初めての犬の飼い方【飼い始めてから】

犬を飼うのが初めての場合、何をどのように世話すれば良いのか、何を優先すべきなのか、心配や疑問が生じることもあるでしょう。
この記事では初めて犬を飼う方々に向けて、基本的かつ重要な知識をまとめました。

ご縁があって迎えた子に幸せな暮らしをさせてあげられるよう、犬の飼い方について学んでいきましょう。

新しい環境に慣れさせる

トイレトレーニング,ニューオーナーシンドローム,ボディコントロール,ワクチン,初めて,初心者,動物病院,名前,夜鳴き,犬,犬の登録,甘噛み,社会化トレーニング,胃拡張・胃捻転症候群,食べ物,飼い始め,飼い方,駆虫薬
待ちに待った犬を家にお迎えした時は、とても嬉しい瞬間ですが、犬にとっては急に環境が変わり、大きなストレスを抱えやすい時でもあります。犬が不安を抱いたり、体調不良を引き起こさないよう、注意しましょう。

できるだけ落ち着いた環境で過ごさせましょう

新しく迎えた子犬が、元いた場所から家に連れて来られた際に体調不良になることを「ニューオーナーシンドローム」と呼びます。犬を飼いたかった方にとっては、やっと子犬を迎えた喜びから、つい構いすぎてしまうことがありますが、最初の一週間ほどは過度に接し過ぎず、静かに過ごせる環境を整え、食事や睡眠に注意し、徐々に新しい環境に慣れるように心掛けましょう。

ニューオーナーシンドロームの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
これから子犬を迎える方は必見!ニューオーナーシンドロームとは?

夜鳴きをする場合は

母犬や兄弟犬と一緒に過ごしていた子犬の場合、夜寝る時に不安や寂しさから夜鳴きをすることがあります。多くの場合、心細さから吠えているため、叱ることは避けましょう。叱ることで不安を増幅させてしまう可能性があります。一般的には一週間程度で改善することがほとんどですが、長期にわたって続く場合は、獣医師など専門家に相談することをおすすめします。

子犬の夜鳴きの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
子犬が夜鳴きする5つの理由とそれぞれの対策をご紹介!

名前をつけて手続きをする

トイレトレーニング,ニューオーナーシンドローム,ボディコントロール,ワクチン,初めて,初心者,動物病院,名前,夜鳴き,犬,犬の登録,甘噛み,社会化トレーニング,胃拡張・胃捻転症候群,食べ物,飼い始め,飼い方,駆虫薬
犬を飼い始めたら、自治体に登録しなければなりません。そのためにも、犬の名前をつける必要があります。

名前をつける

新しく迎えた犬に素敵な名前をつけようと思っても、なかなか良いアイデアが浮かばないこともあるかもしれません。愛犬の名前は、これから十数年にわたって呼ぶことになります。大切な家族の名前ですから、じっくり考えて名付けましょう。

愛犬の名前についてはこちらの記事をご覧ください。
オシャレでかわいい犬の名前、おすすめ決定版!

自治体に犬の登録をする

犬を飼う場合、飼い主は犬を飼い始めた日(生後90日以内の犬については生後90日を迎えた日)から30日以内に、犬の登録をしなければなりません。
登録は1頭の犬につき、基本的には生涯に1回行うものですが、引っ越した場合や犬を譲り受けて飼い主が変わった場合は再登録の手続きが必要となります。

犬の登録についてはこちらの記事をご覧ください。
犬を飼い始めたら「登録」「予防注射」が義務って知ってた?

健康管理とワクチン接種

トイレトレーニング,ニューオーナーシンドローム,ボディコントロール,ワクチン,初めて,初心者,動物病院,名前,夜鳴き,犬,犬の登録,甘噛み,社会化トレーニング,胃拡張・胃捻転症候群,食べ物,飼い始め,飼い方,駆虫薬
愛犬と長く幸せに暮らしていくためには、健康に気を配ってあげることは非常に重要です。

かかりつけの動物病院を見つけよう

犬を飼い始めてから、最も深く長く関わることになる場所は動物病院かもしれません。ワクチン接種の時だけでなく、もし犬が体調を崩した場合にも頼れる病院を事前に探しておくことが重要です。

動物病院についてはこちらの記事をご覧ください。
良い動物病院の探し方・選び方

ワクチンで病気を予防しよう

犬には、飼い主の義務として必ず接種させなければいけない「狂犬病ワクチン」と、飼い主の判断で病気から守るために接種する「混合ワクチン」があります。どちらのワクチンも、獣医師の指示に従って適切に接種することが重要です。

