ペット業界で働きたい方必見!動物に関わる身近な職業13選
皆さんはペット業界が今急激に成長していることをご存知ですか?特に、健康促進や高齢者介護の分野での商品・サービスの需要が拡大してきています。
そんな成長著しいペット業界ですが、ペットを飼っている方・動物が好きな方であれば、一度は仕事にしてみたいと考えたことがあるのではないでしょうか。
今回は、ペットに関わる職業と目指し方についてご紹介していきます。
資格が必須であるペット系の仕事5選
ペットに関わる仕事の中でも、資格がなければ就けない職業もいくつかあります。
資格を取得するのはとても大変ですが、その分責任のある仕事を任せられます。
1. 獣医師(国家資格)
動物の健康や生命を守る仕事及び、人の健康に関する仕事です。従事する分野は大きく分けて、「伴侶動物分野」「産業動物分野」「公衆衛生分野」「バイオメディカル分野」「野生動物関係分野」の5つに分けられます。
【伴侶動物分野】
ペットの代表格である犬・猫以外にも、鳥やヘビ・トカゲなど様々な種類の動物の診療、しつけや飼い方相談・指導
【産業動物分野】
肉や牛乳を生産する牛・馬・豚・鶏などに対する病気の予防や衛生管理
【公衆衛生分野】
肉や牛乳・魚介類等の食品の安全性を管理・指導、動物と人に共通して感染する感染症の予防と海外からの侵入を防ぐ検疫業務
【バイオメディカル分野】
製薬会社等で医薬品の開発や安全性確認を行う為の動物実験や、遺伝子工学や生命科学に関する研究活動
【野生動物関係分野】
野生動物の管理・保全、動物園や水族館での展示動物の診療や繁殖
このように、動物病院以外でも、私たちの食事・医療品・健康などに密接に関わる仕事をしています。
2. 愛玩動物看護師(国家資格)
獣医師の指示のもと、診療の補助・愛玩動物の世話・看護・しつけや飼い方相談・指導を業務とする仕事です。今まで民間資格として存在した「動物看護師」が国家資格化したもので、これまでできなかった投薬・採血、マイクロチップの装着も獣医師の指示のもとで行えるようになりました。
2019年6月に愛玩動物看護師法が公布され、2023年2月に第1回の資格試験が行われます。出来たばかりの資格であるため、行える業務はまだまだ狭いですが、動物を介した福祉や介護・教育分野での活躍が期待されている業種です。
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従来の動物看護師は、民間の資格を必要としている動物病院も多いですが、資格がなくても従事できる場合もあります。興味があれば求人情報を確認してみましょう。
3. 警察犬訓練士(警察官採用試験・公認訓練士等の資格が必要)
警察犬・災害救助犬・麻薬探知犬などを育成する仕事です。
ドックトレーナーのように基本的なしつけも行いますが、各現場で求められる能力を犬に習得させるための訓練を行います。また、健康管理などの犬の世話も業務に含まれます。
4. 盲導犬訓練士&盲導犬歩行指導員(各協会の資格が必要)
盲導犬訓練士とは、外出時に視覚障害者の補助ができる盲導犬を育成する仕事です。
一方で、盲導犬歩行指導員とは、盲導犬の訓練だけでなく、視覚障害者が盲導犬との歩行を安全に行えるように指導する仕事です。指導後も盲導犬との生活をサポートし、一人のお客様と長い間関わっていくことになります。
5. ハンドラー(公認ハンドラー資格が必要)
ドックショーに出演する犬をトレーニングしたり、出演する犬が美しく見えるようにハンドリングするのが仕事です。犬種ごとの特徴や魅力を理解し、その魅力を最大限に活かすための健康管理なども行います。
資格が必須ではないペット系の仕事8選
意外と思われるかもしれませんが、資格の取得が必須ではないペット系の仕事は少なくありません。
ただし、職種によっては資格を保有していた方が就職に有利だったり、給与が高くなる可能性も高いため、就きたいと思っている仕事に関わる資格はできるだけ取得することをオススメします。
1. トリマー
犬や猫などのトリミング(カット、ブラッシング、シャンプー・リンス、耳掃除、爪切り等)を行うペット専門の美容師です。
トリミングは、ペットの見た目を良くする以外にも、定期的に手入れを行い清潔を保つことで、ペットの健康維持や怪我の防止にもなります。身近なペットの専門家として、飼い主から様々な相談を受けることもある仕事です。
2. ドックトレーナー
