【クイズ】愛犬の理解が深まるかも?犬の原産国クイズ

飼っている犬がどこの国の原産なのか、案外知らない人も多いのではないでしょうか?しかし、原産国や歴史を知ることで、愛犬の理解がより一層深まることでしょう。

今回は犬の原産国にスポットを当て、クイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、犬の原産国クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 次のうち、ロシア原産の犬種「でない」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「セントバーナード」です。
セントバーナードはローマ帝国軍の軍用犬を起源とし、アルプス山中にあったセント・ベルナール修道院で雪中遭難救助犬として活躍していたことが名の由来です。

サモエドはロシアの遊牧民族の「サモエド族」に由来します。ボルゾイはロシア語で「俊敏」という意味があり、かつては狩猟犬として活躍していました。

シベリアンハスキーのシベリアはもちろんロシアの地名に由来しますが、ハスキーはエスキモーのことをハスキーと呼んでいたことに由来します。
Q.2 次のうち、フランス原産の犬種「でない」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「マルチーズ」です。
マルチーズはその名の通り、マルタ共和国原産の犬です。14世紀初めにイギリスの上流貴族の間で人気となり、19世紀にはビクトリア女王が愛したことでも知られます。

パピヨンとビションフリーゼはそれぞれフランス語で「蝶」と「巻き毛」という意味があります。

グレートピレニーズは、フランスのピレネー山地に生息していたことに由来します。
Q.3 次のうち、中国原産の犬種「でない」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「チン」です。
チン(狆)は、日本原産の愛玩動物で、「小さい犬」がだんだんと省略されていったことに由来すると考えられています。

パグは紀元前600年頃から中国の美術品や文献に登場するほど、古くから存在していました。魔除けになるとして、皇室で大切に飼育されていたそうです。

シーズーは中国において「獅子狗(シーズークゥ)」と呼ばれ、19世紀の清の時代に宮廷で飼われていました。チャウチャウは2000年以上前から中国で飼育されており、猟犬や番犬、食用犬としても使われてきました。
問正解/ 問中
結果発表
問正解/ 問中
友達に教えてあげましょう!

気になる「最古の犬種」とは。世界の最も古い犬種ベスト10

世界にはさまざまな種類の犬が存在しますよね。それぞれ特徴を持っていて、とても個性的です。JKC(ジャパンケネルクラブ)によると、世界には約700〜800もの犬種があるそうです。 定番の犬種から、人気の犬種。また、新種の犬もどんどん生まれています。でもみなさん、最古の犬種って気になりませんか? 今回は、そんな世界で最も古いと言われている犬種を10種ご紹介します。なお、犬種については諸説あり、今もどの犬種が最古のものであるかは研究が進むに連れて変わってきていますので、今回はその中でも代表的な犬種をご紹介します。

10. シャーペイ

考古学の研究によると、シャーペイは紀元前206年から存在しており、チャウチャウの子孫である可能性が高いと言われています。 シャーペイは古代中国で、狩猟、追跡や番犬などの仕事をする、仕事犬として親しまれていました。

9.サモエド

サモエドの遺伝子プールはオオカミやキツネにそっくりで、原始的な犬に近い犬種と言えます。 サモエドは、シベリアのサモエド族の人々によって育種され、トナカイの群れの管理を任されていました。また、19世紀の終わり頃には、極地探検隊のそり犬として大活躍しました。

8. サルーキ

サルーキは東トルキスタンからトルコまでの地域に属し、アラビアの都市サルーキにちなんで名付けられました。この品種は他の古代品種、アフガンハウンドと密接に関連しており、最も古い飼い犬の一種です。 考古学的発見物によると、サルーキの遺体は約紀元前2100年頃のエジプトの墓の中に埋葬されており、古代エジプトの王、ファラオの遺体とともににミイラ状になっていました。壁画にもサルーキのような犬の絵が描かれていることが知られています。 サルーキは視力がとても良いため、狩猟犬としてキツネ、ジャッカルやウサギを狩るために人々に親しまれていました。今でも走るのがとても早いため、ドッグレースでもお馴染みです。

7.ペキニーズ

DNAの検査結果によると、ペキニーズが中国で最も古い犬種の1つであることが分かりました。 ペキニーズは中国で2000年以上も前から存在していると言われ、古くから主に北京で親しまれてきました。そのため、名前の由来も英語を直訳すると“北京の犬”です。昔から、北京の貴族に愛されてきた犬種です。

6. ラサ・アプソ

ふわふわの体毛を持つ犬、ラサ・アプソはもともとチベット出身で、チベットのラサ市にちなんで名付けられています。考古学的発見物によると、ラサ・アプソは紀元前800年以上前には存在していたと考えられます。 何千年もの間、ラサ・アプソは貴族や修道士に愛されており、とても神聖な犬と考えられています。 その理由は、チベットの宗教観に由来します。チベットでは所有者が死亡したとき、その所有者の魂がラサ・アプソの体に入ると信じられているのです。そのため、ラサ・アプソは飼い犬であると同時に、死者の魂を持つ神聖な犬として扱われています。

5. チャウチャウ

チャウチャウの正確な起源は未だ謎のままですが、非常に古い犬種であるとされています。 その理由は、チャウチャウと、体の構造が非常に似ている犬の化石が発掘されたからです。その化石は約紀元前206年前であることが分かっています。チャウチャウは、古くから中国で狩猟犬、そり犬や番犬として愛されてきました。

4. バセンジー

バセンジーは最も古い飼い犬の1種と考えられています。 古代の人々は狩猟犬を選ぶ際、比較的温厚な性格の犬を好んでいたと考えられるため、バセンジーの様な温厚な性格は非常に重宝されていたと想像がつきます。

3. アラスカンマラミュート

アラスカンマラミュートはアラスカを主産地とするそりの犬で、アラスカの部族、エスキモーのマラミュート族にちなんで命名されています。 この品種は北極オオカミの子孫で、古くからそりを引っ張るために飼育されています。サモエドのように、アラスカンマラミュートは南極での極地探検に参加していました。

2. 秋田犬

秋田犬は日本の秋田県を主産地としており、純粋な日本犬です。純粋な日本犬として分類されているのは、秋田犬の他に、北海道犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、柴犬の全部で6種しかないのです。 秋田犬は非常に優秀な犬で、警察犬、軍用犬、警備犬、狩猟犬やそり犬として大活躍していました。最近では、ロシアのフィギュアスケートの選手であるザギトワさんに、プレゼントされたことでも知られています。

1. アフガンハウンド

名前の通り、アフガンハウンドはアフガニスタンが主産地です。アフガンハウンドの誕生は、紀元前にさかのぼると考えられており、DNAの証拠によると、それが最も古い犬の品種の一つであることを示しています。 アフガンハウンドの視力は非常によく、走るのも早いため、狩猟犬として親しまれてきました。

さいごに

眼鏡をかけるいぬ 日本犬である秋田犬も遠い昔から脈々とその血統が受け継がれていたのですね。あの勇ましく、凛々しい態度が、種の温存の秘訣でしょうか? 現在では、全部で6種となってしまった日本犬も、昔は多くの種が存在していました。 狩猟犬として山野を駆け回り、人間と協力して、野生鳥獣の狩猟従事してきた犬達ですが、交通網の発展や、交配によって各地域に存在していた多くの種は絶滅してしまいました。 残り少なくなってしまった大切な種を残すためにも、私たち日本人として、秋田犬の素晴らしさを誇っていきたいですね。