【クイズ】短すぎると危険?!暑い夏に知っておきたいサマーカット
この時期になると、毛に覆われた愛犬の毛も短くして、少しでも涼しくしてあげたいと考える飼い主さんも多いでしょう。しかし、安易に短くしすぎるのは危険です。
そこで、サマーカットを検討する上できっと役立つ、サマーカットに関するクイズに挑戦してみましょう!
Q.1 「サマーカット」の説明として「正しい」ものはどれでしょう?
正解です!
不正解です!
正解は「犬の毛を本来の長さより短く切ること」です。
カットする長さや時期については特に決まりはありません。主に夏に、愛犬の暑さ対策として短くカットすることが多いことから、「サマーカット」と呼ばれるようになったのでしょう。
Q.2 適切な長さにカットすることで得られるメリットとして「誤っている」ものはどれでしょう?
正解です!
不正解です!
正解は「シャンプー後、自然乾燥でよくなる」です。
被毛が短くなっても、ドライヤーでしっかりと乾かす必要があります。自然乾燥に任せていると、実はちゃんと乾いておらず、皮膚病になってしまう恐れもあります。
ご自宅で乾かす場合は、室温は低めに設定し、熱中症にも十分に注意しながらドライヤーで手際よくしっかりと乾かしましょう。
ご自宅で乾かす場合は、室温は低めに設定し、熱中症にも十分に注意しながらドライヤーで手際よくしっかりと乾かしましょう。
Q.3 サマーカットのデメリットとして「誤っている」ものはどれでしょう?
正解です!
不正解です!
正解は「涼しくなりすぎて、体調を崩しやすくなる」です。
サマーカットにしても、涼しくなりすぎるということはありません。もちろん被毛を短くカットすることで、風通しが良くなり熱がこもりにくくなります。
一方で、被毛は皮膚と外気との間に空気を保ち、断熱材の役割をします。しかし、その被毛が薄くなることで直射日光の影響を強く受け、かえって熱中症の危険が高くなることがあります。
皮膚が見えるくらい被毛をカットしてしまうと、紫外線を直接受けて日焼けしやすくなり、皮膚が黒くなったり、皮膚炎が起きることもあります。また、虫に刺されやすくなったり、被毛が元に戻りにくかったりする場合もあるため、デメリットも把握しておく必要があります。
愛犬がシングルコートかダブルコートかでも適した長さが変わってきます。サマーカットを検討される際は、信頼できるトリマーさんに相談してから愛犬の健康第一で適切な長さにカットしましょう!
一方で、被毛は皮膚と外気との間に空気を保ち、断熱材の役割をします。しかし、その被毛が薄くなることで直射日光の影響を強く受け、かえって熱中症の危険が高くなることがあります。
皮膚が見えるくらい被毛をカットしてしまうと、紫外線を直接受けて日焼けしやすくなり、皮膚が黒くなったり、皮膚炎が起きることもあります。また、虫に刺されやすくなったり、被毛が元に戻りにくかったりする場合もあるため、デメリットも把握しておく必要があります。
愛犬がシングルコートかダブルコートかでも適した長さが変わってきます。サマーカットを検討される際は、信頼できるトリマーさんに相談してから愛犬の健康第一で適切な長さにカットしましょう!
問正解/
問中
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
これからの時期に要注意!犬のサマーカットのメリットとデメリット
結果発表
問正解/
問中
これからの時期に要注意!犬のサマーカットのメリットとデメリット
サマーカットとは?

