シニア猫との暮らし方とは?元気で長生きするためにできること

シニア猫との暮らしは、若いときとは異なる工夫やケアが必要になってきます。元気で長生きできるように、そして飼い主さんも楽しく暮らせるようにシニア猫との暮らし方を知っておきましょう。

今回は、筆者が19歳の猫との暮らしで実践していることも併せてご紹介します。

7歳頃からがシニア

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個体差があるものの、一般的に猫は7歳になるとシニア期に入るといわれています。近年では寿命が延びており、20歳を超える猫もいるほどです。

人間が加齢とともに体力が低下したり病気にかかりやすくなったりするように、猫もさまざまな変化が生じます。

いつまでもかわいらしさが残っているため、なかなか変化に気づかないこともあります。飼い主さんは変化がないか注意して観察しましょう。

シニア期に入る頃の変化

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猫の7歳は、個体差や種差はありますが人間では44歳頃に該当します。

44歳はいわゆる「中年期」。体にさまざまな変化が起きる人が多いのではないでしょうか。太りだしたり、人間ドックで何かに引っかかったりという方もいるでしょう。猫も同じように、次のような体に変化が生じやすくなります。

  • 毛につやがなくなってくる
  • お腹の肉が垂れてくる
  • 高いところにあまり上りたがらない
  • 寝ている時間が増える
  • 太りやすい
  • ご飯を食べるのに時間がかかる
  • 腎臓疾患など病気を発症しやすい

10歳を超えるとさまざまな心配事も

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10歳以上になると、毛のつやがさらになくなりパサついてきます。毛繕いもほとんどしなくなるので、全体的にボソボソに。寝ている時間が増え、好奇心も減ってくるため、遊ぶ時間が減るのも高齢になった特徴です。

さらに年を重ねると、猫によっては「トイレに間に合わない」「寝ながらもらす」など排泄の問題も出てきます。

シニア猫との暮らしで大切なこと

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猫が高齢になったら、食事やケアなどを見直してきましょう。まずは動物病院で健康診断をしてもらうことをおすすめします。

動物病院を定期的に受診する

子猫の頃や飼い始めから定期的に受診し、健康診断も受けておくと安心です。今まで受けた経験がない猫は、シニアになってからでもいいので、まずは体のチェックをしてもらいます。健康診断の頻度は、獣医師に相談するといいでしょう。腎臓病や心臓病などが見つかった場合も、獣医師の指示に従います。

定期的に受診しておくと、過去との比較ができる点がメリットです。「データが少し悪くなっている」「5月には熱中症になっていたから気を付けて」など、ケアの注意点も把握できます。

食事内容を見直す

高齢になると消化機能も低下していくので、シニア用のフードに変えていきましょう。ただし、フードは一気に変更しないでください。猫のお腹の負担を減らすためにも、少しずつ新しいフードを混ぜていくようにしましょう。

突然好みが変わるときもあるので、複数種類のフードに慣れさせておくと安心です。


フードについては、動物病院で相談するのもおすすめです。療法食を処方された場合は、獣医師の指示に従ってください。

食べやすくする工夫を

ドライフードが好きなのに歯が弱って食べられない子は、フードをふやかしたり砕いたりすると食べやすくなります

筆者のシニア猫(2023年の時点で19歳)には、ドライフードを粉々にして舐めて食べられるようにしています。現在は、歯が弱っていてウエットフードしか食べられません。ただ、外出時はウエットフードを置いて出かけるのは難しいため、ドライフードを食べさせる必要があるのです。

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このペット用フードクラッシャーは、自分の手で押してカットする必要がありますがフードの状態を確認しながら砕ける点が便利です。粉状に近い状態まで細かくできるので、猫がそのまま舐めて食べられます。

安価ですが、砕く際は多少の力は必要です。力を入れるのが大変な方は、電動のクラッシャーを使うことをおすすめします。

家の中はシニア猫仕様に

1. キャットタワーをチェック

シニアになっても、高いところには登りたがる猫もいます。これまでのキャットタワーにステップを付けたり、低めのタワーにしたりなど安全に配慮します

2. トイレもシニア仕様に

関節の痛みなどでトイレのふちをまたげなかったり、うまくふんばれなかったりするようになります。トイレの脇にステップを置いてあげると楽になるようです。筆者は頑丈な空き箱を置いて対応しています。

トイレの数を増やし、寝床からアクセスのいいところに置いてあげるとトイレに間に合わないといったトラブルが減らせます。

3. 滑りにくい床に

フローリングでは足腰に力が入らず、滑る恐れがあります。猫が歩くところや階段は滑り止めマットなどを敷いておきます。洗えるマットなら、粗相などをしても安心です

少しでも遊ぶ

高齢になって好奇心がなくなったからといって、遊ばないままだと体力も落ちていきます。シニア猫は、昼は寝てばかりで夜中に起きて騒ぐようになりやすいので、刺激を与えるのも効果的です。

たとえ遊ばなくてもおもちゃを見せたり、外の様子を見せたりするといいでしょう。実際昼に5分でも遊ぶと、夜はよく寝ると実感しています。

こまめに体をチェック

皮膚にできものができていないかなど、こまめに体を触ってチェックします。毛繕いをしなくなるので、ブラッシングも必須です。耳が遠くなっていて不安感が強いのか、つきまとってくる日があります。そんな日は特に念入りに体に触るようにしています。

爪とぎもしなくなるため、爪のチェックも必要です。丸く伸びていくため、肉球に刺さりやすいのでこまめな確認をおすすめします。筆者の猫は頻繁に鳴いていたときがあったのですが、歩くたびに爪の先が肉球に当たっているのが原因でした。丸く伸びた爪は太く、切るのが難しいので動物病院でのカットをおすすめします。

いつか訪れるその日のために

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「縁起でもない」と思われるかもしれませんが、すでに数年前からペットの葬儀屋さんは決めています。かかりつけの動物病院で紹介してもらった葬儀屋さんです。