犬のしつけや飼い主へのペットの飼育指導などを主に行う仕事です。トイレや「待て」「おすわり」などの基本的なしつけから、噛み癖や吠え癖の矯正、芸を教えるなど、飼い主の要望に合わせて様々なトレーニングを行います。
3. ペットショップスタッフ
ペットショップを訪れるお客様への接客や、店舗で展示販売しているペットの世話・健康管理、ペット関連商品の管理等を行い、販売する仕事です。
ペットの世話以外にも、商品管理・接客の業務が多く行われる仕事のため、「動物が好きだから、動物に関わる仕事がしたい!」という気持ちで就職すると、想像していた仕事と違っていたということもあるかもしれません。
4. ドックカフェ店員、猫カフェ店員
ドックカフェは犬連れで来店されるお客様に対してサービスを行う仕事です。また、猫カフェは猫たちと触れ合いたいお客様が来店される仕事です。
どちらも様々な犬種・猫種と触れ合えるところが魅力の仕事です。
5. ペットホテルスタッフ
ペットの飼い主が、旅行や出張の際に預けるホテルで働く従業員です。主な業務は、食事やトイレの世話の他、散歩や遊び相手などです。
健康管理はもちろん、預かったペットがリラックスして過ごせるよう、様々なサポートを準備・行う必要があります。そのため、飼い主からペットの情報を聞き出す接客スキルや、様々な種類の動物に対する知識が必要です。
6. ブリーダー
血統書付きの犬や猫を繁殖させて、ペットショップや個人に販売する仕事です。健康管理や衛生管理を徹底し、健康な状態での繁殖を成功させるべく活動します。
また、購入後の飼い主からの相談や、飼育指導も重要な仕事です。ブリーダーは個人(独立・開業)で活動しているイメージが強いかもしれませんが、企業がブリーダーを事業として行っている場合もあり、会社に所属して従事することもできます。
7. 飼育スタッフ
保護施設などで犬や猫の飼育管理を行う仕事です。特に保護施設で働く場合は、里親希望の人と保護犬・保護猫を繋ぐ仕事もあります。
資格が必須である仕事ではありませんが、他のペットビジネス系の仕事よりは、ペットの知識や経験が求められます。
8. 動物介護士
高齢で介護が必要であったり、持病があるなど特別なケアが必要なペットをサポートする仕事です。
ペットの平均寿命が延びてきている中で需要が高まってきており、獣医師や愛玩動物看護師のように医療行為は行えないものの、深い知識とスキルが求められます。そのため、民間資格である動物介護士の取得後に活動することが推奨されています。
資格取得を目指せる場所
大学 (獣医師・愛玩動物看護師)
獣医師になるためには、獣医学科のある大学(6年制)を卒業し、農林水産省が行う獣医師国家試験に合格する必要があります。
また、愛玩動物看護師になるためには、大学で指定の科目を履修するか、愛玩動物看護師養成所(必要な科目や実習を設けている専門学校等)で3年以上学ぶ必要があります。
専門学校
国家資格が必要である獣医師・愛玩動物看護師以外のペット系の職種は、資格がなくても就ける仕事が多いです。
しかし、ペット業界の仕事は全くの知識無し・資格無しで就職するのは大変難しい業界です。実際、求人票には各職種の民間資格や、動物系の大学・専門学校卒の学歴を必須とする会社が多くあります。
他業種から就職を目指す場合は専門学校で学ぶことをオススメします。しかし、大学と同様に1年〜2年の修学期間や学費が必要なため、よく検討しましょう。
各職種の協会での修学
盲導犬訓練士や警察犬訓練士などの一部の職種では、各協会が独自に研修を行っている場合があります。もしくは、就職してからその就職先で資格取得を求められる業種もあります。
これらは専門学校などに通う必要がないため、費用や修学期間が大学や専門学校に比べると、比較的安価で取得できる可能性があります。
まとめ
資格がなくても就けるペット業界の仕事はたくさんあります。しかし、業種によっては専門的な知識が必要な場合も多く、働きたい仕事があるならば可能な限り資格を取得しておくと何かと有利なのではないかと思います。
今後も成長が予想されるペット業界は、人気の職業の一つです。資格や身につけた技術は一生物であり、ライフプランに合わせて働きやすいのもペット業界の強みです。しかし、ペットが好きだから、動物が好きだからという理由だけで働くと、思っていたのと違うとミスマッチが生じやすい業界でもあります。
気になっている仕事があったり、将来的にペットや動物に関わることを考えている方は、この機会に一度調べてみてはいかがでしょうか?
【ペットと企業】犬や猫と一緒に仕事ができる企業は実際に存在するのか?
