【2023年】犬用おせち料理で過ごすお正月。ご予約はお早めに。
今年も残すところあとわずかになり、もうすぐお正月がやってきます。お正月といえば、楽しみなのがおせち料理。今では百貨店や通信販売でも購入できるようになったため、一流料亭などで作られた豪華なおせち料理をいただくこともあるでしょう。
そのおせち料理に、なんと犬用のおせち料理があることはご存知ですか?一流料亭顔負けの豪華な犬用おせち料理から、お正月用のパッケージに入ったおやつなど、たくさんの犬用おせちが販売されています。来年の年始は、犬用のおせち料理も用意して、いつもとひと味違ったお正月を過ごしてみてはいかがでしょうか。
※数量限定商品も多いため、今からの注文だと既に売り切れの商品や販売終了になってしまった商品も出てきています。
おせち料理って何?
そもそもおせち料理とは何なのでしょう?
「おせち料理」は漢字では「御節料理」と書きます。もともと「おせち」は一年の節目に食べる、節供料理の意味を持っており、五節供(1月1日/元日、3月3日/ひな祭り、5月5日/端午の節句、7月7日/七夕、9月9日/重陽)に食される料理の一つでした。
五節供の料理は、朝廷の行事「節会(せちえ)」で神様に供えたり、食べたりしたご馳走で、そのご馳走を「御節供(おせちく)」と言いました。後に、それが略され「おせち」と言われるようになったそうです。
もともとは五節供の祝儀料理全般を指していましたが、後に最も重要とされる正月に供される料理を指すようになりました。
超豪華!犬用おせち料理の決定版「3段おせち」/キアッケレカーニ
https://item.rakuten.co.jp/cani/osechi3dan/より引用
まさに犬用祝儀料理の決定版とも言えるおせち料理があります。それがキアッケレカーニの「3段おせち」。犬用おせち料理にふさわしい豪華な一品です。
キアッケレカーニでは、人間が食べられる食材にこだわり、無添加かつ手づくりと食の安全性に配慮しています。ペットフードは人間の食品に比べて規制が緩いため、ペットフードの選び方は難しいところですが、このような配慮がされているのは安心できるポイントなのではないでしょうか。
もちろん、いずれも犬が食べても問題ない食材で作られており、イベリコ豚のタンやサイコロステーキ、蝦夷鹿のステーキ、ささみ肉のローストなど、お肉中心の犬用おせちです。おせち料理の定番である「だてまき」も入っているので、見た目も人間が食べるおせち料理のよう!見た目でも楽しむことができますね。

安心安全でお財布にも優しい犬用おせち/ドッグダイナー
https://item.rakuten.co.jp/dogdiner/500001688/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0より引用
無添加、無農薬・減農薬の素材にこだわり、犬用のごはんやケーキを作るドッグダイナーのおせちです。ドッグダイナーは毎日新聞やワールドビジネスサテライト等のニュース番組にも取り上げられ、今話題のお店です。
ドッグダイナーの犬用おせちは、無添加、無着色で、原材料やカロリーはすべて明記されているため、アレルギーが心配な方も安心して与えられます。野菜や豆にもお肉の味をつけているため、好き嫌いの多い子でも喜んで食べてくれるでしょう。
見た目は立派なおせちですが、値段がお手軽なのもうれしいポイントです。
少量でも楽しめるミニサイズの犬用おせち料理/帝塚山ハウンドカム
https://item.rakuten.co.jp/ashu/wn-000057/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0より引用
帝塚山ハウンドカムは、犬用のフードからサプリメントやグッズまで取り扱う老舗のお店です。あまり量が食べられない小型犬やダイエット中の愛犬には、こちらのミニ膳がおすすめ。
もちろん、無添加・手づくりにこだわっていることは言うまでもありません。原材料についても、大山鶏のむね肉や鹿児島県産黒豚から、キャベツやニンジン、さつまいもまで普段から愛犬が食べているであろう素材から作られているので、余計なものが入っていない安心感があります。
小型犬の場合や、そんなに豪華じゃなくて良いのだけど、少量で楽しみたいとお考えの方にはちょうど良い商品でしょう。こちらの商品には、馬肉団子がついた「年越しうどん」も同梱されています。年に一度のイベントを愛犬と思いっきり満喫しちゃいましょう!
ジビエをつかったお肉中心のおせちもおすすめです。
もっとお手軽におやつのお年玉を/帝塚山ハウンドカム
https://item.rakuten.co.jp/wan-plus/otosidama-set/より引用
犬用おせち料理というのは、さすがに手が出ないという方には、先ほど紹介した帝塚山ハウンドカムのおやつがおすすめです。
鹿キューブ・スズキスティック・タイスティック・馬肉チップ・サーモンビッツの5種類がセットになったおやつで、どの商品にも保存料や着色料は使われておらず、子犬からシニア犬まで安心して食べられます。また、原材料がすべて日本産なのも安心できるポイントです。
「お年玉」の文字が書かれたパッケージもお正月らしさが出ており、SNS映え間違いありません!
最後に
いくらなんでも犬にまでおせち料理は必要ない!と感じる方もいるでしょう。でも、折角の新年をお祝いする日なのですから、愛犬にも普段とは少し違った特別なご飯を与えても良いのではないでしょうか?
今回ご紹介したようなおせち料理をわざわざ買わなくても、普段与えているドッグフードに、ささみやニンジン、ブロッコリーなどを茹でて上手にトッピングするだけでも特別感が出ます。
せっかく愛犬と過ごす新年をいつもより豪華にお祝いを共有してみてはいかがでしょうか。
注意
犬用おせち料理の中には、飾りが入っていることがあります。そのまま与えてしまうと誤飲の可能性がありますので、愛犬に与える前に、必ず飼い主の方が食べられないものが入っていないか細かくチェックするようにしましょう。元日は動物病院もおやすみのところが多いですので、気をつけてくださいね。
未来のペットフードは昆虫が原料?いま昆虫食が期待される理由とは?
みなさんは、「昆虫」を食べたことがありますか?
