猫は夜行性じゃない?夜中に騒ぐ原因を取り除いてあげよう!
猫は昼間ほとんど寝ていて、夜になると活発になって飼い主を困らせることが多いため、夜行性の生き物というイメージがあるかもしれしれません。しかし、それは猫が何かを要求しているか、ストレスを抱えている可能性があります。
この記事では、猫は夜行性なのかどうか、そして夜に騒ぐ理由とその改善方法を解説します。猫にとって快適な環境を整え、健康的な生活を送らせるために、正確な知識を得て適切なケアをしてあげてください。
猫は夜に寝ていることが多い
一般的な猫の生活リズムは、朝・夕方・夜の3つのサイクルに分かれています。朝と夕方は活発になり、食事をしたり、飼い主と遊んだりしますが、夜は静かに寝ていることが多いとされています。
このように、主に薄明(明け方)と薄暮(夕方)の時間帯に活動する生物は、「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」といい、昼行性や夜行性とは区別されます。
猫が薄明薄暮性になるのは、捕食する生き物の活動時間が大きく関係しています。鳥は薄暗くなると目が見えにくくなるため捕まえやすくなり、ネズミは薄暗い時間帯に活動するため、これらに合わせて活動するようになったということです。
暗くても猫は物を認識できる
猫の視力は人間の1/10程度で、はっきりと区別できるのは10m先くらいとされています。一方で、暗いところでは人が必要とする光量の1/6程度でも物を認識できます。これは網膜のうしろにあるタペタムとよばれる反射板が光を反射させるためです。暗闇で猫の目が光っているように見えるのも、このタペタムの反射機能によるものです。
薄明薄暮性の動物
薄明薄暮性という言葉自体に聞き馴染みがないかもしれませんが、私たちの身近にはたくさんの薄明薄暮性の動物がいます。
ペットとしてよく飼われている犬やうさぎ、モルモット、ハムスター、フェレットなども薄明薄暮性です。他にも、鳥類や昆虫にも薄明薄暮性の生物がたくさんいます。
一緒に暮らしていると人間と同じ生活リズムになる?
猫はマイペースですが、長く人と一緒に暮らしていると、自然に飼い主と同じような生活リズムになっていきます。
ただし、飼い主が不規則な生活をしていると猫の生活のリズムも乱れてしまいストレスの原因にもなりますので、なるべく規則的な生活をするように心がけましょう。
夜に猫が騒ぐ5つの理由
すでにお伝えしている通り、猫の主な活動時間は明け方と夕方で、夜は寝て過ごすのが普通です。
それにもかかわらず、夜になると決まって運動会が行われたり、夜鳴きがひどかったりする場合、愛猫はストレスを抱えているかもしれません。猫にとっても飼い主にとっても良くないことですので、原因を突き止め、それを解消してあげる必要があります。
1. 遊び足りない
日中の人のいない時間帯はのんびり過ごしたり寝たりしています。しかし、あまりに刺激がないと、体力をあり余してしまい夜中に運動会をする原因になります。お留守番の時間が長い場合は、キャットタワーやおもちゃを設置し、お留守番をしているときでも一人で遊べるようにしてあげましょう。
飼い主が寝る前に猫がまだ元気なようであれば、適度に一緒に遊んであげることで、遊び疲れてぐっすり眠るようになるかもしれません。
2. お腹が空いている
お腹が空いていて、飼い主に催促するために鳴くことがあります。あまりにも鳴く場合は、食事の量や時間、回数などを見直してみましょう。自動給餌器を取り入れるのも効果的です。
3. トイレが汚れている
猫はきれい好きなため、トイレが汚れると排泄しないことがあり、飼い主にきれいにして欲しいとお願いしているのかもしれません。
猫のトイレは定期的に掃除し、なるべく複数箇所に置いてあげましょう。
4. 環境の変化でストレスを感じている
最近引っ越した、家族が増えたり減ったりしたなど、ちょっとした環境の変化でも猫は敏感に反応します。
