愛犬と旅する⽩⾺~ペットフレンドリーエリアへ進化中の⽩⾺岩岳~
ペットと⼀緒の旅先として注⽬を集めている⻑野県⽩⾺村。ペットと⼀緒にゴンドラで空中散歩を楽しんだ先に広がる絶景や⼭頂のドッグランをはじめ、⼩型⽝から⼤型⽝までペットの体型に合った宿泊先も揃います。信州の澄んだ空気や⼼地よく吹く⾵によって夏場でも⽐較的過ごしやすいと、ペットと共に訪れるファミリーが増えています。
今回は、夏休みの旅⾏先としておすすめの、ペットフレンドリーエリアに進化中の白馬岩岳の最新情報をお届けします。
行きたいけど気軽には行けない愛犬との旅行
ペットライフメディア「PETOKOTO MEDIA」などを展開するPETOKOTOによると、2022年のGWでは新型コロナの感染拡⼤への懸念が消えないものの、愛⽝と暮らす飼い主の79%においてペットとの旅⾏意欲が増加していました。旅⾏意欲は⾼い⼀⽅で、愛⽝と⼀緒だとお出かけ・宿泊先で⾏動が制限されることやペット可の宿泊先が少ないことなど、課題点が多くなかなか旅⾏頻度が⾼まらない現状があります。
⽩⾺岩岳がわんことの夏旅におすすめの理由
- 大切なペットと⼀緒に絶景や⾮⽇常空間を体験できる
- 頭数や体の⼤きさに合わせて宿泊先を選択できる
わんこもニコニコ!ペットフレンドリーエリアが点在する⽩⾺岩岳⼭頂エリア
標⾼1,289mの「⽩⾺岩岳マウンテンリゾート」⼭頂は、ペットフレンドリーエリアが年々充実しています。
HAKUBA MOUNTAINHARBOR
絶景テラス&カフェ「HAKUBA MOUNTAINHARBOR」から雄⼤な北アルプスの絶景を背景に記念撮影をできるほか、今夏もわんちゃん専⽤テラス「⽩⾺ワン!テンハーバー」が7⽉22⽇(⼟)よりオープン。また、「森のドッグラン」や「森の遊歩道」など、⾃然のなかを思いきり駆け回れる空間も豊富。愛⽝の⽣き⽣きした表情を⾒ることができます。
⽩⾺ヒトトキノモリ
⼭頂からリフトで約200m降った先に広がる「⽩⾺ヒトトキノモリ」は、ティーラテとスコーンの専⾨店「CHAVATY HAKUBA(チャバティ⽩⾺)」が出店しており、⼀休みに最適。ペットもケージに⼊った状態でリフトに同乗できるため(※1)、⼀緒に特別空間にアクセスできます。さらに、鏡⾯を使ったフォトジェニックな1枚が撮影できるので⼤切な愛⽝との旅の思い出が作れます。
(※1)リフトは⼩型〜中型⽝でケージに⼊るサイズのペットが乗⾞可能です。
カフェレストラン「Hakuba Deli(⽩⾺デリ)」
カフェレストラン「Hakuba Deli(⽩⾺デリ)」では、愛⽝と暮らすスタッフが⾃ら企画・考案した、信州野菜を使った3種類のメニューを提供。無添加で栄養バランスを考慮したペット専⽤メニューは、グラム数別で提供するため、体の⼤きさや⾷べる量でチョイスできるなど、ペット連れのお客様に優しい空間をご⽤意しています。
CHUMS RIDGE(チャムス リッジ)
2023年4⽉にオープンした「CHUMS(チャムス)」とコラボした新エリア「CHUMS RIDGE(チャムス リッジ)」は芝⽣広場が1.5倍に拡⼤。⼤⾃然の中でのびのびと過ごしていただけます。
2023年オープンの愛⽝向け最新エリア
2023年のグリーンシーズンより、これまで⼊場できなかった「ねずこの森」の散策路を開放。柔らかな⽊漏れ⽇を始め、フレッシュな草⽊の⾹りや⾵のささやき、⼩⿃のさえずり、川の流れなど、五感を刺激するアウトドア空間でペットとの散歩を楽しめます。
また、7⽉22⽇(⼟)より期間限定で「ねずこの森」⼊り⼝にドッグランをオープン。広さ約750平⽶の広いエリアは⽊々に囲まれているため、夏の暑さを気にせず愛⽝を解放しやすい環境です。北アルプスを眺めることもできるドッグランで、雄⼤な⼭々を背景にダイナミックな写真も撮影することができます。
わんこの体の大きさによって選べる宿泊先も充実で安心
小型犬、中型犬、大型犬と愛犬の体の大きさに合せて宿泊先も選べるため、体のサイズで制限されることもなく、存分に楽しめるようになっています。
小型犬におすすめ
⼩型⽝とのお泊まりにおすすめの「コートヤード・バイ・マリオット⽩⾺」は、専⽤温泉を備えた温泉付プレミアルームをドッグフレンドリールームとして提供。レストランテラスまたはお部屋で、信州産の鶏むね⾁や季節の野菜、愛⽝専⽤パンがセットになった⾷事も楽しめます。⼩型⽝2頭まで宿泊可能。
中型犬におすすめ
全室にキッチンや冷蔵庫、電⼦レンジ、洗濯乾燥機などを完備して、暮らすように泊まれる「旅籠丸⼋」。⼀軒家の参番館は、⼩中型⽝3頭まで宿泊可能で、落ち着いた空間でまるで我が家のように寛げます。愛⽝⽤アメニティも揃っているので安⼼です。
大型犬におすすめ
⼤⼩2つのドッグランを完備する「プチホテルグラスハウス」は⼤型のわんちゃんにおすすめです。看板⽝⾒習い中のゴールデンレトリバーめいちゃんと⼀緒に遊ぶこともできます。⽩⾺岩岳マウンテンリゾートまで⾞で1分の近距離なので、移動も楽々。
一泊二日のモデルコース
1日目 | 2日目 |
---|---|
07:30 出発 | 08:00 ホテルで朝⾷ |
