家の中はキケンがいっぱい?!本当にあった犬の事故事例と対策
現在、日本の家庭犬の約86%は室内で飼育されています。
室内飼育は屋外と比較すると、人間が暮らしやすい空間で過ごすため、犬には不向きな構造であることが多く、生活用品など事故の原因になりうる物の数が圧倒的に多いため、思わぬ危険につながる可能性が増えてしまいます。
そこで今回は、実際に起こった家庭内での犬の事故事例をご紹介していきます。多く発生している事例を取り上げていますので、既に対策済みの方もいらっしゃるかもしれませんが、愛犬の安全のために再度確認してみてください。
一番事故が多いのは「リビング」
犬が一日で過ごす時間が多いのはリビングではないでしょうか。そのため、家庭内の事故現場の割合はリビングが一番多く、39.1%を占めています。(アニコム損害保険株式会社、アンケート調査より)
リビングのキケン①フローリングの床
リビングでのケガで特に多いのが、フローリングの床で脚を滑らすことによる、ねんざなどのケガです。
また、日々の歩行では目立った症状が出ていなくても、長期的に何回も滑ったり、転んだりを繰り返すことで膝や腰を痛める原因にもなります。すぐに症状が出ないため、飼い主が気づきにくい点が、とても厄介です。
対策
- じゅうたんやタイルカーペットに変える
- フローリングに滑り止めワックスを塗る
- 肉球の間の毛をカットする、肉球の乾燥を防ぐ
リビングのキケン②ソファ
特に小型犬は体に対するソファのサイズが大きいため、飛び降りた時に体を痛めてしまう可能性が高くなります。
また、普段ソファに登りなれている犬でも、聞き慣れない音や地震などでパニックを起こし、着地に失敗してしまう事例もありました。
対策
- ソファ用の階段やスロープを使う
- 高さがないソファ(ローソファ)に変える
- ソファに登らせないしつけをする
リビングのキケン③おもちゃ遊び
飼い主に遊んでもらって楽しくなり、ついおもちゃを飲み込んでしまう事例もあります。遊び好きで興奮しやすい性格の犬は特に気をつけたいですね。
対策
- おもちゃのサイズ選びに気をつける(やや大きめのサイズを選ぶ)
- 遊びが終わったら犬が届かない場所に片付ける
リビングのキケン④誤食
ティッシュペーパーやクッションの綿などをイタズラで食べてしまう事例も多くあります。
子犬の場合は興味本位で食べてしまうことがほとんどでしょう。成犬で食べてはいけないものだとわかっているのに食べる場合は、何らかのストレスが隠れている場合も。
留守番をさせる場合は特に注意が必要です。
対策
- 子犬の場合、自由にさせている間は目を離さない
- 極力物を出しておかないインテリアにする
- ストレスをためないように、散歩や遊びで発散させてあげる
(ストレスの発散方法はこちらの記事をご参照下さい:愛犬のエネルギー発散足りてる?手軽にできるおすすめの発散方法4選)
リビングのキケン⑤暖房器具
特に冬に気をつけたい事例として、暖房器具の近くで長時間過ごすことによる低温やけどや、犬には暑すぎる部屋の温度による熱中症があります。
対策
- 暖房器具を使用している場合には、犬が近づき過ぎていないか注意する。
- 留守番をさせる場合はエアコンのような、直接体に触れない暖房を使う。
- 犬が暑くなったら涼しい場所に移動出来るように、涼しい窓際などの場所を犬用に確保しておく。
危険な物がたくさんある「キッチン」
リビングに次いで家庭内での事故が多いのは、キッチンやダイニングです。特にキッチンは犬にとって危険な物がたくさんあり、要注意の場所です。
キッチンのキケン①誤食、盗み食い
犬が食べても大丈夫な食材であれば、行儀はともかく体に悪いわけではありませんが、チョコレートやネギ類、キシリトールなど食べると危険な食材もあります。
また、一度盗み食いが成功すると癖になってしまう場合も多くありますので、なるべく防止したいですね。
対策
- 調理中、食事中は犬をクレートやサークルに入れ、近づけない
- 人間の食事を犬にお裾分けしない
- 「マテ」が得意な犬の場合は、人間が食事をしている間は「フセ」で待たせる
