【徹底調査】猫の一生にかかる費用はいくら?予期せぬ出費も紹介

「猫を新たな家族として迎えたい!」と思った時に、やはり気になるのは具体的にどれくらい費用がかかるのかでしょう。そこで、猫を飼う場合に月々や一年にかかる費用、一生涯でかかる費用、また想定外の出費などのデータをまとめてみました。

安心して猫との新生活をスタートさせるために、この記事で猫にかかる費用について確認してみてください。

※かかる費用については地域差や個人差があるため、全てに「~円前後」とつきますが、ここでは省略しています。また、飼い主の猫に対する考え方やライフスタイルによっても、費用は大きく異なりますので、あくまで目安としてお考えください。

猫の一生にかかる平均費用は「149万円」

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2023年のデータによると、猫の一生にかかる平均費用は149万円とされています。

猫の飼育スタイル別、生涯必要経費

犬の場合は体の大きさによって費用が異なりますが、猫の場合は飼育スタイルによって費用が異なってきます。

平均寿命 生涯必要経費
外に出る 14.18歳 ¥1,249,906
外に出ない 16.25歳 ¥1,534,047

(出典:一般社団法人ペットフード協会「令和5年全国犬猫飼育実態調査 – 猫 飼育・給餌実態と支出」

上記の表から明らかなように、外に出ない猫の方が寿命は長く、それによってかかる費用も増えます。

平均寿命で割ると、外に出る猫の場合は年間の費用が92,288円であり、外に出ない猫は年間96,917円となり、こちらも外に出ない猫の方がやや高くなる傾向があります。

月々の費用は「8千円」、1年間で「9万6千円」

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2018年の月々の平均支出が6千円であったのに対し、2023年には8千円に上昇しています。この支出の増加には、物価の上昇や猫に対する飼い主の意識の変化が考えられます。

猫のライフステージ別必要経費

1ヶ月平均 年間平均
0歳(幼年期) ¥11,400 ¥136,800
1~6歳(成年期) ¥7,887 ¥94,644
7歳以上計(高齢期) ¥7,988 ¥95,856
7~9歳 ¥7,692 ¥92,302
10~12歳 ¥6,493 ¥77,912
13~15歳 ¥9,061 ¥108,726
16歳以上 ¥9,000 ¥108,000
平均 ¥8,005 ¥96,055

(出典:一般社団法人ペットフード協会「令和5年全国犬猫飼育実態調査 – 猫 飼育・給餌実態と支出」

統計を見ると、幼年期と高齢期の支出が特に高くなっています。これは、猫を飼い始めた際に必要なグッズを購入する必要があることや、幼年期特有の病気、そしてハイシニア期に差し掛かり多くのケアが必要になることが理由として考えられます。

月々の費用の内訳

内訳 金額
キャットフード ¥2,988
おやつ ¥1,562
医療費 ¥3,400
保険料 ¥1,988
雑貨 ¥1,480
おもちゃ・衣類 ¥941

(出典:一般社団法人ペットフード協会「令和5年全国犬猫飼育実態調査 – 猫 飼育・給餌実態と支出」

どの項目も2018年と比べると緩やかに上昇していますが、特にキャットフードやおやつ、医療費にかける費用の上昇が見られます。

飼い始めた時にかかる費用は「2万円」

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猫を飼い始める際には、2万円程度の費用がかかります(出典:Money Campus「猫の一生にかかるお金はいくら?食費や医療費など生涯の飼育費用を3000人調査」アンケートより)。

この金額には、次のような猫の生活に欠かせない基本グッズが含まれます。

  • 猫トイレ本体
  • 食器
  • 爪切り
  • 猫タワー

初期費用は1万円以内に収めている人が最も多く、3万円以内まで含めると全体の約74%になります。ただし、ペットの見守りカメラや自動給餌器、高機能トイレ、空気清浄機など、高性能な製品を揃えればかなり高額になるでしょう。

譲渡か購入かで大きな差が出る

猫との出会い方によって、初期費用は大きく変わります。先のアンケートによると、保護猫団体や保健所、知人などからの「譲渡」が最も多く39.4%を占め、次いで地域の猫などを「保護」したという回答が36.7%、ペットショップやブリーダーからの「購入」は22%にとどまりました。

猫の購入には平均して185,201円かかり、猫の譲渡時には平均して4,086円が費用としてかかっています。譲渡は72%の回答が0円となっており、保護団体からの譲渡には2~6万円ほどかかる場合が多いようです。

