犬の睡眠時間は何時間?年齢・犬種でも違う睡眠について徹底解説

愛犬が日中たくさんお昼寝しているにもかかわらず、夜もぐっすりと眠っているのを見て、「我が家の犬は寝すぎているのではないか?」と心配する飼い主は少なくありません。しかし、実際には、犬は人間と比較してかなり長い睡眠時間が必要です。

今回は、年齢や犬種による平均的な睡眠時間、犬が長時間睡眠を必要とする理由など、犬の睡眠について詳しく解説いたします。

犬の平均的な睡眠時間【年齢別】

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犬の睡眠時間には個体差がありますが、年齢や犬種によっても異なります。以下は、年齢別のおおまかな平均睡眠時間です。

子犬(~生後1年)

子犬は、目に入るものがすべて新しく、まだ十分に発達していない身体で動き回ります。好奇心旺盛な子犬にとって、睡眠は「体の回復や成長、記憶の整理」のために非常に重要です

子犬は成犬に比べて多くの睡眠時間を必要とし、平均的な睡眠時間は18~19時間とされています。

成犬(生後1~7年)

成犬の睡眠時間は子犬やシニア犬に比べて短いですが、それでも平均で12~15時間の睡眠が必要です。

この睡眠時間は人間の赤ちゃんの睡眠時間と同じくらいであり、大人の飼い主と比較すると犬は長い時間を眠って過ごしていることがわかります。

シニア犬(生後7年~)

シニア犬は、成犬に比べて体力と回復力が低下し、年を取るにつれて長い睡眠時間を必要とします。シニア犬の平均的な睡眠時間は、子犬と同じく18~19時間と言われています。

10~12歳以降のハイシニア犬にもなると、食事やトイレ以外の大半の時間を寝て過ごします。

犬の平均的な睡眠時間は?【犬種別】

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犬の睡眠時間に最も影響を与えるのは年齢ですが、同時に犬種によっても睡眠時間が異なります。一般的に大きい犬種のほうが寝る時間は長く、小さい犬種であるほど寝る時間が短いと言われています。

例えば、チワワやトイ・プードルのような小型犬の成犬の平均的な睡眠時間は約12時間ですが、ニューファンドランド、セント・バーナード、マスティフなどの大型犬は約16時間程度睡眠に費やすとされています。これは、体の大きな犬ほど日常生活でエネルギーを消費するため、回復にも時間がかかるためだと考えられています。

しかし、大きい犬でもシベリアン・ハスキーやボーダー・コリーなど何らかの作業に従事している犬は睡眠時間が短く、中には12時間以下の犬もいます。これらの作業犬たちは長時間活動できるように、睡眠時間が短い傾向があるとされています。

犬種や年齢はあくまで目安

上記で紹介した年齢や犬種による睡眠時間は、あくまで目安です。人間にもショートスリーパーとロングスリーパーがいるように、犬の睡眠時間にも個体差があることを考慮し、参考にしてください。

犬の睡眠時間が長い理由

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ここまで、年齢や犬種によって睡眠時間が異なると解説してきましたが、なぜ犬は人間よりはるかに長い睡眠時間が必要なのでしょうか。犬の睡眠については、まだまだ分かっていない部分が多くあるため、日々研究が進められている状況です。ここでは2つの説をご紹介します。

1.眠りが浅いから

犬が人間より長い睡眠時間が必要なのは、深い眠りである「レム睡眠」の割合が人間よりも少なく、睡眠が浅いことに原因があります。犬は野生時代において、常に敵に襲われる可能性があったため、眠っていてもすぐに周囲の危険に対応するには、浅い眠りでなければならなかったのです。

また、犬が寝ているときに、あごを地面に着けているのを見たことがある方もいるでしょう。これは、あごで地面の振動を感じて周囲の動きを察知するためだと言われています。

2.夜行性の名残

犬が昼間によく眠るのは、野生時代に得た特性と密接に関係しています。もともと狩猟で食糧を得ていた犬は、暗い夜に狩りをし、昼間に睡眠を取る夜行性の動物でした。

次第に人間と共に暮らすようになり、昼に活動する人間のリズムに合わせて変化しましたが、夜行性の特性はまだ完全には消えていないため、昼間にも一定の睡眠時間を必要としていると考えられています。

快適な睡眠をサポートするためのヒント

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犬の快適な睡眠をサポートするために、環境と日常生活を見直しましょう。犬にとって快適な睡眠環境をつくり、日常生活を見直すことで、より愛犬の健康や生活の質を向上させることが期待できます。

環境をチェック

【広さ】
犬が十分に身体を伸ばして寝られるスペースを確保する。
【場所】
家族とのコミュニケーションが取りやすく、同時に静かでリラックスできる環境を整える。
【寝床の素材】
通気性が良く、犬が暑さや寒さを感じにくい素材を選ぶ。適度なクッション性があり、清潔を保つ。
【温度・湿度】
犬が快適に過ごせる室温は22℃、湿度は60%程度が目安。エアコンなどで適度に保つ。特に体温調節機能が低い子犬やシニア犬、暑さが苦手な犬種などは気を配る。
【音・光】
うるさい音、まぶしい光などで犬の睡眠が阻害されていないか確認する。

※快適な部屋作りについては、こちらの記事をご覧ください。

初めて犬を飼う方必見!安全で快適な部屋づくりをしよう
https://cheriee.jp/dogs/36671/

日常生活をチェック

【運動】
健康であれば、散歩や遊びで十分に体を動かす。
【ストレス】
運動不足や飼い主とのコミュニケーション不足などがないか確認する。
【食事】
適切な量のタンパク質、脂質、炭水化物を含む栄養バランスの良い食事を与える。
【寝る前の習慣】
夜寝る前は激しい運動などはさせずに、リラックスして過ごす。

※適切な食事については、こちらの記事をご覧ください。

皆が悩むドッグフード選び、ペット栄養管理士が推奨する選び方って?
https://cheriee.jp/dogs/27061/

犬の睡眠時間の異常が病気の兆候かも?

