猫との引っ越しは慎重に!やっておきたい準備とストレスを与えないコツ

環境の変化が大の苦手な猫は、引っ越しが大きなストレスになりがちです。しかし、飼い主さんのライフスタイルが変化したなどの理由で引っ越さなくてはいけない場合もあるでしょう。

この記事では、猫のストレスや負担を少しでも減らすために、必要な準備やコツについて解説します。事前にしっかり準備をして、愛猫との新しい生活を楽しみましょう!

引っ越し前に準備したい7つのこと

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引っ越しが決まったら、まずはスケジュール作りとやることリストを作成しましょう。引っ越し当日、ペットホテルに預けたり、ペットタクシーを利用するなら手配も必要です。猫の移動手段も早めに準備しましょう。

1. 動物病院に相談

まずはかかりつけの動物病院を受診しておきましょう。

  • 健康診断を受ける
  • 持病のある猫や高齢猫は検査のデータをもらっておく
  • 薬や療養食を処方してもらう

環境の変化に弱くストレスを受けやすい猫は、猫用フェロモン剤「フェリウェイ」があると安心です。猫の顔周辺から分泌されるフェロモン製剤で、クレートや部屋にスプレーするとリラックス効果が期待できます。気になる方は獣医師に相談してみてください。

また、引っ越し先の動物病院も探しておきましょう。かかりつけの獣医師に紹介してもらってもいいですね。

2. フードを多めに用意

引っ越し先で、いままで食べていたフードがすぐ手に入らないかもしれません。多めにストックしておきましょう。

3. ケージに慣れさせる

引っ越し作業中や新居の暮らしにケージがあると便利です。引っ越し前から慣れさせておきましょう。トイレを入れる余裕があり、上下運動ができる猫用ケージがおすすめです。

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4. クレートやキャリーバッグに入る練習

どのような移動手段を取るにしても、クレートやキャリーバッグは必須です。慣れていないとストレスにもなりますので、早めに準備して少しでも慣れさせておきましょう。

ポイント
・いつも猫が過ごす場所に置き、中には慣れ親しんだ敷物を入れる
・好きなおやつをクレートやキャリーバッグで食べさせる
・処方してもらったフェロモン剤をスプレーする

なお、早く慣れさせようとして無理やり押し込むのは逆効果なのでやめましょう。

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5. 新居に猫の匂いを付ける

新しい環境に自分の匂いがあれば猫は安心します。

フェイシャルフェロモンの分泌腺がある猫の頬周辺をやさしく拭いて、タオルに匂いを付けます。匂いの付いたタオルで、新居の柱や壁など、猫の顔の高さ周辺を集中的に拭きましょう。

処方してもらったフェロモン剤を新居にスプレーしてもよいです。

6. 交通手段の確認

自家用車で移動すると、猫のペースに合わせて休憩が入れられます。公共交通機関を使用する場合は、各鉄道会社のルールに従って移動しましょう。飛行機の場合は手続き方法を航空会社によく確認してください。

また、ペットの輸送も行ってくれる引っ越し会社もあります。見積もりの際に相談するといいでしょう。ペット専用タクシーなども合わせて問い合わせてみてください。

7. 迷子札を付けておく

万が一の脱走に備え、首輪に迷子札を付けておきましょう。猫の首輪はひっかかると外れるタイプが多いのでマイクロチップを挿入しておくと安心です。

やってはいけない準備

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猫グッズの新調は避けましょう。環境が変わるだけでなく、自分の慣れ親しんだものが突然なくなるのは猫にとってショックな出来事です。

特に新築に住む飼い主さんは、すべて新品にしたいかもしれません。しかし猫のために少し我慢してください。キャットタワーや爪とぎ、敷物がどんなにボロボロでもそのまま運び入れましょう。トイレの新調もNGです。

新品にしたい場合は、引っ越す前に購入してあらかじめ慣れさせておくか、新居に猫が慣れてから購入することをおすすめします。

引っ越し当日の注意点

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引っ越し業者の作業員が荷物を運び出す様子は、猫にしてみれば自分のテリトリーに見知らぬ人が侵入し、大きな物音を立てて荒らしているように見えるはずです。引っ越しの様子は、なるべく猫に見せないようにしましょう。

猫は預けるか、静かな場所に

引っ越し当日に猫を自由にさせると、狭い場所に入りこんだり脱走したりするかもしれません。動物病院やペットホテルに預けると、飼い主さんも引っ越し作業に集中できます。

預けられるのが苦手な猫は、ケージに入れて人の出入りが少ない静かな部屋で待機させましょう。引っ越し業者の人などが誤って開けないよう、部屋のドアに「猫がいます」と注意書きを貼っておきます。

落ち着けるスペースがない場合は、猫をケージに入れて大きな布などで覆っておくといいでしょう。

移動時のポイント

猫を移動させる時のポイントをまとめました。

  • 外が見えないようにクレートやキャリーバッグを風呂敷などで覆う
  • クレートやキャリーバッグの中にはペットシーツを敷いて排泄に備える
  • 替えのペットシーツやビニール袋、ウエットティッシュを準備しておく
  • 猫用ハーネスをつけておくと、万が一クレートの扉が開いても安心