※野良猫を保護した場合にかかる費用は、こちらの記事をご覧ください。

金銭的な負担も覚悟して!野良猫の保護に必要な医療費を徹底解説
https://cheriee.jp/cats/22939/

接種しておきたい「混合ワクチン」

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外に出る・出ないにかかわらず、猫が健康で快適に暮らすためには、ワクチン接種が必要です。

脱走や災害で外に出て感染してしまう可能性がありますし、時にはウイルスなどが外出した飼い主に付着して室内に侵入することもあります。また、ペットホテルを利用する際にも、ほとんどの場合、ワクチンの接種が必要となります。

混合ワクチン接種費用

子猫の場合は、生後6~8週で初回接種を行い、その後は約4週ごとに計2~3回の接種を行います。以降は1~3年に1回のペースで接種を続けていきます。

成猫を譲渡された場合や野良猫を保護した場合は、それぞれ対応が異なります。譲渡元にワクチン接種歴の確認をしたり、動物病院に相談したりしましょう。

  • 3種混合:¥3,000~5,000
  • 5種混合:¥5,000~7,500

※猫のワクチンの詳細については、こちらの記事をご覧ください。

【獣医師監修】正しく理解できてる?猫のワクチンの種類と注意点
https://cheriee.jp/cats/20474/

「不妊手術」も視野に入れる

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猫に不妊手術を受けさせる場合は、手術費、入院費、薬剤費などがかかります。不妊手術は必ずしも受けなければならないものではありませんが、病気予防や望まぬ妊娠を避けるため、また発情期のストレス軽減のために受けることが望ましいとされています。

※猫の不妊手術については、こちらの記事をご覧ください。

【獣医師監修】猫の避妊・去勢の4つのメリットと注意点
https://cheriee.jp/cats/20549/

費用に関しては、以下の通りです。

去勢手術(オス)

  • ¥5,000~20,000

避妊手術(メス)

  • 卵巣切除:¥10,000~25,000
  • 卵巣子宮切除:¥10,000~30,000

メスの避妊手術には2つの方法があり、それによって料金が異なります。どちらの方法を選ぶかは、かかりつけの動物病院に相談しましょう。

去勢手術や避妊手術は基本的にペット保険の補償対象外であるため、費用は高額になります。しかし、自治体によっては飼い猫の不妊手術に補助金が出るところもありますので、お住まいの自治体の情報をチェックしてみてください。

意外に多い!予想外の出費

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人間と同様に、猫も一緒に暮らしていると想定外の出費があります。それぞれの状況によって出費が大きく異なるため、具体的な金額を一概に挙げることは難しいですが、飼い主たちの経験から出費を金額別にまとめました。

数千~1万円ほど

  • 障子を破かれて障子紙と糊を購入自分で張り替えた(2千円)
  • 壁をボロボロにするので壁に貼る保護シールを買った(3千円)
  • 電気器具のコードを噛む癖があったためカバーを買った(3千円)
  • 食器棚の皿を割られた(1万円)
  • 布団に吐いたため丸洗いした(1万円)
  • 椅子に吐かれてクリーニングに出した(1万円)

数万円

  • リビングの壁紙をボロボロにされた(3万円)
  • サイドテーブルで爪とぎをされてしまい買い直した(3万円)
  • カーテンをボロボロにされた(5万円)
  • 新車のボンネットに爪で傷をつけられ塗装し直した(5万円)

10万円以上

  • 和室の畳をボロボロにされ修理した(10万円)
  • 脱出防止のためオーダーで玄関に格子扉を設置(10万円)
  • 羽毛布団に複数回吐かれてしまい買い換えた(12万円)
  • 買って1年2ヶ月しか経ってない55インチのテレビを壊された(19万円)
  • 高級グラスを割られた(20万円)
  • 迷子になったので猫探偵に依頼、チラシ印刷なども業者に頼んだ(40万円)

(出典:Money Campus「猫の一生にかかるお金はいくら?食費や医療費など生涯の飼育費用を3000人調査」

まとめ

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猫は犬に比べて費用が少ない傾向がありますが、それでも猫が快適に暮らすためには一定の費用が必要です。生涯にかかる費用を計算してみると、飼うことを諦めようと考える人もいるでしょう。

もちろん、軽はずみな気持ちで飼うことは望ましくありませんが、「お金がかかるから」という理由で諦めてしまうのは、少し寂しいことです。一緒に暮らしていると、「お金がかかるなあ」と感じることもあるかもしれませんが、一緒に過ごす楽しい時間は何ものにも代えがたいものです。

