【クイズ】ヒトにも病害をもたらす!気をつけたい犬のマダニとは?

マダニは犬だけでなくヒトにも病害をもたらします。マダニとはどのような生き物なのか、どのような疾患を媒介するのか、予防法や犬に寄生されたときに気をつけることなどを学びましょう。

本記事では、犬のマダニについてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、犬のマダニクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 マダニについて「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「ハウスダストのダニと同じ」です。
マダニ(tick)は2〜30mmに及ぶ大型のダニで、小型のダニ(mite)とは区別されます。ヒョウヒダニなどの、いわゆるハウスダストはmiteの方ですので、マダニとは全くの別物です。

哺乳類や鳥類、爬虫類などに寄生して吸血します。その際に、さまざまな病原体を伝播することがあり、大変重要な問題となっています。

普段は草むらにそっと身を潜め、寄生できそうな宿主を待ち構えています。犬が散歩中に草むらに近づくと、マダニが犬の毛に飛び移ってきます。
Q.2 マダニが媒介し、ヒトにも感染する疾患として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「犬ジステンパー」です。
マダニは犬だけでなく、ヒトに感染する病原体も媒介します。
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
  • 日本紅斑熱
  • Q熱
  • 極東ロシア脳炎
  • ライム病
  • 犬バベシア病
  • 犬ヘパトゾーン病
以上は代表的なものです。ペットだけでなく家族の健康も脅かされないよう、しっかり予防しましょう。
Q.3 マダニについて「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です
正解は「発見したらすぐに皮膚から引き剥がす」です。
マダニは「鋏角」と呼ばれる針のような突起を刺入して吸血します。無理に引っ張ると、皮膚内に鋏角などの口器が残り化膿してしまうため、マダニを見つけたらすぐに動物病院へ行きましょう。

唾液によりアレルギー反応を起こし、激しい痒みをもたらします。さらに、特に子犬ではダニ麻痺と呼ばれる四肢が麻痺することがあり、時には呼吸不全を起こします。

春先(4〜6月)だけでなく、秋(9〜11月)にも活動のピークがあります。幼ダニや若ダニが秋に多く発生するため、年間を通じてのマダニ予防をしましょう。
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今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【獣医師監修】愛犬のマダニ対策がさまざまな病気の予防に!
結果発表
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【猫クイズ】適切に予防しよう。猫に寄生するマダニとは?

ヒトにおけるマダニ媒介性の感染症が問題となった影響もあり、猫へのマダニ寄生も注目されるようになりました。しかし、実際に生活している中でマダニの存在を感じることは少ないかもしれません。

本記事では、猫がマダニに寄生された際の症状や、マダニ寄生されないための予防法についてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、猫のマダニクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 猫がマダニに吸血されたときに見られる症状として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「下痢」です。
マダニは宿主から吸血する際に、血液が固まらないようにするため、抗凝固成分が含まれる唾液を注入します。この唾液がアレルギー反応を引き起こすことがあり、激しい痒みによる情緒不安定や体力消耗、食欲不振が現れます。

また、多数のマダニに吸血されると、貧血が起こることもあります。さらに、ダニの種類によってはダニの唾液中の「末梢神経毒」による「ダニ麻痺」と呼ばれる症状が現れ、運動失調や呼吸麻痺などが認められます。
Q.2 マダニについて「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「猫の体に付着していたらすぐにマダニをつまんで引っ張る」です。
マダニは吸血するときに宿主から落ちないよう、口先の顎体部と呼ばれる部位を皮膚の奥に刺入します。無理に引っ張ると顎体部が宿主の体内に残り、化膿することがあるため注意しましょう

動物病院ではピンセットを用いて慎重に取り外しますが、吸血が終わるのを待って自然に皮膚から離れるのを待つのも手です。

「虫卵→幼虫→若ダニ→成ダニ」という順に成長するマダニは、虫卵を除く全ての段階で吸血を行います。一度で限界まで吸血するため、吸血後のマダニは吸血前と比較して20倍ほど大きくなり、500円玉くらいの大きさになるものもいます。
Q.3 マダニの予防について「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です
正解は「毎年1回予防薬の投与が必要」です。
マダニは、年に1度ではなく、月に1度予防薬を投与する必要があります。

多く予防薬は、回虫や猫鉤虫、ノミ、フィラリアといった他の寄生虫の予防効果も持っているので、愛猫が使用している薬剤が何に効果があるのかを把握しておきましょう。

一般に市販されている外部寄生虫の予防薬は「医薬部外品」で、動物病院で処方される「動物用医薬品」とは異なります。そのため、市販薬は効果が弱い、あるいは効果の持続期間が短い場合があります。
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【獣医師監修】屋外猫が絶対に気をつけたいマダニ由来の疾患と予防法
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【獣医師監修】屋外猫が絶対に気をつけたいマダニ由来の疾患と予防法

