猫の誤飲を予防しよう!日常生活に潜む食べ物以外の危険と対策

猫は、遊んでいるうちにひもやビニールを飲み込んでしまうことがあります。飲み込むとお腹の中で絡まったり、腸閉塞を起こしたりする恐れもあり大変危険です。

場合によっては開腹手術などで取り出すケースもあります。大切な猫を守るためにも、飼い主さんはしっかり対策をしましょう。

この記事では、食品や植物以外の猫の誤飲について解説します。

猫が誤飲しやすいもの(食品以外)

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猫の舌はザラザラしているため、単になめているだけであっても口の中に入ってしまいやすいです。

猫が普段過ごしているスペースには、飲み込んでしまう恐れがあるものはたくさんあります。どんなものが危ないのかをしっかり把握し、部屋に放置しないように気をつけましょう。

1. ひも類

毛糸やリボン、猫のおもちゃについているひもなどです。「ひも」ならすべて誤飲の恐れがあります。じゃれているうちにそのまま飲み込んでしまうケースが多いようです。

毛糸にじゃれている猫の写真やイラストはほのぼのしていますが、危険な遊びをしていると考えたほうがいいでしょう。

2. ヘアゴム

ヘアゴムを咥えて遊んでいるうちに飲み込んでしまいます。
嘔吐が続く猫を診察したら、胃から大量のヘアゴムが出てきた例もあるため、テーブルなどに放置すると危険です。

3. 縫い針

縫い針に通っている糸に興味を示して、針ごと飲み込むケースもあります。

4. 布製品

クッションやお気に入りの毛布をなめているうちに、出ていた糸くずを飲み込んでしまいます。

5. ビニール製品

ビニール袋で遊んでいるうちに、破れたビニールのかけらを飲み込んでしまいます。薄手のビニールは破けやすいので注意しましょう。

6. スポンジ類

スポンジにかみついて遊びながら、ボロボロになったスポンジ片を食べてしまいます。

7. 猫のおもちゃや飾り

ネズミなどの小さなおもちゃは、飲み込みやすく危険です。また、おもちゃについた羽やリボンなどをかじりとって飲み込む場合もあります。

粗雑な作りのおもちゃには要注意です。

8. クリップや安全ピン、画びょうなど小さな文具

床に落としたまま気づきにくいクリップや安全ピンは、猫の恰好のおもちゃです。遊んでいる際に飲み込んでしまう恐れがあり危険です。壁に刺した画びょうを、前足で取り外してしまう猫もいます。特に画びょうは使わない方が安心です。

9. ティッシュペーパー

ティッシュケースからティッシュを出して遊んでいるうちに飲み込んでしまいます。

10. その他

他にも、人間の子どものおもちゃや、ピアスなどアクセサリー類、ボタンなども誤飲の原因になります。

誤飲したらどんな症状が出るの?

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そのまま便に出てくる場合もあります。しかし、ひもの一方の先端が、消化管のどこかに引っかかると大変です。ひもが引っかかっているのに、胃腸は消化活動をするので蛇腹のようにくしゃくしゃになってしまいます。すると血液が行き届かなくなり壊死を起こすなど、命にかかわる状況になる可能性があります。

他にも、腸閉塞や嘔吐、食欲不振などもみられます。元気がなくなったり、苦しそうな様子を見せたりする場合もあるようです。状況によっては開腹手術で取り除きます。

誤飲したら飼い主さんはどうすればいい?

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すぐ動物病院に連絡して、獣医師の指示に従いましょう。ウンチが出るまで待ってみるなどの自己判断は危険です。

また、肛門からひもが出ている場合は引っ張り出さないでください。引っ張ると腸が縮むなどして大変危険です。同様に、口からひもが見えている場合も引っ張り出さないようにしましょう。

確信がなく「もしかしたら何か飲み込んだかも?」という場合でも、一度受診することをおすすめします。

対策は「片付ける」

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猫に誤飲させないために、飼い主さんにできることは「誤飲しそうなものから猫を遠ざける」です。

小さいものは引き出しやケースに

ボタンやヘアゴムなど小さなものは猫が開けられない引き出しや、しっかり蓋のついたケースに片付けましょう。棚の上に置くだけでは、猫は上って取ってしまいます。

引き戸や扉にはロックを

市販のロックをつけておけば、器用な猫も扉を開けられません。

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裁縫や編み物は猫のいないところで

猫とは別の部屋で裁縫や編み物をします。ワンルームなどの場合は、猫をケージにいれましょう。だたし、ケージは猫を閉じ込める場所ではありません。とっておきのおやつを与えるなど「猫にとって嬉しい場所」にしてあげましょう。

ほつれた布製品は修繕するか処分

敷物やクッションカバーなど、ほつれが出たらハサミでカットしておきます。修復できないものは、処分したほうが安心です。

猫じゃらしは飼い主さんと遊ぶ

猫じゃらしなど、ひも状のおもちゃは飼い主さんと遊び、猫だけでは遊ばせないようにしましょう。遊び終わったら、猫が取れない場所に片付けてください。

退屈にさせない

猫の退屈を解消すると、糸で遊ぶなどの誤飲に繋がりやすい行動を予防できます。キャットタワーを設置したり、外が見えるくつろぎスペースを作ったりしてあげましょう。段ボールなどで隠れる場所を作るのもおすすめです。

飼い主さんと一緒に遊ぶことも、ストレス解消とコミュニケーションにも欠かせません。

布をなめる癖がある猫は受診

ストレスなどが原因で布をなめ続ける「ウールサッキング」をする猫もいます。一度ウールサッキングをしてしまうと、改善には時間がかかり再発する可能性が高いとされています。

このような行動を見かけたら、なるべく早く行動学にくわしい獣医師に相談しましょう。

まとめ

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猫は遊んだり興味を示したりしているうちに、ひもやビニールなどを誤飲する恐れがあります。場合によっては腸閉塞を起こすこともあり、大変危険です。