「昆虫を食べるなんて気持ちが悪い」と感じる方も多いでしょう。しかし今、昆虫食が食糧難や環境問題を解決し、持続可能な未来を作るのに役立つとして、世界中で注目を集めています。
そして、近年では昆虫食をペットフードに取り入れる動きも活発化してきています。
今回は、昆虫食が注目される理由や、昆虫食の栄養価、昆虫食のペットフードの現状などについてご紹介します。
なぜ昆虫食が注目されるのか
まず、ペットフードにとどまらず、昆虫食が世界で注目されている理由を簡単に見ていきましょう。「昆虫食」への期待の背景には、食糧不足や環境破壊といった社会問題があります。
食糧不足の解決策として
現在、世界の人口はおおよそ77億人程。少子化が進み、人口が減少している日本では信じられないことかもしれませんが、世界の人口は今後さらに増えると予測されています。
そこでさらなる深刻化が懸念されているのが、「食糧不足」。
現在、世界中の農地の実に70〜80%が畜産業のために使われているといわれています。これは、家畜の飼育場以外にも、家畜を育てるのに必要な大量のエサを育てるために広大な農地を使うからです。
一方、カロリーベースで見ると、食肉は世界中のわずか30%のカロリーしか供給できません。
仮に、畜産を全てやめ、エサを育てていた農地を人間用の農地に変えたとすると、現在のなんと3倍の人口が賄えると考えられています。
昆虫食のメリット
対して昆虫食は、必要なエサも少なく、建物内で縦方向に生産できるため、タンパク質量あたりに必要な土地の面積が畜産業のわずか2%で済みます。
限られた土地を有効的に活用できるとあって、これからの食糧不足への対策として昆虫食が大きな注目を集めているのです。
環境問題の解決策として
畜産が広大な土地を必要とすることからも想像がつきますが、畜産業はやはり、環境へのダメージがとても大きい産業です。
例えば、食肉の需要が増えれば、農地を広げるために様々な場所が開拓され、「地球の肺」「生物多様性の宝庫」とも称されるほど貴重な森林であるアマゾン熱帯雨林の約80%が、畜産業によってダメージを受けます。
また、世界の温室効果ガスの総排出量のうち、畜産業だけで約14%を占めています(FAO算出)。これは、世界中の交通機関(車、飛行機、船など)全てを足し合わせた量と同等です。
さらに、環境省によると、家畜のエサを育てるために水を大量に要するため、牛肉1kgを生産するにはその約20,000倍もの水が必要となります。
昆虫食のメリット
一方、昆虫食は牛や豚よりも少ないエサで育つ上、タンパク質量あたりに必要な水も畜産の4%で済むと考えられています。
環境問題の解決が世界中で急がれる中、環境負荷の小さい昆虫食に期待が寄せられているのです。
ペットフードも昆虫食に?
英国獣医師会(BVA)会長のサイモン・ドーハティ氏は、ペットフードの原料となる主なタンパク源を、これまで使われていた肉や魚から昆虫に置き換えることで、よりよい未来が実現するだろう、と述べています。
なんと、ペットが消費する食肉の量は、世界中の食肉の約12〜20%を占めると考えられています。深刻化する食糧不足や環境破壊の問題に鑑みると、ペットのごはんも決してばかにはなりません。
2019年にBBCは、イギリス国内のいくつかのペットフード製造企業では、すでに昆虫タンパクを最大40%含んだペットフードを販売していると伝えました。
ヴィーガンやベジタリアンの飼い主が特に注目
上記にあげた畜産業の環境問題や、動物福祉・健康維持への関心の高まりから、動物性の食べ物の消費を減らしたり、やめたりする動きが世界中で高まっています。
そんな菜食中心の生活を送る人たちは、やはりペットが食べるものにも気を配りたくなるもの。
ヴィーガンやベジタリアンのペットフードもいくつか販売されてきましたが、必須アミノ酸「タウリン」など、動物性のものかサプリメントからしか摂取できない栄養素を昆虫から得られるとあって、昆虫タンパクを使ったペットフードが注目されています。
もちろん、倫理的な面から、畜産業と同様に昆虫食に反対する人もいます。一方で、環境負荷に関してはかなり改善されるため、環境問題に関心の高い世界中の飼い主の支持を集めています。
昆虫食の栄養
畜産肉や魚肉の代わりに、昆虫食をペットフードに用いることについて、飼い主のみなさんが一番気になるのが「栄養バランス」でしょう。
昆虫食の栄養素に関しては様々なデータがありますが、昆虫の中でも栄養価が高いとされるコオロギは、肉や魚と同等、もしくはそれ以上のタンパク質を含んでおり、脂質は少なく、食物繊維を多く含むとされています。
こうした昆虫食の栄養価の高さも、昆虫食が注目されているひとつの要因と言えるでしょう。
まとめ
今回は、昆虫を取り入れたペットフードが脚光を浴びている背景や現状をお伝えしました。
昆虫食は、深刻化する食糧不足や環境破壊などの国際問題の解決に役立つことが期待されています。そして、これまでたくさんの肉や魚を使って作られていたペットフードについても、原料を見直し、昆虫にシフトする動きが見られます。
「もともと肉を食べる動物に、肉ではなく昆虫を与えるなんて人間の勝手だ」と考える方もいるでしょうし、「たかがペットフード、されどペットフード。人間と共に生きてきたペットだからこそ、社会の変化にも対応していく必要がある」と考える方や、「美味しくて栄養があれば問題ない」と考える方もいるでしょう。
ペットフードに昆虫を取り入れることについて、みなさんはどのように思うでしょうか。
10月13日はペットの健康診断の日!キャンペーンも?診断内容や詳しい情報をご紹介
10月13日は何の日かご存じでしょうか。
「獣医さん」と読む語呂合わせから、10月13日は「ペットの健康診断の日」とTeam HOPEにより制定されました。
Team HOPEは全国の獣医師による団体で、ペットの予防医療の啓発および普及活動を行っています。
「Team HOPEウェルネスチェック」と「Team HOPE健康診断」を行うことを推奨しています。ペットの家族が常にペットの健康状態を把握している状態を作り、ペットの健康と病気の早期発見・早期治療を目指しています。
Team HOPEの健康診断キャンペーン
Team HOPEでは、10月13日のペットの健康診断の日にあわせて、健康診断キャンペーンを行なっています。
10月はペットフードがもらえるチャンス!