犬のワクチンについてはこちらの記事をご覧ください。
【獣医師監修】改めて確認しよう!犬のワクチン接種と注意点

駆虫薬で病気を予防しよう

「フィラリア症」「エキノコックス症」「ノミ・ダニ」などの寄生虫による感染症は、駆虫薬で防げる可能性が高い病気です。病気によっては人間にも感染し、重篤な症状を引き起こすことがあるので、家族全員を守るためにも、確実に予防しましょう。

駆虫薬で予防できる病気についてはこちらの記事をご覧ください。
【犬編】ワクチン・駆虫薬で予防できる病気と、その他の病気の予防法

犬が食べると危険なものを知っておこう

人間の食品の中には、犬にとって有害な食材が存在します。全ての有害な食材を完全に把握する必要はありませんが、中には少量の摂取でも死に至る危険な食材もあります。特に有害な食材を把握し、間違って与えないように注意し、犬が盗み食いできないように対策を講じましょう。

犬が食べると危険な食材についてはこちらの記事をご覧ください。
最低限知っておくべき、危険な食べ物リスト【犬猫版】

ごはんのあげ方に注意しよう

多くの犬にとって、ごはんは一日の中で最も楽しい時間ではないでしょうか。しかし、ごはんのあげ方に注意しないと「胃拡張・胃捻転症候群」という病気を引き起こす可能性があります。この病気は重篤な場合には命に関わることもありますので、特に早食いや大量食い、食後の激しい運動は避けるように注意しましょう。

胃拡張・胃捻転症候群についてはこちらの記事をご覧ください。
ごはん直後の犬の散歩は危険!胃捻転の症状と対策

しつけ・トレーニングをしよう

トイレトレーニング,ニューオーナーシンドローム,ボディコントロール,ワクチン,初めて,初心者,動物病院,名前,夜鳴き,犬,犬の登録,甘噛み,社会化トレーニング,胃拡張・胃捻転症候群,食べ物,飼い始め,飼い方,駆虫薬
犬のしつけやトレーニングは様々なものがありますが、ここでは飼い始めた頃に必要なものをご紹介します。

トイレのしつけをしよう

家に新しく迎えた室内犬にとって、トイレトレーニングは避けて通れないものです。初めて犬を飼う方にとっては、上手くいかずに疲れ果ててしまうことも珍しくありません。人間にとってはトイレの失敗は不快なものですが、ついつい叱ったり大声を出したりしてしまうことは避けましょう。トイレの失敗を叱っても良いことは全くありません。犬によってトイレの習慣も異なるため、毎日のトレーニングを気長に続けることをおすすめします。

トイレトレーニングついてはこちらの記事をご覧ください。
[トイレの失敗5選]愛犬を叱る前に見直したい飼い主の対応

社会化トレーニングをしよう

生後4週齢から13週齢までの期間を「社会化期」と呼び、この時期はさまざまな経験を柔軟に吸収できる貴重な時期です。十分な社会化が行われないと、いろいろなものを必要以上に怖がったり、音に過敏に反応したりするなど、犬が平穏な生活していくのが難しくなり、飼い主にも大きなストレスがかかる可能性があります。重要な社会化期を逃さず、積極的にトレーニングを行いましょう

社会化トレーニングついてはこちらの記事をご覧ください。
獣医師が教える子犬のしつけ①〜社会化期にやるべき5つのこと

音に怯えないようにするにはこちらの記事をご覧ください。
愛犬が怯えないために対策を。生活音や環境音の音源集9選

体のどこでも触れるようにしよう

犬の健康管理や飼い主とのコミュニケーションにおいて、犬の体を触る機会は多くあります。しかし、触られることに慣れていないと、それは犬にとって大きなストレスとなります。犬が触られるのを嫌がるため、病気やケガの発見が遅れたり、他人に撫でられる際や動物病院での診察時に人を咬んでしまい、トラブルが発生することもあります。特に鼻先や尻尾、四肢の先端などは、犬が触られるのを嫌がりやすい部位ですが、徐々に触られることに慣れさせるようにしましょう。

体を触れるようにするにはこちらの記事をご覧ください。
獣医師が教える子犬のしつけ③〜ボディコントロール

甘噛みを直そう

子犬を迎えた際によくある悩みの一つが、甘噛みです。子犬は好奇心や物を確かめるため、何でも噛む傾向があります。これは人間の赤ちゃんが何でも口に入れるのと似ています。しかし、子犬の歯は成犬に比べて細く、甘噛みであっても痛みを感じます。甘噛みが習慣化することを防ぐために、積極的に対処しましょう。