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犬の睡眠時間には個体差がありますが、年齢や犬種による目安に比べて寝る時間が極端に長い、または短い場合、病気の兆候かもしれません。

過度な睡眠時間

体調不良や足の痛みで起き上がるのが辛い場合、犬は睡眠を取って痛みや辛さを軽減しようとします。その際、無理に起こすと抵抗や怒りを表すことがあるので注意しましょう。犬の睡眠時間が異常に長いと感じたら、早めにかかりつけの獣医師に相談してください。

睡眠時間が足りない場合

犬が十分に眠らず、夜中に起きて吠えることがある場合、特にそれがシニア犬であれば、認知症の可能性があります。早めの対処が求められるため、症状をかかりつけの獣医師に伝えて相談しましょう。

また、家の中が騒がしかったり、明るすぎるような状況では、犬はなかなか寝付けずに睡眠不足になります。犬がゆっくりと眠れるよう、先述したように環境を整えてあげましょう。

遊んでいる途中に突然眠る場合

歩行中や遊んでいる最中に犬が突然眠ってしまうことがあるなら、ナルコレプシーという病気の可能性があります。ナルコレプシーは突然眠ってしまう病気です。このような症状が現れたら、速やかに獣医師の診察を受けましょう。

睡眠中の様子から健康状態を知る

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犬の睡眠中の行動や様子を観察することで、愛犬が健康かどうか、病気の兆候がないかを確認することが可能です。

寝相やいびき

犬の寝相はその健康状態や気分を反映しています。寝相が突然変わった場合や、いびきが異常に大きい場合は、健康に問題があるかもしれません。

例えば、急に左右の同じ側しか体を床に着けなくなった場合は、痛いところをかばっているのかもしれません。これは、病気や怪我の可能性が考えられます。

また、いびきは犬の個体差がありますが、以前より明らかにいびきが大きくなった場合や、息苦しそうないびきをかいている場合は、獣医師に相談した方が良いでしょう。

脚をピクピクさせる

睡眠中の犬がリラックスしているサインとして、深い呼吸や脚のピクピク動くことが挙げられます。これは犬がリラックスし、レム睡眠に入っている証拠です。

一方で、体がバタバタと震え、声を掛けても反応せず、大量のよだれや失禁、歯の食いしばりなどが見られる場合はけいれんしている可能性があります。けいれんしている間は触らずに、おさまってから速やかに獣医師の診察を受けましょう。

睡眠中に鳴く

犬が眠りながら、ワンワン、クーンクーンなど鳴いている姿をしばしば見かけます。これは、犬が夢を見て、寝言を言っていると考えられます。こちらも犬がレム睡眠に入っている可能性が高いと思われます。

ただし、痛そうに鳴く、苦しそうに鳴くなど、いつもと違う兆候が見られた場合は獣医師に相談しましょう。症状が出ている時の動画などを撮影しておけば、診察の助けになることもあります。

まとめ

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この記事では、犬の睡眠時間や快適な睡眠をとる方法、睡眠中の様子について紹介しました。愛犬の体調管理には、犬の睡眠について理解し、日々観察することが非常に重要です。異常な睡眠を察知したら、速やかに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

今回の記事を参考に、愛犬との毎日をより快適に過ごしていただければ幸いです。

改訂履歴
2024/04/12 情報を追加
2020/11/21 情報を追加
2018/07/25 初版公開

老犬がふらつく・踏ん張れない!4段階の歩行の介護方法を解説

犬種や個体によって大きく異なりますが、一般的には10~12歳以降のハイシニア期になると歩行に問題が見られ始める傾向があります。

この記事では、歩行の介護を4段階に分け、ふらつきが出始めた状態から完全に歩けなくなる状態までを解説します。愛犬に無理のない範囲で活動させ、イキイキとした老犬生活を過ごせるようにサポートしてあげましょう。

犬の歩行機能の低下の過程

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多くのシニア犬は、以下のような段階を経て歩行機能が衰えていきます。お家にシニア犬がいる方は、愛犬が現在どの段階にいるのかをチェックしてみましょう。

ただし、昨日までは普通に歩けていたのに急に歩けなくなったような場合は、何らかの病気の可能性がありますので、まずは動物病院を受診することをおすすめします。

1. 歩くのがおぼつかない

シニア期に入ると、徐々に足の筋肉が衰え、ふらつきやよろけることが増えたり、足で体を支えきれずに足がクロスしたりするようになります。

2. 自力で立ち上がれないが、歩くことはできる

さらに足の筋力が衰えると、自力で立ち上がれなくなります。しかし、立ち上がれれば、ふらつくことはあるものの、自力で歩くことは可能です。

3. 後ろ足が踏ん張れず、自力で歩けない

筋力の衰えがさらに進むと、立たせてあげても自力で歩けなくなっていきます。しかし、この段階では補助具などを使用してサポートすることで歩行が可能です。

4. 補助があっても歩けない

補助しても歩くことが難しくなり、寝たきりの状態になります。

介護度①歩くのがおぼつかない

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歩行時にふらつきなどが見られるようになったら、ハーネスを使用して歩行をサポートしましょう。

中~大型犬の場合は、背中に手を入れて支えるハンドルのついた通常のハーネスを使用し、ふらついた時に支えてあげましょう。この際、リードを短めに持つと、犬の体をよりコントロールしやすくなります。