Team HOPEによる健康診断を10月中に受けると、その犬や猫に最適なペットフードのサンプルがもらえます。
Team HOPE健康診断は、ペットの健康状態を知ることができる上、あなたのペットにぴったりのペットフードをプロからアドバイスしてもらえるという一石二鳥の健康診断なのです。
全国でイベントも開催!
Team HOPEは全国8カ所で、2019年ペットの健康診断の日特別イベント「ペットとの大切な時間をいつまでも」を行います。
獣医師さんによるセミナーや体験会など盛りだくさんですので、ご都合が合えばお近くの会場へ足を運んでみてはいかがでしょう?
2019年ペットの健康診断の日特別イベント「ペットとの大切な時間をいつまでも」
北海道 (9月14日)
人とペットの暮らし広場2019」ブース出展
宮城県 (9月23日)
「どうぶつフェスタ in MIYAGI」ブース出展(※ペット同伴可)
東京都 (10月12日)
市民公開講座、動物のお医者さん体験会を実施(※ペット同伴可)
愛知県 (9月16日)
第7回中日健康フェア2019に参加
兵庫県 (10月6日)
どうぶつのお医者さん体験会を実施
岡山県 (10月13日)
「猫の祭典2019」に参加
福岡県 (10月14日)
市民公開講座、アニマルキッズスクールを実施
沖縄県 (10月19日)
獣医師による無料健康相談会や体験会を開催
ペットの健康診断の内容
もちろん、ペットの健康診断は、Team HOPE以外の動物病院でも受けることができます。
検査内容は病院や選ぶコースによって異なります。一般的な診断内容は、問診、聴診・触診・視診、尿検査・便検査、血液検査などがあります。
さらに、レントゲンや超音波検査も受けることができ、心臓などの臓器に不安がある場合は受けさせると良いでしょう。それぞれ、どのような内容であるかをご紹介します。
問診
ペットたちは自分で体調を伝えることができません。そのため、獣医さんが診断の手がかりを得るために一番参考になるのは、ペットの飼い主さんからの情報です。
普段から定期的にペットの健康状態をチェックし、違和感があれば小さなことでも獣医さんに伝えましょう。
視診・聴診・触診
目や耳、口やリンパ節など、ペットの全身を視て触って異常がないかを確かめます。また、心臓やおなか、肺の音を聴いて異常がないかを確認します。
尿検査・便検査
診断の3時間前以内に尿や便を採取して尿検査を行います。糖尿病・腎臓病・尿路疾患・尿結石などの異常、便検査で寄生虫がいないか・腸内細菌のバランス・便に出血がないかなどを確認します。
血液検査
肝臓、腎臓などの臓器が正常に機能しているかどうかや貧血や炎症の有無を診断できます。
レントゲン
レントゲンには、胸部レントゲンと腹部レントゲンの2種類があります。胸部レントゲンでは肺、心臓や血管、骨の位置や大きさなどに異常がないかを検査します。一方、腹部レントゲンでは臓器に異変がないかを検査します。
超音波検査
レントゲンでは判断しにくく、発見できない臓器の異常を見つけることができます。
ペットの健康診断の費用と頻度は?
次に、気になる健康診断の費用と、受けさせるべき頻度を見ていきましょう。
健康診断は保険適応外
人間が健康診断を受けるときも保険が効かないのと同様に、ペットの健康診断にも保険は適応しません。施設によって差はありますが、1~3万円くらいが平均金額でしょう。
定期的に受けるには高く感じてしまいますが、ペットの健康を守ることができ、実際に病気になって発見が遅れた時にかかる治療費のことを考えると安いのではないでしょうか。
1歳からは年に1度、シニアは半年に1度
犬・猫ともに、1歳からは年に1回、シニアは半年に1回受けると良いとされています。
私たち人間からすると頻度が高すぎるように思われますが、犬や猫の成長スピードは人間の約4倍とされています。つまり、人間にとっての半年に1回は、犬・猫の2年に1回なのです。
健康診断を受ける上で注意したいこと
予約をしよう
病院によっては、健康診断の前に獣医さんとどのような健康診断を受けさせるか打ち合わせが必要だったり、一時的に断食させなければならないこともあります。あらかじめ病院に連絡をいれ、余裕をもって予約しましょう。
ペットをよく観察しよう
ペットの普段の様子がわからないと、獣医さんも検査内容や結果を適切に判断することができません。そのため、普段の様子をちゃんと伝えられるように、日頃からペットの行動などをよく観察しておきましょう。
Team HOPEでは「Team HOPEウェルネスチェック」を行なっています。ウェルネスチェックシートの項目に当てはまる部分がある場合、動物病院に来院をオススメしています。
このチェックはセルフでできるので、とてもお手軽です。普段の様子を伝える際にこのウェルネスチェックの結果もあわせてお伝えすると、獣医さんもより健康状態を把握できるため、ぜひ活用しましょう。
油断大敵!ペットの健康管理は日頃から
ペットは体の不調を言葉にすることができないので、飼い主はペットが発するわずかなサインも読み取っていかなくてはなりません。ですが、獣医学の知識がないとそれもなかなか難しいですよね。
知らず知らずのうちに、実は病気で苦しんでいた…なんてことにならないように、ぜひペットに健康診断を受けさせましょう。10月13日は、「ペットの健康診断の日」。今が健康診断を受けさせる絶好のタイミングですよ!
