モルモットは多頭飼育するべき?性別による相性を確認しよう

動物園にいるモルモットは集団で飼育されているというイメージがあるため、ペットとして飼育する場合も複数で飼育した方がいいの?と疑問に思うかもしれません。

そこで、今回はモルモットの多頭飼育についてご紹介します。これからモルモットを飼育しようと考えている方はぜひ参考にしてください。

モルモットの基本知識

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モルモットの基本情報

モルモットはげっ歯目テンジクネズミ科に分類され、「テンジクネズミ」や「ギニアピッグ」とも呼ばれます。もともとは南米原産で野生だったものを、食用として家畜化されたのが始まりといわれています。

モルモットの体の特徴

体長は25〜35cm、体重は300〜700gほどで、ウサギとハムスターの中間くらいの大きさです。
ネズミの仲間ですが、尻尾はほとんどありません。耳は小さく丸い形をしています。

モルモットの平均寿命

平均寿命は5〜6年とされていますが、飼育環境次第では長生きする子もいます。ギネス世界記録に認定されたモルモットは14年10ヶ月も生きたそうです。

モルモットの性格

モルモットはとても穏やかな性格をしていますが、臆病で警戒心が強いため、小さな物音でもびっくりしてしまいます。しかし慣れてくると、名前を呼ぶ声に反応したり、抱っこされたまま寝てしまったりすることもあります。

1匹飼いと多頭飼いはどっちが良い?

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野生のモルモットは、5〜10匹の群れで生活するため、複数のモルモットを飼育するのは問題ありません。ただし、モルモットにも相性がありますので、多頭飼育を検討する場合は慎重になる必要があります。

逆に、1匹で飼うのはモルモットに寂しい思いをさせてしまうのではないかと不安になってしまうことがあるかもしれませんが、飼い主が十分に愛情を注いであげれば問題なく飼育可能です。

モルモットにも相性がある

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モルモットの多頭飼育の可否は、性格や性別が相性に大きく影響します。性格の相性は一緒にしてみないとわかりませんが、性別の相性は事前に把握しておくと安心です。

メス同士

メス同士の場合は、相性が良く、ケンカも起こりにくいため、比較的飼いやすいとされています。

ただし、性格による相性もあることから、いきなり同じケージで飼うのではなく、少しずつ距離を縮めながら様子を見るようにしましょう。また、ケージは十分な広さを確保し、寝床は別々に用意してあげるとケンカになりにくいです。

オス同士

オスは縄張り意識が強く、大ケガを負うほどのケンカに発展してしまうことも珍しくありません。基本的にはオス同士の同居は難しいと考えておきましょう。

オスとメス

モルモットは繁殖力が高く、オスとメスを同じケージで飼育すると繁殖してしまう可能性があるため、希望しない場合は同居させない方が良いでしょう。

不妊・去勢手術は体が小さいためリスクが高く、また手術をできる獣医師が少ないことから、あまり推奨されていません。もちろん、絶対にできないというわけでもありませんので、手術を希望する場合は、獣医師としっかりと相談する必要があります。

多頭飼育に適したモルモットの環境作り

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モルモットを多頭飼育する場合は、適切な環境作りが大切です。どのような点に注意すべきか、詳しくご紹介します。

必要なケージやスペースの確保

多頭飼育の場合、1匹あたり十分なスペースを確保しましょう。広いスペースを確保することで、モルモットたちがリラックスし、ストレスを感じにくくなります。

また、ケージ内にはそれぞれの縄張りを確保できるような隠れ家を用意しましょう。それぞれのモルモットに十分なプライベートスペースを与えることが大切です。

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トイレや掃除

モルモットは、体の大きさのわりにおしっこやうんちの量が多い動物です。しかし、汚れたまま放置すると、ストレスを感じるだけでなく悪臭や病気の原因にもなってしまうため、基本的には毎日、汚れがひどい場合は1日2回掃除しましょう。

モルモットはトイレを覚えることができず、いろいろな場所にしてしまうため、居住スペースが汚れやすいです。さらに、複数のモルモットを同じスペースで飼育していると汚れるスピードも速くなりますので、定期的にきれいにしてあげてください。

多頭飼育のメリットとデメリット

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モルモットの多頭飼育には、メリットとデメリットがそれぞれあります。

メリット

モルモットは群れを作る習性がある動物で、複数飼育することで、社会性が向上します。また、お互いに遊び相手となり、ストレス軽減にもつながるでしょう。

飼い主としても、モルモット同士が仲良くしてくれたらとても癒されますし、健康な他のモルモットとの比較ができるため、異変に気づきやすいというメリットもあります。

デメリット

モルモットにも相性があり、喧嘩や縄張り争いが起こりケガをしてしまうこともあるため、注意が必要です。これらはストレスの原因にもなるため、相性が悪い場合はそれぞれ別のケージを用意し、縄張りを明確にしてあげることが必要です。