日本にも自分が飼っているペットを連れて行けるやペットがオフィスにいる企業があるということをご存じですか?最近、このような働く猫好き・犬好きにとって憧れのスタイルを持つ企業は欧米を中心に急速に増えており、日本でもペットに理解のある企業は増加傾向にあります。
いわゆるペットフレンドリーな企業が増えることで、ヒトと動物とが触れ合える時間が増えます。これは飼い主にとっても、ペットにとってもメリットが多い働き方のスタイルですが、筆者の身近では、このような企業の話をあまり聞くことがありません。そのような企業は本当に存在しているのでしょうか?
そこで、実際にいくつかの企業を調べてみました。ペットと一緒の空間で仕事したいと本気で考えていらっしゃる方は、就職や転職の機会にこのような企業も候補の1つに入れてみてはいかがでしょうか?
ペットフレンドリーな企業を3社ご紹介
ペットフレンドリーな企業は、外資系やIT系のベンチャー企業などに多いようです。今回はそのなかでも選りすぐりの企業をご紹介させていただきます。
マースジャパンリミテッド
マースジャパンリミテッドはSNICKERS(スニッカーズ)やM&M’s(エムアンドエムズ)等のチョコレートのお菓子で有名な外資系メーカー。主にペットフード、スナック菓子、飲料などの輸入販売を行っています。
マースは世界各国で複数の事業を展開している企業で、その中にはペットケア事業部があります。そのペットケア事業部では、「ペットのためのより良い世界(A Better World for Pets)」の実現をビジョンとして掲げています。このビジョンを実現するための1つに飼い犬と一緒に出勤したり、猫がオフィスに居住することのできるペットフレンドリーオフィスが含まれます。オフィスでのペットとの共生を会社全体が推奨している企業です。
マースジャパンリミテッドの取り組みについて
https://www.marsjapan.co.jp/careers
みんなのマーケット株式会社
みんなのマーケット株式会社は、家事代行やハウスクリーニング、不用品回収などの様々なサービスを料金や口コミで比較して予約できる「くらしのマーケット」を運営しています。
オフィスでは捨て猫2匹を引き取って飼育しており、名前はジャンゴとシー。みんなのマーケット株式会社では、Instagramを通じて、オフィスの光景を投稿しているので、本当に飼育しているのかどうかは、実際に見て確かめることが可能です。
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みんなのマーケット株式会社
https://www.minma.jp/
株式会社qnote
猫と音楽とITをテーマにアプリ・デザインの受託開発を行っている会社です。
在籍7名のネコ社員は、ヒト社員をいかにやる気にさせるか、また、おやつをいかに多くもらうかという多岐にわたる技術を日々研究し、その腕の研鑽に励んでいます。
株式会社qnoteでも、ネコ社員の様子をInstagramを使って発信しています。
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株式会社qnote
https://www.qnote.co.jp/
(おまけ)マジメナ株式会社
マジメナ株式会社は、東京都国立市にオフィスを構えるペットテック企業です。ペットの幸せを読者の皆様と一緒に考えながら、日本のペットたちを幸せにすることを目標に、ウェブメディアのシェリーやペット事業者向けのバックエンド業務効率化のためのシステムを開発・運営しています。
何を隠そうそんな弊社も、オフィス犬やオフィス猫こそいないものの、オフィスに飼い犬や飼い猫を連れてきても構いません。飼い猫は猫という生き物の特性上、オフィスに連れてくる社員はいませんが、代表の轟木が飼育する保護犬の「縁(えん)」は、時折オフィスにやってきて、社員たちを励ますという仕事をしています。
会社犬にしない理由は、オフィスに誰もいなくなった深夜、セキュリティの理由もありますが、オフィスに犬だけを置いて帰宅することはできないためです。場合によっては、十数時間以上もオフィスに一人きりにさせることは犬にとって幸せなこととは言えません。このような理由から、社員が飼育するペットを連れてこられる状況がベストだと考えました。
マジメナ株式会社
https://majimena.co.jp/
ペットがオフィスにいるということ
他にもまだまだ数多くのペットフレンドリーな企業があります。ペット関係の企業やペットテック業界では、既にペットフレンドリーな社風であることは当たり前ですが、そうではない企業でも増えてきています。それには科学的な根拠に基づく理由があり、ペットがオフィスにいることで得られる効果があることが大きく関わっていると考えられます。
ペットに理解ある職場についての調査
バンフィールド社がアメリカ在住の200人の人事担当者を対象として、オフィスにペットがいることの効果について調査を行いました。その結果、以下のことが明らかになっています。
