食器や首輪が原因に!犬の金属アレルギーの症状と対策
人間では、アクセサリーなどが原因で金属アレルギーになることがありますが、実は、犬でも金属アレルギーになることがあります。
金属アレルギーは、食器や首輪など、日々の生活で使うものが原因であることが多いため、できるだけ早く気づいてあげることが重要です。
今回の記事では、犬の金属アレルギーについて、症状や治療・予防方法などをご紹介します。
犬も金属アレルギーになる
植物や化学繊維、薬品など、なんらかの原因物質に触れることで発症するアレルギーを「接触アレルギー」といい、その一つが金属アレルギーです。
金属アレルギーの仕組み
金属から溶け出した「金属イオン」は、体内のタンパク質と結合します。
結合した物質(アレルゲン)を体が異常なものだと認識すると、再び同じ金属イオンがタンパク質と結合したときに過剰反応してしまい、皮膚や粘膜を破壊することで痒みや発疹などの症状を引き起こします。
全ての犬が金属アレルギーになるわけではない
犬も金属アレルギーになることはありますが、ネギ類やアルコールなどのように、全ての犬がアレルギー反応を起こすわけではありません。
犬の金属アレルギーの主な原因
人間の場合、アクセサリーや腕時計などで金属アレルギーになることがありますが、犬の場合は、金属製の食器、首輪、ハーネスが原因になることが多いです。
サークル、ケージの金属に反応することもあります。
アレルギーになりやすい金属がある
合金やメッキ加工の製品は、金属アレルギーを引き起こしやすいと言われています。
逆に、純金、銀、チタン、ジルコニウムなど、純度が高く値段も高い金属のほか、医療用器具にも使われるサージカルステンレスは金属アレルギーになりにくいです。
犬の金属アレルギーの症状
痒み
- 金属アレルギーで最も多い症状。
- 首輪が原因なら首に、食器が原因なら口や鼻先などに痒みの症状が出る。
湿疹
- 痒みとともに、皮膚に湿疹が現れる。
- 犬は全身が毛に覆われているので、人間に比べて気づきにくい。
脱毛
- 金属アレルギーが直接脱毛を引き起こすわけではない。
- 痒いところを掻いたり舐めたりすることで、毛が抜け落ちる。
目やに、涙
- 金属が目の周りに接触した場合は、目やにや涙が出る。
- 目元の違和感を感じると、床や足に擦り付けるなどして傷つけてしまい、結膜炎や角膜炎などを引き起こすことがある。
外耳炎
- 耳に金属アレルギーの反応が出た場合は、足で耳を掻いたり、首を振るなどの行動を起こす。
- 掻くことで傷や耳血腫ができることがある。
- 耳に血が溜まってしまうと、注射針で抜く必要がある。
脂漏症(しろうしょう)
- 金属アレルギーの症状が長引くと、皮膚の新陳代謝異常やホルモン分泌異常により「脂漏症」を発症。
- 皮膚のベタつきまたは乾燥、フケの増加などがみられる。
- 脂漏症は遺伝性の場合もあり、後天性でも完治に時間がかかるため、持病として長いこと苦しむ犬も多い。
金属イオンが体内に入った場合
金属が皮膚に接触しておこるアレルギー以外にも、なんらかのきっかけで体内に金属イオンを取り込んでしまうと、接触アレルギーとは異なる次のような症状を起こすことがあります。
- 嘔吐や下痢など、消化器系の症状
- 気管支が腫れることで、空気の通り道が狭まり、呼吸困難や酸欠、痙攣を起こすこともある。
金属アレルギーを発症しやすい犬種
遺伝性の皮膚病になりやすい犬種
遺伝的に皮膚の疾患や、金属以外でもアレルギーを起こしやすい犬種は、比較的金属アレルギーにもなりやすいと言えます。
皮膚疾患を起こしやすい犬種の例
シーズー、パグ、柴犬、ゴールデンレトリバー、ビーグル、ラブラドールレトリバー、コーギー、シェルティ、シュナウザー、マルチーズ
短頭種
マズルの短い短頭種は、食器などの金属に接する顔の部分が広いため、広範囲にアレルギーが出やすいです。
また、もともと呼吸器が弱いので、金属アレルギーによる気管支の腫れなどは特に命取りになります。
短頭種の例
フレンチブルドッグ、パグ、ボストンテリア、シーズー
犬の金属アレルギーの治療・予防
金属アレルギーの症状を発症した場合、皮膚の炎症を抑える飲み薬や塗り薬などで治療します。しかし、金属アレルギーそのものが治ることはないため、薬で症状が落ち着いても、金属に触れればまた発症します。
とにかく金属製のものを使わないこと
金属アレルギーは治らないので、発症・再発を防ぐには、できるだけ金属に触れないようにすることが最も重要です。今は金属アレルギーの症状が出ていなくても、金属に触れ続けることによって発症することがあります。
もちろん、少し触れただけでアレルギー反応を起こすことはほとんどありませんが、食器や首輪など、毎日一定時間触れ続けるものは、プラスチック製や布製のものを使いましょう。
服の上からハーネスをつける
金属製のハーネスを使いたい場合は、服の上からハーネスをつけ、皮膚に直接当たらないようにすれば問題ありません。
合金、メッキ加工はNG
合金やメッキ加工の製品は金属アレルギーを引き起こしやすいため、なるべく使用を避けましょう。
一度金属アレルギーになってしまうと、他の金属にも反応するようになってしまうことがあるため、これまで発症したことがない犬でも注意が必要です。
まとめ
犬が金属アレルギーになることを知らないと、体を痒がっていても原因が分からないため、同じ金属製品を使い続けてしまうかもしれません。
金属アレルギーの対策は、「金属との接触を避けること」が基本なので、顔や首など、普段金属と接する部分に症状が現れた場合には、一度金属製品の使用をやめてみましょう。
金属アレルギーは、悪化すると呼吸器障害を起こすこともあるので、決して侮ることなく、愛犬の健康を守ってあげましょう。
【初心者必見】犬の首輪の選び方や、散歩におすすめのグッズとは?