また、コストや手間が増えることも覚悟しなければいけません。飼育するモルモットが増えると、餌にかかるお金や掃除などのお世話の時間が個体数に比例して増えます。

これらを考慮しながら、自分たちにとって適切な飼育数を決めることが大切です。

最後に

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モルモットはもともと群れで暮らしていたため、多頭飼育が可能です。しかし、性格や性別の相性もあるため、多頭飼育は慎重に行いましょう。場合によっては全匹別々のケージで飼育する覚悟も必要です。

一方で、1匹で飼うのは寂しくてかわいそうと考えるかもしれませんが、飼い主が遊んであげれば問題ありません。

モルモットとの生活はかけがえのないものです。ぜひ、愛するモルモットたちと素敵な日々を過ごしてくださいね。

見た目は違うけどどの子も魅力的!モルモットの主な品種6選

動物園でよく見かけるモルモット。かわいらしい姿で多くの人を魅了しています。

ところで、単に「モルモット」と言っても、見た目が大きく異なる子がいるのはご存じですか?短毛や巻き毛、無毛など、意外にもモルモットにはたくさんの種類がいます。

今回はモルモットの種類と、それぞれのお手入れの仕方について詳しく解説していきます。

モルモットの種類とは

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モルモットと聞くとどのような動物を思い浮かべますか?多くの人は、ハムスターよりも大きく、短足で被毛がびっしり生えた小動物を想像するでしょう。しかし、動物園でよく見かけるような種類だけでなく、外見がちょっとずつ異なるさまざまな種類のモルモットが存在します。

品種により被毛の長さも異なるため、お手入れの方法や頻度にも違いがあります。その品種の特徴に合わせてお世話をしてあげましょう。なお、多くのモルモットはお尻やお腹を触られるのが苦手なため、頭からゆっくりなでるようにブラッシングしてあげてください。

イングリッシュ

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イングリッシュは、世界中でブリーディングされているため見かける機会の多い品種で、短毛が特徴のモルモットです。

毛質は、ノーマルタイプとツヤがあるサテンの2種類で、毛色はさまざまのバリエーションがあります。

お手入れの方法

毛が短いため、ブラッシングは週に1回程度行えば十分です。ただし、換毛気は抜け毛が多いので、2〜3日に1回ブラッシングをしてあげましょう。

アビシニアン

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アビシニアン(ロゼット)は、いわゆる巻き毛のモルモットと言われる品種で、体に複数のつむじがあるのが特徴です。動物園などではイングリッシュの次によく見られます。

毛質は、ノーマルタイプとサテンタイプがおり、毛色のバリエーションが豊かで巻き方にも個性が出るため、その見た目はさまざまです。

お手入れの方法

被毛は長毛種と短毛種の間くらいとされており、定期的なブラッシングが必要です。

クレステッド

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頭に一つだけつむじがあり、体はイングリッシュに似ています。つむじの部分の毛は周囲の毛よりも少し長く、王冠のように見えることから「冠毛」と呼ばれます。

クレステッドはアメリカ系とヨーロッパ系に分けられ、アメリカ系は体色と冠毛の色が異なり、多くの子は白い冠毛をもちます。一方でヨーロッパ系は、体色と冠毛が同色のものを指します。

お手入れの方法

短毛種であるイングリッシュと同様、ブラッシングは週に1回程度で大丈夫でしょう。

ペルビアン

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やわかい長毛が特徴のペルビアンの被毛は、10cm程度、個体によっては30cm以上になることもあります。「アンゴラモルモット」とも呼ばれます。ストレートの子と巻き毛の子がおり、カラーバリエーションも豊かです。

もともとは、イングリッシュ種をペット用に品種改良したことにより作り出された品種とされています。

お手入れの方法

ペルビアンは愛好家から「モップ」に例えられるくらい、被毛が長く毛量も多いため、なるべく毎日ブラッシングをしてあげましょう。ホコリやゴミをモップのように吸い取ってしまったり、お尻の部分が汚れてしまいがちなため、きれいに保ってあげることが大切です。

シェルティ

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顔以外の被毛が長く絹のようにサラサラしているのが特徴で、つむじはありません。毛が体に沿って流れており、品のある見た目が人気の品種です。

1200年頃から品種改良が行われて作出されたため、古い歴史があります。

お手入れの方法

毛質はとてもやわらかく長いため、なるべく毎日ブラッシングをしましょう。

また、顔以外の被毛は伸びやすく、特におしり周りは汚れやすいため、長くなったと感じたら定期的なカットも必要です。

テディ

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テディはぬいぐるみのテディベアのようなちぢれた被毛が特徴的で、アメリカで発見された突然変異種です。

やわらかい毛質のアメリカン系と、少し長くかためでごわついた毛質が特徴のアビシニア系の2種類がおり、毛質や毛づやも異なります。

お手入れの方法

短毛であるため、毛が絡んだりせず、換毛期以外あまりブラッシングは必要ありません。しかし、モルモットの健康チェックやスキンシップのためにも、週に1回程度のブラッシングを行っても良いでしょう。

