ぜひやっておきたい「ハズバンダリートレーニング」って何?
「ハズバンダリートレーニング」という言葉を聞いたことはありますか。「受診動作訓練」と訳され、病院での診察時に動物たちがストレスなく、そして診察する側の人も安全に行えることを目的として行うトレーニングです。
今回はこのハズバンダリートレーニングについて解説していきます。ご自宅でもできるトレーニングも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ハズバンダリートレーニングとは
「受診動作訓練」という訳からもわかるように、病院で受診時に役立つトレーニングです。
もともとは動物園や水族館で行われていたと言われています。例えば、イルカの採血をする際に、イルカたちがトレーナーの指示に従って仰向けになり、そのままの体勢をキープし、かつ採血する場所を触られたり、多少の刺激があっても落ち着いていられるようにするのがハズバンダリートレーニングです。
目的
ハズバンダリートレーニングを行う目的は大きく2つです。
- 動物たちのストレス軽減のため
野生では絶対に行うことのない、検温や触診、採血、爪切りなどの行為は、通常多くの動物たちにとって、非常にストレスがかかります。
この動作や対応に慣れることで、動物たちのストレスや負担を減らすことが大きな目的です。 -
動物と人の安全のため
診察に慣れていない動物たちは自分の身を守るために、人に対して攻撃行動に出る可能性もあります。また、動物たちが受診から逃れるために暴れ、動物自身もケガをする恐れもあります。
そういったことを防ぎ、安全に行うためというのがもう一つの大きな目的です。
ハズバンダリートレーニングが役立つ日常のお手入れ
受診動作というと病院に限定されたものと思われるかもしれませんが、ご自宅で行う日々のお手入れや、人と生活する上でも役立ちます。
では、ハズバンダリートレーニングが日常の中でどんな時に役立つかを犬を例に見ていきます。
- 歯磨き
- 目やにとり
- 耳掃除
- 爪切り
- 肛門しぼり
- ボディチェック
- 目薬
- お腹を見せる
- 抱っこ
- ブラッシング 等
どれもご自宅で行ったり病院やトリミングで行うものだと思います。「獣医師やトリマーにお任せしているから大丈夫」は要注意です。
ストレスがかかりやすい病院やトリミングサロンで愛犬の負担を少しでも減らせるよう、まずはご自宅でハズバンダリートレーニングを少しずつでもやることをおすすめします。
やっておきたいハズバンダリートレーニング5選
ご自宅でできるハズバンダリートレーニングを紹介します。
トレーニングは愛犬が好きなおやつを使って行います。できた行動に対しておやつをあげることが成長の近道です。
やったことがないものもぜひ積極的に挑戦してみてください!新しいことに挑戦すると、愛犬にとっても良い刺激になります。
①あごのせ
人が出した手のひらに、愛犬があごをのせ、その状態をキープできることを目指します。
- 人の手のひらを、愛犬があごを乗せやすい位置に出します。
- おやつを犬の鼻先に提示し、手のひらにそのままあごが乗るよう誘導し、一瞬でも乗せてくれたらおやつをあげます。
- 2を何度も繰り返し、あごを乗せられる時間を伸ばしていきます。
- おやつでの誘導がなくても乗せられるとさらに良いです。
※おやつで誘導しなくても、あごを乗せている時におやつをあげて褒めてあげることも大切です。
②鼻でタッチ
人が出した手に鼻でタッチできることを目指します。
- おやつを親指と手のひらで挟むように持ちます。
- 愛犬が恐がらないくらいの距離感で顔の近くにそっと手を出します。愛犬の鼻や顔が手のひらに触れたらおやつをあげます。
- 2と同様の手順で、鼻が手に触れている時間を少しずつ伸ばします。2よりも長い時間触れられたら、おやつをあげます。
- 3を繰り返し何度も行います。タッチする時間を伸ばすことで、顔周りを人が触れることに慣れていきます。
③顔周りを触られる
目やにを取る際やトリミング時、目薬をさす際などに、顔周りを触られても気にせず嫌がらないでいられる状態を目指します。
- いきなり目の近くではなく、顔の横など、恐がりにくい場所から少しずつ優しく触れます。この時、同時におやつをあげます。触れているとおやつがもらえ、良いイメージがつくように行います。
- おやつの代わりに所有欲がない子であれば、知育玩具などに夢中になっている際に、愛犬が嫌がらないレベルで触るのもおすすめです。
④お腹を見せる
「ごろん」といったトリックでも知られるお腹を見せるトレーニングです。お腹を見せて、その状態をキープできることを目指します。
- フセをしてもらいます。
- おやつを犬の鼻先に提示して、そのままおやつを鼻先から犬の首に沿わせて、犬の体が斜め上を向くようにします。少しでも体が傾いたらおやつをあげます。
- 2を繰り返し、お腹がしっかり見える角度まで練習します。
- お腹が見える状態でおやつをかがせ続け、この体勢をキープできる時間を伸ばします。