小型犬の場合は、人間の手から犬の背中まで距離があるため、よろけた時にすぐに支えられません。そのため、介護用のハーネスの利用をおすすめします。

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介護度②自力で立ち上がれないが、歩くことはできる

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自力で立ち上がれなくなった場合は、立ち上がる際に補助してあげて、その後は自力で歩かせるか、先述したハーネスを使用して歩行を補助しましょう。

立ち上がりの補助方法

  1. 急に触られて犬が驚かないように「立つよ~」と声をかける
  2. 片手で犬のお腹の下を支え、もう片方の手で後ろ足の付け根辺りを支えて持ち上げる
  3. 犬の前足を突っ張らせながら、後ろ足を持ち上げて立たせる

立たせる際には、床材によっては足が滑ってしまう場合があります。そのため、犬が寝そべる場所の下にバスタオルやヨガマットなどを敷くことで滑りにくくなるので、ぜひ試してみてください。

また、犬の足裏の毛が伸びていて滑りやすい場合もあります。定期的に足裏の毛をカットし、肉球に専用クリームやワセリンを塗ってケアすることで滑りを軽減できます。

介護度③後ろ足が踏ん張れず、自力で歩けない

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立たせてあげても後ろ足で踏ん張れず、ヘナヘナと座り込んでしまうような場合は、後ろ足用の歩行補助ハーネスを使って歩かせてあげましょう。

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胴体のみを支えるタイプの補助ハーネスは、パンツタイプに比べて装着が簡単というメリットがありますが、犬の体型によっては装着がズレて使いにくいというデメリットもあります。

介護度④補助があっても歩けない

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いよいよ歩けなくなってしまった場合は、基本的には抱っこで移動します。歩けなくても、外出を制限しなければならないような病気がない限り、気分転換や認知症予防のためにも、お散歩に出ることをおすすめします

小型犬の場合は、室内では抱っこで、外出時にはペットカートやペットスリングを利用しましょう。

大型犬の場合は、室内では毛布など滑りやすい布に乗せ、二人がかりで四方を引っ張り、ゆっくりと滑らせながら移動します。また、移動が楽になる介護用品もあるので、そちらを利用することも検討してみてください。

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大型犬の外出時に使用できるペットカートもありますが、サイズがかなり大きいため、「カートが大きすぎて玄関から出られなかった」といった問題が起こることもあるようです。カートの乗せやすさやサイズ選びには注意しましょう。また、坂道ではかなりの力が必要になるため、特に下り坂では注意が必要です。

歩行介護の3つのポイント

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シニア犬の歩行介護において、押さえておきたいポイントを3つ解説します。

1. まずは動物病院を受診する

病気がある犬を無理に歩かせるなど、良かれと思って行った行為が、犬にとって大きな苦痛になる場合もあります。かかりつけの獣医師に、希望する介護方針を伝え、医学的な判断を仰ぎましょう。

2. 声をかけてから犬に触る

歩行介護に限らず、介護全般において重要なポイントです。シニア期を過ぎると耳が遠くなる傾向があり、突然触られることに驚いたり、びっくりして咬みついてしまうこともあります。介護を始める前に、「〇〇するよ~」と声をかけ、犬が気づいてからケアを始めましょう。

3. 頑張りすぎない

体の大きな大型犬の介護だけでなく、小型犬の場合でも長時間前かがみの姿勢をとることで、飼い主が首や腰を痛めてしまうこともあります。また、愛犬が年老いてだんだん弱っていく姿を見ていると、精神的に辛くなる場合もあるでしょう。

愛犬の状態と同じくらい、ご自身の状態もしっかり把握しましょう。辛さを感じたらデイケアを利用したり、家族や友人に頼ったりして、愛犬の介護を継続するために自身のケアも大切にしてください。

まとめ

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年をとって徐々に歩けなくなっていく愛犬を見るのは辛いものです。しかし、残された時間を老犬なりにもイキイキと過ごさせてあげたいものですね。

この記事が皆さんと、その愛犬の幸せな老後に役立てれば幸いです。

そろそろシニア犬かも!?老化防止のために見直したい5つの習慣

犬を飼っている皆さんは、何歳からがシニア犬だと思いますか?一般的には、7歳からシニア期に入り、10~12歳以降はさらに老化が進んだハイシニア期とされています。

この記事では、シニア期前後の犬の老化を防止するために気をつけたい、5つの習慣について取り上げています。愛犬が若々しく、イキイキとした老後を送るためにも、生活習慣を見直していきましょう。

食事を見直そう

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次のような変化が現れたら、毎日の食事を見直してみましょう。

  • 体重に変化が出てきた(太った/痩せた)
  • 食欲にムラが出てきた

人間と同様に、犬も年を取ると運動量が減り、筋肉量も減って基礎代謝が低下します。そのため、若い時と同じような食事を続けていると「肥満」になる可能性が高くなります。しかし、太ってきたからといって単純にフードの量を減らしたり、ダイエットフードに切り替えたりすると、シニア犬の場合は栄養不足に陥る可能性があります。

シニア犬の肥満対策

シニア犬が太ってきた場合は、量を減らすのではなく摂取する栄養分の内容を変える必要があります。具体的には、脂肪分の多い食品を控え、吸収性に優れたタンパク質の摂取が重要になります。そのためには、シニアフードに切り替えることが最も適しています。

シニアフードへの切り替え時期

肥満対策以外にも、小・中型犬は7歳、大型犬は5歳くらいになったらシニアフードに切り替えることを検討しておきましょう。毎年健康診断を受け、結果を見ながら、かかりつけの獣医師に相談しつつ切り替えることがベストです。

運動を見直そう

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次のような変化が現れたら、運動について見直してみましょう。

