飼う前に知っておきたい!モルモットの抜け毛事情とは

ペットを飼ったときに、思っていたより抜け毛が気になったということはありませんか?本当は抜け毛が多い品種なのに、「なんとなく」や「毛が抜けないイメージがあった」などの思い違いにより、ギャップが生じてしまう可能性もあります。

犬には換毛期があり、抜け毛が気になる犬種がいることは知っていても、モルモットの抜け毛事情については詳しく知らない方も多いかもしれません。

飼ってから想像と現実のギャップに苦労しないよう、モルモットの抜け毛について飼育を始める前にしっかり知っておきましょう。今回は、モルモットの抜け毛事情について詳しく解説していきます。

モルモットにも換毛期はある

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モルモットは犬や猫と同じように、春と秋の年に2回の換毛期があります。

ただし、ペットとして飼われているモルモットの場合は、室温がほぼ一定に保たれていることが多く、野生のモルモットと比べると換毛期がない場合や、不定期に換毛する場合もあるようです。

モルモットの抜け毛は多い

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では、部屋の温度を常に一定に保っておけば抜け毛は気にならないの?と考える方もいるかもしれません。しかし、換毛期以外の時期でもモルモットは抜け毛が多い動物です。

まずはこの動画をご覧ください。

モルモットを抱っこしただけで、こんなにも多くの毛が洋服についてしまっています。犬や猫に比べると体も小さく、抜け毛は少ない印象があるかもしれませんが、どちらかというとモルモットは抜け毛の多い動物と言えるでしょう。実際にモルモットの抜け毛に苦労している飼い主も少なくありません。

抜け毛が多いと毛球症になる危険も!

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ここまで飼い主の視点からモルモットの抜け毛についてご紹介してきましたが、モルモットにとっても抜け毛が多いのは良いことではありません。

モルモットは、毛繕いをする際に、被毛を飲み込んでしまうことがありますが、猫のように被毛を吐き出すことはできません。少しならうんちと一緒に排泄されるため問題ありませんが、特に換毛期などは被毛を飲み込む量が増え、「毛球症(もうきゅうしょう)」という病気になってしまうこともあります。

毛球症は、消化管に被毛の塊が形成されることで起こり、急に食欲がなくなったり、元気がなくなったりします。重篤な場合は外科的な手術で毛球を取り出さなければいけないこともあります。

お手入れをしっかりしよう!

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モルモットの健康のためにも、そして飼い主のためにも、モルモットの抜け毛対策にはブラッシングが重要です。

換毛期は2〜3日に1回、それ以外は1週間に1回程度のブラッシングが必要です。ただし、長毛種の場合は、換毛期関係なく、毎日ブラッシングをした方が良いでしょう。

ブラッシングのやり方

モルモットのブラッシングは以下の手順で行います。
時間をかけてしまうとモルモットが嫌がる可能性が高くなりますので、5分程度で素早く終わらせるようにしましょう。また、モルモットの皮膚は繊細なため、優しく撫でるように行ってあげてください。

  1. 安定した場所か膝の上で行う。
  2. お尻から頭にかけて毛並みに逆らうようにブラッシングする。
  3. 頭からお尻に沿ってブラッシングする。こうすることで、効率よく抜け毛を取り除ける。
  4. 終わったらご褒美の野菜を与える。

モルモットは臆病な性格なため、ブラッシングを怖がって怯えたり、その場から逃げ出したりすることもあります。その際は無理矢理行わず、日を置いて少しずつ慣れてもらいましょう。特に、お腹とお尻あたりは触られるのを嫌がる子も多いため、まずは頭や背中だけをブラッシングしてもいいかもしれません。

服を着せるのはNG

いくらモルモットの抜け毛が気になっても、抜け毛対策に服を着せるのはやめましょう。抜け毛が体に留まるのもよくありませんし、服を着ることに慣れていない子は大きなストレスがかかってしまいます。

抜け毛の量は品種によっても違う!

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単に「モルモット」と言っても、実はたくさんの品種があり、毛の長さも品種によってまちまちです。

イングリッシュやクレステッドといった短毛種は、抜け毛やお手入れの観点から見ると比較的飼いやすい種類です。毛のないスキニーギニアピッグという品種もいます。
一方で、ペルビアンやテッセル、コロネットは長毛種で毛量が多いため、抜け毛が気になる場合はオススメしません。

しかし、毛の長さや量によって違いはあるものの、無毛種を除いてほとんどのモルモットは抜け毛が多い動物だという認識をしておくことが大切です。

まとめ

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モルモットは体の大きさの割に抜け毛が多い動物です。飼ってから「こんなに毛が抜けるとは思わなかった」とならないように、どのような動物なのかしっかり理解した上で飼うようにしましょう。

また、モルモットのお手入れは毛の長さによって頻度が異なります。定期的なブラッシングは大変かもしれませんが、モルモットと過ごす、かけがえのないスキンシップの時間でもあります。
もし、モルモットを飼うことを決めたら、欠かさずにお手入れをしてあげてくださいね。