- おやつは持たず、おやつを持っている時と同じように手で誘導し、お腹が見える体勢をキープできるように練習します。
- 色々な場所で挑戦し、緊張しやすい病院でもできるレベルを目指しましょう。
注意
おやつは仰向けの状態であげるのは控えましょう。喉につまってしまう可能性があり危険です。
⑤手先を触られる
爪切りの時などに、指の先端や爪を触られても、その状態をキープして落ち着いていられる状態を目指します。
- お手ができる場合はお手をしてもらい、そのまま人の手のひらに愛犬の手を置く時間を伸ばします。手のひらに手が乗っている時におやつをあげます。
- 1を何度も繰り返します。
- 手のひらに犬の手が乗っている時に、手が乗っている手のひらの指で優しく犬の手先を触りおやつをあげます。
- 3を繰り返し、少しずつ触る時間を伸ばし、触る箇所を爪へと移行します。
- 犬の手が乗っていない、もう一方の手で犬の手や爪などを触り、おやつをあげます。
- 5を繰り返し、少しずつ触る時間を伸ばします。
- 実際の爪切りなどを爪にあてて、おやつをあげます。
- 7を繰り返し、少しずつあてる時間を伸ばします。
- 安全で行える範囲で、爪の先端を少し実際に切って、おやつをあげます。
注意
爪切りは、切る人側が慣れていない場合、血管を切ってしまったりと、愛犬に嫌なイメージを与えてしまう可能性もあります。安全と嫌なイメージを付けにくくするためにも、8または9までしっかりと練習をしたら、実際に切るのはトリミングや病院に任せることをおすすめします。
「お手」の練習方法
- おやつを手で握り、犬の前脚よりも10センチ程上の位置に出します。
- 犬が前脚でおやつを握った手に触れたら、おやつをあげます。
- 2を繰り返し、握っていた手を広げ、その状態でも前脚で触れてくれたらおやつをあげます。
- 3を繰り返したら完成です!
まとめ
ハズバンダリートレーニングという言葉は難しそうに聞こえるかもしれませんが、内容を見ると、とても身近なところで役立つものが多かったのではないでしょうか。
若いうちは診察の機会が少ないかもしれませんが 、シニアになるにつれて受診の機会が増えることも考えられます。病院やトリミングという場所や獣医師、トリマーに慣れることも大切ですが、愛犬のストレス軽減のために、ぜひ今日からご自宅でハズバンダリートレーニングを試してみてください。
愛犬とのお散歩、本当に安全?散歩に潜む5つの危険
みなさんは、愛犬とのお散歩中に、「危ない!」と感じたことはないでしょうか。
毎日散歩に行っているとつい油断しがちですが、毎日行くからこそ、改めて散歩中に気を付けたいことを見直しましょう。
今回の記事では、散歩中に起こりがちな危険や、散歩に役立つしつけ・トレーニングをご紹介します。
散歩の目的
散歩は、飼い主さんの運動や気分転換になりますが、犬にとっては主に次のような目的があります。
- 運動のため
- 音・物・におい・人など多くのものに触れて刺激を得るため
- 排泄のため
- 飼い主さんとのコミュニケーションのため
犬の健康維持のために欠かせない散歩ですが、日常的に行っている散歩にも多くの危険が潜んでいます。
アニコム損害保険株式会社が自社の保険契約者を対象に行った調査によると、自宅以外のケガで最も多いのが散歩中のケガでした。
散歩に潜む5つの危険
散歩中に起こる可能性がある危険な事故やケガとして、今回は5つの具体例を見ていきましょう。
①咬傷事故
他の犬や人を咬んでしまったり、逆に他の犬に咬まれてしまうこともあります。
相手を咬んでしまった場合は、飼い主さんの責任となり、治療費や慰謝料を請求されることがあります。
ケガを負わせるほど咬む行為は、犬の防衛本能から来ていることが多く、咬む直前に恐い、逃げたいといった大きなストレスがかかっていた可能性が高いです。
<対策>
愛犬は何に恐がるのか、恐がっているとどのような反応をするかを飼い主さんがしっかり把握しましょう。そして恐がっている様子があれば、その対象に近づかないようにしましょう。
また、犬同士でじゃれあっている場合も、激しく威嚇や喧嘩をし始めたら一度距離を取らせましょう。
②犬同士のトラブル
「犬はどんな犬とでも仲良くできる」というイメージがもたれがちですが、実際はそうではありません。
人と同じで、犬にも得意、不得意、合う、合わないがあります。
他の犬が苦手な犬は、散歩中に他の犬に吠えられたり近寄られたりすると、恐怖心から他の犬に吠えたり、咬んだりしてしまう可能性があります。
<対策>
最近では、「イエローリボンドッグ」という、様々な事情でそっとしておいてほしい目印として、黄色いリボンをリードなどに付けている犬も見かけるようになってきました。
まだあまり知られていないので必ずしも効果があるとは限りませんが、愛犬が他の犬が苦手な場合は、こうしたグッズも活用しつつ、他の犬と距離をとって歩けるように配慮しましょう。
また、愛犬が犬嫌いでなくても、相手の犬が犬嫌いである可能性を考え、むやみやたらと犬同士を近づけようとしないように注意することで、トラブルを回避しましょう。
③誤飲