引っ越しをした場合は、その猫自身の匂いがついたタオルやお気に入りのおもちゃを与え、落ち着ける場所を用意してあげましょう。家族や同居するペットが増えた場合は、ゆっくりと時間をかけて慣れさせてあげてください。
5. 発情期である
発情期の猫は大きな声で鳴いたり、部屋の中を走り回ったりします。また、外にいる交尾相手を求めて脱走する恐れもあります。
発情期が原因の場合は発情期が過ぎれば落ち着きますが、避妊・去勢手術を行うことで発情期のストレスを軽減させられます。まずは、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。
最後に
猫は夜に活発なことが多いため夜行性と考える飼い主さんも多いかもしれません。しかし、実際には朝方と夕方に活発になる薄明薄暮性の動物です。
愛猫が夜に騒がしくしたり飼い主を起こすような行動をする場合、何か不満があったりストレスを抱えたりしている可能性があります。その場合は原因を突き止め、昼間に十分な運動をさせる、静かに寝られる環境を整えるなどの対応をしてあげましょう。
猫との暮らしをより豊かなものにするためにも、猫の行動について理解し、適切にケアすることが大切です。
【獣医師監修】脳の疾患も?犬が震えている場合に考えられる疾患
愛犬がプルプルと震えている場合、あなたは何が原因だと考えますか?寒さなどの生理的なものが原因かもしれませんが、一方で何か身体の不調を訴えるサインである可能性もあります。
では、犬に震えが見られる時にはどんな異常が考えられるのでしょうか。
今回は犬の震えで考えられる疾患について解説します。
犬が震える原因
犬が震えている原因はいくつか考えられます。
脳疾患
- 小脳障害
- 脳炎(髄膜脳炎)
痛みによるもの
- 椎間板ヘルニア(頚部/胸腰部)
- 膵炎
- 骨関節炎
- 外傷(骨折/脱臼)
その他
- 発熱
- 腎不全/肝不全
それぞれどんな病気なのか詳しくみていきましょう。
脳疾患
脳に何らかの異常があると震えが起こることがあります。手や足が小刻みに震えている時には注意が必要です。また、脳疾患では意識障害を伴う全身性発作が見られることも珍しくなく、震えは発作の前兆である可能性もあります。
さらに、この全身性発作が続くと、脳へ重大なダメージを与えかねません。震え以外にも何か脳疾患を疑う徴候がないか、しっかりと確認しておきましょう。
小脳障害
【症状】
起立時の足の間隔が広い、行動時の揺れ、歩行時の足の上げ方や曲げ方が大きい、頭部の震え(企図振戦:きとしんせん)
【原因】
外傷、梗塞、脳炎、突発性、毒物など。
【備考】
企図振戦は、自分から何か動作を起こした時に生じる震えのこと。食べる、飲む、嗅ぐといった動作を行おうとすると著しく発現する。
脳炎(髄膜脳炎)
【症状】
てんかん発作、意識レベルの低下、斜頚、旋回、震え、視覚障害など。
【原因】
感染性(ウイルス、細菌、真菌、寄生虫)と非感染性(壊死性髄膜脳炎/パグ脳炎、肉芽腫性髄膜脳炎など)に分けられる。
【備考】
犬の脳炎は非感染性のものがほとんど。炎症が起こっている部位によって症状は様々となる。
痛みによるもの
犬は痛い時にも震えることがあります。痛みには神経痛、腹痛、関節痛など様々なものがあります。愛犬がうずくまって震えている場合、強い痛みが起こっている可能性があります。
また、痛みの箇所は触ることで判断しますが、自宅では行う必要はありません。愛犬との信頼関係が損なわれるだけでなく、飼い主であるあなたがケガをするかもしれないからです。
痛みが疑われる場合には、直ちに動物病院を受診することをオススメします。
椎間板ヘルニア(頚部/胸腰部)
【症状】
跛行(足を引きずる)、背部痛、頚部痛、歩きたがらない、首を上に向けたがらない、四肢麻痺、排尿困難など。
【原因】