- 従業員の士気向上 93パーセント
- 従業員のストレス軽減 93パーセント
- ワークライフバランスの改善 91パーセント
- 会社に対する忠誠心の向上 91パーセント
- ペットを家に置き去りにする罪悪感の軽減 91パーセント
士気向上やストレス軽減は想定の範囲内でしょう。ですが、なんと、ワークライフバランスの改善に貢献していると9割以上の人事担当者が回答しているのです。この結果は「働き方改革」を推進しているここ日本でも、大きな意味を持つのではないでしょうか。
ペットの存在とヒトの健康
アメリカ心臓協会の報告によると、犬の飼い主は「血圧が低い」「ストレスの影響を受けにくい」「活動的である」「心臓発作を乗り切る可能性が高い」ことが示されています。
また、ハーバード大学の研究により、「高血圧で多くのストレスを感じている人がペットと一緒に過ごした結果、血圧が明確に下がった」という研究結果が出ています。今では、このようなペットが人の健康に与える好影響は良く知られるところです。
私たちは、1日8時間勤務と考えても、人生の1/3近くの時間を仕事に割り当てています。そのくらい多くの時間を仕事に当てているのですから、職場にペットがいるということはそれだけ多くの時間を、私たちの健康にも好影響を与えてくれるペットと一緒に過ごせるということです。しかも、職場はどうしてもストレスが多く、運動不足になりがちな場所です。そんな私たちのストレスを軽減するという意味でも、職場にペットがいるということの意義は大きいのではないでしょうか。
ペットをオフィスに入れるときに気をつけたいこと
良いことばかりのペットフレンドリーなオフィスですが、何の考えや準備もなく、オフィスにペットを出入りさせるわけにはいきません。ましてや、オフィスでペットを飼うというのはかなりハードルが高いことでしょう。また、ペットが苦手な従業員もいるでしょう。企業のオフィスである以上、オフィスを出入りする人たちへの配慮や、業務を効率よく遂行するための環境づくりというのも同時に重要になってきます。
何よりも仕事に集中できる環境を作ること
ペットが苦手な従業員や犬や猫のアレルギーを持つ従業員もいるでしょう。このような従業員への配慮は、企業にとっても重要なことと言えます。ペット好きな従業員のモチベーションが上がったところで、それを良しと思わない従業員がいれば、その効果は半減してしまうからです。
もし、従業員にペットのアレルギーを持つ人やペットを苦手とする人がいる場合、ワークスペースを区切るなどの工夫が必要です。また、ペットトイレや餌場はどうしても臭いがするため、仕事場とは別のスペースに用意すると良いかもしれません。休憩用スペースに、ペット用の大きなサークルやガラス張りのスペースを用意しても良いかもしれません。
犬猫が自由に生活できる環境を作ること
いくら人にとって働きやすい環境が出来たとしても、ペットが窮屈なところに詰め込まれてしまっているようでは、ペットフレンドリーとは言えないでしょう。あくまでも、ペットたちが自然に生活できるような環境が必要です。トイレや餌場の他に、猫や犬だけのスペース(隠れ家など)を用意してあげてください。
警戒心の強い犬や猫がいる場合は、人から常に見られているような場所にペットを置いておくことは避けたほうが良いでしょう。また、オフィス内を自由に動き回れるようにしている場合は、コードや配線をむき出しにしておくのは非常に危険なため、ペットが触れないように工夫する必要もあります。
足音や電話音に敏感なペットのため(電話の音やチャイムに反応して吠えてしまう犬は日常でも良く見かけます)、ワーキングスペース以外にゆったりくつろげるような場所も必要です。
ペットに理解のある社会へ
ペットの飼育頭数が水平に推移している一方で、ペット関連の市場規模は拡大し続けています。市場規模が拡大している要因として「ペットは家族の一員」という考えが浸透してきたことによる1頭あたりにかける費用が膨らんできたことが挙げられるのかもしれません。
こういった考え方と時を同じくして、企業も優秀な人材を確保するため、その影響を受けるようになりました。動物病院の診察に伴う休暇や保護犬や保護猫手当、福利厚生にペット保険を導入する企業も現れ始めたようです。
一方でペットフレンドリーなオフィスを作ることは、様々な問題も引き起こします。不動産の確保の問題に始まり、従業員のペットに対する感情に問題、オフィスで飼育する場合は、飼育の分担なども問題になるかもしれません。しかし、このような流れは、私たち飼い主にとっては良い流れなのではないでしょうか。1つ1つの課題をクリアしながら、人にもペットにも住みやすい世の中を作っていきたいですね。
一人暮らしでもペットは飼えるの?知っておきたい、住居に関するデメリットを紹介
仕事から疲れて帰宅した時、「ペットが出迎えてくれたら」と考えたことがある人も多いのではないでしょうか?