【ギネス世界記録】びっくり&かわいい!世界記録を持つ動物たち

4万件以上の多種多様な記録が登録されている「ギネス世界記録」。その中には様々な動物の記録もあり、びっくりするようなものや、思わずほっこりしてしまうようなかわいいものもあります。

今回はそんなギネス世界記録から、犬や猫以外のいろいろな動物たちの記録をご紹介します。

のろまとは言わせない「足が速いカメ」

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イギリスのダーラムにあるアミューズメントパークに住むリクガメの「バーティ」は秒速28cmで歩き、世界で一番足が速いカメの称号を手にしました。

のろまと言われるカメが早く歩く様子がこちら。

ペットでカメを飼ったことがある方の中には「ウチのカメの方が早い!」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

ペットとして飼われることが多い「ミドリガメ」や「クサガメ」は半水棲亀で、カメのイメージに反して動きが早く、寿命は20~30年程。
対して、バーティのような「リクガメ」は基本的に陸上のみで生活し、動きが遅い分寿命は長く、約30年~60年程です。バーティはリクガメの中で一番早く歩けるということですね。

強面ながら心優しい「長い角をもつウシ」

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世界で最も長い角を持つウシは、アメリカのアラバマ州に住むオスのウシの「ポンチョ」。左右の角先から角先までの長さはなんと323.74cmもあります。人間が2人分くらい、軽自動車の車体程の長さになります。

そんなポンチョの立派な角はこちら。

ポンチョはテキサスロングホーンという品種のウシで、本来であれば角は伸びるのと同時に上向きにカーブしていきます。しかし、ポンチョは成長しても角が上向きにならず、横に緩やかなカーブを描く形をしていました。そして、角の長さを計測したところ、前記録保持者の角の長さを2.748cm 超え、ギネス世界記録を更新しました。

立派な角を持つため強そうに見えますが、実は優しい性格のポンチョ。地元の人気者で、会いに来る人たちはりんごやにんじんなどのポンチョの大好物を持ってきてくれるのだそう。

飼い主のジェラル・ポープさんは、普段から地域貢献への想いが強く「この地域はアラバマのなかで最も貧しい場所の1つですが、世界一のロングホーンのいる場所だと胸を張って言えるようになりました。」と語っています。

大きな角で地域の誇りになり、優しい性格で人と人を繋げるポンチョは、いろいろな意味で貴重な存在となっています。

マルチな才能も「ダンクシュートをきめるうさぎ」

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アメリカ、カリフォルニア州に住むホーランドロップという種類のうさぎの「ビニ」は1分間にバスケットボールのダンクシュートを7回決め、世界記録を樹立しました。飼い主はビニと一緒にボールと箱を使って遊んでいた時に、ダンクシュートをやるというアイディアを思いついたそうです。
さらにビニはダンクシュートだけでなく、「ジャンプ」や「絵を描く」などの芸もこなし、マルチな才能を見せてくれます。

そんなビニのダンクシュートの様子がこちら。

一生懸命動き、合間におやつを食べる姿は何とも可愛らしいですね。

ダンクシュートをきめるモルモットも!

ハンガリーのドムボーバールで暮らすモルモットの「モリー」は、30秒間に4回ダンクシュートを決め、ギネス世界記録を打ち立てました。

モリーは元々体を動かしたり、スポーツをしたりするのが大好きで、バスケットボールも楽しんで遊んでいるそうです。それだけでなく、飼い主と一緒に遊んだり、トリックをしたりするのも大好きなのだそう。

モルモットは、このような遊びや運動で刺激を受け、より健康で幸せに生きられると言われています。

まるで犬のよう「トリック(芸)をこなすうさぎ」

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フィンランドのトゥルクに住むターウィは1分間に20もの芸を披露し、ギネス世界記録に認定されました。その技は「ハイタッチ」や「回転」、「ハードルジャンプ」など犬が行うような技もあれば、「カードを引く」、「紐を切る」など一風変わったものもあります。

そのトリックを披露している姿がこちら。

大人しいイメージがあるうさぎですが、ターウィは賢く機敏にトリックをこなしています。

飼い主のアイノさんはターウィを飼い始めた頃から、今まで接してきたうさぎの中でも最も活発で賢いことに気付き、ギネス世界記録に挑戦できるかもしれないと思ったそうです。

指で押すとカチッと音がする「クリッカー」という道具を使って成功したことを伝え、その直後にターウィの好物のニンジンや乾燥バナナを与えるという方法で教えました。しかし、ターウィはあまりに元気すぎたため、集中させるのには一苦労だったそうです。忍耐強くじっくりトレーニングし、だんだんとトリックが上達していきました。

アイノさんはこの記録を通じて、うさぎの能力をより多くの人に知ってもらいたいと願っているそうです。また、ペットたちの秘めた能力を引き出せるのは飼い主だけだとも語っています。

まとめ

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今回は様々な動物たちの世界記録をご紹介しました。

特にうさぎやモルモットとなどの動物のトレーニングは難しく、とても根気が必要だったのではないかと思います。ただ、飼い主も一緒に楽しんで取り組む姿勢は素晴らしく、動物に対する愛情もよく伝わってきました。

世界記録とまではいかずとも、ペットと一緒に楽しめる遊びを生活の中に取り入れていきたいですね。

絶対に気をつけたい!げっ歯類の不正咬合とはどんな病気?