スキニーギニアピッグ

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鼻や足以外の部分の毛がないモルモットで、品種改良により誕生しました。被毛がほとんどないことから、動物の毛にアレルギーがある人でも飼育が可能なため、人気の品種です。

※動物アレルギーの方が飼育を検討する場合は、必ず医師に相談しましょう。

お手入れの方法

ブラッシングの必要はありませんが、被毛がある品種と比べると、日焼けや皮膚癌、引っ掻き傷や皮膚病にかかる確率が高くなります

また、体温調節が苦手なため、室温や湿度に気をつけましょう。特に冬場は乾燥にも注意が必要です。

最後に

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今回ご紹介した以外にも、たくさんの種類のモルモットがおり、スタンダードな種類から珍しい種類まで、その見た目はさまざまで、どの子にも変え難い魅力があります。

種類によって被毛の質や長さが異なるため、適切なお手入れをしてあげましょう。特に長毛種のブラッシングや無毛種の保湿は特に気をつける必要があります。

モルモットを飼いたいと思ったら、まずはどの品種がいいかぜひ考えてみてください。お手入れが大変な子でも、スキンシップの時間が増え、良きパートナーとなれるでしょう。

【クイズ】モルモットが飛び跳ねる!その驚きの理由とは

モルモットと触れ合っている時、急に飛び跳ねたらビックリしてしまいますよね。飼ったことがある人なら見たことがあるかもしれませんが、一体なぜそのような行動を行うのか知っていますか?

今回は、モルモットが飛び跳ねる現象について、クイズ形式でご紹介します。

クイズを解きながら、モルモットの生態について学んでいきましょう!
Q.1 モルモットが体を捻りながらジャンプすることを何という?
正解です!
不正解です!
正解は「ポップコーンジャンプ」です。
モルモットは唐突に体を捻りながらジャンプすることがあります。この様子がまるでフライパンの上で弾けるポップコーンのように見えることから、「ポップコーンジャンプ」と呼ばれます。
一回だけジャンプをして終わりのこともあれば、連続して何度もジャンプしたり、走り回ってジャンプしたりすることもあります。
Q.2 ポップコーンジャンプをよくするのはどんなモルモット?
正解です!
不正解です!
正解は「若いモルモット」です。
ポップコーンジャンプは若いモルモットで特によく見られ、高齢になると徐々に減っていきます。
理由ははっきりわかっていませんが、大きくなると体が重くなりジャンプできなくなるという説や、年を重ねるごとに徐々に穏やかな性格になり過度に感情を表現しなくなるという説もあります。
Q.3 モルモットがポップコーンジャンプをするのはどんな時?
正解です!
不正解です!
正解は「うれしいとき」です。
一般的には、モルモットがポップコーンジャンプをする場合、うれしくてテンションが上がっていると考えられます。
好きな食べ物をもらったり、撫でられてうれしいときにポップコーンジャンプをすることが多いため、このタイミングでモルモットがポップコーンジャンプをしたら、喜んでいると考えていいでしょう。

一方で、嫌なことがあったときにもポップコーンジャンプをすることがあります。触られたり抱っこされるのが苦手なモルモットは、触られるのを嫌がってポップコーンジャンプをしている可能性もあります。
この場合、うれしいのか嫌なのか判断が難しいですが、嫌なときはポップコーンジャンプ以外にも、鳴き声を出したり、体をねじって逃げようとする素振りを見せることがあります。
Q.4 ポップコーンジャンプの説明として正しいのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「うさぎもすることがある」です。
ポップコーンジャンプはモルモット特有の行動ではなく、ウサギ、チンチラ、デグーなどの動物でも見られます。どの動物も身軽で、モルモットよりも高く垂直にジャンプすることが多いです。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
モルモットのポップコーンジャンプって何?どんなときにするの?
結果発表
問正解/ 問中
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【画像クイズ】この名前知ってる?よく似た名前の可愛い小動物たち

外見や種類は全然違うのに、なぜかよく似た名前を持つ動物たちがいるのを知っていますか?
今回は、そんな可愛らしい小動物たちをクイズ形式でご紹介します。

それでは、よく似た名前を持つ動物たちがどれだけ分かるか、挑戦してみてください!
Q.1「チンチラ」と名前が付くのはどっち?
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正解です!
不正解です!
正解は「両方ともチンチラ」です。

猫の「チンチラ」とは
猫のチンチラは品種ではなく、ペルシャ猫の一種とされています。そのため、チンチラの特徴はペルシャとほぼ同じで、ふわふわした長い被毛、短めの足、まんまるな目、低い鼻などが魅力的な猫です。

ネズミの仲間の「チンチラ」とは
こちらのチンチラは、げっ歯目(ネズミ目)チンチラ科チンチラ属の動物です。毛が柔らかく密集しており、手触りがよく、大きくて真っ黒な瞳が可愛らしいところも魅力の一つです。
Q.2 次の画像の猫とモルモットに共通する品種名は?
クイズ,チンチラ,ネズミ,ペット,モルモット,名前,犬,猫,雑学
正解です!
不正解です!
正解は「アビシニアン」です。