サルモネラ菌に注意!ペットフードの食中毒事件を紹介
湿度も温度も高く、食品の傷みやすい時期には人間もペットも食中毒への注意が必要です。
大袋ではなく小袋の製品にして使いきれるようにしたり、ウェットフードは必ず冷蔵庫に入れるようにしたりなど、各家庭でさまざまな工夫を行なっているでしょう。ですが、いくら食べ物が傷まないようにしっかりと管理したからといって、食中毒を完全に防げるわけではありません。
近年、ペットフードが製造過程で細菌やウイルス、寄生虫などに汚染されているという事件が繰り返し起きています。
今回の記事では、近年発生したペットフードの食中毒事件の中から2件を取り上げ、その経緯と原因を調べてみました。ここからわかることは、「いつ、どこで発生してもおかしくない」ということです。
過去の事例
まずは、最近日本で発生したペットフードの食中毒事件から見ていくことにしましょう。
2019/08 サルモネラ菌で14匹が死亡
2019年8月、北海道のペットフード業者「ノースペット」が製造した「犬・猫用ササミ姿干し 無塩」からサルモネラ菌が検出されたことを、同製品を販売した生活クラブ連合会が公式サイト上で発表しました。
同製品が原因で、計68匹のペットに嘔吐や下痢などの症状が出て、14匹が死亡しました。同製品は毎月8000〜9000個売れるほどの人気商品だったということです。
発覚までの経緯
最初に異変が報告されたのは19年1月17日で、生活クラブ連合会の組合員から異臭がするとの報告があり、製造工場に検査が依頼されました。しかし、その時点では製品サンプルに問題はないとの回答があるのみでした。
2、3週間後に異臭を訴える声が3件届き、本格的な調査に入りました。3月に入って販売を中止し、商品を注文した9000人の組合員に注意喚起のニュースを行ったところ、商品を食べてからペットが体調を崩したという報告が60件も寄せられました。
原因はサルモネラ菌
検査の結果、商品からサルモネラ菌が検出されました。しかし、菌の発生源は未だ特定されていません。これを受けて生活クラブは18年4月以降に販売した47,000個あまりを破棄するように、消費者に呼びかけています。
2013/6 サルモネラ菌検出で世界中の製品をリコール
2013年3月、ナチュラペットプロダクトがサルモネラ菌汚染のため、いくつかのブランドのドライフードをリコールすると発表しました。リコール発表はアメリカですが、日本へ販売された製品も対象となっています。
健康被害は報告されていないものの…
同製品による健康被害はまだ報告されていませんが、リコール対象の商品は6ブランド(イノーバ、EVO、カリフォルニアナチュラル、ヘルスワイズ、カルマ)にも及び、流通地域はアメリカ、カナダ、日本、香港、韓国、コスタリカ、マレーシア、シンガポールと非常に広範囲まで及びます。
原因はやはりサルモネラ菌
ミシガン農務省、ジョージア農務省、及びFDAの検査でサルモネラ菌が陽性と出たため、賞味期限が2014年6月までの製品すべてを回収すると発表しました。
食中毒事件の原因
なぜこのようなペットフードの食中毒事件が頻発し、途絶えることがないのでしょうか。その原因を見ていきます。
ペットの大敵、サルモネラ菌
上で記述した2つの事件は、いずれもサルモネラ菌が原因です。では、このサルモネラ菌とは一体どのような危険を持つのでしょうか。
サルモネラ菌はどんなものか?
サルモネラ菌は、人を始め、牛や豚、鶏などの家畜の町内、河川・下水など自然界に広く生息している細菌です。
少量の菌でも食中毒を発症し、乾燥に強いという特性を持ちます。主な症状として、吐き気や腹痛、高熱、下痢などが見られ、重症の場合、死に至る可能性もあります。潜伏期間は6〜72時間と言われています。
どう防げば良いのか?
人間の場合は手の洗浄・消毒を徹底し、低温保存、加熱処理などの対策で感染を防ぐことができます。しかし、ペットフードが既にサルモネラ菌に汚染されている場合、ペットへの感染を防ぐのは非常に難しいのが現状です。
法律による規定が不十分
ペットフードは食品衛生法の規制対象になっておらず、通常は食品扱いされません。2019年に起きたサルモネラ菌の事件においても、生活クラブ連合会はペットフードを食品ではなく生活用品として位置付けていました。
ペットフードの衛生・安全性を取り締まるためにペットフード安全法が施行されています。この法令により「名称」「賞味期限」「原材料名」「原産国名」「製造業者、輸入業者または販売業者の名称と住所」を表示することが義務付けられました。
しかし、このペットフード安全法には未だいくつかの問題点が残されています。その1つは、5%未満の原材料に表示義務がなく、そもそも法を犯したときの罰則が規定されていないということです。
食中毒問題の解決に向けて
有名企業によって大量販売されているからといって、そのペットフードの安全性が保証されているわけではありません。製造段階で菌が混入しているようなケースでは、消費者がいくら注意を払ったところで問題が起こってしまいます。
企業は社会的な責任に基づいて製造過程の管理を徹底し、政府には早急にペットフードの衛生・安全性を管理する法律を見直して欲しいですね。
事業者インタビューキャンペーン!
ペットの幸せを常日頃から考えているペット関連事業者の皆様へ。シェリーを通して情報発信をしませんか?