甘噛みを直すにはこちらの記事をご覧ください。
[子犬の甘噛み]叱る前に知ってほしい原因と対策

まとめ

トイレトレーニング,ニューオーナーシンドローム,ボディコントロール,ワクチン,初めて,初心者,動物病院,名前,夜鳴き,犬,犬の登録,甘噛み,社会化トレーニング,胃拡張・胃捻転症候群,食べ物,飼い始め,飼い方,駆虫薬
初めての犬を飼う時は、喜びと共に失敗や学びの連続です。大変なことも多いと思いますが、ご自身が飼い主として成長することで、愛犬との絆が深まっていく過程を楽しんでみてください。

多くの人と、その愛犬が共に幸せに暮らせることを願っています。

[トイレの失敗5選]愛犬を叱る前に見直したい飼い主の対応

トイレの失敗は、愛犬をお迎えしたら出てきやすいお悩みのひとつです。

筆者も多くの飼い主からトイレのお悩みを聞いてきましたが、愛犬がトイレを覚えられない理由は飼い主の対応や環境設定に問題があることがほとんどです。人の行動が愛犬のトイレの成功を遠ざけていることもあります。

今回は、トイレに関する5つのお悩みに関して、やってしまいがちな環境設定や対応と、その改善点をご紹介します。

①ケージ内のベッドの上で排泄をする

犬,トイレ,失敗,トレーニング

お悩み

「ケージにベッド、水入れ、トイレを用意したが、ベッドで排泄をすることが多い」

原因

ケージが狭く、ベッドとトイレでケージ内がいっぱいになっており、愛犬にはトイレとベッドの区別がついていないため、ベッドで排泄をしてしまう

対応

ケージを広くし、愛犬が歩けるスペースも確保しましょう。そして、トイレとベッドをしっかり離し、愛犬がトイレとベッドの区別がつくようにケージ内の環境も整えましょう

トイレでの排泄が定着するまでは、トイレを柵などで囲うとなお良いです。足の間隔だけではなく空間として区切った方が愛犬にとってベッドとの違いがわかりやすく、成功率も上がるでしょう。

トイレトレーを怖がる場合
愛犬がトイレトレーを怖がり、トレーの上や側に行けない場合は、トレーの側や上におやつを置いたり、おやつを使ってトレーの上に誘導してトレーに徐々に慣らしましょう
怖がることなくトイレトレーの上を歩けるようになることも、トイレトレーニングを成功させるために大切です。

②室内でフリーにしているとケージ内のトイレに戻らない

犬,トイレ,失敗,トレーニング

お悩み

「ケージ内にトイレが置いてあり、ケージ内にいる時はトイレで排泄できる。しかし、フリーにしていると、ケージ内のトイレに戻って排泄ができず、ケージ外の違う場所で排泄してしまう。」

原因

ケージに対してのイメージがフリーでいることよりも良くないため、フリーの時に愛犬自らケージに入っていけず、違う場所で排泄をしてしまう。

対応

フリーでもケージに自ら入りたくなるくらい、ケージのイメージを良くしてあげましょう。やり方はこちらを参考にしてみてください。

  1. 愛犬をケージの外から中におやつで誘導し、入れたらおやつをあげます

  2. 愛犬がケージの外にいる時に、愛犬に気付かれないようにケージ内におやつを入れておきます。そうすると、愛犬が偶然または匂いに気付いてケージに入ります。おやつに気付かなくても、特におやつがあることを教える必要はありません。

  3. 誘導なしで愛犬がケージに入った時もケージ内でおやつをあげます。

1~3を繰り返し行うことで、フリーの時でもケージ内のトイレに自ら入って排泄できるようになることが多くなると思います。初めのうちは、トイレをしそうな時におやつを使ってトイレまで誘導すると、成功率が上がります。

そして、トイレが成功したら無言でおやつをあげましょう。声をかけて褒めると、飼い主は褒めたつもりで言葉をかけていても、愛犬からすると褒めではなく驚かされたと認識することもありますので、「無言でおやつ」がおすすめです。

③留守番中に違う場所で排泄をする

犬,トイレ,失敗,トレーニング

お悩み

「留守番中にトイレとそれ以外の場所両方で排泄をしてしまう」

原因

トイレの範囲が狭く、先にした排泄で既にトイレが汚れているため、他の場所で排泄をしている。犬は本来きれい好きな生き物のため、汚れているシーツには排泄をしない子もいる。

対応

トイレの範囲をできるだけ広くし、2〜3回排泄をしても愛犬の足が汚れないようにしましょう。また留守番前に排泄をさせてあげるのもおすすめです。

長時間のお留守番をさせないというのも、トイレ以外の観点からも大切です。

④隠れてトイレをする

犬,トイレ,失敗,トレーニング

お悩み

「人がいないところで隠れて排泄をするため、トイレではない所で排泄をしてしまう」

原因

愛犬が排泄をした際の飼い主の動きや声掛けが、愛犬からすると怖い、びっくりしたなど好ましくないものになっているため、飼い主に知られないように、隠れて他の場所で排泄をしている。