11:30 ⽩⾺岩岳に到着、ゴンドラで⼭頂へ | 10:00 スノーピーク ランドステーション ⽩⾺など⽩⾺駅周辺を散策 |
11:40 Hakuba Deliで昼⾷ | 12:00 昼⾷ |
13:00 ⼭頂で絶景やドッグラン | 13:30 ⽩⾺ジャンプ競技場で記念撮影 |
16:00 下⼭、チェックイン | 14:30 帰路 |
18:00 ホテルで⼣⾷ |
車でのアクセス
それぞれの出発地点からの⽩⾺岩岳までのおおよその時間は以下の通りです。
愛犬の排泄や外での休憩時間、渋滞なども踏まえて、余裕のある時間設定にしておくのがおすすめです。
- 東京〜⽩⾺岩岳:約4時間
- 名古屋〜⽩⾺岩岳:約3.5時間
- ⼤阪〜⽩⾺岩岳:約5.5時間
愛犬と一緒に旅行へ行こう!宿泊時にも役立つ持ち物チェックリスト
近年、犬と一緒に泊まれるホテルやコテージなどが増え、愛犬との旅行がしやすくなっています。しかし、初めて犬と旅行する場合、何を持って行ったら良いのか悩むこともあるでしょう。
そこで、犬との泊まりがけの旅行に必要な持ち物のチェックリストを作成しました。旅行の準備の際に、ぜひお役立て下さい。
持ち物チェックリスト
リストの四角いボックスにチェックが入るようになっています。準備できた物からチェックしていきましょう。
★は持ち物の重要度を表しています。(★★★=絶対に必要、★★=あると安心、★=必要に応じて)
飲食に必要なもの
いつも食べているフードを準備しましょう。一食分をチャック付きのポリ袋に分けて入れておくと便利です。
車やキャリーケースの中は予想外に高温になることもあるため、涼しい時期の旅行でも、こまめに水分補給しましょう。
意外に忘れがちな食器。いつもの食器でも構いませんが、折りたためる食器は持ち運びに便利です。
もし忘れてしまってもコンビニなどで買えますが、いつも食べているおやつの方が旅先でも安心です。
いつも飲んでいる薬やサプリメントがあれば、旅行の際も忘れずに持っていきましょう。
車に酔いやすい犬の場合は事前に準備しておきましょう。
犬の身の回りのもの
旅先で飼い主とはぐれてしまっては大変です。飼い主の連絡先がわかる鑑札や迷子札を必ず装着しておきましょう。
飼い主と歩くときは普通のリード、広い場所で遊ぶときは伸縮リードなどと使い分けるとより楽しめます。
滞在先での毛の飛散防止に役立ちます。普段服を着ない子も、換毛期の場合は着た方が周囲の迷惑になりません。
ドッグランではトラブルを防ぐために使用禁止の場所もあります。使用可能か確認し、他の犬がいない時だけ使うなど、状況に合わせて対応しましょう。
車移動する場合、犬を固定せずフリーにするのは非常に危険です。場合によっては道路交通法違反になります。滞在先でも役立つクレートやキャリーケースに入れて移動しましょう。
クレートなどが苦手な場合はドライブボックスを試してみてください。
混雑する場所でも安全に移動できるため便利な半面、素材によっては熱がこもりやすいため熱中症に注意が必要です。
トイレ関連のもの
犬と外出する時には欠かせないアイテムですね。消臭効果がある袋やポーチを使うと、車の中でも臭いがこもりにくくなります。ウンチを入れて車のボディに貼れるケースも臭い対策には有効です。
トイレに使うのはもちろんですが、水を飲む時にこぼさないように下に敷くなど、いろいろな場面で役立ちます。
慣れない環境だと粗相してしまうこともあるので、ホテルやカフェなどの屋内ではつけた方が良い場合もあります。
衛生用品
ブラッシングすることで、体についたゴミや汚れを取ったり、ノミやマダニ、傷などの発見につながったりします。
きちんと歯磨き習慣が出来ているのであれば、外泊先でも欠かさず行いましょう。
汚れ物を入れたり、敷物代わりにしたりと何かと重宝します。
通称「コロコロ」。犬の毛が服について気になる場合や滞在先で抜け毛が出てしまった場合などに使います。
車内や服の臭いが気になる時や、車酔いで犬が嘔吐してしまった時などに役立ちます。
犬の汚れを取る場合も考えて、ペットにも使えるタイプがおすすめです。
タオルはいろいろな使い方が出来るので複数枚持っていくのをおすすめします。普段使っているお気に入りのタオルやマットがあれば、旅先でも落ち着きやすくなります。
暑さ対策だけでなく、初期の熱中症の応急手当てにも使えます。水を入れたペットボトルを凍らせた物でも代用できます。
人間用のスプレーではなく、犬には犬用の虫除けスプレーを使って下さい。
証明書類
ホテルやドッグランなどで提示を求められることがあります。旅行中は常に持ち歩いた方がよいでしょう。
最後に
愛犬との旅行はとても楽しく、良い思い出になりますが、犬にばかり気を取られて周りが見えなくなり、他者に迷惑をかけてしまうこともあります。
公共の場には犬が苦手な人やアレルギーの人がいることを念頭に置いて、鳴き声、抜け毛、臭いなどには十分に気を使いましょう。
最低限のマナーを守りつつ、愛犬と楽しい時間を過ごしてくださいね。
【本格DIY】自宅の庭にドッグランを作る!費用と製作方法は?