自動車内は、夏以外でも日が当たると温度が上がりやすく熱中症の危険があります。猫だけを置いて、車を離れないようにしてください。公共交通機関で移動する場合は、他の乗客の迷惑にならないよう注意しましょう。

新居に引っ越したら

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荷物を入れる際も、バタバタするもの。すべて荷物を入れ終わって、少し落ち着いてから猫を新居に入れます。

家具のレイアウトを再現

少しでも旧居のレイアウトを再現してあげましょう。キャットタワーと爪とぎの配置だけでもかまいません。旧居と同じ配置があると安心します

好きなようにさせる

戸締りをしたあと、クレートやキャリーバッグを開けます。自分から出るのを待ち、猫の自由にさせましょう。決して引っ張り出さないでください

猫をじっと観察したり、声をかけたりしたくなるかもしれません。しかし、猫は基本的にはしつこく構われるのを好まないので、少し距離を置いて様子を見守ります。甘えてくるときは、たっぷり甘えさせてあげましょう。

脱走にご用心

バタバタしがちな新しい生活。うっかりドアや窓を開けたままにして、猫が脱走しないように十分注意しましょう。

万が一に備え、首輪に新しい情報を書いた迷子札を付けておきます。マイクロチップを登録している人は情報の更新を忘れずに行ってください。

体調不良になったら受診

環境の変化で体調を崩す恐れがあります。ごはんをまったく食べない、あちこちでおしっこをする、下痢をする、毛づくろいをしないなどいつもと様子が違う場合は早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ

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環境がガラッと変わる引っ越しは、猫にとって大きなストレスです。少しでも負担を減らすために、事前の準備をしっかり行いましょう。あらかじめクレートやキャリーバッグに慣れさせておくのも大切です。

新居には猫の匂いをあらかじめ付けておくと、新居に早く慣れてくれる可能性があります。引っ越してしばらくは体調崩していないか、注意深く見守りましょう。

【獣医師監修】シニア期における犬・猫の変化と気をつけるべきこと

医術の進歩などにより人間社会が高齢化しているように、獣医療の発展によって動物の寿命も延びています。

過去には10年も生きられれば長生きであった犬が、今や15年以上も健康を保つような時代になってきました。猫に至っては20歳を超えることも珍しくありません。

寿命が延びるに当たって考えなければいけないのは、高齢化した動物に何が必要かということです。今回はシニアと呼ばれる7歳以降のペットのケアについてまとめます。

シニアにおける体の変化

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まず重要なのは、加齢とともにペットの身体では何が起こるのかを理解することです。人間と似ている点もあるので、比較しながら確認していきましょう。

代謝の変化

加齢とともに、生活に必要なエネルギーは減少していきます。人間も30~40歳を境に太りやすくなることからもわかるでしょう。

これは筋肉量の減少や性ホルモンなどの分泌低下などが原因です。そのため、食事のカロリーを考慮しないと肥満になってしまうこともあります。

性格の変化

人間でも、歳を取ると性格が丸くなるなんていう話を聞きます。動物もやはり、ギラギラした性格が穏やかになることがあります。

ただし、大人しくなると言っても、元気や食欲がなくなるのは病気のサインかもしれません。また、猫において性格が攻撃的になった場合は、甲状腺の病気が疑われますので、一度検査をしてみた方がいいでしょう。

活動性の変化

外が大好きだった愛犬が散歩に行きたがる回数が減った、最近寝ている時間が増えたなどの行動の変化も、加齢によるものの可能性があります。これは代謝の変化にも言えますが、筋肉量の減少が関与しているかもしれません。

やはり、異常なほど元気がない場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

シニアケアに必要な6つのこと

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では実際に日常生活において、7歳以上の高齢動物に必要なこととは何でしょうか。

1.食事管理

例えば人間は年齢を重ねると、脂っこいものが食べられなくなってきたり、食事の量が減ったりします。これは動物にも当てはまり、やはり食事量は減少する傾向にあります。そのため、少量の食事でもしっかりと栄養を摂取することが必要です。

一方で、高齢動物は、一日に必要なカロリーが減ります。その子の食事量を把握し、過不足なく栄養を摂れるように調整しましょう。

高齢動物用の総合栄養食もあるので、利用してみるのもいいかもしれません。

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2.運動量の調節

健康のためには適度な運動が欠かせません。しかし、年齢とともに自発的に運動する量は減少していきます。もちろん犬の場合、若い頃と同じ量だけ散歩に連れ出せばオーバーワークとなります。

シニア期の運動は、加齢によって落ちてくる筋肉量をできるだけ維持するという考え方が必要です。外に行きたがらない子や、室内飼いの猫には屋内でできる運動を考えてあげましょう。