具体的にかかるお金を知ることは、「本当に猫が飼いたいのか」というご自身への問いかけになります。そして、本当に飼いたいと思えたら、ご自身の経済状況とも照らし合わせ、しっかりと準備した上で飼うようにしましょう。

筆者が実践!保護猫が外に出たがる原因と4つの対策方法

保護猫を飼い始めたばかりの頃は、家の外に出たがって鳴いてしまうことがあります。

筆者の保護猫も、飼い始めたばかりの頃は外に出ようと鳴きっぱなしで、落ち着いてくれるまで数週間かかって大変でした。

外に出たがる保護猫に対して、飼い主さんはどのように接することがベストなのでしょうか?

今回は、保護猫が外に出ようとする原因と、実際に保護猫が外に出ようとした時に試した4つの対処法をご紹介します。

保護猫が外に出たがる3つの原因

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1. 初めての環境で不安

「猫は家につく」という言葉もあるように、猫は住処に重きを置いているので環境の変化を嫌います

急に知らないところに連れてこられた保護猫は、新しい環境に警戒しているのかもしれません。

そのため、保護猫を家に連れてきてはじめのうちは、「前に住んでいた場所に戻りたい」と思って外に出たがることがあります。

2. 初めての人と暮らすのが不安

住環境の変化を嫌うのは、保護猫に限った話ではありません。子猫の時から飼っている猫でも、引っ越しが苦手な猫はたくさんいます。

保護猫の場合はそんな住環境の変化に加え、初対面の人と急に一緒に暮らすことになるため、より大きな不安を感じやすくなります。これも、保護猫が外へ出たがる原因の一つです。

3. 外にいる異性の猫を求めている

メス猫には発情期があり、一般的には日照時間が14時間以上になる季節に発情します。
一方、オス猫には特定の発情期がなく、発情したメス猫のフェロモンに反応して発情する仕組みです。

発情した室内飼いの猫は、外にいる異性の猫に出会うために外に出ようとして鳴くことがあります。

保護猫はいつまで外に出たがるの?

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保護猫が窓の外を見つめながらずっと鳴いていると、「一体いつまで外に出たがるのだろう」「いつになったら我が家に慣れてくれるのだろう」と気になりますよね。

通常、数週間〜数ヶ月で家に慣れる

家に慣れるまでの期間は猫の性格や年齢によっても変わるため、短いと1週間ほど、長いと数ヶ月かかる場合もあります。
筆者が飼っている保護猫は1〜2週間かけてだんだんと慣れていきました。

「お外より家の中の方が良いんだよ」と早く保護猫に気づいてもらえるように、住みやすい環境を飼い主さんが作ってあげましょう。

保護猫を家に慣れさせる4つの方法

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1. 室内が安全で快適だと気づかせてあげる

室内が快適だと保護猫に気づかせてあげましょう。

具体的には、次のような環境を整えてあげると、猫がだんだんと安心して家に慣れてきます。

  • 清潔な水やおいしいごはん、おやつをあげる
  • 構いすぎず、ゆっくり過ごせる環境を作る
  • キャットタワーやおもちゃを使って適度に運動させる

また、保護猫と接する際の距離感も大切です。
構いすぎず、猫から近づいてきたら撫でてあげる程度の距離感を意識しましょう。

無理に触ろうとしたり、近づこうとすると、猫を怖がらせてしまいます。猫の方から近づいてきた時だけ、構ってあげることが大事です。

2. ケージの外を自由に歩ける時間を作る

保護猫をケージに入れて飼っている場合は、室内を自由に歩ける時間を少しずつ長くしてあげましょう。

繰り返しになりますが「猫は家につく」ので、猫が住む環境を早く把握できるように、なるべくケージの外を歩かせてあげる必要があります。

もちろん、保護猫が自分からからケージの外に出るようになるまで、無理やり出してはいけません。
保護猫のペースに合わせて、ゆっくり家に慣れさせてあげてください。

3. 家の中を全て見せてあげる

猫は縄張り意識が強いので、家中の全ての部屋を把握したがります。
また、自分の縄張りの中に知らない場所があると、その不安から夜鳴きしてしまいます。

実際に、筆者が飼っている保護猫も、家中の部屋をくまなく見せてあげたら鳴き声の回数や大きさが急に少なくなりました

そのため、家中を探検させてあげることで、猫は自分の縄張りが安全だと認識し、安心して過ごすことができるようになります。

「この部屋はあまり自由に出入りして欲しくないな」と思う場合は、探検の時間だけ飼い主さんが猫のそばについていてあげても良いでしょう。

4. 不妊手術をする

不妊手術をすると、発情期に異性の猫を求めて外に出たがることが少なくなります。

また、不妊手術は生殖器系の病気を予防したり、繁殖できないことへのストレスを減らすこともできます。
飼い猫の性別に関わらず、繁殖の予定がないのであれば不妊手術を考えましょう。