キッチンのキケン②調理中の落下物
床に包丁を落としてしまう、お皿を割って破片が飛び散ってしまう、熱湯がかかってしまうなど、キッチンならではの危険はいっぱいあります。
対策
- 調理中は犬をクレートやサークルに入れておく
- キッチンに立ち入れないようにガードをする
キッチンのキケン③コンロの火
中~大型犬くらいのサイズの犬になると、火が付いたコンロに近づくだけでも十分危ない行動ですが、コンロのボタンに飛びついたり鼻で押したりしているうちに火を点けてしまったという事例もあります。犬のケガだけではなく、火事の危険性もある、とても危険な行為です。
対策
- コンロのチャイルドロックを利用する
- キッチンに立ち入れないようにガードをする
その他の場所で
家の中では「リビング」と「キッチン」が危険な場所のツートップですが、もちろん他の場所でも思わぬ事故は起こりえます。
玄関のキケン:外への飛び出し
ドアを開けた途端、外に飛び出してしまった事例です。
外に飛び出して交通事故に遭ってしまうこともあれば、散歩中の見知らぬ犬に咬みついてケガをさせてしまった例もあります。
対策
- 玄関のガードを設置する
- 外に出る前に「マテ」をすることを習慣化し、飼い主の許可が無く外に出ないようにしつけをする
階段のキケン:落下
階段の上から転げ落ちてしまう危険があります。
若い犬がはしゃいでいてうっかり落ちてしまうこともあれば、白内障などで目が見えにくくなったシニア犬が落下してしまう場合もあり、年齢に関わらず注意が必要です。
対策
- 階段の一番上にはガードをつける
- 生活する上で可能であれば、二階以上に犬を行かせない(階段を使わせない)
まとめ
季節によって事故の内容も変わってきますが、冬の場合は人が集まる機会が多いため、犬が来客に興奮してケガに繋がったり、パーティなどの普段と違う食事スタイルからくる誤食が起きやすかったりと注意が必要です。また、暖房器具が原因となる事故も、冬は特に気を付けなければいけません。
事故対策を見直して、愛犬の安全な暮らしを守ってあげましょう。
5階から飛び降りても無事だった!?猫が高所を好む理由と注意点
5月中旬、アメリカで発生した火災現場で、ビルの5階の窓から猫が飛び降りる様子を撮影した動画が話題になりました。
猫は高いところから飛び降りるのが得意とされていますが、一体どのくらいの高さまでなら無事に飛び降りられるのでしょうか。
そもそも、猫はどうして高所を好むのでしょうか。
今回の記事では、猫が高いところを得意とする理由や、飼育する上で注意したいポイントをご紹介します。
火事で5階から飛び降りた猫
YouTube動画
“Cat jumps from fifth-floor of burning Chicago building and survives unharmed”
Guardian News
https://youtu.be/W01240u1P_c
アメリカ・シカゴで5月13日、火災が発生したビルの5階から、1匹の黒猫が飛び降りる様子が撮影されました。
火災があった部屋の住人はすでに外に避難しており、飼い猫だけが部屋に取り残されていたといいます。
猫はしばらく窓際から外を眺めていましたが、「このままここにいては危険だ」と思ったのか、覚悟を決めて窓から飛び降りました。そして様子を見守っていた人々の悲鳴が響く中、猫は芝生の上に華麗に着地を決め、何事もなかったかのように立ち去ったのです。
猫はその後、しばらく車の下に隠れてから再び建物の中に戻ったと、シカゴ消防局は伝えています。
猫は高いところから飛び降りるのが得意とはいえ、5階もの高さから飛び降りることは珍しく、動画を見た人々からは驚きの声があがっています。
猫は高いところから飛び降りても大丈夫?
秘密は「三半規管」にあり!
猫は、体の平衡感覚をつかさどる「三半規管」がとても発達しています。
高いところから飛び降りる際、この三半規管が地面に着地するまでの距離を脳に伝えてくれるため、猫は手足を開いて落下速度を調整し、最後は肉球で衝撃を吸収しながら上手に着地ができるのです。
どのくらいの高さまでなら飛び降りられる?
