【獣医師監修】目と関節の疾患に注意!マルチーズの好発疾患と予防法

白く美しい被毛をもつマルチーズは、日本でも人気の小型犬種です。季節による換毛もなく、室内で飼いやすい犬種でもあります。

ところで、マルチーズの身体のつくりなどによって、かかりやすい病気があることをご存知でしょうか。

今回は、マルチーズの好発疾患と、それを考慮した気をつけたい飼育環境について解説していきます。

マルチーズの基本情報

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歴史

紀元前1500年頃に、フェニキア人により地中海のマルタ島に持ち込まれた犬がマルチーズの祖先だと考えられています。マルチーズは、最初から愛玩犬として飼われていたため「世界最古の愛玩犬」と呼ばれることもあります。

15世紀には愛玩犬として貴族の間で人気となり、19世紀にはヴィクトリア女王もマルチーズを飼育していました。日本では1960年代後半から人気を博し、現在でも多くの人に愛されています。

身体的特徴

体高は20〜25cm、体重は3.2kg以下で、小型犬に分類されます。

純白で光沢のある被毛のイメージがありますが、淡いタンやレモン色の被毛をもつ子もいます。シングルコートのため抜け毛は少ないですが、美しい被毛を維持するためにもお手入れは大切です。

性格

明るく活発で、好奇心が旺盛です。運動が好きで甘えん坊なため、一緒に遊んでコミュニケーションをたくさん取りましょう。

一方で、警戒心が強く、自分よりも大きい犬や騒がしい子供に対して吠えることもあります。無理やりしつけられるのは嫌いなため、褒めながらゆっくりしつけてあげてください

マルチーズの好発疾患

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マルチーズで特に気をつけなければならないのは、目の周りの疾患や関節疾患です。
ここでは動物病院に来院するマルチーズの中で、特に多く見られる疾患をいくつかご紹介します。

流涙症(りゅうるいしょう)

【症状】
涙焼け、眼の周りの皮膚の炎症。
【原因】
涙管の閉塞(先天的、涙管周囲の炎症など)、眼瞼内反、逆さ睫毛、マイボーム腺機能不全など。
【備考】
小型犬の流涙症は涙焼け症候群とも呼ばれる。

膝蓋骨脱臼

【症状】
跛行(足を引きずる)、患肢の挙上(足を地面に着けない)など。
【原因】
膝蓋骨(膝のお皿)が嵌まっている大腿骨の溝が浅い、膝蓋骨に付着している筋肉の左右不均衡、大きな物理的衝撃など。
【備考】
膝蓋骨脱臼が長期にわたると関節炎が深刻になってくる。前十字靭帯断裂のリスクも上昇する。

気管虚脱

【症状】
「ガーガー」というガチョウのような特徴的な咳、呼吸困難など。
【原因】
生まれつき気管を構成する軟骨が弱く吸気時に気管が潰れてしまう、過度な皮下脂肪による気管の圧迫など。
【備考】
重度の場合は酸素交換が十分に行えず、舌が青くなることもある(チアノーゼ)。

水頭症

【症状】
痙攣、てんかん発作、運動失調、行動異常、発育障害など。
【原因】
先天的異常により、脳室に脳脊髄液が過剰に貯留することによる。他にも脳腫瘍や外傷によっても起こることがある。
【備考】
先天性の場合、通常は1歳以下に発症する。子犬に痙攣発作が見られた場合は速やかに動物病院を受診すること。

糖原病

【症状】
筋力の低下、易疲労性(疲れやすい)、失神、空腹時や運動後に見られる低血糖性の痙攣など。
【原因】
糖代謝に関わる酵素の先天的異常により、肝臓や筋肉にグリコーゲンが異常に蓄積する。
【備考】
生存には鼻カテーテルによる栄養給餌が不可欠。誤嚥性肺炎による呼吸困難にも陥りやすいので注意。マルチーズではⅠa型(フォンギルケ病)と呼ばれる型が報告されている。

免疫介在性血小板減少症(IMTP)

【症状】
皮膚や歯肉などの点状出血、血尿、血便、鼻出血、貧血など。
【原因】
止血を担う血小板を自己免疫が攻撃し、破壊することによる。
【備考】
他の血小板減少を示す疾患を除外することで診断するので、時間がかかる。しかし肺の出血や重度の急性出血以外では状態は良好なことが多い。