保護猫が外に出たがっても出してはいけない

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もし、保護猫が外に出ようとしても、絶対に出してはいけません。

一度外に出たら、猫は縄張りを外にも作ってしまい、自分のテリトリーを確認するため頻繁に外に出たがるようになります。

そして外に出るということは、「病気や怪我」「事故」などの危険性を高めることにも繋がります。

猫の様子を見ていると外に出してあげたくなりますが、リスクを考えると心を鬼にして室内飼いをすることをおすすめします。

まとめ

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保護猫が外に出ようとしてしまうことは仕方がありません。

猫が早く家を気に入って慣れてもらえるように住みやすい環境づくりをしっかりしましょう。

家が住みやすい場所だと分かってくれれば、時間はかかってもいずれは慣れてくれるはずです。
保護猫のペースに合わせて接し方や距離感なども気を配ってあげましょう。

犬の発情について知ろう。あらわれる特徴や注意することとは

自然界ではよくあることですが、避妊手術・去勢手術をしていない犬が発情を迎えると、突然、普段とは違う行動をとり始めます。

愛犬が子を持つことを望んでいる飼い主さんも、そうでない飼い主さんも、犬のストレスや周囲とのトラブルとなることを防ぐため、犬の発情について正しい知識をつけておきましょう。

なお、無計画な繁殖、知識のない方の繁殖は、あとで後悔することになるかもしれません。Cherieeでは、一般の方の繁殖はオススメしていません。発情期を迎えた際の対処方法として、知識をつけておきましょう。

メスの発情

あくびする犬
メスが最初に発情期を迎えるのは一般的に、小型犬で生後7〜10ヶ月頃、大型犬で8〜12ヶ月頃だと言われています。思ったより早いなと感じるかもしれませんね。

発情を迎えたメスに表れる特徴
外陰部の腫れ
出血
おしっこが近くなる
食欲の増減

出血といってもたくさん血が出るとは限らず、少し垂れ出てくる程度の場合もあります。自分で血をなめてしまい、飼い主さんが気づかないうちに発情期が終わってしまうことも多いでしょう。

また、落ち着きがなくなったり、逆に元気がなくなったりと犬によってさまざまな変化が見られます。飼い犬がどのようなタイプなのか、よく観察して理解するようにしてあげましょう。

発情のサイクル

メスの発情には、次のようなサイクルがあります。

発情期前(7〜20日)

交尾のための準備期間。外陰部が腫れ、出血が始まる。

発情期(8〜14日)

オスを受け入れる期間。出血の色が徐々に薄くなる。

発情後期(2〜3ヶ月)

発情が止まる。出血が完全になくなり、オスを受け入れなくなる。妊娠・分娩・授乳がこの時期にあたります。

偽妊娠について
発情後期に、妊娠していないのに妊娠しているような行動をとることがあります。これは妊娠時に分泌されるホルモンが、妊娠していないのに分泌されてしまうために起こります。
具体的には母乳が出たり、ぬいぐるみを自分の子供のように扱ってぬいぐるみに触ろうとすると怒ったりすることがあります。このような行動が見られたとき、「絶対に妊娠していない」と言える場合はすぐに偽妊娠だとわかるでしょう。
しかし、妊娠している可能性がゼロではない場合には、早めに動物病院に連れて行き、妊娠しているかどうかを確かめることが大切です。

休止期(3〜6ヶ月)

発情期と発情期の間です。

メス犬が発情期を迎えたら

メス犬が発情中に出すフェロモンのにおいは、半径約2キロ範囲まで伝わると言われており、むやみに外に連れ出すと発情中のオス犬が近づいてきてしまうことがあります。

散歩は他の犬に会わない時間に行くなどし、オス犬との接触を極力避けるようにしましょう。発情中は無理に散歩に連れていく必要はありませんが、連れて行く場合には犬用のサニタリーパンツを履かせるとよいでしょう。血が垂れてしまうのを防ぐだけでなく、サニタリーパンツを履いていることで望まない妊娠を防ぐこともできます。