対応

愛犬が排泄をした際は、過度に声をかけず静かにも見守りましょう。成功した時には大げさに褒めるのではなく、無言でおやつをそっとあげます。失敗してしまっても、勢いよく抱き上げてトイレに連れていったり、「ダメ!!!」など叱責することは避け、無言で落ち着いて排泄物を片付けましょう

特に子犬は、失敗して叱ったり大声を出すことで、排泄をすることはよくないことという認識になり、排泄を我慢してしまう場合もあります。愛犬がご自宅に慣れるまでは、どこで排泄をしても褒めてあげるくらいの飼い主の寛大さが必要でしょう。

成功した場合も、過度に褒めると愛犬にとっては褒めではなく、びっくりさせられて怖かったというイメージが付きかねません。成功も失敗も静かに対応が原則です。

⑤今までできていたのに失敗が頻発

犬,トイレ,失敗,トレーニング

お悩み

「トイレを覚えてからはあまり失敗がなかったが、突然トイレを外す回数が増えた」

原因

褒める回数が減っていて、愛犬がトイレの正解がわからなくなってきているため違うところで排泄をしている。

対応

トイレが定着してきても4~8回に1回くらいの頻度で、トイレで排泄ができたらおやつをあげて褒めてあげましょう。そうすることで愛犬も「ここで排泄をすれば良いんだ!」という認識がさらに強まり、失敗が少なくなります。

まとめ


今回記載した原因はもちろん絶対ではなく、様々な原因が絡み合っていたり別のことが原因になっていることもあります。色々対応を変えて、愛犬にどんな変化があるかを見つつ、どうやれば愛犬に正解の行動を取ってもらえるかを考えていただけるといいでしょう。

トイレに限らず、愛犬が思うように対応をしてくれないと叱ったり、ダメな子と思いがちですが、決してそうではなく愛犬ができないのには理由があります。そしてその理由の多くが飼い主の誤った対応や環境設定です。

叱る前に一度冷静になって自分の対応に問題がないかを考えてみてください。それでもうまくいかない場合には、プロのドッグトレーナーに早めに相談しましょう。飼い主も愛犬もストレスが減り、良い変化があるはずです。

愛犬が外でしかトイレをしない!その問題点とトレーニング方法

「室内飼いだけれど、トイレは散歩の時しかしない」という犬は意外と多くいます。

台風や大雪の日にも散歩に行かなければいけなかったり、愛犬に我慢をさせてしまったり、外でしかトイレをしないと困ることがありますよね。

今回は、犬が外でしかトイレをしない理由と問題点、そして家の中でもトイレができるようになるトレーニング方法をご紹介します。

愛犬が外でしかトイレをしない理由

犬,トイレ,排泄,外,散歩,室内

室内でトイレをしてはいけないと思っている

おうちに迎えたばかりの時のトイレトレーニングが上手く行かないと、その後も室内でトイレをすることが出来なくなってしまうことがあります。

特に、過去にトイレを失敗した際にひどく叱りつけられた犬は、「室内でトイレをすると怒られてしまう」と覚えてしまい、室内でトイレができなくなっている可能性があります。

習慣化してしまっている

毎日1日2回の散歩がトイレの時間であると習慣化してしまっていることがあります。

個体差やその日の状況によりますが、犬はかなり長い時間トイレを我慢することができます。そして、お散歩で歩くと内臓が動き排泄が促されるという面もあります。

このことから、「お散歩の時間までトイレは我慢しよう」と身体が覚えているのかもしれません。

愛犬が外でしかトイレをしない3つの問題点

犬,トイレ,排泄,外,散歩,室内
愛犬が外でしかトイレをしないと、愛犬にとっても飼い主にとっても問題になることがあります。

1. 天気が悪い日も散歩しなければならない

外でしかトイレをしないと、台風、雪の日など天候が悪い日や、とても暑い/寒い状況でも散歩に行かなければいけません。

これは、飼い主さんの負担となるだけでなく、犬にとっても雨に濡れてしまうなどして体調を崩す原因となることがあります。

2. シニア犬や病気のある犬はトイレの我慢が出来なくなる

老犬になると、1日のトイレの回数が増えることがあります。老化によって、膀胱周りの筋肉が低下したり、残尿感があったりするからです。

また、腎不全、膀胱炎、糖尿病、クッシング症候群などの病気を患っている犬は、多飲多尿や残尿感という症状によって、トイレが近くなります。

早朝や夜中にも愛犬のトイレのために散歩に出かけることは大変ですよね。
体調の悪い時や老化で、愛犬が頻繁にお散歩に出かけることが出来なくなった時のために、我慢せずおうちでトイレができるようにしておくことはとても大切です。