マルチーズの飼育環境

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マルチーズと一緒に暮らす上で、いくつか注意したいところがあります。どんな病気が発生しやすいかを理解し、何に気をつければいいか考えましょう。

ここでは愛犬のために整えてあげるべき環境について説明します。

滑りにくい床

床が滑りやすくブレーキが効きにくい状態だと、膝関節や腰に大きな負担がかかります。特に、膝関節への負荷は膝蓋骨脱臼を引き起こすことがあります。

床がフローリングの家庭は、カーペットやマットを敷いてあげることで、床を滑りにくくしてあげましょう

爪切りと足裏の定期的な処置

犬の肉球はブレーキの役割を担っています。
伸びた爪や足裏の毛によって肉球が床と接触しなくなると、ブレーキの効きが悪くなり、これもまた膝や腰に負担がかかります

定期的に爪切りなどの処置は行ってあげましょう。もし嫌がってしまうようであれば、かかりつけの動物病院スタッフまで相談してみてください。

目ヤニを取ってあげる

マルチーズは顔の周りの毛が長い犬種です。そのため、目ヤニが毛に付いてガビガビになってしまうことがよくあります。

目ヤニは病気でなくても生理的に出ることがありますので、見つけたらティッシュなどで拭き取ってあげましょう。目の周りの毛は眼球を刺激するので、定期的にトリミングしてあげることも大切です。

目ヤニが多い、目が赤いなどの症状が出た場合はすぐに動物病院にかかるようにしてください。

肥満に注意

マルチーズは太りやすい犬種と言われています。
過度な体重増加は関節に負担をかけるだけでなく、糖尿病などの全身疾患のリスクとなります。
日頃の食事や運動によって太らない、太りにくい体質にするように心がけましょう。

首輪よりハーネスを利用する

マルチーズの中には生まれつき気管が弱い子がいます。
首輪を使用すると首に圧迫が生じ、気管を潰れて咳が出ることがあります。

動物福祉の観点からも近年では首輪ではなく、首に負担の少ないハーネス(胴輪)を使用することが推奨されています。

まとめ

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今回はマルチーズの好発疾患について解説しました。目の周りの疾患や関節疾患は、お手入れや住環境の改善などでしっかり対策しましょう。

しかし、やはり性格などその子によってのケアの仕方があると思います。愛犬にとって良いと思えることはどんどん試してみてください。

【クイズ】愛犬の理解が深まるかも?犬の原産国クイズ

飼っている犬がどこの国の原産なのか、案外知らない人も多いのではないでしょうか?しかし、原産国や歴史を知ることで、愛犬の理解がより一層深まることでしょう。

今回は犬の原産国にスポットを当て、クイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、犬の原産国クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 次のうち、ロシア原産の犬種「でない」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「セントバーナード」です。
セントバーナードはローマ帝国軍の軍用犬を起源とし、アルプス山中にあったセント・ベルナール修道院で雪中遭難救助犬として活躍していたことが名の由来です。

サモエドはロシアの遊牧民族の「サモエド族」に由来します。ボルゾイはロシア語で「俊敏」という意味があり、かつては狩猟犬として活躍していました。

シベリアンハスキーのシベリアはもちろんロシアの地名に由来しますが、ハスキーはエスキモーのことをハスキーと呼んでいたことに由来します。
Q.2 次のうち、フランス原産の犬種「でない」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「マルチーズ」です。
マルチーズはその名の通り、マルタ共和国原産の犬です。14世紀初めにイギリスの上流貴族の間で人気となり、19世紀にはビクトリア女王が愛したことでも知られます。

パピヨンとビションフリーゼはそれぞれフランス語で「蝶」と「巻き毛」という意味があります。

グレートピレニーズは、フランスのピレネー山地に生息していたことに由来します。
Q.3 次のうち、中国原産の犬種「でない」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「チン」です。
チン(狆)は、日本原産の愛玩動物で、「小さい犬」がだんだんと省略されていったことに由来すると考えられています。

パグは紀元前600年頃から中国の美術品や文献に登場するほど、古くから存在していました。魔除けになるとして、皇室で大切に飼育されていたそうです。

シーズーは中国において「獅子狗(シーズークゥ)」と呼ばれ、19世紀の清の時代に宮廷で飼われていました。チャウチャウは2000年以上前から中国で飼育されており、猟犬や番犬、食用犬としても使われてきました。
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小さいぬいぐるみのよう!マルチーズを紹介!