いつ別れが来るかわからないので覚悟はできていますが、いざその日が来たら気が動転するのは間違いないはず。慌ててネットで検索などをしていると、愛猫との別れの時間も減ってしまいます。動転して不本意な葬儀をするかもしれません。最後に後悔しないためにも、事前に決めておくことにしました。

まとめ

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シニア猫が元気に長生きできるようにするためにも、猫の状況に対応していく必要があります。まずは動物病院を受診して、健康状態を確認してもらうと安心です。

食事やトイレなども見直していきましょう。こまめな体のチェックやブラッシングも必要です。コミュニケーションを増やすことで、猫の不安感の解消にもつながります。

シニア猫との暮らしを楽しむためにも、ぜひ参考にしてください。

【クイズ】ペットにも防災対策を!ローリングストックを学ぼう

年明け早々、能登半島において大地震に見舞われました。この災害を機に、防災対策を見直した方も多いのではないでしょうか。また、ペットの防災対策も同時に見直す機会でもあります。

今回は、災害に備えたペット用品の「ローリングストック」について、クイズ形式でご紹介します。

クイズを解きながら、ペットの防災対策について学んでいきましょう!
Q.1 「ペット用品のローリングストック」とは、次のうちどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「ペット用品を定期的に消費しつつ買い足していく防災対策」です。
ペット用品をローリングストックすることで、いざ必要になったときに賞味期限が切れてしまったり、保管している間にペットの嗜好が変わって食べなくなってしまうリスクを予防できます。
また、定期的に場所を確認することで、どこに置いたかわからなくなることを防ぐメリットもあります。
Q.2 ローリングストックしておきたいペット用品はどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「食べ慣れているフードやおやつ」です。
ローリングストックしておきたいペット用品は、「フード」「おやつ」「水」「薬」など、生きるために必要不可欠な消耗品です。

選択肢にある「おもちゃ」や「ペットシーツ」は新しいものでなくても問題ありません。「タオル」や「ベッド」は自分や飼い主のにおいがついている方が、非常時でも落ち着けるでしょう。
Q.3 ペット用品のローリングストック方法について正しいのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「特殊なフードは多めにストックする」です。
子犬用やシニア用、療養食などの少し特殊なフードを与えている場合、非常時には手に入りにくいため、特に多めに備蓄しておきましょう。

災害時や避難所生活はそれだけでもペットにとって大きなストレスです。大変なときだからこそ、フードは食べ慣れたものを与えて安心させてあげてください。

ストックするフードの量については、環境省では5日~7日分程度が必要とされていますが、支援物資が何日も届かなかったり、ペット用品が緊急支援物資に含まれない可能性も考慮し、できれば3週間分くらい確保しておくと安心です。

硬水のミネラルウォーターにはカルシウムやマグネシウムなどが多く含まれており、飲み過ぎると尿結石症を引き起こしたり、既に患っている子は症状を悪化させてしまう可能性があります。ペットに飲ませるのであれば軟水のミネラルウォーターを選びましょう。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
災害に備えてペット用品もローリングストックを考えよう!
結果発表
問正解/ 問中
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【クイズ】人や犬とはここが違う!猫の舌と味覚の特徴

舌で感じ取れる味は動物によってさまざまで、その強さも異なります。では、猫はどんな味なら感じ取ることができ、一方で感じ取れない味があるのはなぜでしょうか?それを知ることで、猫という生き物への理解がより深まるでしょう。

今回は、猫の味覚についてクイズ形式でご紹介します。

それではさっそく、猫の味覚クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 猫の舌や味覚の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「味蕾の数が犬より多い」です。
動物の舌には、「味蕾(みらい)」という味を感じ取る器官があります。味蕾の数は動物ごとに異なり、それによって認識できる味も変わってきます。

人間の味蕾は約1万個で、大きく分けて「苦味、甘味、酸味、旨味、塩味」の5種類の味を感じ取ることができます。

犬の味蕾は約2,000個と人間の5分の1程度なので、人間のようには敏感に味を感じ取れません。しかし、「甘味、酸味、塩味、苦味」の4種類の味を感じ取ることができます。

猫の味蕾は犬よりもさらに少なく、1,000個以下、一説には500程度しかないとも言われています。
Q.2 猫が感じることができない味はどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「甘味」です。
肉食である猫は、腐っているものを見極めるために酸味と苦味に対して敏感です。一方で、雑食である犬とは異なり甘い果物などを食べることがなかったため、甘味を感じる必要がなく、甘味を感じる受容体がそもそもありません

また、塩味は他の味と比べると強く感じられません。これは、必要な塩分は動物の肉から摂取できるため、塩味を認識できなくても問題ないからです。

Q.3 猫がよく「グルメな生き物」と言われる理由として正しいのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「嗅覚が優れており、香りで食べ物を判断しているから」です。
猫は嗅覚が発達しており、香りで食べ物を判断しています。そのため、香りの強いウェットタイプのフードを好んで食べたり、キャットフードの保存容器にカツオの出汁パックなどを入れておくと食いつきが良くなったりするかもしれません。

猫が腐っていると判断したものは食べないため、新鮮なもののほうが好んで食べます

また、ある食べ物を食べた後で体調を壊した場合は、「これを食べたらお腹が痛くなった」などときちんと記憶しているため、その後は同じ食べ物を食べたがりません。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
猫は甘味を感じない?猫の食いつきをよくする裏ワザもご紹介!
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問正解/ 問中
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猫はどんな動物?習性や行動に合った飼い方をしているか確認しよう

猫は単独で狩りをする肉食動物で、縄張り意識や警戒心が強い動物でもあります。しかし、「一匹で寂しい?」「一緒にお出かけしたい」など、猫本来の習性を忘れて接してしまうときがあるのではないでしょうか。 飼い主さんがよかれと思った行動も、もしかしたら猫にとってストレスになっているかもしれません。 今回は、猫本来の習性や行動、飼い主さんとよりよい関係になれる飼い方の注意点を解説します。