猫にもよりますが、一般的に6〜7メートル(建物の2階程度)の高さであれば、猫は無傷で飛び降りられると言われています。
それ以上の高さから飛び降りると、骨折をしたり、死亡してしまう可能性も高くなります。
意図的に飛び降りたかどうかも重要
意図的に飛び降りる場合、高さをしっかり計算した上で、筋肉の使い方も工夫しながら地面に着地するため、ケガのリスクが低くなります。
5階から飛び降りたシカゴの黒猫も、意を決して自分から飛び降りたために、ケガをしないで済んだのだと考えられます。ただし、それほどの高さであれば、意図的であっても失敗する可能性は十分にあったことは確かでしょう。
一方で、たとえ2階の高さであっても、ベランダでくつろいでいたときに間違って落ちてしまったなど、思いもよらず不意に落ちてしまった場合には、ケガをすることは珍しくないようです。
そもそも猫が高いところを好む理由
猫が高所を好むのは、野性時代に身につけた生きるための術が関係しています。
1. 危険を回避するため
飼い猫にはあまり馴染みがないかもしれませんが、外で暮らす猫は、猛禽類やヘビ、コヨーテなどの外敵から身を守る必要があります。
猫はなるべく地面から離れた木の上などに登ることで、地面で暮らす肉食動物から身を守ります。
そのほか、高いところにいることで、ノミやマダニなどの害虫・寄生虫からの回避もできると考えられています。
2. 広い視野を得るため
高いところに登ると、視野が広くなり、外敵や獲物を見つけやすくなります。
外敵を見つければすぐに安全なところへ逃げられますし、ネズミの巣穴位置などにも目を光らせておくことで食べ物も確保しやすくなって、まさに一石二鳥です。
3. ほかの猫よりも優位に立つため
ほとんどの猫は木の上などに登れますが、中でもより優れた筋肉やバランス感覚を持つ猫は、ほかの猫よりもさらに高いところに登ることができます。
つまり、高いところにいる猫ほど強いという認識が生まれ、上にいる猫は下の猫よりも優位に立てるのです。
高いところが好きな猫を飼う際の注意点
1. 棚の上に危険なものを置かない
高いところが好きな猫は、棚の上やピアノの上など、家の中のあらゆる高いところに登りたがります。
そのため、骨董品やフィギュアなど、壊れやすいものを棚に置いておくと、猫が通った際に落ちて壊れてしまうことがあります。
また、好奇心が旺盛な子猫や拾い食い癖のある猫を飼っている場合は特に、薬や殺虫剤、プラスチック片などを誤飲してしまう危険性が高いため、なるべく置かないようにしましょう。
2. ベランダからの落下事故に注意
先述した通り、高いところが得意な猫でも、不意に落ちてしまうとバランスを取りきれずに着地に失敗することがあります。
ベランダの手すりにネットを張ったり、ベランダに出られないようにすることで、猫が落ちてケガをすることがないように気をつけてあげましょう。
まとめ
今回は、猫が高いところを好む理由や、飛び降りても大丈夫な体の仕組みのほか、高所好きの猫だからこそ注意すべきポイントをご紹介しました。
猫は、野生の世界で生き残るために、高いところに登って生活ができるようになりました。
シカゴの火災で5階飛び降りた猫は無事でしたが、通常、猫が飛び降りられるのは2階くらいの高さまでです。
猫を飼っている場合は、室内の高い位置を常に安全に保っておくことはもちろんのこと、ベランダからの落下などにも注意してあげましょう。
お正月に死の危険!?犬がアルコールを摂取したときの危険性
正月は宴会など、アルコールを飲む機会がどうしても増えます。その場は実家だったり、親戚の家だったりすることが多いでしょう。犬を室内で飼っている方は、「仲間外れはかわいそうだ」と飲みの席に連れてくるでしょう。
しかし、その場合はよく注意しなければなりません。正月には、犬の急性アルコール中毒事件がよく起こるのです。今回はそんな犬のアルコール中毒の危険性について取り上げます。
犬の”急性アルコール中毒”とは
そもそも、急性アルコール中毒とは何か、ご存知でしょうか?