家の中では、出血が多い場合にはパンツを履かせる必要があるかと思いますが、ずっとつけているとおしっこした時に中で蒸れてしまうので、時々脱がせるようにしましょう。長時間そのままにしておくと不衛生ですし、皮膚炎になってしまう可能性もあります。

出血が少ない場合はパンツを履かせるのではなく、時々血を拭き取ってあげてもよいでしょう。おしゃれなデザインのサニタリーパンツもたくさん売られているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

オスの発情

食いしん坊な犬
オスは生後7〜12ヶ月ほどで性的な成熟を迎え、その後はいつでも交配が可能な状態になります。メスと違って発情のサイクルや特定の発情期というものはなく、発情中のメスから出るフェロモンのにおいに刺激されると、メスを追いかけます。

散歩中などにメスのフェロモンのにおいを感じとると、興奮してリードをぐいぐい引っ張ってしまうことがありますので、リードを離さないように気をつけましょう。そのまま走っていってしまうと、相手のメスにも迷惑をかけますし、飛び出しによる交通事故につながることもあります。

不妊手術という選択肢

犬と床
犬の繁殖を望まない場合、できるだけ避妊手術・去勢手術を受けさせることを考えましょう。

予期せぬ妊娠、遺伝の問題

繁殖しないように気を遣っていても、100%防げるとは限りません。犬は1度に4〜10匹以上の子犬を出産します。もし犬が予期せずに繁殖してしまえば、育てるのはとても大変なことです。お金もかかりますし、命が尽きるまで責任を持って飼い続けることができるのか、よく考えてください。

また、ブリーディングの知識なしに繁殖させてしまうと、母犬の命が危険にさらされたり、病気をもった子犬が生まれてきてしまう可能性が高まります。特に遺伝学の知識がない場合、犬種特有の病気を持った犬を生み続けることになります。

ストレスの問題

発情中の犬に交配をさせないことは、犬にとって大きなストレスになります。生殖器系の病気になる可能性もあります。

動物の不妊手術は倫理的な問題として度々議論され、「かわいそうだ」と言う人も多いものです。しかし、生殖本能を持ったまま交配ができないということの方が、手術よりもさらに残酷なことかもしれません。大変多くの子犬が殺処分されているというのも現実です。

飼い主がよく考えることが大事

愛犬にとって何が一番良いのかをよく考え、後悔のない選択をしましょう。

また、年をとると手術自体が負担になりやすいので、手術をするのであればできるだけ最初の発情、性成熟を迎える前に行うのが望ましいでしょう。犬の不妊手術についてはこちらの記事も合わせてご覧ください。

本当に去勢や不妊手術する必要あるの?メリデメと時期や費用は?

まとめ

白い犬2匹
犬の発情の仕方・時期は、性別によって大きく違います。また、犬によってもその特徴はそれぞれ異なります。自分の犬がどのような特徴を持っているのか、よく把握しておくことが大切です。

もし繁殖を望まないのであれば、不妊手術を受けさせることもよく考えてみてください。愛犬の幸せに対する責任、生まれてくる子犬に対する責任は、最終的には飼い主さんに委ねられていることを忘れないようにしたいですね。

野良猫の耳が切られているのはなぜ?殺処分の問題に立ち向かうTNR活動とは。

街を歩いていると、耳の先がカットされた野良猫を見かけることがあるかもしれません。

「えっ、虐待でも受けたのかしら、かわいそう…」「それにしては、耳をカットされた猫がたくさんいるし、謎だ」と、疑問に思うかもしれません。

実は、この耳の先がカットされた猫ちゃんには、とある「意味」と「理由」があるのです。

そこには、殺処分で悲しい思いをする猫を1匹でも多く減らそうと活動をする人たちの努力がありました。

耳カットは「不妊手術手術済み」の印

野良猫の耳が、桜のような形や三角にカットされている場合、その子は「避妊・去勢手術済み」ということになります。

この印は、TNR活動(Trap(トラップ):捕獲すること、Neuter(ニューター):不妊手術のこと、Return(リターン):猫を元の場所に戻す)の、「N」の部分である「不妊手術を行なった」という印です。