猫は完全肉食動物「食事内容に注意」

猫,習性,肉食動物,フード,ストレス,トイレ,縄張り,多頭飼い,グルーミング,フレーメン反応 猫は、ネズミなど小さな哺乳動物や小鳥などを狩って食べる完全肉食動物です。家で飼っている猫は狩りをしないので、猫専用の総合栄養食を与えます。総合栄養食は、猫の健康が維持できるために必要な栄養素が、バランスよく配合されているフードです。 野菜や果物などをわざわざフードに混ぜて、無理に与える必要はありません。白菜やキャベツを食べたがる猫もいますが、その場合はフードに少量混ぜる程度にします。貧血など中毒症状を起こす恐れがあるため、ネギ類やニンニクなどは絶対に与えないでください。 猫というと「魚好き」のイメージがありますが、食べ過ぎには注意が必要です。魚ばかり与えていると、黄色脂肪症などの病気になるリスクが高まります。特に、生の魚介類にはビタミンBの吸収を阻害する「チアミナーゼ」が含まれているので、お刺身を与えすぎないようにしましょう。

本来は単独行動をする動物「べったりに注意」

猫,習性,肉食動物,フード,ストレス,トイレ,縄張り,多頭飼い,グルーミング,フレーメン反応 狩りをする際、猫は単独で行動します。群れや仲間で協力し合うこともないため、社会性はほとんどないのです。自立心が強く一匹での留守番もあまり負担になりません。 しかし、飼い主さんと離れることがストレスになる「分離不安」の猫もいます。かまい過ぎや加齢などさまざまなことが原因になるようです。コロナ禍で在宅勤務が増えたなど、飼い主さんのライフスタイルが変化したのも一因かもしれません。 分離不安になるとトイレでもお風呂でも常に飼い主さんにべったり付きまとい、留守番中は粗相などをしてしまうのです。そのような猫の様子に飼い主さんも不安が強くなり、外出できないなど悪循環に陥る恐れもあります。「猫が分離不安かも」と思ったら、まずは動物病院を受診しましょう。

警戒心が強い「環境の変化に配慮」

猫,習性,肉食動物,フード,ストレス,トイレ,縄張り,多頭飼い,グルーミング,フレーメン反応 猫のような単独行動をする動物は、自分だけで身を守らなくてはいけないため、未知の環境や知らない人を警戒します。 そのため動物病院を怖がりますし、引っ越しやお出かけは猫にとってストレスです。動物病院に行く際は、普段からクレートに慣れさせる、外の景色を見せないなど配慮が必要です。 引っ越しも、新居に猫が慣れ親しんだものを持って行く、猫の匂いを付けておくなど対策を行いましょう。旅行に同伴させる必要はありません。留守番をさせてシッターさんに来てもらうか、慣れたペットホテルか動物病院に預けます。

縄張り意識がある「多頭飼いは慎重に」

猫,習性,肉食動物,フード,ストレス,トイレ,縄張り,多頭飼い,グルーミング,フレーメン反応 単独行動をする猫は、強い縄張り意識があるのも特徴です。ほかの猫が縄張りに侵入するのを大変嫌がります。自分で自分の身を守る猫にとって、安心してくつろげて快適な縄張りは非常に大切な場所なのです。家で暮らす猫は、家の中が縄張りになっています。 それなのに、「一匹で寂しいだろう」と飼い主さんが知らない猫や犬をいきなり連れてきたら、困惑するのも当然です。多頭飼いがうまくいっているのは、それぞれの縄張りが確保されていてご飯の奪い合いなどがないケースでしょう。 また、親子や兄弟猫、子猫のころから一緒にいる猫(犬)などは、一緒にいてもそれほど負担にならないようです。 うまくいっているように見えても、強い猫にご飯を取られたり、お気に入りの場所を奪われたりしてストレスがたまっている猫がいることがあります。多頭飼いの猫の中に粗相など問題行動を起こす子がいる場合は、縄張りがちゃんとあるかチェックしましょう。ない場合は、キャットタワーなどを利用して縄張りを作ってあげてください。

きれい好き「シニアになったら飼い主さんがチェックを」

猫,習性,肉食動物,フード,ストレス,トイレ,縄張り,多頭飼い,グルーミング,フレーメン反応 猫は大変きれい好きな動物です。毎日丁寧に舌でグルーミングをして、被毛の汚れやほこりをとっています。ただし、シニアになると首を曲げて舐めるのが苦痛になったり面倒になったりするようです。 毛が汚れたままでボサボサになるので、こまめにブラッシングをしてあげましょう。軽くマッサージをすると、血行も良くなって皮膚の異常や腫瘍なども見つけやすくなります

トイレにこだわり「大きなトイレを用意してこまめに掃除を」

猫,習性,肉食動物,フード,ストレス,トイレ,縄張り,多頭飼い,グルーミング,フレーメン反応 猫はトイレにもこだわりがあります。特に清潔さは重要で、トイレが汚れたままでニオイが強いと排泄を我慢してしまうほどです。下部尿路疾患を防ぐためにも、こまめに掃除をしましょう。留守中や就寝中など、すぐに掃除できない場合に備え一匹あたりトイレは2個用意します。 小さなトイレも苦手です。猫の体長の1.5倍以上ある大きさのトイレを選びましょう。

高いところが好き「周囲を見渡したい」

猫,習性,肉食動物,フード,ストレス,トイレ,縄張り,多頭飼い,グルーミング,フレーメン反応 猫は高い場所で過ごすのも大好き。高いところから周囲を見渡していれば、敵に襲われる危険も減るので安心して過ごせます。キャットタワーを用意して、高いところが好きな猫の欲求を満たしてあげましょう。