散歩中に、ゴミや草などを拾い食いしてしまうことがあるかもしれません。
中には危険なものも含まれており、アニコム損害保険株式会社の調査でも、愛犬が経験したケガや事故の中で最も多い割合を占めたのがが誤飲でした。
外には、家の中にはない様々なものがあり、嗅覚で様々なものを確かめる犬は、ニオイを嗅いだり、噛んだりします。
<対策>
リードをぐいぐいと引っ張るのではなく、名前を呼んだり、おやつを見せたりして、犬の意識を違う方に向けることが大切です。
万一誤飲した、または誤飲の可能性がある場合には動物病院に連絡をし、いつ・何を・どれくらい食べたか、愛犬の様子などを伝えて獣医さんの指示を仰ぎましょう。
④脱走、迷子、交通事故
首輪やハーネスをつけているから安心と思ってしまいがちですが、過信は禁物です。
何かの拍子に、思いがけないところで首輪やハーネスが取れてしまうことがあります。
<対策>
首輪やハーネスが取れると、交通事故に遭ってしまったり、どこかに走って行き、そのまま迷子になってしまう可能性もあります。
首輪の場合には指1本が入るか入らないくらいに調整し、リードを付けて犬が引っ張っても本当に抜けないかを事前に確かめておくと安心です。
ハーネスにも様々な種類があり、試着OKなお店もあるので、サイズ確認を店員さんに手伝ってもらうと良いでしょう。
⑤熱中症・脱水
犬には、人のように全身から汗をかいて体温調節する機能がありません。
「パンティング」といって、口からハァハァと呼吸をすることで体の熱を逃します。しかし、パンティングでは体温調節機能が不十分です。
さらに、犬は人よりも地面に近いところを素足で歩くため、人間よりも暑さを感じやすく、脱水や熱中症になりやすいです。
人が心地よいと感じる気温20度くらいから熱中症の発症率が上がるというデータもあります。
<対策>
20度を越える時期になったら、特にこまめな水分補給と涼しい場所での休憩、過度な運動を避けるなど、体温が上がりすぎないように注意してあげましょう。
暑い時期の散歩は、朝晩の涼しい時間帯に行きましょう。
散歩時に役立つ6つのトレーニング
散歩時に危険を免れたり、より楽しく快適にお外の時間を過ごすためのオススメトレーニングを紹介していきます。
1. アイコンタクト
名前を呼ばれたら飼い主さんの方に意識を向けるトレーニングです。
拾い食いや無駄吠え防止に役立ちます。
2. 離して/オフ
口に咥えたものを離してもらうトレーニングです。
物を拾って口に入れてしまった時、飲み込む前に離させることで誤飲を防ぎます。
3. 社会化
社会化とは人・物・環境・音・犬などに慣れることで、どんな状況下でも気にすることなく、落ちついていられる状態を目指すトレーニングです。
社会化がしっかりとできていると、犬自身が自信を持つことができ、安心して様々な状況下に身を置くことができます。
この社会化は子犬のうちに行っておくことが推奨されていますが、何才になっても様々な刺激に触れ、慣れることは大切で社会化トレーニングは一生継続していくものです。
4. まて/ステイ (刺激が多い中での)
車が走っていたり、人、犬などがいる刺激が多い外でも待てることを目指しましょう。
排泄物を処理する際や信号待ちなど、止まっていてほしいときに役立ちます。
5. 呼び戻し
「まて」同様、刺激が多い外でも飼い主さんから呼び戻しの指示が入ったら飼い主さんの元に戻ってこられるレベルを目指しましょう。
首輪が外れたり、リードを離してしまった際にも役立ちます。
6. 横について歩く
飼い主さんの横を、飼い主さんのスピードに合わせて歩くトレーニングです。
散歩時の引っ張り、拾い食い、無駄吠えを回避しやすくなります。
まとめ
愛犬の安全を守るのは飼い主さんです。愛犬が何にどんな反応をしているのかをを把握する「観察力」や、愛犬がこの状況だったらどんな行動にでやすいかを「予測して先回りして対応する力」も非常に重要です。
また、その時の様子と過去の様子を比較することで、これまでとの違いなども把握することができます。
その時によって愛犬の様子も変わりますので、今現在の愛犬をしっかりと把握し、安全に散歩するにはどうしてたらいいかを日頃から考えてあげましょう。
猫を叱らないしつけ「クリッカートレーニング」の方法と注意点
猫を飼っているみなさんは、「クリッカートレーニング」というトレーニング方法をご存知でしょうか?
クリッカートレーニングとは、クリック音とおやつを上手に使うことで、猫のしつけや芸を教えるためのトレーニングです。犬のトレーニングで使われるため、犬の世界ではよく知られています。
元気がよすぎる猫を落ち着かせたり、寝てばかりの高齢猫に刺激を与える効果も期待できます。ハイタッチやおすわりができるようになるかもしれません。
クリッカーを使い、1日10分程度のトレーニングで、猫と楽しくコミュニケーションを取ってみませんか?
クリッカートレーニングとは?
クリッカートレーニングとは、「カチッ」というクリック音とおやつなどの報酬を結び付け、望ましい行動を教えるトレーニングです。
どんなしつけができるの?