初めて犬を飼う人にとって、犬との散歩はとても楽しみな時間でしょう。
でも、犬の散歩に何を持っていけばいいのかよく分からない…。
そんなお悩みを解決するため、犬の散歩に必要な首輪の選び方から、トイレグッズや雨具などあると便利なものまで、おすすめのグッズをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
首輪とハーネス、どっちがいいの?
これは飼い主さんの考えや目的、犬の性格などから選ぶのが良いでしょう。
以下、それぞれの特徴をまとめました。
首輪の特徴
- しつけのしやすさから、トレーナーや店員からは首輪を薦められることが多い
- 引っ張ると苦しいことがわかるので、引っ張り癖が直りやすい
- 装着がしやすい
ハーネスの特徴
- 犬の身体へ負担がかかりにくい
- 逆方向に引っ張られると、スポッと抜けてしまいやすい
- 首のヘルニアがある犬や、呼吸器系が弱い犬はハーネスにする
なお、足腰が弱い犬や筋肉が衰えた老犬には、下半身や全身を支えるタイプのハーネスがおすすめです。
<注意>
首輪かハーネスのいずれかに、必ず「犬鑑札」と「狂犬病予防注射済票」の2つを付けなければなりません。
特にハーネスの場合、取り付けられる金具等がなければ、直接縫い付けるなどの工夫が必要です。
適切な首輪の選び方
首輪を選ぶポイントは、「サイズ」と「素材」の2つです。
サイズの見極め方
まず、首輪のサイズを誤ると、きつすぎて苦しかったり、逆に緩すぎて頭から抜けてしまったりすることがあります。
サイズの調整ができるものを選び、実際に着けながら調整すると良いでしょう。
サイズの測定方法は、次の動画が参考になります。
素材の選び方
犬の首輪の素材には色々なものがありますが、基本的には「ベルト」または「バックル」を選ぶと良いです。
①ベルト
人間のベルトと似ていて、革製が主流。等間隔に穴が空いており、サイズの調整が可能。
耐久性に優れているため、力の強い大型犬にもおすすめだが、水に弱いので雨の日の散歩後は乾燥させる必要がある。
②バックル
素材は布製で、留め具はプラスチックのものが多い。カバンの紐などのように、自由自在にサイズ調節が可能。
柄の種類も豊富なのでおしゃれを楽しめるが、耐久性は革製にやや劣る。
鎖などでできた首輪は、トレーニングに使用する場合がありますが、使い方を誤ると犬の首などを傷つけてしまう恐れがあるため、一般の飼い主さんは使わない方が良いでしょう。
また、夜間に散歩をすることがある場合は、光るタイプの首輪を選ぶと安心です。
トイレグッズ
最近では、犬には家の中でトイレをさせるのがマナーだと考える人も増えています。都市部や住宅地では外でさせないようにしましょう。
そうは言っても外でトイレをしてしまう場合は、飼い主さんが責任を持って後処理をしましょう。
おしっこの場合
犬がおしっこをしたら、必ず水やマナー水で流しましょう。これには、消臭目的の他に、電柱や支柱の腐敗を抑える目的があります。
短期間で電柱や支柱の劣化を招くことはありませんが、おしっこが長年濃縮されることで金属を腐食させてしまうことがあるのです。
うんちの場合
犬が散歩中にうんちをしたら、必ず持ち帰りましょう。
「動物のうんちは放っておけば土に還るのでは?」と思う方もいるでしょう。しかし、犬は、食べ物を通して農薬や添加物などの化学物質を体内に取り込んでいる可能性が高く、それは自然界のものとは異なります。
犬のうんちを放置することで他の人に嫌な思いをさせるだけでなく、それが流れ出ることで生態系に悪影響を及ぼすことにもなるため、必ず持ち帰ってください。
飲み水・おやつ
水飲み用のグッズを活用しよう
犬の散歩は暑い時間帯をなるべく避けるのが鉄則です。
しかし、暑い季節の散歩はどの時間帯でも犬の喉が渇いてしまうため、散歩中にお水を飲ませることが必要です。その際におすすめなのが、ペットボトルなどに取り付けて使えるペット専用の給水器です。
散歩におやつは必要?
散歩中にトレーニングをしたい方は、おやつを持ち歩くと効果的です。
おやつの種類は、愛犬のお気に入りのものでOK。サイズの大きいものは、予め小さく切っておきましょう。
また、トレーニングに夢中になりすぎておやつをあげすぎないように注意が必要です。1日のおやつの量を管理し、必要な分だけ持っていきましょう。
なお、散歩中に犬仲間と遭遇することがあるかもしれませんが、他の犬に勝手におやつをあげてはいけません。
おやつをあげる前に、必ず犬の飼い主さんにおやつを見せ、許可を取るようにしましょう。
犬用の雨具
雨の日に散歩に行く場合や、変わりやすい天気の日に散歩に出かける場合には、犬用の雨具を用意しておくと良いでしょう。
レインコート
レインコートを着せても完全に濡れるのを防ぐことはできませんが、ある程度濡れにくくすることで、乾かす手間や犬が風邪を引くリスクを抑えられます。
すぐに着せられるポンチョタイプのものから、足まで覆って雨をしっかり防げるタイプのものまで様々です。
犬用の傘
最近では、犬用の傘も登場しています。レインコートを嫌がる犬にも使えるので便利ですが、犬や周りの人に傘が当たらないように注意しましょう。
まとめ
今回は、犬の散歩に必要なグッズや、あると便利なグッズをご紹介しました。
毎日使う首輪は、適切なサイズのものを選び、犬の成長に合わせて調整をしていきましょう。
また、外でトイレをする犬はもちろんのこと、トイレをしない犬であっても、ビニール袋やトイレットペーパー、水などを入れた散歩バッグをなるべく持ち歩くようにしましょう。
犬が予期せずお腹を壊したり吐いたりしてしまうこともありますし、散歩バッグを持っていることで周りの人に「散歩のマナーを守っている」ことが伝わりやすくなります。
毎日行く散歩だからこそ、手を抜かず、マナーを守って愛犬と楽しい時間を過ごしてくださいね。
室内飼い猫に散歩は必要?猫の散歩のメリット・デメリットと注意点
猫飼いの皆さんの中には、「猫は一生家の中だけで過ごしていていいの?」「外の世界や外の空気に触れなくて大丈夫なの?」と疑問に思う方も多いと思います。
犬と違って散歩は必要ないと言われる猫ですが、ときどき猫を散歩させている姿を見かけることがありますよね。
そもそも猫は室内飼育が推奨されていますが、そんな猫を散歩させる必要性はあるのでしょうか?
