【クイズ】私たちとはこんなにも違う!人間と犬の五感の比較

犬と我々人間の間にはたくさんの違いがありますが、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感の違いは特に大きなものです。

今回は犬の五感のうち、視覚、聴覚、嗅覚についてクイズ形式でご紹介します。犬の感じている世界をぜひ感じてみましょう!

それではさっそく、犬の五感クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 犬の視覚について誤っているものはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「視力は1.5から2.0程度ある」です。
犬はあまり目がいいというわけではなく、視力は0.2〜0.3程度とされています。
しかし、その分、視野はとても広く、250°程度もあります。人間が150°程度であることを考えると、とても広いことがわかりますね!

また、人間と比べると3分の1程度の光量で、物体を視認することができるそうです。そして、かつて犬は白と黒でしか世界を判別できないと言われていましたが、実は青、黄色、紫なども判別できていることが分かっています。
Q.2 犬の聴覚について「誤っている」ものはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「人間と比べて約2倍もの感度を持っている」です。
音の強弱を感じ取る能力は、人間と比べて約16倍もの感度を持っているといわれています。

人間がおおよそ16Hz〜20000Hzの音を聞き取っているのに対して、犬は65Hz〜50000Hzもの音を聞き取っています。そのため、犬は高い音を聞き取るのが得意ですが、低い音に関しては人間より聞き取る能力が劣っており、低周波などにはあまり反応しません。

また、音源を判別する能力に関しても、人間は16方向しか区別できないのに対して、犬は32方向もの区別が可能です。
Q.3 犬の嗅覚について「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「アルコールや柑橘類などの匂いは好む傾向がある」です。
わさびや唐辛子などの刺激臭、アルコール、タバコ、柑橘類などの匂いを犬は嫌う傾向にあります。

犬の嗅覚の感度はとても優れており、人間の1000倍〜1億倍もあるといわれています。また、鼻の長い種類ほど嗅覚が発達しており、警察犬に多いシェパードやレトリーバーなどが嗅覚の鋭い犬の代表として挙げられます。

犬の発達した嗅覚は「雌雄を見分ける」「発情期を感知する」「獲物を発見する」「食べ物を識別する」など多くのの役割を果たしています。
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今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
犬と人の五感の違い!犬の世界の見え方
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犬と人の五感の違い!犬の世界の見え方

犬と我々人間の間にはたくさんの違いがあります。体毛だったり目の色、耳の形や動き方など、それらは多岐に及びます。 そんな中でも、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感の違いは大きなものです。五感の違いによって、この世界の見え方が異なるからです。 今回は犬の五感ひとつひとつを、人間の五感と比較していきます。犬の感じている世界を感じてみましょう!

視覚

見えている距離

犬はあまり目がいいというわけではなく、視力は0.2〜0.3程度だと言われています。特に目の前の30センチほどはピントが合わせづらく、ぼやけてしまいます。犬の目の前に餌を差し出しても、実はぼんやりとしか見えていないのです。 しかし、その分、視野はとても広く、250°程度もあると言われています。人間が150°程度であることを考えると、とても広いことがわかりますね!

暗視能力

猫と同じように犬の目も、昼間や明るい場所より、夜間や暗い場所の方がよく見えていると言われています。これは網膜の下にタペタムという反射層があるためで、人間と比べると3分の1程度の光量で、物体を視認することができるそうです。 しかし、シベリアンハスキーのようにタペタムを持たない犬もいるので、一概に犬は暗視能力が優れているとは言えません。

色覚

元来、犬は白と黒でしか世界を判別できないと言われていましたが、実は青、黄色、紫なども判別できていることが分かりました。 しかし、その他の色は灰色だったり黒、白っぽく見えるようです。基本的には黒白などの色の濃淡によってものを識別しているとされています。

聴覚

可聴周波数

犬は人間に比べて、感じることのできる周波数が異なります。人間がおおよそ16ヘルツ〜20000ヘルツの音を聞き取っているのに対して、犬は65ヘルツ〜50000ヘルツもの音を聞き取っているのです。 犬は高い音を聞き取るのが得意なので、サイレンや子供の声に敏感に反応します。その分、低い音に関しては人間より聞き取る能力が劣っていて、低周波などにはあまり反応しません。