例えば、クリッカートレーニングで、飼い主さんの元へ来る「おいで」を教えたとします。家具で爪とぎをしようとしている猫でも、クリック音と「おいで」を認識すると、おやつをもらえると思って家具から離れてくれます。猫を叱らずに爪とぎをやめさせられるのです。
このように、トレーニングを行うことで猫は「クリック音」と「おやつ」を関連付けて覚えるようになり、うまくいけばハイタッチやおすわり、障害物ジャンプなどもできるようになります。
クリッカートレーニングの魅力
クリッカートレーニングは猫を支配するものではなく、楽しくコミュニケーションを取りながら、猫の好奇心を刺激するものです。
叱ってしつける必要もないので、お互いにストレスもたまりにくいでしょう。
クリッカートレーニングの参考動画
実際にクリッカートレーニングをしている様子を動画で見ることで、まずはイメージをつけましょう。
引用:YouTube
“Cat Agility, CASHMERE TRICKS AND TARGET TRAINING !!!”by Daniel King
クリッカートレーニングのメリット
1. トレーニングはどんな猫もできる
クリッカートレーニングは、子猫はもちろん、成猫や高齢猫にもできます。元気がよすぎる猫や、攻撃的な猫など、どんな性格の猫に対してもできるトレーニングです。
2. 叱らなくてすむ
「望ましい行動」を音とおやつで強化するトレーニングなので、飼い主さんは叱る必要がなく、お互いにストレスがたまりにくい方法です。例えば、パソコンのキーボードで寝そべるなど猫の困った行動も、叱らずにケージに入るように誘導すればいいのです。
さらに、トレーニングを通して猫とコミュニケーションをとる機会も増やすことができます。
3. 猫の知的好奇心を刺激する
猫はいつも寝てばかりで、刺激がなくても大丈夫と思うかもしれません。しかし、猫は狩りをしたい本能もありますし、好奇心も旺盛です。
クリッカートレーニングをすることで、どうしたらおやつが手に入るのかを自ら考えるようになるため、猫への適度な刺激となるでしょう。
4. 運動不足を解消する
クリッカートレーニングをすると、おやつをもらうために必然的に体を動かすようになります。
部屋を移動したり、ジャンプをしたりすれば運動不足も解消できます。
クリッカートレーニングで用意するもの
クリッカー
インターネットやペットショップで購入できます。
棒
猫を誘導する際に使います。菜箸やペンなどでかまいません。指でもできますが、棒があると咬まれる心配がありません。攻撃性のある猫は棒を使うと安全です。
おやつ
猫の好きなおやつやフードを用意します。一口で食べられる小さめのおやつがおすすめです。おやつで太らないように、ご飯の量を調整し、1日に与える量をあらかじめタッパー等に入れておくと与え過ぎを防げます。
おやつを入れるウエストポーチ
クリック音と同時におやつを与える必要があるので、すぐ取り出せるウエストポーチがあると便利です。
落ち着ける環境
猫と飼い主さんが1対1になれる静かな場所でトレーニングをしましょう。
他の動物やお客さんがいる、テレビが点けっぱなしなどでは気が散ってしまいます。お皿に入ったままのフードも片付けてください。
クリッカートレーニングの手順
まずはクリッカーに慣れさせる
まずは、「クリッカーを鳴らしたらおやつを与える」を何度か繰り返して、クリッカーに慣れさせましょう。
①慣れてきたら棒を使う
慣れてきたら、指や棒を猫の前に出してみて、指や棒の匂いを嗅いだり、鼻を付けたりした瞬間にクリッカーを鳴らしましょう。そして、鳴らした直後に猫にすかさずおやつを与えます。
②離れた場所で棒を見せる
①を繰り返すと、猫は指や棒を見せるだけで近づいてくるようになります。
今度は、離れた場所で指や棒を猫に見せ、近づいて鼻を付けたらすかさずクリッカーを鳴らしておやつを与えてください。
③声かけ合図も混ぜる
②までできるようになったら、「おいで」と声をかけて指や棒を見せます。
テーブルに乗った猫も、指や棒の誘導で移動するようになり、「おいで」の声かけで飼い主さんの方に来るようになるでしょう。
④「お手」を教えてみよう
猫はおやつが欲しくて、指や棒に前足で触ろうとするようになります。
飼い主さんは指や棒を、片方の手のひらに付けて猫に見せます。そして、猫が前足を出した瞬間にクリッカーを鳴らしておやつを与えます。
何度か繰り返したら、「お手」と声で合図もし、クリッカーを鳴らしておやつを与えましょう。うまくいくと、猫は声掛けだけで「お手」ができるようになります。
クリッカートレーニングの注意点
1. 空腹時に行う
空腹時に行えば、おやつが欲しくて猫は一生懸命トレーニングに参加してくれます。
2. トレーニングは短時間
猫の集中力はそれほど長くありません。5~10分程度が適切です。
3. ゆったりした気持ちで
焦ったりイライラしたりすると、猫に伝わります。ゆったりした気持ちで楽しみながらトレーニングをしてください。
4. 無理強いしない
誰でも気乗りしない日はあります。猫が乗ってこないときは、休憩しましょう。
5. クリック音が苦手な猫もいる
クリック音を嫌がる猫には、「いいこ」など声かけで代用します。その場合は、猫を驚かさないように小さな声でトレーニングしましょう。
6. おやつに乗ってこない猫もいる
猫のなかには、それほどおやつに執着しない子もいます。その場合は、大好きなおもちゃなどで代用してみてください。
7. トレーニングが終わったら片付ける
トレーニングが終わったら、クリッカーや棒、おやつは片付けてください。放置してある棒に鼻を付けて、おやつが出てこないとトレーニング効果が薄まってしまいます。
まとめ
クリッカートレーニングは、クリック音とおやつを関連付けて、猫に望ましい行動や芸を覚えさせるトレーニングです。猫の知的好奇心を刺激し、運動不足も解消します。
飼い主さんとコミュニケーションも取れ、絆も深まるでしょう。猫と楽しみながら、クリッカートレーニングにチャレンジしてみてください。
子犬が夜鳴きする5つの理由とそれぞれの対策をご紹介!