では、TNR活動とはいったい何なのか、何のために行なっているのかについて詳しく見ていきましょう。

TNR活動とは


殺処分など、悲しい思いをする猫が少しでも少なくなるためには、野良猫の繁殖を根本から解決する必要があります。

そこで、ボランティアの方々が「TNR活動」と言う活動をはじめました。

TNR活動とは、先ほどもご説明した通り「Trap(トラップ):捕獲すること、Neuter(ニューター):不妊手術のこと、Return(リターン):猫を元の場所に戻す」のことを表しています。

殺処分問題


不妊手術を行なっていない野良猫は、自由に繁殖を行なって、さらに多くの野良猫が増えていくという問題があります。

増えすぎた野良猫は、保健所に持ち込まれ、殺処分という悲しい結末になることもあります。

猫の殺処分問題や、多くの野良猫による近隣住民への被害を減らすためには、根本の問題である「野良猫の望まれない繁殖」を減らす・なくすということが第一の解決策として挙げられるということは、言うまでもありません。

猫はネズミ式に増えていく


猫は一度の出産で5〜7匹の子猫を産み、1年に3回の出産をすることができます。つまり、最大で1年間の間に21匹を出産する可能性があるということです。

また、産まれてきた子猫は、成長をして6ヶ月で妊娠が可能になります。

1ペアの猫から産まれた7匹の猫が、それぞれまた繁殖をしたら…。ネズミ算式に増えていき、あっという間に猫が増えてしまいます。

このようになることを防ぐために、野良猫や飼い猫の不妊手術が必要です。

TNR – さくらねこ TNRとは – どうぶつ基金 参照)

何で耳を切るの?他の方法はないの?

「耳を切るのはかわいそう」「何か他の方法はないの?」という疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。

かつて、耳を切るという方法以外にも、ピアスを付けたり、首輪を装着したりというやり方も検討されていました。

しかし、ピアスを何かに引っ掛けてしまう危険性や、途中で落として失くしてしまうという問題があることから、今では、耳先カットが主流になっています。

また今は、耳を桜型やV字に切ることが多いですが、これは「人が切った」ということが分かるようにしているのだそうです。

一文字に切ってある場合もありますが、「喧嘩で負った傷なのか、それともTNR活動によってつけられた印なのかが分からない」という問題があります。

猫にとって、不妊手術を受けることは、体に多くの負担がかかります。そのため、2度3度と受けることがないように、しっかりと把握できるような印が必要です。

かつて手術を受けたのかどうかは、特にメスに関しては、外見では判断することができません。

猫のことを考えても、ボランティアの方々の時間や労力を考えても、一目で間違いなく分かることも大事な要素の1つだということが出来るでしょう。

痛くないの?


耳先カットが猫にとって痛いのか痛くないのかは、重要なポイントですよね。

基本的には、麻酔をしている間に耳をカットするので、痛みはないと言われています。また、出血もほとんどありません。

最後に


耳先がカットされた野良猫ちゃんは、地域から気にかけられており、皆から愛されている猫ちゃんだとも言うことが出来るでしょう。

悲しい思いをする猫が1匹でも少なくなるように。人間と猫、お互いが幸せに暮らしていけるように。

この「TNR活動」は、賛否両論があります。正しい判断をするためにも、この記事がご自分で考える際の材料になったらと思い、本記事を書くことにいたしました。

周囲で、知らなくて「喧嘩でもしたのかなー?」と言っているお友達がいたら、ぜひ教えてあげてくださいね。

世界初。無料で不妊・避妊手術を行う「ねこけん動物病院」って何?!

猫・犬の多頭飼育崩壊や殺処分問題など、心を痛めるニュースを見ることもまだまだあります。

この問題について、根本の原因から解決しようと取り組んでいる人たちがいます。

様々な報道がされる陰で、様々な活動をされている方がいます。そのような知っておいて頂きたい活動とその人々について、ご紹介します。

ねこけん動物病院について


東京都杉並区にある「ねこけん動物病院」は、猫・犬の不妊手術を無料で行っています。

こちらの病院では、「刹処分ゼロ・野良猫ゼロ・多頭飼育崩壊ゼロの社会を実現する」という目標を掲げています。

この「不妊手術無料の動物病院の設立」は、クラウドファンディングによって、述べ560名の方々からの支援があり実現されました。

また、この理念を理解してくださるスポンサー企業の力もあって、現在も運営が続いています。

支援期間は終了していますが、このプロジェクトのクラウドファンディングページを見ることはできます。 (2018年10月現在)
https://a-port.asahi.com/projects/nekoken560/