真っ白で柔らかい絹のような被毛、従順で愛くるしい性格、ぬいぐるみのようなサイズ感で人気のマルチーズ。 小型の室内犬ということもあって、現在とても人気のある犬種です。 今回の記事では、マルチーズの特徴から飼い方、なりやすい病気、そして、おすすめのYouTubeチャンネルをご紹介します。

マルチーズの特徴

マルチーズのパピー やや丸みを帯びた頭、愛くるしい大きな瞳、垂れ耳でふさの毛を持つ耳、そしてシルクのような滑らかな被毛を持つのが特徴です。 マルチーズは温暖な地中海に起源を持つ犬なので、アンダーコートを持ちません。 純白でストレートのオーバーコートに、鼻先からしっぽの付け根まで覆われています。 体高はオス・メスともに20〜25センチで、体重は2〜3キログラムほどです。マルチーズは体高、体重ともに個体差が少ない傾向にあります。

どんな性格なの?

よくある質問 愛玩犬らしく、愛情にあふれた性格です。しかし、マルチーズは気分屋さんであることが多いと言われています。 温厚で、おとなしいように見えれば、活発で陽気な面を見せたり、神経質で気の強い面を見せることもあったりします。 また、見知らぬ人や動物に対してはシャイに振る舞うことが多いようです。

気をつけたい病気

外耳炎

しきりに首をかくような動作が見られたり、頻繁に首を振るようだったりしたら、外耳炎にかかっている可能性があります。 それは、耳にかゆみを感じているのだけれど、後ろ足では耳まで届かないことから起こる行動かもしれません。 症状が軽ければ、点耳薬一本ほどの処方で治ることが多いため、耳をかゆがっているような行動が見られたら、なるべく早いうちに病院に連れていってあげましょう。

僧帽弁閉鎖不全症

高齢の犬に見られがちな病気です。 心臓にある僧帽弁が閉じなくなってしまう病気で、発症すると喉に物が使えたかのようなせきが出たり、運動しているときに突然座り込んでしまったりというような症状が出ます。 早期治療がキーとなるので、7〜8歳を迎える頃に一度検査を受けさせてみると良いでしょう。

流涙症

この病気になると、涙腺から涙が出ず、内眼角からあふれてしまいます。 結膜炎や角膜炎などの目の病気からの併発が多いようです。

飼い方について

散歩中の犬

毛のお手入れ

マルチーズの被毛はそれほど量が多いというわけではありませんが、純白の毛は細く柔らかいため、伸びると絡まってしまいます。 できれば、毎日ブラッシングを行うようにし、定期的にカットやトリミングに連れていってあげるようにしましょう。

耳掃除

マルチーズの耳は長い被毛に隠れています。さらに、垂れ耳でもあるために、通気性が悪く、汚れや耳あかがたまりやすいです。 放っておくと外耳炎なってしまうことがありますので、定期的に耳掃除をしてあげるようにしましょう。 また、耳掃除を嫌がることのないように、子犬の頃から耳を触ることに対して慣れさせておくようにしましょう。

運動

明るく陽気で活発な一面を見せるマルチーズですが、純粋な愛玩犬として育ってきたため、あまり多くの運動量は必要としません。 一日に20分ほどの散歩をしてあげれば十分と言われています。室内での遊び道具を充実し、一緒にたくさん遊ぶといいでしょう。

しつけ

どの犬にも共通していますが、甘やかしすぎや、マルチーズの機嫌をとるように接してしまうのはよくありません。 過度に神経質になったり、ワガママになったり排他的になったりしてしまわないように、子供の頃から甘やかしすぎないよう、しつけをしっかりと行うようにしましょう。

YouTubeチャンネル

マルチーズ channel

マルチーズ専門のブリーダーの方が運営しているチャンネルです。 かわいらしい子犬のマルチーズがたくさんいるので、とっても癒やされます。 https://www.youtube.com/user/mybuncho

さんかのん

マルチーズのかのんちゃんの動画が上げられているチャンネルです。 かわいらしく、天真爛漫なかのんちゃんの様子をぜひ見てください。 https://www.youtube.com/channel/UCDlo4QIofj1di2OmufWdspQ