もし飲み込んでしまった場合は、様子を見るのではなく動物病院を直ちに受診してください。自己判断をせず獣医師の指示に従いましょう。

飼い主さんは、猫が誤飲しないための対策も必要です。部屋をきちんと片付け、扉は開けられないようにするなど、猫を誤飲の危険から守ってあげましょう。

猫は留守番上手って本当?安全に過ごすためのコツ注意点を解説

猫は単独行動をする独立心の強い動物で、水とフードを十分用意すれば長時間の留守番も可能だと言われています。しかし、人の目の届かないところでは、思いがけないトラブルが起こる可能性もあるのです。

今回は、猫の留守番についてコツや注意点を解説します。しっかり対策をして、安心してお出かけできるようにしましょう。

猫はどのくらい留守番できる?

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何時間留守番ができるかは、猫の年齢や健康状態によって異なります。

健康な猫で最長「一泊二日」

健康な大人の猫なら、最長で一泊二日程度は留守番が可能です。朝から夜まで1日中の留守番もできるでしょう。ただし丸々2日以上は留守番させないでください。フードが傷み、飲み水がなくなる恐れがあります

不安ならペットシッターを

どうしても長時間の外出や旅行をしなければいけない場合は、ペットシッターに家に来てもらうと安心です。猫が慣れているペットホテルや動物病院があれば預けてもいいですね。

長時間の留守番が適さない猫

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丸1日など長時間の留守番が向いていない猫は、子猫やシニア猫、病中病後の猫などです。飼い主さんと離れると強いストレスを感じる「分離不安」の猫も留守番は苦手でしょう。

生後3ヵ月以内の子猫

生後3ヵ月以内の子猫は、長時間の留守番ができません。1日複数回フードを与えるなど、こまめな世話が必要なので、長くて3時間程度にとどめます。

1歳未満の子猫

手がかからなくなっても、1歳未満の子猫は丸1日の留守番はさせないほうがいいでしょう。好奇心旺盛のため、いたずらをしたり、ケガをしたりする危険があります。

ただし猫用ケージを普段から寝床にしておけば、数時間の留守番はできるでしょう。ケージ内にベッドやトイレ、お水、ドライフードを置いておきます。3段のケージなら、寝床とトイレ、食事場所を分けられるのでおすすめです。

シニア猫や病中病後の猫

シニア猫や、病中病後の猫は、体調が急変する恐れがあります。またフードや水をうまく摂れない可能性もあるので、長時間の留守番はさせないようにしましょう。

分離不安症の猫

飼い主さんの姿が見えなくなると、不安や強いストレスを感じる分離不安の猫も長時間の留守番は避けてください。留守番が長いと体調を崩したり、家の中を破壊したりする恐れがあります

かといって、飼い主さんもいつもべったり過ごすわけにもいきません。少しずつ距離を置く、留守番中だけ大好きなおやつを与えるなどの対策が必要です。猫の問題行動に詳しい動物病院に相談し、少しずつ改善しましょう。

家の中の安全チェック

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猫を留守番させるときは、必ず家の中の安全をチェックしましょう。

猫が誤飲をしたり、窓を開けて出てしまったりなどトラブルが生じる恐れがあります。留守番中の猫が、キッチンのガスホースをかじった例もあるようです。

1. ひも状のものを片付ける

猫がひも状のものを飲み込むと腸閉塞などを起こす危険があります。ヘアゴムや糸、猫じゃらしのようなおもちゃは猫が届かない場所に片付けておきましょう。

2. 噛まれると不安なコード類はカバーを

電気コードやゴムホースなどをかじる心配がある場合は、市販のカバーを付けておくと安心です。カバーはホームセンターの他、Amazonなどでも購入できます。使わない電化製品は、コンセントを抜いておきましょう。

3. 窓は閉めて脱走予防

通気性を良くするためにと、ほんの少しでも窓を開けて出るのは危険です。わずかな隙間からも猫が出てしまう可能性がありますし、防犯上も不安です。必ず戸締りをしておきましょう。

4. お風呂のお湯は捨てる

猫が落下すると危険なので、残り湯は捨てたほうが安心です。夏は涼しく、冬はほんのりと温かいので、お風呂場を好む猫はたくさんいます。そのため、ふたに乗った際に落ちる危険があります。

災害に備えて残り湯をためる場合は、猫がお風呂場に入れないようにしておきましょう。

5. 家具やキャットタワーの転倒防止

外出中に大地震が来る可能性もあります。大型の家具は必ず転倒防止をしておきましょう。

キャットタワーもしっかり固定してください。天井に突っ張って設置するタイプのキャットタワーは、緩みなどがないかときどき確認しておきましょう。

快適に留守番する工夫

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留守番中も快適に過ごせるように工夫すると、猫のストレスも少なくなります。ゆったり眠って待ってくれれば飼い主さんも安心ですね。

1. 水やフードは多めに

水とフードは、1日に必要な量より多めに置いておくと安心です。特に夏は水が蒸発する恐れもあるので、複数置いておきましょう。ウエットフードは腐る恐れがあるため、ドライフードを置くようにしてください。

部屋のいろいろな場所にフードを置いておくと、猫が探して食べるので退屈防止になっておすすめです。

2. 快適室温をキープ

夏や冬はエアコンを入れて、適温を保ち、室温が暑すぎたり寒すぎたりしないようにしましょう。ただし、冷房を好まない猫もいるので、他の部屋に移動できるようドアは開けて、ストッパーを付けておきます