このクラウドファンディングでは、最終的に880万円以上のお金が集まりました。

根本の問題解決方法


猫と犬の不妊手術を無料で行う動物病院を作った、NPO法人ねこけんは、現在年間400匹もの猫を、新しい家族の家に送り出しているそうです。

これまでも、TNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,Return/元の場所に戻す)活動をしてきましたが、NPO法人ねこけんの設立者である溝上さんはあることに気がつきました。

それは、「保護猫の多くが、実は家の中で生まれている」ということです。

猫に避妊や去勢の手術を受けさせることができない家庭から、多頭飼育崩壊が起きていました。増えすぎて飼えなくなってしまい、最後には外に放したりといった状況になっていました。

このように、飼い猫が捨てられてしまったり、多頭飼育崩壊の猫が外へ出てしまうと、外で繁殖をしてしまいます。いくら多くの人が必死に保護・譲渡の活動をしても、終わらないイタチごっこになってしまいます。

なんで「無料」が大事なの?


こちらの病院では、猫も犬も、予約制で不妊手術を無料で行っています。飼い猫であっても、無料で受け付けています。

野良猫であっても、室内で飼われている猫であっても、不妊手術を怠ったことにより大量に増え続けると、不幸な最後を迎えることになってしまうことがあります。

ご存知の方も多いかもしれませんが、猫はねずみ算式に増えていきます。猫は1度に3〜5匹を出産します。

また、猫は数ヶ月で妊娠可能な体になります。つまり、とても速いスピードで猫が増えていってしまうということです。

譲渡会や里親を募集するなどの方法で、殺処分となる猫を減らす努力をしている活動家の方もいます。

しかし、譲渡されて幸せに生きる道を見つけられる猫ちゃんが全てではないというのも事実です。

無料で避妊手術を受け付ける


避妊手術は、多くの動物病院で受けることが出来ます。しかし一般的には、手術を受けるためにはある程度のお金が必要となります。

病院によって金額が変わりますが、日本獣医師会の調査によると下記の通りとなっています。

    猫の去勢手術 12,652円
    猫の避妊手術(卵巣切除)19,833円
    猫の避妊手術(卵巣子宮切除)20,986円

 家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査(平成27年度)より

諸事情によりこれらのお金を用意することができない、という理由から起こる多頭崩壊もあります。

「手術はお金がかかるから」といって、そのままにしている人もいます。捨て猫をゼロにするためには、飼い猫に不妊手術をするということが必要です。

詳細について教えて!

猫背景黄色

料金は?

料金形態は、先ほどからお話しているとおり、不妊・避妊手術は無料となっています。

他にも、ワクチンやウイルス検査、マイクロチップの埋め込みなども行っています。こちらは、1000円〜2500円ほどかかりますが、一般の動物病院で行うよりもとても低価格で行うことが出来ます。

送迎も行っている

別料金となりますが、送迎のサービスもあります。

    ¥2000(税抜):杉並区・練馬区・中野区・武蔵野市・三鷹市
    ¥3000(税抜):渋谷区・新宿区・豊島区・板橋区・世田谷区・調布市・小金井市・西東京市・和光市(埼玉)・新座市(埼玉)

(※片道の料金になります。頭数の制限はありませんが、多頭の場合は連絡が必要になります)

「病院まで連れて行くのが大変」というご家庭にも優しいですよね。

申し込み方法

手術や検査は、完全予約制となっています。予約は、電話で行うことが出来ます。(2018年10月時点)

当日の予約については、枠が空いている場合は、対応可能となっているようです。

電話番号:03-6383-2270

問題の根本を解決することの重要さ


世界初と言われている、不妊手術を無料で行なう動物病院の設立。

悲しい思いをする猫・犬を減らすために、いつか殺処分という言葉がなくなるようにと、活動をされています。

http://nekoken.jp/

予約電話番号

様々な事情があって、飼い猫の手術費用の出費が難しい方にとって、とても嬉しいサービスです。

加えて、人間の無責任な考えによって繁殖し、悲しい思いをする猫が1匹でも少なくなる素晴らしいサービスでもあります。

そして、クラウドファンディングによって、このような社会的な活動が進んで行くことも、未来を考える上でもとても有意義なことです。これから先、クラウドファンディング等の新しい仕組みを使って保護活動が発展していくのは喜ばしい事ではないでしょうか。

動物保護に関するクラウドファンディングについて興味のある方は、こちらもご覧ください。

よく聞く「クラウドファンディング」ってなに?動物保護の支援にも

里親募集型猫カフェって何?保護猫のカフェを紹介!

