高齢猫も遊びたい!おもちゃを使って無理なく楽しく遊ぶコツ

高齢猫は、遊ぶ必要がないと思っていませんか?しかし、実は高齢猫にも遊びは必要です。

適度に遊ぶ習慣は、脳への刺激になります。かといって激しい遊びは必要ありません。おもちゃの動きを目で追うだけでも高齢猫にとっては十分に遊びになるのです。まだ若い猫の飼い主さんも、今のうちに準備しておくことをおすすめします。

今回は、高齢猫におすすめの遊び方やコツをお伝えします。

高齢猫にも遊びは必要!

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高齢になっても、猫には遊びが必要です。猫は狩猟動物。高齢になっても本能は失っていません。ただ、筋肉の衰えなどで積極的に自分から遊ばなくなっています。飼い主さんが一緒に遊んだり、ひとり遊びをしたりする環境を作ってあげましょう。

狩猟本能を満たす遊びがあれば、退屈な時間もなくなります。遊びは脳への刺激にもなるので、猫の認知症である高齢性認知機能不全にもなりにくくなることも期待できるでしょう。さらに、昼間適度に遊ぶと、夜よく寝るようになります。

猫の高齢化は何歳から?

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個体差はあるものの、7歳を過ぎたあたりから高齢になっていくといえます。7歳になったら、「年を取ってきている」と認識しましょう。ちなみに7歳から10歳までが中年期、11歳から14歳は高齢期、15歳以上は老年期と分類されています。

猫は仕草や顔がかわいいので、なかなか年を取ったとは思えないもの。しかし、まだまだ若いと思っていても、若いときと比べて少しずつ運動量などは減っているはずです。

遊び方のポイントと注意点

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高齢の猫は、体力も衰えています。負担をかけないように遊ぶことがコツ。高齢猫の遊びのポイントや注意点を解説します。

遊びを取り入れる前に動物病院へ

高齢猫の暮らしに遊びを取り入れる前に、体調の変化や病気などがないか、動物病院で健康診断を受けると安心です。体調が悪かったり、病気があったりする場合は遊びについて獣医師に相談してください。体調の変化を見逃さないよう、定期的な受診をおすすめします。

激しい運動は控える

おもちゃに飛びかかったり、高いところから飛び降りたりなどの激しい遊びは控えましょう。高齢になると筋肉が衰え始め、関節の痛みなども覚えやすくなります。若いときのようにしなやかに体が動かないため、ケガのリスクが高まります。猫の様子を見ながら無理のないように遊びましょう。

無理強いしない

高齢猫と遊ぶときは、無理をさせないことが大切。猫は自分の生活ペースを乱されるのを嫌がります。くれぐれもしつこく誘わないようにしましょう。おもちゃを見せたときに興味を示したら遊ぶ、くらいのペースで大丈夫です。ご飯前の空腹時は「捕食タイム」なので遊びに誘導しやすいでしょう。

おもちゃを目で追うだけでもOK

単におもちゃの動きを目で追うだけでも、高齢猫にとっては十分に刺激になります。おもちゃに激しく飛びつく必要はありません。「走っておいかけないから興味がない」「触らないから好きではない」と決めつけないようにしましょう。

ひも類やビニールで遊ばせない

猫にとってひも類やビニールは、誤飲のリスクが高く大変危険です。猫が興味を示しても遊ばないでください。飼い主さんが見守っていても、じゃれているうちに飲み込んでしまうケースもあります。その他、ヘアゴムや針、竹串なども危険です。

特に、ひも類は消化管に絡んで壊死を引き起こす恐れもあります。高齢になって手術するのはリスクも高いので、必ず片付けておきましょう。

猫じゃらしなどは必ず片付ける

猫じゃらしなどのおもちゃは、遊び終わったら必ず片付けましょう。出しっぱなしにしておくと、勝手に遊んで誤飲する恐れがあります。いつでも遊べると飽きてしまうのもデメリット。

猫が簡単に開けられないように、フタにロックが付いたプラスチックケースに片付けるのがおすすめです。ただし、転がしてフードを食べるひとり遊び用のおもちゃは、出しておいてもかまいません。

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おすすめのおもちゃ

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高齢猫におすすめのおもちゃを紹介します。

ひとり遊びができるフードが出てくるおもちゃ

転がすとフードが出てくるおもちゃなら、猫が1匹でいるときも遊べます。「転がして食べる」行動は、猫の狩猟本能を満たすのにもぴったり。夜中にフードをねだる猫には、寝床近くに置いておけば勝手に転がして食べるはず。そうすると、飼い主さんが起こされる心配もありません。

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いらないペットボトルで自作するのもおすすめです。古くなったらすぐに新しく作り直せるのもメリットですよ。使用済みのペットボトルを洗ってよく乾かし、ドライフードが出てくる程度の穴をカッターで開けます。300ミリリットルなど小さめのペットボトルなら猫が転がしやすいでしょう。穴を開ける時は、手を切らないように十分注意してください。

穴のフチは、シールやマスキングテープで覆うと安心です。あとはフードを入れてしっかりフタをしめます。転がしてフードが出てくるのを猫に見せてあげるといいですね。

高いところに登りたい気持ちを満たすおもちゃ

猫は高いところに登るのが大好き。しかし、高齢になった猫は、うまくキャットタワーに登れなくなっており諦めている場合もあります。キャットタワーにステップやスロープを付けるなどして、安全に高いところに登れるようにしてあげましょう。

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これから購入するのなら、あまり背の高くないキャットタワーを置くのもおすすめです。床に滑り止めやマットを置くと、ケガの予防にもつながります。

シンプルな猫じゃらし

猫は猫じゃらしが大好き。シンプルな作りの猫じゃらしがおすすめです。なお、ヒラヒラしたリボンや羽などの飾りが付いたおもちゃは、誤飲のリスクがありおすすめできません

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体を隠せるトンネルおもちゃ

中に入って身を隠せるトンネルおもちゃは、多くの猫が喜びます。猫が入ったら、入り口でおもちゃをちらちら見せて誘ってみるのもいいでしょう。

電動のおもちゃは留守番中使わない

電動のおもちゃは猫が留守番する際は遊ばせないようにします。留守中に電池切れなどが起きる恐れがあるためです。また、電動のおもちゃは予測がつかない動きをするケースもあるので、飼い主さんが一緒にいるときに遊ばせてください。