ペットが健康に生きるためには、日々の健康チェックや定期的な健康診断はもちろん、気をつけなければいけない病気をしっかり理解し、病気にかからないように普段から気を付ける必要があります。

今回は、うさぎやモルモットなどのげっ歯類の飼い主が絶対に知っておきたい不正咬合について解説していきます。

不正咬合(ふせいこうごう)とは

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「不正咬合」とは歯の噛み合わせが悪いことで、歯が生えている動物であれば人間はもちろん、犬や猫も起こりますが、うさぎやモルモット、ハムスター、リスなどのげっ歯類で起こった場合には特に注意が必要です。

げっ歯類は、歯が一生伸び続けるという特徴があります。そのため、野菜や牧草を食べることで歯をすり潰し、歯並びを整えています。しかし、何らかの原因で歯並びのバランスが崩れると、歯が曲がってしまったり伸び過ぎてしまいます。

不正咬合になってしまった場合は歯をカットして治療を行いますが、一度バランスを崩した歯は完治せず一生の付き合いになってしまうことも少なくありません。また、口の小さなげっ歯類の歯をカットするのは容易ではなく、全身麻酔が必要になることもあります。

そのため、これらの動物を飼育している場合は、一年に一度は歯が伸びていないかチェックし、普段の食生活も気をつけなければいけません。

不正咬合が起こる原因

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不正咬合の原因はいくつか考えられます。

遺伝によるもの

先天的に歯のバランスが悪い場合があります。しかし、小さい頃はなかなか異常に気づけないため、定期的な検査が重要です。

牧草を与えていない

げっ歯類は、硬い牧草を食べることで歯を削り、長さを一定に保っています。
そのため、ペレットタイプの柔らかい餌や食べやすい野菜ばかりを与えていると、歯が削られずに伸びてしまい、不正咬合の原因になります。

ケージの齧り癖がある

げっ歯類はケージをガシガシと齧る癖がある子が多いです。しかし、この行動により歯に負担をかけバランスが崩れてしまいます。

不正咬合の症状

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不正咬合はなかなか気付きにくく、おかしいなと思って動物病院を受診した段階で、すでに進行してしまっている可能性が高いです。以下のような症状が見られたらすぐに動物病院で検査してもらうことをおすすめします。

エサを食べなくなる

伸び過ぎてしまった歯が当たって口の中で炎症を起こしてしまい、痛みからエサを食べられなくなってしまいます。うさぎやモルモットの食欲不振の半分近くは不正咬合が原因と考えられています。

なお、当然ですが、食事量が減ると同時に体重も落ちてきます

あごがよだれで濡れている

口の中に炎症が起こっていたり歯が伸びていると、口を閉じられずによだれが垂れ、あごのあたりが常に濡れたような状態になります。水を飲んだ時に濡れただけであれば問題ありませんが、そうでなければ要注意。

なお、放置すると皮膚が炎症したり、カビが生えたりしてしまうため、お手入れも十分に行ってあげる必要があります。

眼球が出てきた

下の奥歯が伸びてくると、歯で眼球を圧迫し、目が飛び出てきます。また、目やにや涙が出ることもあります。

不正咬合の治療法

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伸びてしまった歯を切ることで治療を行います。しかし、口の小さいげっ歯類の歯を切るのは容易ではありません。特に、奥歯が伸びてしまっている場合は、全身麻酔が必要になります。

一度歯を短く切っても、数週間〜数ヶ月で元に戻ってしまうことも珍しくなく、完治が難しい病気です。そうなると、定期的に全身麻酔をかけることになるため、かなりの負担がかかるでしょう。

場合によっては安楽死をすすめられることもあります。

シリンジを用いた強制給餌

うまく食べられなくなってしまった場合は、エサを強制的にでも食べさせなければいけません。

ペレットを水でふやかしたり、野菜や果物をミキサーにかけたりして液体状にし、シリンジで与えます。不正咬合の場合は物理的に食べられなくなってしまうだけで食欲はあることが多いので、シリンジでエサを口の中に入れてあげれば飲み込んでくれるはずです。

不正咬合を予防するには?