聴覚がすぐれている「大きな音に注意」

猫,習性,肉食動物,フード,ストレス,トイレ,縄張り,多頭飼い,グルーミング,フレーメン反応 猫の聴覚は犬の2倍と非常に優れています。猫は単独行動で狩りをするため、小動物の小さな足音やかすかな鳴き声を聞き取れます。さまざまな方向からの音を聞き取るため、左右の耳それぞれで別の動きができるほど、耳の周囲の筋肉も発達しています。 そのため猫は、雷や花火の音など大きな物音が苦手です。洗濯機や掃除機、ドライヤーの音も怖がります。大声を出す人、ドスドス音を立てて歩く人もあまり好きではないでしょう。 猫のベッドはテレビや洗濯機のそばから離し、大声を出したり、手を叩いたりするのは控えましょう。

嗅覚も鋭い「変な顔はニオイを嗅いでいるだけ」

猫,習性,肉食動物,フード,ストレス,トイレ,縄張り,多頭飼い,グルーミング,フレーメン反応 猫は嗅覚も鋭い動物です。人が嗅ぎ取れないニオイも、第二の嗅覚と言われる鋤鼻(じょび)器官(ヤコブソン器官)で感じ取れます。口を開けて変な顔をするのは「フレーメン反応」と呼ばれます。ニオイを分析、確認するため口を開けて鋤鼻(じょび)器官にニオイを取り込もうとしています。 人間の足などを嗅いだあとにフレーメン反応があると「足が臭すぎて変な顔をしているんだ」と思われがちですが、単にニオイを取り込んでいるだけなのです。 嗅覚の鋭い猫はアロマや香水などを好みません。それだけでなく、アロマのような植物由来の精油は肝臓でうまく代謝できないので、注意が必要です。部屋でアロマを焚くのはやめましょう。

まとめ

猫,習性,肉食動物,フード,ストレス,トイレ,縄張り,多頭飼い,グルーミング,フレーメン反応 猫は単独行動をする完全肉食動物です。さらに、縄張り意識があり警戒心も強いという特徴があります。かわいいしぐさや表情だけをみていると、猫がどんな動物だったか忘れがちですが、良かれと思った飼い主さんの行動が、猫にとって大きな負担になることもあります。 普段の生活の中で何かストレスになっていることはないか、定期的に猫の様子をチェックしてみてください。

犬に薬を飲ませるコツとは?警戒されずに与える方法を解説

「犬に薬を飲ませようとおやつに入れたのに吐き出されてしまった」「飲ませようとすると唸る」など薬の投与に手こずる飼い主さんは多いようです。 しかし、治療や予防のためにも薬を飲んでくれないと困りますよね。高齢になれば、薬を飲む機会も増えていくでしょう。 そこで今回は、愛犬の健康を守るためにも、警戒されずに薬を飲ませるコツを解説します。

薬のみをそのまま与える

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 口のタッチに慣れている犬なら、そのまま飲ませることも可能です。おいしい味が付いている薬なら、さらに与えやすいでしょう。 次の手順で飲ませてみてください。上手に飲めたらほめてあげましょう。ただし犬が激しく暴れる、拒絶する場合は中止して他の方法を試みます。
  1. 犬の顔の顎周辺を左手で上からつかむ(左利きの人は右手で)
  2. そのまま犬の顔を上に向ける
  3. 右手で口を開けて薬の喉の奥に落とす
  4. 上をむかせたまま喉をなでる
  5. 犬が鼻をなめたら飲めているのでOK
あとから吐き出す犬もいるので、少しの間様子を見ていてください。

錠剤やカプセルはおやつやフードを利用する

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 犬の好きなおやつやフードを使うと、上手く飲んでくれることがあります。

薬をカットする際は事前に獣医師に確認

大きな錠剤はピルカッターなどで小さくすると包みやすくなります。ただし、カットすることで苦味が出る場合があるので、必ず事前に獣医師に確認してください。 なお、カプセルの中身を出すと、薬の効果に影響を与える恐れがあるのでやめましょう。

犬の好きなおやつやフードに包む

薬を犬の大好きなおやつやフードで包むようにして与えます。犬用チーズなどは包みやすいでしょう。錠剤やカプセル、粉薬にも使える手です。ただし、薬だけ吐き出す犬もいるので、きちんと飲んだかチェックしてください。

投薬ペーストを利用する

チーズやチキンなど、犬が好む味がついた犬用の投薬ゼリーやペーストが販売されています。包み込むと薬の匂いを感じにくくなるのもメリットです。 他にもコングペーストや液状おやつも利用しやすいでしょう。動物病院でも購入できる投薬用ペーストがあるので、相談してみてください。
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ピルポケット(投薬用の補助おやつ)を利用する

真ん中に薬を入れられるように、穴が開いている、薬専用のおやつの利用もおすすめです。 軟らかく、薬を簡単に包み込めるのがメリット。動物病院で購入できるので、相談してみましょう。ネットで購入したものは、獣医師に確認してから使用してください。
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粉薬は水やペーストに溶かす

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 粉薬が処方されることもあります。次に紹介する方法を犬に合った方法で与えてください。ふりかけのように、フード全体に混ぜるのは薬の味がわかってしまうのでおすすめしません

粉薬は水に溶かしてシリンジで

粉薬は少量の水に溶かして、シリンジ(針のない注射器)で与えます。犬歯(尖っている歯)の後ろにある隙間から、少しずつ入れてください。犬がむせないように少しずつ押し出します。

甘みのあるものに混ぜ込む

犬は甘いものを好むので、練乳に薬を混ぜて与えるのもおすすめです。粘り気があるので歯茎や上あごに塗り付けてみてください。練乳は大変甘いため、薬のときだけ利用し普段のおやつには与えないようにしましょう。

投薬ペーストもおすすめ

犬用投薬ペーストは、粉薬の投与にも使えます。混ぜ込んでしまうと、薬の味もわかりにくくなります。

ペット用オブラートに包む

ペット用オブラートの利用もおすすめです。犬の好きな甘みが付いています。

シロップ薬は練乳やヨーグルトを活用

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ シロップ薬も、シリンジに入れて少しずつ流し入れます。犬の好きな練乳やヨーグルトなどに混ぜて舐めさせてもいいでしょう。