近年、ヒトでマダニ媒介性の感染症が問題となった影響もあり、猫へのマダニ寄生も注目されるようになりました。しかし、実際に生活している中でマダニの存在を感じることは少ないのではないでしょうか。 マダニはどこにいるのか、何に注意すればよいのか、またマダニによってどのような不利益が生じるのか、疑問に思うことも多いかと思います。 そこで本記事では猫におけるマダニの病害を紹介していきます。最後まで読んで頂き、愛猫の外部寄生虫予防に繋げて頂ければ幸いです。

マダニとは

猫 マダニ 疾患 予防 マダニは2〜30mmに及ぶ大型のダニで、ハウスダストの原因となるコナダニなどの小型のダニとは異なります。 ヒトを含む各種哺乳類や鳥類、爬虫類などにも寄生し、虫卵を除く全てのライフステージで吸血を行います。この吸血の際に種々の病原体を媒介することがあり問題視されています。

猫におけるマダニの病害

マダニは宿主から吸血する際に、血液が固まらないようにするため、抗凝固成分が含まれる唾液を注入します。この唾液がアレルギー反応を引き起こすことがあり、激しい痒みによる情緒不安定や体力消耗、食欲不振が表れます。 また、多数のマダニに吸血されると、貧血が起こることもあります。さらに、ダニの種類によってはダニの唾液中の「末梢神経毒」による「ダニ麻痺」と呼ばれる症状が現れ、運動失調や呼吸麻痺などが認められます。

マダニが媒介するヒトの疾患

猫 マダニ 疾患 予防 ヒトにおいて問題となるのはマダニによる間接的な影響、すなわち病原体の媒介です。 マダニの種類によって媒介される感染症は異なりますが、日本でも見られる主なマダニ媒介性疾患を紹介します。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

2013年に日本国内では初めての患者が報告された感染症です。現在までに有効な治療薬やワクチンもなく、ヒトでの致死率は6.3〜30%と言われています。 また、猫もSFTSにかかることがわかっており、猫からヒトへの感染も報告されています。猫での致命率は60%で、獣医学的にも公衆衛生学的にも重要な感染症です。

日本紅斑熱

太平洋側の比較的温暖な地域(千葉・三重・兵庫・徳島・高知・宮崎・鹿児島など)で多く発生しています。 発熱や関節痛、全身への紅斑が見られます。

野兎病

東北地方と関東の一部で多発しています。 発熱、悪寒、関節痛などのインフルエンザのような症状が見られます。

ライム病

本州中部以北、特に北海道と長野で見られます。 マダニ咬傷部を中心に囲むように紅斑が出現します。その後、皮膚炎や神経症状、関節炎を呈します。

Q熱

コクシエラという細菌によって引き起こされます。 発熱と呼吸器症状または肝炎が起こります。

極東ロシア脳炎

ダニ媒介脳炎の亜型として知られています。 北海道で中心的に発生しており、今後も注意が必要な疾患です。致死率が20%以上、後遺症も30〜40%と危険な感染症です。

マダニの生活環

猫 マダニ 疾患 予防 マダニは、「虫卵→幼虫→若ダニ→成ダニ」という順に成長していきます。この中で、虫卵を除く全ての期間において宿主体表で吸血を行いますが、吸血期間は各世代で20日間程度で、それ以外の期間は地表などで生活しています。

マダニの吸血方法

環境中で生活するマダニは、宿主に寄生する際に草の先端などに身を潜め、近くを犬や猫が通過したときに飛び移ります。マダニの腕の先端には二酸化炭素を感知する器官が備わっているので、生物の接近を逃すことはありません。 またノミなどの外部寄生虫とは異なり、1回で限界まで吸血するため、吸血後のマダニは吸血前と比較して20倍ほど大きくなります。500円玉くらいになる種類もあるので、驚きですよね。 このように、宿主の体表で生活する期間と、環境中で生活する期間を繰り返し、吸血と産卵を行っていきます。

マダニの診断と治療

猫 マダニ 疾患 予防

マダニの診断

皮膚表面に付着しているマダニを見つけることで診断します。しかし、見つけたマダニを手でつまんで引っ張るのはやめてください。 マダニは吸血するときに宿主から落ちないよう、口先の顎体部と呼ばれる部位を皮膚の奥に刺入します。無理にマダニを引っ張ってしまうと顎体部が外れ、宿主の体内に残ることになります。この残存した顎体部が炎症を引き起こし、細菌の二次感染も相まって化膿することがあります。 動物病院ではピンセットを用いて慎重に取り外しますが、吸血が終わるのを待って自然に皮膚から離れるのを待つのも手です。とにかく、マダニを発見しても慌てないようにしましょう。

マダニの治療

各種殺ダニ剤の滴下や噴霧によって、寄生したマダニを駆除します。 またアレルギー性皮膚炎にはステロイドの投与を、患部が化膿している場合には抗菌薬の投与も行います。

マダニの予防

猫 マダニ 疾患 予防 寄生された猫だけでなく、一緒に暮らしている人間にも害を及ぼす可能性のあるマダニですが、月に1度の定期的な駆虫により予防が可能です。 猫では各製薬会社でダニを始めとした外部寄生虫の予防薬が販売されています。多くはお腹の寄生虫(猫回虫や猫鉤虫など)やノミ、フィラリアといった他の寄生虫の予防効果も持っているので、愛猫が使用している薬剤が何に効果があるのか把握しておきましょう。

市販薬は効果あり?