子犬を新しく家族として迎えたとき、一番初めに直面する問題は、もしかしたら「夜鳴き」かもしれません。犬は理由があれば昼夜問わず鳴きますが、特に夜鳴きが続くと困ってしまいますよね。
しかし、子犬はクンクンと鳴くことで、あなたに何かを必死に伝えているのです。夜鳴きを止めるためにも、なぜ鳴いているのか、一緒に原因を突き止めていきましょう。
今回は、子犬が夜鳴きをする5つの理由とその対策をご紹介します。
子犬の夜鳴きの理由①不安や寂しさ
子犬の立場から考えると、今までいた環境から急に違う環境に身を置かれたことになります。いつもと違う場所で寝ることに、子犬は寂しさや不安を感じてクンクンと鳴いているのかもしれません。
今までは母犬や兄弟姉妹たちと一緒だったのに、急にケージの中で一人ぼっちでは寂しいと感じるのは当たり前のことですよね。
そのため、決して叱らないようにし、新しい環境に慣れるまで子犬を安心させてあげる工夫をしましょう。
対策1.犬の視界に飼い主が入るようにする
飼い主さんの寝室の扉を開けておいたり、ケージの場所を飼い主さんの姿が見える位置に置いたりしましょう。
ただし、あまりに近くで寝ると逆にストレスを与えたり、成犬になってからも一人で寝ることができなくなる可能性があるため、適度な距離感を見極めることが大切です。
対策2.人間の気配を感じられるようにする
音楽やラジオを小さな音量でつけたままにしたり、微かな明かりをつけたままにしたりすると、人の気配を感じて安心するかもしれません。しかし、逆に音や光をストレスに感じる子もいるため、夜鳴きの様子を見ながら調整しましょう。
子犬の夜鳴きの理由②空腹や暑いなど、生理的な不快感の訴え
空腹、喉の渇き、暑い、寒い、運動不足やストレスで目が冴えるなど生理的な不快感を訴えている可能性があります。
対策1.生理的な欲求を満たしてあげる
食事やおやつの量は適切か、新鮮な水がいつでも飲めるようになっているか、部屋の温度や湿度は適切かを見直してみましょう。
排泄は寝る前に済ませる、あるいはケージの中にトイレを設置するなどして、我慢をさせないようにします。この時、トイレと寝る場所があまりに近すぎると落ち着かない子もいるため、少し離れた場所に設置すると良いでしょう。
対策2.適度に疲れさせる
夜寝るまでに十分に運動をさせてあげて、適度に疲れさせることも必要です。
子犬のワクチンプログラムが終了していないならば、家の中でのおもちゃ遊びの時間を増やしましょう。飼い主さんとのコミュニケーションにもなり、ストレス解消にも繋がります。
子犬の夜鳴きの理由③落ち着いて寝られない環境的な原因がある
音や光が気になる、慣れない匂いに戸惑う、寝床が合わないなどの環境的な原因により、子犬が落ち着いて眠れなくなっている可能性があります。
対策1.音や匂いに気をつける
静かで落ち着ける環境を整えるため、電気の点滅や物音を抑え、アロマや食べ物などの強い匂いがあるものを近くに置くことは避けましょう。また、ケージに布でカバーをしてあげると、気になるものから遮断されて落ち着くことがあります。
対策2.安心できる環境を整える
犬は自身の体がぴったりと入り、四方を囲まれた場所を好んで寝ます。そのようなベッドやクレートを用意してあげると良いでしょう。前にいた環境で使っていたおもちゃなど、犬自身の匂いがついているものを一緒に置いてあげるとより安心して眠ることができます。
子犬の夜鳴きの理由④体調が悪い・どこかが痛む
体調が悪く、どこかが痛むために鳴いているのかもしれません。この場合は、夜だけでなく昼間にも何かしらの症状が出ている可能性が高いです。
対策 獣医師に相談する
体を触ると痛がる様子を見せる、昼間も元気がない、あるいは外傷がみられる場合は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
環境の変化に慣れていない時期は免疫力が低下します。日頃から犬の様子を観察し、変化を見逃さないようにしましょう。