愛犬がノーリードでイキイキと走っている姿は、飼い主としては見ていて嬉しいものですね。日本の屋外ではドッグランがある施設を利用するしかないのですが、近場にないためあまり行けなかったり、犬同士のケンカが心配だったりと利用しづらい面もあります。
そこでDIY好きの筆者は、自宅の庭にドッグランを作りました。今回は、その過程や費用をなどをご紹介します。
※あくまでも素人のDIYのご紹介ですので、安全性を保証する内容ではないことをご了承下さい。犬の安全や設備の強度などに不安がある場合は、専門の施工業者に依頼することをおすすめします。
材料・費用
我が家のドッグランに使う土地の面積は縦5m、横10mの50平米、15.12坪です。費用はこの面積が元になっていますので、参考にしてみて下さい。(※費用はこのドッグランを製作した、2020年当時の金額です。)
フェンス・支柱・扉
フェンス、支柱、扉は必ず必要です。フェンスの高さは特に重要ですのでしっかり下調べをしました。
フェンスの高さの目安
高さ | 犬種 |
---|---|
600mm~ | 小型・愛玩犬(チワワ)、小型・牧羊犬(コーギー) |
1,200mm~ | 小型・狩猟犬(ジャック・ラッセル・テリア)、中型・作業犬(柴犬) |
1,500mm~ | 中型・狩猟犬(イングリッシュ・コッカー・スパニエル)、大型・作業犬(ゴールデンレトリバー) |
1,800mm~ | 中大型・牧羊犬(ボーダーコリー)、大型・狩猟犬(シェパード、アフガンハウンド) |
我が家は大型犬もいるため、1,500mmを選びました。
フェンスを選ぶ
- アニマルフェンス支柱セット【高さ1.5m × 長さ15m(17,600円)】× 2セット = 35,200円
- 扉【高さ1.5m x 幅1m】16,000円
- フェンス基礎ブロック【250mm × 250mm × 250mm(2,600円)】× 4個 = 10,400円
フェンス・支柱・扉の合計:61,600円
アニマルフェンスとは主にシカやイノシシなどの害獣から農作物を守るために使われますが、ドッグランの柵として使うこともあるようです。
ただし、柵が格子状になっている物が多く、格子の間に足をかけて登れる犬の場合は脱走する可能性があります。そういった犬の場合は足を掛ける場所がないタイプのフェンスを使うか、常に人がいる時に使うなど、使用方法に注意が必要です。
フェンス基礎ブロックは、製作中に柵の強度が不安になり、追加でドッグランの四隅の支柱に取り付けています。
床材
床材は必ずしも必要ではありません。土のままでドッグランにすることも可能ですが、足が汚れやすい、草が生えてくるので定期的に草刈りをする必要がある、穴掘りをする犬の場合は脱走する可能性があるといったデメリットがあるので、我が家では床材を使用することにしました。
床材の種類とメリット・デメリット
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
天然芝 | 低価格、犬の足腰への負担が軽い | お手入れが面倒、穴を掘られると芝生が剥げてしまう |
人工芝 | メンテンスが不要、犬の足が汚れない | 価格が高い、素材が熱をため込むため暑くなりやすい |
ウッドチップ | 消臭効果が期待できる、防草・防虫効果が期待できる | 1~3年で交換が必要、木のトゲが犬の肉球に刺さる恐れがある |
バークチップ | 1粒ずつが大きく割れにくいため足に刺さりにくい、白アリ対策も期待できる | 価格が高い、定期的な入れ替えが必要 |
我が家ではバークチップを採用しました。
- バークチップ 【20ℓ入り(1,637円)】× 25袋 = 40,925円
- 防草シート【幅1m × 長さ30m(12,200円)】x 3本 = 36,600円
- コ型止めピン【50本入り】 2,350円
床材の合計:79,875円
バークチップの間から草が生えてこないように除草シートを敷き、その上にバークチップを敷き詰めました。「コ型止めピン」とは除草シートが剥がれないように固定するピンのことです。
日除け
犬の休憩スペースに日陰を作りたかったので、ガゼボ(西洋風のあずまや)を設置しました。
- ガゼボ 28,000円
- ガーデニング用枕木 【105mm × 200mm × 500mm(2,640円)】x 4本 = 10,560円
日除けの合計:44,560円
ガゼボを置いただけでは強風で飛ばされる可能性があるため、ガーデニング用の枕木を重りとして使用しました。
費用の合計と施工業者の工事費用の比較
金額 | |
---|---|
フェンス・支柱・扉 | 61,600円 |
床材 | 79,875円 |
日除け | 44,560円 |
合計 | 186,035円 |
一般的なドッグランの施工費用の相場は1平米あたり18,000円~32,000円が相場のようです。金額に差が出来るのは、どの床材を選ぶかによって変わってくるとのことでした。
我が家の場合は50平米ですので、業者に依頼した場合は900,000円~1,600,000円くらいかかり、DIYの方がだいぶ費用を抑えられることがわかりました。
製作過程
製作はDIY慣れした大人3名で、2日程で完成しました。
1.地面を平らにする
まずはゴミや小石を取り除き地面を平らにするのですが、正直この作業が一番大変でした。普段は平らだと思っている地面も、意外と高低差があるようです。
ただ、この作業をしないと大雨の後に水溜りができてしまうので、丁寧に行うことをおすすめします。地面が平らかどうかを調べるには、レーザー水平器を使用しました。
2.支柱の取付
ドッグランの四隅の支柱に「フェンス基礎ブロック」を取り付けるため、まずは穴掘りをしました。高さ250mm(25cm)のブロックを埋めるので、掘る深さはだいたい30cmほど。これも結構大変な作業でした。
次に「フェンス基礎ブロック」に支柱を取り付けました。我が家ではブロックの穴と支柱の間に石を詰めて固定しましたが、モルタルやコンクリートを流し込んで固定する方法もあるようです。そして、掘った四隅の穴に支柱を取り付けた「フェンス基礎ブロック」を埋めました。
他の支柱も取り付け、水平器で高さが揃っているかを確認しました。
3.フェンス、扉の取付
フェンスの取り付けは案外簡単でした。フェンスの格子を柵の出っ張りに引っ掛けるだけです。
扉の取付も説明書がついていたので、その通りに作業することで簡単に出来ました。
4.除草シート、バークチップを敷き詰める
除草シートを敷き、「コ型止めピン」で固定しました。その上にバークチップを敷き詰めましたが、ここで問題が起こりました。
完成前に犬たちを遊ばせてみたのですが、ボール投げで犬が止まる時にスライディングし、バークチップが大量に柵の外に飛び出してしまったのです。
そこでドッグランの四方の除草シートを20cm程上に延ばし、フェンスに結束バンドで固定しました。除草シートで浅いプールを作り、その中にバークチップ入れるようなイメージです。
5.ガゼボの取付
ガゼボは説明書通りに組み立て、ガゼボの接地面にガーデニング用の枕木をボルトで固定し、穴を掘って枕木だけ地面に埋めました。
製作後に気づいたこと
このドッグランは2020年5月に製作しましたが、2年経った現在でも問題なく使えています。
使用してからわかったことですが、バークチップの色と犬のうんちの色が似ていて見分けにくいというデメリットがありました。
予想外のメリットとしては、バークチップを集めて小さな山を作り、そこにおやつやおもちゃを埋めて「宝探しゲーム」が出来ることです。我が家の犬たちは喜んでやっています。
まとめ
時間やお金、労力を使って製作したドッグランですが、愛犬たちが楽しそうに遊ぶ姿を見ていると苦労が報われた思いです。
専用ドッグランであれば他の犬やその飼い主のことを気にすることもなく、安心して利用できます。DIYが好きな方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
安全に快適に遊ばせよう!愛犬のための庭作り7つのポイント
ステイホームの期間中、断捨離をしたり、家具を新調したり、家の中を快適な空間に変えた方も多いと思います。
愛犬と一緒におうち時間を楽しく快適に過ごす工夫のひとつとして、庭にもひと手間かけてみませんか?
