【クイズ】犬の口臭が気になるときに考えられる病気は?

ふと、愛犬の口臭が気になったことはありませんか?犬も生きている以上、ある程度ニオイがあるのは仕方ないことなのかもしれません。しかし、実は見逃してしまうと危険な病気が隠れている可能性もあり注意が必要です。

今回は、犬の口臭についてクイズ形式で解説します。

クイズを解きながら、犬の口臭について学んでいきましょう!
Q.1 犬の口臭で考えられる疾患としてもっとも「適切ではない」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「心不全」です。
犬の口臭の原因は、主に口腔内疾患内臓疾患が考えられ、代表的な疾患は以下の通りです。
  • 歯周病(歯肉炎、歯周炎など)
  • 口腔内腫瘍
  • 胃炎
  • 腎不全
  • 肝不全
  • 腸閉塞
歯周病は自分で歯みがきをする習慣がない犬にとって非常に一般的な疾患です。歯石の除去には全身麻酔が必要であり、愛犬にとって負担の大きい治療が必要になるため、子犬の頃から歯磨きを習慣づけましょう

口の中だけでなく、消化器を始めとする各種内臓疾患においても口臭が発生することがあります。それは過度に分泌された消化液によるものであったり、解毒できない毒素が体内を巡ることが原因です。口腔内に異常がない場合や、口臭以外の症状が現れている場合には注意が必要です。
Q.2 口臭の原因となる腸閉塞の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「放置しておけば自然に治癒する」です。
腸閉塞の原因は、プラスチックやひも、布などの誤飲、腫瘍、重度の便秘などが考えられ、元気消失、食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛といった症状が見られます。

腸の閉塞によって口から糞臭がすることがありますが、それよりも前に嘔吐や腹痛の症状が現れることが多い傾向があります。また、腹膜炎やショックなど激烈な症状を呈すこともあるため、異常が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。
Q.3 病気以外の口臭の原因としてもっとも正しいのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「フードが古くなっている」です。
病気以外に口臭が現れる原因として、フードが古くなっていることが考えられます。口が臭うなと感じたときは、まずフードの賞味期限を確認しましょう。

海外で作られたフードは賞味期限の表示が「日/月/年」の順番になっているので確認の際には注意してください。フードが古いものではないのに口臭がする場合には、動物病院を受診したほうがいいかもしれません。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
【獣医師監修】歯周病だけじゃない!犬の口臭で気をつけたい疾患とは
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【獣医師監修】猫の便秘を放置するのは良くない!原因を突き止めよう

皆さんは愛猫の排便回数を気にしていますか?外に出る習慣がある子は、なかなか把握が難しいですよね。猫もヒトと同じように便秘になります。便秘の解消には、下剤の服用や直腸からの便掻き出しを行いますが、いずれも愛猫にとって負担の大きなものです。 では、便秘はどんな原因で起こるのでしょうか。便秘を「まあいいか」と放置せず、問題となっている原因を突き止めて、根本的な処置を行う必要があります。 今回は猫の便秘で考えられる疾患について解説します。

病気による便秘

猫,獣医師監修,便秘,排便,排泄,キャットフード,可溶性繊維,環境の変化 腸、肛門、骨盤など排便には様々な臓器や器官が関与しており、便秘の場合、これらのどこかに異常が起こっている可能性があります。 意外なところに原因が隠れていることもあるので、どんな病気が関連しているのかを頭に入れておきましょう。

巨大結腸症

【症状】 便秘、トイレに何度も行くなど。便秘が進行すると食欲不振、嘔吐、脱水などが現れる。 【原因】 繊維質の少ない食事の継続、結腸の神経異常、消化管内異物、腫瘍、外傷などが原因となる。また原因不明の特発性巨大結腸症の報告もある。 【備考】 一度発症すると繰り返しやすいとされており、バランスの取れた食事や十分な飲水量の確保によって発症させないことが望ましい。

栄養性二次性上皮小体亢進症

【症状】 元気消失、食欲不振、多飲多尿、嘔吐、便秘、歩様異常、痙攣など。 【原因】 カルシウム不足によって上皮小体からホルモンが分泌され、骨からカルシウムを補おうとする。 【備考】 現在はフードの質の向上によって本疾患の発生は稀となっているが、手作り食の場合には栄養バランスには十分に配慮する。

骨盤骨折

【症状】 歩様異常、起立困難、激しい痛み、排便困難、排尿困難など。 【原因】 交通事故、高い所からの落下事故などの外傷。 【備考】 猫の骨折において骨盤骨折は意外に多い。治療は外科手術となるが、術後も便秘が続く可能性もある。

肛門嚢炎

【症状】 肛門周囲の不快感(肛門付近を舐める、お尻を擦り付けるなどの行動)、肛門周囲からの出血など。 【原因】 肛門腺分泌物が正常に排泄されずに貯留し、そこに細菌感染などが加わることで起こる。 【備考】 通常、肛門腺分泌物は便の排泄時に一緒に排泄され、過度に貯留はしない。何らかの原因で肛門腺の出口が閉塞したり、先天的に出口が狭い子は分泌物が溜まりやすいので、絞り出してあげる必要がある。