まとめ

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高齢の猫にも遊びが必要です。適切なおもちゃでの遊びは刺激になるため「夜よく眠る」「認知症になりにくくなることが期待できる」などのメリットもあります。ただし、高いところから飛び降りたり、おもちゃに飛びかかったりなどの激しい運動はケガのリスクがあるので禁物です。猫の体調や体力に合わせて遊びましょう。

フードが出てくる知育おもちゃは1匹でも遊べる上、狩猟本能を満たせます。飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃは、シンプルな作りのものやトンネルなどがおすすめです。高齢猫の暮らしを豊かにするために、安全に楽しく遊んでくださいね。

シニア猫との暮らし方とは?元気で長生きするためにできること

シニア猫との暮らしは、若いときとは異なる工夫やケアが必要になってきます。元気で長生きできるように、そして飼い主さんも楽しく暮らせるようにシニア猫との暮らし方を知っておきましょう。

今回は、筆者が19歳の猫との暮らしで実践していることも併せてご紹介します。

7歳頃からがシニア

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個体差があるものの、一般的に猫は7歳になるとシニア期に入るといわれています。近年では寿命が延びており、20歳を超える猫もいるほどです。

人間が加齢とともに体力が低下したり病気にかかりやすくなったりするように、猫もさまざまな変化が生じます。

いつまでもかわいらしさが残っているため、なかなか変化に気づかないこともあります。飼い主さんは変化がないか注意して観察しましょう。

シニア期に入る頃の変化

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猫の7歳は、個体差や種差はありますが人間では44歳頃に該当します。

44歳はいわゆる「中年期」。体にさまざまな変化が起きる人が多いのではないでしょうか。太りだしたり、人間ドックで何かに引っかかったりという方もいるでしょう。猫も同じように、次のような体に変化が生じやすくなります。

  • 毛につやがなくなってくる
  • お腹の肉が垂れてくる
  • 高いところにあまり上りたがらない
  • 寝ている時間が増える
  • 太りやすい
  • ご飯を食べるのに時間がかかる
  • 腎臓疾患など病気を発症しやすい

10歳を超えるとさまざまな心配事も

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10歳以上になると、毛のつやがさらになくなりパサついてきます。毛繕いもほとんどしなくなるので、全体的にボソボソに。寝ている時間が増え、好奇心も減ってくるため、遊ぶ時間が減るのも高齢になった特徴です。

さらに年を重ねると、猫によっては「トイレに間に合わない」「寝ながらもらす」など排泄の問題も出てきます。

シニア猫との暮らしで大切なこと

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猫が高齢になったら、食事やケアなどを見直してきましょう。まずは動物病院で健康診断をしてもらうことをおすすめします。

動物病院を定期的に受診する

子猫の頃や飼い始めから定期的に受診し、健康診断も受けておくと安心です。今まで受けた経験がない猫は、シニアになってからでもいいので、まずは体のチェックをしてもらいます。健康診断の頻度は、獣医師に相談するといいでしょう。腎臓病や心臓病などが見つかった場合も、獣医師の指示に従います。

定期的に受診しておくと、過去との比較ができる点がメリットです。「データが少し悪くなっている」「5月には熱中症になっていたから気を付けて」など、ケアの注意点も把握できます。

食事内容を見直す

高齢になると消化機能も低下していくので、シニア用のフードに変えていきましょう。ただし、フードは一気に変更しないでください。猫のお腹の負担を減らすためにも、少しずつ新しいフードを混ぜていくようにしましょう。

突然好みが変わるときもあるので、複数種類のフードに慣れさせておくと安心です。


フードについては、動物病院で相談するのもおすすめです。療法食を処方された場合は、獣医師の指示に従ってください。

食べやすくする工夫を

ドライフードが好きなのに歯が弱って食べられない子は、フードをふやかしたり砕いたりすると食べやすくなります

筆者のシニア猫(2023年の時点で19歳)には、ドライフードを粉々にして舐めて食べられるようにしています。現在は、歯が弱っていてウエットフードしか食べられません。ただ、外出時はウエットフードを置いて出かけるのは難しいため、ドライフードを食べさせる必要があるのです。

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このペット用フードクラッシャーは、自分の手で押してカットする必要がありますがフードの状態を確認しながら砕ける点が便利です。粉状に近い状態まで細かくできるので、猫がそのまま舐めて食べられます。

安価ですが、砕く際は多少の力は必要です。力を入れるのが大変な方は、電動のクラッシャーを使うことをおすすめします。

家の中はシニア猫仕様に

1. キャットタワーをチェック

シニアになっても、高いところには登りたがる猫もいます。これまでのキャットタワーにステップを付けたり、低めのタワーにしたりなど安全に配慮します

2. トイレもシニア仕様に

関節の痛みなどでトイレのふちをまたげなかったり、うまくふんばれなかったりするようになります。トイレの脇にステップを置いてあげると楽になるようです。筆者は頑丈な空き箱を置いて対応しています。

トイレの数を増やし、寝床からアクセスのいいところに置いてあげるとトイレに間に合わないといったトラブルが減らせます。

3. 滑りにくい床に

フローリングでは足腰に力が入らず、滑る恐れがあります。猫が歩くところや階段は滑り止めマットなどを敷いておきます。洗えるマットなら、粗相などをしても安心です

少しでも遊ぶ

高齢になって好奇心がなくなったからといって、遊ばないままだと体力も落ちていきます。シニア猫は、昼は寝てばかりで夜中に起きて騒ぐようになりやすいので、刺激を与えるのも効果的です。

たとえ遊ばなくてもおもちゃを見せたり、外の様子を見せたりするといいでしょう。実際昼に5分でも遊ぶと、夜はよく寝ると実感しています。

こまめに体をチェック

皮膚にできものができていないかなど、こまめに体を触ってチェックします。毛繕いをしなくなるので、ブラッシングも必須です。耳が遠くなっていて不安感が強いのか、つきまとってくる日があります。そんな日は特に念入りに体に触るようにしています。

爪とぎもしなくなるため、爪のチェックも必要です。丸く伸びていくため、肉球に刺さりやすいのでこまめな確認をおすすめします。筆者の猫は頻繁に鳴いていたときがあったのですが、歩くたびに爪の先が肉球に当たっているのが原因でした。丸く伸びた爪は太く、切るのが難しいので動物病院でのカットをおすすめします。