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げっ歯類にとって、不正咬合は命にかかる病気です。普段から注意し、不正咬合にならないように予防しましょう。

毎日の食事で牧草を必ず与える

バランスのとれたペレットを与えることも大切ですが、不正咬合を予防するには牧草を与えることがとても大切です。柔らかいエサばかり与えていると、歯が削られずに伸びてしまうため、毎日の食事やおやつに牧草を必ず与えてあげてください。

ケージを齧らせないようにする

構ってもらいたい、ご飯を食べたいなど、何かを要求したいときやストレスが溜まっている時にケージを噛むことがあります。できるだけストレスが溜まらないよう、遊ぶ時間やケージ外で過ごせる時間を増やしましょう。また、ケージ内に齧れるおもちゃを用意してあげるのもいいすでしょう。

ケージを齧ることが癖づくと、治すのは難しいため小さい頃からストレスが溜まらないよう気を付ける必要があります。

定期的に健康診断を受ける

不正咬合が奥歯で起こった場合は目視ではなかなか気づけません。気づいたときには既に進行している可能性が高いため、定期的に健康診断を受けて早期発見に努めましょう

まとめ

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げっ歯類の不正咬合は、命に関わるとても重大な病気です。ただでさえ痛みで食事を摂れないのに、歯を切るために全身麻酔が必要であったりと、苦しい思いをたくさんさせてしまいます。

少しでも長く健康でいてもらうためにも、定期的な健康診断だけでなく、普段の食事や生活などにも気を遣い、あらゆる対策を行ってあげてください。それでも不正咬合になってしまう可能性もあります。げっ歯類を飼うなら、不正咬合と付き合う覚悟も必要となるかもしれません。

モルモットのポップコーンジャンプって何?どんなときにするの?

モルモットの「ポップコーンジャンプ」を知っていますか?モルモットの飼い主であれば、ポップコーンジャンプという言葉自体は知らなくても、動画を見れば「ああ、これね」と思う方が多いでしょう。

一体、ポップコーンジャンプとはどのようなもので、なぜこのようなジャンプをするのでしょうか。

この記事では、モルモットのポップコーンジャンプについて解説していきます。

ポップコーンジャンプとは?


モルモットは唐突に体を捻りながらジャンプをすることがあります。この様子がまるでフライパンの上で弾けるポップコーンのように見えることから「ポップコーンジャンプ」と呼ばれるそうです。
一回だけのこともあれば、連続して何度もジャンプしたり、走り回ってジャンプしたりすることもあります。

体を俊敏に動かすため、初めて見ると「何かに怯えているのではないか」「何かの病気ではないか」と少しびっくりしてしまうかもしれません。しかし、モルモットを飼っていればよく見る行動ですので心配する必要はありません。

ちなみに、こちらのスローの映像を見ると、モルモットがどのように体を動かしてジャンプしているかよくわかります。

ポップコーンジャンプを行う理由

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モルモットは、どんなときにポップコーンジャンプを行うのでしょうか?その理由は2つ考えられます。

1. うれしい

一般的には、モルモットがポップコーンジャンプをした場合、うれしくてテンションが上がっていると考えられます。

好きな食べ物をもらったり、撫でられてうれしいときにポップコーンジャンプをすることが多いため、このタイミングでモルモットがポップコーンジャンプをしたら喜んでいると考えていいでしょう。

2. 嫌なことがあった

一方で、ポップコーンジャンプはマイナスな感情を意味することもあります。
触られたり抱っこされるのが苦手なモルモットは、触れたときに嫌がってポップコーンジャンプをすることがあります。

この場合、うれしいのか嫌なのか判断が難しいかもしれませんが、ポップコーンジャンプ以外にも、鳴き声を出したり、体をねじって逃げようとする素振りを見せることが多いです。もし嫌がっているようならやめてあげてください。

どんなモルモットでも見られる?

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ポップコーンジャンプは若いモルモットで特によく見られ、高齢になると減っていきます。
理由ははっきりわかっていませんが、大きくなると体が重くなりジャンプできなくなるという説や、年を重ねるごとに徐々に穏やかな性格になり過度に感情を表現しなくなるという説もあるそうです。

どちらにせよ、ポップコーンジャンプをよくするモルモットは若い証拠ということですね。

モルモット以外もポップコーンジャンプをする!

ポップコーンジャンプはモルモット特有の行動ではなく、ウサギ、チンチラ、デグーなどの動物でも見られます。どの動物も身軽で、モルモットよりも高く垂直にジャンプすることが多いです。

ウサギのポップコーンジャンプ

2匹のウサギが向かい合って何度もポップコーンジャンプをしているのがとても微笑ましいですね。
よっぽど楽しいのでしょうか。

チンチラのポップコーンジャンプ

ご機嫌なチンチラのポップコーンジャンプです。飼い主と遊ぶのがとても楽しいのでしょう。見ているこちらまで楽しい気分になりますね。

デグーのポップコーンジャンプ

大好きなおもちゃで遊んでいるデグーのポップコーンジャンプ。こちらも楽しく遊んでいる様子が見てとれます。

このように、ポップコーンジャンプは基本的には「うれしい」「楽しい」といった、プラスの感情を表すことが多いようです。

モルモットはジャンプできる?

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ここまで、ポップコーンジャンプについて解説してきましたが、モルモットはウサギやチンチラなどと比べるとジャンプはあまり得意ではありません。では、ポップコーンジャンプではない普通のジャンプはできるのでしょうか?