エアコンのリモコンスイッチを猫が踏まないよう、引き出しなどに入れておきましょう。夏は、窓辺にすだれやよしずをかけて置くと日差しが和らぎます。

3. トイレは複数設置

トイレは最低でも「猫の数+1個」置いておきましょう。排泄物が残ってトイレが汚れていると、猫は嫌がってトイレを使わないことがあるためです。

4. ペットカメラで見守り

ペットカメラを設置しておくのもおすすめです。留守番中の猫の様子がチェックでき、異変にも気付けます。

出かける前後に気をつけたいこと

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出かける前に猫の居場所を確認

外出時は猫の居場所を確認してから出かけましょう。「着替え中、猫がクローゼットに入っていたのに気づかず閉めてしまった」「押し入れにいたのに気づかなかった」などのトラブルを防げます。

帰宅後は水やフード、排泄物を確認

体調を見るためにも、「フードを残していないか」「水はちゃんと飲んでいるか」などを必ず確認してください。排泄物も異常がないか必ずチェックしておきましょう。

帰宅したら猫と遊ぼう

飼い主さんがいない間は、ほとんど寝ていたはずです。運動不足を解消するためにも、帰宅後は10分程度で構わないので猫と遊びましょう。
猫とのコミュニケーションのためにも大切な時間です。ブラッシングをしたり、撫でたりするのもいいですね。

まとめ

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猫は留守番が得意と言われていますが、何の対策もせずに留守番をさせるのは非常に危険です。紹介した対策や工夫を行い、安全で安心してお留守番できるようにしてみてください。
そしてお留守番前後の猫の心と身体のケアも忘れないでくださいね。

猫に服を着せる必要があるのはどんな時?注意点も解説!

「猫に服を着せるのはかわいそう」と思う人もいれば、「猫にもおしゃれさせたい」と愛猫に積極的に服を着せる飼い主さんもいるでしょう。

猫には服を着る習性がありませんから、基本的には服を着せる必要はありません。
しかし、寒さが厳しいときや手術後など、服を着せたほうが良い場合もあります。

今回の記事では、猫に服を着せるとメリットのあるケースや、服選びの注意点などをご紹介します。

猫に服を着せるのはどんなとき?

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1. 寒さ対策が必要なとき

猫は、寒い季節になると自分で暖かいところを探したり、体を丸めて体温が逃げないようにしたりします。
一方、特に寒さに弱い猫種や、子猫やシニア猫などでは、体温調節がなかなかうまくできないことがあります。

そんな猫には、毛布を用意してあげたり、暖かい素材の服を着せてあげると良いでしょう。
さらに、日本の冬は乾燥しがちなので、服を着せることで皮膚を乾燥から守る効果もあります。

2. 手術の後の「術後服」として

避妊・去勢手術や、ケガや病気の治療を受けた後は、何もしなければ猫が傷口を気にして舐めてしまいます。
それを防ぐために、首元に「エリザベスカラー」をつけることもありますが、猫によってはかなりストレスになります。

エリザベスカラーに比べれば、服を着せるほうが猫にとって負担が小さく、日常生活にも支障が少なく済みます

ただし、普段から服を着る習慣が全くないと、ただでさえ手術後でストレスが溜まっているのに、さらに「術後服」を着るとなると猫にとってはやはり辛いものです。日頃から、少しでも服を着る練習をしておくと良いでしょう。

3. 皮膚トラブルを悪化させないために

アレルギーや湿疹など、皮膚になんらかの異常がある猫は、気になって掻きむしってしまったり、塗り薬を舐めてしまうことがあります。

術後と同様に、エリザベスカラーをつけるのも一つの選択肢ではありますが、こちらもやはり服を着せるほうが猫にとってストレスが小さいのでおすすめです。

4. 毛づくろいが激しすぎるとき

猫は、皮膚トラブルがあるときだけでなく、ストレスを感じた際にも激しくグルーミングをすることがあります。
時には、被毛がハゲてしまうほど激しくグルーミングをし、そのまま放っておくと皮膚トラブルを起こします。

もちろん、ストレスが原因でグルーミングをしている場合は、ストレスを取り除く必要がありますが、皮膚を保護する一時的な対処法として服を着せることは有効です。

5. 抜け毛が気になるとき

猫の換毛期は、春と秋の年に2回訪れます。

猫が嫌がっているのに無理やり着せるのは良くありませんが、嫌がらないのであれば、この時期に服を着せることで抜け毛があちこちに落ちるのを防げるので便利です。

猫に服を着せる際の注意点

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1. ストレスをかけないように注意

猫には本来服を着る習慣はないので、服を着ること自体がストレスになり得ます。
いきなり長時間着せるのではなく、最初は服を見せるだけ、続いて体に少し触れさせ、数分着せたらおやつをあげる、というように、徐々に慣れさせていくことが重要です。

2. 適度なグルーミングができるように

猫はグルーミングをすることで、体を清潔に保ち、皮膚病を予防したり、気持ちをリラックスさせています
しかし、服を長時間着せてしまうと、グルーミングができなくなってしまい、猫にとっては非常に不都合です。

先述したように、グルーミングのしすぎを防ぐために服を着せるのは効果的ですが、かといって全くグルーミングができないのも問題です。

術後など、特別な理由がない限り、服を長時間着せ続けるのは控えましょう。

3. どんな服でも良いわけではない

サイズが合えばどんな服でも良いというわけではありません。
例えば、犬と猫では体格が異なるので、犬用の服を着せると違和感を感じることがあります。

さらに、フリルやビーズなどの装飾がついたものは、猫が気になって噛んでしまい、誤飲してしまう恐れがあるので注意が必要です。

なるべくシンプルで、伸縮性があり、猫のサイズにマッチした服を選んでください。

4. 服が引っかかってしまわないように注意

キャットタワーで遊んでいるときや、部屋の中で走り回っているとき、服が何かに引っかかってしまうことがあります。

猫が気づいて動きを止めたり、すぐに外れれば問題ありませんが、引っかかったまま暴れて怪我をしてしまう危険性もあります。

やはり、引っかかりやすい素材や装飾のついた服は避けるのが無難でしょう。

まとめ

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猫が寒さに弱い場合や、手術後の傷口やトラブルのあった皮膚を保護する意味で、猫に服を着せることにはメリットがあります。その際、事前に服に慣らしてあげておきましょう。

ただし、猫にストレスがかからないように、着せ方や服選びには十分注意し、適度なグルーミングができるようにしてあげてください。

【ドッグホテル】お泊り練習ってなに?目的と必要性は?