おやつやフードを利用する際の4つのコツ

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ おやつやフードを利用して、犬に薬を与える際はコツがあります。

1. 犬に薬を仕込むところを見られないように注意

薬をおやつやフードに仕込むところを、犬に見られないように注意しましょう。飼い主さんがコソコソとしているのを見ると「いつもと違う」「なんだか変だな」と犬が警戒します。

2. 丸めるときは一口サイズに

おやつやフードで包んで丸めるときは、一口で丸のみできる大きさにします。大きいと、犬が噛むため薬の味が口に広がる恐れがあるためです。一度苦い味を経験すると、警戒して食べなくなってしまいます。

3. 最初はダミーを与える

薬を仕込んだおやつやフードを与える前に、薬を入れていない状態で同じおやつやフードを与えます。続けて、薬を入れたおやつやフードを与えればほとんど警戒しません。

4. 薬を仕込んだことを知らない人が与える

おやつに薬が入っていることを知らない家族や友人に与えてもらうと、さらに警戒される可能性が減ります。 薬を仕込んだ人や薬が入っていることを知っている人が与えると、「ちゃんと食べてくれるかな」という不安が犬に伝わりやすいのです。その点、薬のことを知らない人が与えれば、犬が警戒しないで食べてくれます。

犬に薬を与える際の注意点

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 気合を入れすぎたり、怒ったりしないことが大切です。いつも通りに行動します。

いつも通りに犬に接する

「薬を絶対飲ませなきゃ」「飲まなかったらどうしよう」と考えすぎないようにします。飼い主さんの緊張や不安は、犬に伝わるものです。犬も不安になってしまいます。

犬を叱らない

犬が薬を拒んでも、決して叱らないでください。もちろん怒鳴るのも叩くのもNGです。二度と薬を飲まなくなるだけでなく、信頼関係が崩れる恐れもあります。

上手く飲ませられないときはすぐに動物病院へ

犬が暴れたり、どうやっても吐き出したりする場合は、すぐに動物病院に相談しましょう。自己判断で薬を中止するなどは、犬の健康維持に関わります。

薬をうまく飲むために日頃からやっておきたいこと

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 日頃から口のタッチなどをやっておくと、薬を与えやすくなります。歯みがきなどにも役立つので、ぜひ習慣にしてください。

1. 口周辺や口のタッチに慣れておく

口の周りや、口の中のタッチには日頃から慣れさせておきましょう。いきなり触ると驚くので、口の周りをちょっと触ってはほめることを少しずつ毎日行います。 タッチに慣れると、歯のケアにも役立つのでおすすめです。

2. シリンジに慣れておく

飼い主さんも愛犬も、シリンジに慣れておくことをおすすめします。シリンジは犬のサイズに合わせて用意してください。獣医さんに聞けば適切なサイズを教えてくれますし、購入もできる動物病院がほとんどです。 シリンジは、犬が高齢になって介護が必要になった際の水分補給やフードの補給などにも役に立ちます。ときどきシリンジでお水を飲ませてみたり、お肉の茹で汁などを与えたりしてみてください。

まとめ

犬,薬,投薬,警戒,カプセル,おやつ,フード,シリンジ 薬は犬の健康維持や治療に欠かせません。もし、愛犬が薬を飲むのが苦手なのであれば、犬の好きなおやつやフード、投薬用おやつ、シリンジなどを利用して与えるのがおすすめです。 飼い主さんは、リラックスして与えることがコツです。不安や緊張は犬に伝わるので注意してください。また日頃から、口周辺に触ることやシリンジにも慣れさせておきましょう。 上手く飲ませることができないときは、すぐに動物病院に相談してください。

初めての猫!家の準備や用意するグッズ、心構えを解説

猫を初めて飼うときは、「家の中をどうすればいいのだろう」「何を用意すればいいの」と悩みますよね。今は情報が多い分、迷ってしまうでしょう。 今回は、猫を飼うときに準備することや用意したいグッズ、心構えについて解説します。準備や心構えは、子猫も大人の猫も基本的には同じですので、猫を飼う前によく確認しておきましょう。

家の中を整える

猫,初めて,グッズ,おもちゃ,キャットタワー,誤飲,誤食,クレート,サークル,首輪,フード 猫はひも類や小さなものに興味を示します。高いところも大好きなので誤飲やケガをしないように、家の中を「猫仕様」にします。

誤飲の危険があるものは片付ける

ひも類、糸、ヘアゴム、ボタンなど小さなものは誤飲の危険性がありますので、猫が届かない場所にしまってください。大人の猫でも油断できません。 猫は器用なので、ちょっとした扉や引き出しなどは開けてしまいます。頑丈な箱や引き出しに入れましょう。

観葉植物やお花は別の部屋に

観葉植物の種類によっては、猫が齧ると中毒を起こす恐れがあるものがあります。猫が過ごす部屋には飾らないでください。ユリの花は、活けた水を舐めただけでも危険です。お花も飾らないようにしましょう。

電気コード類にはカバーを

電気コード類を噛んで感電などしないようにカバーを付けておきます。

押し入れやクローゼット、洗濯機の扉に注意

猫は狭いところが好きなので押し入れやクローゼット、洗濯機などに入りたがります。飼い主が気付かないまま、閉め切ったり、洗濯機を動かしたりすると大変危険です。 扉は開けたままにしない、洗濯機のふたは必ず閉めるなどをしっかり心がけてください。

お風呂の水は捨てる

夏は涼しく、冬は残り湯があれば温もりがあるためお風呂が好きな猫がいます。 ふたの上で暖を取る姿はかわいいですが、滑って落ちるとおぼれてしまいます。残り湯は捨てるほうが安全です。