また、寝たきりの子に対しては、人間の理学療法と同じようにリハビリやマッサージが必要です。
動物病院によっては理学療法に力を入れているところもあるので、スタッフに尋ねてみてもいいかもしれません。

3.環境の整備

筋肉量や視力の低下など、高齢動物には日常生活に支障が出る箇所もあります。
そんな動物が安心で安全な生活できるように、生活環境を考えてあげる必要があります。

ちょっとした段差を排除したり、トイレまでの距離を近くしてあげるなどして、できるだけ動物に負担がかからない環境を整えてあげましょう。

4.ストレスの緩和

若い頃には当たり前にできていたことが、歳を取るとできなくなるのは動物にとっても大きなストレスです。そのため、それらのストレスを取り除いてあげる工夫も必要です。

例えば、快適に生活できるように、環境を整備することも、ストレス緩和になりそうですよね。食事や散歩などの生活習慣を規則正しくすることも、ストレスの緩和に繋がります。

さらに、呼びかけや撫でるなどのスキンシップも有効です。暇な時間を極力作らず、ペットの喜ぶことをしてあげるといいでしょう。

5.定期的な健康診断

どうしても若い頃に比べて、腫瘍や代謝疾患などの病気が増えてきます。これら病気に重要なのは人間と同様、早期発見と早期治療です。

そのためには定期的な健康診断が大切です。7歳以上のシニア動物では、半年に一回のペースをおすすめしています。多いなと思う飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、動物は1年間で、人間に換算すると約4歳、歳を取ります。

つまり、動物は半年で約2歳も歳をとることになるのです。そう考えると、半年に一回というペースはそう多くはないような気がしませんか?内臓機能を評価する血液検査だけでも、受けておくと安心です。

6.認知機能の低下

動物でも、高齢になると認知機能が低下することがあります。

認知機能が低下すると夜鳴きや徘徊、排泄失敗、狭いところに入りたがる、壁に頭をつけたまま動かないなどの行動が見られます。

またこれら行動によって、飼い主さんが身体的にも精神的にも疲れてしまうことがあります。気になる方は無理をせず、かかりつけの動物病院に相談してみてください。

まとめ

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生き物が歳を取り、衰えていくのは仕方のないことです。それを理解し、年齢に応じた適切な環境を作ることが飼い主の義務です。

いつまでも全盛期でいてほしいのは山々ですが、衰えを受け入れ、最後まで愛情を注いであげましょう。

【猫クイズ】早期発見がカギ!猫の腎臓病クイズ

高齢猫の死亡原因となる病気のひとつでもある腎臓病。腎臓病を予防した方がいいのは知っているけど、具体的に何をすべきなのかわからない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、猫の腎臓病の症状や予防方法をクイズ形式で解説していきます。

それではさっそく、猫の腎臓病クイズにチャレンジしてみましょう!
Q.1 猫の腎臓病の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「一度腎臓の機能が失われても回復する」です。
腎臓を構成しているネフロンは加齢とともに減少していき、一度機能が失われた腎臓はほとんど回復することがないため、腎機能をなるべく長く維持することが大切です。

7歳を超えると罹患率が上がり、全体の60%が壊れるか機能が低下するまで症状が現れません。ほとんどの場合、血液検査や尿検査で診断します。
Q.2 猫の腎臓病の兆候として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「トイレの回数が減った」です。
腎臓病は症状がわかりにくい病気で、単なる加齢によるものだと勘違いしてしまうことも多いです。まずは、以下のリストでチェックしてみましょう。
  • 以前より水を何度も飲むようになった
  • トイレの回数が増えた
  • 1回のオシッコの量が増えた
  • オシッコの色がうすくなった
  • オシッコのにおいがしなくなった
  • 毛並みが悪くなってきた
  • 体重が減少してきた
もし該当する点がある場合は、かかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。特に、水を飲む回数が増えたり、トイレの回数が増えたりした場合は、なるべく早く受診することをオススメします。
Q.3 猫の腎臓病の予防として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「二年に一度は健康診断を受ける」です。
健康診断は一年に一度は行いましょう。猫のとっての一年は人間の数年に相当します。腎臓病の症状が出てきた頃には病気が進行してしまっているため、症状が見られなくても定期的に血液検査や尿検査をしてください。

塩分や脂肪の多い食事は腎臓に負担をかけてしまうため、与えないようにしましょう。

また、猫はきれい好きな子が多く、トイレが気に入らないと排泄を我慢してしまうことがあります。排泄を我慢することで腎臓に負担がかかりますので、トイレは常にきれいにしておきましょう。なるべくストレスを与えないよう、安心してのんびり過ごせる環境を整えてあげてください。
問正解/ 問中

今回はこちらの記事から問題を作成しました。 詳細が知りたい人はこちらも読んでみてください!
高齢猫の死亡原因上位の腎臓病と、それを予防する方法
結果発表
問正解/ 問中
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【獣医師監修】気になる猫の多飲多尿!もしかしたら病気かも?

