愛犬と一緒に運動不足を解消しよう!おすすめスポーツ4選

犬を飼っている方の多くが、毎日犬の散歩でウォーキングをされていると思います。しかし「ウォーキングだけでは運動量が足りない」、「ジムに行ってダイエットしたいが、その後犬の散歩に行くのは面倒」と感じることもあるのではないでしょうか。

いわゆるドッグスポーツの中には、犬がメインで動き、あまり飼い主の運動にならない競技もありますが、今回は飼い主の運動にもなり、犬と一緒に楽しめるスポーツを4つご紹介していきます。

ジョギング

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いつものお散歩で物足りない場合は、ジョギングを取り入れてみましょう。

あると便利なグッズ

リードを手に持たずにショルダーリードで「たすき掛け」にすると、両手が空くので走りやすくなります。

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飼い主の腰にリード巻く、ウエストタイプのリードで犬とジョギングをする方を見かけますが、犬が興奮して急に引っ張った場合などに、飼い主がバランスを崩しやすく転倒の恐れがあります。特に力の強い大型犬の場合は注意が必要です。

必要なしつけ

普段の散歩の時に、飼い主の横について歩けることが最低限の条件になります。

また、人間は歩いている時より走っている時の方が、強い力が加わるとバランスを崩しやすくなり、転倒する可能性が高くなります。他の犬や自転車・バイクなどに興奮して急に引っ張る癖がある犬の場合は、興奮する癖を直すか、走らず早歩きにするなどの対策をとりましょう。

ある程度走ったら「マテ」のトレーニングをするのもおすすめです。犬も疲れているので、動かないトレーニングの成功率が高くなります。

気温とコースのコンディション

夏の暑い時期を避けるのはもちろんですが、冬も注意が必要です。道路の凍結や融雪剤の影響で肉球を痛めてしまう可能性があります。

アスファルトよりも土や芝生がある柔らかい地面の方が、肉球だけでなく体全体の負担が少ないのでおすすめです。

家族や友人とジョギング

ジョギングする場合は、手に何も持たずに走るのが理想ですが、犬と一緒の場合はトイレ処理グッズや水など、どうしても持ち物が増えてしまいます。

家族や友人と一緒に散歩に出て、走りたい人は犬と一緒に走り、歩きたい人が荷物持ちやトイレ処理を担当する、というように役割分担している方もいます。二人で役割を交代して、交互に走るのもいいですね。

登山・ハイキング

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犬を連れて登山やハイキングに出かけるのも、いい運動になります。普段とは違う場所を歩くことで、犬も人間も気分がリフレッシュされますし、犬にとっては群れで移動することによって、群れの意識や飼い主との信頼関係を深める効果が期待できます

登山・ハイキングの注意点

犬を連れての登山やハイキングの場所選びには注意が必要です。
山道やハイキングコースでは、法律的には「犬を放つこと」は禁止されていますが、「(リードを付けて)持ち込むこと」自体は禁止されていません。

参考:
Q&A(よくある質問にお答えします。) | 自然環境・生物多様性/環境省

しかし、実際に山に入ろうとすると「犬を連れての入山はご遠慮ください」という看板を時々目にします。さらに厄介なことに、そういった情報はあまりネットに載っていないので、現地に着いてから入山出来ないと知ることもあるでしょう。

「犬友達と情報交換する」、「SNSなどで実際に犬と登山やハイキングをした人の発信を参考にする」、「登山が趣味の人に聞いてみる」などの事前準備が必要になります。

その他の注意点などはこちらの記事をご参照下さい:
愛犬と登山やハイキングを楽しむ方法。5つのリスクとその備えとは?

アジリティ

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ドッグスポーツの王道とも言えるアジリティは、簡単に説明すると犬の「障害物競走」です。単に犬の運動不足を解消するだけでなく、指示役の飼い主も一緒に走るため人間の運動量も多くなります。

こちらの動画は本格的な大会の模様ですが、運動不足を解消することが目的であれば、遊び適度に楽しんでやってみることをおすすめします。
他にもアジリティには次のようなメリットがあります。

  • 楽しい遊びを一緒にすることで、犬と飼い主の信頼関係が向上する
  • 慣れないことに挑戦し、成功する体験を積むことで、犬のメンタルキャパシティが向上する
  • 犬が本来持っている、作業意欲を満たすことが出来る
  • 犬の得意なこと、不得意なことがわかるため、しつけやトレーニングの参考に出来る
  • 飼い主が指示をしながら行うため、飼い主に注目しやすくなる