急性アルコール中毒は「アルコール飲料の摂取により生体が精神的・身体的影響を受け、主として一過性に意識障害を生ずるものであり、通常は酩酊と称されるものである」と定義されます。
- 引用元
- https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-001.html
一般的に、急性アルコール中毒を起こすのは人間のため、動物も急性アルコール中毒になってしまうという認識はあまり広まっていません。しかし、ペットなど体格の小さい動物こそ、少量のアルコールであっても危険度は高く、症状も重くなります。
犬がアルコールで中毒症状になってしまう主な原因は以下の二つです。
- 犬が自ら誤飲
- 飼い主さんが飲ませてしまう
飼い犬を飲酒を伴う食事に同席させる場合には、犬が間違って飲まないように、そして誰かが犬に飲ませないように常に気にかける必要があります。
犬にお酒が絶対ダメな理由
人間は多少アルコールを飲んでも、翌日ケロリとして目覚めることができます。しかし、犬の場合はそうはいきません。
人間がアルコールを摂取すると、そのアルコールは体内で分解されアセトアルデヒドとなり、さらに無害な物質へ分解されます。しかし、犬はアルコールを分解する酵素を持っていないのです。全くお酒が飲めない人と同じようなものです。
そのため、犬にお酒を飲ませてしまうと、摂取したアルコールが無害化されることなく体内を循環してしまい、重度の中毒症状があらわれたり、最悪の場合、死に至ることがあります。
参考:死に至ってしまうアルコール量
犬がアルコール(エチルアルコール)を5.5~6.5ml/kg(4.1~4.9g/kg)飲むと摂取後12~24時間以内に死亡するという報告があります。
- 引用元
- Du Jardin – Beaumetz. Acad Sci 1875; 81: 192. Cited by Ratcliff RC, Zuber RM. Acute ethyl alcohol poisoning in dogs. Aust Vet J 1977; 53: 48-49.
当然、大型犬と小型犬で一律の量ではありません。犬の体重別に表にすると以下の通りです。
小型犬を飼っている方は特に注意する必要があります。溢れたビールをぺろっと舐めただけで、千鳥足になってしまうことも考えられます。
犬の急性アルコール中毒の症状
- 症状1. 呼吸困難
- 症状2. 意識朦朧
- 症状3. 昏睡状態
人間が酔っ払ってしまったときのような千鳥足の症状から始まります。この段階は、側から見ている分には面白おかしく感じてしまうかもしれませんが、これは既にアルコールが高い濃度で血中を周りはじめている証拠です。
放っておくと上記のような症状が現れはじめ、最悪の場合、死に至ります。飲み会に同席させる場合、常にアルコールを犬から遠ざけ、飲んでしまっていないかを確認するよう心がけて下さい。
お酒を飲んでしまったら?
まず覚えておいて欲しいのが、「水を飲ませてはいけない」ということ。誤嚥して呼吸困難に陥ってしまう可能性があります。犬がお酒を飲んだことに気づいたら、すぐに搬送の準備をはじめ、動物病院に連絡して獣医師の指示を仰ぎましょう。
その際、「いつ」「体重何キロの犬が」「どの位のアルコールを飲んで」「どのような症状に陥っているのか」を電話口で獣医師に伝えます。動物病院についてからの説明では間に合わない可能性があるからです。
そのような緊急事態に直面する前に、24時間診察を受け付けている病院を探しておき、名前と電話番号、住所をメモしておきましょう。いざというときに動物病院を探す作業から始めては、手遅れになってしまうかもしれません。
このことからも、かかりつけの動物病院を持っておくことがいかに重要なことかがわかります。
大切な愛犬の命のために
実はアルコール飲料だけでなく、消毒薬、風邪薬やアレルギーの治療薬、香水、アフターシェーブローション、マッサージオイルなどにもアルコールは含まれます。万一のことが考えられるため、犬の手の届かないところに置いてください。
室内飼いの場合、おしっこやうんちをした時の消毒用にアルコール消毒液を用意しているケースがあるかもしれませんが、これも同様に誤飲してしまうと危険です。日頃から管理には気をつけるべきでしょう。
犬の急性アルコール中毒は死亡事故にもつながりやすく、そして、残念なことにお正月に増える事故でもあります。日頃からアルコールは絶対に犬が触れないところに保管し、かわいそうでも飲みの席には同席させないほうが望ましいのかもしれません。
- 改訂履歴
- 2019/12/8 最新のデータを元に更新
- 2017/12/30 初版公開
一人暮らしでも猫は飼える?必要な対策とは
一人暮らしでも、猫を飼いたい!