サマーカットを行う4つのメリット

1. 被毛に熱がこもりにくくなる
サマーカットをする一番の理由としては、暑さ対策でしょう。 被毛を短くカットすることで、風通しが良くなり熱がこもりにくくなります。2. 見た目がかわいい
被毛を短くカットし、普段とは違った愛犬の姿はとてもかわいらしいですよね。 夏らしく、涼しそうな見た目に、おでかけが楽しくなること間違いなしです。3. お手入れが楽になる
毛が短くなると、毛玉ができにくくお手入れが楽になります。 また、抜け毛も少なくなるため、毛球症の予防にもなり、掃除も楽になるでしょう。4. 皮膚病の予防になる
皮膚の状態が見えるくらい被毛が短いと、皮膚の異常を見つけやすくなります。 特に皮膚の弱い子は、皮膚病の予防や早期発見に効果的です。サマーカットを行う5つのデメリット

1. 熱中症の危険が高まる
被毛があることで皮膚と外気との間に空気ができ、断熱材としての役割をします。 しかし、その被毛が薄くなることで直射日光の影響を強く受け、かえって熱中症の危険が高くなることがあります。2. 紫外線を受けやすくなる
皮膚が見えるくらい被毛をカットしてしまうと、紫外線を受けやすくなり、日焼けしやすくなります。 日焼けによって皮膚が黒くなったり、皮膚炎が起こったりすることもあります。3. 蚊やダニ・ノミに刺されやすくなる
被毛は、外敵から皮膚を守る役割もありますが、被毛が短かったり、皮膚が剥き出しになっていると危険です。 もちろん、サマーカットにしなくてもフィラリアやダニ・ノミ対策は必須ですが、サマーカットにすると外敵にさらされるリスクが高まります。4. 短くした部分の毛が元に戻りにくくなる
犬によって症状はさまざまですが、一度サマーカットにしてしまうと、被毛が伸びてこなかったり、伸び方がバラバラになったりしてしまうことがあります。 これを「毛刈り後脱毛症」といいます。原因はわかっておらず、大抵の場合は数年以内に元に戻ることが多いですが、冬でも被毛が短いままで寒さから守れなかったり、伸び具合がバラバラで見た目もイマイチになってしまう場合もあります。 また、カットした部分の毛質が変わり、いままでフワフワだった被毛がゴワゴワになってしまう子もいるようです。サマーカットは適切な長さで

シングルコート
シングルコートの犬の場合は、アンダーコートが生えておらず、被毛を短くしすぎてしまうと皮膚を守るものがなくなってしまうため、サマーカットには向きません。極端に短くカットしすぎないように気をつけましょう。ダブルコート
ダブルコートであれば、アンダーコートが生えているため、紫外線や虫刺されなどから皮膚を守りやすく、シングルコートに比べるとカットの影響は少ないと考えられます。まずはトリマーさんに相談しよう!
サマーカットにしたいと思う人の多くは、愛犬が快適に過ごせるようにと考えているでしょう。しかし、SNSなどの影響もあり、外見重視でサマーカットを希望する人も少なからずいるかもしれません。 確かに、愛犬にはかわいくいてもらいたい気持ちもわかりますが、愛犬の健康を第一に考えて、地肌が見えるほどのカットは控えましょう。 もしサマーカットを希望する場合は、デメリットもしっかり理解した上で、トリマーさんと相談して、愛犬に大きな影響を与えない程度にカットするようにしましょう。また、熱がこもりやすい脇の下やお腹など、部分的にカットするのも効果的です。まとめ

飼うならどっち?純血種と雑種のメリット・デメリットとは
純血種の特徴

純血種のメリット
純血種は同じような遺伝子を持ったもの同士を交配させているため、姿や形が似たようなものになります。 成犬・成猫になってからの大きさや、被毛の長さ、量などが大まかにわかるため、実際に飼育したときのギャップは小さいでしょう。 また、環境やしつけの影響はありつつも、あまり吠えない、甘えん坊などのような性格も、純血種であれば予測がしやすいです。純血種のデメリット
純血種は近い遺伝子をもつ動物を繰り返し交配することから、遺伝的な疾患を持つケースがあり、特定の病気にかかりやすくなります。 また、両親が発症していないからといって、その子供が元気に生まれてくるとは限りません。両親に発症していなくても、病気の遺伝子をもつキャリアの場合は、その子どもに発症してしまう可能性があります。 特定の品種に好発する疾患について、ブルドッグとスコティッシュ・フォールドを例に見ていきましょう。ブルドッグの場合