猫との生活で把握しておきたいパラメーターに、「飲水量」と「尿量」があります。 普段あまり気にしないという飼い主さんも多いかもしれませんが、これらを把握しておくことが、猫の健康を把握することにも繋がります。 今回は猫の多飲多尿について、獣医師が詳しく解説していきます。

多飲多尿とは

猫,獣医,多飲多尿,病気,健康診断 多飲多尿とは、飲水量および尿量が通常よりもかなり増加することです。 具体的には猫の場合、一日で体重1㎏当たり45~50ml以上の飲水があれば多飲と判定します。また、尿量に関しては、一日で体重1㎏当たり40ml以上の排尿があれば多尿と判定されますが、尿量を自宅で測定することは困難です。 よって飼い主が異常に気付きやすいのは、「最近よく水を飲む気がする」という行動の変化でしょう。飲水量が増えれば尿量も増えますし、逆に尿量が増えれば飲水量も自然と増えます。どちらが先かはわかりませんが、多飲と多尿は対になって現れることが多いです。

猫の多飲多尿で受診した聞かれること

猫,獣医,多飲多尿,病気,健康診断 自宅での飲水や排尿の様子は、飼い主にしかわかりません。猫は自分で症状を訴えられない分、家での自然な行動から情報を読み取る必要があります。 動物病院を受診する際は、以下のことを確認しておきましょう。
  • 飼育環境:暑すぎないか、水はいつでも飲めるか、食事の種類(カリカリ、缶詰など)
  • 元気や食欲の有無
  • 体重減少の有無:急激な体重減少があるか
  • 嘔吐や下痢の有無
  • 排尿時の様子:尿意の回数、尿失禁、尿臭、色など
  • 投薬歴:ステロイドや利尿薬など

猫の多飲多尿で考えられる疾患

猫,獣医,多飲多尿,病気,健康診断 多飲多尿が見られた時に、ただ喉が渇いているだけなのか、病気による症状の一環なのか、判断を誤ると大変なことになります。自分で判断せず、必ず獣医師に相談しましょう。 ここでは、猫の多飲多尿が見られた際にどのような疾患が考えられるか、詳しく解説していきます。

慢性腎不全

猫で飲水量や尿量が増えた際に、最初に疑うべき病態です。 特に6歳齢を超えると腎臓病の罹患率が急激に上昇するというデータもあり、10歳以上の猫の30〜40%が腎不全にかかっているとも言われています。 「慢性」と名のつく通り、慢性腎不全は徐々に進行していく病気です。そのため、若い時期からの食事管理や定期的な健康診断などの腎臓に対するケアを行うことで予防しましょう。

甲状腺機能亢進症

甲状腺は、体内の活動を活発にするホルモンを分泌する臓器です。 甲状腺の機能が亢進(こうしん)すると代謝が異常に活性化され、食べても体重が落ち続けていく、攻撃性が増すなどの症状が見られるようになります。 また甲状腺機能の亢進によって、腎臓への血流が増加している可能性があります。このことから、甲状腺機能亢進症の治療を行った結果、隠れていた腎不全が現れてくることもあります。

糖尿病

猫の糖尿病はインスリンの作用不足による、いわゆる2型糖尿病が主と言われています。 また猫の糖尿病では、雄は雌の1.5倍発症しやすく、その危険因子として肥満、老齢、感染症、腫瘍、膵炎などが挙げられます。 尿検査や血中グルコース濃度の測定によって診断が可能であるため、高齢になってきたら健康診断を受けることをおすすめします。

尿崩症

動物の尿は、水よりも重く(濃く)作られており、それはバソプレシンというホルモンが関係しています。バソプレシンは腎尿細管における水の再吸収を促進し、尿を濃いものにします。 尿崩症はバソプレシンの分泌不足、あるいは作用不足によって尿が薄く大量に排泄される疾患です。水に近い尿を多量に排泄するために大量の水を飲みますが、それでも足りずに脱水することもある怖い病気です。

心因性多渇

運動不足やストレス環境下では自律神経の機能が低下し、多飲多尿を示すことがあります。 獣医療において「ストレス」と診断するのは非常に難しいことです。今一度飼育環境を見直し、猫にとって暮らしやすい環境を作ってあげてください。

医原性

利尿薬やステロイドなど、服用することで多飲多尿を示す薬剤があります。 もちろん、それらは他の疾患の治療のために服用しているのですが、十分な説明がないとびっくりすることも多いです。 投薬する際にはあらかじめ、その薬の作用について理解しておくことが重要です。

猫の多飲多尿で注意すること

猫,獣医,多飲多尿,病気,健康診断 ただ漫然と生活していては、愛猫の異変に素早く気付くことはできません。 とは言っても全てに気を付けることは不可能ですので、ポイントを押さえて健康チェックをしていきましょう。