  • 背骨が目立つようになった
  • おしりが小さくなってきた
  • 立ったり座ったりするのに時間がかかるようになってきた

今まで活発だった犬もシニア期に入ると、活動量が減少します。しかし、あまり動かなくなってきたとはいえ運動をやめてしまうと、血液循環が悪くなったり関節や靭帯が固くなることで、さらに運動量が減り、日常生活に支障が出たり、寝たきりになってしまう可能性も考えられます。

さらなる老化を防ぐためにも、特別な病気がない限り、シニア犬には運動が欠かせません。筋力をキープするポイントは、無理のない散歩を続けることです。

散歩に行きたがらない時は

まず、動物病院を受診して、足腰の傷みや病気などの身体の不調がないか調べてもらいましょう。問題がなければ、若い頃のような意欲がなくなってしまっている可能性があります。おやつなどを使って誘い出してみましょう。

散歩前はウォーミングアップを

急に動き出すことで、心臓や関節に負担がかかる可能性があります。散歩を始める前に、飼い主が犬の関節を軽く曲げ伸ばしする屈伸運動や、「立つ → 座る」を繰り返すなどの軽い運動で、ウォーミングアップすることをおすすめします。

【動画】ウォーミングアップに最適な屈伸運動

長く歩けない場合は回数を増やす

例えば、以前は30分の散歩ができていた犬が、途中で動かなくなったり、明らかに疲れている様子であれば、「15分×2回」、「10分×3回」など、愛犬に適した時間と回数を見極めてあげましょう。

散歩に行けない日は室内遊びで運動を

散歩に行けない日でも、お家の中で遊びながら運動しましょう。ボール遊びなどは良い運動になりますが、その他にも飼い主を探す「かくれんぼ」や、部屋の中におやつを隠して探させる「宝物探し」などを取り入れてみてください。

刺激のない生活を見直そう

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次のような変化が現れたら、日々の刺激について見直してみましょう。

  • あまり遊ばなくなってきた
  • 気力がなくなってきたように見える
  • 散歩に行きたがらなくなった

犬の認知症を予防したり進行を遅らせたりする方法はまだ明らかになっていませんが、遊びや散歩などで脳に良い刺激を与えている犬は、そうでない犬に比べて認知症の発症が低い傾向があるという研究結果があります。愛犬の生活に程よい刺激を取り入れてあげましょう。

場所や臭いの刺激

散歩の場所を変えたり、少し遠出してみたりして刺激を与えてあげましょう。また、散歩中に臭いを嗅ぐ「クン活(クンクンと臭いを嗅ぐ活動)」をさせてあげることも、嗅覚の動物と言われる犬にとっては、非常に重要な刺激となります。

コミュニケーションの刺激

人が好きな犬であれば、散歩中や来客などの家族以外の人との接触も良い刺激となります。また、仲良くできるお友達の犬がいれば、とてもよい刺激になるので積極的に会いに行きましょう。
ただし、シニア犬で人や他の犬が苦手な場合は、無理して慣れさせる必要はありません。飼い主や家族とのコミュニケーションで十分です。

おもちゃや遊びの刺激

若い頃夢中になっていた遊びも、シニア犬になると興味を示さなくなることがあります。しかし、「ボール遊び」「引っ張りっこ」「知育玩具」「ノーズワーク」など、さまざまな遊びを取り入れて、刺激を与えてあげましょう。新しい遊びやおもちゃに対してワクワク感を持ち、自然に体が動くことで、若返りのきっかけになります。

日々のお手入れを見直そう

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シニア期には、次のような変化が見られます。

  • 白髪が目立つ
  • 瞳の色が白く濁る
  • 歯肉が腫れている
  • 口臭がする
  • 呼ばれても反応しないことがある
  • 肉球がガサガサしている
  • 毛量が減ってきた
  • イボができる
  • 段差を嫌がる

シニアになると関節などが固くなったり、若い頃より性格が頑固になったりするため、体を触られるのを嫌がることもあります。しかし、より年をとりハイシニア期に入ると介護が必要になることも多く、体を触らないわけにはいきません。嫌がらない程度におやつなどを使いながら、体を触られるのに慣れさせておきましょう。

また、以前は平気だったのに、特定の部位だけ触られるのを嫌がる場合は、その場所に何らかの病気やケガがある可能性があります。動物病院で診察を受けることをおすすめします。

シニア犬のボディケア&チェック

以下のポイントに注意しながら、シニア犬のボディケアと健康チェックをしましょう。

  • ブラッシング:毛の流れや全身の血行を良くしつつ、いろいろな場所を触って、しこりや腫れがないかチェック
  • 耳:汚れのチェックやお掃除をしつつ、普段の反応から聞こえているか観察
  • 目:目ヤニや涙やけのケアをしつつ、瞳の色や充血をチェック
  • 歯:歯磨きをしつつ、歯石、歯肉の色、口臭をチェック
  • 肉球:お散歩後に足を拭きつつ、異物が挟まったりヒビが入ったりしていないかチェック&ワセリンなどで保湿

これらのケアとチェックを定期的に行うことで、シニア犬の健康状態を把握し、早期に異常を発見できる可能性が高まります

ノートやアプリで健康を管理しよう

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体調が悪くなり動物病院で受診する際、「いつから」「どのような症状」「排泄や嘔吐の回数や色」「元気の有無」など様々な問診が行われますが、はっきりと覚えていないこともあるのではないでしょうか。

今はペット用の健康管理アプリがあるので、日々の変化を記録することで、愛犬の異変に素早く気付けたり、病院での受診がスムーズになったりします。家族と共有できるアプリや多頭飼育に対応しているアプリもあり、愛犬の状態や誰がどんなお世話をしたのかがわかりやすいというメリットもあります。

ノート派の方は、ペット用の健康管理手帳も販売されています。毎日記録できなくても、異変を感じた時からメモを取っておくことで、受診時に非常に役立つでしょう。

まとめ

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現在、成犬を飼っている方は、愛犬がシニア期に入るまで残り何年かを考えてみてください。今は若くても、数年でシニア犬になってしまうことに驚かれるかもしれません。