スコティッシュ・フォールドの場合

雑種の特徴

雑種のメリット
雑種は純血種と比べて遺伝的に多様であり、その品種に特異的に発症しやすい病気にかかる可能性が低くなります。 だからと言って、雑種が遺伝子的に強いとは一概には言えません。遺伝的な病気は両親が持つ遺伝子に大きく影響されます。両親がそれぞれ異なる純血種であっても、両親の病気を受け継いでしまうこともあるからです。雑種のデメリット
雑種の一番のデメリットは、成長した後の姿が予測できないことです。体の大きさや性質などはある程度両親の遺伝子に依存しますが、雑種の場合は、予想外に大きくなってしまったり、期待していた顔つきと違う姿になってしまうこともあります。ミックス犬と雑種は違う?

- マルプー(マルチーズ×プードル)
- チワマル(チワワ×マルチーズ)
- チワプー(チワワ×プードル)
- チワックス(チワワ×ミニチュアダックスフンド)
- マルペキ(マルチーズ×ペキニーズ)
まとめ

【獣医師監修】犬・猫用サプリメントとの正しい付き合い方を学ぼう
サプリメントの定義

動物におけるサプリメントの位置づけ
動物用サプリメントは、いわゆる「健康食品」という立場です。つまり、「トマトは体にいい」や「玉ねぎは血液をサラサラにする」などと同様です。 健康を守る、健康を維持するとは言えますが、特定の疾患や症状に対する効果・効能を謳うことは禁じられています。動物用医薬品との違い
「動物用医薬品」は薬機法をもとに農林水産省の認可を受けており、医療効果が保証されているものです。 サプリメントと比較すると、以下のような違いがあります。サプリメント | 動物用医薬品 | |
---|---|---|
農林水産省の認可 | × | ○ |
法律 | ペットフード安全法 | 薬機法 |
実証実験 | ○/× | ○ |
目的 | 健康の維持 | 健康状態の改善 |
ヒトのサプリメントと何が違うの?

動物の場合はサプリメントを嫌がることも
動物の中には、食事以外の得体の知れない粒を飲まされること自体に抵抗がある子もいます。 むしろサプリメントの投与が動物のストレスになってしまうこともあるので、投与するサプリメントは本当に必要か、慎重に選択すべきでしょう。人間用サプリメントをペットにあげても大丈夫?
答えは単純で、人間用のサプリメントをペットにあげてはいけません。 例えば一日分のビタミンが摂れる人間用サプリメントがあるとして、人間と動物とでは一日に必要なビタミンの量は異なるはずです。 栄養素によっては、過剰に摂取することで中毒を起こすものもありますので、人間用のサプリメントはあくまで人間用として利用しましょう。サプリメントの一例

アンチノール
オメガ3脂肪酸を含む、実に91種類の脂肪酸を含有するカプセルタイプのサプリメントです。アンチノールは、関節や皮膚の健康を維持することを目的としています。 カプセルを飲み込むのが苦手な子には、ハサミなどでカプセルを割り、中身(液体)をご飯にかけてしまう方法もあります。アンチノール公式サイト https://vetzpetz.jp/
レンジアレン
食事に振りかけることで、食事に含まれるリンを吸着してくれる健康補助食品です。 リンの摂取制限が必要な腎不全患者に用いられることが多いサプリメントです。レンジアレン公式サイト https://www.elancopet.jp/petowner/product/lenziaren
コセクイン
グルコサミンとコンドロイチンを含むサプリメントです。人間用でもよく目にしますよね。 保存料などの添加物も使用していないので、安心して与えることができます。コセクイン公式サイト https://jp.mypetandi.com/pet/products/cosequin.html
サプリメントを選ぶ際の注意点