でも、猫に負担をかけてしまわないだろうか?どんなことに気をつけたらいいのか?色々心配事が出てきますね。
これからお迎えする猫ちゃんのためにも、飼い主さんに必要な心構えや具体的な対策について、まとめてみました。
最適な部屋とは?
ペット可の物件を探そう
まず大事なことは、そもそもペットを飼っても良い物件かどうかということです。
動物を飼うということは、自分だけの都合で決めていいことではありません。
ペット不可のところでこっそり飼って、トラブルを起こすことは、人間のみならず猫にとっても不幸なことになりかねません。
相談によっては可というところもあるため、まず猫を飼い始める前に、よく確認しておくことが重要です。
広さよりも、猫が上下移動できる工夫をしよう
一人暮らしとなると、猫を飼うには部屋が狭すぎるのでは?と心配されることがあるかもしれません。
間取りは最低2部屋あることが望ましいでしょう。
しかし、猫の暮らしにとって重要なのは広さだけではありません。
猫は高いところに登るのが好きです。
猫が思う存分遊べるように、上下移動できるような工夫をしてあげると良いですね。
キャットタワーを設置するスペースが確保できない場合、本棚やタンスの上を空けておくだけでも十分です。基本的に落ちたら危ないものなどを置かないようにしてあげましょう。
室内飼いだからこそ増える、猫の事故リスク!
- 電気コードによる感電
- ヒーターなどによる低音やけど
- お風呂の水による事故
- 高層階からの転落
一人暮らしとなると、心配なのは留守中の事故。
室内飼いだから大丈夫…と油断はできません。人間の生活の中では、うっかりすると猫を危険な目に合わせてしまうものが意外とたくさんあります。
しっかり対策をしてあげることで、外出時の心配を少なくしておきましょう!
電気コードにはカバーをしよう
猫からすれば、電気コードは格好のおもちゃになってしまうことがあります。
コンセントに繋がれた電気コードにじゃれたり、噛んだりすることで、口の中を火傷をしたり、酷いときは感電してしまいます。
事故を防ぐためにも、電気コードにはガードをつけましょう。
使わないものは外出時こまめに抜いておくのも良いと思います。
太さも数種類あるため、コードを数本まとめて覆うことも可能。
必要な分だけカットできるチューブもあります。
ヒーターや電気カーペットは、人間がいる時だけON
冬は毛皮に覆われた猫だって寒い!
ヒーターやストーブが着いているときに、ついつい近づきすぎて火傷をしてしまうことがあります。
熱源に直に触れないようなものを使うか、ストーブガードをつけてあげましょう。
猫が寒いだろうと外出時にカーペットなどを付けっ放しにしておくのも危険です。その上で長時間眠って低温やけどを引き起こすこともあります。
暖房器具などは、スイッチオフにしてから外出しましょう。
お風呂の水は抜いておく
人間にとってはなんでもない場所でも、猫にとっては危険になり得る場所というのが、お風呂場です。
お風呂にたまった水を飲もうとして、浴槽に落ちてしまうことも…。
お風呂の水は不要時は抜いておく、蓋をきちんと閉めるなどの対策をしましょう。
転落に注意
物件探しの段階で、できれば1階の部屋を選んだ方が良いでしょう。
2階以上の部屋で飼う場合、窓を開ける際は必ず網戸を閉める、窓の開いた部屋に入らせないようにするなどの工夫が必要です。
ベランダの手すりに「網カーテン」を取り付けることで、二段構えで脱走や転落を防止すると、さらに安心です。
網カーテンの取り付け方は、YouTube等を使えば動画で簡単に見ることができます。
いざという時の預け先の確保
何かの用事で長期間家を留守にするときなどに、猫を預かってくれる人を予め確保しておきましょう。
緊急の用事の場合、猫のことまで手が回らない可能性もあります。
普段から話を通しておけば、預ける方も預かる方も、お互いに無理なく協力し合えるはずです。
外出から帰ってきたら
一人暮らしの飼猫は、寂しく過ごす時間が長いです。
猫がストレスを溜めないように、仕事や学校で疲れていても、家にいる間はできるだけかまってあげてください。
飼猫が無邪気にじゃれている愛らしい姿を見れば、あなたの疲れも吹っ飛んでしまうことでしょう。
最後に
猫と過ごすなかで大変な思いをすることもあるかもしれませんが、正しい知識と猫への愛があれば、一人暮らしでも猫を飼うことはできます。
ぜひ、参考にしてみてください。
猫を飼いたい気持ちはあるけれど、決心がつかない…という方には、「猫付きマンション」もおすすめです。
https://cheriee.jp/life/knowledge/1788/
気になる方は
これから猫を飼う方必見の情報もあります!こちらも、併せてご覧ください。
【お友達作り】ドッグランでの事故やトラブル、それでも行くべき?