犬の一生は人間と比べると短いものです。後悔しないためにも、一緒に過ごせる今を大切にしてくださいね。

[シニア犬]老いても心身共に健康!日々実践したいこと5選

一般的には7才を越えた犬を「シニア犬」と呼ぶことが多く、体調や動き、睡眠時間など様々な点で変化が見られやすくなります。ペットとしての犬の平均寿命が延びていることでシニア犬のお世話をする人も増え、愛犬の変化に不安や悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、シニア犬も豊かで不安のない日々を過ごすために実践していただきたいことを5つ紹介します。

伸びる犬の平均寿命

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アニコム家庭どうぶつ白書2022」のデータによると、2020年度の犬の平均寿命は14.1歳と発表されています。2019年度から変化はありませんが、同調査の結果では2009年度の13.1歳から年々平均寿命が伸び続けています。

体の大きさ別に平均寿命をみると、小型犬の方が大型犬・中型犬よりもやや寿命が長い傾向にあるようです。寿命が年々伸びている背景には、ドッグフードの質が上がったことや医療の発達、室内飼い、愛犬のケアの浸透などが大きく影響していると考えられます。

参考:一般社団法人ペットフード協会 (犬の平均寿命の推移)

シニア犬にも必要な刺激と栄養

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シニアになると寝ている時間が増え、体調にも変化が見られやすくなるでしょう。しかし、寝ているばかりでは愛犬の日々は退屈で老化も進む一方です。

無理のない範囲でこれまで通りの運動や良い刺激を与え、しっかりと栄養も摂ることが心身の健康につながります。

実践したいこと①筋トレ

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身体を支える足腰の運動は欠かさないようにしましょう。犬は後ろ脚から弱っていくことが多いため、後ろ脚を動かす機会を意識的に作りましょう。

①坂道ジグザグ歩き

坂道をまっすぐ歩くのではなく、ジグザグに歩きます。すると、すべての脚が均等に使われ筋肉が刺激されます。お散歩時には坂道を探して、挑戦してみましょう。

②飼い主さんの脚またぎ

飼い主さんが床に座って脚を横に開き、その上を愛犬に跨ぎながら歩いてもらいます。
跨ぐ際にしっかりと四つ脚を使うことができます。飼い主さんの脚以外にもバスタオルを巻いたものや、愛犬が跨ぎやすいものであればどんなものでもOKです。

③バランスディスク

ご自宅にバランスディスクがあれば、愛犬にも使うことができます。前脚、後脚、四つ脚すべて乗せるなど、愛犬ができる範囲でおやつを使いながら挑戦してみましょう。脚だけでなく、全身の筋肉にも良い刺激になります。

はじめはバランスディスクに乗ることを恐がる場合もありますので、少しずつ乗れるように練習をしましょう。できなかったことができるようになる経験をするのもとても大切です。

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実践したいこと②動物性タンパク質の摂取

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食事も非常に重要です。シニア犬用の一般的なドッグフードは、代謝が落ちることからカロリーを抑えたものが多いですが、それは要注意です。

シニアは筋肉や内臓なども衰えていくため、動物性のタンパク質をこれまで以上に摂取する必要があります。また、小麦や豆、コーン、米などが使われたドッグフードは消化に時間がかかり内臓にも負担がかかりやすくなります

主原料の異なるフードの消化時間の比較

あるドッグフードメーカーが、主原料が異なる3種のフードの消化にかかる時間を比較しました。比較に使われたフードは以下の3種です。

  1. 動物性のタンパク質が90%以上使われたフード
  2. 主原料がグルテンのドライフード
  3. 増粘剤が使われた缶詰のウェットフード

結果は、1. 動物性タンパク質のフードが約4時間と一番短く、次に2.ドライフードが約12時間、3.缶詰が約16時間となりました。

この結果から、動物性のタンパク質のほうが消化時の胃腸への負担が少ないことがわかります。逆に、身近なドライフードや缶詰は消化に半日以上かかり、胃腸への負担が大きいことを意味します。胃腸への負担という点でも愛犬のフードを選ぶ際は、動物性のタンパク質の量をひとつの基準にしてもいいかもしれません。

実践したいこと③水分補給

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シニアになると運動量も減り、自分で水を飲む回数も少なくなりがちですが、水分補給はシニアでも非常に重要です。摂取量の目安は、体重1kgあたり50mlと言われています。

水分が足りずにおしっこの頻度が減ると膀胱炎になったり、腎臓に負担がかかってしまいます。特にシニアは免疫力も低下しやすいため、注意が必要です。

おすすめの水分補給方法

①身体を動かす

身体をしっかり動かすと、必然的に喉も乾きやすくなります。愛犬自ら水を飲みたくなるくらいにお散歩も含めた適度な運動をする機会をしっかり作りましょう。

ただし、気温が20度を越える日は熱中症にも注意し、水分補給はもちろん日陰など涼しい場所での十分な休憩もとりましょう。

②お肉のおやつを水に浮かべる

お肉メインでできたおやつやフードを水に浮かべることでニオイが増し、水を飲みやすくなることが多いです。水に浮かんだおやつだけを食べるのではなく、水も飲めるようおやつのサイズも調整しましょう。

③ご飯に水またはぬるま湯をかける

ご飯に水分をプラスしてあげることで、食事と一緒に水分摂取が手軽にできます。ふやかす必要はありませんので、ごはんをあげる直前に水分をプラスしてあげましょう。

④飲み水をこまめにかえる

水を飲んでいないからと言ってそのまま置いておくと余計に飲みにくくなることがあります。新鮮な水が飲めるよう、意識的に取りかえましょう

在宅中は飲んでいない時でも1時間に一回、飲んだ時はその都度かえるのがおすすめです。夏場はもっと頻繁にかえてもいいでしょう。

実践したいこと④温活

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冷えにも注意しましょう。冷えると体が固まりやすく体を動かしにくくなってしまいます。