背骨の間にある椎間板が突出し、脊髄を圧迫することによる。加齢や遺伝(ダックスフント、コーギー、ビーグルなど)が要因となる。
【備考】
特に頚部椎間板ヘルニアは、無理に首を動かそうとすると突然死することもあるため、安静にして動物病院を受診する。
膵炎
【症状】
頻回の嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢、発熱など。
【原因】
はっきりした原因はわかっていないが、生ゴミの誤食、高脂血症、肥満、脂肪を多く含む食事などが危険因子となる。また、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)や糖尿病、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患を持つ犬も膵炎発症の危険性が高まる。
【備考】
膵炎に特異的な症状はなく、他の消化器疾患とよく似た症状を呈するため、ただの胃腸炎だろうと自己診断するのは危険。
骨関節炎
【症状】
跛行(足を引きずる)、元気消失、動きたがらないなど。
【原因】
肥満、外傷、加齢などが要因となる。また膝蓋骨脱臼、免疫介在性関節炎(関節リウマチ、多発性関節炎)なども関節炎を引き起こす。
【備考】
慢性的な関節炎となると症状として震えが現れることがある。特に小型犬では膝蓋骨脱臼が多いので注意が必要。
外傷(骨折/脱臼)
【症状】
部位によって異なるが、跛行、歩行困難、起立困難、震えなど。
【原因】
高い所からの飛び降り、ドアに挟む(尻尾が多い)、溝にはまるなど。
【備考】
トイプードルは前肢の骨折が多いと言われている。ケガをした瞬間を目撃していれば判断は容易かもしれないが、留守中のケガなどは歩き方などを見て判断する必要がある。
他にも
脳の異常や痛みを伴う疾患以外にも、震えが見られることがあります。以下に示すような病態は、いずれも元気消失や食欲低下などの全身症状を伴うことが多いです。
放置することで病態が悪化する可能性もあるため、やはり早めの動物病院受診がオススメです。
発熱
【症状】
39~40℃以上の体温で発熱と見なす。原因によって症状は様々だが、元気消失、食欲不振、嘔吐、下痢などが見られることが多い。
【原因】
感染(子宮蓄膿症、犬ジステンパーウイルス感染症、犬パルボウイルス感染症など)、歯周病、リンパ腫、突発性多発性関節炎、熱中症など。
【備考】
犬の体温は直腸で計るが、体表面を触っていつもより熱い気がするなら発熱の可能性がある。
腎不全/肝不全
【症状】
元気消失、食欲不振、嘔吐、脱水、痙攣などの神経症状、貧血、黄疸など。
【原因】
腎不全は腎炎(感染、自己免疫疾患など)や腎血流量の低下、肝不全は急性肝炎、慢性肝炎、中毒、薬剤などによって起こる。
【備考】
痙攣の他、てんかん発作の前兆として震えが見られることがある。これら神経症状は肝臓や腎臓で解毒/排泄されるべき毒素が体内を循環することによって脳へ障害を与えるために起こる。
まとめ
明らかに寒い環境にいる場合や強いストレスがかかっている場合を除き、愛犬が震えている時には体調不良を疑うべきです。しかし一方で、このような生理的な震えと病的な震えを正確に見分けることはなかなか困難です。
冬場には服を着せることや暖房を利用すること、普段の生活の場ではストレスを極力なくすなど、生理的な震えが発生しないような環境を作ることも大切でしょう。
何か気になることがあれば、気軽に動物病院までご相談してください。
猫はどんな動物?習性や行動に合った飼い方をしているか確認しよう
猫は単独で狩りをする肉食動物で、縄張り意識や警戒心が強い動物でもあります。しかし、「一匹で寂しい?」「一緒にお出かけしたい」など、猫本来の習性を忘れて接してしまうときがあるのではないでしょうか。
飼い主さんがよかれと思った行動も、もしかしたら猫にとってストレスになっているかもしれません。