他にも

以下の記事では、犬のおすすめYouTubeチャンネルをまとめています。こちらもあわせてご覧ください。
【癒し】犬のユーチューブおすすめチャンネルベスト3

最後に

犬を連れて散歩する女性 気分屋さんのような性格に、小さく愛らしい特徴的な外見を持つマルチーズ。いつの時代も人気の犬種です。 マルチーズは多くの人に好かれる要素をいくつも持っています。一人暮らしで、そう広くない部屋でも飼うことができますので、都会でも比較的飼いやすいと言えるでしょう。 犬を飼うことを考えている方は、マルチーズも検討してみてはいかがでしょうか?

【犬の抜け毛】毛が抜けにくい犬種とその仕組みとは?

「犬と遊んでいたら服が犬の抜け毛だらけになってしまった!」なんてことはありませんか?室内で犬を飼う場合、”犬の抜け毛問題”は避けては通れない問題です。 犬を飼い始めてから犬の抜け毛に悩まされる飼い主さんも多いのではないでしょうか。 また最近では「掃除をするのに手間がかかる」、「家族のアレルギーが心配で」という理由から、抜け毛が少ないわんちゃんを飼いたいという方も増えてきているようです。 今記事では、犬の抜け毛の仕組みと、抜け毛が少ないと言われている犬種6種をご紹介します!

毛が抜けやすい犬と、毛が抜けにくい犬の違いは?

犬種の被毛の構造や、毛質によって変わります。

ダブルコート

被毛がオーバーコート(上側の被毛)とアンダーコート(下側の被毛)の2層に分かれている犬種は、ダブルコートと呼ばれます。 季節の変わり目である春と秋にはアンダーコートが一斉に生え変わる換毛期があり、ごっそりと毛が抜けます。 飼い主さんもその毛量に驚いてしまうかもしれません。 しかし、ダブルコートのわんちゃんでも、換毛期がなく、毛が抜けにくいと言われている犬種もいます。

シングルコート

アンダーコートがなく、上側の被毛のみの一層構造になっている犬種のことをシングルコートと呼びます。 アンダーコートが生え変わる換毛期がないため、被毛は放っておくと人間のように伸び続けます。そのため、毛は抜けにくいですが、伸び続けてしまうので、こまめなブラッシングやトリミングは必要です。

1.プードル

小型のトイ・プードルや、大型のスタンダードプードルなどプードル系の犬種は、シングルコートで毛が抜けにくいことで知られています。 可愛らしい巻き毛は抜けることは少ないですが、被毛が絡まりやすく毛玉になりやすいです。 ブラッシングを怠ることは、皮膚トラブルに繋がる場合もありますので、できれば毎日ブラッシングを行いましょう。 また、プードルの被毛は生え変わることがなく、伸び続けてしまうので、最低でも月に1回はトリミングが必要です。

2.シュナウザー

スタンダードシュナウザーやミニチュアシュナウザーはダブルコートの犬種ですが、アンダーコートが抜けにくいため、抜け毛はほとんどありません。 美しい外見を維持するためにも、定期的なトリミングと週に数回のコーミングまたはブラッシングが必要です。 シュナウザー系の特徴とも言える、ヒゲの部分や口周りは、汚れやすいので少し注意が必要です。 食後や水を飲んだあとなどに、汚れを拭き取ってあげましょう。

3.マルチーズ

マルチーズはシングルコートの犬種です。光沢のある被毛は重みがあり、細く長く伸びます。また、ストレートで柔らかく、絡まりやすいため、毎日のブラッシングがオススメです。 放っておくと床に引きずるほど長くなってしまうので、定期的なトリミングが必要です。 また、マルチーズの被毛を伸ばしたい場合は、毛先が汚れないように専門的な処理(ラッピング)をする必要があります。 顔まわりの毛は目に入ったり、汚れたりするので、リボンでまとめてあげるなどの工夫をしてあげるのが良いでしょう。

4.ヨークシャテリア

ヨークシャテリアは、シングルコートで基本的に抜け毛は少ないですが、毛量が多い場合には、抜け毛が多く感じられることがあります。 独特な絹のように艶やかな被毛は細く、絡まりやすいので、毎日ブラッシングすることをオススメします。また、定期的なトリミングも忘れずに行いましょう。 油分の多い毛質をしているので、3週間に1回はシャンプーをしてあげると良いでしょう。