いつか訪れるその日のために

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「縁起でもない」と思われるかもしれませんが、すでに数年前からペットの葬儀屋さんは決めています。かかりつけの動物病院で紹介してもらった葬儀屋さんです。

いつ別れが来るかわからないので覚悟はできていますが、いざその日が来たら気が動転するのは間違いないはず。慌ててネットで検索などをしていると、愛猫との別れの時間も減ってしまいます。動転して不本意な葬儀をするかもしれません。最後に後悔しないためにも、事前に決めておくことにしました。

まとめ

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シニア猫が元気に長生きできるようにするためにも、猫の状況に対応していく必要があります。まずは動物病院を受診して、健康状態を確認してもらうと安心です。

食事やトイレなども見直していきましょう。こまめな体のチェックやブラッシングも必要です。コミュニケーションを増やすことで、猫の不安感の解消にもつながります。

シニア猫との暮らしを楽しむためにも、ぜひ参考にしてください。

犬も猫も健康診断を!定期的に受けるたくさんのメリットとは

愛犬、愛猫は動物病院で健康診断を受けていますか?元気に長生きしてもらうためにも、健康診断を定期的に受けることは大変重要です。

今回は、愛犬・愛猫の健康診断のメリットや受診の注意点、コツについて解説します。もし、しばらく健康診断を受けていない場合は、なるべく早く動物病院に相談しましょう。

定期的な健康診断を受けるメリット

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健康診断は、病気の早期発見や健康管理に役立ちます。早期発見は早期治療につながり、治療の負担も軽減できる可能性もあるため、普段から健康状態をチェックしておくことが重要です。

病気の早期発見

健康診断を受けると、病気や体調不良を早期に発見しやすくなる点が大きなメリットです。犬や猫は、人間のように言葉で体調不良を伝えられません。元気そうにみえていても、血液検査では異常が現れるケースもあるでしょう。特に猫は体調不良を隠したり、我慢したりする傾向があるため、定期的な健康診断は有効です。

たとえ検査結果の数値が正常範囲内であっても、数値の急激な変化があれば病気の予測もしやすくなります。「今後は○○の病気の発症リスクが高まるから注意しよう」なども推測できるでしょう。

早期治療につながる

病気が重症になる前に気づけるので、早めに治療に取り掛かれます。その分、愛犬・愛猫への負担も少なくなるでしょう。例えば、進行すると投薬や手術が必要でも発見が早かったため食事療法ですむ、というケースも考えられます。治療費の負担が軽減できるというメリットもあります。

健康なときのデータが集まる

定期的に受けていれば健康なときのデータがそろうため、数値の変化によって病気を発見しやすくなります。

体調不良になって初めて血液検査をするよりも、健康なときのデータと比較することで病気の診断もしやすくなるでしょう。獣医師も、元気なときの表情や行動がチェックできます。健康なときのデータを取っておくことは、健康管理のためにも治療のためにも大変重要です。

何歳から受ければいい?

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子犬や子猫は、生後半年くらいから受けるのがいいでしょう。ワクチン接種や避妊・去勢手術のときなどに動物病院に相談してください。

成犬・成猫になってから飼い出した場合は、その時点で動物病院に連れて行って相談しましょう。

受診間隔は?

子犬・子猫から5歳くらいまでは1年に1度、6、7歳になりシニア期に突入したら半年に1度程度がおすすめです。

犬や猫は、人間のおよそ4倍の早さで年を取るといわれており、人間にとっての1年は、犬や猫にとっては4、5年に相当します。

参考
知っておきたい!犬の健康診断|犬・猫の健康診断を推進|Team HOPE (teamhope-f.jp)
知っておきたい!猫の健康診断|犬・猫の健康診断を推進|Team HOPE (teamhope-f.jp)

5年に一度の健康診断と聞くと、「ずいぶん間が空いている」と思うのではないでしょうか。人間と同じように年を取ると、さまざまな変化が生じていくものです。健康診断の間隔は空け過ぎないように注意したいですね。

「1年に一度」、「半年に一度」など健康診断を受ける間隔は、愛犬・愛猫ごとに異なる場合があるので、まずは動物病院で相談してください。

どんな検査があるの?

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血液検査や尿・便検査、レントゲン検査などがあります。さらにMRI検査や超音波などを行う場合もあります。その子によって検査項目が異なる場合もあるので、獣医師によく相談しましょう。

健康診断を受けるときの注意点

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スムーズに診断を受けるためにも次の点に注意してください。

相談、予約をする

いきなり動物病院に行くのではなく、まずは相談して予約を取ります。獣医師と相談して、検査項目を決めるといいでしょう。動物病院によっては、健康診断パックなどを設定しています。費用についても、よく確認しておきましょう。

愛犬・愛猫の情報をまとめておく

初めて受診する場合は、年齢や性別、品種、ワクチン接種歴、避妊・去勢手術の有無や時期、マイクロチップの有無など、基本的なデータをまとめておきます。
食事量、尿の回数や量、便の回数や状態なども答えられるように用意しておくと安心です。

指示に従う

「朝食を抜く」「尿や便を持参する」など、動物病院の指示には必ず従いましょう。尿や便の採取方法も、あらかじめ確認しておきます。

もしも「うっかりご飯を与えてしまった」などの場合は、速やかに連絡することが大切です。

不安な症状は動画や画像を撮って見せる

「足を引きずるときがある」「よく下痢をする」など、気になることがあったら動画や画像に残しておきましょう。動物病院では症状が出ないときがあるため、動画や画像があると診断に役立ちます。

まとめ

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犬や猫が健康診断を定期的に受けると、病気の早期発見、早期治療につながるなどメリットがたくさんあります。犬や猫は体調不良を隠すことが多いため、元気に見えるときも健康管理が欠かせません。元気だから大丈夫と思いこまず、ぜひ定期的な健康診断を受けましょう。

健康診断の内容や受診間隔は、動物病院で相談します。実際に健康診断を受ける際は、必ず指示にしたがってくださいね。

猫の老化サインって何がある?シニア期に備えてチェックしよう

猫も年を取ると、老化により少しずつ体の生理機能が衰えてきます。愛猫がシニア期を元気に過ごし、長生きするためにも飼い主さんは早めにサインに気付くことが大切です。

今回は猫の老化サインやケアのコツを解説します。

7歳を過ぎたら注意「猫は人の5倍の早さで年を取る」

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猫が7歳になったら、個体差はあるもののそろそろシニアの仲間入りです。猫の7歳は人の44歳ごろに相当します。(参考:獣医師広報版