ドッグラン、行ってみたいですよね。
広いところで色んな犬たちが駆け回っているのを見るのは、飼い主も何とも言えない幸福感を味わえますし、何より犬たちも気持ちよさそう。
でも、その一方で、犬同士の喧嘩や怪我、飼い主間でのトラブルなど、ドッグランには危険もいっぱいです。
どうしても行きたい場合は、もちろん、キチンと管理されているところもありますので、じっくり下見してから行くようにしたいですね。
そんなドッグランの注意点について、まとめました。
ドッグランには色々な犬と人間がいる
ドッグランには、様々な環境で育った、様々な種類の犬たちが一同に会します。
まさに犬たちの社交場。
でも、良く考えてみてください。
人間でも、色々な人がいますよね?それは、犬たちも同じです。
性格が合う犬、合わない犬。
うまく犬づきあいができる犬とそうではない犬。
他の犬にしつこい犬と自由奔放、マイペースな犬。
そして、よくしつけられた犬と全くしつけられていない犬。
犬が興奮状態になってしまったとしても、うまく飼い主がコントロールできない犬もたくさん来ています。
私の犬は大丈夫。
でも、周りの犬は全部が全部そういうわけではないのです。
実際にはこんなトラブルも…
残念なことに、日本では犬のしつけやトレーニングに関する飼い主のリテラシーの差が激しいため、ドッグランでの事故やトラブルは絶えません。
決して、ドッグランを否定するわけではありません。
ただ、危険もたくさんあることをわかった上で連れて行くことで、事故やトラブルのリスクも軽減できるのではないかと考えています。
ここでは、そんな事故の一部始終をご紹介します。
このような事にならないように、十分気をつけて行きましょう。
事例
咬まれる事故は多い
ドッグランでは、他の犬とトラブルになってしまうこともしばしば。
犬だけでなく、飼い主同士のトラブルにも発展してしまうことがあります。
突如中型の柴犬が寄ってきてモエに吠えかかってきたのです。
モエは逃げながら吠えたのですが、その柴犬はモエの上に乗りモエの顔を噛みました。
私は思わず近くにいたトムを抱いて「やめてーーー」と叫びました。(中略)
「そんなの仕方ないですよねー。犬同士のことだし。
ごめんなさいとは言うけど、それ以外できることないし。」
後からやってきてその方の旦那さんも
「犬なんだから噛んで当たり前。それが嫌なら犬飼うなっつーの」
何かトラブルがあったとしても、相手の方も自分と同じような考えを持っているとは限りません。
人間同士のトラブルも
犬同士のトラブルだけではありません。
人間もトラブルのタネになることがあります。
小学生以下の入場が禁止されているドッグランに小学生を連れて行く老夫婦。
犬同士の喧嘩から、襲い掛かってきたのはどういうことだと飼い主同士の喧嘩に発展するケース。
枚挙に暇はありません。
ランで仲良くしていただいている方のチワワちゃん達を追い回して押さえ込んで撫で回しはじめて、ヒヤヒヤしながら女の子の行動を見ていたら…
cocoを追い回しはじめた(((;꒪ꈊ꒪;)))
(中略)
バランスを崩した女の子が身をすくめてフリーズしたcocoの頭に尻もちぃぃぃぃぃぃぃ
これ書きながらもそのときの光景がフラッシュバックして今でも泣きそうなワタシ(ノ_・、)
cocoは頭上から崩れ落ちてきた女の子のお尻に押されて、地面と女の子の体重に頭を押しつぶされた状態に
ドッグランには子どもたちも来ていることがあります。
子どもたちに罪はないのですが、それを管理している大人には、きちんと面倒見てもらいたいものです。