アジリティが出来る場所①犬の訓練所

アジリティ初心者で犬に教える方法がわからない方や、本格的に大会に出てみたい方は、直接ドッグトレーナーに教えてもらえる訓練所での練習をおすすめします。

アジリティ設備のある訓練所
公認訓練所/一般社団法人 ジャパンケネルクラブ

アジリティが出来る場所②ドッグラン

犬に教える方法がわかる方や、気楽にアジリティを試してみたい方はドッグランでの練習がおすすめです。

アジリティ設備があるドッグランを検索できるサイト
全国のドッグラン一覧/ DOGFUL(ドッグフル)

アジリティの注意点

アジリティはジャンプしたり障害物に登ったりと、犬の体に多くの負荷がかかるため、以下のような犬種は注意が必要です。

  • 椎間板ヘルニアになりやすい犬種
  • 股関節形成不全の大型犬
  • 膝蓋骨脱臼になりやすい小型犬
  • 鼻腔狭窄を患う短頭種

このような犬種の場合は、かかりつけの獣医師にアジリティを行っても大丈夫か、事前に確認しましょう。

ドッグヨガ

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あまり活動的ではない犬や、犬に激しい運動をさせることに不安がある場合は、ドッグヨガをやってみてはいかがでしょうか。
ドッグヨガでは、犬と呼吸をあわせて、ポーズをとったり瞑想をしたりします。

犬と飼い主が一緒にリラックス

犬に無理やりポーズをとらせたり、ストレスになるようなことはせず、自然体の犬を全身全霊で感じていくと、今までにない犬との一体感を感じられるようになります。

もし、「ヨガをするのに犬が邪魔をしてくる」、「犬が迷惑している」と感じたら、犬に触れながらゆっくりと呼吸だけをしてみましょう。

運動が苦手な人でも楽しめる

犬に負担をかけないように、しっかり支えながらゆっくり動くため、インナーマッスルが鍛えられ、代謝もアップします。

参考:
ドッグヨガについて/日本ドッグヨーガ普及協会

まとめ

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犬と一緒に運動することで、「犬と人のストレス解消」、「犬と人の運動不足解消」、「絆や信頼関係を深める」といった効果が期待できます。

また、「ジムに行ってから、犬の散歩をする」というように犬と人が別々に運動するより、一緒に運動した方が、忙しい毎日の中で時間の節約にもなるでしょう。

ぜひ、愛犬と共に健康な生活を目指してみて下さい。

話題のドッグスポーツって?愛犬と一緒に楽しくチャレンジしよう!

ドッグスポーツとは、愛犬と飼い主が一緒に楽しむことができるスポーツです。

愛犬の運動不足解消やストレス発散に役立ち、飼い主さんとの信頼関係を深めることもできるとあって、人気が高まっています。

今回は、そんなドッグスポーツの中でも特に人気なものをご紹介します。

主なドッグスポーツ

アジリティ

アジリティとは、簡単に言うと「犬の障害物競走」です。

トンネルやハードル、シーソーなどの障害物を、犬がハンドラー(指導主)と息を合わせてクリアしていくスポーツです。大会では、そのタイムと正確さが評価されます。

ドッグスポーツと聞くと、大きい犬種の犬が出場するというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、アジリティは基本的に どんな犬種でも参加できます。 小さい犬は小さい犬同士で競い、大きい犬は大きい犬同士で競う、といったように、犬をサイズによってグループ分けして大会を開催しているところもあるので、小型犬でも十分に参加できます。

また、難易度も大会によって異なります。ドッグスポーツが初めてで不安な方は、まずは初心者向けの大会などに参加してみるのもいいかもしれませんね。

アジリティの練習ができるトレーニング施設などもありますのでぜひチェックしてみてくださいね。

フリスビードッグ

フリスビードッグ(ディスクドッグ)は、人間が投げたフライングディスク(フリスビー)を犬がキャッチするスポーツです。

フリスビードッグには、音楽に合わせてフリスビーを自由に投げ、その美しさを競う フリー部門 と、フリスビーを投げてからキャッチするまでの距離や速さを競う ディスタンス の2種類があります。

ボーダーコリーやゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーなどがフリスビードッグに向いていると言われていますが、練習次第でどんな犬種でも楽しむことのできるスポーツです。

フリスビーを使って犬と遊んだことのない場合は、まずはプラスチック製よりも投げやすくスピードの出ない布製のフリスビーを使ってみるといいでしょう。

フライボール

フライボール専用の「フライボールボックス」は、犬がステップに触れることでボールが飛び出す仕組みになっています。

犬が4つのハードルを跳び越え、フライボールボックスを自分で操作し、飛び出してきたボールをキャッチした後、折り返して再びハードルを越えて戻るスポーツです。

4人4頭を1組とするチーム競技と、1人1頭を1組とする個人競技があり、開催のされ方は大会によって異なります。

ドッグダンス

ドッグダンスは、ハンドラーと犬が音楽に合わせて一緒に動く競技です。

基本的にはリードやおやつなどを使わずに、ハンドラーとぴったり息のあった動きをします。演技の間、犬が集中力を切らせることなく、人間と一緒にダンスする姿は圧巻です。

さまざまな動きをすることで、体のバランスを整えたり、ダイエットやストレス解消にもとても効果的だと言われています。

ドッグスポーツをするにあたって注意すること

楽しむ犬
ドッグスポーツは運動不足や信頼関係の構築などに役立つものですが、いくつか注意しなければならないこともあります。

椎間板ヘルニア

腰や首に大きな負担がかかってしまうことは、椎間板ヘルニアの原因になります。

特にジャンプなどの動作は体に負担がかかりやすいですから、椎間板ヘルニアになりやすい犬種は特に注意が必要です。

そういった場合は、過度な練習は行わないようにした方が良いでしょう。犬の健康管理、体調管理はハンドラーが察するしかありません。きちんと犬の様子を見ながら、できる範囲でお互い楽しめるようにしたいですね。

椎間板ヘルニアに関してはこちらの記事もご参照ください。

実はダックス以外もかかる!犬の椎間板ヘルニアの原因や対策の紹介

あくまで「楽しむ」もの

ドッグスポーツはあくまで楽しむためのものであり、無理に犬の能力を競わせるものではありません。犬と一緒に楽しむためのドッグスポーツがかえって犬の負担となってしまっては元も子もありません。

初めからうまくできる犬はいませんし、成長の度合いも犬によって異なります。教え方もさまざまではありますが、できないイライラを犬にぶつけてしまうようでは、いい関係性を築くこともできませんし、「人も犬も一緒に楽しむ」という本来の趣旨から離れてしまいます。お互いが楽しめるようにスポーツしながら、記録を樹立できるとすてきですね。

さいごに

女の子と遊ぶ犬
犬と飼い主が一緒になって楽しめるドッグスポーツには、さまざまな競技があり、最近では大会の開催も増えてきています。基本的に、病気や大きなけががなければ、大きい犬から小さい犬までどんな犬種でも参加できる大会が多いです。

間違いなく、ドッグスポーツをすることで、飼い主と犬の関係性をより良いものにできます。また、基本トレーニングをしっかり身につけることで人間社会で生きていく犬にマナーを身につけさせることもできます。なぜなら、これらができていないと、犬がハンドラーの指示に従わず、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしてしまいます。

一見、簡単そうに見えるドッグスポーツですが、やってみると非常に難しいという事がおわかり頂けると思います。その分、できたときの喜びも大きいと言えます。興味のある方は、うまくコミュニケーションをとりながら、楽しくチャレンジしてみたいですね。犬が犬としての能力を発揮できるスポーツですので、飼い主であれば、その姿に興奮すること間違いなしです。

一緒にフリスビーがしたい!スポーツを一緒に楽しめる犬5選

「広いドッグランで、フリスビーをして一緒に遊びたい!」という夢を抱く人も、少なくないのではないでしょうか。休日に一緒にスポーツをする時間は、とても幸せに満ちた時間。でも、犬種によってはスポーツが得意な子、不得意な子がいるんです。ここでは、「運動が大好き」かつ「賢くて、指示をきちんと聞いてくれる子」から5犬種を選びました。

運動が好きな子=大型犬、というイメージを持たれがちですが、小型犬でもスポーツが得意な子はいるんです。飼える環境によっても変わってくると思うので、身体の大きさにも気をつけてチェックしてみてください!