キャンペーンの概要
ペット事業者の皆様にインタビューをさせてもらい、普段の業務で培った知見をより多くの方々に発信するためのお手伝いをさせていただきます。
普段の業務での ペットに対する思い、考え方などを編集部として代弁 いたします。
対象者
ペットに関する業務に従事している方で弊社の基準を満たした方が対象となります。
該当しているか不安な方は、お気軽にお問い合わせください。
- 獣医師
- トリマー
- ペットホテル
- ペットフード
- トレーナー
- ペットタクシー
- アイテム
- その他ペット関係
必要に応じて、下記の準備等をしていただく場合があります。
要否については別途ご案内いたしますので、まずはお問い合わせください。
- 第一種、第二種動物取扱業に該当する職種の場合は、動物取扱業登録証のコピーをいただく場合があります。
- ペットフードやペット関連商品(首輪など)の場合サンプルの商品をいただくか、お借りする場合があります。
- 事業所の住所をご提示いただく場合があります。
禁止事項
下記に該当する方は、キャンペーンの対象となりませんので、あらかじめご了承ください。
- 法令に違反する行為又は犯罪行為に関連する行為。
- 当社、本サービスの他の利用者又はその他第三者に対する詐欺又は脅迫行為。
- 公序良俗に反する行為。
- 当社、本サービスの他の利用者又はその他の第三者の知的財産権、肖像権、プライバシーの権利、名誉、その他の権利又は利益を侵害する行為。
- 本サービスを通じ、以下に該当し、または該当すると当社が判断する情報を当社又は本サービスの他の利用者に送信すること。
- 過度に暴力的又は残虐な表現を含む情報。
- コンピューター・ウィルスその他の有害なコンピューター・プログラムを含む情報。
- 当社、本サービスの他の利用者又はその他の第三者の名誉または信用を毀損する表現を含む情報。
- 過度にわいせつな表現を含む情報。
- 差別を助長する表現を含む情報。
- 自殺、自虐行為を助長する表現を含む情報。
- 薬物の不適切な利用を助長する表現を含む情報。
- 反社会的な表現を含む情報。
- チェーンメール等の第三者への情報の拡散を求める情報。
- 他人に不快感を与える表現を含む情報。
- 面識のない異性との出会いを目的とした情報。
- 本サービスのネットワーク又はシステム等に過度な負担をかける行為。
- 本サービスの運営を妨害するおそれのある行為。
- 当社のネットワーク又はシステム等に不正にアクセスし、または不正なアクセスを試みる行為。
- 第三者に成りすます行為。
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- 本サービスの他の利用者の情報の収集。
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- 面識のない異性との出会いを目的とした行為。
- 前各号の行為を直接又は間接に惹起し、又は容易にする行為。
- その他、当社が不適切と判断する行為。
申し込み方法
「インタビューの応募をする」ボタンから、必要事項を記入してお申し込みください。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
魚が主原料!話題のヘルシー総合栄養食『Rhythm(リズム)』を実食レポート
皆さんの愛犬は肥満でお困りではないでしょうか?はい、私の愛犬は少し肥満気味です…。まだ困っているほどではありませんが…。
2018年6月、Rhythm(リズム)というペットフードが株式会社Fanimal(代表取締役会長:谷田大輔、代表取締役社長:漆原秀一)から販売されました。このペットフード、あのタニタ食堂や体重計で知られる株式会社タニタの元代表取締役会長である谷田大輔氏がプロデュースしたことでも話題のペットフードなのです。
このペットフードについて、その特徴や実際に食べた(私の愛犬が)感想をレポートしていきます。
Rhythm(リズム)の特徴
公式ホームページには以下の記載があります。
「病気の根源は悪い生活習慣にあると言われており、健康は食事と運動から成り立っています。人間も寝たきりで長生きすることはつらい。大切な愛犬の健康寿命を延ばすべく、我々は“ピンピンコロリ”を目指します。愛犬の健康寿命延伸のために、食事と運動を見直しましょう。愛犬の健康を目指せば、その生活習慣が飼い主の健康寿命にもつながり、ペットも人も健康寿命を延伸出来ると信じています。」
人間の健康もそうだと思いますが、食事は自身の健康に直結するものです。例えば、個人差はあると思いますが、豚骨ラーメンを1週間食べ続けたら、間違いなく肥るでしょう。それは人間だけでなく、ペット達も同じ。高カロリーな食事を続けていたり、オヤツの食べ過ぎを続けていたら、どんどん肥っていってしまいます。そして、人間と同じようにペットにも生活習慣病の危機が迫ってくるのです。
これを改善することを目的に開発されたペットフードがRhythm(リズム)です。
これは、タニタ食堂にも通じる発想ではないでしょうか。美味しく食べながら肥満解消、そして健康な体になっていくというストーリーはまさにタニタ食堂。美味しく食べられ、そして健康的に痩せていく、しかもペットフードを変えるだけ。となると、ペットの肥満にお困りの飼い主さんに取っては朗報なのではないでしょうか。
ラインナップ
Rhythm(リズム)には、以下2種類のラインナップがあります。
- 体重維持用の「Healthy Weight(ヘルシーウエイト)」
- 体重管理用の「Weight Controll(ウエイトコントロール)」
ご自分のペットの状態に応じて、選択することができます。
どこで売っているのか?
下記、通販サイトでの販売になっています。
https://store.fanimal.jp/
今なら初回限定「600g 1,548円」で販売していますので、気になる方は一度チェックしてみると良いでしょう。
また、ワンちゃんが満足に食べなかった場合に返金してくれる「満足保証キャンペーン」も実施中です。これなら、安心してお試しできますよね。
Rhythm(リズム)の原材料
とは言え、食べるだけで健康維持、体型も痩せるというのは、何か変なものが入っているのではないの?と思われるかもしれません。
そこで、原材料(ウエイトコントロール)を調査してみました。原材料は以下の通りです。
- サーモン
- サーモンミール
- トラウト
- ヒヨコ豆
- レンズ豆
- エンドウ豆
- アルファルファ
- 亜麻仁
- ビートパルプ
- サーモンオイル
- サーモンストック
- オーガニックハチミツ
- 野菜ストック
- ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE)
- ミネラル類(硫酸鉄、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)
- 乾燥海藻
- 乾燥かぼちゃ
- 醸造酵母
- 緑イ貝
- L-カルニチン
- アサイベリー
- 乾燥クランベリー
- 乾燥ほうれん草
- フラクトオリゴ糖
- マンナンオリゴ糖
- エンテロコッカス・フェシウム
Rhythm(リズム)ではお肉が使われていない
なんと、原材料にお肉が入っていないのですね!そして、ペットフードには珍しく、魚が主原料で、かつ豆がたくさん使われていることがわかります。
人間の食事でも、「マゴハヤサシイ」のご飯を基本にしようということはよく言われています。乾燥海藻が入っていたり、乾燥かぼちゃが入っていたり、Rhythm(リズム)でも「マゴハヤサシイ」を目指そうとしていることが読み取れます。
どこで作っているの?栄養は?
とは言え、当たり前ですが、人間とワンちゃん等のペットでは必要な栄養素が異なります。栄養素は大丈夫なのでしょうか?