子犬の夜鳴きの理由⑤鳴くと構ってくれることを学習している
以上4つの原因を取り除いても夜鳴きが治らない場合は、鳴けば飼い主が構ってくれると学習しているのかもしれません。
夜鳴きするたびに様子を見に行っていると、子犬はそれを「構ってくれている」と感じてしまいます。
これが続くと、成犬になった時に要求吠えをする可能性が高くなるため、早めに対策を取ることが必要です。
対策1.夜鳴き中はとにかく無視をする
子犬が鳴いても、近くに行ったり、話しかけたり、撫でたりしないようにしましょう。視線を向けることも、構ってくれていると思う可能性があるため控えてください。
対策2.鳴いていないときに構ってあげる
構ってあげるのは鳴いていない時にします。そうすることで「鳴くより静かにしているといいことがある」と教えることができます。
鳴いている子犬を無視するのは可哀想に感じるかもしれませんが、子犬の頃から、して良いこと・悪いことを教えることで、成犬になってからも飼い主と良い関係を築くことができます。
対策3.日頃から一人で過ごすことに慣れさせる
愛犬が一人で過ごせるように訓練しましょう。
部屋にワンちゃんを一人にして、飼い主さんは少しの間別の部屋に行きます。静かに待つことができたら、おやつをあげるなどして褒めてあげます。鳴いてしまっても、そこで戻ってしまっては「鳴けば戻ってくれる」と学習させてしまうためNGです。鳴き止むまで待ち、諦めたところで褒めてあげましょう。
まとめ
子犬の夜鳴きには、必ず理由があります。犬も家族も、夜にしっかり睡眠を取れるように、鳴いている理由を汲み取って対策を考えましょう。
対策には相反することもあるため、きちんと鳴く原因を特定しなければ、逆効果になってしまうこともあります。
また、夜鳴きの対策は、健康への配慮やしつけにも繋がります。
子犬の時の対応がその後にも影響するため、夜鳴きに対しては適切に対処してあげてください。
そして、1秒2秒でも1人になれないような子を鳴き止むまで待つことは恐らくできないでしょう。このような子を鳴かなくすることは恐らく一般の方には難しいでしょう。
どうしても夜鳴きが直らない場合は、一人で抱え込まず、ドッグトレーナー等の専門家に相談することをお勧めします。
子猫を飼う前に知っておこう!猫の「社会化期」に飼い主がすべきこと
猫を飼いたい方の中には、「子猫のうちから飼いたい」と考える方も多いのではないでしょうか。やんちゃながらも愛くるしい子猫は、とても魅力的ですよね。
もし、あなたが子猫を飼い始めるのなら、「猫の社会化期」について事前によく知っておく必要があります。
人間と同じように、猫にとって幼少期は感受性が高く、周囲からの刺激を受け入れやすい時期で、この時期に適切な刺激を与えることが、その後の猫のストレスへの耐性を強化し、穏やかな性格を形成する上で重要です。
今回は、新しくお迎えした子猫が、成猫になってからもできるだけ少ないストレスで過ごせるように、子猫のうちに飼い主さんがやっておくべきことをご紹介します。
猫の「社会化期」とは?
子猫の2週齢〜7週齢は「社会化期」と呼ばれ、さまざまなものに慣れやすい時期とされています。
社会化期でその後のストレス耐性が変わる
新しいものや生活の変化などが苦手な猫ですが、社会化期に多くの刺激に触れさせることで、その後の生活で、ストレスを感じにくくなります。
幼少期の子猫は好奇心が旺盛であり、様々なものに対して関心を示します。最初こそ警戒心は強いものの、成猫よりも早く環境や未知のものに順応しやすいため、多くのものに慣れさせる絶好のチャンスといえるでしょう。
社会化期に刺激で性格が決まる?
社会化期にあまり刺激を受けずに成長してしまった猫は、新しい刺激や変化に対しストレスを感じやすくなるだけでなく、臆病な性格になったり、人間や他の猫に対して非常に攻撃的になってしまう傾向があります。
猫の社会化期に慣れさせるべきもの
では、その「社会化期」において、どのような刺激が重要なのでしょうか?