一般に市販されている外部寄生虫の予防薬は、動物病院で処方される薬剤と比較して効果が弱い、あるいは効果の持続期間が短いなどが考えられます。 そもそも、動物病院の薬は「動物用医薬品」、一般的に販売されているものは「医薬部外品」という違いがあります。費用と手間をかけるのであれば、しっかりと動物用医薬品で予防していきましょう。

まとめ

猫 マダニ 疾患 予防 マダニはノミや蚊と同様に、猫にとってもヒトにとっても害虫です。 大切な愛猫とあなたの生活空間にマダニが持ち込まれないよう、定期的な予防を徹底しましょう。またスキンシップの際にも、皮膚に異常がないかどうか、日頃からチェックしてあげてください。

【獣医師監修】愛犬のマダニ対策がさまざまな病気の予防に!

突然ですが、皆さんは愛犬にマダニの予防をしていますか?近年、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生とともにマダニについても全国的に周知されるようになり、名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。 では、そもそもマダニとはどんな生き物で、どんな害があるのでしょうか?本記事では、ヒトだけでなく犬にも病害を及ぼすマダニについて解説していきます。

マダニって何?

マダニとはどういう生物なのだろうか? マダニ(tick)は2〜30mmに及ぶ大型のダニで、小型のダニ(mite)とは区別されます。ヒョウヒダニなどの、いわゆるハウスダストはmiteの方ですので、マダニとは全くの別物です。 マダニは、哺乳類や鳥類、爬虫類などに広く寄生して血を吸います。その際に、各種病原体を伝播することがあり、この間接的被害が大変重要な問題となっています。

マダニの種類

マダニにはいくつか種類があり、形態や媒介する病原体がそれぞれ異なります。 以下は日本に分布する、あるいは分布していた主なマダニです。
種類 分布・媒介する疾病
フタトゲチマダニ 日本国内では全土で見られます。
犬で貧血を引き起こすピロプラズマ病や、ヒトで日本紅斑熱、Q熱、極東ロシア脳炎を媒介します。
オウシマダニ かつては九州や沖縄の八重山諸島に分布していましたが、現在では撲滅されています。
牛や馬に貧血を起こす病原体を媒介します。
シュルツェマダニ 北海道、東北、中部山岳地帯や、関西以西の高山地帯に分布しています。
ヒトや犬を始め、野生動物にも広く寄生します。
ライム病や野兎病を媒介することが知られています。
ヤマトマダニ ヒトや犬を始めとする多くの動物に寄生します。
日本でヒトの刺咬例が最も多いマダニです。
日本紅斑熱、ライム病、野兎病、犬ピロプラズマ病などを媒介します。
クリイロコイタマダニ 沖縄や九州、中国地方での生育が確認されています。
犬ピロプラズマ病や犬ヘパトゾーン病などを媒介します。
キチマダニ 全国に分布しています。
SFTSや野兎病、日本紅斑熱を媒介します。

マダニが媒介する疾患

マダニは犬だけでなく、ヒトに感染する病原体も媒介します。
疾病 詳細
重症熱性血小板減少症候群(SFTS) 2011年に中国で初めて確認された新しい感染症です。
2013年以降には日本国内でも確認され、死亡例もあります。
現在ではSFTSウイルスを保有したマダニが全国で確認されています。
日本紅斑熱 太平洋側の比較的温暖な地域(千葉・三重・兵庫・徳島・高知・宮崎・鹿児島など)で多く発生しています。
発熱や関節痛、全身への紅斑が見られます。
Q熱 コクシエラという細菌によって引き起こされます。
発熱と呼吸器症状または肝炎が起こります。
極東ロシア脳炎 ダニ媒介脳炎の亜型として知られています。
北海道での発生が中心で、今後も注意が必要な疾患です。
極東亜型の場合は致死率が20%以上、後遺症も30〜40%と高率です。
ライム病 特に北海道と長野の本州中部以北に見られます。
マダニ咬傷部を中心に囲むように紅斑が出現します。
その後、皮膚炎や神経症状、関節炎を呈します。
野兎病 東北地方と関東の一部で多発しています。
発熱、悪寒、関節痛などのインフルエンザ様の症状が見られます。
犬ピロプラズマ病(犬バベシア病) 赤血球に寄生するバベシアという原虫によって引き起こされます。
赤血球を破壊するため、貧血や発熱、食欲不振を呈します。
クリイロコイタマダニが分布する沖縄や九州での発生が多く見られますが、東北や関東でも散見されます。
犬ヘパトゾーン病 犬の白血球に寄生する原虫が引き起こします。
日本では関西以西の犬で感染の報告があります。