今回は「愛犬が喜ぶ庭」を作るためのポイント7つをご紹介します。
庭のない方も、ぜひ、愛犬がお庭で楽しんでいる姿を想像してお読みください。
犬を庭で遊ばせるメリット
運動不足・ストレス解消
1日中室内やゲージの中だけで過ごしていると犬はストレスに感じてしまいます。
犬にとっては毎日一定時間、屋外の広いスペースで、日光や外の匂いを嗅ぎながら遊ぶことはとても楽しい時間です。
飼い主さんが忙しかったり、天候不順で散歩に行けない日が続いたとしても、庭に出ることでワンちゃんの運動不足・ストレス解消になります。
また、ドッグランや公園に行かなくても、犬友達を呼んで一緒に遊ぶことができるため、気軽に他の犬と交流をさせることができます。
日光浴
犬は日向ぼっこが好きですが、その理由は単に心地良いからだけではありません。
犬にとって日光浴は、ビタミンDの活性化やセロトニンの分泌、皮膚を健やかに保つ上でとても重要です。
おうちの中で日光を浴びさせるだけでも効果的ですが、せっかくお庭があるのなら、お庭で楽しく日光浴をさせてあげるのもよいですね。
ポイント① 庭をフェンスや柵で囲う
庭に犬を放す際には、犬が家の敷地外に逃げ出してしまわないようにフェンスで囲うことが第一条件です。
こうすることで、迷子になってしまったり、通りかかった人とトラブルになったり、車や自転車との接触事故などを防ぐことができます。
フェンスには様々な種類がありますので、それぞれの犬や家に合ったものを選ぶことが大切です。
高さ
犬の大きさによって、フェンスの高さを調整することが必要です。
子犬のときに庭を作る場合は、成長を見越して高めのフェンスを設置しましょう。
また、柵の前に踏み台となるような物を置かないように注意しましょう。
材質
フェンスの材質は、木製、アルミやスチール、樹脂製、生垣などがあります。
木製のフェンス
見た目が自然に溶け込みますが、湿気や犬が噛んでしまうことで劣化することがあるので、メンテナンスが少し大変です。
アルミやスチール製のフェンス
設置がしやすい一方で、色によっては見た目が庭の雰囲気に馴染まない可能性があります。
樹脂製のフェンス
耐久性が高く汚れにくいのが特徴です。加工によっては木製のような見た目をしているものもあります。
生垣
防火や防音などの効果も期待でき、景観保全や環境保全のために生垣に補助金を出している自治体もあります。一方で、虫が寄ってくることもあり、定期的な剪定も必要なので少し手間がかかるかもしれません。
形状
縦向き、あるいは横向きに隙間のある柵、メッシュ状など形状も様々です。デザイン性と隙間の大きさを考えて選びましょう。
小型犬や被毛がフワフワしている犬は見た目以上に狭いところを通り抜けることができてしまうので、事前にフェンスの隙間のサイズをしっかりと確認することが大切です。
また、道路に面している庭の場合は外を歩く人に犬が反応してしまうことがあります。
通行人に反応して無駄吠えをする犬や、外が気になってしまう神経質な犬は、網目が細かいフェンスや目隠しになるようなフェンスを選びましょう。
ポイント② 地面には土、芝、ドッグラン用のウッドチップを敷く
犬が走りやすいように、地面のコンディションを整えましょう。主に土、天然芝、人工芝、ドッグラン用のウッドチップが有効です。
土、天然芝
自然の素材で犬にとっても気持ち良く公園の気分が味わえます。
一方で、雑草の処理など管理が大変なことに加え、土で犬の足が汚れてしまいます。
人工芝
天然芝よりも安価に、簡単に設置することができ、緑の見栄えも良いですが、人工芝の破片がマイクロプラスチック汚染の原因となることが近年問題視されています。そのため、定期的に破片を取り除くための掃除をしましょう。
ウッドチップ
人工芝よりコストが低く、雑草の発生や匂い対策にもなります。ウッドチップの下に虫が住みついてしまうことがあるので、地面をコンクリートにしたり、雑草を取り除いてからウッドチップを敷き詰めるなどの対策が必要になる場合があります。
砂利やコンクリート
足腰への負担がかかり、夏に熱く冬に冷たくなるので、犬を庭で遊ばせるのなら避けた方がよいでしょう。
ポイント③ トイレスペースの設置
庭中であちこちトイレをされてしまうと片付けが大変ですよね。
木や大切な植物におしっこをかけられないようにするためにも、庭にトイレスペースを決めておくことは大切です。
散歩時の排泄を習慣にしている犬にとっても、庭のトイレスペースを覚えることができれば、散歩に行くことができない日でも安心です。
ポイント④ 休める場所の設置
庭で遊ぶ合間に休める場所を作ってあげましょう。
夏には日差しを遮り、風が通るような涼しい場所、冬には風をよけ日向で過ごせるような場所が必要です。
日差しを遮る犬小屋を作ったり、毛布やクッションを置いてあげるなど工夫して、犬が快適に休めるスペースを用意しましょう。
ポイント⑤ 水道
庭に洗い場があるととても便利です。
散歩から帰ってきた時や、庭で遊んだあとなど犬の足を洗うこともできますし、夏場は水遊びや犬用プールを作って遊ばせることもできます。
ポイント⑥ 植物に注意