「○○に効く!」は要注意
サプリメントが医療効果を謳うことは、薬機法で禁止されています。 日本語のニュアンスの問題で非常に難しいのですが、「効く」「改善」などの文言を使用しているサプリメントには注意しましょう。 社会のルールを守れない会社の製品が、動物の健康を守れるでしょうか?獣医師の話を鵜呑みにしない
獣医師としては動物の健康を第一に考え、健康維持に関する情報を惜しみなく提供しています。 もちろん、サプリメントの話もしますが、獣医師の薦めるがままにサプリメントを始める必要はありません。 そのサプリメントがどのようなものか、うちの子に本当に必要か、続けられるのかを、しっかりと相談・検討してから摂取するようにしましょう。まとめ

保護猫にケージは必要?ケージのメリット・デメリットと選び方を解説
保護猫のケージを置くメリット

①トイレや爪とぎのしつけに便利
保護猫用のケージは、トイレや爪とぎなど保護猫のしつけが心配な飼い主さんは置いておくと安心です。 猫は1回トイレや爪とぎを間違った場所で覚えてしまうと、失敗を繰り返す可能性が高くなります。 そのため、保護猫が部屋でトイレや爪とぎを失敗する前に、ケージの中で覚えさせると失敗する可能性が低くなります。②猫が落ち着ける
猫は狭いところが好きなので、緊張気味の保護猫でもケージがあると落ち着き、家に慣れやすくなります。特に、人馴れしていない保護猫の場合、落ち着ける環境を作ってあげることはストレスの緩和にもつながります。保護猫のケージを置くデメリット

①保護猫が家に慣れてきたら使わなくなる可能性がある
保護猫が家に慣れてきたら、ケージを全く使ってくれなくなる場合があります。 しかし、使わなくなったケージはフリマサイトなどで販売することもできるため、悩んだらケージを買っておいても損はないと言えます。②場所を取る
猫用ケージはサイズが大きいので、1LDKなど部屋が狭い場合は大きく場所を取ってしまうかもしれません。 事前にケージを置けるスペースを確保し、適切なサイズのケージを選びましょう。ケージの大きさは2段以上がおすすめ

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保護猫をいつまでケージに入れればいいの?

猫が出たがったら出してあげよう
個体差があるため、飼育している猫にもよりますが、猫がケージから出たがる様子を示したら出してあげましょう。 猫は家に慣れてくると自分のテリトリーを確認するために部屋を見たがるようになります。徐々に時間を伸ばしていこう
保護猫が外に出たそうにしたら、最初は5分ほどから始めて、徐々にケージから出す時間を伸ばしてあげると良いでしょう。 筆者が保護猫を保護した時は、家に迎えた翌日から少しづつ部屋に出させていました。慣れるまでは目を離さないで
ケージから出す時は猫が粗相や爪とぎをする可能性があるため、部屋に慣れるまで飼い主さんが目を離さないようにしてくださいね。 また、ケージから保護猫を出す際は、無理やり出そうとはせずに猫のペースに合わせましょう。ケージに入れると嫌がる猫もいる

保護猫がケージから出たがる時の対処法

保護猫が鳴いたり暴れても反応しない
保護猫がケージから出たくて鳴いたり暴れたりしても、飼い主さんは反応してはいけません。 反応すると、「鳴いたり暴れたりすれば構ってもらえる」と学習し、こうした行動がエスカレートしています。 飼い主さんは心を鬼にして、保護猫が落ち着いて静かになるまで構わないようにしましょう。布を被せて落ち着かせる
保護猫がケージから出たがっている場合、ケージに布を被せて視界を狭めてあげると効果的です。 猫は本能的に視界が狭まると安心するので、布をかけたり、部屋を暗くしてあげると良いでしょう。まとめ

【獣医師監修】ペットの麻酔は安全?麻酔の種類やリスクを徹底解説!
ペットに麻酔を使うのはいつ?