正解はこちらの動画の中にあります。

胴長短足で、体が重そうに見えるモルモットも、上手にバーを飛び越えていますね。
やはりウサギと比べると高さには限界がありますが、精一杯ジャンプしている姿はとてもかわいらしいです。

最後に

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当然ながらモルモットは、人と同じように感情や愛情を明確に表現することはできません。しかし、このような行動からモルモットのうれしい様子が読み取れると、飼い主としてもうれしくなるでしょう。

一方で、マイナスな感情でもポップコーンジャンプを行う場合もあります。どのような状況でジャンプしているのかをしっかり見極め、嫌がっていたり機嫌が悪いようでしたらその原因を取り除いてあげてください。

モルモットの感情を行動やその時の状況から読み取ることで、今まで以上にモルモットと良い関係を築いていきましょう。

意外と知らない!?ハムスターとモルモットの違いとは

ハムスターとモルモットは、同じげっ歯目の小動物で、どちらもペットとして人気があります。
分かりやすい違いは大きさですが、実は、それ以外にも様々な違いがあります。

今回の記事では、ハムスターとモルモットの違いを、大きく6つに分けてご紹介します。
どちらを飼うか迷っている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ハムスターとモルモットの違い①分類と原産地

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分類

ハムスターの分類は、「げっ歯目キヌゲネズミ科」で、その下にさらにゴールデンハムスター属、カンガルーハムスター属などの分類があります。

一方、モルモットの分類は「げっ歯目テンジクネズミ科」です。
野生のテンジクネズミを家畜化したものがモルモットなので、野生にはいません。

原産地

ハムスターは種類によって、中国北部や、カザフスタンから南シベリアが原産だとされています。

一方のモルモットの原産は、南米の山岳地帯であるとされ、気候的にも地域的にも全く違う地の出身の動物だと言えます。

なお、モルモットは英語で「ギニーピッグ(Guinea pig)」と呼ばれ、「モルモット」では通じません。
テンジクネズミが最初に長崎に持ち込まれた1843年、オランダ商人がそれを「マーモット(marmot)」と勘違いしたことから、「モルモット」という呼び名が日本で定着したと考えられています。

マーモットも同じげっ歯目ではありますが、リス科マーモット属の動物なので、分類は異なります。

ハムスターとモルモットの違い②サイズ

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体長

ハムスターとモルモットでは、モルモットの方が全体的に大きい印象があるでしょう。
実際、ハムスターの体長は6〜20cmほどなのに対し、モルモットの体長は20〜40cmです。

体重

ハムスターは全体的に見て小柄ですが、体重は20〜50g程度のジャンガリアンハムスターから、150~200g程度のゴールデンハムスターまで、種類によって様々です。

しかし、大きめのサイズのハムスターはいるものの、やはりモルモットにはかないません。
モルモットの体重はおよそ800g〜1kgで、大きな種類では2kgを超えることもあります。

ハムスターとモルモットの違い③頬袋としっぽの有無

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頬袋

ハムスターといえば、頬袋に食べ物をたくさんため込む姿が印象的ですよね。
一方、モルモットは頬袋を持たず、食べ物をため込むこともありません

しっぽ

ハムスターには短いしっぽがありますが、モルモットにはしっぽがありません。

高いところで暮らすネズミは、バランスを崩したときにしっぽを木の枝などに引っ掛けて落ちないようにしますが、モルモットは低いところで生活するため、しっぽが必要ないのだと考えられます。
ただし、ハムスターもあまり高いところに行かないので、しっぽが退化して短くなったのではないかと言われています。

ハムスターとモルモットの違い④生活リズム

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モルモットは人間と同じように、昼間に活動して夜は眠ります。夜に騒ぐことが少ないので、飼い主さんの睡眠を妨げる心配も小さいでしょう。

一方のハムスターは夜行性なので、夜中に回し車で走り回ったり、ケージをかじったりと、活動的になります
「大したことないだろう」と思って安易な気持ちで飼ってしまうと、夜中にうるさくて目が覚めてしまうなど、トラブルの原因になりかねません。

ハムスターを飼うなら、飼い主さんの寝室と分けて飼育できるかどうかなど、事前によく考えることが大切です。

ハムスターとモルモットの違い⑤食事

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ハムスターは雑食、モルモットは草食

野生のハムスターは、木の実や穀物、果物などの植物の他に、昆虫なども食べます。
ペットのハムスターに与える餌は、基本的にはペレットですが、野菜や果物、種子なども与えると喜びます。

モルモットの場合は、大根の葉やキャベツ、ニンジンなどの野菜を好んで食べます。

水の摂取量も異なる

ハムスターは水をあまり飲みません。水分量の多い果物や野菜を与えると下痢をしてしまう可能性があるので、注意が必要です。
それに対して、モルモットは水をたくさん飲みます。1日500mlを飲むこともあるようです。