- 粗たんぱく質 → 33%以上
- 粗脂質 → 12%以上
- 粗繊維質 → 8%以下
- 粗灰分 → 8%以下
- 水分 → 10%以上
- カルシウム → 1.5%
- リン → 1.0%
- オメガ6脂肪酸 → 1.1%
- オメガ3脂肪酸 → 4.6%
この値は、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)推奨の成犬用栄養基準を満たしたものになっています。必要な栄養素はきちんと入れながら、原材料を工夫して、健康維持をしようとしていることがわかります。
なお、余談ではありますが、FEDIAFと似たようなAAFCO(全米飼料検査官協会)もあります。基準値は微妙に異なりますが、それほど大きく異なっているわけではありません。
また、これらの栄養基準を満たしていることは、ペットフードの品質を見る上で、最低限のラインだと言えます。残念ながら、上記の組織がペットフードに認定をするのではなく、基準値を出しているだけだからです。つまり、基準値を満たしているかどうかは、製造者の自己申告ということです。
だからこそ、ペットフードを製造している会社自体がどのような考えのもとペットフードを開発しているのか、その想いや考え、そして原材料に何が使われているのかなどを含め、総合的に判断する必要があります。
よく分からない原材料?
飼い主の皆さんがよく分からないと思われる原材料については、詳細を調べてみました。こうやって見ていくと、原材料もビートパルプは賛否があるところですが、こだわりが透けて見えてくるため、安心して利用できそうです。
ビートパルプ
ビートバルプは、甜菜(テンサイ)の葉と、甜菜から砂糖を絞った後に出来る食物繊維のことです。
ビートパルプは家畜の餌としても使われており、水溶性不溶性のバランスの取れた食物繊維です。食物繊維が豊富なため、草食動物には良い食材となります。本来は肉食動物である犬には必要のない栄養素とも言われていますが、腸内活動のサポートをしてくれる原材料とも言われています。
緑イ貝、L-カルニチン
いずれもサプリメント要素のある材料です。
緑イ貝は、貝です。関節の働きや炎症を抑える効果があるため、サプリメントとしても販売されています。L-カルニチンは、脂質の代謝に必要な栄養素であるため、人間用サプリメントとしても販売されているものです。
エンテロコッカス・フェシウム
乳酸菌の一種で、人間や動物の腸内に存在する善玉菌の一種です。他のペットフードにも含まれていることが多く、整腸剤としての機能を持っています。
実食!
匂いにびっくり
袋を開けてみると、びっくり。
今まで使っていたプレミアムペットフードは、原材料が肉主体であるため、とても臭いがキツイのです。クサイと思えるような若干不愉快な臭いがします。ところが、Rhythm(リズム)は、魚を主原料としているためか、その嫌な臭いがかなり抑えられています。しかも、ふんわりと魚のいい匂いがしてくるのです。開けた瞬間、ここまで違うと、他のペットフードとの違いがすぐにわかりました。
お試し期間
私の愛犬が数日間に渡ってお試しをしました。私の愛犬はトイプードルですが、若干太り気味です。後ろ姿は、背中の広いオッサンのようです。そこで、Weight Controll(ウエイトコントロール)を試すことにしました。
結果、、、まだ体重変化はありません、、、。
- 使用前体重(8/3計測): 7.2KG
- 使用後体重(8/25計測): 7.2KG
そうです。そんなにすぐに効果が現れるわけはないのです!人間のダイエットもそうです!
また、ペットフードはいきなり全量を変更するのは推奨されていません。これは、どのようなペットフードであっても同様で、1週間〜2週間かけて徐々に変えていくものです。今回は、全量に変更する前にサンプルが切れてしまったため、引き続き継続していこうと考えています。
食いつき
元々、あまりペットフードを残すことがない私の愛犬であるため、キレイに全部食べきってくれました。
私は以下の組み合わせでペットフードを与えているため、魚主体のRhythm(リズム)が加わったことにより、結果的にとても豪華な組み合わせになったのが影響していることもあるかもしれません。
- Rhythm(リズム)
- チキン主体のプレミアムペットフード(別製品)
- フェットフード
- ささみを茹でたもの
- ブロッコリー等の茹でた野菜
まとめ
言葉を発することができない愛犬や愛猫に与えるペットフード選びは本当に難しいものです。ホームセンターに行けば数多くのペットフードが販売されており、インターネットを検索すると、多数の通販サイトが出てきます。
様々な情報が飛び交い、飼い主である私たちは何が良いのか悪いのかすら判断に迷ってしまうというのが正直なところではないでしょうか。
今回、Rhythm(リズム)を製造、販売している株式会社Fanimalさんに直接お話を伺いましたが、ペットフードの与え方についても、コンセプトについても信頼できる方たちだと感じました。
製造者がどのように考えてペットフードを作っているのか、そしてそれが飼い主である私たちの考えと近いのかどうか、ペットフード選びはそこに尽きると考えています。もし、全く合うものがなければ、完全手作り食についての勉強をするのがベストなのかもしれません。
愛犬や愛猫に与えるにふさわしいペットフードがどれなのかを最終判断するのは私たち飼い主です。その判断材料の1つとして、今回の取材の内容や、ペットフードの実食レビューがお役に立てれば幸いです。
健康な愛犬のための総合栄養食『Rhythm(リズム)』を販売するFanimalとは?
アメリカで約40年の歴史を持つペットフード「Wysong™(ワイソン)」の国内独占販売権の取得や、「ペットと人の健康」を考えるためのWebメディア「Fanimal」を運営する株式会社Fanimal。
http://fanimal.co.jp/
株式会社Fanimalは、2018年6月11日(月)から、愛犬のための総合栄養食『Rhythm(リズム)』の販売が開始しました。愛犬の理想的な体型維持をサポートする『Rhythm(リズム)』は、どのような想いで作られた商品なのでしょうか?
その熱い想いを聞き出すため、代表取締役会長の谷田大輔氏と、代表取締役社長の漆原秀一氏のお二人にお話を伺いました。
総合栄養食Rhythm(リズム)とは?