庭の景観のためにも、たくさんの植物を育てたいと思っている人は多いと思います。しかし、中には犬にとって危険な植物もあるので注意が必要です。
犬は興奮している時やストレスが溜まっている時などに誤って植物を口にしてしまうことがあります。犬の行動範囲に生えている草花が中毒を起こすものでないか、犬を放す前に確認しましょう。
犬が食べると危険な植物
- チューリップ(球根)
- アサガオ(種子)
- キキョウ(根)
- クリスマスローズ(全草、根)
- シクラメン(根)
- ジンチョウゲ (花、根 )
- スイセン(植物全体、特に球根)
- パンジー(根茎、種子)
- ポインセチア (茎(樹液)、葉)
- ユリ(植物全体、特に球根)
- シャクナゲ(葉)
- ソテツ(種子)
- イチイ(木、樹皮、種子)
- 藤(さや、種子)
- アザレア(植物全体、特に葉)
- 夾竹桃(植物全体)
- ポトス(汁液)
- アジサイ(つぼみ)
- アセビ(若布、樹皮)
- カラー(葉)
- イヌサフラン(植物全体、特に球根))
- アロエ(皮下の乳液)
- ポトス(植物全体)
上記に上げたような代表的なものですが、これ以外にも危険な植物はあります。
万が一、犬が中毒となる植物を食べてしまった場合、または食べたことが疑われる場合はすぐに動物病院に行くことをおすすめします。
ポイント⑦ 犬からは離しておくべきもの
庭では様々な遊びや趣味を楽しむことができますが、犬にとってリスクのある物もあります。
水場の放置に注意
夏に水遊びをするのが好きなワンちゃんも多いでしょう。
しかし、噴水や池などの常設型の水場は、蚊の幼虫であるボウフラが繁殖しやすい場所です。蚊はフィラリアを媒介するため、犬にとって危険です。
また、溜まったまま放置した水には寄生虫や細菌がいることがあります。犬がそれを飲んでしまうと病気に感染してしまう可能性もあります。
ペット用のプールや飲み水は放置した水ではなく、毎回新しい水に入れ替えることが必要です。
大切な鉢植えや危険な道具などにも注意
庭で大切に育てている鉢植えや家庭菜園、洗濯物など、犬が遊んで壊したり毛がついたりして困るものは、柵で囲うなどして対策しましょう。
また、庭用の枝切り鋏など、危険な道具にも気をつけましょう。
殺虫剤や肥料に注意
殺虫剤や肥料は、普段は犬から離れた場所に置いておきましょう。
実際に殺虫剤を散布するときは、犬をしばらく庭に出さないようにしましょう。
置き型の固形肥料は、犬が食べてしまうことがあるので、できるだけ液体のものを使うことをおすすめします。
まとめ
犬を庭で遊ばせることには多くのメリットがあり、運動不足やストレスの解消など気分転換につながります。
愛犬のための庭作りは自分でDIYすることも、業者に頼むこともできますが、以上のポイントを考慮することで、犬にとっても人間にとっても安全で快適な庭を作ることができます。
もうすでに犬を庭で遊ばせている方も、これから犬のために庭作りをする方も、ご紹介した7つのポイントを参考にしてみてください。
【東京都内】犬と一緒にお花見ができる!おすすめの公園5選
冬の厳しい寒さも和らぎ、徐々に春の気配も感じられるようになりました。春といえば桜、桜といえば楽しみなのがお花見ですよね。
今回は愛犬と一緒にお花見が楽しめる東京都内でおすすめの公園を5つご紹介します。ドッグランや散歩を楽しめる公園で、愛犬と思いっきり春を楽しみましょう!
東京都のお花見スポット①代々木公園
春になるとソメイヨシノ、カワヅザクラなど約700本のサクラが美しく咲き乱れる代々木公園。東京都内で人気の高いお花見スポットの1つです。
代々木公園内はリード着用必須ですが、ドッグランを利用すればリードを外して思いっきり走り回れます。
代々木公園の近くには、アームズ・ハンバーガーやアネア・カフェ参宮橋などワンちゃんOKのドッグカフェも多数あります。お花見をしたあとに立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね!
代々木公園
【住所】東京都渋谷区代々木神園町、神南二丁目
【アクセス】JR「原宿駅」・東京メトロ「代々木公園駅」「明治神宮前駅」から徒歩約3分、小田急線「代々木八幡駅」から徒歩約6分
【駐車場】有料
【利用料金】無料
【利用案内】利用前に登録が必要(鑑札)。区市町村の畜犬登録(鑑札)と狂犬病予防注射済票(当該年度・プレート)を持参。登録申込書をダウンロードして記入、代々木公園サービスセンターへ(受付時間:9:00~17:00)。
【ドッグランHP】http://yoyogidogrun.net/
東京都のお花見スポット②木場公園
ソメイヨシノやオオカンザクラなど約380本のサクラが楽しめる木場公園。例年の見頃は3月上旬から4月上旬です。
木場公園には、中・大型犬エリアと小型犬エリアの2エリアに分かれたドッグランがあるので、安心して遊べます。
公園内にはバーベキュー会場がありますが、ペットの同伴は禁止されているので注意してください。愛犬とお花見を楽しむなら、お弁当を持っていきましょう!