今回は猫を散歩させるメリットとデメリット、そして注意すべき点についてご紹介します。
猫は室内飼育が推奨される
環境省や多くの獣医師は「猫を外に出さない完全室内飼い」を推奨しています。
環境省が紹介している、室内飼育のメリット/デメリットを以下にまとめました。
室内飼育のメリット
- 交通事故に遭う危険がない
- 感染症にかかる危険が少ない
- ご近所トラブルが少なくなる
- 虐待などの被害に遭うことがない
室内飼育のデメリット
- 環境によっては猫が退屈しやすい
デメリットである退屈しやすいという点については、室内空間を整え、飼い主が毎日コミュニケーションをとることで改善できます。整った環境下では、猫は室内飼育で十分幸せに暮らせるでしょう。
猫がストレスを溜めることがないように工夫をすれば、室内飼いのデメリットはほとんどありません。
猫に散歩は必要か?
猫は室内飼いで満足に暮らすことができます。
そんな猫に散歩が必要かどうかは、専門家の間でも賛否両論で意見が分かれているようです。
そもそも「猫にも散歩をさせる」という考え方は「環境エンリッチメント」という概念が由来といわれています。動物福祉の立場から「猫にとって、その動物本来の暮らし、心身ともに豊かな生活をできる環境を整えよう」というものです。
ですので猫にとって散歩が必要かどうかは、一概に断言はできません。飼い主の考え方とそれぞれの猫の性格や様子次第と言えるでしょう。
猫を散歩に連れて行くメリット
気分転換やストレス発散になる
室内飼育の場合は、狭い部屋の中で変化が少ない退屈な環境になりがちです。もちろん、室内でも十分な環境を整えることは可能です。
しかし、外に出ることは猫にとって新たな刺激となり、自然と触れ合うことでストレス発散や気分転換の効果があります。
運動不足の解消
室内飼育の猫は肥満になるリスクが高くなりますが、散歩で運動をすることで、運動不足解消に繋がる場合もあります。
災害対策
外の世界に慣らしておくという意味で、散歩が災害時に役に立つことがあります。
普段は室内で過ごす猫を、災害時にどうしても外に連れ出さなければならなくなった場合を想定してみてください。
日頃から散歩やハーネス、リードをつけることに慣れていれば、いざという時に猫にストレスをかけずにスムーズに外に連れ出すことができるかもしれません。
猫を散歩に連れて行くデメリット
外の世界の危険に晒されやすくなる
外飼いの猫の平均寿命が、室内飼いの猫より3〜4年も短いという報告があるように、猫は外で過ごすことで様々なリスクに晒されます。
他猫との喧嘩、脱走、交通事故、虐待、植物中毒、化学物質中毒、感染症(細菌、ウィルス、ダニ、ノミなど)など、外の世界には猫にとっての危険がたくさんあるのです。そのため、猫を外に出すこと自体が不適切であると考える人もいます。
外に出ることでストレスを感じる
縄張り意識の強い猫は、家の中にいても定期的にパトロールをしています。
猫を外に連れ出すと、他の猫の縄張りを歩くことになり、ストレスを感じてしまいます。さらに、外の世界を知ってしまった猫は、家の外の縄張りをチェックできないことがストレスになります。
猫を散歩する場合の注意点
ここまでご紹介してきたように、猫の散歩にはメリットだけではなく、リスクも伴います。
もし猫を散歩させたい場合は、これらのリスクを最小限に留めなければいけません。そのため、飼い主が行うべき事前準備と注意点をご紹介します。
1.首輪ではなくハーネスを
散歩をする際は、首輪ではなく、腕を通すハーネスを使用しましょう。
猫は体が柔らかく頭が小さいため、きつめに首輪を調節したつもりでも抜けることがあります。腕に通すハーネスの方が猫の体に負担もかかりにくく安全です。ハーネスは体に合ったサイズを選び、絶対に抜けることがないか確かめてから外へ出るようにしましょう。
猫がハーネスに慣れるには時間がかかることがあります。しばらく家で練習し、猫が慣れたこと、ハーネスが外れないことを確認してから外に出ましょう。
2.ワクチンやノミダニ予防は入念に
猫を散歩に出すのであれば、猫の3種混合ワクチンに加え、猫白血病ウイルスやクラミジア感染症も予防できる4種あるいは5種混合のワクチンを打つことも考えましょう。
散歩中に思いがけず他の猫と接触することがあると、これらの病気への感染リスクが高まります。猫を散歩に連れ出す前に、どのワクチンを打つべきか、動物病院に相談することをお勧めします。
ワクチンに加えて、ノミ、ダニ、フィラリアの予防もしっかり行いましょう。
3.最初は様子見。無理に連れ出さない
最初は家のベランダや庭先などに出して、猫の様子を伺いましょう。
興味を持って歩く猫もいれば、出たがらない猫もいます。あくまで猫のペースに合わせ、飼い主は見守るだけにしましょう。
散歩に行く際は、まずは短い距離から始め、怖がって動きたがらない場合はそこで諦めることも肝心です。
その後は愛猫のペースに合わせながら、徐々に散歩の流れを作っていくことが大切です。
4.散歩コースを見極める
散歩コースは車や人通り、外猫が少ない場所を選びましょう。
その際、意外な植物でも猫に毒性があることが多いので注意する必要があります。
5.「歩かせる」ことを目的にしない
猫は歩きたいというよりも、外の様子や縄張りの確認のために外に出ることが多いようです。そのため、無理に引っ張るのではなく、猫の好きなように歩かせることが大切です。
リュックやカートで草むらがある場所に連れていき、そこで遊ばせるという方法もあるようです。
まとめ
犬と違って、猫の散歩は必ず必要というわけではありません。
外の世界に興味を持っている猫にとっては良い刺激になることがありますが、事前の準備とトレーニングが必須です。猫の体調や様子を観察しながら進めましょう。