3. 災害時やホテルに預けた時に安心

災害時に避難所で過ごす間ペットホテルに預けた際に、室内でのトイレの習慣をつけておくことは安心につながります。

災害時は自由に外に散歩に連れて行くことができないかもしれませんし、ペットホテルの散歩の時間は愛犬のトイレの時間と合わないかもしれません。

室内でトイレができれば、イレギュラーな状況下でも、飼い主、周りの人、そして愛犬が快適に過ごすことができるでしょう。

トイレトレーニング前の注意事項

犬,トイレ,排泄,外,散歩,室内
室内のトイレトレーニングをする前に、確認すべき注意事項を2つご紹介します。事前に必ずチェックするようにしましょう。

1.泌尿器系の病気などがないか、獣医師に確認する

「室内でトイレをしてから散歩にいく」というトレーニングを繰り返すため、最初は上手くできずに、ある程度トイレを我慢してもらうことになるかもしれません。

ただし、病気がある場合には我慢をさせてはいけません。事前に動物病院で確認をし、病気がある場合にはまずは治療に専念しましょう。

2.時間と心のゆとりを持つ

トイレの習慣は簡単に変えられるものではなく、時間根気が必要です。

飼い主が忙しい時にトレーニングを行ってしまうと、焦ったりイライラしたりしてかえって逆効果になることもあります。また、愛犬が怖がり室内でのトイレをしなくなってしまいますので、トレーニング中に絶対に怒ってはいけません

「焦らず、気長に、できなくても怒らない」を心に留め、愛犬とのトレーニングを行ってくださいね。

室内でのトイレトレーニング方法

犬,トイレ,排泄,外,散歩,室内
上記の注意事項を確認した後は、早速トレーニングの方法を見ていきましょう。

【ステップ1】

ベランダや庭、玄関の前などの半屋外にトイレを設置します。

いつもトイレをしている環境に似せるため、トイレシートの上に土や芝などを乗せます。トイレと認識させるために、愛犬のおしっこを吸い取ったシートを下に敷くことも有効です。

【ステップ2】

普段のトイレ時間である散歩に行く前に、トイレスペースに連れていき、排泄を促します。この際、「トイレ、トイレ…」「ワンツー、ワンツー…」など決まった言葉をかけてあげましょう。

そこで排泄をするまでお散歩に行かずに我慢させることになります。愛犬が排泄したくなるのを待つため、時間に余裕のある時に行うと良いです。

トイレができたらおやつなどを使ってたくさん褒めてあげ、その後に散歩に行くようにしましょう。これを繰り返し、徐々にトイレシートのみでできるようにしていきます。

【ステップ3】

次はトイレシートの場所を、ベランダや庭から家の中に近づけます。ここでのポイントは、急に違う場所に置くのではなく少しずつ移動させることです。

犬にも上手くできる時と失敗してしまう時があるかと思います。これらのステップを何度も繰り返して、トイレを覚えさせていきましょう。

まとめ

犬,トイレ,排泄,外,散歩,室内
今回は、愛犬が外でしかトイレをしない理由と問題点、そして室内でもトイレができるようになるためのトレーニング方法をご紹介しました。

トレーニングは大変ですが、飼い主さんも焦らずにやることが大切です。できるまでに時間がかかっても大丈夫です。飼い主さんにも愛犬にもストレスがかからないよう、ゆとりを持って接してあげましょう。

犬が外出先でもトイレができるように!トレーニング方法を解説

いつも室内でトイレをする犬は、外出先でトイレをしたくなっても我慢してしまうことがあります。

近年は、散歩中にトイレをしないことは寧ろマナー的に好ましいと考える人も増えていますが、旅行やお出かけなど、長時間の外出では犬の負担となってしまいます。

また、慣れないところでトイレができないと、災害時などに困ることも想定されます。

今回の記事では、外出先でもトイレができるようになるためのトイレトレーニングをご紹介します。

なお、ここで言う外出先とは、道路などの公共のエリアではなく、外出先のホテルやトイレなど、排泄行為を行っても他の方に迷惑をかけない場所を指しています。

犬が外出先でトイレを我慢する理由

困った顔の犬
犬は本来、どこでもトイレをする習性があります。
では、犬が外出先でトイレを我慢してしまうのにはどのような原因があるのでしょうか。

1. 特定の場所以外でしてはいけないと思っているから

飼い始めのとき、室内の決まったところでのみトイレをするようにトレーニングをしたかもしれません。
決まったところ以外でトイレをして叱られた経験のある犬は、それ以外の場所でトイレをしてはいけないのだと思ってしまいます。
飼い主さんに忠実なお利口な犬ほど、外出先でトイレをしたくても我慢してしまうのです。

