冬の寒さが命取りに!低コストでできるハムスターの寒さ対策8選
いよいよ冬本番になってきました。皆さんのおうちでは、冬の寒さ対策は万全でしょうか。
特にハムスターを飼っているご家庭では、ハムスターの命を守るために冬の寒さ対策をしっかりしてあげる必要があります。
本記事では、低コストでできる効果的な寒さ対策を中心に、ハムスターのための冬の寒さ対策を8つご紹介します。
寒さは、命を落とす危険性さえある
ハムスターは、暑さにも寒さにも弱い生き物です。ハムスターが生活する上での室温は、20〜26℃が適温と言われています。
10℃以下の寒さが続いてしまうと、擬似冬眠という状態になってしまい、そのまま死んでしまうこともあるので細心の注意が必要です。
また、ハムスターは、寒暖差が激しいと体調を崩してしまうことがあります。1日の中で10℃以上の寒暖差があると体調を壊しやすいので、こちらも併せて対策しましょう。
寒さ対策は9月から対策を始めるって本当?
ご紹介した通り、ハムスターは寒さに弱いだけでなく、気温差によって体調を崩してしまうことがあります。
そのため、だんだんと冷え込んでくる9月の終わりごろから朝晩の寒さ対策を始めるのが良いでしょう。もちろん各地域や各家庭によって寒さの状況が異なるので、あくまで目安として覚えておきましょう。
また、飼い主さんが寒いと感じなくても、ハムスターの動きが鈍るなど寒がっている様子が見られたら、できるだけ早く寒さ対策を行いましょう。日頃からハムスターの様子を観察することがとても大切です。
ハムスターの寒さ対策8選
それでは早速、ハムスターの具体的な寒さ対策を見ていきましょう。
1.温度計を設置する
これは寒さを改善するための直接的な対策ではありませんが、寒さ対策をする上でまず取り付けたいものです。
先述した通り、ハムスターが生活するには、20〜26℃の環境を保つことが大切です。寒さの感じ方は人それぞれですから、飼い主さんの感覚の他にも温度計を頼りにすることで正しい温度管理をしましょう。
温度計は、できればハムスターのケージとお部屋の2ヶ所に設置することをおすすめします。
2.ケージの置き場所を変える
暖かそうだからという理由で、直射日光のあたる場所にケージを置くのはやめましょう。温度差に弱いハムスターは、寒暖差によって体調を崩してしまいやすいからです。
また、窓辺付近やドアの近く、床の上などの低い位置も冷たい外気が入りやすいので避けるようにしましょう。
3.小動物用ヒーターを使う
小動物用ヒーターは、比較的安いものも多く効果が高いため、愛用している飼い主さんも多いようです。
様々な種類が出ておりますが、大きく分けて2つのタイプがあります。
1つは、ケージ下に敷くなどが出来る広範囲のパネルヒーター、もう1つはハムスターが中に入ったり上に乗ったり出来るようなドームタイプ、置くタイプです。
①パネルヒーター
愛用者も多いこちらのヒーターは、かなりの優れものです。電気代が安いのも嬉しいところですね。広範囲を温めることが可能で、サイズも選べます。自動で温度を制御する機能もあり、加えて自己消火性機能も付いているので安心です。
ヒーターの上に直接ケージを乗せてしまうと熱くなり過ぎてしまうので、すのこを間に挟むなどの工夫をオススメします。
また、ケージ全体にヒーターを当ててしまうと暑くなり過ぎた場合にハムスターの逃げ場がなくなってしまいます。ヒーターを当てるのはケージの3分の1〜半分くらいにしましょう。
②ドームタイプ、置くタイプ
安くて簡単に設置できるドームタイプは、見た目も可愛いものが多いのでインテリアにもなります。
4.床材をたっぷり入れる
ハムスターのケージや寝床に、床材をたっぷり入れてあげましょう。夏場の3倍以上ぐらい、ハムスターが潜った時にすっぽりと隠れるほどの量を入れてあげることをオススメします。
ただし、綿の床材や綿製品は、ハムスターの手足に絡まってしまうおそれがあるだけでなく、誤って飲み込んでしまった場合に腸閉塞を起こしてしまうこともあり、大変危険なので避けましょう。
5.エアコンをつける
王道の温度管理といえばエアコンですよね。
室内温度を一定に保つことができますし、年間を通じて適温を保つことができます。エアコンの設定温度は、22度〜24度に設定しましょう。
6.ダンボールや毛布でケージを包む
部屋の温度を暖かく保ったり、ヒーターでケージの中を温める方法ももちろん有効ですが、ケージの中や周辺の環境に工夫を凝らせば、安いコストで温度管理ができます。
具体的には、次のような工夫ができます。まずは家にあるもので試してみるのも良いでしょう。
- ダンボールでケージを包む
- 毛布や布をケージにかける
- 断熱シート、コルクマットを活用する
7.寝袋を作ってあげる
ハムスターのケージの中に、もこもこで暖かい寝袋を入れてあげましょう。
寝袋は専用のものを買っても良いですし、毛布などで作ってあげても良いでしょう。素敵なデザインの寝袋を選べば、ハムスターのケージもあっという間におしゃれな冬仕様に!