外の空気に触れるだけでも充分ですので、猫に負荷のかからない程度に散歩を楽しんでください。
また、神経質な猫の場合はストレスになるので無理に散歩させることのないように注意です。
散歩をしても、しなくても、猫にとって豊かな環境を整えることが大切ですね。
猫と一緒に旅行が出来るってホント?事前準備と気をつけたいポイント
家族で旅行を計画しているとき、おうちのペットをどうするかはとっても悩ましい問題ですよね。「ペットも一緒に宿に連れていければなあ…」なんて思ったりしませんか?
実は、おうちの猫ちゃんと一緒に泊まれるホテルが多くあります!今回は、猫ちゃんと一緒に旅行するときの準備と、気をつけなければならないことをご紹介いたします。
なお、猫は自分のテリトリーの外に出ることをストレスに感じると言われています。ただ、あまりそれを感じない猫もいます。もし、一緒に旅行に連れて行く場合は、ご自身の飼育している猫の性格を考慮してください。
旅行の準備を使用
ケージと乗り物に慣れておくこと
完全室内飼いの猫ちゃんをいきなり旅行や遠出に連れて行ってしまうと、大きなストレスを与えてしまう場合があります。特に、猫の場合は、この点に注意をしてください。
下記でも紹介していますが、猫の縄張り意識が強いため、ストレスがなく縄張りを守れる範囲はとても狭いのです。
いきなり外出するのではなく、まずは外の空気に触れることから始めましょう!
ハーネスをつけて近場を散歩したり、車に乗せてみたりして、怖がったり怯えたりしなくなってきてから旅行に出かけるようにしましょう。自分の猫がどのような反応をするのか、様子を見て、性格を把握することが重要です。もし、難しいようであれば、きっぱり諦めることも大事です。
宿探しで注意すること
「ペットと泊まれる!」と書いてあっても、まだまだその多くは「犬と泊まれる宿」であることが多いです。
下調べをきちんとしてから予約するようにしましょう。
また、猫と一緒に泊まれるホテルを探すときは、ペットと泊まれるホテルをまとめたガイドブックを買ったり、旅行会社のwebページでペットと泊まれることを条件に検索してみると良いですよ!
迷子に備えてマイクロチップを
旅行先で一番心配なのは、おうちの猫ちゃんとはぐれてしまうことです。
そんな時にはマイクロチップが役立ちます。
猫が迷子になって保健所などに保護された場合、その扱いは「遺失物」であり、速やかに処分されてしまう場合があります。去勢手術の際にマイクロチップを移植する費用を補助してくれる自治体もありますので、調べてみてください。
また事前に逃さない手立てを十分に整え、もし迷子になってしまった場合は警察や保健所、動物愛護センターに速やかに連絡するようにしましょう。
犬はきちんとしつけがされている場合もありますが、猫は普通はそうではありません。万一、ハーネスが外れてしまったり、ドアが開いた隙に、外に飛び出てしまったら、戻ってくることはないかもしれません。
最悪のケースまできちんと考え、予め対策を考えておきましょう。これが、飼い主にとっての責任でもあります。
必要な持ち物
キャリーバッグとハーネス
移動する時や宿で過ごす時に猫ちゃんが逃げてしまわないように、ハーネスとキャリーバッグは必ず持参するようにしましょう。
そして、外に出ている間は、絶対にハーネスとリードを付けた状態にしておきましょう。例え、車の中であっても、油断は禁物。猫の運動神経が良いことは皆さんもご存知のはず。開いた窓の隙間からいつ飛び出ていってしまうかもわかりません。
また、滞在先のホテルによっては、キャリーバッグの持参を義務付けているところもあります。
持って行き忘れてしまうと「せっかく宿まできたのに泊まらせてもらえない!」なんてことになってしまうかもしれません。
フード・水・いつもの容器
初めての場所に連れていかれると、怯えたり興奮したりして、体調を崩してしまう場合があります。
旅行先でもなるべく普段と同じ環境を維持するために、いつも使っている食器や食べ慣れたキャットフード、水はきちんと持参するようにしましょう。
おうちの猫ちゃんが神経質である場合は特に気をつけたい項目です。
携帯トイレ・猫砂
一泊二日程度の短期間の旅行であればペットシーツをトイレの代わりとして使うことができますが、長期の場合は猫用の携帯トイレを持って行くことをオススメします。
場所や匂いが異なことが便秘や体調不良の原因となったりもしますので、なるべく使い慣れた猫砂を持参してください。
また、ホテルによっては排泄物は持ち帰らなければならないので、よく確認した上でビニール袋を余分に持って行くと万が一の時にも便利です。
使い慣れた寝具・おもちゃ
いつもと同じ環境でない場合、なかなか寝付けないこともあるかもしれません。
キャリーバッグの中にいつも遊んでいる遊具や普段使いのシーツ、またはベッドを入れておくといいでしょう。
また、宿を汚したり傷つけたりしないために、爪とぎボード、濡れティッシュ、消臭スプレーも持って行くといいかもしれません。
移動での注意点
公共機関を使うときは
電車などの公共交通機関を利用する場合は、手荷物料金を支払ってキャリーバッグから出さないようにしないといけません。
もしチャックがきちんとしまっていなかったり、キャリーバッグが壊れていたりすると、物音や振動で驚いた拍子にキャリーバッグから飛び出してしまうかもしれません。
旅行前にはキャリーバッグの状態、そしてチャックがきちんとしまっているかを確認するようにしましょう。
体調管理に気をつける
旅行中、少しの時間であっても猫を車の中に放置してしてしまうことはとても危険です。