猫の「アビシニアン」とは
しなやかで筋肉質、スマートな体型を持つアビシニアンは、野性味のある外見と美しい短毛の毛並みで人気のある猫種です。クールな外見とは対照的に、性格は甘えん坊で活発、好奇心が旺盛なところも彼らの魅力の一つです。

モルモットの「アビシニアン」とは
アビシニアン(ロゼット)は、いわゆる巻き毛のモルモットと言われる品種で、体に複数のつむじがあるのが特徴です。動物園などでもよく見られます。毛質は、ノーマルタイプとサテンタイプがおり、毛色のバリエーションが豊かで巻き方にも個性が出るため、その見た目はさまざまです。
Q.3 次のうち品種名に「シェルティ」とつくのはどっち?
クイズ,チンチラ,ネズミ,ペット,モルモット,名前,犬,猫,雑学
正解です!
不正解です!
正解は「B」がシェルティです。

モルモットの「シェルティ」とは
顔以外の被毛が長く、絹のようにサラサラしているのが特徴で、つむじはありません。毛が体に沿って流れており、品のある見た目が人気の品種です。1200年頃から品種改良が行われて作出されたため、古い歴史があります。

Aは「シェットランド・シープドッグ」
愛称の「シェルティ」と呼ばれることが多い犬種ですが、正式な名称はシェットランド・シープドッグです。イギリス最北端にあるシェットランド諸島が原産の牧羊犬で、フサフサと流れるような毛並みなど、上品で優雅なたたずまいが魅力の犬種です。
問正解/ 問中
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チモシーってこんなに種類がある!ペットの好みを探してあげよう

モルモットやウサギの飼育には欠かせないチモシー。実はチモシーにも種類があり、栄養量やペットの食いつきが異なります。チモシーを与えているけどあまり食べてくれないと感じる場合は、ペットの好みと合っていない可能性があります。 この記事では、チモシーの種類とチモシーを与えるべき理由について解説していきます。

チモシーとは

チモシー,牧草,うさぎ,モルモット,小動物,不正咬合,栄養,肥満 チモシーはイネ科の多年草で、牧草として広く普及しています。もともとはヨーロッパ原産で、アメリカには牧草として伝わり、日本には明治初期に北海道に導入されました。 チモシーは、げっ歯類やウサギなどのエサとしても用いられ、収穫する時期や生産されている地域、プレスの方法によってさまざまな種類があります。

刈る時期の違い

チモシー,牧草,うさぎ,モルモット,小動物,不正咬合,栄養,肥満 チモシーは刈る時期によって、固さや栄養素が異なります。まずは一番刈りを与えてみて、食いつきが悪ければ二番刈り、三番刈りと変えていくのがおすすめです。

一番刈り

種をまき、芽が出て最初に育ってきた茎や葉を刈り取ったものを一番刈りといいます。茎が固くて長く、栄養が豊富で、繊維質を多く含んでいるため、ペットが喜んで食べるようであれば一番刈りを与えると良いでしょう。

二番刈り

一番刈りをしたあとに、残った株から再び伸びてきた茎や葉を刈り取ったものを二番刈りといいます。一番刈りと比べると、繊維質が少なく、茎は細くて柔らかいです。

三番刈り

二番刈りをしたあとにさらに成長した分を刈り取ったものを三番刈りといいます。チモシーは刈れば刈るほど茎や葉がやわらかくなり、ペットも喜んで食べます。一方で、栄養や繊維質は減っています。 しかし、チモシーから栄養を摂るというよりは、チモシーを食べるという行為自体に意味があるため、ペットが喜んで食べるものを与えてあげてください。

産地の違い

チモシー,牧草,うさぎ,モルモット,小動物,不正咬合,栄養,肥満 チモシーは産地によっても異なります。ペットによって好みは様々ですので、普段与えているチモシーの食いつきが悪い場合は、産地を変えてみるといいかもしれません。

アメリカ産

日本で販売されているチモシーのうち、多くはアメリカ産です。茎がしっかりしており、固いチモシーを好む子におすすめです。

カナダ産

アメリカ産よりも若干柔らかく、葉も多く混じっています。また、穂も小さめです。固すぎるのはあまり好きではないという子におすすめです。

北海道産

カナダ産と同じくらいか、それより少しやわらかいです。青々としている外国産のものとは異なり、枯れたような茶色をしています。独特な香りがあり、好きな子はハマります。

プレスの回数の違い

チモシーは、収穫したままの状態では保管や運搬に不便なため、機械により圧縮されます。一度圧縮したものをシングルプレス、二度圧縮したものをダブルプレスといい、固さに違いが生じます。
シングルプレス…茎や葉、穂が少しだけ潰れていて、適度な固さがある ・ダブルプレス…茎・葉・穂がよく潰れていて、シングルプレスよりもやわらかい