木場公園
【住所】東京都江東区平野4-6-1
【アクセス】東京メトロ東西線「木場駅」から徒歩約5分、東京メトロ・都営地下鉄「清澄白河駅」から徒歩約15分、地下鉄「菊川駅」から徒歩約15分
【利用料金】無料
【利用案内】利用前に登録が必要。鑑札と注射済票(当該年度・プレート)を、木場ミドリアム(受付時間:10:00~16:00)へ。
【ドッグランHP】https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/facilities020.html
東京都のお花見スポット③小金井公園
ヤマザクラ、ソメイヨシノをはじめ、約1700本もの桜が咲きほこる小金井公園は、「桜の名所100選」にも選ばれています。
80ヘクタールもあるとても広い公園で、年間を通して多くの家族連れや子供たちが外遊びを楽んでいます。
ドッグランはもちろん、小金井公園のバーベキュー場は犬連れOK!家族や犬仲間とわいわいバーベキューを楽しめます。
小金井公園
【住所】東京都小金井市関野町1丁目13−1
【アクセス】JR中央線「武蔵小金井駅」または「東小金井駅」からバスで約5分、西武新宿線「花小金井駅」からバスで約5分
【駐車場】有料
【利用料金】無料
【利用案内】利用前に登録が必要。鑑札と狂犬病予防注射済票を小金井公園サービスセンター窓口(受付時間:9:00〜17:00)へ。
【ドッグランHP】https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/facilities050.html
東京都のお花見スポット④昭和記念公園
昭和記念公園の有料エリアにあるドッグランは、ドッグラン初心者向けのエリアから、小型犬専用のエリア、アクティブに走り回れるエリアまで全部で5つのエリアに分かれており、どんなワンちゃんでも楽しめます。
ドッグランには犬との暮らしや健康に詳しい「ドッグライフカウンセラー」がいるので、犬のことで困っていることがあれば気軽に相談できます。
ドッグラン以外にも、日本庭園やレストランなどの建物以外であれば園内どこでも犬と散歩できる(リード着用)ので、昭和記念公園の美しいお花をたっぷり堪能してください。
昭和記念公園
【住所】東京都立川市緑町3173
【アクセス】JR中央線「立川駅」または多摩市都市モノレール「立川北駅」から徒歩で約15分、昭和記念公園「立川口」からドッグランまで徒歩で約2分
【駐車場】有料
【利用料金】入園料;大人(15歳以上)450円/子供0円/シルバー(65歳以上)210円
【利用案内】犬連れで入園の際、誓約書を記入。あらかじめHPからダウンロード可能。ドッグラン利用時は、狂犬病予防摂取注射済票または鑑札と、3種以上混合ワクチン摂取証明書を提示。
【ドッグランHP】
http://www.showakinen-koen.jp/facility/facility_dogrun/
東京都のお花見スポット⑤井の頭恩賜公園
大正6年に開園し、地域の人に親しまれてきた井の頭公園。年間を通して多くの人が散歩やピクニックを楽しんでいますが、桜の季節には遠くからもたくさんの人が訪れ、賑わいがさらに増します。
ドッグランはありませんが、リードをつければ公園内を自由に散歩できます。
吉祥寺駅周辺にはテイクアウトができるお店や犬連れOKのカフェもたくさんあるので、犬仲間と一緒にピクニックやカフェタイムを楽しむのもよいですね!
井の頭恩賜公園
【住所】東京都武蔵野市御殿山1丁目18−31
【アクセス】JR中央線「吉祥寺」から徒歩で5分、京王井の頭線「井の頭公園」から徒歩で1分
【駐車場】有料
【HP】https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/seibuk/inokashira/index.html
さいごに
愛犬とのお花見は絆も深まり最高の思い出になるでしょう。しかし、桜は食べてしまうと犬の健康を害すことがあるので、十分に注意してください。また、公園内のドッグランを利用する際は登録が必要ですので、初めて行く際はあらかじめ書類等の準備をしておきましょう。
その他の注意点は、こちらの記事をご参照ください。
年に一度の桜の季節。注意点もしっかりと確認して、愛犬と一緒に楽しい思い出を作りましょう!
【特集】犬とお泊まりできる場所のまとめ
「愛犬とお泊まり旅行がしたい!」そう思われている方も多いはず。ですが、犬を連れて行ってもOKな宿泊施設はなかなかありませんよね。
今回は、Cheriee編集部がおすすめする犬とお泊まりできる宿泊施設をご紹介している記事とともに一挙にご紹介!今後、お出かけする際の参考にしてください。
【那須】dog’s pension しゃのんち
とってもアットホームな雰囲気な「dog’s pension しゃのんち」の宿泊レポートです。
まだオープンしたばかりということもあり、すごくキレイで、快適に過ごすことができそうです。着いたらすぐに、看板犬であるボーダーコリーの「しゃのん」がお出迎えしてくれます。これは犬好きにはたまりませんね。
「しゃのんのおうち」こと「しゃのんち」。愛犬と一緒にお邪魔してみてはいかがでしょうか?楽しい時間を「しゃのん」と一緒に過ごせることは間違いありません。
【那須】アニマーレプレミアム in 那須
愛犬とお泊まりできるだけでなく、豪華な内装とその世界観、那須周辺へのアクセスのしやすさ、そしてオーナーさんのお人柄の良さなど、さまざまなおすすめポイントがあります。
ドッグランや犬用のお風呂もあり、その充実したペット施設に愛犬がリラックスすることは間違いありません。ペットと一緒にゆったりとした時間を過ごしてみませんか?