写真 : 株式会社タニタ前会長・株式会社Fanimal代表取締役会長の谷田大輔氏
昨今、ペットの家族化が進む中、ペットの食事はまだまだ進んでいません。人間は毎日異なるおいしい食事をしているのにも関わらず、ペットは一生ずっと同じペットフードを食べているというのが現状です。
飼い主さんとしては、本当は毎日違う食べ物を与えながら栄養管理をしたいはずです。それは時間やコストの面から考えても、全てのご家庭で実現するというのは難しいことでしょう。そのため、仕方なく、ずっと同じペットフードを与え続けてしまっているというのが実際のところではないでしょうか。
そこで、Fanimalが作るRhythm(リズム)は、以下の3つのこだわりを持って作っています。
- 美味しく食べられること
- 健康的な体型を維持し続けられること
- アレルギーに配慮すること
ペットオーナーの方にとって長く続けていただけるものを目指しています。そこで会長である谷田の実績でもある、タニタ食堂で培ったノウハウをFanimalでも取り入れ、
写真 : 代表取締役社長の漆原秀一氏
ペットの健康も食事が大きく影響していると考えています。飼い主さんの生活習慣がペットにも直結します。
そこで、飼い主さんの日々の負担を減らしつつ、できるだけペットに美味しいものを食べてもらいながら、健康をキープすることを目指しました。
Rhythm(リズム)のラインナップ
Rhythm(リズム)には、2つの商品があります。
- 体重維持用の「Healthy Weight(ヘルシーウェイト)」
- 体重管理用の「Weight Controll(ウェイトコントロール)」
近年、日本のペットは肥満傾向にあると言われています。自分のペットが肥満傾向にあり、体重を落としたい場合は、「Weight Controll(ウェイトコントロール)」を続けてみてください。体重が落ちてきたら、「Healthy Weight(ヘルシーウェイト)」に変えていきます。
肥満の原因は、病気などが原因の場合もありますが、大部分はフードやおやつの食べ過ぎ、運動不足などの生活習慣によるものと言われています。
飼い主さんの生活習慣がペットにも直結するため、Rhythm(リズム)には、「飼い主さんのサポートをしたい」という思いも込められています。
健康に対するこだわり
Rhythm(リズム)にはオメガ3脂肪酸が多く含まれています。これは、他社とは比較にならないほどたくさん含まれています。
日本の気候から、皮膚・被毛のトラブルに発展してしまうペットも多くいます。特に、和犬は痴呆になりやすいので、それを補うために魚由来のオメガ3脂肪酸を多く含むようにしました。
使用する原料としては、鳥などのアレルギーが多いものよりも、サーモンやトラウトを主原料にしています。また、穀物を使わないことで、アレルギーのあるワンちゃんにも使っていただけるようになっています。卵、ジャガイモ、サツマイモも使用していません。
生産に対するこだわり
私たちが信頼している工場で生産を行うようにしました。イギリスの工場では、合成の保存料などを使わない、「英国小売協会」が認める工場を使っています。
また、原産国にもこだわっていますし、卵を使わないようにするなど、原材料も自分たちが納得のいくものを選ぶようにしています。
特に最近では、アレルギーを気にされる飼い主さんが多いので、その部分もこだわって生産をしています。必要ないと思うようなものはなるべく使わず、本当にいいものだけを厳選して作り上げているのが、Rhythm(リズム)のこだわりです。
ペットフードの理想の与え方
例えば、自分がそば好きだからといって、365日ずっと同じそばを食べ続けていたいというわけでは無いですよね?それはきっとペットも同じだと思います。ずっと同じものを食べ続けたいわけはないですよね。
毎日食事の姿を見ている飼い主さんならそれを痛感しているでしょうし、私たちとしてもそういった視点で商品を作っていかなければならないと考えています。
そのため、理想的なペットフードの与え方として、Rhythm(リズム)にサプリメントや食材をトッピングすることをオススメしています。
同じペットフードや同じ食材をあげ続けるのではなく、たまには手作り食を作ってあげるということも良いかもしれませんね。
毎日手作り食を作り、それを与え続けるということは正直難しいでしょう。現代人は忙しいので、毎日それを続けるというのは疲れてしまうと思います。そこで、私たちが信頼できる商品を提供するので、それを使って欲しいと考えています。
基本的な栄養素はRhythm(リズム)で補えるので、それにトッピングというプラスアルファの形で、ペットに食の楽しさを伝えて欲しいと考えています。
真剣にペットのことを考えているWysong™(ワイソン)社
実は、Fanimalで輸入・販売させて頂いている「Wysong™(ワイソン)」というペットフードを作っているワイソン博士も、最終的には食事は手作りにしてくださいと言っています。
Wysong™(ワイソン)は、手作りに勝るものはないという考えのもと、犬の体組成に合わせた栄養バランスになるように考えられています。そして、出来る限りトッピングをしてくださいと言うメッセージを、フードメーカーであるにも関わらず発信しています。
私たちとしては40年の歴史がある会社が、あえてそういったメッセージを打ち出しているということ、そして、その思想が私たちの思想にも合うということで、日本で販売代理店を務めさせて頂いています。
Rhythm(リズム)で、犬の食事をより楽しく、健康に
人間の場合は自分で健康管理ができますが、ペットの場合は自分で管理することができません。つまり、飼い主さんがどれだけ知識を持っているかでペットの健康も変わってくるということです。
飼い主さんにペットフードの安全をきちんと伝えて、それを飼い主さんに知ってもらうことができれば、ペットフードは変わってくるのではと考えています。そして、ペットにも食の楽しさを味わってもらいつつ、健康で長生きをしてもらいたい。
愛犬によって様々なお悩みがあるということも分かっていますので、今後はそれぞれの事情に合わせてトッピングできるような商品を開発しようと考えています。
トッピングを開発する理由は、食の楽しさもそうですし、栄養素についてもそうですが、今まで足りなかったものを補うことができるということ、飼い主さんの事情に合わせて自由に組み合わせられるようにという思いからです。
そういった飼い主さんやペットの個別のオーダーに対し、自由に組み合わせることで最適なものになるよう、ペットフードの補助ができる商品を作りたいと思っています。例えば、栄養素の面でいうとサプリメントのようなものです。これができると、どんなワンちゃんでも長く健康でいられると思うのです。
まとめ
今回、ペットフードの事業者ならではのお話を谷田氏、漆原氏からたくさん伺うことができました。
また、お話を聞かせて頂き、犬の健康を第一に考えて活動して、それがペットの幸せに繋がるという思いにとても共感しました。
最近は、ペットフードに関してショッキングなニュースも多いですが、Fanimalさんのように真摯に飼い主さんやペットの健康と向き合っている会社さんがおられることも事実。こういった熱い思いを持って動物に接する人が事業者、消費者双方で増えることがペットの幸せにも繋がるのだと感じさせられました。
取材を引き受けてくださったFanimalの谷田氏、漆原氏、関係者のみなさま、ご協力ありがとうございました!