猫は温度変化に非常に敏感な生き物であるため、ほんの数分であっても体調を崩してしまうことがあります。特に夏は熱中症に気をつけてください。
また、猫は車酔いをしてしまいやすい生き物です。車での移動の直前は食事を与えないようにし、万一のために、動物病院で酔い止め薬を処方してもらっておくと良いでしょう。
事故防止のために
猫は狭い隙間であってもスルリとすり抜けてしまことがあります。
車の中でもケージに入れておくようにし、万が一にも運転席に潜り込んでしまわないように注意しましょう。
最後に
家族旅行の最中に、おうちの猫ちゃんだけペットホテルでお留守番…というのはとても寂しいですよね。ペットも家族の一員だから、一緒に連れて行きたい!と思うことも多いでしょう。
しかし、犬でも難しいことの多い旅行。猫の場合は、その性格からさらに難易度が上がってしまいます。
もし連れて行く場合は、本当に自分の猫ちゃんが旅行を望んでいると思うのか?それがベストなのかを、よく考えた上で行いたいものです。そして、実行することになった場合は、絶対に事故のないように、入念な下調べと準備をしてから出かけるようにしましょう。
もし、猫ちゃんをお留守番させる場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
猫のお散歩って実際どうなの?やり方や効果などを紹介!
最近、猫を散歩させている姿を見る機会が以前よりも増えたように思います。
猫ちゃんが飼い主さんと一緒に歩く姿を見ると、「うちの猫とお散歩したい!」と思う方もいるのではないでしょうか。
そんな方々のために、今日は猫の散歩について詳しく紹介していこうと思います。「本当に犬と同じように猫を散歩させることができるの?」などの疑問が解決されること、間違いなしです。
おうちの猫ちゃんを散歩させてみたい!と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
猫の散歩のメリット
ストレス解消
本来活発に運動している種類の猫や、おうちの猫が窓の外に興味を示していたりするときは、外の空気に触れさせてあげることがストレス発散になる場合があります。
猫も本来野生の生き物なので、外の風にあたったり、景色を眺めたり、お外で日向ぼっこをしたりすることが元々の暮らしに近いと言えます。
運動不足解消
少しぽっちゃり気味の猫や、運動不足の猫、本来多くの運動量を必要とする猫をずっと室内で飼っている場合は、猫にとって少し不健康的な生活となってしまっている可能性があります。
このような場合は、猫の健康のために試しに散歩させてみるのも良いかもしれません。
猫の散歩のデメリット
ノミやダニ、病気のリスク
猫を外に連れ出すことのリスクは、脱走や迷子だけではありません。
猫を外に連れ出すことにより、ノミやダニ、病気に感染するリスクが一気に高まってしまいます。
特にノミの感染率は高く、家と外を行き来する猫は、ノミの感染が100%であると言っても過言ではありません。
ノミやダニに感染し、かゆみなどの症状を訴える場合は、なるべく早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。また、事前に獣医師に相談し、予防策を講じることも良いでしょう。
ストレスになることも
猫の散歩のメリットとして「ストレス解消になる」と書きましたが、飼い猫の性格によってはかえってストレスになることがあります。
警戒心の強い猫や繊細な猫、長い間ずっと室内で暮らしてきた猫は、外に連れ出すことが大きな負担となることがあります。これは、縄張り意識が強い半面、自分が守ることができる縄張りの範囲が狭いため、その範囲から外に出たくない性格を持っていることによります。
お散歩の準備
お外は生後3ヶ月を超えてから
生後三ヶ月以内の猫は外に散歩に出さないほうがいいでしょう。子猫の場合、生後しばらくは親にぴったりと寄り添って過ごします。
この期間の運動不足や室内飼いによるストレスは気にする必要はありません。また、幼い頃に外に出して病気をもらってしまうと、重体になってしまう危険性が高いです。
ワクチンと予防をしっかり
前述の通り、猫のお散歩には危険がいっぱいです。予防と準備は入念に行うようにしましょう。
猫の3種ワクチン(猫ヘルペスウィルス、猫カリスウィルス、猫パルボウィルス)に加え、ノミ、ダニ、フィラリアの予防もしっかり行いましょう。また、咬傷時に感染する猫白血病ウィルスのワクチンについても、かかりつけの動物病院で相談してください。
リードではなくハーネスを使用
猫のお散歩のために買うのは首に巻くリードではなく、腕を通すハーネスにしましょう。
猫の頭はとても小さいので、リードだときつく締めたと思っていても、するっと抜けてしまう場合があります。
また、安易に通販などで買ってしまうのではなく、ペット用品の専門店などに行って、スタッフと相談して実際に猫の体格と見比べながら選ぶことをオススメします。
デザインや色に関しても、うっかり手を離してしまったときにすぐに見つかるように、蛍光色等の派手なものが望ましいです。
外に慣れよう
まずはハーネスから
外に出る前に、まずハーネスに慣れてもらう必要があります。
食事の前に装着する習慣をつけて、つけた直後はおもちゃで遊ぶなどをして、なるべくハーネスの違和感を感じないようにすると慣れてもらいやすいです。
最初の一歩
まずは窓を開けて、外の空気に触れさせてあげるのが良いでしょう。嫌がるそぶりを見せなかったら、ベランダに連れ出してみたり、抱っこして外を歩いてみたりすることから始めます。
このとき、過度に怯えたり怖がったりするそぶりを見せたときは、すぐに諦めて室内に戻りましょう。
外に出よう!