腎不全

【症状】 多飲多尿(飲水量と尿量の増加)、尿色が薄い、嘔吐、食欲不振、脱水、貧血、発作など。 【原因】 腎臓の炎症、感染、免疫異常、結石などによる尿管や尿道の閉塞などが原因となる。便秘は脱水や、消化管運動の減少によって起こることがある。 【備考】 多発性嚢胞腎が遺伝的に発生しやすい猫種(ヒマラヤン、ペルシャ、スコティッシュフォールドなど)では、若齢でも腎不全に陥ることがあるので注意が必要。

消化管内異物

【症状】 嘔吐、食欲不振、元気消失など。便秘の症状は異物が腸閉塞を起こしている場合に認められる。 【原因】 おもちゃ、ビニールなどを始めとする異物の誤飲。 【備考】 異物の形状によっては腸穿孔から腹膜炎を起こすこともあり危険。家の中でなくなっているものがないかを確認することで、異物誤飲を疑うキッカケになることもある。

病気ではない便秘

猫,獣医師監修,便秘,排便,排泄,キャットフード,可溶性繊維,環境の変化 他にも、生活環境によって便秘が起こっていることもあります。猫はすごく繊細な動物です。「おや?」と思ったら一度、環境を見直してみるのもいいかもしれません。 しかし、引き際も肝心ですので、あまり長く様子を見ずに動物病院を受診するのも一つです。

食事性

繊維質が少ないフードを与え続けると便が硬くなり、排便に苦労します。これが続くと先述の巨大結腸症を発症し、慢性的な便秘になることもあります。 便を外へ送り出す力が弱くなるため、定期的に便の掻き出しを行わないといけなくなる可能性もあります。 フードを選ぶ際は繊維質、特に可溶性繊維に着目しましょう。可溶性繊維には便をフワフワにする効果があり、便秘の予防や改善に有効です。

環境の変化

引っ越しや人の出入りの激しい場所では、猫は安心して排泄できなくなることがあります。長期にわたって便を我慢し続けることは、体に良くないですよね。人の目につかない場所にトイレを設置する、猫にとって安心できる部屋や場所を作ってあげるなどの対策が必要です。 また、成長とともにトイレをいつもと違うものに変える、新しい猫を一緒に飼い始めるといったことも環境の変化に含まれます。 小さなことから大きな変化まで、しっかりと愛猫目線で考えてあげましょう。最近排便や排尿が少ないかなと思ったら、何か変化がないか考えてみるのもいいかもしれません。

まとめ

猫,獣医師監修,便秘,排便,排泄,キャットフード,可溶性繊維,環境の変化 ヒトの便秘は食生活を始めとする生活習慣の乱れや、体質のせいだと捉えられがちです。もちろん猫にも当てはまることはありますが、やはり病気が原因でないかをしっかりと確認する必要があります。 便秘は思っている以上に苦しいものです。ささいなことでも何か気になることがあれば気軽に動物病院までご相談ください。

【獣医師監修】猫が排便をしない!猫の便秘の原因と対処法

動物病院では「猫が排便をしない」という相談をよく受けます。 人間でも、体調によっては排便のない日があるかもしれません。しかし、それが、3日、4日、1週間となるとどうでしょうか? 経験したことがある方はわかるかと思いますが、便秘は非常につらいです。 今回は、猫における便秘について、獣医師が詳しく解説していきます。

そもそも便秘とは

猫,便秘,排便,トイレ,便、病気 便秘とは、便の排泄が困難になっている状態のことです。 排便の回数やタイミングはその子によって違うため、厳密に何日以上便が出ていないと便秘だという定義はありません。 日常生活の中で排便の頻度や量などの状態は常に気にかけてあげましょう。 また、便秘になる原因としては、骨盤骨折治癒後などの物理的な通過障害や、腸神経の異常による場合などがあります。

猫の便秘で動物病院を受診した際に聞かれること

猫,便秘,排便,トイレ,便、病気 猫は非常に神経質な動物であり、病気ではなく単にトイレを我慢しているだけのこともあります。 まずは、問診によって病気なのかを判断することも重要です。 猫の便秘で動物病院を受診する際は、次のようなポイントをチェックしておくとスムーズです。
  • いつから: どのくらい便が滞留しているのかの予測、脱水の予測など
  • 飼育環境: トイレの個数、同居猫との関係、自宅周辺の工事など環境の変化、食事の変更など
  • 事故歴: 外での生活習慣があるか、ケガをしていないか、骨盤骨折の可能性
  • 治療歴: 腸の運動を抑制する薬剤の服用

猫の便秘で考えられる疾患

猫,便秘,排便,トイレ,便、病気 猫の便秘が食事や環境が原因でない場合、原因を特定し治療を行う必要があります。 もちろん下剤や浣腸による便秘の解消も同時に行いますが、原因を根本的に治療しないとすぐに再発する可能性があります。