株式会社Fanimal
http://fanimal.co.jp/
Rhythm(リズム)
https://store.fanimal.jp/
[米トレンド] ペットも菜食主義(ベジタリアン)の時代!?
今、世間では野菜を中心とした食生活へと食のスタイルが見直されてきてますよね?レストランに行けば、野菜を多く使ったおしゃれカフェごはんが、女性たちの間で大人気です。
実はそんな流れがペット達にも波及してきているのです。今回は、アメリカで実際に起こっているトレンド、ペット用ベジタリアンフードについてご紹介します。
菜食主義者って?
みなさんは、“ベジタリアン”、“ビーガン”、もしくは“マクロビ”という言葉をご存知ですか?
基本的に、この三つが指す意味は、“菜食主義者”ということです。ベジタリアン、ビーガン、マクロビの方は、食事の際に、決して肉類、動物由来の食品を食べません。
でもみなさん、肉を食べない生活って人間だけのものだと思いましたか?菜食主義先進国、アメリカでは今、ペットフードもベジタリアン仕様になってきているんです。
なぜベジタリアンフードがブームなの?
ベジタリアンフードを与える多くのアメリカの飼い主さんが、ベジタリアン、もしくはビーガンだそうです。その理由は以下のようなものです。
- ペットに飼い主と同じ食生活を与えたい
- 飼い主さんが肉製品に対して嫌悪感がある
- 飼い主さん自身が肉の匂いが嫌い
また、近年、ペットフードに関する大きな事件がアメリカで起こりました。肉製品が含むドッグフードにサルモネラ菌が含まれていたとして、多くのペットの犬が被害を受けました。
この事件を機に、肉製品が含まれるペットフードの購入を控える人が多くなりました。そのため、ベジタリアン仕様のペットフードへの関心が非常に高まっています。
ペットのベジタリアン食生活の実態!
ベジタリアン食生活をするにあたって、栄養管理は必須です。人間同様、犬や猫も栄養バランスのとれた食生活を送るべきだからです。アメリカで推奨しているペットのベジタリアン食生活はとてもシンプルです。
それは、ベジタリアン仕様のペットフードとペット用サプリメントを併用して摂る、というものです。
ベジタリアンペットフードの入手の仕方ですが、アメリカではスーパーなどで手軽に購入できます。また、ペットの年齢に応じて種類豊富に取り揃えられているので、飼い主さんにとっても安心ですよね。飼い主さんが自宅で調理したベジタリアンペットフードを与えてもいいそうです。食品添加物を気にする方は、この方が安心できますよね。
アメリカにはベジタリアンペットフード用のレシピ本も販売されていたり、レシピがネットに掲載されているほど、多くの飼い主さんに支持されています。
そもそもペットがベジタリアン食生活で大丈夫なの?
一方で、ペットのベジタリアン食生活に関して、疑問を抱く方も多いのが実状です。犬や猫って、肉食動物のイメージがありますよね。また、犬や猫が肉製品を食べなかったら、体に悪影響なんではないか。と思う方もいます。
実は、もともと野生の犬や猫は、普段植物を多く食べるそうです。
また、肉を食べるときは、ネズミや鳥または昆虫などを、自分たちで狩りをして捕らなくてはいけません。しかし、飼育されている犬や猫は、自分たちで狩りをする必要がありません。ですから、わざわざ他の動物の肉を食べなくても大丈夫という考えだそうです。確かに、運動不足と言い換えることもできるので、そこまで肉を必要としないのかもしれません。これも、ある意味では“進化”なのでしょうか。
その代わり、他の動物の肉から得られるタンパク質は、植物性のもので代用するそうです。そうすれば、犬や猫の食事の栄養バランスは保たれます。
ベジタリアン食生活をする上で必要な栄養素
ベジタリアン食生活をするにあたって、アメリカの飼い主さんが一番気を使うのが、“栄養バランスのとれた食事”です。
植物由来の食品のみを使用したベジタリアンペットフードとタンパク質の補給は、マストです。しかしながら、それだけでは必要な栄養が揃っているとは言えないのも事実です。人間に置き換えてもそうですよね。
その代わりに、アメリカでは手軽にペット用のサプリメントが購入できるようになっています!日本にも徐々に入ってきています。Amazonなどで調べてみると、数えくれないくらいのサプリメントが販売されているんです。
犬に必要な栄養素
ペットの犬がベジタリアン食生活をするには以下の栄養素が必須です。
- タンパク質
- カルシウム
- ビタミンD
- アミノ酸(L-カルニチン、タウリン)
犬のベジタリアン食生活には、これらの栄養が十分に補給するよう推奨されています。特に、L-カルニチンやタウリンと呼ばれる2つのアミノ酸は重要な栄養素です。
これらの栄養素の欠乏は、拡張型心筋症を引き起こす可能性があるそうです。最悪な場合、心臓が機能しなくなることもあるそうです。
猫に必要な栄養素
- ビタミンA
- アミノ酸(タウリン)
猫はかなりの量のビタミンAを必要とするそうです。犬や人間のように、カロチンを生成することができないからです。
カロチンが不足すると、聴力を失ったり、皮膚、骨、および腸や生殖器系に問題を引き起こす可能性があると言われています。
また、犬と同様に、猫にもタウリンと呼ばれるアミノ酸は必須です。タウリンを含まない食生活をしていると、ネコ科動物は視力を失い、心筋症を発症する可能性もあります。
時代を先駆ける
アメリカのペット用食生活ってとても進んでいますよね。ただ、ここに書かれている内容は、アメリカでのペットの食生活が変わり始めているということをお伝えてしているだけで、決してペットのベジタリアン食生活を推奨するものではありません。
日本でも、ペットフードに疑問をお持ちの方も増えてきています。その影響もあって、手作り食セミナーへの参加者やウェブサイト等も多くできるようになりました。もしかすると、数年後に日本でもブームになるかもしれません。
ベジタリアン食生活に興味のある方は、獣医さんにきちんと相談をした上で実行しましょう。手作り食と同様、獣医さんと連携して、定期的な健康診断と併せて行うほうが望ましいでしょう。