チモシーの役割

チモシー,牧草,うさぎ,モルモット,小動物,不正咬合,栄養,肥満 ペットには専用のペレットだけ与えていればいいのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、齧歯類やウサギが健康に暮らしていくためにはチモシーなどの牧草を必ず与える必要があります。 では、小動物においてチモシーなどの牧草にはどのような役割があるのでしょうか。

肥満の防止

ウサギは常に何かを食べて胃腸を動かす必要があります。12時間以上何も食べない状態が続くと、胃腸内の食べ物が異常発酵してガスが溜まり、命に関わることがあります。 しかし、ペレットなどの栄養がありすぎるものを食べすぎてしまうと肥満の原因にもなってしまいます。低カロリーのチモシーであれば、肥満を気にせず安心して与えられるでしょう。

不正咬合の防止

モルモットなどのげっ歯類やウサギは歯が一生伸び続けるという特徴があります。そのため、牧草を食べることで歯を削り、歯並びを整えています。しかし、何らかの原因で歯並びのバランスが崩れてしまい、歯が伸びすぎて噛み合わせが悪くなることがあります。これを不正咬合といいます。 ペレットや野菜は、げっ歯類やウサギにとってとてもやわらかいエサであるため、歯は削れず、不正咬合を予防できません。 不正咬合は完治が難しく、時には全身麻酔による手術も必要になります。体の小さいモルモットやウサギが不正咬合になってしまうと命に関わるため、予防のためにも毎日好きなだけ牧草を食べられるようにしてあげましょう。

チモシーの与える時のポイントと注意点

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与える量は好きなだけ

チモシーは低カロリーで繊維質が多いため、与える量に制限はありません。むしろ健康のためにたくさん食べた方が良いので、足りなくならないようにしてあげましょう。 なお、鮮度が落ちたり、うんちやおしっこなどで汚れたチモシーは食べないことが多いため、ケージを掃除するタイミングでチモシーも入れ替えてあげましょう。

チモシーだけでは栄養不足に

チモシーには栄養がほとんどなく、必要な栄養はペレットから摂る必要があります。ペットがチモシーばかりを食べていてペレットを食べない場合は、栄養が不足してしまうため、まずは獣医師に相談して指示を仰ぎましょう。

うんちの量もチェック

チモシーをたくさん食べる分には問題ありませんが、食べている量に比べてうんちが極端に少ない場合は要注意です。胃腸の動きが悪くなる「うっ帯(たい)」を起こしているかもしれませんので、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

最後に

今までなんとなくチモシーを与えていた人も多いかもしれません。チモシーは刈るタイミングによって栄養や食感が大きく変わるため、あまり食べないようであればいろいろなチモシーを試してみましょう。 モルモットやウサギなどの小動物が健康に生きていくためには、チモシーなどの牧草を必ず食べさせる必要があります。チモシーを与えることの重要性を今一度確認し、愛するペットが健康でいられるようにしてあげましょう。

モルモットがうんちを食べる理由とは?軟便が続く場合は要注意!

モルモットを飼っている方は、モルモットの食糞を見たことはありますか?「食糞をするのは知っているけど見たことはない」という方もいるかもしれません。 では、もしモルモットの食糞を見かけたら、やめさせたほうがいいのでしょうか?それとも、特に気にする必要はないのでしょうか? そこで今回は、モルモットが食糞をする理由についてご紹介します。

食糞とは

モルモット,食糞,うんち,盲腸便,ビタミンC,ストレス 食糞とはその名の通り、「うんちを食べること」です。人から見ればなかなか衝撃的なことですが、自然界では特別珍しいことではなく、家庭で飼育している犬でも見られることがあります。 以下の動画では、モルモットが食糞しているシーンを見ることができます。モルモットのうんちが登場しますので、苦手な方は注意してくださいね。
毛繕いをしているようにも見えますが、確かに肛門から直接うんちを食べているところが見えたと思います。このようにモルモットは、床に落ちているうんちを食べるのではなく、肛門から出て来た特別なうんちを食べています。

モルモットが食糞をする理由

モルモット,食糞,うんち,盲腸便,ビタミンC,ストレス 草食動物であるモルモットは、必要な栄養素を草から摂るしかありません。しかし、草は栄養価が低く、さらにその栄養も十分に吸収できるわけではありません。そのため、うんちとして体の外に出て来た栄養を、食糞することで効率的に体内に取り込んでいます食糞はモルモットが健康的に生きていくために大切な行為ですので、やめさせる必要はありません。無理してやめさせようとすると、栄養が不足したり、ストレスになったりするため注意しましょう。 ちなみに、先ほどご紹介した動画の通り、基本的には肛門から直接口に入れて食べるため、あまり見る機会はないかもしれません。「うちの子は食糞しない」という方もいるかもしれませんが、飼い主の見ていないところで食べていると思われます。