もうすぐ待ちに待った連休。泊りがけの旅行を計画している方も多いのではないでしょうか。そんな時に、愛犬をペットホテル(ドッグホテル)に預けようと検討することもあるでしょう。

このドッグホテルで最近増えているのが「お泊り練習」です。どんな目的で行われているのか、本当に必要なのかなどを詳しくご紹介していきます。

ドッグホテルとは

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ドッグホテルとは、愛犬を夜間を通して預かってくれる場所です。ドッグホテルのみのサービスを行うよりも動物病院トリミングサロン犬の幼稚園(保育園)などが、サービスのひとつとして行っている場合が多いです。また、夜間に限らず、日中のみの預かりサービスを行っているところもあります。

料金及び料金形態はお店によって様々で、1時間単位か1日(24時間)単位で料金が加算されるシステムが主流です。
多くのホテルでは、以下のように愛犬を預かってくれます。

  • 小さめのケージで愛犬のみで過ごす
  • フリースペースで他の犬と過ごす
  • 愛犬のみで比較的広めのスペースで過ごす

これに加えてお散歩や、時間を区切ってフリータイムの時間があったりなど、ホテルによってサービスの細かい部分は異なります。実際に預ける前に詳しく確認しておきましょう。

お泊り練習の目的

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お泊り練習とは、実際に飼い主さんが家を空ける際にいきなり利用するのではなく、実際のお泊りの前に日中のみの預かりも含めて何度か練習としてホテルに通うことです。

最大の目的は愛犬がホテルに慣れるためです。ホテルの環境やスタッフさん、夜寝る場所などに慣れてもらいます。また、飼い主さんと離れること、そして離れてもまたちゃんと飼い主さんが迎えにきてくれて、家に帰れるということを理解してもらうことも大切な目的の一つです。

練習では、スタッフさんと過ごしたり、おやつをもらったり、積極的に良いイメージが付くような時間を過ごさせてくれるところもあります。どんな過ごし方をするのかも、預ける前に確認をしてみましょう。

一例として、練習を含めたホテル利用の流れを紹介します。

①予約
②来店カウンセリング
③日中のみホテルで過ごす練習
④一泊ホテルで過ごす練習
⑤実際ののお泊り
※③④は一回ずつでは慣れないことがほとんどのため、愛犬の緊張度合によっては複数回行うことが望ましいです。

お泊り練習は必要か

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愛犬のためにも、必ず練習してあげましょう。

愛犬からすれば、ドッグホテルは知らない場所であり、知らない人や知らない犬がいる緊張をする場所です。そんな場所にいきなり2泊・3泊させられるのは、かなりのストレスがかかってしまいます。

さらに、もともと人や犬が苦手な子であれば、ストレスは余計にかかるでしょう。
愛犬が安心して飼い主さんと離れる時間を過ごせるようになるためにも、できるだけ多く練習し、お泊まりでのストレスを軽減させてあげてください。

不安があれば、再度練習を

もし以前に利用したことがあっても、半年以上間が空いていたり、半年未満でも、前回預けた際に、体調を崩してしまったなど、ストレスが多くかかっていた様子があれば、再度練習をさせてあげてください。

飼い主さんからすれば以前も使った場所ですが、愛犬からすれば、知らない場所に戻っていたり、または緊張をする場所のままになっている可能性が高いためです。

なお、慣れているホテルと別のドッグホテルを利用する場合も、場所が変われば愛犬にとっては知らない場所ですので、練習は必須です。

急なホテル利用に備えた練習も大切

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旅行などで預ける予定がなくても、突然身内に不幸があるなど、急遽愛犬を預けなければいけなくなる可能性も考えられます。

緊急時の場合は、事前に愛犬へのケアもできず、いきなり預けられてしまう愛犬への負担はさらに増します。また、練習なしでは預からないドッグホテルもありますので注意しましょう。

いざというときに困らないためにも、定期的に同じドッグホテルに練習として通うことをおすすめします。

ホテルから帰宅したら

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事前にお泊まりの練習をしていたとしても、普段より自由がなく、リラックスする時間も短く、熟睡できる時間も短い可能性がある環境では、犬に負担がかかりかなり疲れているでしょう。

ドッグホテルから帰宅したら、普段以上にコミュニケーションを取ってあげましょう。そして、安心できるおうちで十分に休ませてあげてください。

また、ストレスの度合いによっては帰宅後に、下痢などの症状が出る場合もあります。その場合は様子を見つつ、改善がみられない場合は獣医師に指示を仰ぎましょう。

まとめ

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愛犬にとってドッグホテルを、しっぽを振って喜んで入っていくような大好きな場所にしてあげることが理想的です。自宅以外にも安心して過ごせる場所があることは、愛犬にとっても飼い主さんにとっても良いことです。

ぜひ、お泊りの予定がなくても、愛犬と相性の良さそうなドッグホテルを探し、まずは練習をスタートしてみてください。

【獣医師監修】犬の下痢は病気のサイン?病気以外の原因も!