5.シーズー

シーズーはダブルコートの犬種ですが、アンダーコートの毛量が少ないため、比較的抜け毛が少ないと言われています。 毛質は同じ長毛種のマルチーズよりもやや硬いですが、絡まりやすく毛玉になりやすいのは同じです。 艶のある被毛を維持するためには、ブラシとコームを使った毎日のブラッシングと、定期的なトリミングが望ましいでしょう。

6.ビションフリーゼ

ビションフリーゼはプードルよりもさらに巻きが強く、立ちやすい毛質をしています。 毛量も多く、毛玉になりやすいので、ブラシとコームによる毎日のブラッシングが必須です。 ビションフリーゼの魅力の一つである、”パウダーパフ”と呼ばれるまん丸のスタイルは、トリミングなしでは維持することが出来ません。 清潔な状態を維持するためにも、1ヶ月に1回はトリミングに通うことをお勧めします。

最後に

犬と一緒に生活する上で、抜け毛問題は避けては通ることが出来ません。 抜け毛の少ないわんちゃんは、抜け毛は少ないですが、毛が絡んでしまったり、もつれてしまうことに注意しなければなりません。 部屋の掃除は比較的楽ではあるのですが、ブラッシングなどのお手入れや定期的なトリミングがとても重要になります。 トリミングが必要な犬種の場合、トリミング代は一般的に安くはないので、金銭的な負担がかかるということは、あらかじめ踏まえておきましょう。ピンキリではありますが、一回あたり五千円から一万円程度は必要になってきます。 そのようなことも含めて、ご自身のライフスタイルにあったわんちゃんを迎えられるといいですね。

マンションやアパートに住んでいる方は必見!オススメの飼いやすい犬種3選

例え、ペット可の物件であったとしても、「賃貸マンションにおいて、どんな犬なら飼いやすいのか」が気になる点ではないかと思います。 そこまで広くない賃貸で飼う場合、適していると考えられる犬の条件は、以下の6点です。
  • 賢く、しつけがしやすい
  • ニオイが少ない
  • 抜け毛が少ない
  • 無駄吠えが少ない
  • 温厚な性格である
  • 遺伝的な疾患が少なく丈夫である
今回は、これらの条件を加味しながら、アパートやマンションでも比較的飼いやすい、オススメの犬種を3つ紹介していきます!

1.トイプードル

身体的特徴

独特なカールのかかった柔らかな被毛に覆われているのが特徴的です。体長と体高がほぼ同じで、どちらも24〜28センチ程度です。

性格

トイプードルはとても賢く、学習能力が高い犬種です。性格はとても温厚で愛情深く、他の犬や動物ともうまく関係を築くことができます。 好奇心が強く、初めて見るものや嗅ぐ臭いには敏感に反応します。

飼いやすい理由

学習能力が高いため、しつけがしやすいと言われています。教えられたことは早い段階で理解することができます。 賢いということは逆に人間にとって都合が悪いことでもすぐに学習してしまうとも言えます。無駄吠えをしやすいと言われることもありますが、飼い始めのうちにしっかりとしつけをすることで、防ぐことができます。 また、抜け毛が少なく、臭いもあまりしないので、お部屋を清潔に保ちやすいとも言えます。 しかし、毛が抜けないから手入れが楽だというわけではなく、頻繁にブラッシングをする必要があります。ブラッシングを怠ってしまうと、カールした毛が絡まってフェルト状になってしまいますので、注意が必要です。 温厚な性格であることも、室内犬として飼いやすいと言われる理由の1つでしょう。

2.マルチーズ

身体的特徴

マルチーズはまっすぐで純白の長い被毛が特徴的です。 成犬になっても30cmに満たない小さな体で、ぬいぐるみのように可愛らしい容貌をしています。

性格

マルチーズは従順で温厚、そして明るい性格を持った犬です。 時には大きな犬にも立ち向かっていくような気の強い面や、神経質な面を見せることもあります。 飼い主や家族に対しては温厚で甘えるような可愛らしさを見せますが、他の犬や知らない人にはシャイな振る舞いをすることもあるようです。