外には出さない

猫は外に出さず家の中で飼います。散歩は必要ありません。特に家に来たばかりの猫は、外に出ると戻れなくなる恐れがあるので十分注意してください。

身を隠す場所を作る

猫が入れるような段ボールに敷物を入れていくつか置いておくと、猫は身を隠せるので安心します。狭いところにいたいという欲求も満たせるのでおすすめです。

買っておきたい猫のためのグッズ

猫,初めて,グッズ,おもちゃ,キャットタワー,誤飲,誤食,クレート,サークル,首輪,フード 事前にペットショップやホームセンター、ネットなどで購入します。リストを作っておくと、買い忘れがありません。

フード

ブリーダーやペットショップで購入した場合、もしくは保護施設から来た場合は、そこで食べていたフードを用意します。野良猫を拾った場合は、猫の年齢に合った総合栄養食を与えましょう。 ドライフードとウエットフードの両方があると便利です。

食器と水入れボウル

どちらも陶器がおすすめです。猫は入れ物にもこだわりがあるので、複数用意しておきます。ひげが容器に当たるのを嫌がるので、猫専用を購入するほうが安心です。

猫用トイレ

猫用トイレは、大きさの十分にあるタイプを複数設置しましょう。最低でも1匹あたり2個は欲しいところ。大きさは猫の体長1.5倍が目安です。 猫砂にもこだわりがあるので、いくつか用意して様子をみてください。ペットシーツもあると、おしっこがこぼれたときなどに安心です。

爪とぎ

猫の爪とぎは本能なので、爪とぎの用意は必須です。段ボールタイプや麻ひもタイプなど、猫の好みに合わせて複数用意するといいでしょう。基本的にほとんどの猫が段ボールタイプを喜びます
猫が爪とぎをする理由とは?爪とぎグッズ選びのコツや置き場所を解説

クレート

必ずクレートは用意してください。普段からハウスや落ち着ける場所として使えますし、動物病院の受診の際も便利です。災害時の避難にも役立ち、避難所にもそのまま持ち込める場合もあります。 素材は頑丈なプラスチック製がおすすめです。

キャットタワー

猫は高いところが大好きなので、キャットタワーを設置してあげましょう。しっかりした頑丈なものを選びます。窓の外を見られる場所に置いてあげるといいですね。

サークル

サークルは留守番や来客時に活躍します。猫の落ち着ける場所にもなるでしょう。高さがあり、スペースが三段ほどあるタイプなら上下運動ができます。ベッドやトイレも置いてあげましょう。
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猫用ベッド

好きな場所でくつろげるように、ベッドも複数用意してあげましょう。出窓やリビングの隅、サークル内などに置いておきます。

おもちゃ

ひとり遊びができるおもちゃと、飼い主さんと一緒に楽しめるおもちゃを用意しましょう。転がすとフードが出てくるおもちゃは、猫の狩猟本能を刺激するのでおすすめです。誤飲を防ぐためにも、猫じゃらしは飼い主さんと遊んだら片付けてください。

首輪

猫のサイズに合った首輪を選びます。ケガや事故防止のためにも、何かにひっかかったら外れるタイプがおすすめです。

動物病院を受診する

猫,初めて,グッズ,おもちゃ,キャットタワー,誤飲,誤食,クレート,サークル,首輪,フード 猫を飼うことになったら、必ず動物病院を受診します。 健康診断を受け、ワクチンや避妊・去勢手術のスケジュールを立てましょう。猫の飼い方のアドバイスなどももらうと安心ですね。

猫を飼う=猫の命に責任を持つ

猫,初めて,グッズ,おもちゃ,キャットタワー,誤飲,誤食,クレート,サークル,首輪,フード 猫を飼うことは、最期の時まで責任を持って猫のお世話をすることになります。猫の平均寿命は室内飼いの場合15~16歳といわれています。つまり少なくとも15年は、毎日こまめに猫のお世話をする覚悟が必要です。 いたずらをされたり、ひっかかれたりなどのトラブルもあるでしょう。思い通りにならないこともあります。旅行にも行きづらくインテリアもおしゃれにはできないかもしれません。 しかし、猫がいる暮らしは、たくさんの喜びとかけがえのない幸せに満ちています。猫の習性をしっかり理解し、猫との暮らしを楽しんでください。

猫は留守番上手って本当?安全に過ごすためのコツ注意点を解説

猫は単独行動をする独立心の強い動物で、水とフードを十分用意すれば長時間の留守番も可能だと言われています。しかし、人の目の届かないところでは、思いがけないトラブルが起こる可能性もあるのです。 今回は、猫の留守番についてコツや注意点を解説します。しっかり対策をして、安心してお出かけできるようにしましょう。

猫はどのくらい留守番できる?

猫,留守番,フード,ストレス,不安分離 何時間留守番ができるかは、猫の年齢や健康状態によって異なります。

健康な猫で最長「一泊二日」

健康な大人の猫なら、最長で一泊二日程度は留守番が可能です。朝から夜まで1日中の留守番もできるでしょう。ただし丸々2日以上は留守番させないでください。フードが傷み、飲み水がなくなる恐れがあります

不安ならペットシッターを

どうしても長時間の外出や旅行をしなければいけない場合は、ペットシッターに家に来てもらうと安心です。猫が慣れているペットホテルや動物病院があれば預けてもいいですね。

長時間の留守番が適さない猫

猫,留守番,フード,ストレス,不安分離 丸1日など長時間の留守番が向いていない猫は、子猫やシニア猫、病中病後の猫などです。飼い主さんと離れると強いストレスを感じる「分離不安」の猫も留守番は苦手でしょう。

生後3ヵ月以内の子猫

生後3ヵ月以内の子猫は、長時間の留守番ができません。1日複数回フードを与えるなど、こまめな世話が必要なので、長くて3時間程度にとどめます。

1歳未満の子猫

手がかからなくなっても、1歳未満の子猫は丸1日の留守番はさせないほうがいいでしょう。好奇心旺盛のため、いたずらをしたり、ケガをしたりする危険があります。 ただし猫用ケージを普段から寝床にしておけば、数時間の留守番はできるでしょう。ケージ内にベッドやトイレ、お水、ドライフードを置いておきます。3段のケージなら、寝床とトイレ、食事場所を分けられるのでおすすめです。