44歳といえば、生活習慣病などが気になり始める人が増える年頃です。実際、厚生労働省は40歳から生活習慣病予防のために特定健診や特定保健指導をすすめています。(参考:厚生労働省「特定健診・特定保健指導」)

猫も7歳になるころから飼い主さんが体のケアをし、老化に合わせてサポートをする必要があります。猫は人のおよそ5倍の早さで年を取ります。人間にとってはほんの数か月が、猫にとっては年単位です。「うちの子はまだ若い」と思い込まず、よく観察して年齢に合った過ごし方をしましょう。

健康診断を若いうちから定期的に受ける


猫の健康管理に欠かせないのが、健康診断です。定期的に受けましょう。

猫が健康診断を受けるメリット

獣医師による診断を受けると、病気など体の変化にいち早く気づけます。定期的な健康診断は、病気の早期発見早期治療ができる点が大きなメリットです。早期治療は、猫の負担も少なく、治療費の負担も減らせます

7歳を過ぎたら2回以上の受診がおすすめ

若いうちは1年に一度でも、7歳を過ぎたら最低でも半年に一度程度の受診をおすすめします。

猫にとっての1年は人の数年に該当するので、なるべく短いサイクルで受診をすると安心です。もしも1年受けないでいると、5年近く健康チェックを放置したことと同じになってしまいます。かかりつけの動物病院とよく相談してください。

若いうちは健康診断を受ける習慣がなかった猫も、今から受診するようにしましょう。

シニアになったサインを見逃さない

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猫の老化の始まりは、ちょっとした行動や反応に現れます。普段からよく観察し、飼い主さんが早めに見つけてあげましょう。早めに気付いてケアをすることで、猫が快適に暮らせます。

食べ方や食欲

食欲は、健康チェックのバロメーターです。まったく食べないときは、すぐに動物病院を受診してください。

途中で食べるのをやめる場合は、首などに痛みがあり、下を向いて食べるのが苦痛になっている可能性があります。高さのあるフードボウルに変えるなど配慮が必要です。

食欲はあるものの、ポロポロこぼすようになったら、歯周病などが進行しているかもしれません。一方、急に食欲が増進した場合、元気そうに見えても甲状腺機能亢進症など病気の恐れもあります。

排泄

尿量が増えていないか、こまめにチェックしましょう。猫は高齢になるに従って、慢性腎臓病のリスクが増します。同時に、水分摂取も確認しましょう。

尿量が増えて水をがぶ飲みする場合、慢性腎臓病が進行している恐れがあります。無症状でも、慢性腎臓病が進行するケースもあるので注意が必要です。

膀胱炎などのリスクも加齢とともに高くなります。何度もおしっこをしていないか、排泄のたびに痛がっていないかも確認しましょう。

運動

運動量が減っていないかチェックします。高齢になると、関節に痛みを生じる猫が増えてきます。以前は平気だったのにキャットタワーにのぼらない、おもちゃで遊ばないなど変化がでてきたら、体のどこかに痛みを感じているかもしれません。

体重の変化

週に一回は、体重測定をします。シニア期にかかりやすい病気によっては、体重が減る場合も。例えば、甲状腺機能亢進症の猫はたくさん食べているのに体重が減少気味になります。肥満も心臓病や関節炎などを悪化させる原因です。

自宅で測定する際は、飼い主さんが猫を抱いて体重計に乗った計測値から、飼い主さんの体重を引いて猫の体重を記録しておきます。

被毛や皮膚、爪

徐々に被毛のつやが減り、皮膚は弾力が失われていきます。爪はもろく、太くなっていくのが特徴です。猫自身、被毛の手入れや爪とぎをしなくなるのも老化のサインです。腫瘍もできやすくなるため、皮膚の状態は、毎日手で触れて確認します。

聴覚

呼んでも反応しない場合は、加齢により聴覚が衰えているのかもしれません。耳が遠くなった猫は、不安を覚えやすく大声で鳴くことがあります

行動や性格の変化

おだやかだったのに怒りやすくなった、やたらと甘えるようになったなどもシニアの猫によく見られます。昼間は寝てばかりで、夜になると騒ぐなど睡眠サイクルが変わっていくこともあります。

老化だと思いこまないことも大切


猫の変化に気づいたら、まずは動物病院を受診しましょう。

老化だと思っていた変化が、病気が原因の場合もあります。年を取ったからだと思いこまず、必ず受診してください。

まとめ

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猫は人間の約5倍の早さで年を取るため、7歳は人の44歳くらいに相当します。7歳を過ぎたら食欲や排泄、運動量などに変化がないかをこまめに確認してください。老化だけではなく、病気が原因のケースもあるので、いつもと違うと感じたらすぐに受診しましょう。

健康状態を確認するために、最低でも半年に一度は動物病院で健康診断を受けることも大切です。大切な愛猫が元気にシニア期を過ごすためにも、飼い主さんは老化のサインを見逃さないようにしましょう。

シニア犬に現れる6つの変化と、整えたい10の生活環境

「シニア犬」という言葉にははっきりとした定義はありませんが、概ね7才以上を指すことが多く、シニア期に入ると、これまでのよく動き、よく遊び、よく食べるといった様子から少しずつ変化が見られます。

また、体調にも変化が出ることも多く、それに合わせて愛犬の生活環境も整えてあげることが望ましいです。

今回は、愛犬がシニア期になったら注意したいことと、整えるべき生活環境についてご紹介します。

シニア期に現れる愛犬の6つの変化と注意点

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シニア期によく見られる身体的変化を見ていきます。
ご自宅での対応も必要ですが、もし何か変化があり、心配な時は早めに信頼できる獣医師に診てもらいましょう。

①足腰が弱る

これまでは思い切り走り、坂道や階段もスタスタ歩けていたのが、坂道で止まったり、歩くスピードがゆっくりになったり、歩くのを好まなくなったりと変化が少しずつ出てきます。

また、フローリングで滑りやすくなる、立ち上がりにくくなるなど、動作の軽快さが減り、動作に時間がかかるといった変化が見られます。
特に、犬は普段から後脚を意識的に動かさないとされており、前脚と比較すると後脚を使うことが元々少なく、その分後脚から衰えていくことが多いです。

