【犬種クイズ】穏やかで賢い!シェットランド・シープドッグの魅力
今回は、シェルティについて、クイズ形式で解説していきます。
それではさっそく、シェルティクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 シェルティの原産国はどこ?
正解です!
不正解です!
正解は「イギリス」です。
シェルティは、イギリス最北端にあるシェットランド諸島が原産の牧羊犬です。
1909年には、イギリスのケンネルクラブに「シェットランド・コリー」という名称で登録されましたが、外見がよく似たラフ・コリーなどとの混同を避けるため、 「シェットランド・シープドッグ」に変更されました。
1909年には、イギリスのケンネルクラブに「シェットランド・コリー」という名称で登録されましたが、外見がよく似たラフ・コリーなどとの混同を避けるため、 「シェットランド・シープドッグ」に変更されました。
Q.2 シェルティの説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「無駄吠えはあまりしない」です。
シェルティはもともと牧羊犬だったこともあり、比較的吠えやすい犬種だといわれています。騒音トラブルに発展することも少なくないため、小さい頃からしつけをすることが大切です。
シェットランド諸島の気候条件が非常に厳しく、少ない飼料でも飼育できるようにと、徐々に小型化されていきました。そのため、体はラフ・コリーよりもふた回りほど小さいです。
走り回るのが大好きで、運動能力が高く賢いため、ドッグスポーツにも適しています。被毛はダブルコートで寒さには強い犬種ですが、換毛期には抜け毛が多いため、ブラッシングは毎日行いましょう。
シェットランド諸島の気候条件が非常に厳しく、少ない飼料でも飼育できるようにと、徐々に小型化されていきました。そのため、体はラフ・コリーよりもふた回りほど小さいです。
走り回るのが大好きで、運動能力が高く賢いため、ドッグスポーツにも適しています。被毛はダブルコートで寒さには強い犬種ですが、換毛期には抜け毛が多いため、ブラッシングは毎日行いましょう。
Q.3 シェルティがかかりやすい「コリーアイ症候群」の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「失明することはない」です。
コリーアイ症候群は、コリー種に特徴的に見られる遺伝性の眼疾患です。多くの場合は無症状ですが、網膜剥離などが起こると失明してしまうこともあるため注意が必要です。
予防法も治療法も確立されていないため、コリーアイ症候群を発症した犬を繁殖させないことが重要です。
予防法も治療法も確立されていないため、コリーアイ症候群を発症した犬を繁殖させないことが重要です。
問正解/
問中
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【犬図鑑】シェットランド・シープドッグの歴史、性格、飼い方
結果発表
問正解/
問中
【獣医師監修】シェットランド・シープドッグの好発疾患と予防
シェルティの基本情報

シェルティの歴史
シェルティは、イギリス最北端にあるシェットランド諸島が原産の牧羊犬です。シェットランド諸島の気候条件が非常に厳しく荒涼とした土地だったため、少ない飼料でも飼育できるようにと、小型化されていきました。 19世紀の終わり頃、シェットランド諸島を訪れた兵士が犬を持ち帰り、イギリス本土でも人気が高まります。 そして、1909年には、イギリスのケンネルクラブに「シェットランド・コリー」として登録されました。しかし、外見がよく似たラフ・コリーなどとの混同を避けるため、「シェットランド・シープドッグ」という名称に変更されました。身体的特徴
見た目はラフ・コリーによく似ていますが、大きさはラフ・コリーよりもふた回りほど小さく、オスの体高は37cm、メスの体高は35.5cmが理想とされています。 被毛は、長毛でダブルコートのため、抜け毛はかなり多いです。換毛期だけでなく、普段からブラッシングをする習慣をつけましょう。性格
基本的には、穏やかで優しい性格をしています。 飼い主に対しては忠実で甘えん坊ですが、警戒心が強く、飼い主以外の人や他の犬に吠えやすい犬種のため、社会化期にしっかりとしつけることが大切です。シェルティの好発疾患