「新たにペットとの暮らしをスタートさせたい」と思った場合、ペット可の賃貸マンションを検討する方がほとんどかと思います。
しかし、ペット可の賃貸であっても、賃貸である以上、いくつかのデメリットがあります。今回はそのデメリットをご紹介します。
「一人暮らしは寂しいからペットを飼おう!」と安易に新たなスタートを切ってしまったことにより、不幸な思いをする方が一人でも減ればと思って、この記事を作成いたしました。
この記事ではデメリットを多く挙げていますが、「一人暮らしをしている社会人はペットが飼えない、という主張ではない」ということは、ご理解いただけたらと思います。
一人暮らしの社会人はペットを飼えるの?
はじめに、仕事に励んでいる社会人の方が一人で暮らしている場合、ペットを新たに家族として迎えることで起きる大変なこととは何でしょうか。
旅行に簡単に行けない
ペットと暮らす中で、注意しなければならないのは、長期間家を空けることができないという点です。
長期休暇があっても、海外旅行などに行くことは難しくなります。
ペットの世話を、ホテルやペットシッターさんに頼んだり、両親やお友達などの知り合いにお願いをしないと、旅行には行けない場合が多くなるでしょう。
出張で家を空ける時どうする?
社会人の方ですと、急に地方や海外に出張が入ることも考えられます。そういった場合、対応が大変です。
出張の多い方ですと、そもそもペットを飼うこと自体がとても難しいと言えるでしょう。
帰りが遅いなど、世話ができない
お仕事を頑張っている社会人の方の中には、帰りが遅かったり、出勤時間が早い方も多いのではないでしょうか。
その場合、お散歩に行く等、「ペットとスキンシップをとる時間」が思うように取れません。スウェーデンなどの動物先進国では、ペットをお留守番させる時間が6時間を越えると違反という罰則規定があります。
ペット可の賃貸のデメリット
ここからは、ペット可の賃貸マンションに住む場合のデメリットをあげていきます。
賃料が高め
ペット可の賃貸は、お金が通常より多くかかる場合があります。ペットを飼うということは、そもそもお金がかかります。そこに、ペットと住むための居住費までかかるというのは大変ですよね。
ペットを飼うことのできる賃貸マンションは、「ペット対応」と「ペット可」の2種類に分けることができます。
ペット対応の賃貸の場合、ペットに対応した建物・お部屋となっているので、その分のお金がかかっています。ですから、家賃もそれ相応のお値段です。
対して、ペット可の賃貸では、部屋自体は通常の部屋と変わらないため、毎月の賃料はさほど変わらない場合が多いようです。
しかし、初期費用や退去時に多くのお金がかかる場合が多いです。
初期費用で支払う「敷金」は、部屋を退去時に原状回復させるための費用として、入居前にあらかじめ支払っておくお金のことですが、基本的には、修復にかかった費用が差し引かれた分のお金が戻ってきます。
しかし、ペットと住んだ場合、この敷金が帰ってこないことも多いです。また、加えて、クリーニングや消臭のためということで、プラスでお金を徴収されることもあります。
シェリー編集長はペット可の賃貸マンションに住んでいますが、礼金が一月分上乗せ、家賃も通常より一万円上乗せとなりました。ただ、ペット対応のマンションで、かつペット可なので、周りにも同じように犬を飼っている方が多く、嫌がる方がいないというメリットもありました。
物件数が少ない
JR山手線沿いの物件を調べてみました。SUUMO JR山手線から探す賃貸住宅[賃貸マンション・アパート]情報 検索結果によると、全部で124,354件の物件があることが分かりました。その中で、ペット相談の条件に当てはまったのは、30,490件でした。(2018年9月28日現在)
一昔前に比べ、だいぶペット可の物件も増えてきましたが、それでもやはり数は多くはありません。また、この中で条件を厳しくして行くと、さらに減って行きます。
LIFULL HOME’S JR山手線の家賃相場情報によると、JR沿いで一番高い平均賃料の恵比寿は、家賃相場が13.83万円です。(2018年9月28日現在)
そこで、検索条件の賃料を12万円以下まで下げて検索してみると、11462件になりました。(SUUMO JR山手線から探す賃貸住宅[賃貸マンション・アパート]情報 検索結果より)(2018年9月28日現在)
ここからさらに徒歩○分以下といった条件を入れて行くと、さらに厳しくなることでしょう。