今回は、猫本来の習性や行動、飼い主さんとよりよい関係になれる飼い方の注意点を解説します。
猫は完全肉食動物「食事内容に注意」
猫は、ネズミなど小さな哺乳動物や小鳥などを狩って食べる完全肉食動物です。家で飼っている猫は狩りをしないので、猫専用の総合栄養食を与えます。総合栄養食は、猫の健康が維持できるために必要な栄養素が、バランスよく配合されているフードです。
野菜や果物などをわざわざフードに混ぜて、無理に与える必要はありません。白菜やキャベツを食べたがる猫もいますが、その場合はフードに少量混ぜる程度にします。貧血など中毒症状を起こす恐れがあるため、ネギ類やニンニクなどは絶対に与えないでください。
猫というと「魚好き」のイメージがありますが、食べ過ぎには注意が必要です。魚ばかり与えていると、黄色脂肪症などの病気になるリスクが高まります。特に、生の魚介類にはビタミンBの吸収を阻害する「チアミナーゼ」が含まれているので、お刺身を与えすぎないようにしましょう。
本来は単独行動をする動物「べったりに注意」
狩りをする際、猫は単独で行動します。群れや仲間で協力し合うこともないため、社会性はほとんどないのです。自立心が強く一匹での留守番もあまり負担になりません。
しかし、飼い主さんと離れることがストレスになる「分離不安」の猫もいます。かまい過ぎや加齢などさまざまなことが原因になるようです。コロナ禍で在宅勤務が増えたなど、飼い主さんのライフスタイルが変化したのも一因かもしれません。
分離不安になるとトイレでもお風呂でも常に飼い主さんにべったり付きまとい、留守番中は粗相などをしてしまうのです。そのような猫の様子に飼い主さんも不安が強くなり、外出できないなど悪循環に陥る恐れもあります。「猫が分離不安かも」と思ったら、まずは動物病院を受診しましょう。
警戒心が強い「環境の変化に配慮」
猫のような単独行動をする動物は、自分だけで身を守らなくてはいけないため、未知の環境や知らない人を警戒します。
そのため動物病院を怖がりますし、引っ越しやお出かけは猫にとってストレスです。動物病院に行く際は、普段からクレートに慣れさせる、外の景色を見せないなど配慮が必要です。
引っ越しも、新居に猫が慣れ親しんだものを持って行く、猫の匂いを付けておくなど対策を行いましょう。旅行に同伴させる必要はありません。留守番をさせてシッターさんに来てもらうか、慣れたペットホテルか動物病院に預けます。
縄張り意識がある「多頭飼いは慎重に」
単独行動をする猫は、強い縄張り意識があるのも特徴です。ほかの猫が縄張りに侵入するのを大変嫌がります。自分で自分の身を守る猫にとって、安心してくつろげて快適な縄張りは非常に大切な場所なのです。家で暮らす猫は、家の中が縄張りになっています。
それなのに、「一匹で寂しいだろう」と飼い主さんが知らない猫や犬をいきなり連れてきたら、困惑するのも当然です。多頭飼いがうまくいっているのは、それぞれの縄張りが確保されていてご飯の奪い合いなどがないケースでしょう。
また、親子や兄弟猫、子猫のころから一緒にいる猫(犬)などは、一緒にいてもそれほど負担にならないようです。
うまくいっているように見えても、強い猫にご飯を取られたり、お気に入りの場所を奪われたりしてストレスがたまっている猫がいることがあります。多頭飼いの猫の中に粗相など問題行動を起こす子がいる場合は、縄張りがちゃんとあるかチェックしましょう。ない場合は、キャットタワーなどを利用して縄張りを作ってあげてください。
きれい好き「シニアになったら飼い主さんがチェックを」
猫は大変きれい好きな動物です。毎日丁寧に舌でグルーミングをして、被毛の汚れやほこりをとっています。ただし、シニアになると首を曲げて舐めるのが苦痛になったり面倒になったりするようです。
毛が汚れたままでボサボサになるので、こまめにブラッシングをしてあげましょう。軽くマッサージをすると、血行も良くなって皮膚の異常や腫瘍なども見つけやすくなります。