コリー眼異常
【症状】 多くは無症状。視覚障害、前眼房出血、網膜剥離(失明)が起こることもある。 【原因】 遺伝性の脈絡膜の異常。 【備考】 脈絡膜は眼球に栄養を送る血管が分布している。本疾患は4〜8週齢の眼底検査により診断される。また、現在では遺伝子検査も実施されており、本疾患のキャリアかどうかを調べることが可能。
進行性網膜萎縮
【症状】 昼盲~夜盲へ進行 【原因】 網膜色素上皮細胞にセロイドやリポフスチンが沈着する遺伝性の脂質代謝異常による。 【備考】 昼盲から夜盲への進行は遅いこともある。
甲状腺機能低下症
【症状】 元気消失、食欲不振、運動不耐性(疲れやすい)、便秘、脱毛、肥満、無関心、角膜潰瘍、運動失調、発情周期の障害など多岐にわたる。 【原因】 甲状腺の炎症や腫瘍の影響によると考えられている。 【備考】 甲状腺は代謝を司るホルモンを分泌する器官で、この機能が低下すると多くの組織が影響を受ける。
皮膚筋炎
【症状】 皮膚の痒み、脱毛などの皮膚症状が顔、耳、鼻端、四肢端に見られる。 【原因】 正確な病因は不明だが、遺伝が関与していると考えられている。 【備考】 通常は6カ月齢以内には発症するが稀に成犬でも発症する。
フォンウィルブランド病
【症状】 血が止まりにくい 【原因】 血小板が損傷部に粘着する際に必要なフォンウィルブランド因子の異常。 【備考】 乳歯の生え変わりの際に出血が止まらないことがないかを確認しておく。
脱毛症X
【症状】 脱毛、皮膚の色素沈着(皮膚が茶色や黒くなる)など 【原因】 不明 【備考】 3歳未満の未去勢雄に好発し、サマーカットなどをきっかけとして育毛障害が認知されやすい。脱毛はお尻の周り、首、腕や足に分布する。頭部や四肢端に発生することはない。
シェルティの病気予防

肥満に注意
シェルティは太りやすい犬種と言われています。 毛が長いため、パッと見で愛犬の体型の変化を察知することは難しいかもしれませんが、撫でたりするときに定期的に体型を確認しましょう。目安は肋骨が軽く触れ、腰に少しクビレがある程度です。 食事管理や運動によって健康的な体型を維持することが大切です。日常的に目のチェックを
シェルティに特徴的なコリー眼異常や進行性網膜萎縮は、視覚に異常が見られる疾患です。 愛犬の視力はしっかりと把握しておく必要がありますが、犬の視力を測定することは難しいかもしれません。 普段の生活の中で、以下のような徴候がないかを確認しましょう。- よく物にぶつかる
- 段差につまずく
- 動こうとしなくなった
- 目の前で落としたティッシュなどを目で追わない
定期的な健康診断が重要
病気の早期発見には定期的な健康診断が最も効果的です。内臓疾患や甲状腺機能、眼のチェックも含めて行います。 少なくとも年に1回、シニア期に差しかかる7歳以上の子は半年に1回の健診をオススメします。ブラッシングも忘れないで
長毛のシェルティは、季節の変わり目にゴッソリ毛が抜けます。定期的にブラッシングを行い、無駄な毛を除去してあげましょう。 また、同時に皮膚の赤みやカサブタなどがないかもしっかりと確認していきます。 スリッカーなどの硬いブラシではなく、毛が柔らかいブラシを使ってあげるとブラッシングが好きになってくれるかもしれません。フィラリア予防薬にも注意
シェルティを始めとするコリー種には、イベルメクチンという成分に対して傾眠や運動失調といった神経毒性が現れることが報告されています。 イベルメクチンは主にフィラリア予防薬に含まれている成分です。この神経毒性は遺伝子の異常に起因し、検査によってイベルメクチンの副作用が発現するかしないかを確認することが可能です。 しかし、なるべくならイベルメクチンを含むフィラリア予防薬は避けた方が無難でしょう。まとめ