みなさんは猫カフェに行ったことがありますか?猫カフェでとっても可愛くてお気に入りの子ができてしまうと、「この子を連れて帰れたらいいのになあ」なんていうように思うことがあるかもしれません。

そんなとき、本当に連れて帰れてしまえるのが里親募集型猫カフェなんです!今回の記事では里親募集型猫カフェとはどういうところなのか、そしてその魅力を紹介していきます!

里親募集型猫カフェとは

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里親募集型猫カフェとは、動物保護団体が運営する猫カフェです。たとえ里親になることができなくても、会いに行って寄付をすることで保護された猫たちを支援することができます。

純粋に猫たちとリラックスするのもいいし、気に入った子がいたら自分が里親になることもできるという形態の猫カフェで、保健所からひきとった動物の保護も兼ねているんです!

寄付によって救われる猫たち

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里親募集型猫カフェの料金形態は、時間制だったり寄付制だったりと店舗によって様々ですが、そこで集めたお金は保護猫の養育のために使われます。1000円で子猫たちのご飯5日分とトイレ砂二週間分がまかなえて、3000円ならそれにプラスしてお薬一週間分とワクチンが買えます。

里親募集型猫カフェを利用することは、猫たちと触れ合って癒されると同時に、保健所などで処分する前に引き取られた猫たちの養育援助にもなるんです!

安全性やケアはしっかりしているのか

病気の検査

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里親募集型猫カフェに在籍する猫の多くは血液検査を終えていて、猫エイズ・白血病のウイルスチェックが陰性と判断されています。さらに、初年度の3種ワクチン2回と、ノミやダニの除去を終えている状態の猫もいます。里親として引き取る際は職員さんにきちんと確認をとった上、念のため引き取った後に健康診断等をしておく方がいいでしょう。

不妊手術

不妊手術に関しては、生後半年以上の猫の場合は術後の譲渡、半年未満の子猫の譲渡になる場合は里親さんの元で手術をお願いすることがあります。どちらにせよ、こちらも譲渡前などに団体の職員さんにきちんと確認しましょう。

譲渡決定までのステップ

里親の条件

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これも店舗や団体によって様々ですが、主な条件としては以下のようなものが挙げられます。

  • 猫を生涯、家族の一員として大切にする
  • 完全室内飼育にする
  • ペット可の住居に住んでいる
  • アレルギーの家族がいない
  • ワクチン接種や病気治療などをする

他にも年収の条件や、以前猫を飼った経験があることなどの条件も課されていることがあります。

譲渡までの流れ

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お店のシステムなどの違いにより多少のズレはあるかと思いますが、大まかなステップは以下のようになります。

  1. お店を訪問し、猫と触れ合う
  2. それぞれの猫の性格や特徴を知る
  3. 譲り受けたい猫を決める
  4. トライアル期間の申し込みをする
  5. 一緒に生活し、環境や相性を見る
  6. お店側が問題ないか判断する
  7. 正式譲渡の契約書にサインする

他の保健所などと違って、猫たちとおもちゃやおやつで触れ合ってから譲り受ける猫を選ぶことができます。また、トライアル期間については以下の記事でも触れているので、是非そちらも参考にしてください。

保護団体から犬猫を譲渡してもらうためにすべきこと5つ

里親募集型猫カフェの社会での役割とは


里親募集型猫カフェでは、保護活動を行うボランティア団体や動物愛護センターから引きとった猫や、職員さんが保護した猫などを養育しています。ここを利用することは、間接的に保健所で殺処分される猫や飼育放棄された猫たちを助けることになります。

そして、里親募集型猫カフェでは譲り受けだけが保護猫の助けになるわけではありません。利用やグッズ購入などによるお金は猫たちの養育の大きな助けになります。猫たちと触れ合うという目的だけでも、結果的に猫たちを助けることになるのです。

最後に

猫と女性(猫カフェ)
里親募集型猫カフェは、猫を入手するときの優れた手段であるだけでなく、利用することでパピーミルや保護猫の殺処分などの深刻な問題を解決する手助けとなります。猫を買うことに決めたら、まず最初に里親募集型猫カフェを訪れてみてはいかがでしょうか?

動物愛護センターや保護団体から迎えることも可能です。こちらの記事も合わせてご覧ください。

保健所や動物愛護団体から犬を譲り受けるときに知っておきたいこと