耳の性能

音の強弱を感じ取る能力についても、犬は人間よりとっても優れています。人間と比べて約16倍もの感度を持っていると言われています。 また、音源を判別する能力に関しても、人間は16方向しか区別できないのに対して、犬は32方向もの区別が可能です。何かに吠えている時、それは人間が聞き取れていない音に対する吠えの可能性が高いでしょう。

耳の機能

犬は耳で感情を表現します。例えば、耳をまっすぐ立てて静止しているときは、何かに警戒していることが多く、耳を後ろに傾けたり頭の方向に向け倒しているときは喜び、忠誠心などを表しているといいます。
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嗅覚

優れた能力

犬の嗅覚の感度はとても優れており、人間の1000〜1億倍もあると言われています。 これは嗅覚の情報を処理する嗅球が発達しているためで、人間の嗅覚細胞が500万個であるのに対し、犬の嗅覚細胞は1〜2億個もあると言われています。単純計算でも20倍以上の能力があるわけです。 また、鼻の長い種類ほど嗅覚が発達していると言われており、警察犬に多いシェパードやレトリーバーなどが嗅覚の鋭い犬の代表として挙げられます。

嗅ぎ分けられるもの

犬の発達した嗅覚は「雌雄を見分ける」「発情期を感知する」「獲物を発見する」「食べ物を識別する」と言った、数えきれないほどの役割を果たしています。 しばしばテレビに映る警察犬や麻薬探知犬、災害救助犬などからも、その優れた嗅覚を知ることが出来ますね。

好きな匂い・嫌いな臭い

犬と一緒に生活するのであれば、やはり匂いには注意しなければいけません。私たちが普段何気なく使っている香水や柔軟剤などは、犬にとって苦痛な匂いである可能性があります。 汗やごはんなどの匂いが好きであるのに対して、わさびや唐辛子などの刺激臭、アルコール、タバコ、柑橘類などの匂いは犬が嫌う傾向にあると言われています。しつけの際に使用する、ビターアップルはその代表格でしょう。

味覚

判別できる味

味覚は舌にある味蕾によって感じることができます。 人間の場合は、その味蕾の数が約一万個ありますが、犬はその約5分の1、二千個程度しかありません。そのため基本的には、犬の食べ物の好みは「匂い」で決まるとされています。 犬は甘味の強い味を好む傾向にあり、逆に酸味や苦味は嫌う傾向にあります。

舌の役割

犬の舌には体温を調節するという役割があります。犬には汗腺がないので、人間のように汗をかいて体温を調節することができません。そのため、犬は口を開けてハアハアと呼吸を行うことによって体温調節を行っています。 また、体毛の手入れを行うのも舌の役割です。犬の舌にはこのように何通りもの役割があります。

触覚

ふれあいの役割

犬は優しく撫でられると精神的な落ち着きを感じます。母犬が子犬を舐めるのは、子犬の精神的な成長に関して大きな役割を担っていると言われています。

撫でられるのが嫌な部位

基本的には撫でられる事が好きな犬ですが、実はあまり触られたくない部位もあります。「鼻先」「肉球」「尻尾の先端」がその代表的な部位で、外敵に襲われた時に怪我をしやすいために敏感に反応します。
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おわりに

犬の感じている世界をより理解することができたのではないでしょうか? 犬の感じている世界は我々の考えている世界とは大きく異なります。そういった違いや犬のもつ特性を理解することは犬との絆を育むために大きく役立つと思います。ぜひ参考にしてみてください!

猫と人の五感の違い!猫の世界の見え方

猫と人間には違いがたくさんあります。毛皮の有無、爪、耳、ひげ…そして、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感です。五感が違う人間と猫では、感じている世界までもが全く違っているのかもしれません。 今日は猫の五感を一つ一つ人間のそれと比較して、猫の感じている世界を想像してみましょう!

