モルモットのポップコーンジャンプって何?どんなときにするの?
モルモットの「ポップコーンジャンプ」を知っていますか?モルモットの飼い主であれば、ポップコーンジャンプという言葉自体は知らなくても、動画を見れば「ああ、これね」と思う方が多いでしょう。
一体、ポップコーンジャンプとはどのようなもので、なぜこのようなジャンプをするのでしょうか。
この記事では、モルモットのポップコーンジャンプについて解説していきます。
ポップコーンジャンプとは?
「ポップコーンジャンプ」
嬉しくてテンションが上がった時に見られる体をひねるジャンプ。仔がよく行います。
隣のパンダマウスに持ってきたごはんを自分のごはんだと勘違いした子どもたち。ぽんぽんしてます。#徳山動物園 #モルモット #ポップコーンジャンプ #ごはん #嬉しい #ぽんぽん pic.twitter.com/89np90ywvA— 周南市徳山動物園(公式) (@TOKUYAMA_ZOO) January 19, 2022
モルモットは唐突に体を捻りながらジャンプをすることがあります。この様子がまるでフライパンの上で弾けるポップコーンのように見えることから「ポップコーンジャンプ」と呼ばれるそうです。
一回だけのこともあれば、連続して何度もジャンプしたり、走り回ってジャンプしたりすることもあります。
体を俊敏に動かすため、初めて見ると「何かに怯えているのではないか」「何かの病気ではないか」と少しびっくりしてしまうかもしれません。しかし、モルモットを飼っていればよく見る行動ですので心配する必要はありません。
ちなみに、こちらのスローの映像を見ると、モルモットがどのように体を動かしてジャンプしているかよくわかります。
おはよーございます?
子どもの #モルモット は興奮したりテンションがあがると体をくねらせながら飛び跳ねます?これを #ポップコーンジャンプ といって
赤ちゃん〜子モル期に多く見られる可愛い仕草です? #スロー で見てください? #伊豆シャボテン動物公園?#天竺鼠 #リッツ˙ϖ˙❣️ pic.twitter.com/eaKg190uD4— 伊豆シャボテン動物公園公式ツイッター (@izushabotenpark) January 19, 2021
ポップコーンジャンプを行う理由
モルモットは、どんなときにポップコーンジャンプを行うのでしょうか?その理由は2つ考えられます。
1. うれしい
一般的には、モルモットがポップコーンジャンプをした場合、うれしくてテンションが上がっていると考えられます。
好きな食べ物をもらったり、撫でられてうれしいときにポップコーンジャンプをすることが多いため、このタイミングでモルモットがポップコーンジャンプをしたら喜んでいると考えていいでしょう。
2. 嫌なことがあった
一方で、ポップコーンジャンプはマイナスな感情を意味することもあります。
触られたり抱っこされるのが苦手なモルモットは、触れたときに嫌がってポップコーンジャンプをすることがあります。
この場合、うれしいのか嫌なのか判断が難しいかもしれませんが、ポップコーンジャンプ以外にも、鳴き声を出したり、体をねじって逃げようとする素振りを見せることが多いです。もし嫌がっているようならやめてあげてください。
どんなモルモットでも見られる?
ポップコーンジャンプは若いモルモットで特によく見られ、高齢になると減っていきます。
理由ははっきりわかっていませんが、大きくなると体が重くなりジャンプできなくなるという説や、年を重ねるごとに徐々に穏やかな性格になり過度に感情を表現しなくなるという説もあるそうです。
どちらにせよ、ポップコーンジャンプをよくするモルモットは若い証拠ということですね。
モルモット以外もポップコーンジャンプをする!
ポップコーンジャンプはモルモット特有の行動ではなく、ウサギ、チンチラ、デグーなどの動物でも見られます。どの動物も身軽で、モルモットよりも高く垂直にジャンプすることが多いです。
ウサギのポップコーンジャンプ
2匹のウサギが向かい合って何度もポップコーンジャンプをしているのがとても微笑ましいですね。
よっぽど楽しいのでしょうか。
チンチラのポップコーンジャンプ
ご機嫌なチンチラのポップコーンジャンプです。飼い主と遊ぶのがとても楽しいのでしょう。見ているこちらまで楽しい気分になりますね。
デグーのポップコーンジャンプ
大好きなおもちゃで遊んでいるデグーのポップコーンジャンプ。こちらも楽しく遊んでいる様子が見てとれます。
このように、ポップコーンジャンプは基本的には「うれしい」「楽しい」といった、プラスの感情を表すことが多いようです。
モルモットはジャンプできる?
ここまで、ポップコーンジャンプについて解説してきましたが、モルモットはウサギやチンチラなどと比べるとジャンプはあまり得意ではありません。では、ポップコーンジャンプではない普通のジャンプはできるのでしょうか?
正解はこちらの動画の中にあります。
胴長短足で、体が重そうに見えるモルモットも、上手にバーを飛び越えていますね。
やはりウサギと比べると高さには限界がありますが、精一杯ジャンプしている姿はとてもかわいらしいです。
最後に
当然ながらモルモットは、人と同じように感情や愛情を明確に表現することはできません。しかし、このような行動からモルモットのうれしい様子が読み取れると、飼い主としてもうれしくなるでしょう。
一方で、マイナスな感情でもポップコーンジャンプを行う場合もあります。どのような状況でジャンプしているのかをしっかり見極め、嫌がっていたり機嫌が悪いようでしたらその原因を取り除いてあげてください。
モルモットの感情を行動やその時の状況から読み取ることで、今まで以上にモルモットと良い関係を築いていきましょう。
犬のジャンプは病気のもと!?ジャンプ癖をやめさせる5つの方法
犬を飼っているみなさんは、犬がピョンピョンとジャンプをする姿を一度は見たことがあるのではないでしょうか。
犬が嬉しそうにジャンプをする姿はとてもかわいいですが、実はそのジャンプ、癖になってしまうと病気の原因となるのをご存知ですか?