また、こちらの記事では、「アニマーレプレミアム in 那須」に関してだけではなく、愛犬と一緒に楽しめる、那須高原の観光スポットもたくさんご紹介しています。どれもおすすめのペット同行可の施設やショップですので、那須観光の参考にしてみてください。
【軽井沢】キャンプ場スウィートグラス
「キャンプ場スウィートグラス」は、浅間高原にのびのびと広がるキャンプ場です。
「愛犬とキャンプ、行ってみたいけど大変そう…」なんて考えている方にも安心の充実した設備があります。ログキャビンにはなんと、プライベートドッグランがついているんだとか。愛犬とのびのび遊べる、大満足のキャンプになりそうです。
犬と宿泊するときに準備すること
犬と宿泊するときに、確認しておきたいことや、持ち物の準備についてなど、はじめて犬を連れて宿泊する時にはわからないことがたくさん。
そんな不安を解消するために、こちらの記事を読みながら、準備を整えてみましょう。これさえ読んでおけば安心の旅行になること間違いなし!愛犬と旅行するときは、ぜひこちらをチェックしてみてください。
最後に
宿泊施設によって、一部屋にお泊まりできるペット数や、ペットの体重の上限など、決められているルールがたくさんあり、そのルールもさまざまです。
犬も人間も、みんなが快適に過ごせる旅行にするために、お出かけの際は、必ず宿泊先のホームページなどを確認して、万全の準備をしましょう。「実際に行ってみたら入れなかった」なんてことがあっては、せっかくの休日も台無しに…。
愛犬と一緒に旅先でゆったり過ごす時間、そんな貴重な時間をもっともっと充実した時間にするために、こちらの記事を参考にしていただければ幸いです。
ドイツ料理も楽しめるドッグラン併設のカフェ「for dogs ぱうぜ」@東京都練馬区
本格的な夏がやってくる前の暖かいこの時期は、愛犬とお出かけしたくなりますよね。
でも、せっかくのお休みの日が雨だったり、おしゃれなカフェに愛犬を連れて行って迷惑をかけないか心配になったりと、愛犬と一緒に出かけるのをためらってしまうことはありませんか?
今回は、東京都練馬区大泉学園町にある、雨の日でも愛犬と室内で遊べて、おいしい料理を味わえる、そんな魅力的なお店をご紹介します。
「for dogs ぱうぜ」の魅力とは?
店内はどこでも愛犬と一緒OK
東京都練馬区にある「for dogs ぱうぜ」は、室内ドッグランをそなえたドッグカフェで、ドッグホテルや犬の保育園として預かりサービスも提供しています。室内ドッグランなので雨の日でも犬を遊ばせることができ、カフェも含め、店内はどこでも愛犬と一緒に過ごすことができる愛犬家にうれしいお店です。
ドイツ料理「ダッチベイビー」が食べられる
犬関連のサービスはもちろん、カフェメニューのコーヒーやアルコール類も充実しており、ドイツの家庭料理「シュニッツェル」やドイツ生まれのパンケーキ「ダッチベイビー」などの本格的なドイツ料理もいただけます。
「ダッチベイビー」とは、スキレットという鋳鉄製の小さめのフライパンを使ってじっくり焼き上げたパンケーキのことです。
他にも、「ダッチベイビー」には、ホイップクリームとバニラアイスを乗せたデザート系の「ミックスベリー」、食事系の「キーマカレー」、「ソーセージとポテト」、「ポテトツナと野菜サラダ」などの種類があります。ドイツビールも取りそろえてあり、大人も楽しめるラインアップが魅力です。
犬たちにとっても安心のカフェ
室内ドッグランで犬たちが楽しく遊べる
カフェスペースの横には、室内ドッグランがあり、カフェ利用者は追加料金なく愛犬と遊ぶことができます。カフェを利用しない場合でも、400円というかなり安いお値段で、しかも、時間無制限でドッグランを利用できるのだとか。
通常のドッグカフェの場合、人間は飲食でリフレッシュできますが、犬にとってはフラストレーションがたまる時間になってしまいがちです。しかし、「for dogs ぱうぜ」なら犬たちもドッグランで楽しく過ごせるので、犬にとっても飼い主にとっても、良い気分転換の場所になるでしょう。
ドッグトレーナー常駐だから安心
ドッグランには、ドッグトレーナーが常駐しており、犬たちが安全に遊べるよう随時アドバイスをしてくれます。
「for dogs ぱうぜ」では、犬のサイズに制限がないため、大型犬も小型犬も一緒に遊ぶことができます。体格差があると犬同士の遊びでもケガをしてしまう危険性がありますが、ドッグトレーナーが相性などを見ながら、必要があればドッグラン内を柵で仕切ったり、興奮しすぎた犬を落ち着かせたりしてくれます。
お店の方のお話によると、ドッグランに遊びに来る犬は、チワワやトイプードルなどの小型犬のほか、シェパードなどの大型犬や超大型犬のグレートデンが来たこともあるそうです。
「犬のほいくえん」で社会性を身につける
ドッグランで愛犬が他の犬たちと仲良く遊べるか不安な方もいるのではないでしょうか。
「for dogs ぱうぜ」では、「犬のほいくえん」として犬を預かり、犬の社会性を養ってくれるサービスも行っています。定期的に通い、いろんな犬たちと過ごすことで犬同士のコミュニケーションの取り方や遊び方を身につけていくこともできます。
近所のお住まいの方は、「犬のほいくえん」も検討してみたいところですね。
オーナーご夫妻にお話を聞いてみました
「for dogs ぱうぜ」を経営している奥澤さんご夫婦は、もともとは会社員として犬と関係のないお仕事をされていました。
しかし、愛犬とドッグカフェなどに出かけているうちに、こういったお店をやってみたいという気持ちが強くなり、ご夫婦ともに会社を退職してドッグカフェを作ることにしたそうです。
そして、奥さまはドッグトレーナーとしての資格を取得されるために社会人向けのスクールで勉強をして見事に資格を取得。旦那さまは飲食業の学校で専門知識を学んだ後にカフェで修行し、2016年11月11日についにお店をオープンされました。
今後は、保護犬を店内で飼育して里親を募集するといった活動もやってみたいとのことです。カフェやドッグランで里親募集することができれば、あまりご存じなかった方に対して、保護活動のPRもできますし、新しく犬を家庭に迎える際の選択肢の一つとしてもらうこともできそうですので、お二人のこれからの活動にも注目していきたいですね。
犬への愛情あふれるお店
実際に訪れてみて、「for dogs ぱうぜ」は、どんな犬でも飼い主と一緒に楽しく過ごせる、とても居心地のいいカフェだと思いました。室内ドッグランとカフェを行ったり来たりしたり、ランチをしたりなどしていたら、あっという間に半日が過ぎてしまいます。
短時間のカフェ利用だけだと、このお店の良さを満喫できなくてもったいないかもしれません。ドッグランで愛犬だけでなく、いろいろな犬種の犬たちと触れあいを楽しみ、カフェでランチを食べて休憩し、午後もドッグランでもうひと遊びしてから帰る。そんな過ごし方がオススメのお店です。
時間に余裕のある休日に、愛犬と一緒に足を運んでみてはいかがでしょうか?