②目が見えにくくなる

加齢や白内障などの病気により、視力が衰えていきます。愛犬の目が白濁していたり、視力が一気に低下したなど、心配な時は獣医師に早めに診てもらいましょう。特に、急性の緑内障は発症から数時間〜数日で失明に至る非常に危険な病気です。目に異常が見られた場合はすぐにかかりつけの動物病院で診てもらった方が良いでしょう。

視力が低下することによって、物や壁にぶつかりやすくなる、つまづく、段差や階段から落下してしまうといった危険があります。

③耳が聞こえにくくなる

聴力も低下します
これまで声で伝えていた指示に反応しにくくなったり、聞こえないことで飼い主が側にいることに気付かず、撫でたり抱っこした時に、驚くようになるといった変化もあります。

【聴力の確認方法】
愛犬がどれくらい聞こえているかは、以下の方法で確認できます。

①ご飯が大好きな子の場合、普段ごはんをあげる時の袋のガサガサ音や、おやつの袋の音などにも反応するかどうかで、どのくらい聞こえているかを確認しましょう。
②普段からご飯の音に反応しない子の場合は、これまで愛犬が喜ぶ反応を示す音を出し、その時の反応で確かめることもできます。

④体温調整がしにくくなる

体温の調節機能も低下するため、暑さや寒さに弱くなります。飼い主基準ではなく、愛犬を基準にした温度・湿度管理が必要です。

⑤低い位置での食事が負担に

これまで床に置いてあったごはん皿や水飲みも、首や足腰の筋力の低下により、身体的辛さや、食べ辛さを感じるようになります。

また、飲み込む力も衰えていきますので、首が下を向いた状態は、口が食道よりも下になり、ごはんや水がうまく飲めません。そのため、誤嚥する可能性があります。そしてそのまま誤嚥性肺炎になってしまうこともあり、非常に危険です。

【食べやすさの確認方法】
愛犬の食べ付きが悪くなった、食べづらそう、飲みづらそうといった様子が見られたら、食器の高さの調整が必要です。

⑥不安や寂しさも増す

犬自身も自分のネガティブな体調の変化に不安を抱くようになります。そして、この体調の変化から来る不安によって、ひとりでいることにも不安や心配を抱くようになってきます。

【心配・不安の確認方法】
これまで鳴かなかったようなタイミグで鳴くようになったり、落ち着かなくなってきた時には不安や寂しさのサインかもしれません。
愛犬の居場所を移動させるなどが必要です。

10の整えたい生活環境

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ご自宅で注意してあげたい点や、具体的にどのように生活環境や過ごし方を整えてあげるといいかを紹介します。
一部シニアに特化したものもありますが、多くはシニア期に関わらず、若いうちから行っていただきたいものですので、犬を飼う上でぜひ参考にしてください。

①段差をなくす

段差が見えずに転倒したり、つまづいてしまいケガをする恐れがあります。階段も落下事故に繋がります。

段差は緩やかで滑りにくい幅の広いスロープを付け、階段は柵をして行けないようにしましょう。階段の昇り降りはシニアにとっては負担が大きいです。階段を使わない、または、抱っこをするなどして、愛犬の負担を減らし安全を確保してあげましょう。

【スロープの注意点】
スロープはシニアになってから取り付けた場合、すぐに使えるとは限りません。できるだけ若いうちからスロープに慣れさせてあげましょう。
ただし、バランスが取りづらくなってくるとスロープから落下する可能性もありますので、注意が必要です。

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②角や壁をガード

視力の低下により、壁や角にぶつかることも多くなります。当然ですが、ぶつかれば痛みを伴い、打ちどころによってはケガの恐れもあります。
角や壁には緩衝材を貼り、ケガをしないようにしましょう。

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③隙間を作らない

足腰が弱ることで、自由に動けなくなり、狭い隙間に入ったまま出られなくなってしまうこともよくあります。
隙間は柵やクッションなどで埋めて、愛犬が入れる隙間をなくしましょう

④これまで以上に温度管理はしっかりと

体温調整が苦手になる分、エアコンやサーキュレーター等を使っての温度管理が非常に大切です。室内の温度は、体の大きさによって多少の違いはあるものの、25℃前後、湿度は50~60%くらいが良いとされています。

短頭種や心臓・気管等の病気があったり、太り気味の子は、熱が体にこもりやすくなります。特に夏場は安静時にも常にハアハアしている場合は、少し室温を下げて様子を見ましょう。

なお、温度や湿度を計測する時は、愛犬が過ごす床に温度計を置くのがおすすめです。

夏場の対策

冷気は下にたまりやすく、寝ている時間が多いシニア犬には、冷えすぎてしまう可能性があります。そのため、サーキュレーターを使い、空気が部屋全体に循環するようにしてあげましょう。ただし、サーキュレーターや扇風機の風が犬に直接当たらないよう注意も必要です。

冬場の対策

日中は日向に寝床を移動させる、温かい毛布を敷くなどして温かくしてあげましょう。洋服や腹巻などで温めてあげるのもいいです。

⑤お散歩も体調最優先

今までは一日2~3回行っていたお散歩も、シニア期になったら愛犬の体調によっては回数を減らす、夏場は今まで以上に涼しい時間帯に行く、無理に歩かせないなど、臨機応変な対応も必要です。

ただし、外の空気に触れることはとても大切です。歩くのが辛そうであればカートに乗せて外に行くのもいいでしょう。歩けるところだけ歩いてもらい、他はカートに乗せたり抱っこしたりするのもおすすめです。

⑥ごはん皿や水入れの高さも調整

自力で食べられる場合、食器の高さは、愛犬が座るか、立った状態での犬の口の高さに合わせましょう。

台や脚がついた食器を利用したり、今までの食器の下に台を置いたりするのがおすすめです。

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⑦滑らない床材を

足腰の筋力低下により、一般的な床材では踏ん張ることができずに滑りやすく、より足腰への負担が増してしまいます。

足が滑らないように、床にヨガマットやジョイントマットを敷いてあげましょう。どちらも汚れた際のお手入れもしやくおすすめです。
また、脚の裏の毛も定期的にカットしてあげましょう。