マダニの生活環

マダニの生活環を見てみよう 卵から孵化したマダニは、「幼ダニ」→「若ダニ」→「成ダニ」へと成長していきます。 特徴的なのは、それぞれの発育ステージを同一宿主で過ごすタイプと、すべての発育ステージで別々の宿主に寄生するタイプがいることです。 吸血期間はそれぞれのステージで約20日間。それ以外は地表で生活しています。 マダニは草むらにそっと身を潜めて、寄生できそうな宿主を待ち構えています。身の回りを観察してみると、草の上でチャンスを待っているマダニが見られるかもしれません。 既にお気づきかと思いますが、飼っている犬の散歩中に草むらに近づいた時、マダニが犬の毛に飛び移ってくるケースが多いのです。

マダニによる病害

マダニに咬まれるとどのような病気になるのだろうか? マダニによる害は、病原体の媒介だけではありません。 マダニは唾液に含まれる酵素で皮膚を溶かし、「鋏角」と呼ばれる針のような突起を刺入し、吸血します。吸血の際には血液を凝固させない成分が入った唾液と、宿主に貼りつくためのセメント様物質が分泌されます。この唾液によってアレルギー反応が起こり、激しい痒みが引き起こされます。 また、マダニは体の大きさの割に多量の血液を吸血することが可能で、多い時には5ml程、体は100〜200倍にも膨れ上がります。これによって多数のマダニが寄生している場合には貧血を起こすこともあります。 さらに、子犬ではダニ麻痺と呼ばれる四肢の麻痺が起こることがあり、時には呼吸不全を起こします。

マダニの治療

マダニの除去はどうするのか? 吸血して大きくなったマダニを見つけることは容易です。そして、そのマダニを取り除けば治療は完了します。 ただし、貧血が重度の場合には輸血を行うこともあります。

皮膚についたマダニを引っ張るのは危険

皮膚内に鋏角などの口器が残り、化膿の原因となりますので、セメント様物質で固着した吸血中のマダニを無理に引き剥がすのはやめましょう。 マダニを取る際には専用のピンセットを使用したり、薬剤を用いてセメント様物質を溶かしてから取り除きます。 飼い主の方が無理やり引き剥がし、そのままマダニの口が残ってしまい、化膿してしまって動物病院に連れてこられるケースも見られます。このようなことを避けるためにも、マダニを発見したら、そのまま動物病院に連れていくのが無難でしょう。

マダニの予防

マダニの感染予防はどうやるのか? マダニもノミと同様、定期的なスポット剤や経口薬の投与によって予防が可能です。 マダニを発見した時には、他の病原体が体内に侵入していることが考えられるため、寄生する前に予防することが望ましいでしょう。 先述の通り、マダニは草むらに潜んでいることが多いですから、キャンプなどに出かける機会が多い場合はもちろん、都会の散歩でも草むらの近くを歩く場合は気をつけなければなりません。東京都内にも意外と草むらはたくさんありますから、しっかり予防しておいた方が良いでしょう。

マダニ発生の時期

他の節足動物と同様に、春先(4〜6月)での活動が活発になります。 しかし、見落としがちなのが、秋(9〜11月)にも活動のピークがあることです。 幼ダニや若ダニが秋に多く発生するためで、年間を通じてのマダニ予防が必要なことを意味しています。

まとめ

さまざまな病原体を運んでくるマダニは厄介な生き物 体は小さいマダニですが、時には命に関わる病気を運ぶこともあります。ダニを取り除けば大丈夫と思っている方はいませんか?しかし、マダニに吸血されてしまった時点で病原体は体内に侵入しています。 病原体の中にはヒトにも感染してしまうものもあります。愛犬のためにも、家族のためにも、しっかり予防をしていきましょう。

【獣医師監修】ヒトにも感染します!寄生虫から愛犬や家族を守ろう

犬からヒトに感染する可能性のある「人獣共通感染症」は様々ありますが、ウイルスよりもヒトに感染しやすいのが、寄生虫による感染症。 犬に寄生する寄生虫として、蚊を媒介するフィラリアはよく知られていますが、実は他にも予防しなければならない寄生虫はたくさんいます。 今回は、犬のお腹に寄生する「内部寄生虫」と、犬の皮膚に寄生する「外部寄生虫」の予防方法をご紹介します。大切な愛犬と、飼い主さんや家族の健康を守るために、しっかり寄生虫の予防をしましょう。 フィラリアの予防についてまとめた記事はこちらからご覧ください。 https://cheriee.jp/dogs/20376/