シニア猫や病中病後の猫

シニア猫や、病中病後の猫は、体調が急変する恐れがあります。またフードや水をうまく摂れない可能性もあるので、長時間の留守番はさせないようにしましょう。

分離不安症の猫

飼い主さんの姿が見えなくなると、不安や強いストレスを感じる分離不安の猫も長時間の留守番は避けてください。留守番が長いと体調を崩したり、家の中を破壊したりする恐れがあります。 かといって、飼い主さんもいつもべったり過ごすわけにもいきません。少しずつ距離を置く、留守番中だけ大好きなおやつを与えるなどの対策が必要です。猫の問題行動に詳しい動物病院に相談し、少しずつ改善しましょう。

家の中の安全チェック

猫,留守番,フード,ストレス,不安分離 猫を留守番させるときは、必ず家の中の安全をチェックしましょう。 猫が誤飲をしたり、窓を開けて出てしまったりなどトラブルが生じる恐れがあります。留守番中の猫が、キッチンのガスホースをかじった例もあるようです。

1. ひも状のものを片付ける

猫がひも状のものを飲み込むと腸閉塞などを起こす危険があります。ヘアゴムや糸、猫じゃらしのようなおもちゃは猫が届かない場所に片付けておきましょう。

2. 噛まれると不安なコード類はカバーを

電気コードやゴムホースなどをかじる心配がある場合は、市販のカバーを付けておくと安心です。カバーはホームセンターの他、Amazonなどでも購入できます。使わない電化製品は、コンセントを抜いておきましょう。

3. 窓は閉めて脱走予防

通気性を良くするためにと、ほんの少しでも窓を開けて出るのは危険です。わずかな隙間からも猫が出てしまう可能性がありますし、防犯上も不安です。必ず戸締りをしておきましょう。

4. お風呂のお湯は捨てる

猫が落下すると危険なので、残り湯は捨てたほうが安心です。夏は涼しく、冬はほんのりと温かいので、お風呂場を好む猫はたくさんいます。そのため、ふたに乗った際に落ちる危険があります。 災害に備えて残り湯をためる場合は、猫がお風呂場に入れないようにしておきましょう。

5. 家具やキャットタワーの転倒防止

外出中に大地震が来る可能性もあります。大型の家具は必ず転倒防止をしておきましょう。 キャットタワーもしっかり固定してください。天井に突っ張って設置するタイプのキャットタワーは、緩みなどがないかときどき確認しておきましょう。

快適に留守番する工夫

猫,留守番,フード,ストレス,不安分離 留守番中も快適に過ごせるように工夫すると、猫のストレスも少なくなります。ゆったり眠って待ってくれれば飼い主さんも安心ですね。

1. 水やフードは多めに

水とフードは、1日に必要な量より多めに置いておくと安心です。特に夏は水が蒸発する恐れもあるので、複数置いておきましょう。ウエットフードは腐る恐れがあるため、ドライフードを置くようにしてください。 部屋のいろいろな場所にフードを置いておくと、猫が探して食べるので退屈防止になっておすすめです。

2. 快適室温をキープ

夏や冬はエアコンを入れて、適温を保ち、室温が暑すぎたり寒すぎたりしないようにしましょう。ただし、冷房を好まない猫もいるので、他の部屋に移動できるようドアは開けて、ストッパーを付けておきます。 エアコンのリモコンスイッチを猫が踏まないよう、引き出しなどに入れておきましょう。夏は、窓辺にすだれやよしずをかけて置くと日差しが和らぎます。

3. トイレは複数設置

トイレは最低でも「猫の数+1個」置いておきましょう。排泄物が残ってトイレが汚れていると、猫は嫌がってトイレを使わないことがあるためです。

4. ペットカメラで見守り

ペットカメラを設置しておくのもおすすめです。留守番中の猫の様子がチェックでき、異変にも気付けます。

出かける前後に気をつけたいこと

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出かける前に猫の居場所を確認

外出時は猫の居場所を確認してから出かけましょう。「着替え中、猫がクローゼットに入っていたのに気づかず閉めてしまった」「押し入れにいたのに気づかなかった」などのトラブルを防げます。

帰宅後は水やフード、排泄物を確認

体調を見るためにも、「フードを残していないか」「水はちゃんと飲んでいるか」などを必ず確認してください。排泄物も異常がないか必ずチェックしておきましょう。

帰宅したら猫と遊ぼう

飼い主さんがいない間は、ほとんど寝ていたはずです。運動不足を解消するためにも、帰宅後は10分程度で構わないので猫と遊びましょう。 猫とのコミュニケーションのためにも大切な時間です。ブラッシングをしたり、撫でたりするのもいいですね。

まとめ

猫,留守番,フード,ストレス,不安分離 猫は留守番が得意と言われていますが、何の対策もせずに留守番をさせるのは非常に危険です。紹介した対策や工夫を行い、安全で安心してお留守番できるようにしてみてください。 そしてお留守番前後の猫の心と身体のケアも忘れないでくださいね。

猫が夜中に騒いで眠れない!原因と対策を解説

夜中の猫の運動会に悩まされていませんか? 布団の上を走り抜け、餌をねだる猫。多頭飼いの猫たちは、追いかけっこやじゃれ合いで大騒ぎ。これでは、とても寝ていられません。猫は夜に活動するものだと割り切って、耐えるしかないのでしょうか? 今回の記事では、猫が夜中に騒ぐ原因と対策を解説します。

猫は夜行性ではない

猫,夜中,夜行性,活発,睡眠 猫は夜行性だと思っている方が多いですが、実はちょっと違います。 猫は夕方と明け方に活動する「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」の動物で、「クリパスキュラ」とも呼ばれます。

