【クイズ】柴犬ってどんな犬?豆柴との関係は?

日本を代表する犬種である柴犬。キリッとした目元だけでなく、飼い主に甘えた表情を見せてくれるところも魅力的です。

今回は、知っておきたい柴犬の語源や、今さら聞けない豆柴との関係についてクイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、柴犬クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 柴犬の「シバ」にはどのような意味がある?
正解です!
不正解です!
正解は「小さな犬」です。
柴犬の「シバ」は、「小さな犬」という意味があります。洋犬と比べると中型犬に分類されますが、他の日本犬よりも小型であったことからこのような名がつけられたとされています。

柴犬の祖先は日本古来の土着犬と考えられており、アナグマやウサギ、鳥などの小動物の狩猟を手伝う猟犬でした。
Q.2 いわゆる「豆柴」の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「家が小さい場合は豆柴を迎えるのがオススメ」です。
成犬になってもサイズが小さい柴犬を「豆柴」と呼ぶことがありますが、日本犬保存会もジャパンケネルクラブ(JKC)も、豆柴という犬種は認定していません。そのため、血統書には「柴犬」と表記されます。

ペットショップなどで豆柴として売られていても、その子が成長したら大きくなってしまったというケースも少なくありません。「柴犬が好きだけど、家が小さいから豆柴しか飼えない」といった理由で豆柴の購入を検討するのは危険だということを覚えておきましょう。

豆柴にするために、柴犬の中でも小さい犬同士の交配を繰り返したり、ごはんを少なめにして育てるとことがありますが、犬の健康を害する恐れがあるため、決して望ましいとは言えません。
Q.3 柴犬の特徴として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「被毛の色が全身真っ黒な子もいる」です。
JKCに登録されている柴犬の被毛の色は、赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻で、すべての色に白色の毛があごからお腹、足の内側に入ります

柴犬の体高は、オスで39.5cm前後、メスで36.5cm前後、体重はおおよそ10kgです。骨格はしっかりしていて、筋肉が発達したがっしり体型をしています。

狩猟犬だったこともあり、賢くて勇敢、飼い主に対してはとても忠実な子が多いですが、トレーニングや遊びなどを通して愛犬と良好な関係性を構築する必要はあります。また、見知らぬ人に対しては警戒心が強いため、近寄られると吠えてしまうこともあります。

柴犬は膝蓋骨脱臼(パテラ)になりやすいため、膝関節や腰への負担を軽減できるよう、床は滑りにくい素材にしましょう。
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今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【犬図鑑】柴犬のルーツや性格、飼い方のポイントを解説!
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かわいいけど放置して大丈夫?犬が横座りをする理由とは

ある日、愛犬がいつもと違う座り方をしているのを見たことはありませんか?その姿がかわいくてつい写真を撮ったという方もいるかもしれません。 リラックスしているだけであれば心配はありませんが、病気の可能性もあるかもしれません。 この記事では、犬が横座りをしている場合に考えられることと、病気にならないための4つのポイントをご紹介します。

犬の横座りとは

犬,横座り,座り方,病気,先天性,遺伝,後天性, 股関節形成不全,膝蓋骨脱臼,パテラ,対策,予防 横座りは「お姉さん座り」とも呼ばれ、前足は普通の「お座り」と同じですが、後ろ足は片方に投げ出してお尻を床に着けて座る座り方です。猫では見かけることが多いですが、犬では珍しいかもしれません。 その姿はとてもかわいらしく、SNSで「横座り」や「お姉さん座り」と検索すると、横座りした犬の写真がたくさんアップされています。

単なるクセかも

犬,横座り,座り方,病気,先天性,遺伝,後天性, 股関節形成不全,膝蓋骨脱臼,パテラ,対策,予防 たまにしか横座りしなかったり、左右がいつもバラバラという場合は、特に心配する必要はありません。 小さい頃からの座りグセであったり、単にリラックスしているだけという可能性が高いです。お散歩から帰ってきたあとによく行うなど、たまに見かける程度であれば問題ないでしょう。

犬の横座りで考えられる病気

犬,横座り,座り方,病気,先天性,遺伝,後天性, 股関節形成不全,膝蓋骨脱臼,パテラ,対策,予防 今まで横座りしたことがなかったのに、突然するようになったり、いつも一方向にのみ崩れるという場合は、関節の病気を患っている可能性があります。横座りをしているのは、痛い足を庇っているからなのです。 どんな病気が考えられるのか、詳しく見ていきましょう。

1. 股関節形成不全

股関節形成不全は、股関節の骨が変形してしまい、関節内に炎症などの異常が起こる病気です。 遺伝的な要因が7割、環境的な要因が3割といわれており、犬の骨成長と筋肉の成長のバランスが崩れることが原因と考えられています。 股関節形成不全の主な症状
  • 横座りをする
  • 散歩を嫌がる
  • 散歩の途中で座る
  • 不自然な歩き方をする
  • 腰を左右に振って歩く
  • 高いところからの上り下りを嫌がる
骨と筋肉の成長がアンバランスになり、常に少し脱臼した状態になるため、歩き方に異常が出ることが多いです。 股関節形成不全を起こしやすい犬種
  • ゴールデンレトリーバー
  • ラブラドールレトリーバー
  • ジャーマン・シェパード
  • セント・バーナード
股関節形成不全は、大型犬や超大型犬の成長期によく見られます。しかし、小型犬や中型犬でも起こることがあり、小型犬では成長期での診断が難しいとされています。