ペットの麻酔の種類

全身麻酔
人間の手術に用いられる麻酔と同様で、麻酔導入薬によって意識を無くし、吸入麻酔で維持します。 これら麻酔薬には鎮痛効果は少ないため、同時に鎮痛薬や鎮静薬を用いることで、麻酔薬の使用量は最小限に抑えます。局所麻酔
皮膚の裂傷の縫合や、体幹などの局所の小さい腫瘍切除の際に用いられます。 体の一部分の感覚(特に痛み)を無くすことで処置を容易にし、意識ははっきりとしています。 局所麻酔には、主に次のような方法があります。- 体表の何箇所かに注射をする方法
- 傷口に局所麻酔薬を垂らす方法
- 神経に局所麻酔薬を浸潤させて末端の感覚を丸ごと無くす方法
- 眼の処置をする際の点眼麻酔
鎮静処置
攻撃行動が強い場合や恐怖が強く出ている場合には、少し頭をボーっとさせる処置を行うことがあります。 しかし、出来ることなら薬剤は使用したくありません。 鎮静処置は必ず行うものではありませんが、動物の負担やストレスなどを考慮してメリットが大きいと判断された時には採用されます。ペットの麻酔に使う薬はたくさんある

- 鎮静薬 脳の興奮を抑制し、意識を朦朧とさせる。
- 鎮痛薬 手術や処置による痛みを軽減する。
- 静脈麻酔薬 静脈に直接注入することで速やかに全身麻酔状態が得られる。
- 吸入麻酔薬 気体を吸うことで麻酔状態を得る。通常は麻酔の維持に用いられるが、非常に興奮している状態の動物など、注射が困難な場合にはまず吸入麻酔薬を用いて興奮を鎮めるような用途も。
- 麻酔拮抗(きっこう)薬 投与により麻酔薬の効果を打ち消す。予期しないところで麻酔深度が深くなりすぎる、麻酔薬によって生体が危険な状態に陥るなどの不測の事態に対処するために用いられる。
- 緊急薬 心肺機能の亢進、血圧の確保など、生命に必要な機構を維持するために用いる。
ペットの麻酔中の生命維持管理

- 心拍数 心臓がしっかり拍動しているか
- 心電図 不整脈が起きていないか
- 末梢血酸素飽和度 肺での酸素交換がうまくいっているか
- 呼吸数 自発呼吸があるか
- 呼気二酸化炭素濃度 肺でのガス交換がうまくいっているか
- 血圧 心臓の拍出力が十分か、末梢組織まで血液が行き渡っているか
- 体温 低体温の防止、あるいは悪性高熱があるか
ペットの麻酔のリスク

麻酔のリスク評価の手法
麻酔のリスクは「ASA分類」という米国麻酔科学会の基準によって評価されます。 現在の全身状態を事前に正確に把握し、麻酔をかけることのメリットがリスクを上回るかを客観的に評価しています。ASA | 動物の状態 | 具体例 |
---|---|---|
1 | 正常で健康 | 認識出来る疾患が無い |
2 | 軽度の疾患を有する | 膝蓋骨脱臼、骨折、老齢動物 |
3 | 重度の疾患を有する | 脱水、貧血、発熱 |
4 | 重度の疾患を有し、生命の危機にある | 重度の脱水、貧血、発熱、尿毒症など |
5 | 治療をしても24時間以内に死亡する可能性がある | 重度のショック状態など |
ペットの麻酔関連死亡率
しっかりと事前準備をしていても、残念ながら麻酔による死亡事故は起こることがあります。 その確率は、比較的状態の良い動物(ASA1~2)で約0.01~0.1%、状態の悪い動物(ASA3~4)で約1.5%となります。 動物の状態にもよりますが、おおよそ1万頭に1頭〜100頭に1頭の割合です。 麻酔を使用する前には、獣医師からリスクの説明をしっかりと受け、納得した上で処置を行いましょう。ペットの麻酔前の検査