本記事では、犬がジャンプをする理由とその危険性、そして、ジャンプの癖をやめさせる方法を詳しく解説します。
犬はどんなときにジャンプする?
犬がジャンプをするのは、具体的にどのようなときでしょうか?
1.何かを要求するとき
犬は、ごはんが欲しいときや散歩に行きたいとき、抱っこをしてほしい時など、飼い主さんに何かを要求するときにジャンプをすることがあります。
要求の仕方は犬によって異なり、吠える犬や見つめる犬、おすわりをしていい子アピールをする犬など様々ですが、これらのアピールをしても要求を満たしてもらえない場合、ジャンプでの要求に発展する場合があります。
2.ソファの登り降り
ソファやベッドの上に、ジャンプをして乗ろうとする犬もいます。
ソファやベッドに高さがある場合、初めのうちは犬も登るのを躊躇するかもしれません。しかし、一度ジャンプで登れたという成功体験をすると、その後も積極的にジャンプで登るようになってしまいます。
3.ケージの外に出たいとき
犬がケージの中でジャンプをしているのは、「ケージの外に出たい」「かまってほしい」という気持ちでジャンプしていると考えられます。
ケージに天井がない場合、ジャンプによって、ケージの上から自力で外に出ようとしているのかもしれません。
ケージに天井がある場合は、単純に飼い主さんにアピールをしているのだと考えられます。
4.散歩中
散歩が大好きな犬は、散歩が嬉しすぎて興奮してしまい、ジャンプをすることがあります。
また、他の人や他の犬に会ったときに、一緒に遊びたくてジャンプをする犬もいるでしょう。
犬のジャンプが危険な理由
当然のことながら、犬がジャンプをしすぎると、次のような病気や怪我を誘発しやすくなります。
椎間板ヘルニア
椎間板とは、骨と骨の間でクッションのような役割を果たすものです。この椎間板が飛び出して、神経を圧迫する状態が椎間板ヘルニアです。
ジャンプをしすぎると腰に負担がかかり、椎間板ヘルニアになる危険性が高まります。
椎間板ヘルニアになると腰に痛みが出てきて、進行すると下半身が麻痺して歩行や排尿ができなくなります。
脱臼
脱臼とは、骨の関節が本来の位置からずれた状態のことです。
膝のお皿がずれる膝蓋骨脱臼や、大腿骨が股関節からずれる股関節脱臼などがあります。
ジャンプをすることで日常的に骨や関節に負担がかかると、脱臼の危険性が高まります。
犬のジャンプをやめさせる方法
犬のジャンプは病気の原因になりますから、できるだけ早めにやめさせたいものです。
では、犬のジャンプをやめさせるには、具体的にどのようなことをしたら良いのでしょうか?
1.ジャンプでの要求は無視する
ジャンプをした後でごはんをもらえたり、散歩に行けた場合、犬は「ジャンプをすれば要求を聞いてもらえる」と学習してしまいます。
犬がジャンプで何かを要求してきても無視を貫き、できればその場から離れると効果的です。そして、ジャンプをやめたらたくさん褒めてあげましょう。
なお、途中で一度でも要求に応えてしまうと全てがやり直しになるため、「絶対に要求には従わない」という強い意志が必要です。また、後述する「オスワリ」や「マテ」などのように別の行動をさせるなど、いくつかの方法を組み合わせて抑制していくのが良いでしょう。
2.「オスワリ」や「マテ」を教える
犬が興奮してジャンプをしているときに、「オスワリ」や「マテ」をさせると落ち着きやすいです。
特にご飯やおやつを与える際は、興奮からジャンプをしたり飛びついたりしてしまいやすいので、「ジャンプしそうだな」と思ったら、ジャンプを始める前に「オスワリ」をさせるのも効果的です。ジャンプする前に止めさせて、それを習慣づけることができればベストです。
3.ソファやベッドに階段をつける
特に小型犬や子犬、老犬の場合、高さのあるソファやベッドの登り降りは足腰に負担がかかります。
ソファやベッドの前に、犬用の階段をつけ、ジャンプをせずとの上り下りができるようにすると良いでしょう。
4.ケージは天井のあるものにする
天井がついていないケージだと、犬は自力で外に出ようとジャンプしてしまうことがあります。
天井つきのケージに変えたり、今あるケージの上に毛布をかぶせるなどして、「上からは外に出られないよ」と教えてあげましょう。
5.散歩中はリードを短く持つ
散歩中のジャンプは足腰の負担だけでなく、他の人や他の犬にも迷惑となる場合があります。中には犬が苦手な人もいますから、むやみにジャンプさせないように注意しましょう。
散歩中は、リードを短く持ち、犬が興奮し始めたら一度立ち止まって落ち着かせるようにしましょう。
まとめ
今回は、犬がジャンプをするシチュエーション別の理由や、ジャンプが原因で起こりやすい犬の病気、犬にジャンプをやめさせる方法をご紹介しました。
犬がジャンプをしている姿を見て、「元気だな」「かわいいな」と思う飼い主さんも多いでしょう。しかし、犬にとってジャンプのしすぎは、椎間板ヘルニアや脱臼などの病気の原因になります。
ジャンプをしたことでかまってもらえたり、要求を満たしてもらえた犬は、余計にジャンプをするようになってしまいますから、ジャンプの癖は早めにやめさせるように工夫をしてあげましょう。