お手頃なお値段や交通の便利さなど、複数の良い条件下でペットと暮らすというのはまだまだ難しい部分がありそうです。
またしてもシェリー編集長の例になります。彼は、物件を探し始めて決まるまでに半年かかりました。条件にもよりますが、納得のいく物件が見つかるまではかなりの時間がかかります。
ペットが苦手な人もいるかも
ペット可の賃貸の場合、そのマンションに住んでいるからといって、全員がペット好きとは限りません。
ペットが苦手な人も住んでいますし、ペットに対する知識や理解がある人たちばかりではないかもしれません。
ペットと暮らしていても、音に気をつけて生活するなど、伸び伸びとした生活は難しいこともあるでしょう。
ペットと暮らす住居空間として整ってない
ペット可の賃貸の場合、ペット対応の賃貸とは違って、ペットと暮らすための環境が整えられている訳ではありません。
様々な不便や近隣住民からの苦情等があることも考えられます。
終わりに
ペット可の賃貸を借りる場合でも、考えなくてはならないことがあるとご紹介いたしました。
ペット可だからと言って、不自由が何もないという訳ではないんですね。
ただ、一人暮らしでもペットが全く飼えないという訳ではありません。ペットの種類を考えたり、飼い方を考える等様々な工夫の仕方はあります。
また、一人暮らしでなくとも、賃貸の場合はお金も時間もかかると言えるでしょう。特に不動産関係の話はペットと一緒に住みたいとお考えの方には当てはまることが多いと思います。
最近ではペットと暮らすことを前提とした物件も増えてきており、理解が進んできているように思います。キチンとした下調べと覚悟をすることにより、不幸な思いをすることなく、ペットと過ごす幸せな時間を満喫して頂ければと思います。
仕事で忙しいあなたもペットを飼える!「ペット×シェアハウス」の魅力とは。
日々、仕事で忙しくしている読者さんも多いのではないでしょうか。ペットを飼いたいなぁと思いつつも、「一人暮らしでペットを飼うのは難しそう」と思う方も少なくないはず。
この記事では、社会人として毎日忙しく働いている方に向けて、ペットと生活するための方法「ペット×シェアハウス」をご紹介いたします。
一人暮らしでペットを飼うのは不安…
一人暮らしの方がペットと生活する場合、ペット可の賃貸を借りるという方法が一般的だと思います。しかし、賃貸マンションに住んで、一人暮らしをしながらペットを飼うというのは、なかなか難しいことも多いですよね。
例えば、こんな時に、大変さを感じるのではないでしょうか。
旅行・出張
ペットと暮らすことを考えた時に、懸念点としてあげられるのは、長期で家を空けられないというのが大きいと思います。
長期休暇や出張の機会があるかと思いますが、その際にペットをどうするのかというのは、悩むところですよね。
ホテルやペットシッターさんに頼んだり、知り合いの方にお願いしたりするなど、留守中のペットの世話を誰かに頼む必要があります。
帰りが遅いなど、世話ができない
お仕事を頑張っている社会人の中には、帰宅するのが夜遅くなってしまうという方もいらっしゃると思います。
「残業で帰るのが遅くなるから、散歩に行ってあげられないかも…」という日々が続くのは、飼い主さんもペットも辛いですよね。
ペットが苦手な人もいるかも
ペット可の賃貸に住んでいても、そのマンションに住んでいるからといって、住人の方全員がペット好きとは限りません。
ペットが苦手な人も住んでいますし、ペットに対する知識や理解がある人ばかりではないかもしれません。
ペットと暮らしていても、音に気をつけて生活をするなど、伸び伸びとした生活が難しいこともあるでしょう。
オススメなのが「ペット×シェアハウス」
そんな「ペットを飼いたいけれど、どこに住んだらいいか分からない!」「ペットと暮らしたいけれど、両立が難しそう!」とお悩みの方にオススメしたいのが、ペット可のシェアハウスです。
このシェアハウスでは、ペットと一緒に入居することが可能なだけでなく、ペットを飼っていなくても入居することが可能です。
ペット×シェアハウスのメリット
助け合いができる
社会人として働く中で、忙しくてなかなかペットに時間を割くことができないということもあるでしょう。
「今日は帰りが遅くなりそうで、散歩にいけない」「出張で1週間、海外にいかなくてはならない」
そんな時に助けてくれるのが、シェアハウスの住人たちです。ペットのことが好きな人たちですし、一緒に住んでいる人たちですから、安心して任せることができます。
また、「うちのペットはこの人に懐いているなぁ」と思う住人の方がいたら、その人にお願いすることもできるでしょう。
