狭いお部屋も猫の遊び場に大変身!「CATSSUP」とは?

現在(2018年8月)、Kickstarterで支援を募っているプロジェクトで、「CATSSUP」という製品があります。

家具に取り付けるだけで猫の遊び場を作ることができるので、「お部屋が狭くてキャットタワーが置けない・・・」と悩む飼い主さんの救世主かもしれません。

こちらの記事では、そんな「CATSSUP」という製品をご紹介します。

「Kickstarter」ってなに?

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IT業界では有名な存在。でも、一般の方はあまり馴染みのない企業かもしれません。

「Kickstarter」とは、アメリカ合衆国の営利企業の名称であり、その企業が運営しているWebサイトの名称でもあります。

「Kickstarter」のWebサイトでは、所謂、クラウドファンディングによる資金調達の手段を提供しています。

クラウドファンディングでは、こんな商品あったら良いよね?という提案をベンチャー企業等が行い、そこに一般の方が投資という形で出資します。出資の合計金額が、その企業が求める金額に達したら、資金調達成功となり、実際に商品開発が行われます。もちろん、資金調達が失敗に終わった場合は、そこで終了。お金は投資されません。

今回ご紹介する「CATSSUP」は、香港を拠点に活動するベンチャー企業が、この仕組みを使って資金調達を行っている商品です。目標金額に到達すると、2018年のクリスマス頃に商品がお手元に届きます!

猫は高いところが好き?

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猫ちゃんは、高い場所を快適だと感じることがあります。それは、低い場所を見渡すことができる安全な場所だからです。

しかし、猫ちゃんのために高い場所を用意しようにも、スペースがない家庭も多いのが現状。

そこで、「Studio RYTE」という香港の企業が考案したのが、「CATSSUP」という猫のための家具です。

「CATSSUP」ってどんなもの?

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キャットタワーの足場の部分のようなものです。写真のように、骨組みはご自宅にある家具ということになります。

本棚や机等の今ある家の家具に、直接固定して使用します。また、壁に穴を開けることがないので、取り付けはとても簡単です。

今ある本棚や机が、すぐに猫ちゃんの遊び場に変わるのです。

しかも、飼い主さんによって自由自在。好きなところに好きなように取り付けられます。

こちらの動画で、わかりやすく紹介されています。

キャットタワーを置く場所がなかったり、キャットタワーを置いてしまうと圧迫感が出てしまうお部屋もあると思いますが、この製品ならそれがないということですね。

「CATSSUP」シリーズ

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「CATSSUP」は、3種類の踏み台と、爪研ぎ、おもちゃのボールがあります。

おうちにある家具に合わせたものを、用途に合わせて組み合わせて使用することができます。

ドットステップ

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猫ちゃんがお部屋を探索するための円形の踏み台です。

睡眠薬

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猫ちゃんが休息をするための、薬のような形をした踏み台です。

クラウドラウンジ

クラウドラウンジ

猫ちゃんが休息をするための、雲の形をした踏み台です。

棚に取り付ける時、2つのボックスをまたいで取り付けることができます。

クライミングタワー

クライミングタワー
水平または垂直の棚板に、取り付けることができる猫ちゃんの爪研ぎです。

摩耗したときは、爪研ぎのサイザル部分を交換することができます。

スペースボール

スペースボール

踏み台の下にぶら下げることができるボールです。

ゆらゆら揺れる玉で、猫ちゃんが遊ぶことができます。

「CATSSUP」で叶う生活

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自宅で「CATSSUP」を机に取り付ければ、勉強やお仕事の最中に、近くへ猫ちゃんが遊びに来てくれるかもしれません。

また、ペット可能な職場であれば、貴重なスペースを圧迫することなく、猫ちゃんも快適のオフィスになります。

人も猫ちゃんも嬉しい空間を提供してくれる製品ですね。

手に入れるにはどうしたら?

