッグパルクール普及に向けて

ドッグパルクール
吉見さんは、ドッグパルクールを自らやっていくうちに、その魅力にどんどん惹かれていき、もっといろんな人にドッグパルクールを知ってもらいたいと思うようになりました。そこで現在は、様々な形でドッグパルクールの普及活動に携わっています。

International Dog ParkourのHPを和訳

大使館での仕事に携わり、アメリカ人の夫を持つ吉見さんは、これまでに培った英語力を生かし、ドッグパルクールの生みの親であるInternational Dog Parkour AssociationのHPを日本語に訳し、Japan Dog Parkour Clubのサイトを立ち上げました。

SNSやウェブを通じて自身の生活を発信

InstagramFacebookといったSNSを通してドッグパルクールのあるご自身の暮らしを広めることで、多くの人にドッグパルクールの楽しさを知ってもらいたい、と考えています。

また、今後はシェリーで行うドッグパルクールの情報発信にも協力していただく予定です。どのようにトレーニングしているのか?どのようなイベントがあるのか?等、ドッグパルクールに関しても精力的に情報発信していく予定ですので、今後の展開にもご期待ください。

インストラクターへ

現在はHPやSNSを通じて、ドッグパルクールをもっと多くの人に知ってもらう活動をしている吉見さんですが、それだけでは自分もやってみようと思ってもらうには物足りない、と言います。そこで、自らドッグトレーニングのインストラクターとしての資格を取得し、より実践的な普及活動をしていきたいと考えているそうです。

現在インストラクターの資格取得に向け準備中ですが、晴れて資格を取得できた暁には、セミナーなども積極的に開催していく予定とのこと。

補足
シェリー編集部に所属するドッグトレーナーも、ドッグトレーニングとドッグパルクールの相性は非常に良いと考えています。特に、現在主流になっているトリーツ(おやつ)を使ったモチベーショントレーニングを行い、犬自身に考えさせるというマインド面がそうです。また、一緒にスポーツに取り組むことで、飼い主と犬との信頼関係が深まる効果も得られるでしょう。
様々な選択肢を犬に与え、犬自身が考え、そして行動し、成功体験をさせることで犬は大きな自信を得ていきます。より「楽しい」、そして「平気だ」と思えるように犬が成長していくことで、他の犬との応対の仕方や臆病な性格、およびそこから来る吠えなどの行動も、自然に改善していく可能性があります。

まとめ

ドッグパルクールは、犬が日常生活の中に存在するさまざまな障害をスムーズに乗り越えられるようにというコンセプトのもとで誕生し、どんな年齢でも、どんな犬種でも、どんな性格でも簡単に始められるスポーツであり、トレーニングです。

今回は、ここ日本でもドッグパルクールをもっと多くの人に知ってもらいたいと、忙しい仕事の合間を縫ってHPの立ち上げやSNSを使った普及活動をしている吉見さんに触りの部分だけですが、ドッグパルクールの魅力についてお話を伺いました。今後、シェリーでもドッグパルクールについてさらに詳しい情報を発信してまいりますので、ご興味をお持ちの読者の皆様はぜひご期待ください。

犬は家の中と外どっちで飼う?室内飼いのススメ!

犬を外で飼うべきか、室内で飼うべきか悩んでいませんか?いざ犬を飼おうというとき、どこで飼うか悩みますよね。
最近は番犬のように外で飼われている犬を見かけなくなりました。実は、愛玩犬として犬を飼う人が増えている今、室内で飼う方が断然良いのです。

室内飼いで愛犬との楽しい生活を叶える!

カップルと犬

これから家にやって来る新しい家族を迎える場所は、屋内がオススメです!
人間は生活の多くを屋内で過ごすので、犬とたくさんコミュニケーションが取れる室内飼いはメリットがたくさんあります。

信頼関係を築きやすい

まず、犬は飼い主と多くの時間を共有することで、人間との付き合い方を学びます。自分の飼い犬とたくさんの時間を過ごせば過ごすほど、その犬との信頼関係が築きやすくなります。

犬の健康維持

天候などによって大きく環境が変化しないので、身体的にも精神的にも健康を維持しやすくなり、万が一病気や怪我をしてもすぐに気づくことができます。
また、マダニや蚊などの虫に接する機会も屋外に比べると減らすことができるので、病気の予防という観点でもメリットがあります。

愛犬と楽しい生活を送る上でたくさんのコミュニケーションは必要不可欠なのです。

屋外飼いはリスクが大きい?!

鎖で繋がれた犬

屋外で犬を飼うと、室内飼いとは反対にコミュニケーション不足から生じる不利益が多くあります。先ほど挙げた室内飼いのメリットが得られなくなりますし、寂しさから吠えたり脱走されてしまうなんてこともあるかもしれません。

犬にとって 屋外=ストレス

「屋外でもコミュニケーションを取ればいいんじゃないの?」そう思うかもしれません。
もちろんそうすれば良いのですが、私たちの都合のいい時にばかり可愛がるのは犬にとって良いこととは言えません。これから犬を飼う人は犬を可愛がり、そして楽しい生活を送りたいはず!屋外で飼うことは、それを叶えてくれないかもしれません。
なぜなら、犬は犬の祖先である狼の習性を持っているため、群れでの行動を好みます。そのため、屋外で飼っていると飼い主に懐かない上、犬にとっても大きなストレスになってしまいます。

室内飼いの注意点

リビングダイニング

室内飼いをする上でももちろん注意点があります。ここでは特に気をつけてほしいことを3つ挙げます。

異物の誤飲

家の中には小さなものでも大事なものが多くありますし、体内に入れると危ないものもあります。人間は判別できても、犬にはできませんし、何でもおもちゃにしてしまいます。犬が異物を誤飲してしまう可能性があるようなものは、高いところや引き出しに収納しましょう。犬も取扱い方法は赤ちゃんと同じなのです。

トイレのしつけ

家の中で放し飼いする場合、トイレのしつけをしっかり行わなければ、家のいたるところで排泄してしまいます。飼い主にとってもストレスの原因になってしまうので、注意しましょう。
トイレのしつけ方法については、以下をご覧ください。

愛犬のトイレの失敗は3つのポイントを抑えれば克服できる!

食事

犬の食事は特に気をつけなればなりません。

人間が食事をしている時は、なるべく犬を寄せ付けないようにしましょう。人間の食べこぼしを食べてしまったり、人間が可愛がりすぎて人間のおかずをついついあげたりしますが、これは犬にとって良いこととは言えません。多様な食事を与えた場合、アレルギー性皮膚炎が出やすい傾向があるそうです。
犬が食べてはいけない食べ物については、以下を参考にしてください。

最低限知っておくべき、危険な食べ物リスト【犬猫版】

楽しいペットライフを!

室内で飼うと、良いことがたくさんあります。もちろん屋外でも飼うことはできますが、もし迷っているなら、これから飼う犬のためにも、室内で飼うことをオススメします。たくさんのコミュニケーションで、愛犬との生活を楽しんでくださいね!