飲水量の把握

愛猫が高齢になってきたら、食事量などと同様に飲水量を把握しておきましょう。 外飼いであったり、複数の猫を飼育している場合には飲水量の把握は難しいかと思いますが、猫の多飲多尿を確認する上で一番有効な方法でもあります。 飲水用の器にどのくらい水を入れたのか、一日の最後にどのくらい水が残っているのかを確認すれば、おおよその飲水量が見えるはずです。内側にメモリのついた容器を使えば確認の際に便利です。

定期的な健康診断

やはり病気の早期発見には健康診断は欠かせません。猫の場合は、血液検査の他に尿検査も同時に行うといいでしょう。 自宅での飲水量および尿量の把握が困難でも、尿に異常が見られた場合には多飲多尿が見えてくることもあります。6歳齢を超えたら、少なくとも半年に一回は健康診断を受けましょう

まとめ

猫,獣医,多飲多尿,病気,健康診断 腎不全や甲状腺機能亢進症など、猫で注意したい疾患では多飲多尿が見られることが多くあります。「たまたま喉が乾いているだけかな?」と思うこともあるかもしれませんが、愛猫に違和感を覚えたら、すぐに動物病院へ連れて行くようにしましょう。 一緒に生活する中で異変を見落とさない目を養うことが、愛猫の長生きの秘訣かもしれません。

犬と猫の予防医療。防ぐことのできる病気を知ろう!

飼い主のみなさんは愛犬の予防医療について考えたことはありますか?予防医療とは簡単に言えば、「病気にかからないように予防する」という考え方です。 つまり、病気にかかってから治すのではなく、病気になりにくい体作りを推進して健康を維持しようとすることです。この考え方は人間にもペットにも同じことが言えます。 今回はペットの予防医療について考えていきたいと思います。

予防医療の重要性

予防医療,犬,猫,ワクチン,フィラリア,ノミ,マダニ,健康診断,ペットドック,デンタルケア アニコムホールディングス株式会社の「アニコム 家庭動物白書2019」によると、この10年で犬の寿命は0.7歳、猫は0.5歳延びており、人間に換算すると犬は約4〜5歳分、猫は約3〜3.5歳分にもなります。 これは人間の同時期の平均寿命の延びよりも大きいため、犬猫の平均寿命は飛躍的に延びていると言えるでしょう。 しかし、平均寿命が延びるということは、高齢である期間が長くなるということでもあります。 ペットも人間と同様、高齢になるにつれ病気や怪我のリスクも増えていきます。ペットが少しでも健康で長生きができるように、私たち飼い主が「健康」と「病気」について学ぶ必要があります。

犬の予防医療〜ワクチン〜

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犬の混合ワクチン

犬のワクチンには、全ての犬が接種を行うべきであると考えられている「コアワクチン」と、生活環境によって接種が推奨される「ノンコアワクチン」があります。

コアワクチンで防げる病気

  • 犬ジステンパー
  • 犬パルボウイルス感染症
  • 犬伝染性肝炎(犬アデノウイルス1型)
  • 犬伝染性喉頭気管炎(犬アデノウイルス2型)

ノンコアワクチンで防げる病気

  • パラインフルエンザ
  • レプトスピラ症
  • コロナウイルス感染症
混合ワクチンは2種から8種があり、それぞれ含まれているワクチンが異なります。動物病院によって取り扱っているワクチンの種類も異なりますので、各病院に問い合わせください。 どの混合ワクチンを接種すべきかは、生活スタイルをお話した上で、獣医師と相談しましょう。

狂犬病ワクチン

狂犬病は人獣共通感染症で、発症すると犬も人もほぼ100%死亡する病気です。 狂犬病予防法に基づき、日本では飼い主が犬に毎年狂犬病のワクチンを接種させることを義務付けています。 生後91日以上の犬は、飼い始めてから30日以内に1回、その後は毎年1回接種を受けなければいけません。また、ワクチン接種の際に交付された注射済票を必ず犬につけておく必要があります。

猫の予防医療〜ワクチン〜

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猫の混合ワクチン

猫の混合ワクチンで防げる病気は以下の5つです。
  • 猫伝染性鼻気管炎
  • カリシウイルス感染症
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫白血病
  • クラミジア感染症
混合ワクチンには、含まれるワクチンの数によって3種4種5種があり、コアウイルスと呼ばれる「猫ウイルス性鼻気管炎、カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症」の3つは、全ての混合ワクチンに含まれています。 なお、混合ワクチンの接種前には、血液検査をして猫白血病に感染していないかを確認する必要があります。万が一、検査結果が陽性であった場合は、猫白血病の入っていないワクチンを選択します。 また、製薬会社によっては、猫カリシウイルス感染症の強毒株に対応したワクチンもありますので、接種前に獣医師とよく相談しましょう。

猫の単味ワクチン

1種類のみの病気を予防できるのが単味ワクチンです。主に以下の病気を防ぐことができます。
  • 猫免疫不全ウイルス感染症
  • 猫白血病ウイルス感染症
猫免疫不全ウイルスは、屋外で生活する猫や、飼い猫が脱走してしまった際の保険として接種が推奨されています。このウイルスは地域によってサブタイプの流行が異なるため、猫の生活する地域に合わせて選択しましょう。 猫白血病ウイルス感染症は、混合ワクチンに含めることができますが、単体でも接種できるように用意されています。