内部寄生虫とは

犬の内部寄生虫には人獣共通感染症も多い 内部寄生虫とは、いわゆる「お腹の寄生虫」のことです。ヒトに感染する人獣共通感染症にあたるものもあるため、服薬によりしっかり予防しましょう。 対象となるのは以下の寄生虫です。
回虫名 症状 人獣共通感染症
犬回虫 消化器症状の他、重篤化すると神経症状や肺炎を起こします。
犬小回虫 犬回虫よりやや小さく、消化器症状を呈します。
犬鉤虫 小腸粘膜に咬みつくため、消化管出血を起こします。
犬鞭虫 土壌中でかなり長い期間の感染能を有します。
多包条虫 犬やキツネでは無症状ですが、ヒトに感染すると長い潜伏期間の後、肝機能障害や神経症状呼吸器症状を呈して死亡します。
瓜実条虫 ノミによって媒介され、糞便中に片節が見られます。

内部寄生虫の予防方法

内部寄生虫の予防は通年で行うべき 飼い主さんの中には、「お腹の寄生虫の予防なんて今までしてこなかったけど大丈夫かな…?」と心配になった方もいるでしょう。 実は、お腹の寄生虫の駆除効果は、フィラリアのお薬の中に含まれていることがあります。 お腹の寄生虫に関してもフィラリアと同様、1ヵ月に1回体内に侵入したものを駆虫する方式となるので、各製薬会社が工夫してくれているのです。 なお、服用している薬によっては全ての寄生虫を駆虫できるわけではありません。使用している薬がどんな寄生虫に対応しているのか把握しておくことも大切です。

フィラリア薬での予防の落とし穴は「冬の予防」

フィラリア薬は蚊がいる季節を中心に投与します。では、冬の期間、お腹の寄生虫の予防はどうなっているのでしょうか。 答えは「完全に無防備」です。 フィラリアと異なり、お腹の寄生虫にシーズンはありません。冬の間は別途、駆虫薬を投与する必要があります。または、フィラリア薬を通年投与します。 万が一、冬でも室内のプランターなどの水回りから蚊が発生したとしてもフィラリア薬を飲み続けていれば安心です。また、フィラリア薬投与前の血液検査が不要になるメリットもあります。 いずれにしても、冬も忘れずに寄生虫感染のケアをしましょう。

外部寄生虫とは

外部寄生虫は犬ではノミとマダニのことです 外部寄生虫とは、皮膚表面などに寄生する寄生虫のことで、犬においてはノミとマダニが重要です。これらの寄生虫は刺咬によるアレルギーの他に、様々な疾患を媒介します。 ヒトにも害を及ぼす寄生虫ですので、しっかりと予防しましょう。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

2013年、日本で初めて重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者が確認されました。 SFTSはウイルスを持ったマダニに刺されることで感染します。特効薬もなく、死者も出ていることからニュースでも取り上げられたことは記憶に新しいのではないでしょうか。 厚生労働省によると、現在も年に60〜90名の感染が確認されています。 西日本での発生が中心ですが、ウイルスを保有するマダニが他の地域でも確認されていることから、いつどこで発生してもおかしくない疾患です。 犬でもヒトと同様の症状を呈することがわかっており、感染しないためにもマダニに対する予防は公衆衛生上でも非常に重要と言えます。 マダニ感染症について、詳しくはこちらの記事もご参照ください。
マダニ感染症患者数が過去最多を記録。ペットからの感染にも注意して

外部寄生虫の予防方法

外部寄生虫の予防は必ず医薬品を使うべき フィラリアやお腹の寄生虫の予防薬が経口投与なのに対し、外部寄生虫の予防薬は2種類のタイプがあります。

経口タイプ

おやつのような感覚で投与が可能。 フィラリアやお腹の寄生虫の予防も兼ねているタイプもあり、基本となる全ての寄生虫予防が一度にできるメリットがあります。 投薬してすぐにシャンプーも可能です。

スポットタイプ

首筋に垂らす液体状の薬剤。 投与後に吐き出したりする心配がなく、確実な予防が可能です。 体質にとっては基剤のアルコールに反応して皮膚炎を起こすこと、シャンプーは24時間の間隔が必要となることに注意が必要です。

医薬品と医薬部外品

動物病院以外の場所でも、ノミ・マダニ予防の商品を見かけることがあります。 含まれている有効成分によって区分されていますが、有効性と持続性において顕著に差が出るというデータもあります。 獣医師の視点から言わせると、動物病院で処方される予防薬を使用した方がよいと考えます。 医薬品と医薬部外品の効果の違いについては、こちらのサイトもご覧ください。
フロントライン プラス 概要・特徴 https://n-d-f.com/frontline/