愛犬の便がゆるいという経験をしたことがありますか?おそらく、犬を飼っている多くの方が「はい」と答えるでしょう。

便がゆるい状態は、少し柔らかいくらいの軟便から、完全に水のような下痢の状態まで、程度は様々です。何日も軟便下痢が続くと心配ですよね。

今回は、犬の下痢について、考えられる病気を獣医師が詳しく解説します。

下痢の理由は様々

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下痢は犬にとっても珍しい症状ではなく、その原因は様々です。
病気の中でも色々な可能性が考えられますし、病気ではない場合もあります。

今回の記事では、下痢の原因を以下の4つに分けて考えます。

  1. 腸の疾患
  2. 腸以外の内臓疾患
  3. 内分泌疾患
  4. 病気でない下痢

下痢の理由①腸の疾患

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下痢を起こしている時にまず疑うのは、腸の異常です。

腸の疾患は糞便検査で診断できるものもあれば、内視鏡検査を行わないと確定診断できないものまで様々です。
来院の際には便を持参して頂けると診断がスムーズかもしれません。

細菌性腸炎

【症状】
発熱、下痢、脱水、腹痛など。原因となる細菌によって血様下痢や大腸性下痢を呈する。
【原因】
サルモネラ、カンピロバクター、クロストリジウム、大腸菌などの細菌。
【備考】
これらの細菌はヒトにも感染する可能性があるので、下痢便の取り扱いには注意したい。トイレ掃除の後は石鹸でしっかりと手を洗うこと。

ウイルス性腸炎

【症状】
原因となるウイルスによって様々だが、元気消失、食欲低下、嘔吐、下痢などが見られる。パルボウイルス感染症では血様下痢、犬ジステンパーでは呼吸器症状や神経症状も見られる。
【原因】
犬パルボウイルス、犬ジステンパーウイルス、犬コロナウイルスなど。
【備考】
上記ウイルスに対してはワクチンが存在する。子犬ではウイルス感染が致命的となることも多いため、しっかりとワクチン接種を行うことが推奨される。

寄生虫性腸炎

【症状】
元気消失、食欲減退、下痢、削痩など。回虫類の感染では肺炎を、犬鉤虫や犬鞭虫の感染では血便を呈することがある。
【原因】
犬回虫、犬小回虫、犬鉤虫、糞線虫、犬鞭虫といった線虫や、ジアルジア、マンソン裂頭条虫などの感染による。
【備考】
寄生虫によってはヒトに感染するものもあるため、糞便の扱いには注意が必要。

炎症性腸疾患

【症状】
慢性的な嘔吐、下痢、体重減少、食欲不振、腹鳴、腹痛など。
【原因】
小腸や大腸の粘膜に炎症細胞が浸潤することで引き起こされるが、その原因は不明。
【備考】
確定診断には腸の内視鏡下生検が必要であり、時間がかかることもある。

リンパ管拡張症(蛋白漏出性腸炎)

【症状】
下痢、軟便、腹水、体重減少、胸水とそれに伴う呼吸困難など。
【原因】
リンパ管が通過障害を起こし、腸管腔内に蛋白質などが大量に漏出した結果、下痢や腹水などの症状が現れる。原因としてはリンパ管閉塞、リンパ腫、心外膜炎などが考えられているが、ほとんどは特発性(原因不明)となっている。
【備考】
血液検査、画像検査、生検などの検査を組み合わせて診断を行う。

下痢の理由②腸以外の内臓疾患

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もちろん腸の疾患以外でも下痢が見られることも多くあります。
これらの疾患では下痢以外の症状も呈することが多いため、愛犬の体調を説明できるように把握しておきましょう。

膵炎

【症状】
突然の激しい嘔吐、嘔吐、腹痛、下痢、黒色便、元気消失など。
【原因】
膵臓からの消化酵素の活性異常によって自己組織を消化することで強い炎症が起こる。誘発因子としては、高脂肪食の多給、膵臓の損傷、血管系の障害による膵臓の虚血などが挙げられる。
【備考】
膵炎が進行し重度になると、十二指腸や肝臓に合併症を引き起こし問題となる。また、全身性炎症反応症候群(SIRS)や播種性血管内凝固(DIC)も起こりやすく、危険である。

膵外分泌不全

【症状】
大量の正常便、軟便、水様便、激しい食欲亢進と体重減少が見られる。
【原因】
遺伝的、または成犬になってから膵腺房細胞の萎縮によって発生すると考えられている。
【備考】
膵臓からの消化酵素が不足することで消化吸収不良の症状が現れる。

下痢の理由③内分泌疾患

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ホルモンのバランス異常による疾患でも下痢が見られることがあります。
これらも下痢以外の症状が見られることが多くあるので、日頃の体調チェックはしっかりと行ってくださいね。

副腎皮質機能低下症(アジソン病)

【症状】
体重減少、食欲不振、嘔吐、下痢、多飲多尿、徐脈、低体温、震え、痙攣など。
【原因】
副腎から分泌されるホルモンの減少による。犬では特発性の副腎萎縮によるものがほとんどである。
【備考】
重度の副腎不全はアジソンクリーゼと呼ばれ、速やかに循環改善及びホルモン補充療法を行う必要がある。

糖尿病

【症状】
多飲多尿、多食、体重減少、肥満、嘔吐、下痢、脱水、感染症、白内障など。
【原因】
犬ではインスリンの分泌低下によるものが多いと言われている。発症素因としては加齢、肥満、環境などが挙げられる。
【備考】
メスはオスと比較して2〜3倍発症が多いとされており、これは発情関連糖尿病によるものと考えられる。発情後の血糖値測定や早期の避妊手術によって発症リスクの低下や早期発見を目指す。

下痢の理由④病気ではない下痢

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下痢の中には、病気ではない一時的なものもあります。

しかし、病気かそうでないかを見た目で判断することは困難です。
調子がおかしいなと感じたら動物病院の受診をオススメします。

消化不良

【原因】
食べ過ぎ、早食い、ゴミあさりなど。
【備考】
一時的な下痢で、全身状態は悪くない。下痢のみを主訴とする。

乳糖不耐性下痢

【原因】
牛乳の給与。
【備考】
乳頭分解不全による下痢で、摂食中止で良化する。

ストレス

【原因】
引っ越しなどによる環境の変化、留守番が長いなど、様々。
【備考】
犬が落ち着ける環境を整え、犬と適切にコミュニケーションをとることが重要。

まとめ

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下痢を放置すると脱水や電解質異常(ミネラルバランスの異常)が起こる可能性があります。
愛犬自身にとっても下痢が続くことは不快なはずです。
体調不良を察知したら速やかに動物病院までご相談ください。

【クイズ】猫と一緒に引っ越す前に準備すべきこととは?