ワクチン接種時の注意点

予防医療,犬,猫,ワクチン,フィラリア,ノミ,マダニ,健康診断,ペットドック,デンタルケア ワクチンを受ける際は犬猫が元気であることが重要です。 治療中の病気や服用中の薬がある場合は、獣医師に相談しましょう。 注意をしていても、アレルギー反応やアナフィラキシー反応が起こることがあります。 元気がない、嘔吐、発作、顔の腫れなど、異常がみられる場合は躊躇せずすぐに動物病院を受診してください。そのため、ワクチンの接種は午前中がオススメです。 また、接種後は、以下の点に気をつけましょう。
  • 接種後できれば30分は動物病院付近で様子を見る。
  • 接種後半日以上は屋外に出すことを避ける。
  • 接種日の投薬を避ける。
  • 接種後1週間はトリミングを避ける。

犬猫共通の予防医療

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フィラリア予防

フィラリア症は蚊に刺されることによって感染します。心臓に糸状のフィラリアが寄生し、咳、呼吸困難、吐血などの症状を引き起こします。命に関わることもありますが、注射や投薬で確実に防げる病気でもあります。 蚊の発生時期に合わせて、毎年4、5月から11、12月まで、月に一度の投薬(飲み薬あるいはスポットタイプ)で予防が可能です。犬猫ともに室内飼いであっても蚊に刺される可能性はあるので確実に予防しましょう。 なお、すでにフィラリアに感染している場合は、予防薬によりショック症状を呈することがあるため、その年初めての投薬前には血液検査が必要です。

ノミとマダニ予防

ノミやマダニは草むらを中心に生息し、貧血や皮膚炎を引き起こします。人間に感染することもあり、特にマダニに感染した場合は、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)を引き起こして死に至ることもあります。 ノミやマダニは春から秋にかけて多く見られ、特に夏は1回の散歩でも感染する可能性があります。室内では冬でも見られますので、1年を通して予防することをおすすめします。 ノミの予防薬にはスポットタイプ、スプレータイプ、飲み薬などの種類があるため、どの薬を使うかは獣医師に判断してもらいましょう。

健康診断(ペットドック)

定期的な健康診断は予防医療の基本です。犬や猫は本能的に痛みを我慢し、苦しいそぶりを見せないため、飼い主さんだけでは全ての病気や怪我に気がつくことは難しいでしょう。 犬猫は人間よりも老化が早いため、こまめな検診が予防につながります。目安として犬猫と共に、年齢6歳までは年に1度、6歳異常は年に2度の健康診断が推奨されています。

歯の手入れ

歯周病は犬における最も一般的な疾患で、3歳以上の犬の80%に見られると言われています。また、猫の歯周病も増加しています。 歯周病は歯垢が歯石に変わり、そこに菌が繁殖することで引き起こされます。歯周病は歯茎の炎症・出血、口臭、食欲の低下などの症状を起こし、さらに進行すると歯が抜けたり、顎の骨が折れたりします。また、腎臓や心臓などにも問題を引き起こすこともあります。 飼い主さんができる歯の手入れは、歯石に変わる前の「歯垢」を取り除くことです。 毎日の歯ブラシでのケアが望ましいですが、苦手な犬猫は歯ブラシほどではないものの、ガーゼや歯磨きペーストによるケアでも有効です。 歯ブラシでのケアは成犬、成猫になってからでは慣れるまでに時間がかかりますので、幼い頃から歯磨きに慣れさせることが大切です。

まとめ

予防医療,犬,猫,ワクチン,フィラリア,ノミ,マダニ,健康診断,ペットドック,デンタルケア 今回は犬や猫の病気を未然に防ぐために、飼い主さんができる「予防医療」についてまとめました。 ペットの健康寿命を延ばすためには日々のケアが大切です。私たちが正しい知識を身に付け、ケアの方法を学ぶことで防げる病気や怪我があります。 これを機にペットの生活習慣を見直し、体調管理についてもう一度振り返ってみてはいかがでしょうか?

10月13日はペットの健康診断の日!キャンペーンも?診断内容や詳しい情報をご紹介

10月13日は何の日かご存じでしょうか。 「獣医さん」と読む語呂合わせから、10月13日は「ペットの健康診断の日」とTeam HOPEにより制定されました。 Team HOPEは全国の獣医師による団体で、ペットの予防医療の啓発および普及活動を行っています。 「Team HOPEウェルネスチェック」と「Team HOPE健康診断」を行うことを推奨しています。ペットの家族が常にペットの健康状態を把握している状態を作り、ペットの健康と病気の早期発見・早期治療を目指しています。

Team HOPEの健康診断キャンペーン

猫 健康診断 Team HOPEでは、10月13日のペットの健康診断の日にあわせて、健康診断キャンペーンを行なっています。

10月はペットフードがもらえるチャンス!