⑧寝床も整えよう

前述のとおり、室内の温度管理をしっかりと行い、さらには冷暖房の風が直接愛犬に当たらないようにします。

寝ている時間が長くなってきたら、床ずれを予防できるベッドも用意しましょう。 寝床用のベッドは表面の素材が柔らかく、体の圧力が分散されるものがおすすめです。

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⑨抱っこや触る時はゆっくりと

聴力や視力の低下により、人の気配にも気づきにくくなります。そのため、愛犬を驚かせないよう、大き目の声で優しく声をかけ、抱っこもそっと、ゆっくりとしましょう。

⑩普段過ごす場所は人の側に

不安や寂しさをより感じやすくなるため、日中は愛犬が人の存在が感じられて安心できる場所に移動させてあげましょう。
この方が、人も愛犬の様子がわかり、安心できると思います。

また、お留守番時間も見直しが必要です。元々お留守番には不向きな犬ですが、シニア期も後半になると、いつ何が起きてもおかしくないという状態になっていきます。何かあった時にすぐに気付けるよう、お留守番時間は極力短くしましょう。

まとめ

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犬も年を重ねると人と同じように、多くのことができなくなっていきます。もちろん寂しさや辛さも伴いますが、どんな状態になっても、大切な家族です。

様々な変化に都度対応し、愛犬にできるだけ負担なく、安全で安心して穏やかな日々が送れるようにしてあげてほしいと思います。

食欲旺盛で元気なシニア猫は要注意!甲状腺機能亢進症の症状と治療法

「うちの猫は高齢でも、食欲もあるし、元気いっぱいだから健康」だと思っていませんか?

しかし、あまりに食欲旺盛なシニア猫は、もしかしたら「甲状腺機能亢進症」かもしれません。
食欲があると元気に見えるため、病気とは思わない飼い主さんも多いようです。

今回の記事では、猫の甲状腺機能亢進症について詳しく解説します。
少しでも心配な飼い主さんも、うちは大丈夫という飼い主さんも、一度動物病院を受診してくださいね。

猫の甲状腺機能亢進症とは

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甲状腺機能亢進症とは、甲状腺の機能が何らかの原因で活発になり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。

甲状腺ホルモンとは

甲状腺ホルモンは、代謝を活発にする働きがあります。そのため、これが過剰に分泌されると、エネルギー消費が多くなりすぎてしまいます。
いつも体の中がフル回転しているような状況なので、全身の器官に影響が及びます。初期症状は元気に見えるため、病気だと気づきにくいのが特徴です。

多くの場合、「腺腫」という良性腫瘍によって甲状腺が肥大しますが、悪性腫瘍が原因になる場合も稀にあります。

甲状腺の場所

甲状腺は、猫の喉にある「甲状軟骨」の下に左右にひとつずつある小さな組織で、人でいう喉仏に該当します。

猫の甲状腺機能亢進症の原因

原因ははっきりとはわかっていません。食事、環境(化学物質など)、地域的な要因、遺伝などさまざまな説があります。

甲状腺機能亢進症を発症しやすいのは7歳以上のシニア猫で、性別は関係ありません。

シニアだけど元気いっぱいの猫は要注意!

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猫が高齢と言われるのは、およそ7歳頃からです。
一般的に、高齢になれば活動量や食事量は少しずつ減ってきます

しかし、中には食欲旺盛で活動的なシニア猫がいます。本当に元気ならいいのですが、中には甲状腺機能亢進症になっている可能性もあるのです。

甲状腺機能亢進症の症状

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次のような症状があるシニア猫は、甲状腺機能亢進症かもしれません。動物病院を受診しましょう。

  • たくさん食べているのに、体重が落ちる
  • 食欲旺盛で、すぐにごはんを欲しがる
  • 落ち着きがなくなり、じっとしていられない。攻撃的になる。
  • 夜中でも大きな声で鳴きわめく
  • 水をたくさん飲み、尿量も増加する
  • 下痢や嘔吐など、消化器に症状が出る
  • 被毛のパサつき、抜け毛が増える
  • 心臓の活動が活発になり、鼓動が早くなる

ただし、甲状腺機能亢進症になれば、どのシニア猫も食欲旺盛で活発になるわけではありません。食欲低下や元気がない猫でも、診察を受けたら甲状腺機能亢進症だったという例も多く報告されています。

甲状腺機能亢進症を見逃してしまう原因

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1. 年のせいだと思ってしまう

食欲は元気のバロメーターでもあるため、食べているから大丈夫と思いがちです。活動的になればなおさらでしょう。
そして活発に動けば、体重が減って当然と思うのも無理はありません。

また、落ち着きがない、攻撃的になるなど行動の変化や毛のパサツキなどは、「年齢によるもの」と思い込んでしまいます。
下痢や嘔吐も、「高齢だから消化能力が低下している」で済ませてしまうので注意が必要です。

2. 動物病院が苦手

動物病院が苦手な猫は多く、受診するだけでも大変です。
移動しただけで体調不良になってしまう子もいます。連れて行くのも一苦労というシニア猫もいるでしょう。

そのため、ちょっと変だなと思っても、「病院に行くほどではない。元気そうだからいいかな」と受診をためらってしまいます。

甲状腺機能亢進症を早期発見するために

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甲状腺機能亢進症などの病気があるかを確認するためには、動物病院の受診が大切です。
また、7歳を過ぎて高齢になったら何も症状がなくても、半年に1度程度は健康診断をおすすめします。

病気の早期発見は非常に重要です。悪化してから行くと、治療に時間も費用も掛かってしまいます。

動物病院が苦手な猫には、次のような対策をしてあげましょう。

  • キャリーバッグに猫用のフェロモン剤を付ける。
  • 外が見えないようカバーをかける。
  • 猫とほかの動物の待合室を別にしている動物病院や、猫専門の動物病院に連れて行く。
  • どうしても連れて行くのがダメな場合は、往診専門の獣医さんにお願いする。

甲状腺機能亢進症の治療

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甲状腺ホルモンの過剰な分泌をおだやかにするため、薬を飲みます。薬は一生涯飲む必要があります
療法食が処方される場合も多いようです。

薬を飲んでもあまり改善しない場合、甲状腺の切除手術を行う場合もあります。切除した場合は、甲状腺ホルモンを補充する必要があります。
ただし、あまりに高齢な猫の場合、手術が困難なケースもあるようです。

まとめ

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猫の甲状腺機能亢進症は、シニア猫に多い病気です。初期は、甲状腺ホルモンの過剰分泌によって活動的になります。食欲が増し、落ち着きがなくなる猫が多いようです。