慣れている人にお願いできるのならば、飼い主さんも安心ですし、ペットも落ち着いて過ごすことができるはずです。
ペット好きが集まる
「ペット×シェアハウス」では、ペット好きな人たちが住んでいます。ペットを飼っている人はもちろんのこと、ペットは飼っていないけれども、動物のことが大好きな人たちが集まっています。
そのため、必要以上に気を遣って生活する必要がありません。はじめのうちは、ペットが慣れずに吠えてしまうこともあるかもしれません。そんな時、「どうしたんだろう?大丈夫かな?」と思ってくれるような人たちが集まっています。
また、「ペットが好き」という共通点があるので、すぐに仲良くなることができます。
自分が飼ってなくても、触れ合える
いきなりペットを飼うのは不安という方も、このシェアハウスに住むことで、実際にペットを飼っている方の生活を見て考えを深めることができるでしょう。
また、「自分は飼えないけれど、誰かのペットをお世話したい!」という方にも、ぴったりなのではないでしょうか。
「どうしてもペットが飼いたい。でも飼えない。」という人にとっても、嬉しい住環境だと思います。
ペット×シェアハウスを探せるところ
こんな素敵なペット×シェアハウスは、以下のサイトで調べることができます。
HOUSEーZOO
こちらのHOUSEーZOOが掲げているのは、「ペット共生住宅のシェアハウス」です。
人だけでなく、ペットにとっても楽しく快適な住環境を作っています。ペットを飼っている人、ペットを飼いたいと思っている人にぴったりのシェアハウスです。
「犬は飼っていなくても、犬好きならOK!」など、ペットが好きな人が集まるシェアハウスとなっています。
ペットを飼っている住人同士の交流だけでなく、住人全員でみんなのペットを育てていくという、新しい生活の仕方がそこにはあります。
https://www.house-zoo.com
シェアパーク
こちらでは、ペットだけでなく様々なタイプのシェアハウスを紹介していますが、おしゃれなペット×シェアハウスの物件も多いです。
ドッグランやペット用の設備が充実している、おすすめのシェアハウスがたくさんあります。
物件ごとに様々な特徴がありますので、自分にあったシェアハウスを探し、ぴったりのお家を見つけてくださいね。
ペット(猫・犬)可のシェアハウス|東京のシェアハウスをお探しならシェアパーク
終わりに
色々なものがシェアされるようになった現代では、住む場所やペットを共同で育てるという考え方も少しずつ浸透するようになってきたのかもしれません。
ペットを共同で飼うということについて、賛否はあると思いますが、ペットとの生活に新たな選択肢が増えてきているというのは、嬉しい事ではないでしょうか。
もしかすると、こういった広がりは預かりボランティアなど、保護活動にも応用する事ができるかもしれません。
現在では、このような多様な選択肢があるため、ペットとの生活をお考えの方は、ぜひ自分に合ったペットとの生活スタイルを見つけて、幸せな時間を過ごして頂けたらと思います。
犬がストレスを感じやすいのは春だった?!5つの理由とその対処法。
様々な変化が訪れる春。飼い主さんの中にも、新たな環境で新生活を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新しい職場や新しい人間関係などは、とてもワクワクする反面ちょっと精神的に疲れを感じるときもありますよね。
実は、犬にとっても春はストレスを感じやすい季節なのです。その理由をしっかりと知り、愛犬の健康を守りましょう。
春における、ストレスの原因
では一体、春のどんなことが犬にとってストレスになるのでしょうか。愛犬のストレスを解消してあげたい!と思っても、その原因が分からなければ対策も立てられないですよね。
ここでは、代表的な5つのストレス原因をみていきます。
家族の変化
春になると、家族の中で進学や就職、転職をされる方もいるのではないでしょうか。家族が増えたり減ったりするこの時期は、犬にとっても心が落ち着かない季節です。
大好きな家族が突然いなくなるというのは、犬にとっても大きなストレスになります。このショックから、食欲がなくなったり、元気をなくしてしまうわんちゃんもいます。
引越し
1年の中で最も引越しが多くなるのは春ですよね。犬を連れて引越しをした場合、今まで普通に出来ていた排泄などが、突然出来なくなることがあります。
新しい環境に適応できるまでの間は、ストレスを感じやすい日々になるでしょう。