すっかり春の陽気となり、来週から新しい生活を控えている方もいるでしょう。春といえば引っ越しシーズンですが、ペットと一緒に引っ越す場合に、事前の準備はしっかりしているでしょうか?

近いうちに引っ越す予定がある方はもちろん、引っ越す予定のない方も、愛猫に何をしてあげるのが良くて、何をしてはいけないのかを、クイズ形式で考えてみてください。

それではさっそく、猫の引っ越しクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 猫の引っ越し前にやっておきたいこととして「誤っているもの」はどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「猫グッズをすべて新調しておく」です。
新しい環境に自分の匂いがあれば猫は安心します。しかし、引っ越しを機に猫グッズを全て新調してしまうと、慣れ親しんだものがなくなってしまいます。どうしても新品にしたい場合は、引っ越す前に購入してあらかじめ慣れさせておくか、新居に猫が慣れてから購入することをおすすめします。

引っ越す前に、かかりつけの病院を受診し、検査のデータをもらったり、薬や療養食を処方してもらいましょう。引っ越し先の動物病院を紹介してもらってもいいですね。

クレートやキャリーバッグは慣れていないとストレスにもなりますので、早めに準備して少しでも慣れさせておきましょう。脱走に備え、首輪に迷子札をつけておきましょう。猫の首輪はひっかかると外れるタイプが多いのでマイクロチップを挿入しておくと安心です。
Q.2 引っ越し当日に気をつけたいこととして「誤っているもの」はどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「猫にストレスがかからないように部屋を自由に動けるようにしておく」です。
引っ越し当日に猫を自由にさせると、狭い場所に入りこんだり脱走したりするかもしれません。ケージに入れて人の出入りが少ない静かな部屋で待機させましょう。動物病院やペットホテルに預けると、飼い主さんも引っ越し作業に集中できます。

猫を移動させる時のポイントは以下の通りです。
  • 外が見えないようにクレートやキャリーバッグを風呂敷などで覆う
  • クレートやキャリーバッグの中にはペットシーツを敷いて排泄に備える
  • 替えのペットシーツやビニール袋、ウエットティッシュを準備しておく
  • 猫用ハーネスをつけておくと、万が一クレートの扉が開いても安心
自動車内は、夏以外でも日が当たると温度が上がりやすく熱中症の危険があります。猫だけを置いて、車を離れてはいけません。
Q.3 新居で気をつけることとして「誤っているもの」はどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「すぐにキャリーバッグから出して新居に慣れてもらう」です。
猫が脱走しないよう戸締りをしたあと、クレートやキャリーバッグを開けます。自分から出るのを待ち、猫の自由にさせましょう。決して引っ張り出してはいけません。

猫をじっと観察したり、声をかけたりしたくなるかもしれませんが、猫は基本的にはしつこく構われるのを好まないので、少し距離を置いて様子を見守りましょう

新居のレイアウトはなるべく旧居のレイアウトを再現しましょう。キャットタワーと爪とぎの配置だけでもかまいません。
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今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
猫との引っ越しは慎重に!やっておきたい準備とストレスを与えないコツ
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ハムスターは脱走上手!原因と対策、脱走した際の捕まえ方を解説

ハムスターを飼っている方は、「気づいたらハムスターがケージの中にいなかった!」という経験があるかもしれません。 実は、ハムスターがケージから脱走するのは珍しくなく、理由もあります。 今回の記事では、ハムスターが脱走する理由と脱走した際の捕まえ方、脱走を防ぐ方法をご紹介します。

ハムスターが脱走する理由

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1. 縄張りをパトロールするため

野生のハムスターには、自分の縄張りをパトロールし、周りに危険な捕食動物がいないかを確かめる習性があります。 ペットのハムスターでも、縄張りであるケージの周りに危険がないかパトロールしたがるため、ケージの外に出ようとします。 そのため、「ケージから脱走したい」というよりは、「ケージの外の安全を確認したい」という気持ちが強いので、パトロールが完了すれば自ら戻ってくるでしょう。

2. ストレスを感じているため

ケージや周囲の環境にストレスを感じていると、もっと心地よい場所を見つけるために脱走をしようとすることがあります。 ストレスを感じる具体的な要因には、次のようなものがあります。
  • テレビや会話など、生活音がうるさい
  • 衛生状態が悪い
  • 光が眩しい
  • 温度や湿度が不適切
  • 犬や猫など、他のペットが怖い
  • 飼い主さんの過干渉、またはコミュニケーション不足

ハムスターが脱走した時の捕まえ方

ハムスター,脱走,理由,対策,ケージ ハムスターが脱走したことに気づいたら、大きな声で名前を呼んで探してしまうかもしれません。しかし、大きな音が苦手なハムスターは、それでは怖がって余計に出てきてくれません。 では、ハムスターが脱走したらどのような手順で捕まえれば良いのでしょうか?