8.ケージを変えてみる
通気性の良い金網型のケージの代わりに、プラスチック製や木製のケースを使用することで保温効果が高まります。
ハムスターの寒さ対策の注意点
ハムスターの寒さ対策をするにあたって、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
温度の逃げ場を作る
ヒーターなどをケージ全体に使用してしまうと、ハムスターが暑いと感じた時に逃げる場所がなくなってしまいます。
ケージの中に、ヒーターなどが当たらない涼しめの場所を作ってあげましょう。
ホッカイロを直接入れるのは危険
ハムスターが寒くないようにと、ケージの中にホッカイロを入れる飼い主さんもいます。その際、ホッカイロを直接入れてしまうとかじられてしまい危険なので、もし使う場合には「ホッカイロケース」に入れてから使うようにしましょう。
ホッカイロは普段使いにはあまり向きませんが、本格的な寒さ対策へのつなぎや、ハムスターを病院に連れて行く時などに便利です。
コードをかじられないように
ヒーターなど、コードがついたグッズを使う際にはハムスターにコードをかじられないように十分注意する必要があります。
コードがケージの中に入らないようにしたり、コードカバーで覆うなどの対策をしましょう。
まとめ
ハムスターにとって、冬の寒さは命取りにもなるほど危険なものです。
「まだそれほど寒くないから大丈夫だろう」と油断することなく、早いうちから寒さ対策をしましょう。
ハムスターの寒さ対策で注意すべきことをしっかり理解した上で、大切なハムスターのために暖かい住環境を整えてあげたいですね。
老犬のお散歩、どんなに短時間でも行くべき理由とは。
散歩には、老犬こそ必要な効果がたくさん!
老犬(シニア犬)になってきた愛犬。「あまりお散歩に行きたがらないから、今日もなしでいいか」と思うとき、ありませんか?実は老犬こそ、外に出かけたほうが良いのです。ここでは4つの効果を紹介しています。
1. 悪循環に陥ってしまうから
犬も歳をとり、老犬になってくると、人間と同様に動くのが前ほど容易ではなくなってくるでしょう。ですが、一度散歩に行かなくなってしまうと、
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昔ほど散歩に行きたがらなくなった。
→飼い主さん「行かなくていいかな」
→散歩に行かなくなる
→体力が衰える
→余計に行きたくなくなる
→さらに衰える
という悪循環をスタートさせてしまうことになります。継続して散歩に行っていたのものをやめてしまうと、体力が衰え、それによって益々行くのが億劫になってしまいます。
「今日は行かなくてもいいかな」とやめることは簡単ですが、後先のことを考えて、短時間でも散歩に行くような習慣を持続させましょう。
2. 動かなくなってからの老化スピードは早いから
「動かなく」なってから「動けなく」なってしまうのはあっという間、というのは皆さんもよくご存知なのではないでしょうか。筋肉を動かさないで数日間経過すると、そこから動かすのはとても大変ですよね。
犬も同様なんです。まだ動けるにもかかわらず、「動くのが大変そう」といって身の回りの世話を全部してしまうとします。すると、本当に動けなくなってしまうのです。
3. 外部の刺激を受けたほうがいいから
犬が散歩に行く理由は、運動不足の解消だけではありません。外の空気を吸い、家の中とは違う体験することは大切です。
外を歩くことで、たくさんの刺激を受けることができます。ずっと家の中にいて、感覚器官を動かす機会もなく、刺激のない生活を繰り返していたら、毎日がとても退屈です。そして、何より刺激がないことは、老化のスピードを早める原因になってしまいます。
また、特に嗅覚がとても優れており、様々な臭いを嗅ぐことが犬にとって喜びの時間です。犬の嗅覚は、視覚や聴覚よりも衰えるスピードが遅いと言われています。嗅覚を存分に使って楽しむためにも、外の散歩が必要なのです。