2. 膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼は、その名の通り、膝蓋骨がずれて脱臼してしまっている状態のことです。 先天的なものと、交通事故の他、高いところからの飛び降りや転倒などによる後天的なものがあります。 膝蓋骨脱臼の主な症状
  • 横座りをする
  • 後ろ足を不意に伸ばす
  • 運動を嫌がる
  • 不自然な歩き方をする
  • ケンケンやスキップをする
必ずしも痛みを伴う症状が現れるわけではないため、初期段階では気づけない場合が多いです。また、歩行が困難になっても痛みを感じない犬もいるため、「年のせい」と勘違いしてしまうこともあります。 膝蓋骨脱臼を起こしやすい犬種
  • トイ・プードル
  • ポメラニアン
  • チワワ
  • ヨークシャーテリア
  • マルチーズ
  • 柴犬
  • ゴールデンレトリーバー
小型犬に多く見られますが、中・大型犬でも発症するため注意が必要です。

病気にならないための4つのポイント

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1. 肥満に気をつける

体重が重くなると、膝への負担が大きくなります。肥満にならないよう、定期的な運動と適切な食事を心がけましょう。 すでに太り気味の場合は、急に過度な運動をしてしまうとかえって膝に負担がかかってしまうので注意しましょう。

2. 滑りにくい床にする

フローリングなどの床材はすべりやすく、膝や腰に負担がかかります。すべりにくいようにマットやカーペットを敷いてあげましょう。

3. 爪や足裏の毛を定期的にカットする

犬の肉球はブレーキの役割も果たしていますが、爪や足裏の毛が伸びているとブレーキの効きが悪くなり、膝や腰に負担がかかります。 普段はあまり気にしないところかもしれませんが、定期的にお手入れをしてあげてください。

4. 段差を減らす

ソファやベッドなどの段差を上り下りする際も、膝や腰に負担がかかってしまいます。 段差が小さくなるような専用の階段やスロープを設置しましょう。

犬の座り方・歩き方がおかしいと感じたら

犬,横座り,座り方,病気,先天性,遺伝,後天性, 股関節形成不全,膝蓋骨脱臼,パテラ,対策,予防 以下の症状が一つでも当てはまったら、関節の病気かもしれません。重症化すると歩けなくなってしまうこともあるため、気づいたら早めに動物病院へ連れていきましょう。
  • 突然横座りをするようになった
  • 足を触ると嫌がる様になった
  • 散歩を嫌がるようになった
  • 足を引きずるようになった
  • 腰を振るように歩くようになった
その際、犬の様子を動画や写真を撮っておくと獣医さんも診断しやすくなります。

まとめ

犬,横座り,座り方,病気,先天性,遺伝,後天性, 股関節形成不全,膝蓋骨脱臼,パテラ,対策,予防 犬の横座りは一見かわいらしくリラックスしているようにも見えるため、特に気にしない飼い主さんも多いかもしれません。実際、犬のクセやリラックスしているだけであれば、気にする必要はありません。 しかし、突然横座りするようになったり、痛がる素ぶりを見せた場合は関節の病気を患っている可能性があります。 普段から愛犬の様子をよく観察し、違和感があるようなら動物病院を受診しましょう。

【犬クイズ】小型犬は特に要注意!パテラってどんな病気?

犬の飼い主の皆さんは「パテラ」という病気を聞いたことはありますか?パテラはポメラニアンやチワワ、パピヨンなどの小型犬でよく見られる病気ですが、柴犬やゴールデンレトリバーなどの中・大型犬でも注意が必要です。

本記事では、パテラの特徴や予防法についてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、犬のパテラクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 小型犬によく見られる「パテラ」ってどんな病気?
正解です!
不正解です!
正解は「膝のお皿が脱臼してしまう病気」です。
パテラは日本語では「膝蓋骨(しつがいこつ、膝のお皿)脱臼」といい、膝蓋骨がずれて脱臼してしまう病気です。膝蓋骨は本来、大腿骨の溝に収まっていますが、これが何らかの理由によって溝からずれてしまっている状態です。

「血液を全身に送り出せなくなる病気」は心不全、「目の水晶体が濁る病気」は白内障、「椎間板がずれて脊髄を圧迫する病気」は椎間板ヘルニアの説明です。
Q.2 パテラの説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「パテラの原因は先天的なものではない」です。
パテラの原因は、生まれつき膝のお皿が大腿骨の溝から外れやすい先天的なものと、交通事故、高いところからの飛び降りや転倒などの後天的なものがあります。

パテラが発症しても必ずしも痛みを伴うわけではないため、なかなか初期段階で気づけない場合が多いです。

パテラの進行状況は、膝蓋骨の外れやすさによって4つのグレードに分類されています。
  • グレード1:膝蓋骨は、手で簡単に外せるが、手を離すとすぐに正しい位置に戻る。
  • グレード2:膝蓋骨が、膝の曲げ伸ばしだけで簡単に外れる。
  • グレード3:膝蓋骨が常に外れた状態だが、手で押すと正常な位置に戻る。
  • グレード4:膝蓋骨が常に外れた状態で、手で押しても正常な位置に戻らない。
Q.3 パテラを予防する方法として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です
正解は「段差の上り下りを頻繁に行って慣れさせる」です。
段差の登り降りは、犬の足に負担がかかります。犬がソファやベッドに登ることがあるのなら、専用の階段やスロープを設置しましょう。

肥満で体が重かったり、床が滑りやすかったりすることも膝への負担が大きくなります。太り過ぎには注意し、床は滑りにくいマットを敷きましょう

適度な運動は筋肉を丈夫に保ち、パテラの予防に役立ちます。しかし、過剰な運動はやはり膝に負担がかかりますので避けましょう。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
知らないうちに愛犬が膝を脱臼?小型犬に多い疾患「パテラ」とは
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