また、犬にとっては「引越し」ということが理解できません。引越しをする理由は事情、そのプロセスなどを犬は知らないのです。
人間は、心の準備をしておくことができますが、犬にとっては突然の理解不明な環境変化です。それを飼い主さんが理解してあげ、愛犬を気遣う必要があります。
気温の変化
人間と同じですが、気温の変化は体にも大きな負担をかけてしまいやすいです。犬は7℃前後の寒暖差があると、体調を崩しやすくなると言われています。
春になるこの時期は、短期的に見ても寒暖差が激しい日々が続きます。愛犬の体調にも気遣いをして、急激な気温の変化を感じないような対策が必要となるでしょう。
花粉症(アレルギー)
花粉症の人にとって、春は辛い季節だと思います。実は犬にも花粉症は存在します。犬の花粉症は、人間の症状と少し違い、皮膚に炎症が起こるといった形で現れます。
また、そう言った体の不調からストレスも感じるといえるでしょう。気になる場合には、動物病院に行くなどをして、ケアをすぐにしてあげるようにしましょう。
犬の花粉症について、その症状や理由、花粉の対策方法などが書かれています。
発情期
避妊をしていないメス犬は、1年に2度の発情期があり、春と秋に迎えるのが一般的です。(近年、季節とは関係なく、ある一定の周期で発情期を迎えるわんちゃんもいるようです)
この時期のメス犬は、心身ともに変化が起こる場合が多いです。「食欲がない」「落ち着かない」などの目に見える愛犬の変化を感じるかもしれません。また、ホルモンバランスが崩れているため、精神的もストレスを感じやすくなっています。
繁殖を望まない場合は、避妊を早めにしてあげるのも方法の1つです。そうすることで、発情期の不安定な時期を迎えなくて済むようになります。避妊によるデメリットも存在しますので、調べた上で納得のいく判断をするようにしましょう。
ストレスを受けるとどうなるの?
犬がストレスを感じた場合、カーミングシグナルと言って、以下のような変化が現れることがあります。
- 体を舐める
- 体を掻く
- あくびをする
- 同じ場所を行ったり来たりする
- 排泄など、今まで出来ていたことが出来なくなる
また、体調の変化として、以下のような症状が出ることもあります。
- 食欲がなくなる
- 食欲が急激に増える
- 嘔吐する
- 下痢になる
- 攻撃的になる
ストレスサインを見逃さない!
愛犬の問題行動や体調不良が起きた場合、その原因がストレスだと分からないことがあります。
特に、問題行動などは「しつけがきちんとできていないのかな?」と、むしろ愛犬に強く当たってしまうことがあります。
春は犬にとってもストレスを感じやすい季節であると理解し、すぐに対処することが大切です。ストレスサインを見かけたら、放っておくのではなく、適切な対応をしましょう。
ストレスを解消するためには?
犬によって、ストレスの原因も違ければ、その解消法にも個体差があるでしょう。 絶対に治る!という訳ではありませんが、良さそうなものを見つけたら早速試してみるのも良いでしょう。
運動、お散歩、遊び
犬にとっても、運動は大切な時間です。そもそも、運動不足が問題行動を引き起こすこともあります。
飼い主さんと、楽しんでお散歩に行くことは愛犬にとって、とてもリフレッシュできる時間となるでしょう。知らない道を散歩したり、思いっきり走ったりと、愛犬の心ゆくまで運動ができると良いですね。
また、知育玩具などの頭を使う遊びも効果的です。あまり聞きなれない方も多いかもしれませんね。こちらに詳しく記載されていますので、よろしければ参考にして見てください。
犬と触れ合う
春の忙しい時期には、愛犬とゆっくり過ごす時間がとれていないかもしれません。愛犬のためにも、また自分のためにも、愛犬とゆったり触れ合う時間を持ってみてください。
ブラッシングやマッサージなどを行い、愛犬と触れ合うことで、コミュニケーションをとってみましょう。お互いに日々のストレスで高まった緊張感がほぐれ、疲れが癒されることでしょう。
動物病院に行く
愛犬の体調不良時には、動物病院で適切な判断と処置をしてもらうことが大切です。「病院に行くのはまだちょっと早いかな…」と思わず、困ったらすぐに相談をするのが基本です。
適切な処方により、愛犬の健康が少しでも早く回復できるように最善を尽くしましょう。
身も心も幸せな春に!
人間同様、愛犬もストレスを感じやすい春。それを分かって、愛犬の健康を気遣える飼い主さんでありたいですよね。
飼い主さんにとっても、愛犬にとっても、幸せ満開な春となりますように。