食事方法も違う

ハムスターは、後ろ足だけで立ち、前足で掴んで食べ物を食べることができますが、モルモットは前足で物をつかめません。後ろ足だけで立ち上がることもできません。

ハムスターとモルモットの違い⑥においの強さ

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ハムスターは比較的においが少なく、ケージの掃除は月に1回程度が目安です。
掃除をしすぎると、かえってハムスターのストレスになってしまうので注意してください。

一方、モルモットは排泄量が多いため、こまめに掃除をしないとにおいがきつくなり、モルモットの健康にも良くありません

ハムスターでもモルモットでも、掃除をしなければにおいますし、掃除をきちんとすればそんなに心配しなくて大丈夫です。

まとめ

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見た目が似ているハムスターとモルモットですが、大きさ以外にも、原産地や食べ物、活動時間など、たくさんの違いがあります。

ハムスターを飼うかモルモットを飼うか迷ったら、見た目の好みだけでなく、こうした違いから、どちらの方が自分が飼いやすいのか、自分の生活に適しているのかをよく考えましょう。

ペット連れで電車や新幹線に乗るには?知っておきたいルールとマナー

ペットを連れてお出かけや旅行する場合、電車に乗ることもあるでしょう。ほとんどの鉄道会社では、特定の動物を除き、かつ、規定の大きさ以下の場合に限り、動物が電車に乗ることを認めています。

しかし、他の乗客に迷惑をかけないよう、事前にしっかり準備をして、ルールやマナーを守る必要があります。

この記事では、ペットを連れての電車や新幹線の乗り方について解説していきます。

動物が電車に乗るには決まりがある

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ペット同伴で電車に乗る場合、鉄道会社ごとに規定があります。大きさやペットの種類(多くの場合、猛獣およびヘビ類は不可)によっては、一緒に電車に乗ることもができないこともありますので、あらかじめチェックしておき、トラブルにならないよう気をつけましょう。

都内の主な鉄道会社の規定を以下にまとめました。その他の鉄道会社は、「鉄道会社名 ペット 同伴」などのキーワードで検索してみてください。

料金 縦横高さの合計 重さ 公式サイト
JR東日本 290円 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
東武鉄道 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
西武鉄道 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
東京メトロ 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
都営地下鉄 無料 250cm以内 30kg以内 詳細はこちら
東急電鉄 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
京王電鉄 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
小田急電鉄 無料 120cm程度
※一辺の長さは70cm以内
10kg以内 詳細はこちら
京浜急行電鉄 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
京成電鉄 無料 90cm以内
※一辺の長さは70cm以内
10kg以内 詳細はこちら
新京成電鉄 無料 90cm以内 10kg以内 詳細はこちら

都内の主な鉄道会社では、JRのみ手回り品として290円かかります。通常の券売機では購入できませんので、電車に乗る当日に駅の改札口などで荷物を見せて、「手回り品きっぷ」を購入します。

なお、重さについては、ペットの自体の重さではなく、ペットをクレートなどに入れたときの総重量ですので注意してください。また、持ち込める動物の数に制限はありませんので、規定内の大きさのケースに入れられれば複数匹の動物を持ち込むことも可能です。

新幹線に乗るときは?

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新幹線に乗るときもJRの規定と同様で、当日窓口で荷物を見せ、「普通手回り品きっぷ」を購入します。料金は1個290円です。

2席分のきっぷを購入してもいい?

JR東日本の規則により、1人が2席以上の座席を利用することは禁止されています。そのため、ペットのための座席を確保しようと2席分のきっぷを買っても、そのきっぷは無効となります。

どこに置く?

基本的には自分の膝の上か、足元が安心です。
頭上の荷物入れに置くことも可能ですが、落下防止のため斜めになっていることや、飼い主さんの目が届かない状況になることから、できるだけ避けましょう。

オススメの座席は?

新幹線の各車両の一番前の席は、足元が広く、クレートを置くスペースを確保できます。

クレートの中でおとなしくしている子であれば、人通りの少ない窓側の席がオススメです。
反対に、鳴いてしまう可能性が高い子であれば、デッキに移動しやすい通路側の席がオススメです。

指定席券を購入するときに座席が選べますので、ペットと飼い主さんの負担が少ない方法を考えてみてください。

電車に乗る前に準備しておきたいこと

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クレートに慣らしておく

お出かけする当日に初めてクレートに長時間入るのは、ペットにとってとてもストレスです。
ペットのお気に入りスペースなどに置いたり、楽しい場所にお出かけするときに利用して、クレートに慣らしておきましょう。

クレートトレーニングをしておくことで、災害時にも役立ちます

電車に乗る練習をする

事前に一駅程度の短い距離を往復し、電車に乗る練習をしましょう。
その際、ペットの様子をしっかり観察し、鳴いてしまったり落ち着かなかったりした場合は、対策を立てる必要があります。