トイレにこだわり「大きなトイレを用意してこまめに掃除を」
猫はトイレにもこだわりがあります。特に清潔さは重要で、トイレが汚れたままでニオイが強いと排泄を我慢してしまうほどです。下部尿路疾患を防ぐためにも、こまめに掃除をしましょう。留守中や就寝中など、すぐに掃除できない場合に備え一匹あたりトイレは2個用意します。
小さなトイレも苦手です。猫の体長の1.5倍以上ある大きさのトイレを選びましょう。
高いところが好き「周囲を見渡したい」
猫は高い場所で過ごすのも大好き。高いところから周囲を見渡していれば、敵に襲われる危険も減るので安心して過ごせます。キャットタワーを用意して、高いところが好きな猫の欲求を満たしてあげましょう。
聴覚がすぐれている「大きな音に注意」
猫の聴覚は犬の2倍と非常に優れています。猫は単独行動で狩りをするため、小動物の小さな足音やかすかな鳴き声を聞き取れます。さまざまな方向からの音を聞き取るため、左右の耳それぞれで別の動きができるほど、耳の周囲の筋肉も発達しています。
そのため猫は、雷や花火の音など大きな物音が苦手です。洗濯機や掃除機、ドライヤーの音も怖がります。大声を出す人、ドスドス音を立てて歩く人もあまり好きではないでしょう。
猫のベッドはテレビや洗濯機のそばから離し、大声を出したり、手を叩いたりするのは控えましょう。
嗅覚も鋭い「変な顔はニオイを嗅いでいるだけ」
猫は嗅覚も鋭い動物です。人が嗅ぎ取れないニオイも、第二の嗅覚と言われる鋤鼻(じょび)器官(ヤコブソン器官)で感じ取れます。口を開けて変な顔をするのは「フレーメン反応」と呼ばれます。ニオイを分析、確認するため口を開けて鋤鼻(じょび)器官にニオイを取り込もうとしています。
人間の足などを嗅いだあとにフレーメン反応があると「足が臭すぎて変な顔をしているんだ」と思われがちですが、単にニオイを取り込んでいるだけなのです。
嗅覚の鋭い猫はアロマや香水などを好みません。それだけでなく、アロマのような植物由来の精油は肝臓でうまく代謝できないので、注意が必要です。部屋でアロマを焚くのはやめましょう。
まとめ
猫は単独行動をする完全肉食動物です。さらに、縄張り意識があり警戒心も強いという特徴があります。かわいいしぐさや表情だけをみていると、猫がどんな動物だったか忘れがちですが、良かれと思った飼い主さんの行動が、猫にとって大きな負担になることもあります。
普段の生活の中で何かストレスになっていることはないか、定期的に猫の様子をチェックしてみてください。
【クイズ】犬が遠吠えをする理由って知ってる?雑学もご紹介!
今回は、犬の遠吠えについてクイズ形式でご紹介します。
それではさっそく、犬の遠吠えクイズにチャレンジしてみましょう!
「キーン」という甲高いハウリングの場合はあまり犬の遠吠えと結びつきませんが、低めの音でハウリングをしているときは犬の遠吠えのように聞こえる気もします。ハウリングはあまり気持ちのいい音ではありませんが、犬の遠吠えだと思うと少し親近感がわきますね。
これは、サイレン音の周波数が遠吠えの周波数と似ているために、他の犬の遠吠えと勘違いしてコミュニケーションを取ろうとしていると考えられています。
また、お留守番による寂しさから遠吠えをすることもあります。家を空ける時間が長い場合は、一人でも遊べるおもちゃを与えるなど、愛犬が楽しく過ごせるよう工夫してあげてください。
運動不足や運動過多、引っ越し、愛情不足、家族の不仲、新しい家族が増えたことなどもストレスとなり、犬が遠吠えをする原因と考えられます。お散歩やおもちゃ遊びなどは欠かさず、愛犬にストレスがかからないように気をつけましょう。
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
犬が遠吠えをする理由は?犬の心理と4つの対策法
猫におもちゃは必要?選び方のコツや安全に遊ぶための注意点も解説
猫におもちゃは必要