Team HOPEによる健康診断を10月中に受けると、その犬や猫に最適なペットフードのサンプルがもらえます。 Team HOPE健康診断は、ペットの健康状態を知ることができる上、あなたのペットにぴったりのペットフードをプロからアドバイスしてもらえるという一石二鳥の健康診断なのです。

全国でイベントも開催!

Team HOPEは全国8カ所で、2019年ペットの健康診断の日特別イベント「ペットとの大切な時間をいつまでも」を行います。 獣医師さんによるセミナーや体験会など盛りだくさんですので、ご都合が合えばお近くの会場へ足を運んでみてはいかがでしょう?

2019年ペットの健康診断の日特別イベント「ペットとの大切な時間をいつまでも」

北海道 (9月14日)

人とペットの暮らし広場2019」ブース出展

宮城県 (9月23日)

「どうぶつフェスタ in MIYAGI」ブース出展(※ペット同伴可)

東京都 (10月12日)

市民公開講座、動物のお医者さん体験会を実施(※ペット同伴可)

愛知県 (9月16日)

第7回中日健康フェア2019に参加

兵庫県 (10月6日)

どうぶつのお医者さん体験会を実施

岡山県 (10月13日)

「猫の祭典2019」に参加

福岡県 (10月14日)

市民公開講座、アニマルキッズスクールを実施

沖縄県 (10月19日)

獣医師による無料健康相談会や体験会を開催

ペットの健康診断の内容

健康診断 もちろん、ペットの健康診断は、Team HOPE以外の動物病院でも受けることができます。 検査内容は病院や選ぶコースによって異なります。一般的な診断内容は、問診、聴診・触診・視診、尿検査・便検査、血液検査などがあります。 さらに、レントゲンや超音波検査も受けることができ、心臓などの臓器に不安がある場合は受けさせると良いでしょう。それぞれ、どのような内容であるかをご紹介します。

問診

ペットたちは自分で体調を伝えることができません。そのため、獣医さんが診断の手がかりを得るために一番参考になるのは、ペットの飼い主さんからの情報です。 普段から定期的にペットの健康状態をチェックし、違和感があれば小さなことでも獣医さんに伝えましょう。

視診・聴診・触診

目や耳、口やリンパ節など、ペットの全身を視て触って異常がないかを確かめます。また、心臓やおなか、肺の音を聴いて異常がないかを確認します。

尿検査・便検査

診断の3時間前以内に尿や便を採取して尿検査を行います。糖尿病・腎臓病・尿路疾患・尿結石などの異常、便検査で寄生虫がいないか・腸内細菌のバランス・便に出血がないかなどを確認します。

血液検査

肝臓、腎臓などの臓器が正常に機能しているかどうかや貧血や炎症の有無を診断できます。

レントゲン

レントゲンには、胸部レントゲンと腹部レントゲンの2種類があります。胸部レントゲンでは肺、心臓や血管、骨の位置や大きさなどに異常がないかを検査します。一方、腹部レントゲンでは臓器に異変がないかを検査します。

超音波検査

レントゲンでは判断しにくく、発見できない臓器の異常を見つけることができます。

ペットの健康診断の費用と頻度は?

費用 次に、気になる健康診断の費用と、受けさせるべき頻度を見ていきましょう。

健康診断は保険適応外

人間が健康診断を受けるときも保険が効かないのと同様に、ペットの健康診断にも保険は適応しません。施設によって差はありますが、1~3万円くらいが平均金額でしょう。 定期的に受けるには高く感じてしまいますが、ペットの健康を守ることができ、実際に病気になって発見が遅れた時にかかる治療費のことを考えると安いのではないでしょうか。

1歳からは年に1度、シニアは半年に1度

犬・猫ともに、1歳からは年に1回、シニアは半年に1回受けると良いとされています。 私たち人間からすると頻度が高すぎるように思われますが、犬や猫の成長スピードは人間の約4倍とされています。つまり、人間にとっての半年に1回は、犬・猫の2年に1回なのです。

健康診断を受ける上で注意したいこと

犬 健康診断

予約をしよう

病院によっては、健康診断の前に獣医さんとどのような健康診断を受けさせるか打ち合わせが必要だったり、一時的に断食させなければならないこともあります。あらかじめ病院に連絡をいれ、余裕をもって予約しましょう。

ペットをよく観察しよう

ペットの普段の様子がわからないと、獣医さんも検査内容や結果を適切に判断することができません。そのため、普段の様子をちゃんと伝えられるように、日頃からペットの行動などをよく観察しておきましょう。 Team HOPEでは「Team HOPEウェルネスチェック」を行なっています。ウェルネスチェックシートの項目に当てはまる部分がある場合、動物病院に来院をオススメしています。 このチェックはセルフでできるので、とてもお手軽です。普段の様子を伝える際にこのウェルネスチェックの結果もあわせてお伝えすると、獣医さんもより健康状態を把握できるため、ぜひ活用しましょう。

油断大敵!ペットの健康管理は日頃から

猫 ペットは体の不調を言葉にすることができないので、飼い主はペットが発するわずかなサインも読み取っていかなくてはなりません。ですが、獣医学の知識がないとそれもなかなか難しいですよね。 知らず知らずのうちに、実は病気で苦しんでいた…なんてことにならないように、ぜひペットに健康診断を受けさせましょう。10月13日は、「ペットの健康診断の日」。今が健康診断を受けさせる絶好のタイミングですよ!