1. ドアや窓をすべて閉め切る

まずは、家中の窓やドアをすべて閉めます。便器や浴槽、洗濯機など、ハムスターが中に入ってしまうと危険な場所にも蓋をしましょう。

2. エサを設置する

ケージの入り口は開けておき、中にエサを入れておきます。 また、ハムスターが隠れそうなところの近くにもエサをいくつか置いておきましょう。 エサを食べた形跡から居場所を絞ることができます。エサの周りに小麦粉などの粉を撒いておけば、足跡から追跡がしやすいのでおすすめです。

3. ハムスターのフンを探す

ハムスターのフンが見つかれば、その近くにハムスターが潜んでいる可能性が高いです。 特に、部屋のドアを閉め切った状態でフンが見つかれば、その部屋を重点的に探します。

4. 部屋を暗くし、音をたどる

ハムスターは夜行性なので、部屋を暗くすると動きが活発化します。 部屋が暗ければ目で探すことはできませんが、まずは耳を澄まし、ハムスターが隠れている部屋をつきとめましょう。

5. 狭くて暗いところを探す

ハムスターが潜んでいる部屋がわかったら、今度はハムスターが好みそうな、狭くて暗くて暖かいところを探します。 家具の後ろや隙間、押入れなどに長い棒を差し込んだりすると、出てくることがあります。

6. 捕まえる

ハムスターを発見したら、上からタオルや網をかぶせます。 あまり追い回すと怖がってしまうので、根気強く、優しく行いましょう。 エサやおもちゃを見せると寄ってきてくれるかもしれません。

ハムスターの脱走を防ぐ方法

ハムスター,脱走,理由,対策,ケージ 特に金網のケージの場合、どこかにすき間ができていると、簡単に脱走してしまいます。 ハムスターの歯は非常に頑丈なので、ケージをかじって穴を作ることもできます。

1. ケージの隙間をなくす

ケージの隙間さえなくせば、ハムスターは脱走することができません。 まず、ケージの扉や蓋は、毎回しっかりと閉めておきましょう。 ケージが劣化したり、ハムスターがかじって弱くなっている箇所があれば、買い換えや補強をする必要があります。 また、金網のケージの外を高さのあるサークルで囲ったり、アクリル製のケージに替えるのもおすすめです。

2. ケージのある部屋は入口を閉める

ケージを設置している部屋のドアや窓を閉めておくと、ケージから脱走してもその部屋だけ探せば良いので楽です。 ケージのある部屋は、電源コードや薬など、ハムスターにとって危険なものはなるべく置かないようにしましょう。

3. 飼育環境を整える

ストレスが原因でハムスターが脱走をする場合には、飼育環境の改善が不可欠です。
  • 室温を20~25度、湿度を40~60%に保つ
  • ケージの近くでは静かにする
  • ケージは定期的に掃除をして清潔に保つ
  • 部屋を明るくしすぎない
  • 適度にコミュニケーションをとる

4. しっかり運動させる

大きめのケージと回し車を設置し、ケージの中でも十分に運動ができるようにすることで、日頃からストレスがたまらないように心がけます。 また、時々ケージから出してお散歩をさせてあげることで、脱走をしたい欲が抑えられることもあるようです。 その際は、部屋は閉め切って、必ずハムスターから目を離さないようにしましょう。 サークルなどで囲ってその中を散歩させると安全です。
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まとめ

ハムスター,脱走,理由,対策,ケージ ハムスターは、縄張りをパトロールする習性や、日頃のストレスから、ケージのちょっとした隙間から脱走してしまうことが少なくありません。 ケージを買い替えたり、飼育環境を見直すことで、脱走を防ぎましょう。 また、万が一脱走してしまった時には、焦って大声を出したりせず、ハムスターが潜んでいそうな場所を突き止め、エサなどを上手に使って捕まえるようにしましょう。

犬にもADHDがある!行動の特徴や接し方のポイントを解説

「ADHD」という言葉自体は近年多くのメディアでも取り上げられているため、聞いたことがある人も多いでしょう。 ADHD当事者の方や、家族や知り合いに当事者がいる方も少なくないのではないでしょうか。 そんな身近になりつつあるADHDですが、犬でも発症し得ることをご存知でしょうか? 今回の記事では、犬のADHDについて、特徴や飼育環境の見直しポイント、接し方について詳しく解説します。

そもそもADHDとは?

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特徴

ADHDとは、「注意欠如・多動性障害」とも呼ばれ、いわゆる発達障害のひとつに分類されています。 主に、「不注意」、「多動性(じっとしていられない)」、「衝動性(思いつきで行動してしまう)」などの症状が見られます。 ADHDと一口に言っても、特徴や程度は人によって異なりますが、例えば次のような行動が見られます。
  • 忘れ物が多い
  • 部屋を片付けられない
  • 外からの刺激で気が逸らされやすい
  • 時間が守れない
  • じっとしているのが苦手で、授業中に歩き回る
  • 何かに夢中になると、話しかけられても気づかない
  • 朝起きられない、過眠

原因

ADHDの原因ははっきりとは分かっていませんが、生まれつき脳の機能がADHD以外の人と異なり、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンなどの神経伝達物質に偏りが生じることが原因だと考えられています。 ADHDの75%程度が遺伝によるもので、児童期には全体の5~10%程度がADHDであると言われています。 対処の仕方によっては不注意や多動性、衝動性などを緩和することができますが、脳の機能が原因であることから、完全に治すことはできないとされています。 大人になってから初めてADHDと診断されることもありますが、これは後天的にADHDになったのではなく、これまで気づかずに生きてきたのだと考えられます。

犬のADHDの特徴

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どのような行動があらわれる?

犬のADHDの場合も、人間と同じく、「不注意」「多動性」「衝動性」が見られます。
  • 他の犬と接するとき、興奮しすぎて怪我をするほど強い力で咬みついてしまう。
  • 時間を問わず吠え続ける。
  • そわそわと休みなく動き続ける。
  • 好きなこと(遊びなど)に対しても集中できない。
  • 成犬になっても極端に活発で、一度興奮するとなかなか冷静になれない。
  • しつけのトレーニングを根気強く行ってもなかなかできるようにならない。
どの犬でも多少はこのような特性を持ちますが、トレーニングをしっかりして、飼育環境を整えているにもかかわらず、こうした行動が顕著に見られる場合は、ADHDの可能性があります。

ADHDになりやすい犬がいる?