猫のおもちゃを選ぶ5つのポイント

ポイント①大きさをチェック
10センチ程度の「飲み込めないが、咥えて歩けるくらいの大きさ」をおすすめします。 あまりに小さいおもちゃはもちろん、5センチ程度あっても猫は飲み込んでしまう恐れがあります。小さめのおもちゃで遊ぶときは、目を離さないようにしましょう。ポイント②おもちゃの形状もチェック
ネズミの形をした縦長の形状のおもちゃは飲み込みやすいので選ばないようにしましょう。 中心に型があり、周囲に毛皮を模したものをかぶせてあるタイプのおもちゃもおすすめできません。毛皮だけをむいて飲み込んでしまう恐れがあります。 おもちゃ代わりに毛糸や紐も与えないでください。飲み込むと、消化管の中で引っかかり腸閉塞を起こす恐れがあります。ポイント③羽根など飾りがついていないタイプがおすすめ
飾りの羽根やリボン、ボタンなどが付いているタイプは、遊んでいるうちにとれやすいので危険です。特に興奮しやすい猫は噛んで引きちぎることがあるので、飾りがついたものを選ばないようにします。ポイント④綿など天然素材でできたものを選ぶ
咥えて舐めるおもちゃは、綿や羊毛などの天然素材でできたタイプを選ぶようにしましょう。ポイント⑤ひとり遊び用と飼い主さんと遊ぶ用のおもちゃを選ぶ
猫が一匹で遊べるおもちゃと、飼い主さんと一緒に遊ぶためのおもちゃどちらも用意しましょう。ひとり遊び用のおもちゃ
ひとり遊び用は留守番中でも安心して遊べるおもちゃを選びます。転がすとフードが出てくるような知育おもちゃなどは夢中になって遊ぶでしょう。猫にはおもちゃや遊びが必要!狩猟本能を刺激してストレス解消をフードを探すパズルのようになっているおもちゃは、早食いをする猫におすすめです。
飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃ
飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃは、猫じゃらしタイプやひも付きタイプなどがいいでしょう。レーザーポインターはあまりおすすめできません
猫用レーザーポインターがありますが、猫のおもちゃとしてはあまりおすすめできません。目に光が入る恐れがあるためです。夢中で追いかけるものの、レーザーポインターは咥えたり掴んだりできない点からも、猫に不満が残るおもちゃといえます。猫が安全に遊ぶための注意点

おもちゃは必ず片付ける
トンネル以外のおもちゃは必ず片付けましょう。特に猫じゃらしやひも付きおもちゃは、猫だけで遊ぶと誤飲のリスクが高く危険です。猫が取り出せないような頑丈な引出しなどにしまっておきましょう。ほころびや破損があったらすぐ処分
おもちゃにほころびや破損があったら、どんなに気に入っているおもちゃでもすぐ捨ててください。破片を食べたり、中の綿を食べたりする恐れがあります。誤飲をしたかも?と思ったら動物病院へ
猫がおもちゃやおもちゃの一部を飲み込んだら、すぐに動物病院を受診してください。 飼い主さんが目を離したすきに猫がおもちゃで遊んだら必ずおもちゃの状況を確認します。もしおもちゃに破損があったり、猫の様子がいつもと違ったりしたら受診したほうがいいでしょう。まとめ

【獣医師監修】原因はいろいろ!犬の流涙で考えられる疾患とは
犬の涙の量が増える原因

涙液の産生増加で考えられる疾患
- 睫毛異常
- 角膜潰瘍
- ぶどう膜炎
- 緑内障
涙液の排泄異常で考えられる疾患
- 先天的鼻涙管異常
- 後天的鼻涙管閉塞
涙液の産生増加

睫毛異常
【症状】 流涙、眼脂(目ヤニ)、羞明(眩しそうにして眼を細める)、結膜充血、角膜潰瘍など。 【原因】 眼瞼の裏側に睫毛が生える異所性睫毛、生えている場所は正常だが睫毛が角膜に接触する睫毛乱生(逆さまつげ)が臨床上問題となることが多い。 【備考】 多くは先天的に発生する。睫毛を抜いても根本的な治療にはならず、レーザーなどで毛根を焼く必要がある。
角膜潰瘍
【症状】 流涙、羞明、結膜充血などの疼痛症状、角膜浮腫など。重度の場合は縮瞳なども見られる。 【原因】 眼瞼内反、眼瞼外反、睫毛異常、外傷などによる角膜の損傷および二次的な細菌感染による。 【備考】 潰瘍の深さによる分類が行われ、表層性では治療によって予後良好だが、細菌感染を伴う角膜穿孔では眼球摘出が必要となることもある。
ぶどう膜炎
【症状】 流涙、眼瞼痙攣、羞明、結膜充血、角膜浮腫など。 【原因】 約半数は特発性(原因不明)で、他には感染症、代謝性、免疫介在性、腫瘍性などが挙げられる。この中には子宮蓄膿症やリンパ腫のような生命予後に関わる疾患も含まれるため注意が必要。 【備考】 犬では虹彩、毛様体といった前部ぶどう膜組織の炎症が多い。視覚消失の可能性もあるため早期の対応が必要となる。
緑内障
【症状】 流涙、眼瞼痙攣、羞明といった疼痛症状、眼脂、視覚障害など。眼圧の上昇時には元気消失、食欲不振、眼をこする、気にするなどの症状が見られることもある。 【原因】 遺伝が関与する原発性緑内障と、他の疾患からの続発性緑内障とがある。遺伝的な好発犬種は柴、アメリカン・コッカー・スパニエル、シーズーなど50種以上が知られている。続発性の原因となる疾患には水晶体疾患(白内障、水晶体脱臼)、網膜剥離、ぶどう膜炎、眼内腫瘍などが挙げられる。 【備考】 原発性でも続発性でも、視力保持のためには早期発見と早期治療が必須となる。
涙液の排泄異常