まとめ

寄生虫の予防は必ず行おう ウイルス疾患よりもヒトに感染することが多いのが寄生虫疾患です。 愛犬の健康を守るため、そして家族の健康を守るためにも予防できるものはしっかりと予防していきましょう。 そして一生涯服用する薬だからこそ、どんなものを飲んでいるのか正確に把握しておきたいですね。

マダニ感染症患者数が過去最多を記録。ペットからの感染にも注意して

国立感染症研究所によると、マダニを介して発症するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の感染者数が、2019年、統計を取り始めてから過去最多となる102人を記録しました。 そのうち死亡者数は5人で、致死率としては低下の傾向にあるものの、それでもなお死に至る危険性は十分に高く、注意が必要です。 ペットがマダニに噛まれて病気に感染するリスクもあれば、ペットから人間に感染するリスクもあります。 今回は、人間である私たちと大切なペットの健康を守るため、基本的なマダニの知識と、対策方法をお伝えします。

マダニってどういう生き物?

マダニってどういう生き物 マダニは「節足動物」と呼ばれる、脚が8本からなる動物で、クモやサソリなどの仲間です。 一般的にみなさんが「ダニ」と聞いて思い浮かぶであろうイエダニなどの微小ダニは約0.2~0.4mmですが、マダニは吸血する前のもので約3~4mmと、肉眼でも見える大きさで、固い外皮に覆われているのが特徴です。

マダニの栄養源は動物の血液

マダニは、動物の血液を吸うこと以外に栄養を摂取することができません。マダニの成長過程は幼ダニ・若ダニ・成ダニの3段階に分けられますが、それぞれの段階で発育、脱皮、産卵のための栄養摂取のために吸血します。 マダニが吸血をする際に病原体を媒介すると、吸血された動物や人間が病気にかかってしまいます。

マダニはどこにいる?

マダニは、森の中や広い公園、河川敷などの草むらに潜んでいて、そばを通る動物に飛び移る機会をうかがっています。マダニには「ハラー氏器官」という感覚器官が備わっており、動物の体温や二酸化炭素などを感知し、宿主となる動物に飛び移って寄生します。

マダニによる感染症の主な症状

マダニによる感染症の主な症状 マダニに噛まれることで発症する病害は、マダニに噛まれたこと自体が影響する「直接的な病害」と、マダニが病原体を媒介することで病気を発症する「マダニ媒介性疾患」の2つに分けられます。

直接的な病害

貧血

マダニに大量に血液を吸われると、貧血を引き起こす可能性があります。

ダニ麻痺症

マダニの中には、唾液中に毒性の物質を産出する種類がいて、それにより神経障害を引き起こすことがあります。

アレルギー性皮膚炎

マダニの唾液によってアレルギーを引き起こし、強いかゆみなどにおそわれることがあります。

マダニ媒介性疾患

マダニを媒介して発症する病気には、バベシア症、日本紅斑熱、ライム病、Q熱、エールリヒア症、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などがあります。 それぞれ、人間にもペットにも感染のリスクがあり(日本紅斑熱の場合、犬は無症状)、発熱や嘔吐、食欲不振などを引き起こします。

日本で感染者が増えているSFTSって?

重症熱性血小板減少症候群(SFTS) マダニ媒介性疾患の中でも、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は日本国内で感染者数が増え、2019年には統計を取り始めた2013年からの7年間で最も多い、102人が感染しました。

主な症状

SFTSの潜伏期間は6日〜2週間で、主に発熱、食欲低下、嘔吐、下痢などを引き起こし、頭痛や筋肉痛、皮下出血や下血などの出血症状、意識障害、リンパ節腫脹などを起こすこともあります。血液検査により、白血球や血小板の減少や血清逸脱酵素の上昇がみられることが多いです。 致死率は国や年にもよりますが、およそ6〜30%とされており、治療方法は対症療法しかなく、有効な薬やワクチンは今のところありません。

なぜ感染者が増えたの?

厚生労働省はSFTS感染者の増加について、「マダニに寄生されたシカなどの野生動物が山を下りて人家の近くに出没するようになった」ことがひとつの大きな原因ではないかと分析しています。 また、SFTSは2011年に発見された比較的新しい病気で、近頃認知度が高まってきたために報告が多くなったことも原因のひとつと考えられます。

感染者は西日本に多い

SFTSの感染者は主に、九州、中国、四国地方に集中しており、石川県や福井県などの北陸地方でも確認されています。 しかし、東日本に生存するマダニからもSFTSの病原体が検出されており、シカやイノシシなどの野生動物からもSFTSへの抗体が見られることから、東日本にも十分感染のリスクは存在します。 さらに、犬から犬、犬から人、人から人に感染することもあるため、旅行などで病原体を他の地域に持ち帰ってしまう可能性もあります。 厚生労働省は、今後SFTSの感染地域はさらに拡大すると予測しており、どの地域に住んでいる人に対しても注意を呼びかけています。