- 身体検査 正常時の心拍数の確認、心雑音や呼吸音の確認
- 血液検査 腎機能や肝機能の確認、貧血や脱水の確認、電解質バランスの確認
- 画像検査 肺や気管、心臓の異常がないか、腫瘍がある場合には他の臓器に転移がないかなどの確認
- 心電図 不整脈がないかの確認
まとめ

室内飼い猫に散歩は必要?猫の散歩のメリット・デメリットと注意点
猫は室内飼育が推奨される

室内飼育のメリット
- 交通事故に遭う危険がない
- 感染症にかかる危険が少ない
- ご近所トラブルが少なくなる
- 虐待などの被害に遭うことがない
室内飼育のデメリット
- 環境によっては猫が退屈しやすい
猫に散歩は必要か?

猫を散歩に連れて行くメリット

気分転換やストレス発散になる
室内飼育の場合は、狭い部屋の中で変化が少ない退屈な環境になりがちです。もちろん、室内でも十分な環境を整えることは可能です。 しかし、外に出ることは猫にとって新たな刺激となり、自然と触れ合うことでストレス発散や気分転換の効果があります。運動不足の解消
室内飼育の猫は肥満になるリスクが高くなりますが、散歩で運動をすることで、運動不足解消に繋がる場合もあります。災害対策
外の世界に慣らしておくという意味で、散歩が災害時に役に立つことがあります。 普段は室内で過ごす猫を、災害時にどうしても外に連れ出さなければならなくなった場合を想定してみてください。 日頃から散歩やハーネス、リードをつけることに慣れていれば、いざという時に猫にストレスをかけずにスムーズに外に連れ出すことができるかもしれません。猫を散歩に連れて行くデメリット

外の世界の危険に晒されやすくなる
外飼いの猫の平均寿命が、室内飼いの猫より3〜4年も短いという報告があるように、猫は外で過ごすことで様々なリスクに晒されます。 他猫との喧嘩、脱走、交通事故、虐待、植物中毒、化学物質中毒、感染症(細菌、ウィルス、ダニ、ノミなど)など、外の世界には猫にとっての危険がたくさんあるのです。そのため、猫を外に出すこと自体が不適切であると考える人もいます。外に出ることでストレスを感じる
縄張り意識の強い猫は、家の中にいても定期的にパトロールをしています。 猫を外に連れ出すと、他の猫の縄張りを歩くことになり、ストレスを感じてしまいます。さらに、外の世界を知ってしまった猫は、家の外の縄張りをチェックできないことがストレスになります。猫を散歩する場合の注意点

1.首輪ではなくハーネスを
散歩をする際は、首輪ではなく、腕を通すハーネスを使用しましょう。 猫は体が柔らかく頭が小さいため、きつめに首輪を調節したつもりでも抜けることがあります。腕に通すハーネスの方が猫の体に負担もかかりにくく安全です。ハーネスは体に合ったサイズを選び、絶対に抜けることがないか確かめてから外へ出るようにしましょう。 猫がハーネスに慣れるには時間がかかることがあります。しばらく家で練習し、猫が慣れたこと、ハーネスが外れないことを確認してから外に出ましょう。猫の暮らし
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2.ワクチンやノミダニ予防は入念に
猫を散歩に出すのであれば、猫の3種混合ワクチンに加え、猫白血病ウイルスやクラミジア感染症も予防できる4種あるいは5種混合のワクチンを打つことも考えましょう。 散歩中に思いがけず他の猫と接触することがあると、これらの病気への感染リスクが高まります。猫を散歩に連れ出す前に、どのワクチンを打つべきか、動物病院に相談することをお勧めします。 ワクチンに加えて、ノミ、ダニ、フィラリアの予防もしっかり行いましょう。3.最初は様子見。無理に連れ出さない
最初は家のベランダや庭先などに出して、猫の様子を伺いましょう。 興味を持って歩く猫もいれば、出たがらない猫もいます。あくまで猫のペースに合わせ、飼い主は見守るだけにしましょう。 散歩に行く際は、まずは短い距離から始め、怖がって動きたがらない場合はそこで諦めることも肝心です。 その後は愛猫のペースに合わせながら、徐々に散歩の流れを作っていくことが大切です。4.散歩コースを見極める
散歩コースは車や人通り、外猫が少ない場所を選びましょう。 その際、意外な植物でも猫に毒性があることが多いので注意する必要があります。5.「歩かせる」ことを目的にしない
猫は歩きたいというよりも、外の様子や縄張りの確認のために外に出ることが多いようです。そのため、無理に引っ張るのではなく、猫の好きなように歩かせることが大切です。 リュックやカートで草むらがある場所に連れていき、そこで遊ばせるという方法もあるようです。まとめ