最悪の場合、死亡事故にも
最悪の場合、噛まれた愛犬が死亡してしまうことも…。
とても悲しいことではありますが、大型犬同士の喧嘩や小型犬が大型犬に襲われた場合、ひとたまりもありません。
大型犬や中型犬を飼う場合は、きちんとトレーニングをすることが常識とされていますが、そうではない飼い主さんも多くいるのです。
風夏が面倒を見ている黒くて大きなコがいたのよ。1頭がお尻側にかぶりつきひっくり返された所をもう1頭が頸に咬みつき黒くて大きなコは、身動きできない状態で、咬まれまくりだったの。
鼠蹊部を咬まれまくり、黒いコの飼い主は止めたわ。だって、ホワイトシェパードの飼い主は止めないんだもの。
(中略)
黒いコは襲われた12月24日の夜から急変して翌朝、25日の朝に病院で亡くなったわ。
原因はホワイトシェパード2頭に咬まれ頭部•頸部•胸部両側•腹部両側•鼠蹊部に内出血。
肺からの吐血、後肢に腫脹、内臓にもかなりのダメージがあったわ。体温も下降し、虚脱起立不能。
何とも痛ましい事故です。
黒くて大きなコはホワイトシェパードのターゲットとなり、噛まれてしまい、その後、病院で息を引き取ったそうです。
話を見ているだけでも、心が痛くなります。
考察
犬は未成年の子供と同じで、犬の行動の責任は全て飼い主にあります。
ほとんどの飼い主さんは大丈夫でしょうが、犬がやったことは犬の責任だと考えている飼い主さんがいることも事実です。
ドッグランに行ってお友達を作ったほうが良いのか、それとも無理にお友達を作らなくても良いのか、一度考えてみましょう。
毎日散歩へ行き、毎日玩具遊びをして、飼い主さんと良い関係が作れているのに、本当に愛犬に別の犬のお友達って必要なのでしょうか?
どうしても行きたいなら
少なくとも、以下のことに注意するべきです。
- 他の犬の様子もよく観察
- 愛犬から常に目を離さない
- 何かあったらすぐに止めに
- 監視員がいるところへ
- ドッグランの管理体制を確認
犬に関する注意
事故が起きた場合、相手の犬の飼い主さんは何もしてくれないと考えていたほうが良さそうです。
何か起きた時は、何としてでも自分が愛犬を守る。その覚悟があれば、大丈夫でしょう。
でも、もし、ドーベルマンやシェパード等の大型犬に自分の愛犬が襲われていたとしても、身を挺して救出しに行くことができるでしょうか?
自分の怪我も避けられないでしょうし、よっぽどタフな精神力と力を持っていない限り、それは難しいでしょう。
であれば、ドッグランの中の様子を見て、危ないなと思ったら、中に入るのはやめましょう。
仮に安全そうだったとしても、急に状況が変わることもあるため、常に周りの状況と自分の犬の状況を観察し、様子がおかしいと思った時はすぐに外に出られるようにしておくべきです。
施設に関する注意
ドッグランには、きちんと監視員がいるところと、そうではないところがあります。
また、小型犬と中型犬、大型犬とゾーンが分けられているところもあります。
万一、事故に発展することがあったとしても、監視員が数名いれば何とか止めることもできるでしょう。
事前に下調べをきちんと行い、施設の管理体制について十分に調べておくと安心できるのではないでしょうか。
むすびに
ドッグランに連れて行くからには、飼い主は準備の段階から常に気を張っていないといけないのです。
事故やトラブルが多発している事実もありますが、ドッグランで思いっきり走る犬を見ると、やめられない気持ちもわかります。
こうした下調べや準備を行い、トラブルとは無縁の安全なドッグライフを送りましょう。