食糞用のうんち

食糞用のうんちは「盲腸便」と呼ばれ、普通のうんちと比べると水分を多く含みやわらかいです。 盲腸便には盲腸内にいる細菌の働きで合成されたビタミンB群やタンパク質が多く含まれており、モルモットの健康維持に重要な意味があります。モルモットはこの盲腸便を1日に150〜200個程度食べているとされています。

普通のうんちを食べている場合は

もし、モルモットが盲腸便ではなく床に落ちているうんちを大量に食べている場合は、エサの量が足りていない可能性があります。頻繁に見かけるようであれば、獣医師に相談して指示に従いましょう。

普通のうんちが柔らかい場合は要注意

モルモット,食糞,うんち,盲腸便,ビタミンC,ストレス 盲腸便はもともと水分が多く軟便であるため特に心配する必要はありません。しかし、通常のうんちが軟便であったり下痢をしている場合は注意が必要です。 モルモットは体調が悪くてもそれを隠すため、気づいた時には症状が進行してしまっている可能性もあります。うんちはモルモットの健康のバロメーターともいえますので、普段からよく観察しておき、違和感に気づいたら動物病院に連れて行きましょう。その際はうんちも忘れずに持っていくようにしてくださいね。

ビタミンC欠乏症

モルモットは自分の体内でビタミンCを合成することができず、不足すると食欲不振、軟便や下痢などを引き起こします。 一般的なモルモット用のペレットにはビタミンCが含まれているため、必ずモルモット用のものを与えてあげてください。なお、保存状態が悪かったり、開封してから時間が経っている場合は、ビタミンCが含まれていても劣化してしまうため注意が必要です。 また、ペレット以外にも牧草や野菜・果物をバランスよく与えてあげることで予防できます。

寄生虫感染

コクシジウムやクリプトスポリジウムなどの寄生虫の感染が原因で軟便や下痢になることがあります。 ケージの中は常にきれいにしてあげ、定期的に便の検査をすると安心です。

水分の摂りすぎ

生野菜の与えすぎが原因で軟便になることもあります。特に小さい頃は下痢の原因となることが多いため、様子を見ながら調整してあげてください。

ストレス

モルモットは大変臆病な動物で、環境の変化が起こると大きなストレスを感じ、軟便や下痢を引き起こしてしまうこともあります。 もしストレスの原因となるものがあれば取り除いてあげましょう。引っ越しなど環境が大きく変わる場合は、なるべく気をつけてあげる必要があります。特に、お迎えしたばかりの子は特に体調を崩しやすいため、あまり構いすぎないように注意しましょう。

最後に

モルモット,食糞,うんち,盲腸便,ビタミンC,ストレス モルモットの食糞は健康上とても重要な役割がありました。人間からするとびっくりしてしまう行動ですが、その意味をしっか理解し、やめさせないようにしてあげてくださいね。 食糞するうんちは「盲腸便」と呼ばれ、通常のうんちとは異なり栄養や水分が多く含まれています。しかし、盲腸便でないのにも関わらずやわらかいうんちが続く場合は体調不良を疑いましょう。 モルモットは体調が悪くてもそれを隠す動物です。気づいた時にはすでに症状が進行している場合もありますので、少しでも気になることがあれば獣医師に相談しましょう。

学び?それとも禁忌!?学校飼育のモルモットのホスティングとは

学校での動物の飼育は、様々な問題を抱え縮小しつつあります。そんな中、愛知県獣医師会は動物に関する学びが失われていくことへの懸念から、モルモットを学校に貸し出す「モルモットのホスティング」事業に取り組んでいます。 このモルモットのホスティングとは具体的にどのようなものなのでしょうか。この記事では、モルモットのホスティングの効果と問題点について考察していきたいと思います。

学校飼育動物の変化

ホスティング,モルモット,子供,学び,学校,学校飼育動物,教育,獣医師 近年、学校で飼育されている動物は大きく変化しています。2021年の調査によると、2003~2012年と2017~2018年の期間を比較した結果、屋内・外で何らかの動物を飼育している学校の割合は、93.4%から85.8%に減少しました。 これだけ見ると大きな変化がないように思われますが、実際に飼育されている動物の種類には著しい変化が見られます。 かつて多くの学校で飼われていた「鳥類・哺乳類」は、86.4%から49.1%に大幅に減少し、一方で「魚・両生類・昆虫」の飼育は13.6%から50.9%と、大きく数を増やしています。
参考資料:学校教育における動物の役割と現状 https://psych.or.jp/wp-content/uploads/2021/01/92-9-12.pdf
飼育動物の変化の背景にあるのは、主に「鳥インフルエンザ」と「教員への負担」です。 2003年に発生した鳥インフルエンザの流行時、野鳥から学校飼育の鳥類へウイルスが感染するリスクが懸念されました。そして、それが子供たちにうつる恐れから、2003年以降は学校での鳥類の飼育は急激に減少しました。また、アレルギーを持つ子供が増えたことも、鳥類・哺乳類の減少の一因となっています。 教職員の過重労働は、今も続く社会的な問題であり、その解決策が見えないのが状況です。そのため、比較的手間がかからない魚・両生類・昆虫の飼育が増加していると考えられています。