先天的鼻涙管異常
【症状】 流涙、涙やけとそれに伴う眼の周りの皮膚炎。 【原因】 先天的な鼻涙管の不十分な発達による。 【備考】 マルチーズやプードルで多く、遺伝的な素因が要因としてあると言われている。
後天的鼻涙管閉塞
【症状】 流涙、涙やけとそれに伴う眼の周りの皮膚炎。 【原因】 結膜炎や鼻炎などの炎症の波及により、分泌物が閉塞する。他にも外傷や腫瘍も原因となり得る。 【備考】 原因となる疾患(炎症や腫瘍など)の早期発見と早期治療が予防となる。
小型犬の涙やけ症候群

- 内眼角の過剰な被毛の発育:毛が角膜に触れることで涙液の産生が増加する。
- 涙管機能障害がある内眼角異常:解剖学的異常により鼻涙管が狭窄する。
- 睫毛重生:プードルやコッカー・スパニエルで多く、睫毛がマイボーム腺開口部から生えている状態。
- 眼窩が浅い:パグやチワワなどは眼が大きく、角膜が傷つきやすい。
- マイボーム腺機能不全:マイボーム腺からの脂質分泌が障害されることで涙が眼の表面に留まりにくくなる。
まとめ

家の中で猫の好きな場所は?習性を理解してくつろぎポイントを作ろう
猫は高いところが好き

高いところに行けるようにキャットタワーを置く
猫を飼っているお家では、高いところで猫がくつろげるようにしましょう。おすすめは上下運動もできる「キャットタワー」の設置です。外が見渡せる窓辺に置くと、日向ぼっこもできます。 キャットタワーにベッドや隠れ家になる小部屋、ハンモックなどが付いていると、猫もいろいろな楽しみ方ができるでしょう。キャットタワー選びの注意点
キャットタワーは天井に突っ張り棒で固定するタイプを選ぶなど、猫が飛び乗っても倒れない頑丈なものを選んでください。平らな場所に設置することも大切です。グラグラする不安定な場所に設置すると、危険ですし猫も怖がります。 シニアの猫も高いところにのぼりたい気持ちがありますので、その欲求を満たしてあげましょう。筋力の低下などから落下の危険があるため、タワーは低めのタイプを選ぶと安心です。猫用ケージもおすすめ
棚板が複数付いていて、高さがある猫用ケージを設置するのもおすすめです。寝床としても、キャットタワーとしても使えます。食事スペースと離してトイレを置くスペースもある広いタイプは、お留守番にも安心です。 来客時も、ケージに猫を入れて布をかけておけば落ち着いて過ごせます。高さのある猫用ケージは、転倒防止チェーンをしっかり取り付けてください。キャットウォークを作るのもおすすめ
室内の壁にキャットウォークを設置するのもおすすめです。さまざまなタイプのステップやベッドが販売されています。 取り付け方をしっかり確認して、落下などの危険のないようにしてください。賃貸住宅の場合は、事前に大家さんに確認してトラブルのないようにしましょう。猫は狭くて暗いところが好き