里親募集型猫カフェって何?保護猫のカフェを紹介!

みなさんは猫カフェに行ったことがありますか?猫カフェでとっても可愛くてお気に入りの子ができてしまうと、「この子を連れて帰れたらいいのになあ」なんていうように思うことがあるかもしれません。 そんなとき、本当に連れて帰れてしまえるのが里親募集型猫カフェなんです!今回の記事では里親募集型猫カフェとはどういうところなのか、そしてその魅力を紹介していきます!

里親募集型猫カフェとは

里親募集型猫カフェとは、動物保護団体が運営する猫カフェです。たとえ里親になることができなくても、会いに行って寄付をすることで保護された猫たちを支援することができます。 純粋に猫たちとリラックスするのもいいし、気に入った子がいたら自分が里親になることもできるという形態の猫カフェで、保健所からひきとった動物の保護も兼ねているんです!

寄付によって救われる猫たち

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里親募集型猫カフェの料金形態は、時間制だったり寄付制だったりと店舗によって様々ですが、そこで集めたお金は保護猫の養育のために使われます。1000円で子猫たちのご飯5日分とトイレ砂二週間分がまかなえて、3000円ならそれにプラスしてお薬一週間分とワクチンが買えます。 里親募集型猫カフェを利用することは、猫たちと触れ合って癒されると同時に、保健所などで処分する前に引き取られた猫たちの養育援助にもなるんです!

安全性やケアはしっかりしているのか

病気の検査

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里親募集型猫カフェに在籍する猫の多くは血液検査を終えていて、猫エイズ・白血病のウイルスチェックが陰性と判断されています。さらに、初年度の3種ワクチン2回と、ノミやダニの除去を終えている状態の猫もいます。里親として引き取る際は職員さんにきちんと確認をとった上、念のため引き取った後に健康診断等をしておく方がいいでしょう。

不妊手術

不妊手術に関しては、生後半年以上の猫の場合は術後の譲渡、半年未満の子猫の譲渡になる場合は里親さんの元で手術をお願いすることがあります。どちらにせよ、こちらも譲渡前などに団体の職員さんにきちんと確認しましょう。

譲渡決定までのステップ

里親の条件

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これも店舗や団体によって様々ですが、主な条件としては以下のようなものが挙げられます。
  • 猫を生涯、家族の一員として大切にする
  • 完全室内飼育にする
  • ペット可の住居に住んでいる
  • アレルギーの家族がいない
  • ワクチン接種や病気治療などをする
他にも年収の条件や、以前猫を飼った経験があることなどの条件も課されていることがあります。

譲渡までの流れ

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お店のシステムなどの違いにより多少のズレはあるかと思いますが、大まかなステップは以下のようになります。
  1. お店を訪問し、猫と触れ合う
  2. それぞれの猫の性格や特徴を知る
  3. 譲り受けたい猫を決める
  4. トライアル期間の申し込みをする
  5. 一緒に生活し、環境や相性を見る
  6. お店側が問題ないか判断する
  7. 正式譲渡の契約書にサインする
他の保健所などと違って、猫たちとおもちゃやおやつで触れ合ってから譲り受ける猫を選ぶことができます。また、トライアル期間については以下の記事でも触れているので、是非そちらも参考にしてください。
保護団体から犬猫を譲渡してもらうためにすべきこと5つ

里親募集型猫カフェの社会での役割とは

里親募集型猫カフェでは、保護活動を行うボランティア団体や動物愛護センターから引きとった猫や、職員さんが保護した猫などを養育しています。ここを利用することは、間接的に保健所で殺処分される猫や飼育放棄された猫たちを助けることになります。 そして、里親募集型猫カフェでは譲り受けだけが保護猫の助けになるわけではありません。利用やグッズ購入などによるお金は猫たちの養育の大きな助けになります。猫たちと触れ合うという目的だけでも、結果的に猫たちを助けることになるのです。

最後に

猫と女性(猫カフェ) 里親募集型猫カフェは、猫を入手するときの優れた手段であるだけでなく、利用することでパピーミルや保護猫の殺処分などの深刻な問題を解決する手助けとなります。猫を買うことに決めたら、まず最初に里親募集型猫カフェを訪れてみてはいかがでしょうか? 動物愛護センターや保護団体から迎えることも可能です。こちらの記事も合わせてご覧ください。
保健所や動物愛護団体から犬を譲り受けるときに知っておきたいこと