お店情報
- 住所
- 東京都練馬区大泉学園町8-27-15
- 電話
- 03-6904-6565
- 駐車場
- 東京都練馬区大泉学園町8-15-5 の No.101とNo.17
- ホームページ
- https://fordogspause.com
犬に関するお金は「治療費」などが増加し、終生飼養に掛かる支出合計額は700万円以上にも!?
犬に関する支出はここ10年でどう変わってきているのでしょうか?ペット保険のアニコム損害保険株式会社が同社の契約者に対し毎年行っている調査結果をもとに、2009年から2018年の10年間の推移を分析しました。
現在、犬を飼っている人も、これから飼いたいと思っている人も、何にどのくらいお金が掛かるのか、ぜひ参考にしてみてください。
「ドッグランなど遊べる施設」に使う金額が10年で1.5倍に
10年間で最も増加率が高かったのが、「ドッグランなど遊べる施設」に関する支出でした。
2009年の「ドッグランなど遊べる施設」に使う年間金額は平均して7,904円。2010年に増加するものの、そこから減少傾向にあり、2015年には5,661円まで下がります。しかし、2016年に一気に9,706円まで増加し、その後も上がり続けて、2017年には1万円台に到達し、2018年には11,990円となりました。
2016年を境に「ドッグランなど遊べる施設」への支出傾向が大きく変わっています。また、ここ3年間は愛犬と一緒に遊びに行く機会が増加していることが分かります。現在はまだ年間1万円程度ではありますが、今後は愛犬と一緒に旅行するという人も増加し、旅費も含めると大きな金額になっていくかもしれませんね。
サロン通いが定着化
昔ながらの日本犬には必ずしも必要ではなかった「シャンプー・カット・トリミング料」ですが、最近人気のトイプードルなどの犬種にはトリミングが必要です。
そういった人気犬種の影響か、この項目の年間支出額は多少のばらつきはあるものの、大きく見ると年々増加傾向にあると言えるでしょう。2009年には32,547円でしたが、2018年には47,653円と約1.4倍になっています。ここでも2016年を境にした3年間は、45,000円台から47,000円台を保っています。
「病気やケガの治療費」の年間支出額は7万円台
ペットの医療も人間並みに進み、癌(がん)など医療費がかかる病気も増加しています。愛犬家にとって「病気やケガの治療費」は気になるところでしょう。この調査で最も高額な支出額だったのが「病気やケガの治療費」でした。
2009年は51,318円で、2010年には少し減少したものの、2011年からは増加し続け、2014年には80,912円に達します。一気に高額になってきた治療費ですが、2015年と2016年には約2万円強も減少して57,000円台になリます。その後、2017年は71,135円、2018年は70,358円と7万円台に増加しています。
治療費は小型犬よりも大型犬の方が高くなる傾向があります。人気犬種の影響もあるのか、年によって波がある「病気やケガの治療費」ですが、年間7万円の支出となると家計にはかなり響く項目だと言えそうです。
サプリメントなど健康志向へ
治療費の次に高額だったのが犬の食費である「フード・おやつ」です。
2011年の44,061円から少しずつ増加し続け、2017年には約1万円増の58,601円にまで上がりました。2018年は微減したものの、10年間では124%に上がっており、月額にすると5,000円近く多く出費していることが分かります。
食事と同じように犬が口にするものとして、2017年から新たに「サプリメント」の項目が調査に加えられ、2017年には23,902円、2018年には23,355円と、ともに2万円台という結果が出ました。
サプリメントはフードのように必ず必要というわけではないため、全くお金をかけていない飼い主もいるでしょう。2万円という数値はあくまで平均値であるため、さらにお金をかけてサプリメントを愛犬に与えている健康志向の飼い主が増えてきているのではないでしょうか。
生涯飼養にかかる支出は480万円から700万円以上に
この調査では、前述の4項目の年間支出額に加え、「しつけ・トレーニング料」「ペット保険料」「ワクチン・健康診断等の予防費」「ペットホテル・ペットシッター」「日用品」「洋服」「首輪・リード」の7項目の年間支出額を算出しています。これらの金額を合算し「共通項目の合計」としてまとめたものがグラフの青色の部分です。
2009年は314,103円で、2014年までは緩やかな増加傾向で35万円台でした。2015年と2016年は33万円台に下がり、2017年以降は再び増加に転じています。
2011年からは「防災用品」の支出額が加わり、さらに2017年から「サプリメント」「交通費」「光熱費(飼育に伴う追加分)」が加わっています。それらの項目を全て加えた2018年の年間支出合計額は、480,420円となりました。
犬の寿命は10年から15年程度と言われていますので、単純計算すると犬1頭の生涯の飼養には4,804,200円から7,206,300円という金額が掛かることが、この調査結果からわかります。
ただし、これらの数値はあくまでアニコムの契約者を対象にした調査の「平均値」であり、実際にかかる費用は、犬のサイズ、病気の頻度、嗜好品への関心度合いなどによって個体差があります。
最後に
このように支出額だけを見ても「かわいい」というだけで犬を買うべきではないことが分かります。
もちろんお金の問題だけでなく、命ある動物を飼うからにはさまざまな責任が発生しますが、経済面でも終生飼養をする覚悟や準備が必要だと思わされる調査結果だったのではないでしょうか。
調査結果を分析してみると、お出かけやトリミング、健康食品など、嗜好品への出費が増えていることがわかります。ワンちゃんとより楽しい生活を送るためには、最低限の出費だけでなく、こうした嗜好品への出費がある可能性を考えておくと良いかもしれませんね。
- 出典
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2018年調査結果
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2018/news_0190315.html -
2017年調査結果
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2017/news_0180315.html -
2016年調査結果
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2016/news_0170322.html -
2015年調査結果
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2015/news_0160314.html -
2014年調査結果
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2014/news_0150202.html -
2013年調査結果
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2013/news_0140129.html -
2012年調査結果
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2012/news_0130129.html -
2011年調査結果
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2011/news_0120124.html -
2009年・2010年調査結果
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2010/news_0110309.html