マダニ感染症の対策方法

マダニの感染予防

人間はこまめに身体を清潔にしよう

農作業やキャンプをする人は、帰ったらすぐにシャワーを浴び、服を着替えるようにしましょう。 専門家はマダニについて、動物の肌に飛び移ってもすぐには噛まないので、山や森、草むら戻った後にシャワーを浴び、服を着替えることでマダニに噛まれる機会を減らせると指摘しています。

虫除けスプレーを活用しよう

キャンプや農作業の前には、虫除けスプレーをしましょう。虫除けスプレーはマダニ以外にもさまざまな虫から身体を守る効果があります。
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ペット用の虫除けスプレーも販売されています。
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できるだけ草むらを避けて歩こう

人間も犬も、キャンプや公園に行った時は、できるだけ草むらを避けて歩くようにしましょう。 特に好奇心旺盛の犬は草むらに入りたがる傾向にあるので、リードをしっかり持ってあまり草むらの方に行かないようにしましょう。

ペットのマダニ対策、基本は定期的な駆除薬投与

人間のように毎日シャワーを浴びられず、草むらの高さに近いペットは、定期的に駆除薬を投与してマダニ感染症を防ぐ必要があります。ノミ・マダニ駆除薬には、口から投与する「経口薬」と、背中に垂らす「スポットタイプ」があります。

経口薬

経口薬のメリットは、おやつタイプで簡単に投与でき、シャンプーも普通にできることです。 一方、薬の成分は犬の血液の中にあるため、マダニが付着・吸血するのを予防できません。病原体に感染しなくても、マダニに血を吸われることで貧血を起こしたりする可能性はあります。

スポットタイプ

スポットタイプは背中に垂らして投与するので、こちらも投与は簡単です。 投与したところがベタベタしたり、シャンプーに制限があるなどのデメリットもありますが、マダニが血を吸う前に弱って死んでしまうという大きなメリットがあります。

野生動物にはなるべく近寄らない

野生動物は薬を摂取することができない上に、多くが山や森で生活しているため、マダニに寄生されている可能性が高くなります。 マダニ以外にもさまざまな病原体を持っている可能性が高いので、野生の動物、野良犬や野良猫にはなるべく近づかないようにしましょう。 実際、マダニに寄生されて弱った野良猫に噛まれた50代の女性が、数日後にSFTSを発症して死亡した例も報告されています。

まとめ

マダニが媒介するウイルスは恐ろしい 今回は、マダニによる人間やペットの病気のリスクをお伝えしました。 特に、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染者数の増加が目立っていて、致死率も比較的高いため、人間やペットのマダニ対策の必要性が改めて見直されています。 編集部のメンバーが飼っている犬もマダニに咬まれたことがあります。幸い、何事もなく済みましたが、室内で飼っているため、毎日の散歩中についた可能性が高いということです。最初はゴミが付いているのかな?と思ったそうですが、数日後に見てみると明らかに異常な大きさにまで膨れ上がっていました。 皆さんが思っているよりも身近にあるマダニの脅威。マダニを侮らず、皆さんもマダニ対策を徹底しましょう。

死に至ることも…!犬・猫などに寄生する「マダニ」とは?

犬や猫などに寄生して血を吸う虫の一つ「マダニ」。これが媒介することによって恐ろしい病気が引き起こされ、死に至ることもあります。 マダニについて正しい知識を身につけ、大切なぺットを守りましょう。

そもそも「マダニ」とは何か

猫 まずは敵の事を知ることから始めましょう!マダニの見た目は調べていただけば出てきます。が、虫が苦手な方は閲覧注意です。なかなかにグロテスクなやつ。

見た目

マダニの成虫は黒く硬い外皮に覆われており、体長は吸血する前で3~8mmほどで、一般に家の中に住むダニの約10倍に相当し肉眼で見ることができます。また、吸血し、飽血(満腹になり血でいっぱいに膨らんだ状態)になると、10~20mm程度の大きさに変わります。

生態

マダニは、草木の茂る場所で宿主となる動物が通過するのをひっそりと待ち受け、動物にかみついて寄生します。マダニが動物を待ち受けているのは地上1mくらいのところでなので、散歩をする犬や猫は特に注意が必要です。 春から秋にかけて活動が活発になりますが、温暖な地域では冬でも活動しています。日本全国に生息し、都心部でも畑やあぜ道など、自然が豊かなところに生息しています。 マダニの食べ物は動物の血液のみで、動物の体内に口器を差し込み、セメント物質を出して固着し吸血します。飽血したマダニは地上に落下し、2〜3週間の間に2000〜3000個の卵を産みます。