巨大結腸症

巨大結腸症が便秘の原因というよりは、便秘が巨大結腸症を引き起こします。 結腸は大腸の一部で、便の水分と電解質の吸収が行われます。 便が大量に滞留することで結腸壁の筋肉や神経の働きが低下し、ますます便が出にくくなります。 便秘が続くことで、元気消失、食欲低下、時には嘔吐が見られます。

消化管内異物

ゴムやプラスチック片などの消化できない異物が消化管に閉塞することで、便が通過しにくくなります。 おもちゃのかけらなどを誤飲した形跡があれば、それが消化管を塞いでいる可能性があります。 また、猫の場合は、グルーミング(毛づくろい)による毛玉の閉塞の可能性もあります。 完全に腸管が閉塞した場合は嘔吐などの劇的な症状が見られますが、部分的な閉塞の場合には排便量や排便回数の減少程度の症状しか見られないこともあります。

腫瘍疾患

消化管内の腫瘍による直接的な便の通過障害や、消化管周囲の腫瘤病変によって腸が圧迫されることによる腸管の狭小化が便秘の原因となることがあります。 腹部超音波検査によって、消化管の形態と腫瘤の関係について精査する必要があります。

馬尾症候群

猫の脊髄は脳から出て、背骨の穴を通って尻尾の方に走っています。しかし、腰の部分(第5-7腰椎間)で太い神経である脊髄は、枝分かれして無数の細い神経になり、後肢に分布していきます。 この枝分かれした神経が馬の尾のように見えることから、ここを「馬尾神経」と言います。 加齢などの原因で腰椎の変形が起きたり、椎間板疾患によって椎間板の突出が起こると、馬尾神経が圧迫され、後肢の麻痺や背中の痛みが生じます。排便の際、便はこの腰椎の近くを通過することになり、違和感や痛みを生じます。 すると排便の回数が減少し、便が硬化して便秘へと繋がります。 馬尾症候群は神経の障害に起因するため、発症すると動きたがらなくなり、排便時に痛くて鳴くようになります。

外傷

交通事故や高い場所からの落下などによって骨盤を骨折すると、便の通過障害を起こす場合があります。 また、手術による骨盤整復の後も、骨盤腔の狭小化が起こることによって便秘になりやすくなります。 そのため、手術後は、骨の治癒過程を観察しながら直腸検査の要領で骨盤腔を広げる処置を行っていきます。

猫の便秘の予防と対処

猫,便秘,排便,トイレ,便、病気 では便秘が発覚した時、あるいは便秘にならないためには何に気を付ければよいのでしょうか。予防と対処法を詳しくご紹介します。

猫に水を飲ませる

猫が脱水状態に陥っていると便が硬くなり、便秘になりやすくなります。 水飲み場は清潔に保ち、いつでも飲水できるようにしてあげましょう。 また、特に冬場は冷たい水を飲みたがらない猫も多いので、人肌くらいの温度の水を与えてみましょう。 それでも水を飲まない場合は、水飲み場の位置や器の素材を変えるウェットフードを与えるなどの工夫をしましょう。

トイレを清潔に保つ

猫はきれい好きなので、トイレが汚れていると排泄をしない子もいます。 できるだけ早く排泄物を片付ける、それが難しいならトイレを複数個用意してあげるとよいかもしれません。 落ち着いて排泄できる環境を作ることが大切です。

ストレスを取り除く

猫は、ストレスが原因で便秘を起こすことがあります。 ストレスの原因は、引っ越しなどで住環境が変わったことや、工事や雷の音など様々です。 猫が落ち着いて過ごせるように、四方が覆われたドーム状のベッドなどを用意してあげるとよいでしょう。 また、飼い主さんからの愛情不足を感じていたり、逆にスキンシップの取りすぎがストレスの原因となることもあるので、猫とのコミュニケーションは適度に行いましょう。 運動不足が原因で便秘になっている可能性もあるので、コミュニケーションの一環として、おもちゃなどを使って思いっきり運動させてあげるとよいですね。
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お腹のマッサージは有効?

猫,便秘,排便,トイレ,便、病気 動物病院では、便の排泄を促すために固くなって溜まった便を、お腹を揉むことで粉砕して小さくする処置を行います。 これは家でもできることですが、慣れていないと腸壁を傷つけてしまったり、猫が非常に嫌がることがあります。 そのため、自宅での強いマッサージは避けた方が無難です。 ただし、お腹を「のの字」に優しくさすってあげるのは簡単ですので、日常のスキンシップの中でやってみると効果が出るかもしれません。

まとめ

猫,便秘,排便,トイレ,便、病気 食欲や元気の有無と同じように、猫の排泄の有無は日頃からしっかりとチェックしておきたい項目です。 外飼いの習慣があって排泄の様子がわからない子もいると思いますが、その場合は家で確認できる食欲などのバロメーターを把握し、異常が見られたらすぐに動物病院を受診してください。