飼いやすい理由

換毛期がなく、普段の抜け毛も少ないため、服や床に毛が散らばって汚れるようなことは多くないと思います。 しかし、長くてストレートな毛は絡まりやすく、比較的伸びやすくもあるので、定期的なカットは必要です。トリミングを怠ってしまうと、毛を引きずって歩いてしまい体が汚れてしまいます。ブラッシングも毎日行うようにしましょう。 マルチーズは昔から室内で飼われ続けてきた歴史を持つ小型犬なので、長時間の散歩や激しい運動は必要としません。 毎日20分程度の散歩と室内での遊びで十分と言われています。

3.シーズー

身体的特徴

シーズーは低くてペチャっとした鼻と小さな体、長毛の豊かなダブルコートが特徴的な犬です。 毛の色は個体によって様々で、遺伝によって模様も多くのバリエーションがあります。

性格

シーズーは遊び好きで活発な面と、穏やかで落ち着いた面の両方を持ち、他人や他の動物に対しても友好的に接することができまます。 愛情深い上に思慮深いので、子供の面倒を見たり、家族の雰囲気を察した行動をとこともあります。賢くて理解力もあるので、コミュニケーション能力に長けていると言えるのも特徴です。

飼いやすい理由

シーズーは小型でがっちりとした体格をしているので、十分な運動をしないと太ってしまうことがあります。 しかし、十分な運動といっても小型犬であるので毎日30分程度の散歩で十分です。一人暮らしのOLさんにとっても、嬉しいですよね。 臭いも少なく抜け毛も少ないとされていますが、長毛のダブルコートは汚れが溜まりやすいため、毎日のブラッシングは欠かさずに行うようにしましょう。

最後に

賃貸マンションで犬を飼うときは、吠え声が隣に響いたりしないか、室内が犬にとって狭すぎたりはしないかなど、気になることがたくさんありますよね。 今回紹介した犬種3つに限らず、飼いやすいとされている犬種は他にもいます。 気になっている犬種がいたら、生活環境も考慮してペットショップの店員さんと相談してみるといいでしょう。

イタリアの歴史が見える!イタリア起源の犬種7選。

  • 犬がイタリアの歴史を物語っている
  • トリュフ犬など興味深い
  • バラエティー豊か
古代ローマ時代から、イタリア人の生活にはいつも犬が寄り添っていました。軍用犬、家畜護衛犬、牧羊犬など、犬の活躍の場は沢山あったからだと考えられます。 イタリアの歴史同様、イタリア原産の犬の歴史もとても深く、知れば知るほど魅力を感じることができます。今回は、イタリアが起源の犬種を7つご紹介します。

ボロニーズ

  • 体の大きさ → 25-30cm
  • 体重 → 2.5-4kg
  • 平均寿命 → 約12-14年
ボロニーズはイタリア北部の都市、ボローニャにちなんで名付けられた名前です。 ボローニーズは約17世紀頃から存在していると言われており、ボローニャが描かれた絵画も沢山発掘されています。 サイズが小さく、愛らしい見た目をしていることから、室内犬としてイタリアの多くの家庭で人気があります。また、古くからイタリアの貴族に親しまれてきた犬種でもあります。

カネコルソ

Cane Corso
  • 体の大きさ:オス → 62-629cm
  • からの大きさ:メス → 60-67cm
  • 体重:オス → 40-50kg
  • 体重:メス → 38-48kg
  • 平均寿命 → 9-11年
別名、イタリアンマスティフとも呼ばれ、とても大きく強い犬です。イタリアでは番犬として親しまれています。 カネコルソはイタリアの田舎の牧場で発見され、主に家畜の手伝いとして飼われていました。体の大きさ、力強さ、性格の荒さから、ローマ人の戦争で活躍した犬種でもあります。 昔はイタリアで一般的に飼育される犬種ではなく、イタリア南部の一部の地域でしか飼育されていませんでした。しかし1980年頃に「カネコルソは珍しい犬種だ」と分かり、イタリアで人気を博しました。 その後交配が積極的に行われ、一部の田舎の地域だけでなく、イタリア全土で飼育されるようになりました。 そして2008年にやっと、UKC(ケネルクラブ)に認定された犬種です。 カネコルソの“カネ”はラテン語で“犬”を意味し、“コルソ”は“守護”を意味します。名前の通り、人間を守護するのに非常に適した犬種と言えます。