マダニが寄生する場所

マダニは犬や猫であれば耳、目の周り、鼻の周り、胸部、内股部、おしり(こう門)の周りなど、被毛の少ないところに寄生します。

マダニにかまれた時の症状

犬 芝生 本当に怖いのは、マダニにかまれた時の直接の症状よりもかまれた時に感染する可能性のある病気です。

動物への直接の症状

マダニはかむときに麻酔のような物質を出すので、かまれても痛みやかゆみが出ることはありません。 しかし、マダニの唾液にアレルギー反応を起こすことがあります。また、大量に血を吸われることで貧血を起こすこともあります。さらに、マダニの種類によっては唾液に毒性物質を持つものもおり、それにより神経障害を引き起こすこともあります。

マダニを媒介して現れる病気

かまれたときにマダニが保有する細菌に感染し、病気を引き起こすことがあります。全てのマダニが菌を持っているとは限りません。しかし、重症になると死に至る病気もあり、注意が必要です。 ここではマダニにかまれた犬・猫が発症することのある病気、そして主な症状について見ていきましょう。

ライム病

  • 発熱
  • 食欲不振
  • 全身性けいれん
  • 関節炎
  • 筋肉炎など

犬バベシア症

  • 発熱
  • 粘膜蒼白
  • 脾腫
  • ビリルビン尿(茶色い尿)
  • 重症になると重度の貧血
  • 黄だん
  • 多臓器不全など

猫ヘモバルトネラ症

  • 貧血
  • 元気消失
  • 体重減少
  • 食欲不振など

Q熱

  • ほとんどが無症状(不顕性感染)
  • メスでは、ごくまれに流産や死産のケースも

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

  • 発熱
  • けん怠感
  • 消化器症状(食欲低下、はき気、おう吐、下痢、腹痛)など

エールリヒア症

  • 発熱
  • 食欲不振
  • 血小板減少
  • 白血球減少
  • 非再生性貧血
  • 骨髄低形成など

人間にも感染する

感染症 人 これまでに犬・猫のマダニにかまれた時の症状を紹介しましたが、マダニは人間にもかみつきます。 犬には特に症状の出ない日本紅斑熱や、先ほどもご紹介したライム病などは、人畜共通感染症(ズーノーシス)と呼ばれています。ズーノーシスは脊椎動物と人との間で感染します。 また、マダニによって媒介する病気の多くは、犬・猫よりも人間の方が重篤になることが多いとされています。ぺットはもちろんのこと、自分の身も守らなければなりません。

マダニを無理やり取るのはだめ!

嫌がる猫 吸血中のマダニは、しっかりとくっついているので、引っ張ってもなかなか取れません。口器は釣り針のようにギザギザとしていて、無理に取ろうとすると口器だけが皮膚の内側に残ってしまいます。これが炎症を引き起こす原因になってしまうこともあるのです。 「マダニかな?」と思ったらすぐに動物病院に連れて行き、取り除いてもらいましょう。マダニを取り除く専用のピンセットもありますが、かなり神経を使う作業なので、あまりおすすめはできません。 マダニをピンセットでとった場合でも、感染症にかかっている恐れがあるので、動物病院には必ず連れて行きましょう。

かまれる前に駆除をしよう

犬 散歩 マダニの感染症には治療法がないものが多いのです。かわいい愛犬・愛猫を守るためには予防が第一!これからご紹介するマダニを駆除する薬とマダニを寄せ付けない虫よけスプレーを駆使することで、ほぼ確実に予防できると言われています。 お薬ですので、動物病院で処方してもらうのが一番です。ネット通販で売られているものもありますが、ここではどんな薬があるのか、概要の紹介のみにとどめます。

皮膚につける薬

首の後ろの皮膚につける外用薬があります。この薬を規定量垂らすと成分が全身に広がり、マダニの病原体に感染する前にマダニを駆除します。 ホームセンターやペットショップでも取り扱いがありますが、効果が不安定なものもあるようです。やはり動物病院で適切な薬を用意してもらうのが良いでしょう。

食べる薬

おやつ感覚で食べさせることができる薬もあります。皮膚が弱くて皮膚につけるタイプの薬がつけられない子や食べることが好きな子におすすめです。 しかし、大豆など成分によってはアレルギーを起こす事もあるので、与える時はかかりつけの動物病院の先生に相談しましょう。

虫よけスプレー

犬や猫用の虫よけスプレーでマダニなどの虫をつきにくくできます。 人間用の虫よけスプレーは人間以外には刺激が強く、炎症などを起こしたり、口に入ると中毒を起こすことがあります。必ず専用の虫よけスプレーを用意してください。この虫よけスプレーはペットショップやネット通販でも購入できるようです。

まとめ

マダニを怖がる猫 今回は意外と知られていないマダニの危険性についてご紹介しました。 マダニは草むらがあればどこにでも現れる可能性があります。お散歩から帰ってきたら全身をしっかりチェックし、異変があったらすぐに動物病院へ!大切な愛犬・愛猫を守るため、しっかりマダニ対策をしましょう。