経験者が語る!野良猫を飼う前に知っておきたい4つのデメリット
野良猫を飼うデメリット①病気・感染症の可能性

野良猫の代表的な感染症
猫の代表的な感染症として以下があります。- 「猫後天性免疫不全症候群(猫エイズ)」:発症から数ヶ月ほどで亡くなる確率が高い病気で、猫エイズキャリアの猫に喧嘩で噛まれるなどして感染します。
- 「猫白血病ウイルス感染症(猫白血病)」:発症すると数ヶ月〜数年で命を落としてしまう病気で、唾液や糞尿からも感染するため、舐め合ったり、同じトイレを使うだけで感染します。
人に移る病気を持っていることも
カビや寄生虫などが原因の病気は、野良猫から人にも感染する可能性があります。- 皮膚糸状菌症:カビの一種が原因
- 疥癬(かいせん):ダニが原因
動物病院での検査はいち早く済ませよう
「感染症を持っているかもしれない」という覚悟は、野良猫を迎え入れる前に必ず必要です。 特に先住猫を飼っている場合は、猫同士で感染する可能性があるので、お家に迎え入れる前に検査しましょう。感染症の有無は動物病院にて、5,000〜20,000円ほどで簡単に検査してもらえます。 筆者の場合、野良猫を保護した時、すでに先住猫がいたので、もし感染症だったら親戚の中で里親を探すなど、家族間で何度も話し合っていました。野良猫を飼うデメリット②夜鳴きがひどいことがある

ご近所トラブルを防ぐために
野良猫の夜鳴きによって、ご近所に迷惑をかけてしまうことがあります。 特に壁の薄い部屋に住んでいる場合は、事前に近隣の方に野良猫を飼おうとしていること、夜鳴きをするかもしれないことを伝え、承諾を得ておくとよいでしょう。野良猫を飼うデメリット③体臭や口臭がきついことがある

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野良猫を飼うデメリット④保護した際に数万円かかる

野良猫を飼うメリット

1.猫が幸せになる
野良猫が住む外の環境に比べると、室内はご飯もあって安全で寒くも暑くもないのでとても快適です。 「外の方が自由なんじゃないか?」という意見もありますが、実際に野良猫を飼い始めると室内の方が幸せだとわかる以下のような大きな変化がありました。- 早食いしていたが、段々ゆっくりと噛んで食べるようになった
- ストレス性のハゲが治ってきた
- のびのびと寝るようになった
2.慣れると心を開いてべったり懐いてくれる
飼い始めた頃の野良猫の警戒心は強いですが、安心すると徐々に心を開いてくれます。わかりやすく変わる態度がうれしく、本当に愛おしいです。 個体差がありますが、筆者が保護した猫は飼い始めて2〜3ヶ月で距離が近くなり、半年経つ頃には何をしても怒らない良い子になっていきました。 猫の雰囲気が柔らかくなって、徐々に仲良くなれるところも、野良猫を飼うメリットです。3.飼い主の生活が豊かになる
野良猫に限った話ではないかもしれませんが、猫が生活の中に溶け込むことで、今までよりもっと生活が豊かになります。 家に帰ると猫が「おかえり」と挨拶したり、寒い時期にはお布団の中に入ってくることもあり、少なくとも筆者は野良猫を迎え入れて本当によかったと日々感じています。まとめ