【犬図鑑】シェットランド・シープドッグの歴史、性格、飼い方
シェットランド・シープドッグの歴史

シェットランド・シープドッグの身体的特徴

大きさ
見た目はラフ・コリーによく似ていますが、大きさはラフ・コリーよりもふた回りほど小さいです。- オス:体高 37cm前後、体重 9~12kg
- メス:体高 35.5cm前後、体重 8~11kg
被毛
被毛は、長く真っ直ぐなオーバーコートと、短くて密生したアンダーコートのダブルコートです。 毛色は様々ですが、ジャパン・ケネル・クラブに公認されている毛色の種類は以下の通りです。- セーブル 薄いベースの色に黒色が入る毛色で、もっとも定番の色です。 ベースの色の濃さは様々で、金色に近い薄めの茶色がベースとなるピュアセーブルと、マホガニーがベースとなるヘテロセーブルなどがあります。
トライカラー ホワイト、ブラック、タンの3色から成る毛色です。 ジャパン・ケンネル・クラブでは、ボディはブラックで、目の上、頬、足などに濃いタンが入っているのが望ましいとしています。
ブルーマール ベースカラーは美しいシルバー・ブルーで、ところどころに黒い斑が散らばる毛色です。大理石のような見た目が特徴的です。 なお、ブルーマール同士を交配すると先天性疾患を抱えた子が生まれる可能性が高く、繁殖は禁止されています。
ブラック&ホワイト/ブラック&タン その名の通り、ブラックとホワイト、またはブラックとタンの2色で構成された毛色です。いずれも珍しい色ですが、特にブラック&タンは滅多に見ることができません。
シェットランド・シープドッグの性格
穏やかで優しい
基本的には、穏やかで優しい性格が特徴です。 飼い主の指示に応じてたくさんの羊を監督していたことから、とても賢い犬種でもあります。忠実だが警戒心も高い
飼い主に対して忠実で甘えん坊ですが、警戒心が強く、飼い主以外の人や他の犬に吠えやすい犬種です。見慣れない人や物に敏感になりやすいのは、牧羊犬として広い農場で見張りをしていた経験が関係しています。 特に、子犬の頃にしっかりと社会化をし、上手にしつけができれば、他の人や犬に対して警戒心をむき出しにすることがなくなります。我慢強さがストレスの元
また、甘えん坊で優しい反面、繊細で我慢強い一面もあるようです。 飼い主さんが忙しそうにしていたり、小さい子がいたりすると、本当は甘えたいのに我慢してストレスを溜めてしまうことがあります。 積極的に甘えにこなくても、しっかり甘えさせてあげましょう。シェットランド・シープドッグの好発疾患

- コリーアイ症候群:先天性疾患で、重度になると失明することもある。
- 関節疾患:関節リウマチや膝蓋骨脱臼、股関節形成不全など。
- 腫瘍:膀胱、鼻腔、精巣などに腫瘍ができやすい。
- 消化不良:遺伝的に見られることがある。
- 皮膚病:アトピー性皮膚炎、皮膚の血流障害、淡色被毛脱毛症など。
シェットランド・シープドッグの飼い方のポイント

1. 散歩、運動は十分に
もともと牧羊犬だったため、走り回るのが大好きです。毎日朝と夜に、それぞれ30分程度の散歩をしましょう。 時々ドッグランに連れて行ってあげるのも良いです。なお、ドッグランに連れて行った際、他の犬と遊ばず、牧場を走り回るようにドッグランの柵沿いを走ったり犬たちに吠えて追い立てることがあるかもしれません。他の人や犬に迷惑がかからない程度に、本能の赴くままに走らせてあげましょう。 身体能力が高くてとても賢いので、ドッグスポーツにも適しています。2. おもちゃも使って、たくさん遊んであげる
先述した通り、シェットランド・シープドッグは飼い主さんに甘えたいのに遠慮して我慢してしまうことがあります。 我慢を続けるとストレスが溜まってしまうので、飼い主さんはなるべくたくさん遊んであげることを心がけてください。 長時間家を空けたり、散歩や遊びの時間を十分に確保してあげられない方には向かない犬種だと考えましょう。 また、とても賢くて頭を使うのが好きな犬種でもあるので、知育玩具を使って遊んであげるとなお良いです。3. 車輪に吠えたり、追いかけることがある
牧場への侵入者などに吠えていた名残で、散歩中に素早く横切る自転車などに反応して、吠えたり追いかけたりすることがあります。 交通事故にあってしまう危険性もあるので、マテやアイコンタクト、ヒールウォークなどのトレーニングを徹底しましょう。4. お手入れの目安
ブラッシングの目安は、週に2回程度です。換毛期は特に抜け毛が多いので、毎日ブラッシングをしてください。 シェットランド・シープドッグは毛の長い犬種ですが、トリミングは必要ありません。足裏の毛やお腹の毛が伸びてきたら、定期的にカットしてあげましょう。 シャンプーは月に1回程度が目安です。まとめ