2. 長時間じっとしているから

犬は野生で暮らしていたとき、外敵に狙われる危険と常に隣り合わせでした。自分の存在がわからないように、トイレをも我慢してじっとしている必要がありました。

そのため、車の中や知らない家などで長時間じっとしていると、ある程度はトイレを我慢できると言われています。ただし、膀胱の発達していない幼犬はこの限りではありません

外出先でトイレができることのメリット

笑う犬

せっかく室内の特定の場所以外で粗相をしないようにトレーニングをしたのに、違うところでするように教えることに抵抗がある方もいるかもしれません。

しかし、外出先でトイレができるとメリットもたくさんあるのです。

1. 健康面のメリット

いくら「犬が長時間トイレを我慢できる」と言っても、我慢しすぎてしまうと腎機能に悪影響を及ぼし、膀胱炎になるリスクも高まります
また、犬に精神的なストレスがかかってしまう可能性もあります。
外出先でもトイレができるようにすれば、病気のリスクやストレスの軽減が期待できます。

2. 災害時にも

決まったところでしかトイレができないと、災害で避難したときなどに、避難先などでもトイレがなかなかできずに困ってしまいます
どこでもトイレができるようにしておくことで、いざという時、トイレを我慢せずにすむでしょう。

外出先でトイレができるようになるには?

笑う犬と飼い主
それでは、今まで室内でしかトイレをしなかった犬が、外出先でもトイレをできるようにするためのトイレトレーニングや工夫をご紹介します。

トイレトレーニングをしても、実際にできるようになるまでの期間には個体差がありますので、出来るようになるまで根気強く続けていくことが大事です。日頃からトレーニングを積み重ねていきましょう。

いつものトイレのとき合言葉をかける

まず、犬が家でトイレをするとき、「トイレ、トイレ」「ワンツー、ワンツー」など、決まった合言葉をかけます。
そして、トイレが終わったら、すぐに褒めながらおやつをあげましょう。

これを何度か繰り返すことで、合言葉が「トイレの合図」だと理解し、「合図でトイレをしたら褒められる」と学習します。

外出先でも同じ合言葉をかけてあげることで、「トイレをしてもいいんだ」と思うようになります。

「トイレをしたい!」仕草に気をつける

トイレをしたいときの仕草は犬によって異なりますが、代表的なものとしては次の3つが挙げられます。

1.急にくるくる回り始める
2.床の匂い嗅ぎ始める
3.後ろ足がいつもと違う動きをしている

また、犬は朝起きたとき、ご飯を食べ終わった後、そして夜寝る前にトイレに行くことが多いです。これらの時間帯を狙って、愛犬がおしっこの前にどんな仕草をするか、日頃から観察してみましょう。

愛犬の「トイレをしたい仕草」があらかじめわかれば、合言葉でのトレーニングがスムーズになりますし、外出先でもトイレをしたいサインを察知することができます。

外出時は使用済みのトイレシーツを持参する

犬は自分のおしっこの匂いに敏感です。そのため、おうちの決まった場所以外でも、自分のおしっこの匂いがついたトイレシーツがあれば、そこを「トイレ」として認識する可能性が高いです。

外出先にも匂いのついた使用済みのトイレシーツを持参してあげることで、何もないところや新品のトイレシーツよりもおしっこがしやすくなるはずです。

外出先で実践しよう

室内で、人間の掛け声でトイレが出来るようになったら、実際に外出先でも試していきましょう。

犬が外出先で「トイレをしたい仕草」を始めたら、使用済みのトイレシーツを広げ、普段通りのおしっこの合言葉をかけてあげます。

なかなかできなくても、焦らずに時間を置いてまた掛け声をかけていきます。どこかのタイミングで我慢ができなくなるはずなので、その時を待ちましょう。

そして、トイレができたらすぐにご褒美をあげることで、犬は「外出先でも、掛け声があればトイレをしてもいいんだ」と学習してくれるようになります。

まとめ

幸せな犬の顔

長時間トイレを我慢すると、病気やストレスの原因となりますし、いざという時にトイレができなくて大変な思いをしてしまうかもしれません。

外出先でもスムーズにトイレができるようになることで、愛犬とのお出かけの選択肢も広がり、楽しい思い出がたくさん作れるようになります。

ぜひ、根気強くトレーニングを続けてくださいね。

犬がうんちを食べてしまう行為、食糞の3つの防止法

自分の愛犬がうんちを食べているのを目撃してしまった。
そんな光景を目の当たりにしてしまったら、どんな飼い主でもショックを受けますよね。

でも、この食糞という行為、それほど珍しいことではないんです。
「うちの子がオカシイんじゃないか?」「誰かに相談したいけど、恥ずかしくて相談できない」なんて思っていた飼い主の皆さん、安心してください。普通です。

今回はその食糞の原因と、食糞の防止法についてご紹介します。

なんで食べるの?