モルモットのホスティングとは

ホスティング,モルモット,子供,学び,学校,学校飼育動物,教育,獣医師 もちろん、魚や両生類、昆虫の飼育からも、生物の生態や命の尊さを学ぶことは可能です。しかし、より人間に近い動物との関わりが、子供たちにとってかけがえのない経験になるのも事実です。 また、うさぎ小屋や鳥小屋のように屋外飼育している場合、学校が熱心に指導していない限り、動物と触れ合う機会は飼育委員や元々動物が好きな子供に限定されてしまいます。 そんな中、子供たちと動物のふれあいの機会がなくなっていくことを懸念した、愛知県獣医師会が始めた事業が「モルモットのホスティング」です。

モルモットのホスティング事業詳細

  1. モルモット一匹を一定期間学校に貸し出す。基本的には1学期間を1単位とし、1年間で終了する。なお希望のある場合は1ヶ月間を最低貸与期間とする。貸与する動物は動物病院で一定期間飼育され健康が確認されたモルモットとする。
  2. 長期休暇中は獣医師が預かることもできる。土日や祝日による連休は学校で飼育する。
  3. アレルギーの児童等、飼育の継続に問題が生じた場合は速やかにモルモットを引き取る。
  4. 動物が病気になった場合は獣医師が無償で治療をする。
  5. 1年間終了し学校が希望する場合はモルモットの無償譲渡も可能とする。この場合のその後の取り扱いは一般の学校飼育動物と同様とする。
  6. 貸与前に一定期間の飼育が可能かどうか学校と詳細に打ち合わせをする。
  7. 導入時、獣医師による飼い方教室等を実施する
  8. 導入前、終了後に児童、教職員へのアンケート調査をお願いする。
  9. 学校内、児童の自宅へのホームステイ中いかなる原因で死亡してもその責任は問わない。
  10. もし飼育途中にモルモットが死亡した場合は獣医師が子供達に死亡について説明をする。
  11. 児童が、モルモットに噛まれるなどのケガをしても獣医師会は責任を取りません。
引用元:モルモットのホスティングについて|公益社団法人愛知県獣医師会 https://aichi-vet.or.jp/business-details/school/hosting-business.html

ホスティングは学び?禁忌?

ホスティング,モルモット,子供,学び,学校,学校飼育動物,教育,獣医師 学校における動物飼育は、生命の尊さ、愛情、思いやりなど情操教育を目的としています。学校で飼われている動物に愛着を持ち、病気や死に直面することで悲しみを感じ、命に対する深い理解を育むことは、ホスティングよりも通常の「継続飼育」によって強く育まれます。そのため、動物を飼育途中で返却できるホスティングに対しては批判の声もあると言われています。 獣医師会も、子供たちに動物に対する責任を最後まで持たせないホスティングに対して、大きな葛藤を抱えながら活動しています。しかし、多くの学校が動物の飼育や管理をする余裕がなく、飼育数も減少傾向にある現状を考慮すると、学校の負担を極力減らすことを重視したホスティングが、唯一の現実的な方法なのだそうです。

最後に

ホスティング,モルモット,子供,学び,学校,学校飼育動物,教育,獣医師 2020年度からモデルケースとしてスタートした「モルモットのホスティング」は、当初は2023年度で終了予定でした。しかし、学校現場での好評を受けて、今後も継続されることが決定しました。 子供たちの学び、教職員の負担、そして動物たちが幸せに生きるために、何が最善なのかについて真剣に考える必要性を感じます。未来の世代に動物を慈しむ心を伝えるために、私たちには何ができるのでしょうか。

似ているようで全然違う!うさぎとモルモットを比較してみた

動物園に行くとモルモットのことを「うさぎさん」と呼んでいる人を見かけることがあります。確かに遠目で見ると似ているようにも感じますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。 今回の記事では、うさぎとモルモットの違いを6つの観点からご紹介します。違いがよくわからないという方や、どちらを飼うか迷っている方はぜひ参考にしてください。

うさぎとモルモットの違い①分類と歴史

うさぎ,モルモット,分類,歴史,大きさ,寿命,耳,しっぽ,鳴き声,性格,ストレス,トイレ うさぎはウサギ目ウサギ科の動物で、一般的に家庭で飼われているうさぎは「カイウサギ」といいます。単に「うさぎ」といっても、さまざまな種類があり、見た目や大きさも異なります。 一方で、モルモットは齧歯(げっし)目テンジクネズミ科に分類されます。