また、シニアになると体温調節も苦手になってくるため、室内の温度管理も大切です。体の大きさによって多少の違いはあるものの、気温は25℃前後、湿度は50~60%くらいが良いとされています。

冬場や夏のクーラーの中では、関節や筋肉を温めてあげましょう。ペットボトルにぬるま湯を入れ、うすいタオルで巻いて愛犬が嫌がらない範囲で脚やお腹などに当ててあげましょう。
冬場はペット用の電気毛布を使ったり、飲み水もぬるま湯にするのもおすすめです。内臓も温めましょう。

実践したいこと⑤ノーズワーク

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ノーズワークとは、嗅覚を使って決められたニオイやおやつを見つける仕事や遊びです。最近日本でも流行っており、手軽にできるノーズワークマットなども売っています。

ノーズワークのメリットはたくさんありますが、シニア犬は脳を活性化されることによる認知症予防と、おやつを探し、見つけて食べられた時に得られる精神的な充足感の二点が特に大きなメリットになるでしょう。

ノーズワークのやり方

ノーズワークマットを使用するのももちろん良いですし、愛犬が見ていない時に空き箱におやつを何個か入れておいて嗅覚を使って探してもらうこともノーズワークになります。

愛犬のレベルに合わせることがとても大切です。もしうまく見つけられない場合は、愛犬が見ていない時に床に何個か置いて探してもらっても良いでしょう。

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まとめ

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シニア犬は寝てる時間が増えますが、寝たままでは老いが進む一方です。「もうシニアだからやらない」のではなく、これまで通り愛犬に無理のない範囲で体をちゃんと動かし、嗅覚や頭を活性化し、水をしっかり飲んで、動物性のタンパク質をしっかりと摂取することがおすすめです。

愛犬も飼い主さんも不安や痛みが少なく、充実したシニア期を過ごせるよう、できることから少しずつ日々に取り入れてみてはいかがでしょうか。

【クイズ】犬は寒さが苦手?知っておきたい寒さ対策!

気付けばもう12月。寒い季節がやってきました。有名な童謡に、雪が降ると「犬は喜び庭駆け回り」といった一節がありますが、実際はすべての犬が寒さに強いわけではなく、犬種や年齢によってはしっかりと寒さ対策が必要です。

今回は、犬の冬の寒さ対策についてクイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、愛犬の寒さ対策クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 寒さに弱い犬の特徴として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「夏生まれの犬」です。
人と同じく生まれた月は、寒さ・暑さの耐性に影響しません。

子犬やシニア犬は体力が弱く免疫力が低いため、寒さに上手く適応できないことが多いです。短毛種は毛が短い分体温を発散しやすいため、長毛種と比べると寒さに弱く暑い地域が原産の犬種は、祖先が暖かい・暑い場所で暮らしていたことが多いため、暑さに強い一方で、寒さには弱いです。

また、被毛が一層しかないシングルコートの犬種は、保温性・断熱性の高いアンダーコートがないため、寒さに弱い傾向があります。
Q.2 犬が寒がっている時の仕草はどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「水を飲もうとしない」です。
犬は寒さから水を飲もうとしないこともあります。冬は冷たい水よりもややぬるま湯くらいのものをあげるのもいいでしょう

また、寒い時には震え、丸まっている、寒さからくる下痢なども見られます。

犬種や年齢などによっても違いはありますが、一般的には犬は室温22~24℃、湿度50~60%が良いと言われています。愛犬の様子を見ながら適切な温度、湿度管理が必要です

Q.3 室内での寒さ対策として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「暖房の風が直接当たるところにハウスを置く」です。
暖房や加湿器の使用は大切ですが、暖房の風が直接愛犬に当たらないようにしましょう。暖房の風が直接当たると、肌が乾燥してしまい皮膚疾患の原因にもなります

洋服や湯たんぽ、暖かいベッドの用意は寒さ対策にはおすすめです。ただし、湯たんぽはやけどに注意し、洋服も着させっぱなしにはしないなど、注意点にも目を向けながら安全で快適な寒さ対策を心掛けましょう。

そして、愛犬が本当に寒がっていないか、逆に暑すぎていないかをしっかりと見極めることも大切です。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
朝晩の冷えに備えて犬の寒さ対策を。室内犬のための寒さ対策6選
結果発表
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【クイズ】シニア犬は飲み込む力が衰える?食事環境を見直そう!

犬も加齢によって筋力や体力が衰え、今までできていたことが少しずつ困難になっていきます。食べ物を飲み込む力もそのうちの一つです。若い頃と同じような食事環境はシニア犬にとって適切ではないかもしれません。

今回は、シニア犬の嚥下力についてクイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、シニア犬の嚥下力クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 嚥下能力が低下した犬に見られる様子として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「食欲が増す」です。
嚥下(えんげ)とは、口の中で咀嚼した食べ物をごくんと飲み込むことです。嚥下能力が低下すると以下のような様子が見られることがあります。
  • ご飯やお水を飲む際に、むせたり吐き出すような仕草をする
  • 口からご飯をこぼす
  • よだれを垂らす
  • 飲み込む動作を繰り返す
  • 食欲が落ち込む
ひどい症状が見られる場合は、動物病院に相談することをおすすめします。
Q.2 シニア犬の適切な食事環境として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「ドライフードをそのまま与える」です。
唾液が減り嚥下力が低下したシニア犬は、大きくて硬いドライフードをそのまま与えると、思うように飲み込めないかもしれません。ウェットフードにするか、ドライフードをぬるま湯でふやかして与えましょう。