美味しそうな食事
犬がうんちを食べるのには、諸説あります。
どれが原因なのかは、育てられた環境やその犬の健康状態等によって変わりますが、大きくは以下の3つと言われています。

  • 単純にお腹が空いている(食事の量が足りていない)
  • うんちから美味しそうな匂いがする
  • 飼い主に見つからないようにうんちを隠そうとしている

他にもストレスが原因だったり、幼犬の時は食べていたけど、成犬になって、ある時を境に一切食べなくなったということも普通にあるのです。

健康に問題はないの?

薬ばかり
自然界においては、うんちを食べるということは、あまり珍しいことではありません。

昆虫だとフンコロガシが有名ですよね。
哺乳類だと、ウサギやコアラが有名です。
特に、ウサギの場合は、食糞はごく自然な行為なため、止めさせるべきではないと言われています。

犬の場合もあまり問題ではないと言われていますが、寄生虫がいる場合は病気になることもありえます。
また、食糞した後に、飼い主の顔を舐めてきたりしたら、あまり衛生的ではありません。
そのため、あまり過敏になる必要はありませんが、できることなら直しておきたいと言えます。

どうしたら止めるの?

先に挙げた3つの原因別に防止法をご紹介します。1つ1つ見ていきましょう。

お腹が空いている場合

空腹を満たす
まずは、うんちをするタイミングを見てみましょう。
食前でしょうか?食間でしょうか?食後でしょうか?
食事の量は十分に足りているでしょうか?

愛犬をよく観察してみて、うんちや食糞をするタイミングから、原因を推測します。
もし、食後のうんちの時は食べないけれど、食前や食間に食糞をすることが多いのであれば、単にお腹が空いているだけかもしれません。

うんちから美味しそうな匂いがする場合

いい匂いがする
飼い主にうんちの匂いを嗅いでくれと言っているわけではありませんが、観察はしてみてください。
うんちは排泄物であるため、そのまま消化されずに食べ物が出てきてしまうこともあります。

ドッグフード等が消化されずに出てくる場合は、水でふやかしたドッグフードをあげるなどの対策をしてあげることで、食糞を防止できる可能性があります。

また、ドッグフードには様々な添加物が含まれているものもあります。
特に、安いドッグフードに多いのですが、犬の食欲増進のため、肉の匂いをつけていることが多いです。

ドッグフードって臭くないですか?あの匂いですが、添加物で作られている場合も多いのです。
そのため、ドッグフードをグレードの高いものに変えることで、食糞が無くなる場合もあります。

うんちを隠そうとしている場合

隠れる子犬たち
トイレトレーニングに失敗してしまったことが原因かもしれません。
例えば、トイレ以外の場所でうんちをしてしまった時に、怒ってしまったことはありませんか?

トイレトレーニングにおいて、叱ることは厳禁です。
排泄行為自体を悪いことだと勘違いしてしまったり、うんち自体がいけないものだと勘違いしてしまうことがあるからです。
その場合は、「うんちしちゃった…。見つかると叱られるから食べて隠してしまおう!」と思ってしまうことも十分にありえます。

この場合は、正しいトイレトレーニングを行うのと並行して、犬が食糞をする前に、うんちを片付けてしまってください。
食糞に関しては、実はこれが最強の防止法です。

ずっとうんちするかどうか観察していなきゃいけないの?という声が聞こえてきそうですが、その必要はありません。
排泄にはタイミングがありますので、それを参考に、そのタイミングの時だけ気をつけるようにし、すぐに片付けるようにすれば良いのです。

トイレトレーニングについては、以下でご紹介していますので、こちらを参考にしてみてください。

愛犬のトイレの失敗は3つのポイントを抑えれば克服できる!

それでも直らない場合

自由気ままに
食糞をしているのが幼犬の場合、放っておいても成犬になると止めるようになることがあります。
大きな害もないのであれば、なるべく気にしないようにして放っておくことも1つの手です。
但し、不衛生ではあるため、排泄したものをずっと放置するのではなく、きちんと片付ける等、最低限の防止はしましょう。

飼い主のストレスは、実はそのまま犬にも伝わっています。
そう、犬は空気を読む力に長けているのです。
そのストレスは、そのまま犬に伝わり、それが食糞に至る原因になっていることも考えられるのです。

気にしないようにしていると、意外とあっさり食糞しなくなった、なんてことも十分にあるのです。

愛犬のトイレの失敗は3つのポイントを抑えれば克服できる!