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Kickstarterにある「CATSSUP」紹介のページから、投資することができます。期限は9月8日0時59分です。

Kickstarterにある「CATSSUP」紹介のページはこちら

人も猫も快適な空間

猫 手
猫ちゃんのためにしてあげたいこと、それでもできないこと、諦めてきたこと等あると思います。

今回ご紹介した「CATSSUP」は、その1つを解決できるようなものではないでしょうか?

資金調達が成功した場合は、その御礼として実際に商品が手元に届きます。ただ、開発に失敗して、商品が届かないというリスクがあることもご承知おきください。

ただ、最新のテクノロジーやアイデアを駆使したベンチャー企業を応援して、実際にその商品が誰よりも早く届くというのは、なかなかの快感でもあります。そして、猫ちゃんの喜ぶおもちゃにもなる。なかなか素晴らしいではありませんか。

もし、気になる方は、チャレンジしてみると良いかもしれません!忘れた頃に届く、良いクリスマスプレゼントになるかもしれませんよ。

詳しくはこちら

「Studio RYTE」のホームページ
CATSSUPの公式サイト

猫の体はなぜ柔らかいのか?「浮世絵」に見る、猫の特徴。

猫の体は、本当に柔らかいですよね。魅力的な柔らかい曲線のフォルムに、心を癒される方も多いのではないでしょうか。

実は、猫の柔らかさについて、あの有名な浮世絵師が描いた絵から学ぶことが出来ます。

歌川国芳は無類の猫好きだった?

赤と青の絵の具
皆さんは、歌川国芳(うたがわ・くによし)という絵描きをご存知でしょうか。寛政9年11月15日(1798年1月1日)に生まれた、江戸時代末期を代表する浮世絵師の一人です。

歌川国芳は無類の猫好きとしても知られているそうで、猫を描いたものが多く残されています。

歌川国芳が描いた「あるユニークな絵」から、猫特有の「体の柔軟性」の謎に迫ってみたいと思います。

猫好きの浮世絵師が描いた騙し絵《猫の当字》

歌川国芳猫の当字なまず

歌川国芳《猫の当字 なまず》 (1841〜1843年) 出典:Wikipedia

猫を描いたなかでも、ユニークなアイデアで描かれているものが《猫の当字》シリーズ。

一見、無作為にぐにゃぐにゃと猫が連なっているだけのような絵ですが…。少し引いて見てみると、猫たちが「なまず」や「ふぐ」など文字の形になっています。

この《猫の当字》がおもしろいのは、「全体で文字に見えるだけでなく、一匹一匹の猫も結構ちゃんと猫っぽい!」というところ。

猫の描かれた絵としても他にあまり見ない構図で、一匹ずつ見ていくのも楽しく、見ていてなかなか飽きません。

猫の柔軟性を生かした表現?

のびする猫
猫の当字》は、猫本来の魅力でもある「しなやかな動き」がとてもうまく生かされています。

こんなに思い切ったアイデアの中ですら、自由に振る舞える猫のポテンシャルには驚いてしまいます

柔らかさの秘密は「猫の骨格」

骨格イメージ
猫の体はなぜこんなに柔らかいのでしょうか?

猫は、もともと短時間に集中して獲物を狩る動物のため、身体能力において持久力よりも瞬発力に特化してきたと言われています。

瞬発力に体の柔軟性は欠かせず、上下運動の際や、獲物に飛びつくときなどに存分に発揮されます。

俊敏な動きで獲物を狩ることや、天敵から身を守る生活に適応するため、柔軟な動きが可能な骨格に進化していったのですね。

猫の骨格には、大まかに次のような特徴があります。

鎖骨がない

隙間から覗く猫
猫の骨格の大きな特徴の一つは、鎖骨が小さく退化していることです。

前足は胴体の側面ではなく、お腹側についている状態で、正面から見ると極端な撫で肩のようになっています。

それに加え、肋骨が人間のように横に広がっておらず、縦に細長いつくりになっているため、獲物である小動物を狙って狭いところに入り込んだり、通り抜けたりすることができるのです。