近場でゆっくり
前述した通り、縄張り範囲の狭い猫は、外出すること自体がストレスになる可能性があります。最初のうちはむやみに遠出や長時間の散歩をしないようにします。
家の周り等、近場をウロウロしたりするぐらいがちょうど良いです。
また、いきなり人の多い公園などに連れて行くのはやめましょう。車や人、他の動物などのいない場所で慣れることから始めると良いです。
疲れたら即帰宅
猫が疲れた様子を見せたり、怯えた様子を見せたりしたときはすぐに帰るようにしましょう。
猫のストレス解消のためにお散歩させているのに、逆にストレスを溜めるようなことになってしまっては本末転倒です。
最後に
猫のお散歩に関しては獣医師の間でも賛否両論があるようです。
おうちの猫は外の環境に適しているかを判断し、入念に準備を行ったうえで様子を見つつお散歩させてあげるのがいいでしょう。
改めて知る!長い歴史を持つ「ほじょ犬」、盲導犬のお仕事
街中でも、盲導犬を見かけることは珍しいことではなくなりましたね。盲導犬のお仕事は、他の補助犬に比べると、ユーザーにも一般の人にも広く認知されています。
しかし、「目の不自由な人の手助けをしているのは知っているけど、実際の細かいお仕事内容はよく知らないかも…」という方が多いのではないでしょうか?
皆さんに知ってもらいたい補助犬のお仕事シリーズ最後は、盲導犬のお仕事を紹介したいと思います。
盲導犬のお仕事
現在、日本でユーザーとともに生活している盲導犬は全国で941頭ほどです。他の補助犬の聴導犬や介助犬と異なり、盲導犬はユーザーの外出時でのお仕事がメインです。
盲導犬のお仕事は、皆さんもよくご存知の通り、目の不自由な人が安全に歩行できるようお手伝いをすることです。
盲導犬がユーザーに教えるポイントは主に3つあります。
- 曲がり角や交差点
- 段差のあるところ
- 障害物
盲導犬は、基本的には道路の端に沿って一定の速度でまっすぐ歩き、ユーザーを誘導します。
ユーザーは、ハーネスから伝わってきた盲導犬の動きなどで状況を判断しながら、盲導犬に指示を出しつつ歩きます。
よくある誤解:信号の判断はできる?
犬は人間よりも色覚が少ないため、横断歩道の信号が青か赤などの判断はできません。
盲導犬は立ち止まって、「交差点があるよ」ということだけ教え、渡るか渡らないかはユーザー自身が周囲の車や人の流れを読んで判断します。
もし交差点で白杖を持つ人や盲導犬を連れた人がいたら、「青ですよ」など積極的に教えてあげると良いかもしれません。
盲導犬の歴史
-
1916年 ドイツで盲導犬の育成開始
1939年 ドイツから日本に盲導犬がやってくる
1957年 日本で盲導犬第一号が誕生
1992年 2002年 日本で「身体障害者補助犬法」が施行
盲導犬は、補助犬の中ではもっとも長い歴史を持っています。
盲導犬と呼ばれるようになる以前にも、紀元前1世紀のイタリアのポンペイに犬を連れた目の不自由な人の壁画が描かれていたり、17世紀の書籍に犬の首輪に細長い棒をつけて訓練する様子が書かれたりしています。
組織的な盲導犬育成が始まったのは、1916年、第一次世界大戦後のドイツです。
軍用犬を育成していたハインリッヒ・スターリン博士が、失明した軍人のために犬を訓練して誘導させることができないか?と考え、盲導犬訓練学校を設立しました。
日本では、1957年にようやく国産の盲導犬が誕生しました。
適性のある犬
盲導犬に向いているとされる犬種は、以下の3種類です。
- ラブラドール・レトリーバー
- ゴールデン・レトリーバー
- ゴールデン・レトリーバーのミックス犬(F1)
なぜレトリーバー種?