4. 日光による効果が多いから
散歩に行くということは、外の空気を吸い、日の光を浴びるということです。ずっと家の中にこもりっきりのわんちゃんは、日光浴の機会がありません。人間でもそうですが、適度な日光浴は健康に不可欠です。
日光浴によって得られるメリットは、これらのものが挙げられます。
- 幸せホルモンが出る
- ビタミンDが作られる
- 皮膚病予防ができる
- 体内時計がリセットされる
それぞれのメリットについては、こちらの記事を参照ください。「日光浴をするだけで、なぜそんな効果があるの?」という疑問に答えてくれます。
短時間でもいい。短距離でもいい。
「歩くのが困難なわんちゃんを、無理にでも長時間歩かせたほうがいい」という訳ではありません。体調を見つつ、その子のペースでゆっくりお散歩しましょう。少しでもいいので、続けて外に出ることが大切なのです。
老いる、というとマイナスなイメージに捉えられがちですが、これは【愛犬との新しい生活ステージ】です。ゆっくりと流れる時間を、共に楽しむのも良いのではないでしょうか。のんびりと日向を歩いたりするのも、以前とは違った楽しさがあるはずです。
犬も猫も、日向ぼっこが必要ってホント?日光浴がもたらす効果とは。
日光浴、できてますか?
犬も猫も、日向ぼっこが好きですよね。暖かくてポカポカしている場所を好んで、スヤスヤ寝ているイメージがあります。でも、なぜあんなに日光浴をするのでしょうか。
実は、健康のために欠かせないものだったのです。
日光浴のもたらす効果4選
幸せホルモン「セロトニン」が出る
幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンは、動物の精神系に大きく関わるホルモンです。心のバランスを整え、精神を安定に導くといわれています。
このセロトニン、なんと日光を浴びることで分泌が活性化されるんです。心身ともに健康でいるために、日光は必要不可欠なものです。
1日中家の中にいるわんちゃんは、日の光を浴びることができません。すると精神が不安定になってしまいます。きちんと日光浴をする機会を、意識的に作ってあげることが大切です。
皮膚病予防ができる
紫外線には殺菌効果があることはよく知られていますよね。犬が外に出て日光を浴びることで、殺菌効果から皮膚病予防が期待できます。
また、日光浴をよくする猫の毛は、美しく毛艶があるともいわれています。日光の殺菌・血行促進効果などのおかげでしょう。
長時間、紫外線にさらされるのはかえって逆効果になってしまいますので、適度な日光浴をさせるようにしましょう。
体内時計がリセットされる
日の光を浴びなければ、体内時計は狂ったまま時を進めてしまいます。人間の場合、朝に強い光を浴びることで、体内時計をリセットすることが推奨されていますよね。
犬や猫も同じで、日の光で体内時計をリセットさせてあげましょう。
ビタミンDが作られる
シニア犬にとって、骨の健康はとても重要です。
日光の紫外線を浴びることで、ビタミンDが体内で合成されます。ビタミンDは、カルシウムのバランスを整える役割をしたり、丈夫な骨を維持するのに必要な栄養素です。
このビタミンD、もし不足してしまうと骨に関する病気にかかりやすくなってしまうのです。
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ただし人間と比べると、生成されるビタミンDは少ないと言われています。ビタミンD入りのドッグフードや、食べ物を摂取することで、さらに補うことができます。
日光を浴びて、元気100倍!
日光は本当にたくさんの効果をもたらしてくれます。私たちも、太陽の光を浴びてこそ元気になれますよね。
家にいる機会の多い犬・猫には、意識的に日光浴をする時間を作ってあげましょう。散歩の時に、思いっきり日の光を浴びるのも良いですね!