フィンランドにおける犬のADHDの研究では、犬の飼い主を対象に行ったアンケート調査を行い、2015年から3年半かけて約1万1千匹分のデータが集まりました。 調査の結果、恐怖、攻撃性、注意の欠如、多動性、衝動性などの行動特性には遺伝的傾向が強いことや、オス犬でより顕著であることなどが分かり、人間のADHDの特徴と類似していることが分かりました。 また、一人ぼっちで留守番をしていることの多い犬は、そうでない犬に比べて多動性や衝動性が高いことも分かりました。 ADHDのような行動が見られても、先天的にそのような特性を持つ場合もあれば、環境によってADHDに似た行動が出やすくなっている場合もあるのです。

ADHDを疑う前に、飼育環境の見直しを

犬,ADHD,接し方 先述した通り、先天的にADHDの犬もいれば、飼育環境が原因でADHDに似た行動が出る犬もいます。 多動性などがあるからと言って、「うちの犬はADHDに違いない」と決めつけるのではなく、一度飼育環境を見直してみましょう。

1. 社会化は十分にできている?

生後4ヶ月齢くらいまでの「社会化期」に、できるだけ多くの犬や人間、環境や生活音などの刺激に触れさせることが重要です。 この時期にあまり刺激を与えないと、成犬になってからずっと、知らない犬や人、音などを過剰に怖がったり、威嚇したりするようになります。 社会化は社会化期に行うことが望ましいですが、成犬になってからでも不可能ではありませんし、社会化トレーニングを行った場合であっても引き続き継続して行うべきと言われています。 もし、社会化ができていない、足りていないと感じたら、少しずつトレーニングをしていきましょう。

2. 運動不足、刺激不足の可能性も

特に、牧羊犬や猟犬などは、もともと激しい運動をすることができ、時には周囲からの刺激に対して強く反応を示す犬です。 こうした犬に対して、十分に運動をさせてあげなかったり、刺激を与えていなかったりすると、ふとした時に制御できないくらい走り回ったり、刺激に対して過剰に威嚇することがあります。 このような行動は衝動性があるようにも見えてしまいますが、犬種の特性を理解し、適切な運動量や刺激量を与えれば、行動が落ち着く場合があります。

3. 犬にストレスがたまりやすい環境になっていないか

適切な運動量もそうですが、家の中の犬の飼育環境はどうでしょうか? ひとりぼっちの時間が長すぎるのが良くないのはもちろんですが、逆に子供が走り回ったりテレビがつけっぱなしだったりして、犬が落ち着ける時間が少ないのも良くありません。 1日中ケージの中に閉じ込めたり、鎖に繋いだりして行動の自由を制限しすぎることも、犬にとってストレスがかかることです。 犬とのコミュニケーションは適度にとり、犬が落ち着いて過ごせる飼育環境を整えましょう。

ADHDの犬との接し方

犬,ADHD,接し方 飼育環境を整えても犬の多動性や衝動性などが落ち着かない場合は、ADHDの可能性があるかもしれません。 その場合、しつけを厳しくしてもそのような特性がなくなるわけではないので、そのことを理解した上で犬と接する必要があります。

診断を受けて投薬が可能な場合も

動物病院によっては、犬のADHDの検査・診断ができるところがあります。 そこでADHDと診断されれば、人間と同じように投薬によって行動を緩和させることもできますし、投薬をせずに問題行動を抑える方法を相談することもできるでしょう。

特性を理解して接しよう

ADHDの特性を持つ犬を飼う際、しつけがうまくいかなかったり、他の犬に攻撃をしてしまうなど、何かと大変なことも多いでしょう。ですが、それは犬が悪いわけではありません。 飼い主さんが犬の特性を理解して接してあげることで、犬のストレスを減らしたり、トラブルを未然に防ぐことができます。 人間同様、ADHDと一口に言っても犬によって特性が異なるので、それぞれの犬に合った接し方をする必要がありますが、具体的には次のようなポイントを意識しましょう。 ①多動性を抑えずにストレスを解消させる
  • 運動量が少ないとストレスがたまりやすいので、外で思い切り走って遊ばせる時間を作る。
  • 雨が続いて外に行けない時期は、家の中でたくさん遊んであげる。
  • 拘束されるのを嫌うので、ケージの中に閉じ込めたり鎖で繋いだりしない。
②散歩中のトラブルを防ぐ
  • 他の犬に怪我をさせてしまわないよう、適度な距離をコントロールする。
  • 急に道路に飛び出したりしないよう、リードは短く持つ。
③家の中でできること
  • 衝動的にいたずらをしてしまうことがあるので、壊されたくないものや危険なものは犬の届くところに置かない。
  • トイレ以外のところで粗相してしまう可能性を考えて、布団など洗いにくいものは犬の行動範囲に置かない。
  • しつけは厳しくせず、おすわりだけでもできたらたくさん褒めてあげる。
  • 外からの刺激に気が散りやすいので、刺激が少なく落ち着ける環境を整える。

まとめ

犬,ADHD,接し方 ADHDは犬でも発症する可能性があり、適切に対応しないと犬にも飼い主にもストレスがかかってしまいます。 ADHDのような行動が見られても、実は社会化がうまくいっていないことや、飼育環境のストレスが原因になっていることもあり、この場合はトレーニングや飼育環境の見直しで改善することができます。 それでもなかなか緩和できない場合、「もしかしたらADHDかもしれない」と考え、犬の特性に合った接し方を考える必要があります。 ひとりで対処するのが難しければ、獣医師やドッグトレーナーに相談することも考えましょう。