レトリーバー種は、もともと人間と一緒に狩りをするパートナーでもあったため、人間といるのが好きな犬種です。
そして人を誘導するのに適した体格、垂れ耳と優しい目つきなどが、周囲の人へ威圧感を与えないということから選ばれるようになりました。
以前はジャーマン・シェパードが主流だったようですが、人によってはその精悍な顔つきに威圧感を抱くなどの理由から、レトリーバー種に切り替わっていきました。
盲導犬とそのユーザーに出会ったら
- 目印はハーネス(胴輪)
- 注意をそらしたり、食べ物をあげたりしない
盲導犬は、必ずハーネスをしています。ハーネスはユーザーと盲導犬を繋ぐ大切な命綱で、盲導犬にとっては「お仕事道具」でもあります。
他の補助犬と同じで、お仕事中の盲導犬の気をそらすような行動をしてはいけません。
気をつけること
- 盲導犬をさわったり、大きな声や口笛で呼んだりしない
- 食べ物やお水をあげたりしない
- 静かに見守る
- もし盲導犬ユーザーが道に迷っていたりしたら、ユーザー本人に積極的に「何かお手伝いしましょうか?」など声かけをする
- 盲導犬は信号の判断はできないため、横断歩道では「赤ですよ」「青ですよ」などをユーザーに知らせる
まとめ
他の補助犬と比べて、歴史も長く実働頭数も多い盲導犬ですが、一頭の育成に手間や時間かからないというわけではありません。
もともとの認知度が低い聴導犬や介助犬と違って、認知度が高いが故に、需要と供給が釣り合わないという状況も起きてきているそうです。
また補助犬ユーザーは、身体障害者補助犬法により補助犬同伴での飲食店や施設等を利用する権利が保障されているにも関わらず、店舗側の無理解などにより拒否される事例はなくなっていません。
ユーザーが安心して社会の中で生活を送るために、周囲の人たちの理解は欠かせないものです。盲導犬ユーザーと出会ったら、このことを思い出していただければ幸いです。そして、私たちがこういった事実を知ることで、少しでもほじょ犬ユーザーが住みやすい世の中になることを願ってやみません。
超便利でおしゃれな犬のリード!斜めがけの「ショルダーリード」がおすすめすぎる!
おしゃれで便利なショルダーリード
犬の散歩中や犬とベンチで休憩している時に、「両手が使えないって不便だなぁ」と感じた時はありませんか?
その悩み、「ショルダーリード」という肩掛けのリードが解決してくれるかもしれません!
ショルダーリードとは
ショルダーリードとは、飼い主さんが肩掛けにしてつなぐことのできるリードです。
一時的に両手を離しても肩掛けなので安心ですし、そのままリードとして普段使いも可能です。
ショルダーリードのメリット5つ
⑴手を離しても大丈夫!
散歩で怖いのは、不意にリードを手放してしまって、愛犬が迷子になってしまうこと。
ショルダーリードでは、肩からショルダータイプになってリードがつながれているので、手を離してしまっても大丈夫です。
⑵うんち処理時に両手が使える
うんちを処理するとき、手が両手空いたらどれだけ楽だろうと思ったことはありませんか。手首にかけたり、自分の足にくくりつけたりするなど、工夫している方も多いかもしれません。
しかし、それでも犬に引っ張られてうまくできないですよね。それに、意識は犬のうんち処理にあるので、リードを離してしまわないか不安だと思います。
このショルダーリードは、自由に両手が使えて楽なのはもちろんのこと、その不安感からも解放されます。
⑶散歩中でも写真が撮れる!
犬の散歩では、たくさんのシャッターチャンスがありますよね。
散歩中の愛犬を上からのアングルで撮ることだけではありません。花の匂いを嗅ぐ姿や犬どうしで仲良くしてる姿を、横や近くからも撮ることができます。
また、カメラが趣味のカメラ女子からすると、散歩中に撮りたい風景がたくさんあるはず。
今までは手がふさがっていたのでカメラを起動させることは難しかったと思います。ショルダーリードでしっかりつながっているから、写真を散歩中に撮ることができます。
⑷ショルダーリードはドッグカフェでも大活躍!
ドッグカフェでお茶を楽しむときに、リードをずっと握っているのは大変です。また、リードをどこかに引っ掛けていたとしても、犬の動向が把握できないので不安にもなります。
肩掛けのショルダーリードなら、もし犬が動き出したら体で感じることができます。愛犬の動きを把握しつつ、お茶を楽しむことができるので、とても便利です。
⑸多頭飼いの散歩が楽に!
多頭飼いのおうちでショルダーリードを使う場合、いくつかの便利な使い方があります。
1. ショルダーリードと普通のリードを使って、分散させる。
2. ショルダーリードに、ショートリードを複数つける。
一つの肩掛けのリードにいくつものリードがつなげられれば、リードをたくさん持たなくて済みます。多頭飼いで大変なお散歩がより楽になるはずです
他にも便利なことが!
上記の他にも、
・雨の日に、傘をさして散歩ができる
・赤ちゃんをベビーカーに乗せて、一緒にお散歩ができる
・おやつを簡単にあげられる
などがショルダーリードの利点です。両手が使えるって便利ですね!
さらに楽しいお散歩を!
犬のお散歩が楽しくなれば、もっと犬との生活が楽しくなるはず。
両手が使える便利さに加え、もしものためにも、肩掛けの「ショルダーリード」ぜひ使ってみてくださいね!
犬の首輪どれが良い?首輪を変えるだけで散歩が楽になる
犬と言えば、散歩はつきもの。散歩の必需品と言えば、リードと首輪ですよね?
でも、たくさんの種類があって、どんなものを選べば良いかわからないというのが最初のお悩みだと思います。
それぞれのメリデメをおさらいして、自分のワンちゃんにあった首輪を選んでくださいね!散歩もしやすさも変わってくるかも!?
ポイント
最初に首輪を選ぶ場合、どんなものにすれば良いのか迷いますよね?重要なのは、サイズと素材。
メリデメをご紹介しますので、好みや使用状況に合わせて選びましょう。
サイズ
小さすぎても苦しそうで可哀想だし、大きすぎると抜けてしまうかもしれない。
どのくらいのサイズにしたら良いのか悩むのではないでしょうか?