中には急に攻撃的になる子もいます。体重減少や毛のパサつき、嘔吐や下痢もありますが、「高齢だから仕方ない」と片付けがちです。

「高齢だから」の影には、甲状腺機能亢進症のような病気が隠れている可能性もあると考え、「以前と何かが違う」と思ったら動物病院を受診しましょう
大切な愛猫が元気で長生きできるように、定期的な健康診断おすすめします。

シニアの猫の快適な暮らし!8つの「高さ」への配慮をおさえよう

猫もシニアになると、少しずつ筋肉量や運動能力が低下します。若いときの環境のままでは、シニア猫は暮らしにくくなるでしょう。

特に、キャットタワーなどの高い場所からの転落には注意が必要です。
そのほかにも、トイレの縁も高いままだと跨ぎにくくなってしまいますし、また逆に、食器が低すぎると、かがまなくてはいけないので大変食べにくくなります。

近年、猫は寿命が延びてきています。長いシニア期を少しでも快適に過ごせるように、飼い主さんは配慮してあげる必要があります。
今回は、シニア猫が暮らしやすくするための「高さ」の対策をご紹介します。

「高さ」を見直すタイミング

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シニア猫が次のようなしぐさを見せたら、「高さ」を見直す時期です。

  • キャットタワーや家具の上り下りをためらう
  • キャットタワーのてっぺんに上らなくなった
  • 飛び降りるのを失敗した
  • 歩行が不安定になった
  • トイレの縁をまたぐのに時間がかかる
  • ごはんが食べにくそう、途中で食べるのをやめてしまう

シニア期に入った愛猫の様子は普段からよく観察し、異変にはすぐに気がついてあげることが大切でです。

見直したい5つの「高さ」

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猫はもともと高いところが大好きです。それはシニアになっても変わりません。
しかし、筋力が低下して足腰が弱っている猫は、落下する危険性が高いのです。

今までは落下してもうまく着地できたかもしれませんが、それもできなくなってしまいます。
そこで、高いところへ上る欲求を満たしつつ、高さの危険を取り除く対策をしましょう。

1. キャットタワーは低いタイプに

キャットタワーは、高さが50センチ程度のものに変更するといいでしょう。低めのステップがいくつか付いていて、上りやすいタイプがいいですね。

天井に届くような高さのあるキャットタワーを設置している飼い主さんは多いと思います。てっぺんに上るのが猫は大好きです。
しかし、シニア猫は筋力や俊敏性も低下しているため、転落したり、着地を失敗したりする恐れがあり、ケガの危険も高まります。

だからと言って、キャットタワーを取り去ってしまうと、それも猫にとってはストレスです。
低いキャットタワーなら、落下の危険も少なくなりますし、高いところに上りたい気持ちも満たされるでしょう。窓辺に置いて景色が見えるようにすると、退屈も解消されて刺激になるのでおすすめです。

2. 背の高い家具には上らせない

猫によっては、食器棚やタンスなどの高い家具のてっぺんが好きな子もいます。しかし、家具はキャットタワーのようなステップもないため、落ちると大変危険です。

食器棚やタンスの上などシニア猫が上れないように、背の高い家具の上は箱などを置いておきましょう。
天井との間に隙間ができないよう、ぴったりサイズの箱がおすすめです。

3. 出窓やソファへのアクセスを配慮

出窓やソファなど、ほどほどの高さならストレス解消のためにも上らせてあげましょう。
上り降りしやすいように、ステップになる台をいくつか置いてあげると安心です。滑りにくい素材の椅子や階段などがいいでしょう。

4. トイレは低いタイプに変更する

トイレは縁が低いタイプにするかスロープを付けましょう。

年を取ってくると、猫はトイレの縁を今までのようにまたげなくなってきます。
すると排泄がだんだん面倒になってしまうのです。その結果、排泄を我慢したり、トイレ以外で粗相したりするようになる可能性があります。

スロープを上るのもつらくなってきたら、犬用のトイレトレーに変更してもいいでしょう。ペットシーツを敷いて、その上に今まで使っていたトイレ砂を置いておくと猫も排泄しやすくなるでしょう。

5. 食器は高さをつける

シニア猫の食事タイムにも「高さ」が関わってきます。

高さのある食器に変えるか、安定した台の上に食器を置いてあげましょう。ほどよい高さがあると、食べやすくなります。
シニアになると高いところに上るのが大変になるだけではありません。首を下にしてかがむのも辛くなってしまいます。すると、お腹が空いていても食べるのをやめてしまうのです。

高さをつけると、食べ物も逆流しにくく吐きにくくなるのもメリット。食べやすくなるので、食事を途中でやめてしまうトラブルもなくなるでしょう。

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「高さ」の危険を和らげる3つの方法

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「高さ」を直接見直す以外にも、高さによる危険を少しでも和らげる方法があります。

1. 床は滑りにくく

キャットタワー、出窓、ソファなどの周囲には滑らないようにカーペットを敷いておきます。
フローリングは、着地したときに滑ってケガをする恐れがあります。クッションなどを置いておくのもいいですね。

2. 階段はゲートをつける

階段からの転落を防止するためにも、階段の前にはゲートやフェンスを付けて、猫が入らないようにする方法もあります。
間をすり抜ける猫もいるので、ネットなどを貼っておくと安心です。

3. 動物病院を受診しよう

高いところから落ちそうになる、うまく上れないのは年齢だから仕方ないと思わずに、積極的に動物病院を受診しましょう。
筋力の衰えだけでなく、関節の痛みがある場合もあるのです。猫は苦痛を隠す傾向があるので、飼い主さんは気づかないケースもあります。

シニア猫が暮らしやすい環境を整えると同時に、少しでも異変を感じたら動物病院を受診してくださいね。

まとめ

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シニアになると、機敏だった猫もだんだん高い場所からうまく降りられなくなってきます。同時に、低くかがむのも苦手になってきます。

高所からは転落の恐れもあるので、背の低いキャットタワーに替え、高い家具の上には箱を置くなど対策をしましょう。出窓やソファなどへは、いくつかステップになる台を置くと安心です。
トイレはまたぎやすいタイプにするか、スロープを付けてあげましょう。
食器は逆に高さを付けてあげると、食べやすくなります。

筋力の衰えだけでなく、関節の痛みがあるかもしれません。愛猫がシニアになったら、定期的に動物病院を受診してくださいね。

あなたの愛犬はどっち?寒さに弱い犬と強い犬について徹底解説!