また、飼い主さんもきっぷの買い方や動線を確認して、当日スムーズに動けるようにしておきましょう。

電車に乗る当日に気をつけたいマナー

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1. トイレは済ませておく

電車に乗る前は、できるだけトイレを済ませておきましょう。外でトイレをしない犬の場合は、外出前にトイレをさせましょう。

クレート内にトイレシートを敷いたり、マナーパンツを履かせておくとより安心です。

2. 電車内で鳴かない工夫をしておく

クレートの中に、ペットや飼い主のにおいのついたタオルや、お気に入りのおもちゃ、おやつの入ったおもちゃなどを入れてあげましょう。電車に乗る前にたくさん遊ばせて、眠ってもらうのも効果的です。

どうしても鳴き止まない場合は、一度電車から降りたり、改札の外に出てペットをクレートから出して気分転換させてあげてください。改札内でクレートを開けてはいけません

3. ドッグスリングは使用しない

ドッグスリングとは、抱っこ紐の一種です。

鉄道会社によっては、全身が入るドッグスリングであっても認めていない場合があります。余計なトラブルを防ぐためにも、ドッグスリングは使用せず、クレートやキャリーケースを用意しましょう

4. クレートから出さない

中の様子が気になるから、犬が吠えているからと、ついクレートを開けたくなってしまいますが、改札内でクレートを開ける行為はルール違反です。

飛び出したペットがパニックになって他人に怪我をさせたり、逃げ回って鉄道会社に迷惑をかけてしまったりする場合もありますので、ペットをクレートから出してはいけません。「顔を出すだけならいいのでは?」と思うかもしれませんが、それもNGです。

5. ペットを置く場所に気をつける

通路などの人通りの多いところに置くと、ぶつかったり蹴られたりしてしまう場合がありますので、手で持つか、壁際に置きましょう

座れた場合は、膝の上に乗せることをオススメします。座席の足元は、温風や冷風が当たって体調を崩してしまうことがあるため注意しましょう

6. 混雑する時間帯は避ける

ただでさえ満員電車で乗客はストレスが溜まっているので、無駄なトラブルに巻き込まれないためにも、朝や帰宅ラッシュ時などの電車が混雑する時間帯は避けましょう

アレルギーや動物が嫌いな人もいますので、なるべく他の乗客にペットの存在を気づかれないように配慮することも大切です。

最後に

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ペットを連れてお出かけや旅行をするのはとても楽しみですよね。しかし、道中でトラブルが起こってしまうとせっかくの楽しい気分が台無しになってしまいます。

事前にしつけやトレーニングをしっかりし、もし途中で鳴き続けてしまったりした場合は、一度電車を降りるなどしてあげてください。

当日は時間に余裕をもって行動しましょう。マナーを守り、ぜひ愛するペットとお出かけを楽しんでくださいね。

【クイズ】話題のモルモットってどんな動物か知ってる?

動物園では定番のモルモット。最近では、『PUIPUIモルカー』というアニメに登場し、一気に人気が高まりました。

しかし、モルモットにはどんな歴史があり、どんな見た目や性格をしているのか、きちんと知らない方も多いでしょう。本記事では、モルモットについてクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、モルモットクイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 モルモットの歴史として「誤っている」のはどれ??
正解です!
不正解です!
正解は「アフリカ原産」です。
モルモットの原産地はペルーを中心とした南米で、もともと野生だったものが食用として家畜化されました。その後、ヨーロッパに持ち込まれたことにより愛玩動物として飼育されるようになりました。

「モルモット」という名前は、日本にモルモットを持ち込んだオランダ商人が、リス科の動物である「マーモット」と勘違いしたことが由来だとされています。
Q.2 モルモットの見た目や性格について「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「ほとんど鳴かない」です。
モルモットは意外にもよく鳴く動物で、機嫌のいい時、お腹が空いたとき、嫌なことをされたときなどに鳴くことが多いです。

穏やかな性格をしていますが、臆病で警戒心が強く、小さな音でもびっくりします。

大きさは、ハムスターよりは大きく、うさぎよりは小さい子が多いです。他のネズミの仲間と異なり、しっぽがないのも特徴です。
Q.3 モルモットを飼う時に注意すべき点として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です
正解は「暑さには弱いが、寒さには強い」です。
モルモットは暑さにも寒さにも弱いため、室温の管理はとても重要です。飼い主が家にいないときも、冷暖房は常につけておき、室温を適切に保ちましょう。

モルモットは人間のように自分でビタミンCを合成できません。そのため、ビタミンCが含まれているモルモット用のペレットを与える必要があります。また、ペレットの他に牧草も与え、歯が伸びすぎるのを防ぐ必要があります。

春と秋の年に二回、換毛期があります。毛を飲み込んでしまうと、猫のように吐き出すことができず手術になることもありますので、こまめにブラッシングをしてあげましょう。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
モルモットを飼うなら最低限知っておきたい3つの知識
結果発表
問正解/ 問中
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表現豊かでかわいい!!モルモットの鳴き声とその意味

モルモットはうさぎやハムスターのように、あまり鳴かないのかなと考える人も多いかもしれません。 しかし、モルモットはとても表情豊かに鳴きます。うれしいとき、嫌なとき、何かを要求しているときなど、さまざまな鳴き声で感情を表現します。鳴き声の意味がわかれば今まで以上にモルモットと仲良くなれるかもしれません。 この記事では、モルモットの鳴き声と、その意味について解説していきます。

モルモットの鳴く頻度と声の大きさは?