うさぎの歴史

うさぎは地中海沿岸が原産地で、古代ローマ時代から主に食用として飼われてきました。中世の始め頃には修道院で品種改良が行われ、11世紀頃には一般の農家でも飼われるようになりました。16世紀には狩りの対象とされた一方で、狩りへ向かう馬車に乗る際に貴族にかわいがられるようになったといわれています。 日本で今のような愛玩動物として飼われるようになったのは第二次世界大戦以降で、ペットとしての歴史はまだ浅い動物です。

モルモットの歴史

モルモットは南米の山岳地帯が原産とされており、もともとは野生でしたが、16世紀のインカ帝国の時代から食用として飼育されていました。その後、ヨーロッパやアメリカへと渡るとペットとして飼われるようになり、日本には江戸時代にオランダ船で長崎に持ち込まれました。

うさぎとモルモットの違い②サイズ

うさぎ,モルモット,分類,歴史,大きさ,寿命,耳,しっぽ,鳴き声,性格,ストレス,トイレ うさぎは手のひらに乗るくらいのサイズから、人間の子どもと同じくらいのサイズになる種類もいます。
  • 小型(ネザーランドドワーフなど):体長は30cm前後、体重は1〜2kg
  • 中型(ライオンロップなど):体長は40cm前後、体重は2〜4kg
  • 大型(フレミッシュジャイアント):体長は50cm以上、体重は5kg
一方で、モルモットは多少の個体差はあるものの、体長は20〜30cm程度、体重は700〜1200g程度と、うさぎよりも一回り以上小さい体格です。品種によるサイズの違いもほとんどありません。

うさぎとモルモットの違い③寿命

うさぎ,モルモット,分類,歴史,大きさ,寿命,耳,しっぽ,鳴き声,性格,ストレス,トイレ モルモットの平均寿命は4〜8年といわれており、場合によっては10年以上生きる子もいるそうです。一方でうさぎは7〜8年程度で、医療の進歩によって10〜12年ほど生きる子も増えています。 両者の寿命はあまり違いがありませんが、若干うさぎの方が長生きする傾向があります

うさぎとモルモットの違い④耳の長さとしっぽの有無

うさぎ,モルモット,分類,歴史,大きさ,寿命,耳,しっぽ,鳴き声,性格,ストレス,トイレ うさぎを象徴する大きくて長い耳は、近づいてくる敵をいち早く察知するアンテナのような役割があります。また、汗をかかないうさぎは、耳に張り巡らされた血管から放熱して体温調節をしています。また、ヘラのような形のしっぽがあり、しっぽの部分には尾椎(びつい)と呼ばれる骨があります。 モルモットの耳は小さく内側に垂れているため、キクラゲに例えられることもあります。しっぽはなく、尾椎もありません。これは、高いところに登るネズミと違い、地面や穴の中で暮らしていたため、しっぽが退化してなくなったためと考えられています。

うさぎとモルモットの違い⑤鳴き声

うさぎ,モルモット,分類,歴史,大きさ,寿命,耳,しっぽ,鳴き声,性格,ストレス,トイレ モルモットはさまざまな鳴き声を出して感情を表現したりコミュニケーションを取ったりします。「プイプイ」や「キュルキュル」といった小さく鳴くこともあれば、「キュイーキュイー」と甲高く大きい声で鳴くこともあり、マンションやアパートでは隣人に聞こえてしまう可能性もあります。ただし、欲求が満たされたり、興味を失ったりすれば静かになるため、鳴き声がうるさいと感じることは少ないでしょう。 うさぎには声帯がなく、鳴くことはできません。しかし、「ぷーぷー」や「ぐぅぐぅ」という音を発することがあります。また、何か不満やストレスがあるときは、後ろ足で地面を踏み鳴らす「足ダン」でコミュニケーションをとっています。

うさぎとモルモットの違い⑥性格

うさぎ,モルモット,分類,歴史,大きさ,寿命,耳,しっぽ,鳴き声,性格,ストレス,トイレ うさぎの性格は温和でマイペースですが、警戒心が強くちょっとした変化でもストレスを感じてしまいます。また、甘えん坊で懐きやすい面もありますが、種類や個体によってその性格もさまざまですので、一概には言えない動物でもあります。 うさぎは知能が高く、トイレを覚える子も多いようです。いつも同じ場所でトイレをするため、掃除のしやすさという観点では、うさぎの方が良いかもしれません。 モルモットは基本的に警戒心が高く、臆病な性格をしています。しかし、人に慣れてくると飼い主のうしろをついてきたり、抱っこ中に眠ってしまうこともあります。また、うさぎとは異なりトイレを覚えないため、ケージ内のいたるところでトイレをしてしまい、掃除は少し大変かもしれません。

最後に

うさぎ,モルモット,分類,歴史,大きさ,寿命,耳,しっぽ,鳴き声,性格,ストレス,トイレ うさぎとモルモットは一見似ているように見えますが、歴史や大きさ、体の構造など、たくさんの違いがあります。 どちらもとてもかわいい動物ですが、ペットとしてお迎えする場合は、見た目だけでなく自宅の環境なども考慮しながら、どちらの方が適しているのか考えてみてください。