ふりかけなど細かなパウダー状のものはむせやすいため、避けたほうが無難です。また、シニア犬は喉の渇きを感じにくいため、積極的に水を飲ませてあげましょう

食べ物を胃にスムーズに送るためにも、食べる時の姿勢は大切です。床の上など低い位置だと、飲み込みづらくなり足腰や首に負担がかかってしまいますし、高すぎてもむせる原因になります。立った状態で胸のあたりの適切な位置に食器を置いてあげましょう。
Q.3 シニア犬の食事で気をつけたい誤嚥(ごえん)性肺炎の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「命に関わることはない」です。
誤嚥性肺炎の主な症状は以下の通りです。
  • 呼吸が荒い
  • 呼吸音が小さい
  • 咳や鼻水が出る
  • ゼーゼー、ヒューヒューという異常な呼吸音
  • 元気消失
  • 食欲低下
  • 発熱
誤嚥性肺炎は悪化すると呼吸困難に陥り、チアノーゼが見られることもあります。命に関わることも少なくありませんので、何か異常を感じたらすぐに動物病院に相談しましょう。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
シニア犬は飲み込む力が衰える?食事環境の見直しと誤嚥性肺炎
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目指せ元気なシニア!シニア犬におすすめエクササイズ

シニア犬とは、個体差はあるものの、一般的に7才以上の犬を指すことが多いです。 犬も人と同じで、年を取れば身体的な変化や悩みが出てきやすいですが、より長く元気に幸せに過ごしてほしいという想いは飼い主さん共通の願いですよね。 今回は、そんなシニア犬の特徴や、元気に過ごすためにシニアでもできるエクササイズをご紹介します。

シニア犬の特徴とよくあるお悩み

シニア期になると現れやすい身体的な特徴とシニア犬で多いお悩みを見ていきます。こんな変化や悩みが出てきたら愛犬もそろそろシニア期に入ってきているかもしれません。 シニア期.シニア犬,高齢犬

シニア犬の特徴

・皮膚がたるむ ・ぽっちゃり体型を経て痩せていく ・顔周りの白髪が増える ・毛艶の減少 ・動きがゆっくりになる ・歩き方の変化

シニア犬によくあるお悩み

・夜中に鳴く、吠える ・日中起きない ・歩けなくなることがある ・物にぶつかる ・寝たきりになる ・隙間にはまる ・トイレの失敗 ・攻撃的になる ・認知症の疑い

シニア犬でも毎日やりたいエクササイズ

シニア期.シニア犬,高齢犬 この章ではシニア犬向けエクササイズを紹介します。 「シニアだから何もできない…」 「今更もう遅い」ということは決してなく、愛犬の状態に合わせてできることを考えることが大切です。 ぜひ、愛犬ができそうなものを、少しずつでも挑戦してみてください! もちろんシニア犬だけでなく、シニア期に向けて、若いうちから行うのもおすすめです。

スタンドアップ エクササイズ

自ら立つエクササイズです。筋力が低下すると、伏せた状態から立つことも段々と大変になっていきます。 立つ動作をゆっくりでもしっかりとできることを目指します。 飼い主さんが、途中までサポートしてもOKです。少しずつでも愛犬が自力でできるようにしていきましょう。

スクワット

人が行う膝を曲げ伸ばしするスクワット同様、「立つ→座る」を繰り返すエクササイズです。 これにより、足腰の筋力低下を防ぐのはもちろん、自分で立ち上がり、しっかりと座れることを目指します。 座る際は脚が横に出てきたりと、ラクなお座りをしがちですが、愛犬が痛がる様子や病気・ケガがない場合は正しいお座りの姿勢で行うことがポイントです。 壁際でやることで、脚が横に出にくくなり、正しいお座りの姿勢で行いやすくなります。

障害物またぎ

愛犬が普段歩く際に上げている脚の高さよりも、少し高めの障害物をまたいで歩くエクササイズです。普段よりもしっかりと脚を上げることで使うことが少なくなってきている部分の筋肉もしっかり動かします。 障害物は、ゴム紐やタオル、飼い主さんの脚など、犬がまたぎきれなくてもケガをしないもので行います。

坂道エクササイズ

ゆるかな坂道を歩くエクササイズです。犬は前脚に体重がかかりやすい分、後脚から衰えていくことが多いです。坂道を歩き、後脚もしっかりと使うことを目指します。 まっすぐ歩くだけでもいいですが、左右にジグザグ歩くことで難易度がアップします。ジグザグ歩くと、バランスを身体全体で取る必要があるため、更に筋肉を使うことができます。

柔らかマットエクササイズ

地面ではなく、柔らかい、少々足元が不安定なマットの上を歩くエクササイズです。これにより足腰の筋力をしっかり使うことを目指します。 人の布団や厚手のバスタオル、毛布などを何枚も重ねることで不安定な土台を作ることができます。

おやつ探しゲーム

「ノーズワーク」として知られるエクササイズで、シニア犬にとってもレベルを調整することでとても良いリハビリ老化防止になります。 やり方は比較的見つけやすい様々な場所に、大好きで且つにおいが強めのおやつを置き、それらを犬自身に探してもらいます。 視覚、聴覚に比べて衰えるスピードが遅い嗅覚を使いおやつを見つけることで脳が活性化します。 更には、自らおやつを見つけるという成功体験を繰り返すことで自信を得たり免疫力アップにも繋がります。 愛犬が見つけられる易しめの場所におやつを置き、愛犬が少々迷っていても飼い主さんはヒントを出したりせず犬自らが見つけることが大切です。 ◇エクササイズのポイント
おやつ探し以外のエクササイズは、おやつで誘導して行い、少しでもできたらおやつをあげて褒めてあげてください。そして愛犬に無理のないできそうなレベルから少しずつ行い、「できた!」という成功体験を積み重ねていくことがポイントです。