刺激の比較的少ない家の中で過ごす時間が多い猫だからこそ、様々なストレスに耐性を持つことは重要です。
ここでは、猫の社会化期に特に慣らしておくべきものについてご紹介していきます。
1.色々な人
飼い主はもちろんですが、その他にも多くの人と触れ合うことで、人に対する苦手意識をなくすことができます。
色々な人が触ってあげたり、えさをあげることで、飼い主以外とのふれあいにストレスを感じることも減らせるでしょう。
また、えさやおもちゃをきっかけにして、「人が来ると遊んでもらえる」と猫は思うようになるため、人に慣れやすくなります。
2.他の猫
人間だけでなく、他の猫とのふれあいも重要です。
直接触れ合ったり、他の猫の匂いを嗅がせたりすることで、成猫になった際に他の猫に怯えてしまうリスクを軽減できます。
もちろん、他の猫と交流させる際には、事前にワクチン摂取を済ませる必要があります。
接触する猫についても、ワクチン接種が完了していることを事前に確かめましょう。
3.おもちゃ
猫とのふれあいといえばおもちゃがありますが、このおもちゃにも慣れ不慣れは存在します。
猫が苦手なおもちゃを使ってストレスを与えないためにも、幼少期からさまざまなタイプのおもちゃに慣らすことは大事です。
4.生活音
多くの場合、家の中で飼う場合が多い猫ですが、家の中にも慣らしておくべきものはたくさん存在します。
テレビやスマホ、パソコンなど、強い光や音を発する機器は常日頃から触れさせる必要があるでしょう。
また、目覚まし時計やタイマーの音なども、慣れていないと強いストレスを与えてしまうので、少しずつ、意識して聞かせてあげましょう。雷の音や近所を走る車やトラックの音にも慣らしてあげましょう。
5.水
もともと水が苦手な猫が多いですが、体が汚れてしまったりした際にはお風呂で洗わなくてはいけません。
成猫になると水に対する警戒心も上がり、いざお風呂場へ、と思っても逃げ出してしまいます。
そのため、小さい頃から水に慣れさせておき、水に対する恐怖心をなくしてあげることで、スムーズに体を洗えるようになります。
猫の社会化期に注意すべきこと
子猫の社会化期にさまざまなものに慣れさせることは効果的ですが、同時に注意すべき点もあります。
嫌がっていたら無理強いはしない
感受性が高い幼少期だからこそ、怖い経験、嫌な経験はトラウマになってしまい、成猫になっても強いストレスを感じてしまいます。
子猫が嫌がることは無理強いせず、怖がらせないよう注意しましょう。
過度な刺激は禁物
社会化期だとしても、急に激しい刺激を与えたり、1日の中で一気に色々な刺激を与えてしまうと、子猫が疲れてしまいます。
刺激に慣れさせることは、あくまで日々のふれあいの延長線上にしてください。
子猫の睡眠を妨げない
猫はよく眠る動物であり、特に成長前の子猫には睡眠が重要です。子猫が眠っている時、もしくは眠そうな時にはあまり余計な刺激は与えず、そっとしておいてあげましょう。
そもそも猫の先祖は夜行性ですが、人間に飼われるようになった猫は、人間の生活に合わせて寝たり起きたりを繰り返すようになりました。
子猫の昼寝の邪魔はせず、子猫が元気そうなときに色々な刺激を与えてあげましょう。
まとめ
今回は子猫を飼う上で重要な時期となる「社会化期」についてご紹介しました。
外部からの刺激の少ない家のなかで飼うからこそ、小さな頃から様々なものに触れさせることが、成長後もストレスに耐性を持たせる上で重要です。ですが同時に、嫌な経験がトラウマとなってしまいやすい繊細な時期でもあります。
子猫の様子を観察しつつ、徐々に刺激に慣れるよう、ゆっくりと刺激を増やしていってあげましょう。
また、社会化期を過ぎてからも、長期的にふれあいを続けることで性格も安定していきます。
社会化期に無理に詰め込もうとせず、触れ合いの一環として適度に様々な経験をさせてあげることで、トラウマを作ることなく生活に慣れさせていきましょう。
【犬クイズ】健康的に生きるために!犬の社会化で重要なこととは?
今回は犬の社会化についてクイズ形式でご紹介します。
それではさっそく、犬の社会化クイズにチャレンジしてみましょう!
①幼犬期:生後18週齢までさらに①幼犬期は下記の3つに分類されます。
②青年期:生後18週齢~2,3歳齢
③成犬期:3歳齢以上
(1) 新生児~生後2週齢この中でも生後3週齢〜生後13週齢までの時期を「社会化期」と呼びます。この時期は、子犬の健全な成長にとって非常に重要な期間なのです。
(2) 生後3週齢~13週齢頃
(3) 生後13週齢~18週齢
社会化期に社会化を行った成犬であっても、継続して社会化トレーニングは必要です。また、社会化期に社会化されていない場合であったとしても、成犬になってからでもある程度までは社会化できます。社会化期の子犬と比べると精神的な柔軟性が失われており、困難であったり時間がかかってしまいます。愛犬に余計な負担をかけないためにも、できる限り適正な社会化期にトレーニングを積むことが大切です。
社会化期では、母犬や兄弟犬から遊びを通じて犬同士のコミュニケーションを学びます。適切な社会化がなされないまま家庭にやってくると、力の加減がわからず、不安や怯えから攻撃的になったり、過度なストレスがかかったりすることが多いので、なるべく早い時期に社会化トレーニングをしましょう。
動物病院の受診やペットホテルに預ける際にも、知らない人との接触は避けられません。人見知りのまま放っておくと、知らない人と接触するたびに愛犬にストレスがかかってしまいますので、子犬の頃から家族以外のさまざまなタイプの人と会うことが大切です。
室内飼育の場合、意識しないと他の犬と触れ合う機会は減少してしまうため、散歩中に他の犬と遊ばせる時間を作ってあげましょう。散歩に出られるのはワクチン接種が完了後からですが、それでも飼い主さんが抱っこして近所を歩いたり、遠くから他の犬を見せたりすることはできます。
今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
獣医師が教える子犬のしつけ①〜社会化期にやるべき5つのこと
ステイホームのお供?ペットを飼う前に知っておきたい4つのこと
ステイホームのお供・・・?