モルモット,鳴き声,大きさ,頻度,要求,恐怖,威嚇,ストレス 動物園でもよく見る機会があるモルモットですが、鳴き声を聞いたことがあるという方は少ないかもしれません。 実際にはどのくらいの頻度で鳴き、どのくらいの声の大きさなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

鳴く頻度

モルモットはあまり鳴かないというイメージがあるかもしれませんが、実はとてもよく鳴きます不快なときや機嫌のいいとき、何かを要求するときに鳴くため、鳴いている理由を理解してあげることが大切です。 しかし、寝ていることも多いため、常に鳴いているというわけではありません。モルモット同士でトラブルがあったときや、飼い主の気配を感じると鳴くことが多いです。

声の大きさ

モルモットの鳴き声の大きさは鳴き声によって異なります。 マンションやアパートでは隣人に聞こえてしまうような大きな鳴き声から、耳をすまさないと聞こえない鳴き声まで、音量はさまざまです。 なお、大きな鳴き声を出していても長時間鳴き続けることはなく、要求が満たされたり、興味を失えば静かになりますので、鳴き声がうるさいと感じることは少ないでしょう。

モルモットの鳴き声の種類と意味

モルモットの鳴き声にどのような意味があるかを知ることができれば、モルモットとの生活はさらに充実したものになるでしょう。 ここでは代表的なモルモットの鳴き声について解説していきます。

「キュイーキュイー」

モルモットの鳴き声のなかでも特に印象深いのがこの鳴き声です。 少し興奮気味で、大きく高い鳴き声で何かを求めます。意外にも声が大きく、警報機に例えられることもあります。 筆者が昔飼っていたモルモットは、冷蔵庫を開けたり、ビニール袋をカサカサしたりしたときに、「おやつをくれ」と、この声をよく響かせていました。

「プイプイ」

部屋の中をお散歩しているときによく聞く鳴き声で、鼻歌を歌うように鳴きます。機嫌が良かったり甘えたいときに、動きながらプイプイと鳴くことが多いです。 少し前に大流行したアニメの『PUI PUI モルカー』でも、モルカーたちがプイプイ鳴きながら歩いている姿が印象的でした。

「キュルキュル」

抱っこしているときになでてあげると、甘えて「キュルキュル」という声を出します。飼い主さんに心を許している証拠ですので、思う存分甘やかせてあげてください。

「グルルルル〜」

撫でたときなどに気持ちいいと感じるときに、喉を鳴らすように鳴きます。 また、求愛をしているときにもこのような鳴き声を発し、オスがメスのお尻のにおいをかいで追いかけ回します。あまりしつこいとメスが嫌がるので、様子を見て引き離してあげてください。 少し低めに「グルルル」と鳴いている場合は、警戒していることもあります。 状況や周囲の様子などから、怯えていたり、ストレスを感じているようなことがあれば、すぐにその場から逃がしてあげてください。

「キュー」

何かに恐怖を抱いている場合は、高く大きい声で「キュー」と鳴きます。 動物病院で体を固定させられたり、爪切りなどの嫌なことをされそうなときによく聞く鳴き声です。 明らかに嫌がっている素ぶりをしますので、極力原因となるものを取り除いてあげましょう。ただし、動物病院や爪切りなどは避けては通れないため、少しの間、我慢してもらうこともあります。

「カチカチカチ」

こちらは鳴き声ではありませんが、歯と歯をかみあわせてカチカチ鳴らします仲間同士の喧嘩や、何かに威嚇しているときに耳にする音で、恐怖を感じていたり怒っていたりする際に発します。 初めて聞いたときは何故カチカチさせているのかわからないかもしれませんが、モルモットがストレスを感じている場合が多いので、この音を聞いた場合は速やかに原因を取り除いてあげてください。

最後に

モルモット,鳴き声,大きさ,頻度,要求,恐怖,威嚇,ストレス モルモットは意外にも感情豊かな鳴き声を発します。機嫌のいいとき、何かを要求しているとき、警戒したり恐怖を感じているときなど、なぜ鳴いているのかを理解してあげることで、モルモットとの生活はさらに素敵なものになるでしょう。 もちろん、今回ご紹介した鳴き声の意味がすべてのモルモットにも当てはまるというわけではありません。モルモットを飼っている方は、ぜひモルモットが何故鳴いているのか考えてあげましょう。 モルモットはとても臆病な性格をしていますが、飼い主にはよく懐き、愛情表現をします。ぜひ、モルモットから愛情表現を受け取り、飼い主さんもたくさんの愛情を注いであげてください。