ずばり、犬と首輪との間にギリギリ指二本が入る程度のサイズが最適です。
首輪をしても窮屈そうでなく、どんなに動いても抜けないくらいの状態になっていれば、もう大丈夫です。
サイズの融通が効かないタイプの首輪にするのであれば、しっかりと毛をかき分けてからサイズを測るように注意してください。
素材
革製のもの、ナイロン製のもの、チェーン製まで、様々な素材があります。
ナイロン製
ナイロン製は手入れもしやすく丈夫、しかもお値段もリーズナブルなため、有力な選択肢の一つでしょう。
最近では、オシャレな色や柄のものも出てきているので、好きなものを選びましょう。
革製
高級感があります。そして、丈夫。
さらに財布等と同様、使い込むことで味が出てくるので、馴染んでくるととてもオシャレ。
しかし、水分に弱いため、濡らさないように気をつけましょう。また、メンテナンスを怠るとカビが生えてしまうので、その点も注意が必要です。
チェーン製
チェーンはトレーニング用に開発されたものが多く、取り扱いが難しいので、一般の飼い主さんにはおすすめしにくいです。
また、毛に絡まりやすく、金属アレルギーなども考えられるため、使う場合は慎重に。
ハーネス
犬ぞり等で利用するため、物を引っ張りやすくすることを目的に開発されました。首ではなく胴周りに装着します。
首輪を苦手とする犬は多いですが、ハーネスを嫌がる犬は少ないでしょう。
元々引っ張りやすくするために開発されたものですので、引っ張っても愛犬の体に負担がかかりにくいメリットがあります。
逆に、引っ張り癖を直したい場合には向きません。
どうしても首輪を受け入れてくれない犬や、身体への負担も少ないため、小型犬や高齢犬にもおすすめです。
首輪
ベルトタイプ
ベルトタイプは、人間が使うベルトと同じような構造の首輪です。
穴にストッパーを入れて使うため、サイズの調整は少しやりにくいでしょう。
特に、幼犬の場合は、どんどん成長してあっという間に大きくなってしまうため、あまり向かないでしょう。
また、革製の場合が多く、カビることがあるためメンテナンスには気を付けてください。
一方で、使うほどに味が出てきて、オシャレに使うことができます。
- 革製が多く、とても丈夫
- 丈夫なので力の強い大型犬に向く
- サイズ調整はしにくい
バックルタイプ
留め具部分がプラスチックになっており、取り外しのしやすい形状になっています。
プラスチック製のため、留め具部分が壊れやすく、犬がかじって壊してしまうことも多々あります。
一方、リーズナブルな場合が多く、また取り外しがしやすいので、首輪を付けるのに慣れていない方でも簡単に扱うことができます。
- 初心者でも扱いやすい
- お値段がリーズナブル
- 壊れやすい
プレミアカラー(マーティンゲール)
後で出てくるチェーンチョークの布版のため、トレーニングにも使え、犬にも優しいという2つの良い面を持ちます。
欧米で人気のタイプで、どんな犬種でもサイズ調整して使えることもメリットです。
ただし、首輪を締めたり緩めたりするのにコツがいるため、慣れないうちは難しいかもしれません。
- トレーニング(しつけ)に有効
- サイズ調整でどの犬種にも使える
- 引っこ抜ける場合がある
ジェントルリーダー
口と首に巻きつけるタイプの首輪です。特に、引っ張り癖を直す効果があるため、トレーニングを目的として使われます。
トレーニング効果は高いと言われていますが、一度付けて嫌な思いをすることで、その後嫌がってしまう犬もいます。
マニュアルを読み、適切に利用することが重要ですが、取り扱いは難しい部類の首輪です。
- 引っ張り癖を直したい場合に使う
- 嫌がる犬が多い
- 取り扱いが難しい
ハーフチョーク
後述するチェーンチョークのように、全てチェーンではなく、チェーン部分とナイロン部分が半分半分になったタイプの首輪です。
トレーニング目的で使うチェーンチョークと、安価で扱いやすいナイロン製の良いところを取ったものです。
ただ、これもトレーニングを目的として使う場合は、初心者には扱いが難しいため、あまりオススメはしません。
- チェーンチョークよりは負担小
- トレーニング目的で使う
- 取り扱いが難しい
チェーンチョーク
チェーンチョークは、警察犬や軍用犬等のトレーニングで広く使われている首輪です。
大型犬や引っ張りが強い犬に使われることが多く、プロの訓練士が強制訓練をする場合に用いる事が一般的です。
取り扱いが難しいこともあり、家庭でのペットの散歩にチェーンチョークを使うことはほとんどないでしょう。
- プロの訓練士が使ったりする
- 一般の方には使うのが難しい
- 犬の首に負担がかかる
スパイクチェーン
その名の通り、スパイクと呼ばれる突起が犬の首に面する側についているチェーンチョークです。
チェーンチョークと同様、犬にショックを与えることが目的の首輪で、あくまでトレーニング用なので、家庭でのペットに使うことはほとんどないでしょう。
- チェーンチョークよりすごいやつ
- 犬にストレスがかかりやすい
- 犬の首に負担がかかる
まとめ
たくさんあってどれを選んだら良いか迷ってしまいますよね?
中には、衝撃的なものもあったと思いますが、ショックを与えない首輪でも、十分にトレーニングすることは可能です。
最後に、独断と偏見ではありますが、筆者が考えるベスト3を発表したいと思います。
- 1位 どんな犬にも使えて、しつけにも有効なプレミアカラー
- 2位 首輪を嫌がる犬にも使いやすいバックルタイプ
- 3位 脱走しにくく、犬にも優しいハーネス
それぞれにメリットとデメリットがありますが、筆者は一番バランスの取れたプレミアカラー(マーティンゲール)がおすすめです。
首輪が緩いと抜けやすかったり、締めたり緩めたりするのに慣れが必要なため、いきなり犬に装着するのではなく、スムーズに付けられるように練習してから付けましょう。
首輪を嫌がる犬は多いので、モタモタしていると、首輪を嫌いになってしまう原因にもなってしまいます。
その他にも幾つか持っておき、状況に応じて使い分けると良いでしょう。