獲物の活動時間に適応した

なぜ猫は夕方と明け方に活動するのでしょう? それは、猫の獲物である小鳥やネズミ類が活発になるのが、夕方や明け方だからです。

安全な夜中に行動する野良猫たち

しかし、「夜中に騒いだり、町中でゴミをあさったりしている野良猫たちがいるけれど、夜行性じゃないの?」と思うかもしれません。 夜中は車も人もあまり通らないため、野良猫たちは危険な目にあう確率が減ります。そのため、多くの野良猫は、やむを得ず夜行性のような暮らしをしているのです。

夜中に家の猫が暴れる5つの原因

猫,夜中,夜行性,活発,睡眠 では、野良猫ではない飼い猫が、毎晩のように騒いで飼い主さんを起こしてしまうのはなぜでしょうか?ここでは5つの原因をご紹介します。

1. 昼間の刺激が少なすぎる

飼い主さんが学校や仕事に行ってしまい、おもちゃもない、刺激もないとなると、猫は昼寝をするしかありません。 たとえ飼い主さんが在宅でも、テレワークなどで忙しいことも多いでしょう。そのため、夜は体力が有り余って活発になるのです。

2. 寒さを感じている

特に、高齢の猫は筋肉量が減るため、代謝が低下して体温も低くなりがちです。腎臓疾患の猫も、低体温が見られることがあります。

3. トイレが汚い

猫はきれい好きなので、汚れたトイレで排泄したくありません。 夜中にトイレが汚れていれば、何としても飼い主さんを起こして掃除をしてもらいたいのです。特に多頭飼いの場合、トイレが汚れるのは早いため頻繁に起こされる羽目になります。

4. お腹が減ってしまう

お腹が減った猫は、フードが出てくるまで起こし続けます。猫が空腹を我慢して寝ることは、ほとんどないでしょう。

5. 飼い主さんが起こすと起きるから

夜中でも飼い主さんが起きると知ってしまった猫は、起きてほしい事態があれば何度でも起こしにきます。 つまり、猫は飼い主さんの反応を見て学習しているのです。「高い声で鳴いてみたら起きた」「棚の上から飾ってあるものを落としてみたら、飼い主さんが飛び起きた」と学習すれば、高い声で鳴き、物を落として起こすようになります。

夜中に猫に寝てもらうには?

猫,夜中,夜行性,活発,睡眠 寝不足は、飼い主さんの体調に影響します。夜中は、猫も飼い主さんもしっかり眠れるよう対策しましょう。

1. 昼間の退屈解消

仕事や家事が忙しく、昼間は猫に構っていられない飼い主さんも多いはず。 そこで、おもちゃを上手に使って猫の退屈を解消しましょう。
  • 猫の通り道やキャットタワーに、ゆらゆら揺れるおもちゃをぶら下げる
  • 転がすとおやつが出てくるおもちゃを部屋中に置く。トンネルの中に隠しておくのも◎
  • 窓辺にキャットタワーやハンモックを置いて、外の景色を眺められるようにする。
  • 定期的におもちゃを変更し、飽きさせない。
おもちゃは、誤飲の危険がない丈夫で安全なものを選びましょう。 また、窓際にキャットタワーを置いた際、近所の犬が吠える、怖いボス猫が通るなどの場合、かえってストレスになるので注意してください。

2. 猫の寝床を確認

隙間風が入りやすい窓辺は、特に冬場は寒くて猫が眠りにくいかもしれません。 寝床の位置をずらす、温かい敷物を敷く、カバーをかけるなどの対策をしてあげましょう。

3. トイレは複数設置

トイレ掃除に起こされる飼い主さんは、掃除をしなくても済むようにトイレを複数置いておきましょう。

4. フードのおねだり対策

夜もおやつやフードをおもちゃに仕込むのは大変です。タイマー付き自動給餌器を利用しましょう。 明け方まで給餌できるようにしておけば、飼い主さんは安心して眠れます。多頭飼いの場合は、猫の数だけ用意してください

5. 猫の要求に反応しない

毎回猫の要求に反応すると、猫は学習して何度も飼い主さんを起こすようになります。トイレやフード、寝床なども対策をしたら、猫がどんなに鳴いても起きないようにします。 ただし、猫が体調不良や具合の悪い場合は、対応してください。

6. 猫との触れ合いタイムを増やす

遊んでほしくて騒ぐ猫には、寝る前に意識して触れ合うようにします。 1日1回は猫と遊ぶ時間を取りましょう。ブラッシングやマッサージもおすすめです。

こんなときは動物病院へ

猫,夜中,夜行性,活発,睡眠 猫が夜中に活発だと、元気が有り余っているように思えますが、実はなんらかの病気が隠れていることもあります。 次のような場合は、早めに動物病院を受診してください。
  • やたらと活発になって、夜中でもご飯を食べたがる
  • 水をたくさん飲んで、尿の回数も多い
  • トイレの場所がわからなくて、粗相が増えた
  • 排泄のたびに鳴き叫ぶ
  • 高齢の猫で、急に夜やたらと鳴くようになった
そのほか、少しでも心配なことがあったら受診しましょう。

まとめ

猫,夜中,夜行性,活発,睡眠 夜中に騒ぐ猫を、「夜行性だから」とあきらめている飼い主さんは多いと思います。しかし猫は本来、夕方と明け方に活発になる動物です。 夜中に騒ぐ原因は、昼間の退屈や飼い主さんの反応、トイレの汚れや空腹、寝床の寒さなどが考えられます。飼い主さんが反応して起きてしまうのも実は原因のひとつです。 昼間の退屈を解消するだけでも、静かに寝てくれるかもしれません、猫の様子を見ながら対策を行ってください。ただ、夜中に騒ぐ行動の陰に病気が隠れていることもあります。いつもと違うと思ったら、動物病院を受診しましょう。