まとめ

シニア期.シニア犬,高齢犬 普通にやっていたことがシニア犬にとっては、普通ではなく、頑張って行う動きになっていきます。 老化に伴う変化はショックなことも多いかもしれませんが、「うちの仔は何もできない…」と思われてしまう愛犬も辛く、飼い主さんの笑顔が見られない日々は更に辛いはずです。 シニア期にはパピー期とはまた違うかわいさや穏やかな時間があります。今の愛犬を受け入れ、ぜひこれらのエクササイズを通して、少しずつでもできるを見つけ、そして増やし、愛犬を褒めて、褒めて、一緒に喜び、シニア期も笑顔でたくさんの愛情と共にずっと過ごして欲しいなと強く思います。

犬も高齢になると白髪が生える!原因と対策の必要性とは?

愛犬の毛の色が薄くなったと感じることはありませんか? 毎日一緒に暮らしていると分かりにくいですが、昔の写真と比べると変化に気が付くかもしれません。 犬も人間と同じように白髪が生えますが、そのほとんどが加齢によるもので問題はありません。しかし、大きなストレスや皮膚の状態が原因の場合もあるため注意が必要です。 今回は、犬の白髪について、その原因や対策をご紹介します。

犬に白髪が生える仕組み

犬,シニア,白髪 犬も人間と同じように、白髪が発生します。 髪の毛の色は、色素細胞であるメラノサイトで作られるメラニン色素によって決まります。 メラノサイトの働きが何らかの原因で低下することで、メラニン色素が正常に生成されず、白髪に繋がります。 ただし、人間のように真っ白になるわけではなく、全体的に毛の色が薄くなります。

犬の白髪の主な原因3つ

犬,シニア,白髪 犬の白髪の最も多い原因は加齢です。 しかし、若くても白髪が多かったり、急激に白髪が増えた場合は、過剰なストレスや栄養不足が原因の可能性もあります。以下では、犬の白髪の主な原因を3つご紹介します。

1.加齢

犬の白髪のほとんどが加齢によるものです。 シニア犬と呼ばれる7歳頃から白髪が増え始めますが、それよりも若くから生え始めることもあります。 加齢による白髪は顔まわりから始まることが多く、徐々に色が薄くなっていきます。 また、全ての犬に白髪が生えますが、特に白髪が生えやすい犬種は、レトリバー種や柴犬、トイプードルです。

2.ストレス

大きなストレスもまた、白髪を発生させる原因の一つになります。 日常の環境の変化、不安や恐怖などによるストレスが皮膚に影響し、被毛の色素や艶が変化します。 考えられる大きなストレス要因としては、家族構成の変化、引越し、騒音、慢性的な運動不足や睡眠不足などです。 そのほかにも、シニア犬は体力の衰えにより今までできていたことができなくなり、体調の変化により日常的に違和感を感じているかもしれません。シニア犬に合ったストレスフリーな環境の整備が大切です。

3.栄養不足

被毛の色を決めるメラニン色素の生成には栄養が必須です。被毛への栄養不足が原因で、白髪が増えることがあります。 栄養不足による白髪の場合は、なんらかの理由で血行不良が起こり、栄養が被毛まで行き届いていないか、そもそも摂取する栄養が少ないことが考えられます。 シニア犬は特に、食欲や消化吸収力が低下します。被毛の健康にはアミノ酸とミネラルが特に大切です。食事の見直しをしてみるのもありでしょう。

犬の白髪に対策は必要?

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加齢による白髪は自然なこと

白髪はそれ自体が悪いものではないため、加齢による白髪に特別な対策は必要ありません。 犬種差や個体差はありますが、どのみち高齢になると被毛が全体的に薄くなります。愛犬の自然な変化として、見守ってあげるのが良いでしょう。 逆に、白髪を抜いたり染めたりしてしまうと皮膚に負担がかかるため、絶対にしないようにしましょう。

体調不良が原因の場合は

犬の白髪は上記の原因の他にも、皮膚の汚れや皮膚疾患、タバコの副流煙、ホルモン、遺伝、体質などが関わっています。 若くても白髪が多い、急に白髪が増えた場合でも気にしすぎることはありません。 しかし、思い当たることがある場合や体調に違和感がある場合は、体のバランスが崩れていたり、病気が隠れている可能性があります。 動物病院に相談の上、ストレスや栄養など愛犬を取り巻く環境を改めてあげると良いでしょう。

日常でできるケア

犬,シニア,白髪 白髪に対して特別な対策をする必要はありませんが、日常の環境やお世話の見直しが白髪のケアにもなります。

①皮膚の健康を保つ

皮膚を健康に保つために、シャンプーやブラッシングを欠かさないようにしましょう。汚れの詰まりや毛玉による血流の滞りは、白髪にも影響します。 シニア犬になると体に負担になるため、シャンプーを控えることもあるかもしれません。愛犬の様子を見ながら、シャンプーシートで体を拭いたり、部分的にだけでもやってあげると良いでしょう。

②血行を良くする

毎日適度な運動をすることは、ストレス解消や血行を良くすることにつながります。 白髪が多い場所は筋肉が凝り固まって血行が悪くなっていることがあるため、マッサージをしてあげるのも良いでしょう。

まとめ

犬,シニア,白髪 加齢によって、犬に白髪が増えるのは自然なことです。過度に気にしすぎず、年齢とともに変化する愛犬を見守ってあげましょう。 加齢以外にも、過度なストレスや栄養不足など、さまざまな原因により白髪が増えることがあります。気になる場合は動物病院に相談し、愛犬の環境や食事、日常のケアの見直しを行うと良いですね。