視覚

見えている距離

猫はハンターだから視力がとってもよく、人間が視認できないような遠くのものまで見えていると思い込んでいる人も多いかと思います。しかし、実はそうではなく、猫が見えている距離はせいぜい20メートル程度であると言われています。意外と視力が悪いんですね。 また、猫が一番よく見えている距離は2~6メートルの範囲だと言われています。この範囲が獲物を狩る範囲なのでしょうか?特に、近くのものはピントが合わせづらいそうです。

動体視力

猫は動くものに対してはとっても敏感に反応します。小動物などの小さな動きでも決して見逃しません。これは動体視力が非常に優れている証拠と言えます。猫じゃらしで遊ぶ時に、この反応が顕著になります。

暗視能力

また、猫は元来夜行生物というだけあり暗視能力も桁違いです。猫が暗闇でよくものを捉えられるのは、網膜に光を感じる細胞が人間よりたくさんあり、さらに網膜の後ろにあるタペタムという反射鏡を用いて、光をもう一度網膜に集めているためです。猫の目が暗闇で光るのはこのタペタムのせいです! 猫は人間と比べて1/6の光でモノを視認することができます。夜中に飛んだりはねても物にぶつかったりしないのはこの暗視能力のおかげですね!

色覚

猫は色を見分ける能力があまり発達していないようで、人間と比べて見分けられる色の数がとっても少ないです。 犬は白と黒しか見分けられません。猫も昔は同じく白黒しか判別できていないと思われていたのですが、どうやら青と緑は識別できるらしいことがわかってきました。でも、赤は識別できないそうです。一体猫の目にはどのように世界が映っているんでしょうか…?

聴覚

可聴周波数

人間が聞こえる音の周波数の範囲は20〜20,000ヘルツであると言われています。それに比べて、猫の聞こえる音の周波数の範囲は30〜60,000ヘルツ。人間が子供の頃は聞こえるけれど大人になると聞こえなくなると言われるモスキート音が聞こえるのはもちろんのこと、とても高い超音波も聞き分けることができます。 しかし、低音に関しては少し人間と比べると苦手なようです。

耳の性能

猫は左右の耳を別々に動かして音をキャッチし、音がした方向や音源の距離を正確に知ることができます。まるで敵戦艦を察知するレーダーのような耳ですね!察知されるネズミはたまったもんじゃありません…。

嗅覚

優れた能力

臭いは鼻の奥の嗅野で識別しています。猫の嗅野は人間の嗅野の二倍の細胞を持っていて、猫の嗅覚は人間の数十万倍優れていると言われています。驚異的なのは単に嗅ぎとる能力だけでなく、嗅ぎ分ける能力もかなり優れています。

何を嗅ぎ分けているか

なぜそんなに嗅覚が優れているかというと、狩猟者である猫は獲物に匂いを勘付かれないために丁寧に排泄物を埋めたり、体臭を気づかれないように気をつけたりする必要があるためです。 また、自分や家族の臭いのついたところを嗅ぎ分けることができるので、自分のテリトリー内のものや家族に体をすりつけて安心感を得る習性を持ちます。

味覚

舌バカ…?

猫は人間同様、味覚を感じる器官を持つものの、性能的にはその感度は人間の十分の一以下になります。そのため、猫は食べ物の美味しさの基準を鈍い味覚の代わりに鋭い嗅覚で判断しているそうです。 生肉などを食べるので、腐って食べれないものを見分けるために酸味・苦味の感覚は若干強いそうですが、甘味などはほぼわからないと言われています。

舌の役割

猫の舌は乳頭という突起でザラザラしています。これは毛づくろいのときにブラシのような役割をするほか、肉を骨から削ぎ落としたり水を飲むときにすくう役割を持っています。

触覚

ひげの役割

猫は全身が毛で覆われています。そのため触覚などの情報は口回りと目の上、前足の先にある感覚毛と呼ばれる高機能で特別な毛で収集します。 中でも特に重要な役割を果たしているのがヒゲで、根元には神経が集中しており、気圧や気流の変化をも感じ取ることができます。

最後に

いかがでしたか?猫の感じている世界が少しはわかってきたのではないでしょうか。 猫の感じている世界はどうやら我々の感じている世界とは大きく違いそうですね!細かく見ていくと、人間より優れた能力も多く持つネコ。この能力を活かした遊びを日常生活に取り入れていくと、より一層ネコちゃんと楽しく遊ぶことができると思いますよ。