ペットを飼い始めて最初にしたい「しつけ」はトイレではないでしょうか?
最近では、ペットショップやブリーダーさんのところで、既にトイレトレーニングをしてくれていたりもしますが、環境が変わると飼い主さんも「しつけ」する必要に迫られます。自分の寝ているベッドや玄関マットにしていた…、なんていう話はよく聞きますよね。

そんな時、この3つのポイントに気をつければ、簡単にトイレのトレーニングをすることができるんですよ。

1. トイレのタイミングに気をつけよう

砂時計でタイミングをはかる
ペットが排泄する時、一定の周期があります。日常的にトイレのタイミングをメモしておくと、次のトイレのタイミングも分かってきます。とは言え、ずっと観察し続けるのは厳しいですよね。一般的に、良く見られるのは、以下の3つのケースです。

  • 寝起き
  • 食後
  • 遊んだ後

ちょっと面倒ですが、このタイミングが訪れた時、ペットをよく観察してみましょう。まだトイレがどこかわかっていない子の場合は、以下のようにしてください。

  • おやつを使ってトイレのある所に誘導(なるべく自分の足で移動させること)
  • ソワソワしだしたら、目の片隅でペットを監視(じっと見られると、排泄できないので)
  • 別のところへ行こうとしたら、おやつで再度トイレへ誘導
  • ちゃんとトイレでしてくれたら、おやつをたくさんあげて、思いっきり褒めてあげます
  • トイレでできるようになってからも、褒めてあげてください

最初から上手くできる子はなかなかいません。ちょっと外してしまっても決して怒るようなことはせず、根気よく続けましょう。

2. フカフカのトイレを作ろう

フカフカのベッドで寝る子犬
犬も猫も共通して言えることがあります。それは、とてもきれい好きということ。自分の足におしっこがかかることをとても嫌がります。

よくベッドやマットの上でトイレを失敗してしまいますが、それはこの習性のためです。ツルツルの場所におしっこをすると、それが流れてきて自分の足にかかってしまいます。それが嫌なので、フカフカの場所を選んでトイレするのです。

トイレには、トイレシートを何枚か重ねて吸水性がある場所にしてあげてください。できればトイレの後はあまり長時間放置せず、すぐに取り替えるようにしてください。こうすることで、居心地の良いトイレと認識してくれます。

3. トイレは複数用意しよう

たくさんのトイレ
大きな家の場合に起こります。特に小さなペットの場合、トイレの場所は分かっているのだけど、離れていてそこに行くまで我慢ができないことがあります。

もし、「廊下に置いてあるトイレにもするけど、たまにリビングで失敗してしまう」なんていう場合は、トイレを複数用意することを検討してみましょう。その場所に匂いが残っている可能性も高いですが、「いつも同じ場所で失敗している」という場合は、そこを勝手にトイレだと思いこんでいる可能性が高いです。

そんな時は、よく失敗してしまうところを一時的なトイレにします。徐々に場所を移動させて2つ目のトイレを作りましょう。「たくさんトイレを用意するのは…」と思う気持ちもわかりますが、トイレを複数設置するほうが、いつも失敗されるよりは良いですよね。

【番外編】絶対にしてはいけないこと

やってはいけないこと
トイレを教えるにあたって、絶対にやってほしくないことがあります。それはトイレに失敗した時に怒ることです。

トイレに失敗したのに、どうして怒ってはいけないのでしょうか?それは、ペットが排泄行為自体がいけないことだと思う可能性があるからです。とは言え、トイレを我慢し続けることはできません。そこでどうするか?怒られたくないがために、飼い主に隠れてするようになってしまうのです。

「あー!」とか「うわぁ!」とか言ってしまいそうですが、もし、ベッドやソファにしてしまったとしても、何も言わず黙って片付けましょう。その子の性格にもよりますが、そういったことを言うだけで、「しちゃいけないことをしてしまったんだ…」と思う子もいるのです。

むすびに

遊ぶトイプードル
いかがでしたでしょうか?今すぐにできることばかりですよね。善は急げ、今すぐにでもやってみましょう。

もっと高度になると、掛け声で排泄を促すこともできるんです。また、トイレの場所は認識しているんだけれども、ちょっとだけ外してしまうような子もいると思いますが、これらの方法を応用することで、そんな時の対策もできます。

まずは、ここでご紹介した基本を押さえるところから始めてみてください。