1、【小型犬】トイ・プードル

トイプードル

「飼いやすさ」と「遊ぶことの大好きさ」という、両方の性格を持ち合わせたトイ・プードル。ふわふわで可愛い見た目ながら、賢くて活発なので、アジリティなどのスポーツも得意です。これから登場する中型大型のわんちゃんたちの散歩は、1回1時間で1日2回が通常ラインとなってきます。トイ・プードルですと1回30分の散歩を1日1−2回となってくるので、「一緒にスポーツもやりたいけれど、あまりにも運動量が多い子は大変…」という人にオススメです。(チワワやミニチュア・ダックスフンドなどの小型犬と比較すると、運動量は多めです)

  • 小さいながら活発
  • しつけもしやすく、飼いやすい
  • 遊ぶこと大好き

2、【小型犬】ウェルシュ・コーギー

ウェルシュコーギー

そのコロンとした可愛さとは裏腹に、賢くてスタミナのあるウェルシュ・コーギー。コーギーは2種類(ウェルシュ・コーギー・ペンブローグとウェルシュ・コーギー・カーディガン)いますが、日本で見かけるコーギーの多くはこのウェルシュ・コーギー・ペンブローグです。どちらとも運動が大好きです。コーギーは、ボーダー・コリーと同じく牧羊犬に分類されます。その運動量の多さは見た目とギャップがあるため、驚愕する人も多いようです。意外かもしれませんが、スピーツの競技大会などでも見かけられ、一緒にスポーツを楽しむのにとても良い犬だということがわかります。

  • 牧羊犬なので勇敢で頭脳明晰
  • タフなので運動もバッチリ
  • もはや中型犬、大型犬と思った方が良い(つまりそれだけパワフル)

3、【小型犬】ジャック・ラッセル・テリア

この小さい見た目からは想像もできないほどのパワフルさを持つ、ジャック・ラッセル・テリア。元々は、キツネやウサギを狩るための猟犬でした。そのため、勇敢な精神とタフすぎる体力が特徴です。見た目は小型犬ですが、その運動量や体力は大型犬並みと考えて良いでしょう。そのため「F-1のエンジンを積んだ軽自動」と呼ばれたりもします。また、とても賢く、人と遊ぶことも大好きです。

  • 筋肉質な体で身体能力が高い
  • 好奇心旺盛、勇敢
  • 遊ぶことが大好きで、スポーツやアウトドアをとても喜ぶ

4、【中型犬】ボーダーコリー

走るボーダーコリーとコーギー

賢さと運動神経の良さを兼ね備えたボーダー・コリー。フリスビーが好きなことでも知られ、何かを追いかける・取ってくるというような頭と体を使うトレーニングを好みます。フリスビーをキャッチするのは、どの位置でどのぐらいのジャンプで届くかといったような素早い計算が必要です。ボーダーコリーは状況や空間を認識する力にも優れているため、ディスクキャッチがお得意なのです。

  • 頭の良さNO.1
  • スタミナもあり、運動が大得意
  • 一緒にスポーツするなら?と調べると、だいたいボーダー・コリーが1位

5、【大型犬】ゴールデンレトリバー

ぬいぐるみと寝てるゴールデンレトリバー

人懐こい人気者、ゴールデン・レトリバー。「大型犬!スポーツ!」といえば、レトリバー系を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。もちろん、同じレトリバー系である「ラブラドール・レトリバー」や「フラットコーテッド・レトリバー」も運動が大好きな犬たちです。人間が猟をするときのお供として活躍してきたこともあり、従順でとても賢い子。また、人のことが大好きで、人懐こい性格の持ち主です。

  • 好奇心旺盛で、遊ぶこと大好き
  • 物を取ってきたり、くわえて運んだりということも得意

たくさん一緒に遊びましょう!

ジャンプキャッチするボーダー・コリー
わんちゃんのお散歩を負担に感じる人も少ないと思いますが、このページを見ている人はおそらく、「一緒に遊べる子がいい!」と思ってわんちゃんを探しているのではないでしょうか。トイプードルは他の4種類のわんちゃんたちに比べて運動量が少なめですが、全体的に運動が本当に大好きで、たくさん動きたい子達ばかりです。思いっきり遊べないことはストレスになってしまうので、とにかくたくさん一緒に遊んであげましょう!