トンネルタイプのおもちゃやベッドを用意する
市販のトンネルタイプのベッドを置いてあげると、中に隠れて遊んだりリラックスできます。押し入れに入りたがることも
押し入れは狭く、ふかふかした布団も入っているので猫が好んで入りたがります。おそらく落ち着ける場所なのでしょう。なるべくなら、そのままくつろげる環境を作ってあげることをおすすめします。押し入れに入ってもOK
押し入れに猫がくつろげるベッドを置いておきます。粗相などで汚れる恐れがあるので、大切な布団などはカバーをかけておくと安心です。 ふすまはいつも猫が通れるように開けておきます。閉じ込めてしまわないよう注意してください。一戸建てでは、押し入れに点検用の天井板がついていて外れる仕様になっている場合もあります。雷や地震など、災害時は猫が驚いて入り込んでなかなか出てこない場合があるので注意が必要です。
押し入れに入るのはNG
猫に入ってほしくない場合は、「ふすまを開けたままにしない」「押し入れを開けるときは猫を別の部屋に連れていく」が基本です。猫がふすまを開けてしまう場合は、引き戸ロックなどを取り付けましょう。
日当たりのよい窓辺・暖かいところ

窓辺にベッドを置いてみる
日当たりのよい窓があれば、そこを猫のくつろぎ場にするのもおすすめです。猫用ベッドを置いてみてください。出窓は高さもあるので、猫が喜ぶでしょう。 ただし、日差しが強い窓辺では、夏場は熱中症になる恐れがあります。すだれなど日差しを遮るものをかけておくといいでしょう。特に白毛の猫は日に当たり過ぎると「日光皮膚炎」になる恐れがあるので注意してください。体に白毛の部分がある猫も、同様に気を配ってあげましょう。猫がいつも過ごしている場所がある場合

苦手な場所も知っておく

騒がしいところ
猫は耳がいいため、大きな音が苦手です。洗濯機の音やドライヤーの音が騒がしい洗面所などは好みません。 家族が集まるリビングも注意が必要です。猫は基本的に家族がいる場所を好みますが、大声で話したり騒いだりする人はあまり好きではありません。リビングに設置したキャットタワーやベッドをあまり使わないケースでは、「騒がしくて落ち着けない」こともあるのです。人の出入りが多いところ
ほとんどの猫は、知らない人が苦手です。お客さんが頻繁に来る家は、人の出入りが少ない部屋にケージを設置するなどして猫が落ち着ける場所を作ってあげましょう。強いニオイのある場所
猫は嗅覚も鋭い動物ですので、香水や柔軟剤などの使用は控えましょう。アロマの中には中毒を起こす恐れがある種類もあるため、焚かないようにしてください。まとめ

愛犬のエネルギー発散足りてる?手軽にできるおすすめの発散方法4選
エネルギーの発散不足によるデメリット

発散方法①飼い主さんとのおもちゃ遊び

発散方法②知育玩具

知育玩具使用時の注意点
- 一回の使用は10-15分程にしましょう。長時間の使用は、飽きや知育玩具の破壊、誤飲の可能性があります。
- 使用後は食器用洗剤などで洗い清潔に保ちましょう。汚れていると、使わない子もいます。
- はじめは簡単なレベルにし、少しやればおやつが出てくるように調整しましょう。いきなり難しくすると、おやつが得られず知育玩具へモチベーションが下がり、興味を失う可能性があります。
発散方法③ノーズワーク

ノーズワークをやる際の注意点
- いきなり難しくせず、易しいレベルからスタートしましょう。初めから難しいと見つけられずにノーズワークが楽しくないものになる可能性があります。
- ノーズワーク中は静かに見守りましょう。近くで動いたり声を掛けられると集中がしにくくなってしまいます。答えを教えるのもNGです!
- 一回10分程度のノーズワークを2~3回やったら休憩しましょう。やりすぎると飽きにも繋がります。
発散方法④刺激のあるお散歩

- 色々な道を歩きましょう。朝と夕方では違う道をお散歩するのがおすすめです。
- 歩くだけでなく、ゆったり走る、思い切り走るなど、歩くスピードもランダムに変えるのもいいでしょう。
- 安全な場所でロングリードを使い、外でのおもちゃ遊びもいいでしょう。ご自宅で行うおもちゃ遊びとはまた違った雰囲気になり、さらに楽しめるかもしれません。
- お友達犬と一緒にお散歩するのもたまには良いのではないでしょうか。もちろん愛犬が他の犬といることが苦にならないことが大前提です。
- たまには遠出も良いでしょう。普段とは違う場所を歩くことは愛犬にはもちろん飼い主にとっても良い気分転換になるでしょう。
まとめ