なぜペットが捨てられてしまうのか?
ペットが捨てられてしまう理由について、主に以下の6つが考えられます。- お金がかかるから
- お世話の時間がないから
- 引っ越し等で飼えなくなってしまったから
- 吠える、噛むなどの行為がおさまらないから
- 高齢でお世話の余力がなくなってしまったから
- 飽きたから
ペットを飼う前に知っておきたいこと①【お金】

ポイント 必要な費用の目安はあくまで平均ですから、ペットの種類や大きさ、病気の有無や、何才まで生きるかによっても異なりますが、どんなペットであれ、仮に「ペットを買うお金」が十分にあったとしても、飼い始めてからの方がたくさんお金がかかることを忘れてはいけません。
猫を飼うのにいくらかかるの?
犬を15年飼うのにかかる費用は〇〇万円!犬の生涯費用を調査
ペットを飼う前に知っておきたいこと②【時間】

ポイント ペットのお世話をする時間をきちんと確保できるのか、慎重に考えましょう。家族と暮らしているのなら、お世話の役割分担についても、飼う前によく話し合っておきましょう。 また、今はテレワークなどで家にいる時間が長いかもしれませんが、コロナが終わってからはどうでしょうか?ペットが15才まで生きると想定し、最期までお世話をしてあげられるかよく考えなければなりません。
【2019年改正動物愛護法】増加する動物虐待。その歯止めになるか?動物虐待厳罰化の背景とは?
ペットを飼う前に知っておきたいこと③【トレーニングの心得】

ポイント ペットのトレーニングは根気強く、時間をかけて行う必要があることを、きちんと覚悟した上で飼い始めましょう。 犬や猫は人間の言葉が理解できません。「ダメって言ってるでしょ!」「吠えないの!」と怒鳴っても、行動を直すことはできません。正しいトレーニング方法を、飼い主さん自身が学び、時間をかけて着実に行う姿勢が重要です。
愛犬のトイレの失敗は3つのポイントを抑えれば克服できる!
ちょっと待って!それ、虐待かも?正しい犬のしつけ方のポイントとは
ペットを飼う前に知っておきたいこと④【自分にもしものことがあったら】

ポイント 自分にもしものことがあったとき、ペットの世話を引き継いだり、一時的に預かってくれる人をきちんと確保してから、ペットを飼い始めましょう。その際、引き取ってくれる側の方にも、お金や時間など、ペットを飼う余裕が十分にあるかを確かめましょう。
【新型コロナ】決めてある?もしもの時のペットの預け先
ペットをひとりにしない!今、高齢の飼い主がやっておくべきこと
ペットは「かわいい」だけじゃない

愛犬が怯えないために対策を。生活音や環境音の音源集9選
人間には聞こえない音が犬には聞こえる

犬が聞き慣れない音と遭遇したときの症状
犬が聞き慣れない音と遭遇した場合、以下の症状が見られる場合があります。- 吠える
- 震える
- その場から逃げ出そうとする
- 呼吸が荒くなる
- 失禁する
音に慣れるトレーニング

獣医師が教える子犬のしつけ①〜社会化期にやるべき5つのこと子犬のうちから音に慣れさせておくことで、慣れない音に過剰に反応することはなくなるでしょう。もちろん、成犬でも根気強く続けることで改善されることが多いですので、愛犬のためにも音に慣れるトレーニングをしましょう。
トレーニングの仕方
音に慣れるトレーニングをするには、YouTubeなどの動画サイトや市販のCDを利用し、できるだけ多くの生活音や環境音を犬に聞かせます。 いきなり大きな音を鳴らしてしまうと犬は余計に怖がってしまいますので、最初はわずかに聞こえる音量で流し、怖がらなければおやつを与えるなどして毎回褒めてあげましょう。小さい音に慣れてきたら、徐々に音を大きくしていき、通常の音量でも怖がらなくなったら合格です。 犬の性格、年齢によって慣れるまでの時間もまちまちですので、根気強く毎日続けるようにしましょう。 成犬になってからの場合、数ヶ月〜数年の時間を要することもあります。その期間、ストレスにさらされ続けることになるため、社会化期に慣れさせるのが最も良いのです。犬の苦手な音① インターホン
犬の苦手な音② 掃除機
犬の苦手な音③ 洗濯機
犬の苦手な音④ カメラのシャッター音
犬の苦手な音⑤ 雷
犬の苦手な音⑥ 花火
犬の苦手な音⑦ 車のクラクション・バイクのエンジン音
犬の苦手な音⑧ 救急車・消防車のサイレン
犬の苦手な音⑨工事現場の音
犬の苦手な音まとめ
今回ご紹介した動画をプレイリストにまとめました。愛犬とのトレーニングにぜひご活用ください。最後に