人間が衣替えをするように、愛犬の生活環境も冬仕様になる時期がやってきました。

犬は人間に比べて寒さに強いと言われていますが、犬種や年齢によって差があります。

また、寒さが健康に悪影響を及ぼすこともあります。それぞれに合った対策をするためにも、愛犬が寒さに強いのか、弱いのかをしっかり把握しておきましょう。

今回は、寒さに弱い犬・強い犬の特徴や犬種をご紹介します。
すでに犬を飼っている方はもちろん、これからお迎えしようとしている方も、お住まいの環境と照らし合わせながら参考にしてみてくださいね。

犬は寒さに強いって本当?

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日本の童謡『雪』には「犬は喜び 庭駆け回り」という歌詞が登場しますが、犬は本当に寒さに強いのでしょうか?

犬の体温は、小型犬で38.5〜39.0℃、大型犬で37.5〜38.5℃くらいです。そのため、犬は人間と比べるとある程度は寒さに強いと言われていますが、寒さへの耐性は、犬種、年齢、個体に大きく影響されます。

自分の愛犬は寒さに強いのか、それとも弱いのかを把握しておくことで、暑さ・寒さ対策がしやすくなります。

寒さに弱い犬の特徴とは?

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それでは、寒さに弱い犬の5つの特徴を見てみましょう。

1.暑い地域が原産の犬種

暑い地域が原産の犬種は、祖先が暖かい・暑い場所で暮らしていたことが多いため、暑さに強い一方で、寒さには弱いです。

2.小型犬

小型犬は大型犬と比べて、小さい体積のわりに体表面積が大きくなるため、体温が発散されて低下しやすいです。

また、冬の時期は冷たい空気が下へ溜まるため、体が小さいと冷たい空気に晒されやすくなってしまいます。

3.被毛が一層しかないシングルコート

換毛期のあるダブルコートの犬種は、保温性・断熱性の高いアンダーコートを持ちますが、シングルコートの犬種は持っていません。

一見暖かそうな、もこもこでふわふわの毛を持つ犬でも、シングルコートであれば耐寒性は期待できないのです。

4.短毛種

短毛種は毛が短い分体温を発散しやすいため、長毛種と比べると寒さに弱いです。

5.子犬やシニア犬

子犬やシニア犬は体力が弱く免疫力が低いため、寒さに上手く適応できないことが多いです。
これは、寒さに強い特徴を持つ犬にも共通して言えます。

寒さに弱い犬種

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具体的に、寒さに弱い犬種をご紹介します。
上で挙げた特徴である、暑い地域が原産の犬種、小型犬、シングルコート、短毛種に1つでも当てはまる犬種を一部ではありますがまとめました。

  • チワワ
  • マルチーズ
  • シーズー
  • パグ
  • フレンチ・ブルドッグ
  • ミニチュア・ダックスフンド
  • ヨークシャー・テリア
  • パピヨン
  • イタリアン・グレーハウンド
  • ミニチュア・ピンシャー
  • ボクサー
  • グレート・デーン
  • トイ・プードル
  • ボストンテリア

これらに該当する犬を飼っている、もしくは飼おうと思っている方は、寒さ対策をしっかりしてあげてください。

寒さに強い犬の特徴とは?

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一方で、寒さに強い犬はどのような特徴を持っているのでしょうか?

1.寒い地域が原産の犬種

寒い地域が原産の犬種は、雪山などでの活動ができるくらい寒さに強く、体力のある犬種が多いです。

2.大型犬

大型犬は、小型犬と比べて体重あたりの体表面積が小さいため、熱が外に逃げにくく、体温が下がりにくいです。

また、体内の熱生産量は体重におおよそ比例するため、体重が重い方が体内で多くの熱を作ることができます。

3.被毛が二層あるダブルコート

ダブルコートの犬種は、柔らかく密集したアンダーコートと、水や汚れを弾く硬いオーバーコートの2種類の毛を持ちます。
冬毛のアンダーコートは保温性・断熱性に優れています。

4.長毛種

長毛種は、短毛種に比べて外気の影響を受けにくく体温を奪われにくいため、寒さに強いです。

寒さに強い犬種

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具体的に、寒さに強い犬種をご紹介します。
寒い地域が原産の犬種、大型犬、ダブルコート、長毛種の中で1つ以上に当てはまる犬種の一例です。

  • シベリアン・ハスキー
  • サモエド
  • アラスカン・マラミュート
  • 柴犬
  • 秋田犬
  • ラブラドール・レトリーバー
  • ゴールデン・レトリーバー
  • セントバーナード
  • シェットランド・シープ・ドッグ
  • バーニーズ・マウンテン・ドッグ
  • グレートピレニーズ
  • コーギー

また、小型犬でもポメラニアン、ペキニーズ、ジャック・ラッセルテリア、スピッツ、ミニチュア・シュナウザーなどは比較的寒さに強い犬種として知られています。

寒さに気をつけたい犬の病気

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特定の病気を持つ場合、寒さで体に負担がかかるため、特にしっかりと対策をしてあげましょう。ここでは、寒さに気をつけたい代表的な疾患をご紹介します。

1.心臓の疾患

外気温が低いと、体温の発散を防ごうとして血管が収縮します。
すると、心臓に負担がかかってしまうため、心臓に疾患を抱えている犬は注意しましょう。

2.下部尿路疾患

寒いと水を飲む量が減ってしまう傾向にあります。
そうすると、尿が濃くなり結石ができやすくなったり、尿の量が減り体内に細菌が溜まりやすくなったりするため、尿路結石や膀胱炎などの病気が悪化する可能性があります。

3.関節の疾患

関節に持病を抱えている犬は、寒い時期にはより痛みを感じやすくなります。
体が冷えると、血流が悪くなり筋肉が固まり、関節の動きも悪くなってしまうのです。

まとめ

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あなたの愛犬は、寒さに弱い犬と強い犬のどちらに当てはまるでしょうか?

寒さに強い犬種であっても、室内飼いであまり外に出ない場合や年齢によっては、寒さに耐性がなくなってることも考えられます。愛犬の様子を観察し、寒がるようであれば防寒対策を強化してあげましょう。

また、寒さに強い犬種は暑さに弱いため、夏の暑さ対策もしっかりしましょう。