ロマーニョ・ウォーター・ドッグ

Fiore, after his first haircut ❤️

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別名、トリュフ犬とも呼ばれています。
  • 体の大きさ → 40-50cm
  • 体重 → 11-16kg
  • 平均寿命 → 15-17年
16世紀頃に生まれた犬種で、テリアやプードルなどから交配されて生まれました。 もともとは、ウォータードッグとして、主人が狩猟で撃ち落とした鳥を水上まで取りに行く仕事をしていました。だから名前にウォータードッグの名前が入っています。 しかし、ロマーニョ・ウォーター・ドッグはとても嗅覚が優れている犬種であったため、トリュフを探し当てる仕事に大抜擢されました。 現在イタリアでは、トリュフ狩りだけでなく、麻薬探知犬や警察犬としても大活躍しています。

マルチーズ

Maltese
  • 体の大きさ → 20-25cm
  • 体重 → 2-3kg
  • 平均寿命 → 12-15年
マルチーズの歴史はとても長く、おおよそ紀元前1500年頃から存在していたと言われています。 もともとの起源はイタリアの近くのマルタ島が発祥です。そのためマルチーズという名前も、“マルタ島の犬”という意味を持つそうです。 とても小さな犬で、暑さや寒さに弱いので室内犬として親しまれています。華奢な身体をしているため、丁寧なお世話をしてあげたいですね。

ベルガマスコ・シェパード・ドッグ

#bergamascosheepdog

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  • 体の大きさ → 57-61cm
  • 体重 → 26-38kg
  • 平均寿命 → 13-15年
ベルガマスコ・シェパード・ドッグは放牧犬種で、北イタリアのベルガモ出身の犬です。 ベルガマスコ・シェパード・ドッグは交配種で、アジア原産の牧羊犬、マレンマ・シープドッグなどが交配して生まれました。おおよそ紀元前元年から紀元前1000年の間に交配があったとされ、とても古い歴史を持つ犬種です。 シェパード・ドッグという名前の通り、昔から、羊を誘導し移動させる仕事を任されていました。 ただこの犬、見ての通り、お手入れが少し大変なため、犬初心者には飼育が難しい犬種です。毛がロープ状に絡まっているので、丁寧にシャンプーすることをオススメします。 また毛量がとても多いので熱中症や皮膚病にかかるリスクがあります。日本は高温多湿の国なので、定期的に毛を刈るなどの対策をすると良いでしょう。

マレンマ・シープドッグ

Lunch time is family time. 🐶🌸🐾🐶💚🐾🐶💙🐾 #greatpyrenees #akbash #maremmasheepdog

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  • 体の大きさ → 60-73cm
  • 体重 → 30-45kg
  • 平均寿命 → 11-13年
マレンマ・シープドッグは羊などの家畜を守る犬としてイタリアで愛されてきました。 おおよそ2000年以上の歴史をもつ犬種で、マレンマ・シープドッグはグレート・ピレニーズの先祖にあたります。 イタリアでは現在も、家畜を守る家畜護衛犬として大活躍しています。マレンマ・シープドッグが家畜護衛犬として働く姿は、イタリアの田舎の地域でよく見かけることができます。

ボルピーノイタリアーノ

  • 体の大きさ → 25-30cm
  • 体重 → 4-5kg
  • 平均寿命 → 14-16年
別名、イタリアン・スピッツとも呼ばれています。名前にもあるボルビーノとはイタリア語で“小さなキツネ”を意味します。 考古発掘物によると、およそ紀元前4000年前から存在している犬種で、古代ローマ時代から愛玩犬として飼われてきました。もっとも人気を博した時代はルネサンス期で、裕福層のイタリア人に愛されました。 イタリア以外の国では、あまり知名度の高い犬種とは言えませんが、イタリアでは定番の家庭犬として有名です。

バラエティー豊か

italy dog イタリアには大型犬から小型犬まで、バラエティー豊かな犬種が揃っています。 中でもトリュフ犬はとても興味深い犬種です。イタリアの食生活を支える、必要不可欠な犬だと言うことができます。トイプードル等もトリュフを取ることもあったそうですが、それに特化した犬種もあるんですね。犬種によってお国柄が伺えるところも、犬の魅力的な部分だと思います。