人間の場合、鎖骨が肩幅までありますから、どうしても肩幅より小さく体を狭めることができませんよね。

背骨の柔らかさ

飛んで遊ぶ猫たち
猫は人間と比べて、胸椎は1個、腰椎は2個多くあります

数が多い分、関節も増えるため、ひねったり曲げたりするときの可動域が広がります

猫が高いところから降りるときに、ドスン!とならずに軽々と着地できるのは、このよく曲がる背骨が衝撃を吸収してくれているからなのです。

筋肉・関節の柔らかさ

子猫の寝姿
猫が眠っているときやリラックスしているときに、その体に触れると、少し心配になるくらいふにゃふにゃしていますよね。

猫は関節部分に加え、筋肉自体も柔らかいので、どんな狭いスペースでもその形に合わせて体を滑り込ませてしまうことができます。

猫らしい、柔らかい曲線のフォルムの秘密はここにもありました。

最後に

キャットタワーに登る猫
猫を飼っている人でも、普段の生活のなかでは意外とその詳しい仕組みまで知る機会があまりないかもしれません。

絵に描かれた猫は、ときに実物よりも猫らしく愛らしい姿を見せてくれます

絵から猫を見ることで、見慣れた飼い猫のなにげない仕草が新鮮に見えてきたり、改めて疑問に思ったりすることもあるかもしれません。

この記事を読んだ飼い主さんの、飼い猫との生活がより豊かなものになってくれたら嬉しいです。

猫の年齢、早見表。長生きな猫の種類は?

うちの猫は、人間でいうと一体何歳なのか。年齢の数え方をこちらにまとめました。また、併せて世界一長生きの猫や、長生きをする猫の種類についてもまとめてあります。

いつみても可愛いからこそ、「あれ今何歳だっけ?」となりがち。愛猫の年齢あったケアをするためにも、しっかりと把握しておきましょう。

猫と人間の年齢比較表

白い椅子の上に乗っている猫
猫の成長スピードは、人間と比べてかなり早いです。また、老化スピードについてもしかり。猫の寿命は約15歳とされています。

猫の年齢 人間でいうと…
1ヶ月 1歳
2ヶ月 3歳
3ヶ月 5歳
6ヶ月 9歳
9ヶ月 13歳
1年 17歳
1年半 20歳
2年 23歳
3年 28歳
4年 32歳
5年 36歳
6年 40歳
7年 44歳
8年 48歳
9年 52歳
10年 56歳
11年 60歳
12年 64歳
13年 68歳
14年 72歳
15年 76歳
16年 80歳
17年 84歳
18年 88歳
19年 92歳
20年 96歳

(参考:一般社団法人ペットフード協会「平成28年度 全国犬猫飼育実態調査」

世界で最も長生きなのは?

傾げる猫
ギネスブックに認定されている、世界で最もご長寿な猫ちゃんが生きた年月は、なんと38年3日

場所はアメリカテキサス州で、名前は「Creme Puff(クリームパフ)」(日本語でシュークリーム)という猫ちゃんです。人間でいうと170歳ぐらいまで生きたことになるそうです。

(参考: ギネス世界記録 公式サイト「猫の最長寿記録〜人間の170歳まで生きた猫」

長生きな猫種は?

向こう側を見ている猫
ペット保険のアニコム損害保険会社が行なった調査によると、最も長生きな猫ちゃんはMIX猫だそうです。MIX猫は、病気にも強く比較的身体が強いと言われています。

ランキング 猫の品種
1位 MIX猫
2位 日本猫
3位 ヒマラヤン
4位 ペルシャ(チンチラ)
5位 アビシニアン

(参考: アニコム損害保険会社による2014年度の調査

長生きしてね!

くしゃくしゃな顔の猫
なんと、世界一長生きの猫ちゃんは38歳3日というびっくりな年齢でしたね。愛猫にも長生きしてもらいたいものです。月日が流れるのはあっという間ですが、毎日の猫ライフを大切に楽しんでいきましょう!